最近、特に口コミが大切だと言われる。
ところがだ、インターネットの口コミを信用すると、
思わぬことに誘導されたり、
全く違う認識を植え付けられることがある。
信頼できる人のアドバイスと、
口コミを混同してはならない。
と言うのも、
口コミは意外に信用できない。
自分の眼で確かめるのが一番だ。
クレイジー「トランプ」が、
マッド「キム」の事を「ロケットマン」とコケにした。
奴も嫌われるコツを知っているから、
相手が一番癪に障るところを心得ているな。
国連の演説でそれを聞いた時、
思わず吹き出しそうになった。
漢字にするとキムの名前は「露蹴人慢」だ。
何をインスピレーション出来るかな。
トランプは国際的で公的な場において、
たとえ不良国家であっても指導者を「コゾウ」呼ばわりした。
即座にキムが肉声で反応した所を見ると、
コゾウと呼ばれて思い当たる節があったのかもしれない。
北朝鮮に行った事が無いので、
具体的に空気の匂いを嗅いだことも無ければ、
誰かと触れ合った事もない。
しかし大東亜共栄圏で植民地政策を続ける頃の日本人が、
終戦とともに大量の難民になった事は知っている。
そして命からがら逃げだす時に、
多くの朝鮮人が日本人を助けるために力を貸したことも知っている。
どんなふうに殺されたか。
どんなふうに犯されたか。
恐ろしいのは朝鮮民族ではなく、
卑怯なスラブ民族だった。
命がけで内地に戻り手記にまとめた人が居た。
それを読ませていただいて、
当時の混乱下の生々しい状況が理解できた。
生き延びた人たちは、
皆現地の朝鮮人と親密な関係を築いていた。
誰を喜ばせるために暮らしていたのか。
それが結果になって表れる。
ルーマニアにニコラエ・チャウシェスクという独裁者が居た。
レガシィが誕生した年に、
革命で公開銃殺された男だ。
一体その男はどれくらい酷い事をしたのか。
それが解らないくらい多い。
何故とっつかまってすぐ殺されたのか、
謎の部分も多い。
でもコマネチまで私物化しようとした一族なので、
末路は凄惨で見るに堪えなかった。
でもチャウシェスクに群がった連中が、
とてつもない漁夫の利を得ていた事実もある。
そういう連中は革命でどのような行動をとったのか。
誰を喜ばせるために仕事をしていたのか。
やはり、
その国の事はその国が決めるのが一番だ。
キムは国民が喜ぶことをしているのか。
国が崩壊しないと言う事は、
自国民が事実を知らないだけでなく、
体制維持に関わる特権階級も甘い蜜を吸ってるはずだ。
チャウシェスクは国民が飢えているのに、
大宮殿を作って世相をごまかした。
キムは国民が困窮しているのに、
体制維持のために高価なロケットをぶっ放す。
似たところがあるので、
どういう末路を迎えるのか見えるような気がする。
そうなると難民が生まれるわけだ。
しかも「質の悪い」難民が海をわたってくる。
キムが戦争を起こしたいとは思えない。
だがもし起こすと、
戦火にまみれ一般の国民が「気の毒」な難民になる。
これは人道的に助けねばならい。
でもそうではなく、
革命で体制が崩壊し、
腐った支配階級が、
命からがら武器を持って逃げてきたらどうする?
人道的に体を開いて迎え入れてあげるのか?
