機能と外観を新車の状態に近づけるのは、考える以上にやってみると難しい。
内装はどうか。
それは不可能だと思う方が良い。
但し好感の持てるクルマの場合は例外だ。
好感の持てるクルマというのは、
その「様子」に現れる。
望桜荘の池に水を絶やさないようにしている。
以前の様子とはがらりと変わった。
以前というのは、
この場所を譲り受ける前を指す。
水源を断たれた池は何年も放置され、
泥が溜まると乾燥するといった、
どぶのような状態を繰り返していた。
溝を切り雨水を道路の側溝に導くよう手入れしたり、
オーバーフローする水を逃がす側溝を付けたり、
そこの一部に深い部分を作って強制排水出来るよう改善した。
そうして綺麗な状態になって、
ある朝、
オニヤンマが羽化した場面に出くわした。
あれ以来、
井戸水を流し込むようホースを引いたが、
昨年からポンプが壊れて使えなくなっていた。
そのポンプを新品に交換したので、
久し振りに大量の水を落とし込んで酸素の供給を増やした。
トノサマガエルが喜んだようだ。
昨年の秋口に、
この上でアキアカネが産卵している様子を観察した。
その日以来、
水道水を僅かずつ注入し水を切らさないよう注意した。
多分ヤゴが底の方に沢山隠れているだろう。
カエルの卵は見えないが、
ひょっとしたらオタマジャクシも生まれるかもしれない。
様子が良くなると、
とても良い気が満ち足りて爽やかな空間が生まれる。
最近はSTIでなくても、
実に高性能であることが知れ渡り、
良い個体だと古くても高額でなかなか仕入れることが出来なくなった。
このクルマと同じモデルを、
インプレッサハウスの主に据えている。
見た目はSTIと何も変わらないし、
軽く出来ているので走りが伸び伸びしている。
5速マニュアルの方が、
通常の乗り方だと扱い易い。
その上「様子」がとても良かったので連れ帰ったクルマだ。
但し前のバンパーと大きなスポイラーに劣化が目立った。
ルーフのペイントも劣化したので、
じっくり時間を掛けて醸成させることにした。
スポイラーを外すと蓄積した汚れが目立った。
それを綺麗に取り除く必要があった。
グリルとバンパーを外すと、
内部の状態はいたって健康だった。
デュアルホーンになっている。
こうしないと細かい所まで点検できない。
ヘッドライトは黄ばんでしまったので、
両方とも取り外して劣化層を研磨した。
クルマは無事故で良いのだが、
最近の傾向で塩害を受けていた。
前方の車が巻き上げる塩水を浴びたり、
散布車の後に続いて延々と走ると、
後々深刻なダメージに繋がる。
ボンネットステーの錆が気になり、
細部を見るとボルトの頭があちこちで錆びていた。
ステーも前から後に向かって錆びている。
エンジンフードの内側も、
インシュレーターが劣化しボロボロだった。
新品に交換するとボルトの錆がやけに気になる。
ラインで組まれた部分は強靭でも、
このように後から付けられたボルトは錆びやすい。
そうした劣化パーツをなるべく丹念に交換して、
良い状態に戻していった。
一旦車を綺麗に洗い、
トランクに残っていた劣化したブチルテープを除去した。
非常に高い空気抵抗がかかる部品なので、
中途半端な付け方は危険行為に当たる。
綺麗になったトランクリッドが煌いていた。
ホイールも面白い。
プロドライブの商品だ。
OZの刻印も並んでいる。
いよいよ下準備が整った。
そして工房のリフトに鎮座し、
各種整備項目のチェックを受けて予防整備が施された。
洗った後で激しい黄砂に襲われた。
少し汚れてしまったが、
仕事の段取り上洗うのはまだ先だ。
ボンネットを開けて綺麗に中から整えた。
次に表面加工の終わったヘッドライトを装着した。
研磨を三段階繰り返し、
徹底的に老化層を取除いた。
その上に綺麗な塗膜を載せて加工完了だ。
