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Channel: 中津スバルの濃いスバリストに贈る情報
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新型フォレスターのX-BREAKを分析

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まず高速道路に乗った。
まっさらの新車だ。


まだ50kmにも満たない、
馴らし前のX-BREAKが届いた。


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ちょうどこの角度から見ると、
グリルの違いが解る。
一部黒塗りだ。
ミラーはボディと同色で、
ホイールのデザインが違いガンメタリックに塗られている。


フォグランプも専用品だ。
サイドクラッディングと同じオレンジの差し色がある。


適度に飛ばして目的地に着いた。


前面投影面積が大きいので、
アウトバーンで走ると時速120㎞ぐらいから、
XVの走りと差を感じるようになる。


これはクルマの性格上仕方ないことだが、
見事なのはフォレスターの風切り音が少ないことだ。


最終形態と言うこともあり、
静粛性も高いレベルに改善されていた。


SGPに引けを取らないレベルになった。


数回ドラポジを調整しベストポジションに合わせた。
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これを見ると前過ぎると思う人が居るかも知れないが、
この位の所で操らないとクルマを支配出来ない。
肘を何処かに掛けようものなら、
クルマに乗せらているだけで、
操る愉しさを知るレベルに至っていない。
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仕事を終え帰路についた。
来る時は100%高速だったので、
三倍以上時間が掛かるけれど、
一般道を走行した。
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豊田市の勢いは凄い。
やはり日本最大の生産設備のお膝元だけのことはある。


数㎞も行かないうちにレクサスが立ち並ぶし、
トヨタのお店も数多い。
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凄いモノが当たり前のような顔をして建っていた。
中津川にも昔毛の生えたような城があったけれど、
これほど本格的なレプリカでは無かった。


何をする所か知らないが、
豊田市らしさを象徴している気がした。
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4月のテストでマイナー前の2.0i-Lに乗り、
シートの優秀性は確認していた。


もう一度念のため調べたが、
2時間近く座りっぱなしでも、
全く腰が痛くなるようなことは無かった。
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こうして着座した時、
大腿骨が水平近くになると骨頭が骨盤に刺さっている角度が変る。


びしっとしっかり張られた座面だと、
そこの動きが抑制され疲れにくい。


フワフワ沈み込み常に動くせいで、
覆っている大臀筋がいつも緊張を強いられるのだろう。


硬いモノを敷くと改善する理由が分かりかけてきた。
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前に遅いトラックが現れた。


フォレスターもクルマが前へ前へとスムーズに出ようとする。
これはリニアトロニックという無段変速機の最大の長所だ。








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少しブレーキで調節し、
後に続くと燃費がみるみるうちに改善していく。



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わずか5分ほどで走行可能距離が20kmも増えた。


もう一つの美点はアクティブレーンキープの進歩だ。


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出たばかりの頃と較べると随分自然になった。
新型XVもデフォルトで機能が働き、
スイッチを入れなくても、
作動領域の速度下で軽くステアリングにアシストが働く。


時速60kmとなっているはずだ。
自動車専用道路で使えと書かれていても、
実質的に常時働いている。


お節介なほどピピピピ鳴っていた車線逸脱警報も、
かなり気にならないレベルになった。


道路幅を最大限に使う乗り方に、
過剰反応していたが、
上手くアシストと使い分けるようになった。


いわゆる閾値が大幅に見直され、
より自然にサポートするようになった。


これは大きな進歩だし、
新型XVより優れている。


新型XVで気になるのは、
その閾値だ。
しょっちゅうステアリングアシストが働かなくなり、
ビープ音と共にメーター内のMIDに警告を出す。


フォレスターでは一度も起きなかったので、
設定の違いによるモノだろう。


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小雨が降り出してウエットコンディションになったが、
走行安定性に何の変化も無い。


フォレスターも電動パワーステアリングの印象が良くなり、
ダイレクト感が増した。
それだけで無くキックバックも減った。


それは高速道路でステアリングを切った状態で目地を踏んだ時、
ステアリングに感じる嫌な応力だ。


五代目レガシィから感じるように鳴った、
電動パワステの癖だが、
これらも最新の解析技術を使って解決済みとなった。
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結局一日で200km近く走った。
燃費が上昇して途中から走行可能距離が全く変らなくなった。
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面白いクルマだ。

もともとX-BREAKは特別仕様車として登場したが、
いつまで経っても特別仕様車で、
台数限定車でも無ければ期間も関係ないけったいな存在だ。


グレードにしたくない何か理由があるのだろう。
スバルの流儀では特別仕様車のオプションコードに数字が入る。
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X-BREAKでも、
オレンジの差し色を身につけないモノも選べる。
ここまで書いて、
実はそのオプションコードが実際何か知らないことに気がついた。


驚いた。
右側のX-BREAKは差し色の無い仕様だが、
特別仕様車と言っても型式記号が標準車だ。


つまりとっくに正式なグレードに昇格していた。
そしてそのグレード内に、
二つの群を設定した。


アドバンスドセイフティパッケージ(ASP)の有無で、
それぞれの群を上下に分け、
上の価格帯だけ特別仕様車を設定した。


それがカラーアクセントと呼ばれる特別仕様なのだ。
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そしてそれらだけリヤにはオーナメントを与え、
ホイールも専用品に変えた。


なるほど、
ようやく真実が見えてきた。


スバルは太っ腹なので、
新しい個性の動向を探るため、
無料でカラーアクセントを頒布しているのだ。
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カタログを見ても、
今ひとつ意味が分からない謎が解けた。


カラーアクセントは似合う車体色4つだけに絞り、
その他のX-BREAKは8色展開している。


これはXVのtSでもやったことだ。
あれもやっぱりリサーチなのだろう。


無料なら良いじゃ無いか。
どんどん付けると良い。


但しベース車は上級OPコードしか選べないだけだ。


ASPを選ばない人はほとんど居ないので、
無料で着いてくると言って問題なかろう。


実は今一番ステキな色は、
このダークブルー・パールだと思っている。
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この色だとオレンジのシートアクセントが綺麗に映える。


深いブルーがとても綺麗で、
一番お客様に勧めているボディカラーだ。


近いうちに6MTを買っても良いかなと思うくらい好きだ。
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ドアを開けると、
ここで初めてオレンジが目に飛び込む。
tSのオレンジ色は癇に障る色だったが、
この色は悪くない。
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カラーアクセントと較べると、
やっぱり思った通りだった。


写真なのでサイドクラッディングのオレンジが鮮映性に欠けている。
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実際はもう少し明るい。
リヤゲートのオーナメントとも違う色だ。


すべてアレンジしてあるので、
少しバラバラに感じるのだ。
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色の組み合わせは難しいけれど、
ばっちり決まると本当にステキになる。


進歩のためのチャレンジだと理解することが出来た。
やはりじっくり乗って、
よく調べることが大事だ。


お客様にも正確な話が出来る。


新しいフォレスターを良く知る機会になった。


フォレスターのことを調べていたせいか、
可愛いヤツがひょっこりと現れた。
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「美味しいオイルを飲ませてくれ~~」と、
フォレスターが話しかけてきたような気持ちになった。
中津川の医療環境を大きく変えたスターだ。
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