民族にも品質がある。
昔の朝鮮民族と今の朝鮮民族がどれくらい違うのか、
実は全く理解していない。
能天気な日本人は、
その事も良く知る必要があるだろう。
誰を喜ばせるか。
ここに様々なヒントがある。
だから口コミより生が大事だ。
実際に見て詳しく話を聞かないと、
その事実が解らない。
この写真は今から7年前の、
2010年11月に望桜荘の庭を撮影した様子だ。
最近取材を受けることが多いので、
色々な人とお目に掛かる。
その時に「自分たちを良く書いてもらおう」とは全く思わない。
「どうやったら喜ぶだろう」と常に考える。
逆に言えば、
喜ばせたくなる人たちばかり集うのだ。
これはお客様としての捉え方の延長線にあり、
どうやったら良く見てもらえるのか、
ではなく、
どうすれば喜ぶか、
どうすれば驚くか、
どうすれば嬉しがるか、
それらを考える事の方が圧倒的に多い。
環境に対しても同じで、
これは独善的ではあるが「喜ぶ」事をしている。
上の写真の植生を見ると、
当時の様子が良く解る。
庭の土は砂っぽい。
何故だか知らないが掃除していたら大量の砂、
セメントや異物が次々と出てきた。
でも土の力は強く、
土竜やミミズがいっぱい居た。
苔が全く無いのが解るはずだ。
苔が無い代わりに梅の樹肌は美しい。
但し樹勢は下がり結実も少なかった。大量の蟻が住み着き、反対側は朽ちていた。
今日の活力朝礼に取り掛かる前に、梅の様子を撮影した。 同じ梅とは思えないくらい環境が変わった。カンゾウや竜舌蘭、それにマツバギクなどは川縁の斜面に移植した。
苔を移植すると、元々清流の脇なので育成環境が揃っていたようだ。
少しづつ増え、それに従い樹木にも纏わり付いた。これも風情があるので好む人が多い。 けれど梅の木を喜ばせるために何をすべきか考えた。気持ちが悪いだろうな。
となりの花梨は丸裸の体質だ。ぺリぺりと樹皮を落とす体質なので、苔が付きにくい。
ところが前のブログに書いたように、何か変な虫にキリで穴をあけられたような姿をさらしている。 反対側から観察し、苔の取れた後をしっかり見てほしい。
矢印の部分がどのように変化したのか、下の写真が改善後だ。 スッキリ綺麗になった。やっぱり樹木の肌は茶色い方が美しい。 現代には便利な道具がある。高圧洗浄機が庭の樹木の清掃に効果的だ。
5年に一度くらいの割合で洗ってやると、きっと梅の木は嬉しがるだろう。 洗ってから20分ほど経つと、7年前の木肌に戻った。 吹き飛ばした苔も生命力が強いので、庭の中で生き続けるだろう。
矢印の部分はこのように綺麗になったが、あれほど洗ったのに取れない苔が沢山ある。
執拗にやると傷を付けてしまいそうだから、ほどほどが良いだろう。
苔の下から沢山の穴が現れた。しっかり越冬する準備が出来ていたようだ。
生体系の神秘を感じるが、大きすぎる負荷がかかると腐朽菌が活躍を始める。
もともと人間が作った環境なので、自然界ではアンバランスな組み合わせが生じている。
だから維持するならする、放棄するならすると、はっきり決めたほうが樹木も喜ぶだろう。 望桜荘の庭は人間に支配下に置かれ、いつまでも素敵な環境に維持されるだろう。
ここで育ちすぎる樹木は、支配された環境下で心地よいのだろう。 最初は無かったはずだし、植えた覚えも無いが良く育つ。
山本部長が見かねて裁断した。一輪車3杯分も剪定する必要があった。
薄暗い場所がスッキリ整った。 何故ここに苔が生えないのか。それは生えない環境になっているからだろう。腰を落として目線を下げると見えないものが見える。 ここだけ酷く乾燥している。何故だろう。
この庭の周辺は元々乾いていた。望桜荘が完成したばかりの、2008年3月22日に戻ってみたい。 サンバー全盛期の頃だ。この翌月に軽自動車撤退が発表されたが、何となく軽自動車の在り方に疑問を持ち始めた頃だった。
まだ望桜荘と言う名前も無く、ここがサンバー記念館として残る事になると夢にも思ってなかった。
この角度で見ると、望桜荘の庭が今と全く違うことが解るはずだ。
当然内部にもサンバーの姿は無い。囲炉裏と座布団だけ今と同じように並んでいるが、 囲炉裏の間の壁も荒れたままの状態だ。
窓越しに池の方向を見ると、樹木が何も遮っていない事が良く解る。
スッキリしているが、今ほどの趣は無い。 要するに環境に厚みがなく乾いている。
だから当時の池の周りも、どのような環境だったのか一切の記録がない。
泥がたまり荒れていて、人に見せられるような場では無かった。