せっかくバラバラにしたので、
外した状態で北原課長が丁寧に手作業で進めた。
キリリとした澄んだ瞳に蘇った。
エンジン内の錆びたボルトも全て交換するよう、
徹底的にこだわった改善を続けた。
こうしてハンサムフェイスが出来上がった。
機関外観が疲れを癒し、
元通りの性能に蘇ったので、
次は内装に取り組んだ。
このクルマを連れ帰った理由の一つに、
「様子」があると伝えた。
これがその様子だ。
内装を手入れする前もとても澄んだイメージを持っていた。
完全に分解してスチームクリーナーをかけ、
汚れを丁寧に落とすととても良いコンディションになった。
内装も綺麗になり、
クルマを綺麗に洗って鉄粉除去を終えた。
こうして見ると、
スポイラーが無くても美しい。
だがフロントフェイスがとても格好良いので、
やはりリアスポが無いと貧相に見えてしまう。
既に部品の再仕上も終わって、
強力な装着用テープが助手席に載せられていた。 リヤスポが取り付けられ、
綺麗にクルマを洗って完全に乾かし、
ウインドウモールのマスキングも終わった。
下地も整って綺麗な姿で工房に置かれていた。
WRブルーのボディに溶剤を塗り、 固着する前にファイバークロスで研ぐ。
鉄粉除去したホイールも丁寧に扱い、
隅々までコーティングした。
そして工房の奥で数日間休ませた。
天気も回復し、
路面も乾いたので高速テストに取り組んだ。
走行距離は少なく76000kmと、
この種のクルマの中では極上車に位置する逸品だ。
平成16年のインプレッサWRXは、
GDAと呼ばれるTY75式5速マニュアルを搭載した、
4WDターボのスポーツセダンだ。
特別仕様車の証がある。
WRブルーの外装色が輝く、
2003 V-Limitedだ。
車検整備は完了しエンジンも制動系も万全だ。
5速MTは軽量なのでクルマ全体が扱い易く、
ミッションの手触りも優しいから誰にでも楽しく扱える。
このエンジンは決して普通のダルなエンジンではない。
ナトリウム封入中空EXバルブを持つ水平対向4気筒DOHCターボエンジンは、
低速から十分なブースト圧を発生し体感速度はなかなか速い。
中央自動車道のリフレッシュ工事が始まり、
すっかり対面通行の準備が整った。
タイヤが温まった所で、
一旦車を降りて細部を確認した。
シートの状態も凄く良くて、
ミセス大鶴の丁寧な仕上げが光る。
WRカーをイメージしたフロントのバンパースポイラーは、
グリルと一体になっていてすごく素敵だ。
綺麗に再生された涙目が美しい。
黄ばみが完全に取れて、
透明度が元の状態に戻った。
既存品の汚れ取りコーティングでは、
何度かけても時間の経過とともに再発する。
そこで表面の状態によって、
各種の番手からサンドペーパーを選び、
ランダムサンダーを使用して表面をこそぎ落とした。
だから素人ではできないし、
作業工程が必要で商品化に向かない。
でもこのようにステキな商品の味を蘇らせるには、
とても適した技なんだ。
社内でルーティンを確立したので、
今後も継続する予定だ。
専用スポイラー装備した姿は、
やはり格別の味を持つ。
プロドライブ製のアルミホイールは、
このクルマの出で立ちに良く似合う。
フロント4&リヤ2POTの対向キャリパーで、
かなりハードなブレーキでも十分な制動力を発揮する。
フロントはオープンデフだが、
RデフにシュアトラックLSDを組み込んで、
ターマックにおける走りが凄く楽しい。
意外だったのはタイヤだ。
ヨコハマタイヤがリリースする製品だが、
このクルマの持ち味にはピッタリ合う。
フロントタイヤに比べリヤタイヤの状態は、明らかに少ない仕事しか与えられなかったようだ。
というよりもむしろ、前の持ち主はかなりタイヤに頼る運転を続けたのかもしれない。 綺麗に蘇ったエンジンルームに惚れ惚れした。
