中津川市も末席ながら名を連ねていた。
これは本当に嬉しい事だ。
スピードを出す事が危ないのではなく、間違ったドライブスキルで固着した乗り方になる事を、まず第一番目に恐れて欲しい。
雑な乗り方は味音痴を招く。
外に出て写真を撮るうちに体が冷えた。
久し振りに「とうじそば」が食べたくなった。一人前でも快く引き受けてくれて嬉しかった。
汁の味は最高だった。
あれ?味が足りない。蕎麦は蕎麦なのだが何かが不足している。
この蕎麦を打った人は、他の蕎麦をあまり食べないのだろうか。
あるいは仕事として上手くいっているが、本当に蕎麦が好きなのだろうか。
そんな疑問が頭をよぎった。
クルマの運転も同じで、若いころは自分さえ良ければ満足していた。
子供が出来ると気づかいは増えたが、やっぱり自分の乗り方はこれでいいと決めつけた部分があった。
ところが50歳を過ぎて、ドイツで受けた薫陶がきっかけとなり、ドライブスキルを全て見直した。
色々なクルマに乗る機会が多いので、それぞれの良さも適切に掴み、元々の良さを引き出す努力も続けている。
そうしたことが、様々な出会いに繋がりWRCの開催まで至った。この地域で開催される可能性が出ただけで、天にも昇るほど嬉しい。
インプレッサは初代限りで消えゆく運命だった。
GC8は衝突安全基準が低く、2000年の6月までしかラインを流せない危険なクルマだった。
SUBARUは徐々にフォレスターへ移行を考えた様だが、WRCの活躍がその運命を大きく変えた。
急遽開発された二代目は、安全基準もトランスミッションの強度も、全て次世代を見据えた設計になっていた。
それが功を奏したので、マイナーチェンジの度に凄いクルマに変身した訳だ。
そしてコンパクトカーとは何かを追求した結果、実にヨーロピアンな三代目が誕生した。
その経緯を考えると、このクルマがなぜこんなに美味しいのか改めて分かった。
先のざるそばの様に、見た目は立派な蕎麦だが、食べると何か一味足りないようなクルマが多い。
それがGH8の5MTに乗ると、本当に美味いざるそばを、ワサビだけで食す時を思い出すのだ。
味音痴にならぬよう心がけている。
運転に角があると、微妙なクルマの味が解らなくなる。
これからも丁寧なグリップ走行を心がけ、日々の学習も怠らないように続けたい。
一人でも多くのドライバーが、丁寧で正確な運転が出来るよう、地道な活動も続ける決心をした。
それが微力ながら、WRCの開催を実現させる一助になればと思う。
前回の出張からもう1000km近く走った。
このクルマ、テレスコピックステアリングになっている。
ドラポジの微調整に欠かせないアイテムだ。
BP/BL系には無かったのに、SIシャシーの開発と同時に採用されていた。
これまで気が付かなかった。
そこから先は昨日のレポート通りだ。
会社に戻り残務を終え、ブログアップして自宅に帰った。
出勤して車体を見ると各部に塩の汚れが浮かんでいた。
これで女神湖に行くのは失敬だろう。
だから、エンジンルームも洗ってあげたくなった。
こういう時は温水ウオッシャーに限る。それに手作業に勝るモノは無い。
西尾君に頼んで速やかに洗浄してもらった。気温が平年並みに戻り、洗っても凍てつかないから安心だ。
何しろ可愛くて仕方がない個体だ。愛情をかけてやらないと、
何しろ最新のXVとWRXがSUBARUの広報から届いているし、カーオブザイヤーを獲得したボルボにも乗る予定だ。
でもまだ油断大敵だ。明日は雪が降るらしい。早めに出発しようかな。
さてWRCの第一線でSUBARUが活躍する可能性は少ないが、
スバルからラリーカーが消えたわけでは無い。
国内ラリーでは新井さんや、
勝田さんが大活躍している。
そしたらSUBARUはインプレッサスポーツやXVを、
手っ取り早くラリーカーに仕立てても良い。
型式呼称GH8、
インプレッサS-GTは車体重量が1360kgと、
後に出るWRX STIより120kgも軽かった。
ボディサイズも約6センチ幅が狭い。
残念ながらその後ビッグマイナーチェンジで、
2.0GTと呼び方を変えた途端、
20kgも重くなってしまった。
だから、
初期型は運動性能が快活なんだ。
同じように大きなWRXを無理に使わずとも、
SGPを持つインプレッサで再びWRCを戦う。
日本限定で参戦すると、
面白いじゃないか。
EJ20を搭載した、
競技専用のインプレッサ開発。
そんな可能性も最近感じるのだ。