草も生え放題で、最初は草刈機で刈っていた。
ある時、水路らしきものを見つけ掘り起こしたら墓石が出てきた。
それ以後、何かがフッと変わって空気が穏やかになった。
その潮目の変わりが冒頭の2010年11月だ。 その夏から池の周りの徹底的な改善を始めた。
まず毎日レイキを使って表面を掻き起した。徐々に雑草の根や砕石などが減っていった。
草を完全に取り一部の苔だけ残し、川石を使って排水路を整えた。
そしてひと夏の間、霧状の水を噴霧してあげると、徐々に辺り一面が潤ってきた。 それから7年弱で今の環境が出来上がった。
望桜荘が嬉しがることを続けた。 こうして当時とは全く異なる世界が生まれた。苔も増え続けている。 その中で特に注目している苔がある。恐らくシッポゴケ科に分類されるモノだろう。
となりの駐車場にニードフルシートを貼っていた時、その上にも時々生えていたが移植しても定着しにくい。
一定の要件が何か必要な、育成するには少し難しい苔だ。
それが一か所だけ自生したので、ご機嫌を損ねぬように見守っていた。
全く増える様子もなく、時には半分枯れたりした。
近くの野良猫が入り込み、マーキングのため排泄したからだ。 その辺りに台風の影響で落ち葉が重なっていた。しゃがんで少しずつ丁寧に取り除くと、思わぬ様子が目に飛び込んできた。 絶対にしゃがまないと解らない。目線を下げ丁寧に見たら、 まるで触手を伸ばすように乾いた方向に向かっている。これは本当に苔なのだろうか。 やっぱり苔に違いない。何となく惹かれる・・・、シッポゴケの動物的な生態に。喜ぶことは何なのだろう。
じっくり実験しながら一歩一歩前に進む。
この活動を続けさせて戴いたおかげで、社員の行動に厚みが増したと思っている。
わざわざ当社をお選びいただく理由は何だろう。それは、ヒトモノ環境スキルを全てひとまとめにして、ユニットで購入されるからに違いない。
東京から戻ると、立て続けにテスト走行を依頼された。
まず吉村整備士が「テストをお願いします」と白いレガシィを指差した。 広瀬様からお預かりしブレーキを重点的に改善した、BH5のマニュアルミッション車だ。
桂田さんが魂を込めたレガシィ「中興の祖」だろう。特にスリーキーズレガシィと呼ばれたモデルは、様々な熟成が進み今乗っても味わいが深い。
手放せないファンが多いことで知られる名機だ。
新型XVを700km以上走らせた後なので、面白い比較ができた。 レガシィらしい手応えの良いシフトレバー。すぱっと変速が決り走り出しから心地よい。
今回はブレーキ中心のリフレッシュだが、これから先も段階的に手を入れてあげる価値が十分ある良質車だ。 対向キャリパーに換装し、ブレーキのフィーリングは完璧になった。 ダンロップの陰に隠れるファルケンだが、ニュルではおなじみのブランドで、乾燥路のグリップも気持ち良い。なかなか良いタイヤだった。 80km弱をテストして、久し振りにツインターボの面白さを味わった。
二つ目のターボがダイナミックに働く、追いかけるような加速感がこのクルマの持ち味だ。
SGPを散々乗った後でも、ガッチリしたクルマ作りに色褪せを感じなかった。
但しステアリングレスポンスだけはXVに勝てない。それはSGPの持つレーシングカーのようなシャシー剛性だ。
ニュルを走るとフロントフレームの剛性感が、如何にハンドリングに対して重要なのか理解できる。
素早くコーナーでアペックスを狙う時、ステアリングレスポンスの正確さがライントレース性に大きく関わる。
すぱっとコーナーのインに付くために欠くことのできない性能だ。
XVはその資質が高く、連続するコーナーを、まるでニュルをイメージするように面白くクリアできる。
さすがのGTーB E-tuneでも、そこまでのステアリング特性には至っていない。
だがダンパーをリフレッシュしたり、ブッシュ類を交換すると今よりもっと面白くなるはずだ。
リフレッシュメンテナンスは、出来るだけ新車の状態に戻そうとするセットアップだ。
それをしないと危ないわけでもない。それに、やる事の価値が解る人と、解らない人の差も大きい。
特に重要なのは背景を知る事だ。
整備士は単なるスキルだけでなく、人間的な厚みを持つ事も必要になる。
だから環境改善に力を入れている。
それを通じて、どうすれば喜ばれるかを考え、潜在能力を磨くのだ。
リフレッシュメンテナンスの肝は、緩めて分解し締め直す所にある。