全員で取り組んだ努力の結晶だ。
至る所の錆も綺麗に落とされ、
素性そのものが良かったことを物語る。
ネジ一本にも拘り、
改善を続けた結果とっても良いクルマになった。
ボンネットの裏側も整って、
見えない所までこだわる商品化を続けた。
特にフーエルフラップの裏側を見ると、
クルマの出自が良く解る。
色々なラベルが張り付けてある車は要注意だ。
言われるままに、
粗悪な添加剤も注入された痕跡だと思うと良い。
気を付け無いと知らないうちに勝手なマークを付けられてしまう。
このスポイラーの効果はどうか。
トランクリッドとの整合性は良く、
開け閉めに問題が出る事は無い。
注意したいのは左右のウエストだ。
手入れの悪いクルマはここに垢が溜まる。
このように綺麗な車なら、
トランクも綺麗に使われたという事なので、
安心して売ることが出来る。
そしてWRカータイプのスポイラーの効果はどうか。
まず確かに空力効果があり、
高速走行時の安定性に良い効果を出している。
かなりスピードを上げたが、
付加物による性能低下は一切なかった。
高速を降りてワインディングを下る。
前方にかなり速いペースで走るカローラフィールダーが現れた。
おかしなラインを描く。
対向車が居ないと平気でセンターラインを超え、
勝手気ままなラインセッティングを取っている。
近寄って理由が分かった。
実に危険なドライバーだ。
年齢は60歳を超えたぐらいか。
片手で扱う事が「上手い」と勘違いしている。
対向車が来ると両手で持つが、
右手の肘はずっとウインドサイドに掛けたままだ。
そもそも高速で走る車の窓から、
手を出すなど危険極まりないのに、
なぜ何も考えず平気でやるのだろうか。
初めて信号機で停止した。
おお!縁起が良い。
栄光の555が出てるじゃないか。
このクルマの出自を物語る韻かもしれない。 無事会社に戻った。
懐かしいMOMOステが良く似合う。
口径は大きいけれど、
このクルマの正確に合っている。
何と偶然にもラッキーセブンが揃った。
良いクルマの証だな。
WRCを戦っていた頃が懐かしい。
一秒一秒を削り取る感覚が、
未だにカラダから離れない。
唯一の日本から応援できる国際舞台が幕を閉じた。
STIにとってまさに年願成就だ。
これで堂々と優勝記念車のシリアルプレートが装着できる。
30周年記念車は1000台くらい作っても良い。
売れ残っても心配ない。
それくらいじっくり待てば売れてしまう。
下手な限定商法より、
正しいファンを増やす工夫をしようじゃないか。
今度は誰もが買えるようにした方が良いと思う。
だって30周年だもの。
薄氷を踏む思いで得た勝利だ。
マリオからのレポートによれば、
まだ原因がハッキリはしているわけでは無いが、
電気系のショートで走行が危ぶまれた。
推測では濃霧で赤旗中断した際に、
長時間雨ざらしになったのが良く無かったようだ。
本当にリタイヤと紙一重の優勝だった。
即ちこういうことだ。
中断から再走ししばらく走っていたが、
どうもコース上で止まっちゃったらしい。
これは鬼の平川も肝を冷やしたことだろう。
帰国されたら是非お話を聞かせて戴こう。
さあこれから東京だ。
久しぶりに吉永社長に会えるなぁ。
楽しみだ。
それでは行ってきます。
内装はどうか。
それは不可能だと思う方が良い。
但し好感の持てるクルマの場合は例外だ。
好感の持てるクルマというのは、
その「様子」に現れる。
以前の様子とはがらりと変わった。
以前というのは、
この場所を譲り受ける前を指す。
水源を断たれた池は何年も放置され、
泥が溜まると乾燥するといった、
どぶのような状態を繰り返していた。
溝を切り雨水を道路の側溝に導くよう手入れしたり、
オーバーフローする水を逃がす側溝を付けたり、
そこの一部に深い部分を作って強制排水出来るよう改善した。
