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Channel: 中津スバルの濃いスバリストに贈る情報
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秋の味覚と赤鰤青鰤

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茨城県石岡市から榎田さんがいらっしゃった。
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いつもお土産をありがとうございます。
家族3人で使うようにと、
コーヒーカップを戴いた。
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それにクルミやキノコなど秋の味覚も沢山戴いた。


ゆっくりお話しできず、
申し訳ありませんでした。


と言うのも、
有識者会議がしたいと持ち掛けられていた(笑)


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望桜荘で早速会議を開いた。
外から見たらまるで怪しい集会だ。


マリオは九州から、
雪岡カメラマンは大阪からろくに休まず走って来たので、
まずお互いに空腹を満たした。
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近くにピエニュと言うパン屋があり、
長蛇の列が出来ていた。


ここで食べるに最も便利なので、
いつも愛用するが、
今日はまた特に美味しかった。


サンドイッチが残り三つになり、
妻は冷や冷やしたそうだ。
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これくらい喜んでもらえると、
御馳走した甲斐がある。


ユキちゃんは相変わらず行儀が良い。
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マリオは熊本で開かれた走行会から駆け付け、
ユキちゃんは大阪で流れたスバルの集会を偲ぶ会という、
少し謎めいたイベントから流れてきた。


二人とも仕事を忘れるほどSTIマニアなので、
少し厳しい意見でSTIの代わりにイヂメルと、
随喜の涙を流して善がっていた。


相当のMだな。


相当のSが「M」を褒め、
かなりのドMが「S」を褒めまくる。


何となく嬲り合うようで、
かつてない盛り上がりの有識者会議となった。

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最近のコドモたちは、他所を褒めると面倒臭い事を考えるし、厳しい意見を書くと直ぐに悪口だと思うらしい。
良い事は良いから褒めるしかない。BMWのM4こそ運転の上手くなるクルマだ。
スバルの10年先を走っている。
冷徹に書かれて当然の事をすれば、冷徹に論評する。
最近の日産は少し目に余る行為があった。
昔ならできない事が、外資系の企業だと大胆にやれる。
フォルクスワーゲンも、プリクラッシュブレーキで嘘の広告を繰り広げた。
かつてBMWも、新型車の排気音がかなり大きかった。もし日本車ならば近接騒音で引っかかりそうなクルマでも、ドンドンリリースしていた。
その背景に外圧に弱い日本の役人の姿が見える。アイサイトが完全停止を認められなくても、ボルボが申請したら国内で売れるようになった。
そりゃあそうだよな。クルマの本家欧州で認められたコトが、なぜ日本で駄目なんだ、となるもんね。
その風向きがディーゼル問題でかなり変わるはずだ。仕方ないよね、身から出た錆だから。
こうして逆説的に証明していくと、ルノーが日産の着ぐるみを着ていることが良く解る。
ユキちゃんもマリオもSTIが大好きだ。
スバル好きでSTIが嫌いな者が居るはずがない。
だからこそ方向性が狂う時は、厳しい意見が必要だ。
なぜか。常に経営者が入れ替わり「軸」が存在しないからだ。
おおもとのスバルにも軸が無い。中島家が出光家のように経営の根幹を少しでも握っていてほしかった。
絶えたのが実に惜しい。
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中島が居なくても百瀬が居た。
彼は富士重工の軸だった。


赤鰤は少なくとも百瀬の軸を継承する者たちが関わっていた。
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ポルシェデザインも、
会社は別だがポルシェの血が流れている。


百瀬晋六は中島の技術者なので、
直下で働いた桂田さんも百瀬の薫陶を受けていたはずだ。


ベースになっているRSKの味付けにポルシェが関与した。
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当時は少量生産の改造車をSTIが担当した。


赤鰤の5MTを当時買うことが出来ず、
オートマチックに乗っていた。


数が少ないし入手を諦めていたが、
ひょんなことからコレクションに加わった。


青鰤は実際に愛用していたものと同じ個体が見つかった。




嬉しくてたまらない様子を、
マリオは決して見逃さなかった。


あまり書くと営業妨害になる。


この辺で止めておこう。


編集部はブリッツェンの取材で十分だと言われたらしいが、
彼は6気筒搭載車にも興味を示した。
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レガシィを語る上でBLEの6MT駆搭載車は絶対に外せない。







過去STIがコンプリート化を試みたが、
遂に実現させることはなかった。


それが執念を欠落させる端緒かもしれない。


「プラント」で生まれるクルマの限界と、
己の「ブランド」の立ち位置を知ったからだろう。
大きな壁が立ちはだかり、
それ以上前に進めなかった。


取材が終わり妻がとっておきの和菓子を用意した。
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赤鰤や青鰤、
それにBLEに乗るならば同格の味覚を提供しないといけないからだ。


秋を代表する中津川の和菓子で、
七福の栗おはぎが一番うまい。
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早速二人はインスタ映えする写真を撮り始めた。
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これからは確実に地方の時代がやってくる。
美味しいモノや、
美味しい環境が溢れている。
そこに好きな時に行くためにはクルマが絶対必要だ。
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モノは溢れているが、
なかなか「コト」は溢れていない。


それを探して提供するのも大事な仕事なんだ。


だから積極的に動き回り、
物事の本質を見極め、
時には冷徹に判断する。


まあ運転のうまくなるクルマというのも、
確かに当たっているかもしれないが、
そろそろそんな「古い服」は脱いだほうが良い。


出来ない事を出来ると言うよりはましだが、
出来ない事を他の事で言い訳しているようで寂しいね。


スバルマガジンがは10月10日の発売だ。
早く読みたいね。
皆さん書店にGO!GO!!GO!!!
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