この部分は、やはり熟練した者でないと同じ味を出せない。
それを簡単にメカニック求めるが、
実は物凄く大変で荷が重い事だと思う。
また昨今のリコールで、どこも超繁忙な状態だ。
この環境下で一つの作業に集中して取り組むのは、物凄く難しいと思う。
たとえば一般的な熟練工として、様々な経験を重ねた整備士でも、スバルだけを30年以上触っている人は稀だ。
更にインプレッサのような高出力車を中心に、ロードゴーイングカーとして多くの経験を積むことも難しい。
モータースポーツに出すクルマの整備内容とも違うので、いわゆる「チューナー」と言われる人たちにも難しい事を、様々な角度で続けている。
しばしば「お客様に育てていただく」と表現するが、その理由はお客様にクルマを託していただけるからだ。
経験の厚みが真似できない仕事に結びつく。
それには優れた環境も必要で、それは与えられるものではなく自らが作り出すべきモノだ。
量産品質は工場で正確に計算され、絶対間違いのない信頼すべき内容だ。
ではリフレッシュ品質とは何か。まず一番解り易い事は金額に比例して状態が良くなる。
そしてクルマ状態によって与える内容が全て異なる。
もう一つ大切なのは評価基準だ。新車の時、どんな状態でどのように蘇えるのか、詳しく説明できるスキルが必要だ。
新たに締め直すことで量産品質以上の状態になることもある。
但しそれを確認する事は、曖昧な操縦技術では不可能だ。
立て続けにテストを依頼された。
大宮主任から、
整備が終わった2.0GT DITのステアリングを握るよう頼まれた。
素敵な濃紺のボディは生産台数が少なく、希少価値も高い。
アイサイトが無いのは、クルマ好きにはかえって良い。同じクルマに乗っていたので、この良さを熟知している。
これで北海道まで行った時に、グランドツーリングの素晴らしさを心底味わった。
一日で函館から帰還したことが出来たのは、このクルマが優秀だからの一言に尽きる。 その評価基準があるので、クルマの品質を確かめる自信を持っている。
五味さん、お待たせしました。完全に仕上がりました。 100km弱走行して、万全の体制に仕上げました。
レガシィの優秀性は、スバルに取ってかけがえのない歴史そのものだ。
自分で愛用したレガシィの中で、もう一つ忘れられないクルマがある。 それを見つけたので大切に連れ帰った.
【車名】SUBARU レガシィ”Blitzen(ブリッツェン)2002model”【駆動方式】AWD(全輪駆動)【型式】BH5D5DD 93【主要諸元】全長×全幅×全高(mm):4705×1695×1485ホイールベース(mm):2650トレッド前/後(mm):1465/1460最低地上高(㎜):160車両重量(kg):1530最小回転半径(m):5.6ステアリングギヤ比:16.5:1乗車定員 5名【エンジン】EJ20/水平対向4気筒2.0L DOHC16バルブ 2ステージツインターボ内径×行程(mm):92.0×75.0圧縮比:9.0最高出力kW(PS):206(280)/6500rpm最大トルクN・m(kgf・m):343(35.0)/5000rpm【燃料供給装置】EGI【変速機】5速マニュアル【燃費】※11.4km/l (10・15モード)【標準装備】ビスカスLSD付センターデフ方式4WD フロントヘリカルLSD リヤビスカスLSD ポルシェデザイン17インチアルミホイール マッキントッシュオーディオ フロントストラットタワーバーデュアル&サイドSRSエアバッグ 電子制御可変マフラー チタン調リング付MOMO製本革巻ステアリングホイール ビルシュタイン製ダンパー(フロント倒立)ポルシェデザイン フロントバンパー・フロントグリル・サイドスカート・リヤバンパー・ルーフスポイラー・リヤゲートガーニッシュ リヤ濃色ガラス【税抜車両本体価格】3.375.000円ボディカラー:ノーティックブルー・マイカ これが発売された時、セダンならプレミアムレッドだが、ワゴンのMTを買うなら絶対にノーティックブルーしかないと思った。
理由は解らないがワゴンのブレーキには対向ピストンが採用されなかった。走らせると全く不安はないが、 広瀬さんのように、当時ブレーキを交換したいと思った。
あの当時もこのクルマでいろいろな所に行った。家族で横浜までドライブした時、高速道路であまりにも安定して速く走り驚いた。 次のお客様に大切にしていただいたが、いつの間にかどこかに去ってしまった。