そうして綺麗な状態になって、
ある朝、
オニヤンマが羽化した場面に出くわした。
あれ以来、
井戸水を流し込むようホースを引いたが、
昨年からポンプが壊れて使えなくなっていた。
久し振りに大量の水を落とし込んで酸素の供給を増やした。
昨年の秋口に、
この上でアキアカネが産卵している様子を観察した。
その日以来、
水道水を僅かずつ注入し水を切らさないよう注意した。
多分ヤゴが底の方に沢山隠れているだろう。
カエルの卵は見えないが、
ひょっとしたらオタマジャクシも生まれるかもしれない。
様子が良くなると、
とても良い気が満ち足りて爽やかな空間が生まれる。
最近はSTIでなくても、
実に高性能であることが知れ渡り、
良い個体だと古くても高額でなかなか仕入れることが出来なくなった。
このクルマと同じモデルを、
インプレッサハウスの主に据えている。
見た目はSTIと何も変わらないし、
軽く出来ているので走りが伸び伸びしている。
5速マニュアルの方が、
通常の乗り方だと扱い易い。
その上「様子」がとても良かったので連れ帰ったクルマだ。
ルーフのペイントも劣化したので、
じっくり時間を掛けて醸成させることにした。
スポイラーを外すと蓄積した汚れが目立った。
それを綺麗に取り除く必要があった。
内部の状態はいたって健康だった。
こうしないと細かい所まで点検できない。
ヘッドライトは黄ばんでしまったので、
両方とも取り外して劣化層を研磨した。
最近の傾向で塩害を受けていた。
前方の車が巻き上げる塩水を浴びたり、
散布車の後に続いて延々と走ると、
後々深刻なダメージに繋がる。
ボンネットステーの錆が気になり、
エンジンフードの内側も、
インシュレーターが劣化しボロボロだった。
ラインで組まれた部分は強靭でも、
良い状態に戻していった。
一旦車を綺麗に洗い、
中途半端な付け方は危険行為に当たる。
ホイールも面白い。
プロドライブの商品だ。
いよいよ下準備が整った。
そして工房のリフトに鎮座し、
各種整備項目のチェックを受けて予防整備が施された。
少し汚れてしまったが、
仕事の段取り上洗うのはまだ先だ。
ボンネットを開けて綺麗に中から整えた。
研磨を三段階繰り返し、
徹底的に老化層を取除いた。
せっかくバラバラにしたので、
外した状態で北原課長が丁寧に手作業で進めた。
徹底的にこだわった改善を続けた。
機関外観が疲れを癒し、
元通りの性能に蘇ったので、
次は内装に取り組んだ。
「様子」があると伝えた。
これがその様子だ。
完全に分解してスチームクリーナーをかけ、
汚れを丁寧に落とすととても良いコンディションになった。
クルマを綺麗に洗って鉄粉除去を終えた。
スポイラーが無くても美しい。
やはりリアスポが無いと貧相に見えてしまう。
既に部品の再仕上も終わって、
強力な装着用テープが助手席に載せられていた。
綺麗にクルマを洗って完全に乾かし、
ウインドウモールのマスキングも終わった。
WRブルーのボディに溶剤を塗り、
鉄粉除去したホイールも丁寧に扱い、
隅々までコーティングした。
そして工房の奥で数日間休ませた。
路面も乾いたので高速テストに取り組んだ。
走行距離は少なく76000kmと、
この種のクルマの中では極上車に位置する逸品だ。
GDAと呼ばれるTY75式5速マニュアルを搭載した、
4WDターボのスポーツセダンだ。
WRブルーの外装色が輝く、
2003 V-Limitedだ。
車検整備は完了しエンジンも制動系も万全だ。
5速MTは軽量なのでクルマ全体が扱い易く、
ミッションの手触りも優しいから誰にでも楽しく扱える。
ナトリウム封入中空EXバルブを持つ水平対向4気筒DOHCターボエンジンは、
低速から十分なブースト圧を発生し体感速度はなかなか速い。
すっかり対面通行の準備が整った。