明確に良さを覚えているクルマに出会えて幸運だった。
次にこのクルマで驚いたのは、回頭性能の素晴らしさだった。
御嶽山の裏側に岐阜県側から上る道がある。その頂上近くに濁河温泉が存在する。
そこを目指して走った時に、これまでとは違う操縦性能を感じた。
フロントにヘリカル式のLSDが組み込まれ、リヤにはビスカスLSDが装着されていた。 独特の走り味は今でも変わらない。上物が手に入って嬉しくてたまらない。
当時このクルマを製作したのはSTIだ。単なる架装の仕事だった。
けれどもコンプリートカーに近い味を持っている。 それはカタログに一番表れていて、まるでSシリーズのような創り込みだ。 STIのコンプリートカーを買う楽しみの一つに、カタログを持つ喜びがある。
「絶対に吊るしのクルマでは無いぞ」と、スバル本体に対するプライドを示すのだ。
だからとんでもなく無駄が多い。
無駄が多いから魅力がある。
魅力があるから手元に残す。
それが付加価値と言うものだ。
その法則を失ったら、STIは存在価値を失いかねない。 STIの作ったブリッツェンだから、この上ない魅力が迸る。
透明なフィルムに印刷された赤鰤が魅力的だ。
実は赤鰤もあるのだ。
でもこれはもっと喜ぶ人に評価を任せよう。
面白い男がまたやってくると言う。
どんなふうに喜ばせようか。楽しみにしてほしい。
ところがだ、インターネットの口コミを信用すると、
思わぬことに誘導されたり、
全く違う認識を植え付けられることがある。
信頼できる人のアドバイスと、
口コミを混同してはならない。
と言うのも、
口コミは意外に信用できない。
自分の眼で確かめるのが一番だ。
クレイジー「トランプ」が、
マッド「キム」の事を「ロケットマン」とコケにした。
奴も嫌われるコツを知っているから、
相手が一番癪に障るところを心得ているな。
国連の演説でそれを聞いた時、
思わず吹き出しそうになった。
漢字にするとキムの名前は「露蹴人慢」だ。
何をインスピレーション出来るかな。
トランプは国際的で公的な場において、
たとえ不良国家であっても指導者を「コゾウ」呼ばわりした。
即座にキムが肉声で反応した所を見ると、
コゾウと呼ばれて思い当たる節があったのかもしれない。
北朝鮮に行った事が無いので、
具体的に空気の匂いを嗅いだことも無ければ、
誰かと触れ合った事もない。
しかし大東亜共栄圏で植民地政策を続ける頃の日本人が、
終戦とともに大量の難民になった事は知っている。
そして命からがら逃げだす時に、
多くの朝鮮人が日本人を助けるために力を貸したことも知っている。
どんなふうに殺されたか。
どんなふうに犯されたか。
恐ろしいのは朝鮮民族ではなく、
卑怯なスラブ民族だった。
命がけで内地に戻り手記にまとめた人が居た。
それを読ませていただいて、
当時の混乱下の生々しい状況が理解できた。
生き延びた人たちは、
皆現地の朝鮮人と親密な関係を築いていた。
誰を喜ばせるために暮らしていたのか。
それが結果になって表れる。
ルーマニアにニコラエ・チャウシェスクという独裁者が居た。
レガシィが誕生した年に、
革命で公開銃殺された男だ。
一体その男はどれくらい酷い事をしたのか。
それが解らないくらい多い。
何故とっつかまってすぐ殺されたのか、
謎の部分も多い。
でもコマネチまで私物化しようとした一族なので、
末路は凄惨で見るに堪えなかった。
でもチャウシェスクに群がった連中が、
とてつもない漁夫の利を得ていた事実もある。
そういう連中は革命でどのような行動をとったのか。
誰を喜ばせるために仕事をしていたのか。
やはり、
その国の事はその国が決めるのが一番だ。
キムは国民が喜ぶことをしているのか。
国が崩壊しないと言う事は、
自国民が事実を知らないだけでなく、
体制維持に関わる特権階級も甘い蜜を吸ってるはずだ。
チャウシェスクは国民が飢えているのに、
大宮殿を作って世相をごまかした。
キムは国民が困窮しているのに、
体制維持のために高価なロケットをぶっ放す。
似たところがあるので、
どういう末路を迎えるのか見えるような気がする。
そうなると難民が生まれるわけだ。
しかも「質の悪い」難民が海をわたってくる。
キムが戦争を起こしたいとは思えない。
だがもし起こすと、
戦火にまみれ一般の国民が「気の毒」な難民になる。
これは人道的に助けねばならい。
でもそうではなく、
革命で体制が崩壊し、
腐った支配階級が、
命からがら武器を持って逃げてきたらどうする?
人道的に体を開いて迎え入れてあげるのか?
民族にも品質がある。
昔の朝鮮民族と今の朝鮮民族がどれくらい違うのか、
実は全く理解していない。
能天気な日本人は、
その事も良く知る必要があるだろう。
誰を喜ばせるか。
ここに様々なヒントがある。
だから口コミより生が大事だ。
実際に見て詳しく話を聞かないと、
その事実が解らない。
2010年11月に望桜荘の庭を撮影した様子だ。
最近取材を受けることが多いので、
色々な人とお目に掛かる。
その時に「自分たちを良く書いてもらおう」とは全く思わない。
「どうやったら喜ぶだろう」と常に考える。
逆に言えば、
喜ばせたくなる人たちばかり集うのだ。
これはお客様としての捉え方の延長線にあり、
どうやったら良く見てもらえるのか、
ではなく、
どうすれば喜ぶか、
どうすれば驚くか、
どうすれば嬉しがるか、
それらを考える事の方が圧倒的に多い。
環境に対しても同じで、
これは独善的ではあるが「喜ぶ」事をしている。
上の写真の植生を見ると、
当時の様子が良く解る。
庭の土は砂っぽい。
何故だか知らないが掃除していたら大量の砂、
セメントや異物が次々と出てきた。
でも土の力は強く、
土竜やミミズがいっぱい居た。
苔が全く無いのが解るはずだ。
苔が無い代わりに梅の樹肌は美しい。
但し樹勢は下がり結実も少なかった。大量の蟻が住み着き、反対側は朽ちていた。
今日の活力朝礼に取り掛かる前に、梅の様子を撮影した。
苔を移植すると、元々清流の脇なので育成環境が揃っていたようだ。
少しづつ増え、それに従い樹木にも纏わり付いた。これも風情があるので好む人が多い。
となりの花梨は丸裸の体質だ。ぺリぺりと樹皮を落とす体質なので、苔が付きにくい。
ところが前のブログに書いたように、何か変な虫にキリで穴をあけられたような姿をさらしている。
矢印の部分がどのように変化したのか、下の写真が改善後だ。
5年に一度くらいの割合で洗ってやると、きっと梅の木は嬉しがるだろう。
矢印の部分はこのように綺麗になったが、あれほど洗ったのに取れない苔が沢山ある。
執拗にやると傷を付けてしまいそうだから、ほどほどが良いだろう。
生体系の神秘を感じるが、大きすぎる負荷がかかると腐朽菌が活躍を始める。
もともと人間が作った環境なので、自然界ではアンバランスな組み合わせが生じている。
だから維持するならする、放棄するならすると、はっきり決めたほうが樹木も喜ぶだろう。
ここで育ちすぎる樹木は、支配された環境下で心地よいのだろう。
山本部長が見かねて裁断した。一輪車3杯分も剪定する必要があった。
薄暗い場所がスッキリ整った。
この庭の周辺は元々乾いていた。望桜荘が完成したばかりの、2008年3月22日に戻ってみたい。
まだ望桜荘と言う名前も無く、ここがサンバー記念館として残る事になると夢にも思ってなかった。
当然内部にもサンバーの姿は無い。囲炉裏と座布団だけ今と同じように並んでいるが、
窓越しに池の方向を見ると、樹木が何も遮っていない事が良く解る。
スッキリしているが、今ほどの趣は無い。
だから当時の池の周りも、どのような環境だったのか一切の記録がない。
泥がたまり荒れていて、人に見せられるような場では無かった。
草も生え放題で、最初は草刈機で刈っていた。
ある時、水路らしきものを見つけ掘り起こしたら墓石が出てきた。
それ以後、何かがフッと変わって空気が穏やかになった。
その潮目の変わりが冒頭の2010年11月だ。
まず毎日レイキを使って表面を掻き起した。徐々に雑草の根や砕石などが減っていった。
草を完全に取り一部の苔だけ残し、川石を使って排水路を整えた。
望桜荘が嬉しがることを続けた。
となりの駐車場にニードフルシートを貼っていた時、その上にも時々生えていたが移植しても定着しにくい。