一旦車を降りて細部を確認した。
ミセス大鶴の丁寧な仕上げが光る。
グリルと一体になっていてすごく素敵だ。
綺麗に再生された涙目が美しい。
透明度が元の状態に戻った。
既存品の汚れ取りコーティングでは、
何度かけても時間の経過とともに再発する。
そこで表面の状態によって、
各種の番手からサンドペーパーを選び、
ランダムサンダーを使用して表面をこそぎ落とした。
だから素人ではできないし、
作業工程が必要で商品化に向かない。
でもこのようにステキな商品の味を蘇らせるには、
とても適した技なんだ。
社内でルーティンを確立したので、
今後も継続する予定だ。
専用スポイラー装備した姿は、
やはり格別の味を持つ。
プロドライブ製のアルミホイールは、
このクルマの出で立ちに良く似合う。
フロント4&リヤ2POTの対向キャリパーで、
かなりハードなブレーキでも十分な制動力を発揮する。
フロントはオープンデフだが、
RデフにシュアトラックLSDを組み込んで、
ターマックにおける走りが凄く楽しい。
ヨコハマタイヤがリリースする製品だが、
フロントタイヤに比べリヤタイヤの状態は、明らかに少ない仕事しか与えられなかったようだ。
というよりもむしろ、前の持ち主はかなりタイヤに頼る運転を続けたのかもしれない。
至る所の錆も綺麗に落とされ、
素性そのものが良かったことを物語る。
改善を続けた結果とっても良いクルマになった。
見えない所までこだわる商品化を続けた。
クルマの出自が良く解る。
言われるままに、
粗悪な添加剤も注入された痕跡だと思うと良い。
気を付け無いと知らないうちに勝手なマークを付けられてしまう。
トランクリッドとの整合性は良く、
手入れの悪いクルマはここに垢が溜まる。
トランクも綺麗に使われたという事なので、
安心して売ることが出来る。
高速走行時の安定性に良い効果を出している。
かなりスピードを上げたが、
付加物による性能低下は一切なかった。
高速を降りてワインディングを下る。
おかしなラインを描く。
対向車が居ないと平気でセンターラインを超え、
勝手気ままなラインセッティングを取っている。
近寄って理由が分かった。
年齢は60歳を超えたぐらいか。
片手で扱う事が「上手い」と勘違いしている。
対向車が来ると両手で持つが、
右手の肘はずっとウインドサイドに掛けたままだ。
そもそも高速で走る車の窓から、
手を出すなど危険極まりないのに、
なぜ何も考えず平気でやるのだろうか。
おお!縁起が良い。
このクルマの出自を物語る韻かもしれない。
懐かしいMOMOステが良く似合う。
口径は大きいけれど、
このクルマの正確に合っている。
良いクルマの証だな。
WRCを戦っていた頃が懐かしい。
一秒一秒を削り取る感覚が、
未だにカラダから離れない。
唯一の日本から応援できる国際舞台が幕を閉じた。
STIにとってまさに年願成就だ。
30周年記念車は1000台くらい作っても良い。
売れ残っても心配ない。
それくらいじっくり待てば売れてしまう。
下手な限定商法より、
正しいファンを増やす工夫をしようじゃないか。
今度は誰もが買えるようにした方が良いと思う。
だって30周年だもの。
薄氷を踏む思いで得た勝利だ。
マリオからのレポートによれば、
まだ原因がハッキリはしているわけでは無いが、
電気系のショートで走行が危ぶまれた。
推測では濃霧で赤旗中断した際に、
長時間雨ざらしになったのが良く無かったようだ。
本当にリタイヤと紙一重の優勝だった。
即ちこういうことだ。
中断から再走ししばらく走っていたが、
どうもコース上で止まっちゃったらしい。
これは鬼の平川も肝を冷やしたことだろう。
帰国されたら是非お話を聞かせて戴こう。
さあこれから東京だ。
久しぶりに吉永社長に会えるなぁ。
楽しみだ。
それでは行ってきます。