一定の要件が何か必要な、育成するには少し難しい苔だ。
それが一か所だけ自生したので、ご機嫌を損ねぬように見守っていた。
全く増える様子もなく、時には半分枯れたりした。
近くの野良猫が入り込み、マーキングのため排泄したからだ。
じっくり実験しながら一歩一歩前に進む。
この活動を続けさせて戴いたおかげで、社員の行動に厚みが増したと思っている。
わざわざ当社をお選びいただく理由は何だろう。それは、ヒトモノ環境スキルを全てひとまとめにして、ユニットで購入されるからに違いない。
東京から戻ると、立て続けにテスト走行を依頼された。
まず吉村整備士が「テストをお願いします」と白いレガシィを指差した。
桂田さんが魂を込めたレガシィ「中興の祖」だろう。特にスリーキーズレガシィと呼ばれたモデルは、様々な熟成が進み今乗っても味わいが深い。
手放せないファンが多いことで知られる名機だ。
新型XVを700km以上走らせた後なので、面白い比較ができた。
今回はブレーキ中心のリフレッシュだが、これから先も段階的に手を入れてあげる価値が十分ある良質車だ。
二つ目のターボがダイナミックに働く、追いかけるような加速感がこのクルマの持ち味だ。
SGPを散々乗った後でも、ガッチリしたクルマ作りに色褪せを感じなかった。
但しステアリングレスポンスだけはXVに勝てない。それはSGPの持つレーシングカーのようなシャシー剛性だ。
ニュルを走るとフロントフレームの剛性感が、如何にハンドリングに対して重要なのか理解できる。
素早くコーナーでアペックスを狙う時、ステアリングレスポンスの正確さがライントレース性に大きく関わる。
すぱっとコーナーのインに付くために欠くことのできない性能だ。
XVはその資質が高く、連続するコーナーを、まるでニュルをイメージするように面白くクリアできる。
さすがのGTーB E-tuneでも、そこまでのステアリング特性には至っていない。
だがダンパーをリフレッシュしたり、ブッシュ類を交換すると今よりもっと面白くなるはずだ。
リフレッシュメンテナンスは、出来るだけ新車の状態に戻そうとするセットアップだ。
それをしないと危ないわけでもない。それに、やる事の価値が解る人と、解らない人の差も大きい。
特に重要なのは背景を知る事だ。
整備士は単なるスキルだけでなく、人間的な厚みを持つ事も必要になる。
だから環境改善に力を入れている。
それを通じて、どうすれば喜ばれるかを考え、潜在能力を磨くのだ。
リフレッシュメンテナンスの肝は、緩めて分解し締め直す所にある。
この部分は、やはり熟練した者でないと同じ味を出せない。
それを簡単にメカニック求めるが、
実は物凄く大変で荷が重い事だと思う。
また昨今のリコールで、どこも超繁忙な状態だ。
この環境下で一つの作業に集中して取り組むのは、物凄く難しいと思う。
たとえば一般的な熟練工として、様々な経験を重ねた整備士でも、スバルだけを30年以上触っている人は稀だ。
更にインプレッサのような高出力車を中心に、ロードゴーイングカーとして多くの経験を積むことも難しい。
モータースポーツに出すクルマの整備内容とも違うので、いわゆる「チューナー」と言われる人たちにも難しい事を、様々な角度で続けている。
しばしば「お客様に育てていただく」と表現するが、その理由はお客様にクルマを託していただけるからだ。
経験の厚みが真似できない仕事に結びつく。
それには優れた環境も必要で、それは与えられるものではなく自らが作り出すべきモノだ。
量産品質は工場で正確に計算され、絶対間違いのない信頼すべき内容だ。
ではリフレッシュ品質とは何か。まず一番解り易い事は金額に比例して状態が良くなる。
そしてクルマ状態によって与える内容が全て異なる。
もう一つ大切なのは評価基準だ。新車の時、どんな状態でどのように蘇えるのか、詳しく説明できるスキルが必要だ。
新たに締め直すことで量産品質以上の状態になることもある。
但しそれを確認する事は、曖昧な操縦技術では不可能だ。
立て続けにテストを依頼された。
大宮主任から、
整備が終わった2.0GT DITのステアリングを握るよう頼まれた。
アイサイトが無いのは、クルマ好きにはかえって良い。同じクルマに乗っていたので、この良さを熟知している。
これで北海道まで行った時に、グランドツーリングの素晴らしさを心底味わった。
一日で函館から帰還したことが出来たのは、このクルマが優秀だからの一言に尽きる。
五味さん、お待たせしました。完全に仕上がりました。
レガシィの優秀性は、スバルに取ってかけがえのない歴史そのものだ。
自分で愛用したレガシィの中で、もう一つ忘れられないクルマがある。
【車名】SUBARU レガシィ”Blitzen(ブリッツェン)2002model”【駆動方式】AWD(全輪駆動)【型式】BH5D5DD 93【主要諸元】全長×全幅×全高(mm):4705×1695×1485ホイールベース(mm):2650トレッド前/後(mm):1465/1460最低地上高(㎜):160車両重量(kg):1530最小回転半径(m):5.6ステアリングギヤ比:16.5:1乗車定員 5名【エンジン】EJ20/水平対向4気筒2.0L DOHC16バルブ 2ステージツインターボ内径×行程(mm):92.0×75.0圧縮比:9.0最高出力kW(PS):206(280)/6500rpm最大トルクN・m(kgf・m):343(35.0)/5000rpm【燃料供給装置】EGI【変速機】5速マニュアル【燃費】※11.4km/l (10・15モード)【標準装備】ビスカスLSD付センターデフ方式4WD フロントヘリカルLSD リヤビスカスLSD ポルシェデザイン17インチアルミホイール マッキントッシュオーディオ フロントストラットタワーバーデュアル&サイドSRSエアバッグ 電子制御可変マフラー チタン調リング付MOMO製本革巻ステアリングホイール ビルシュタイン製ダンパー(フロント倒立)ポルシェデザイン フロントバンパー・フロントグリル・サイドスカート・リヤバンパー・ルーフスポイラー・リヤゲートガーニッシュ リヤ濃色ガラス【税抜車両本体価格】3.375.000円ボディカラー:ノーティックブルー・マイカ
理由は解らないがワゴンのブレーキには対向ピストンが採用されなかった。走らせると全く不安はないが、
あの当時もこのクルマでいろいろな所に行った。家族で横浜までドライブした時、高速道路であまりにも安定して速く走り驚いた。
明確に良さを覚えているクルマに出会えて幸運だった。
次にこのクルマで驚いたのは、回頭性能の素晴らしさだった。
そこを目指して走った時に、これまでとは違う操縦性能を感じた。
フロントにヘリカル式のLSDが組み込まれ、リヤにはビスカスLSDが装着されていた。
当時このクルマを製作したのはSTIだ。単なる架装の仕事だった。
けれどもコンプリートカーに近い味を持っている。
「絶対に吊るしのクルマでは無いぞ」と、スバル本体に対するプライドを示すのだ。
だからとんでもなく無駄が多い。
無駄が多いから魅力がある。
魅力があるから手元に残す。
それが付加価値と言うものだ。
その法則を失ったら、STIは存在価値を失いかねない。
透明なフィルムに印刷された赤鰤が魅力的だ。
実は赤鰤もあるのだ。
でもこれはもっと喜ぶ人に評価を任せよう。
面白い男がまたやってくると言う。
どんなふうに喜ばせようか。楽しみにしてほしい。