とても平穏な場所とは思えなかったが、なぜか行く度に魅力を増す場所だった。
頂上の少し前には噴気口があり、至近距離で高圧の火山ガスが出ている。ここが活火山だと知らずに登る人は居ないはずだ。 50歳を迎えた時に、色々なことがきっかけとなり、行動形態が変わり始めた。
中でも一番大きな変化は、御嶽山に登り始めた事だった。 新聞にいくつかの気になるニュースが載っていた。
最初のきっかけは興味本位だった。軽装備で途中まで登ったが、修行者達がここへ来るのか、その空気を体感し麓へ戻った。
そして気持ちを入れ替え、装備を購入しリスクも考えて登り始めた。 頂上はまるで別世界だった。腰を下ろして休む者も居れば、神殿に礼拝する者も居た。
持ち寄った食料を食べる者も居れば、コッヘルで湯を沸かしコーヒーを楽しむ粋な者も居た。
何気なく見ていると、一人で登って来た男が辺りの様子には目もくれず、静かに建物の陰に消えていった。
何かとても気になった。それで男性が進んだ方向に続いた。すると、 神殿の向こう側に独特の世界が広がっていた。稜線に糸のような踏み固められた道が見える。
見入っていると、その魅力に取り憑かれてしまう。急な斜面を這いつくばるように降りる。なぜ行きたくなるのか謎めく気持ちを抑え、糸のような登山道を目指した。
ロープを引けるような場所では無い。だから目標は岩に描かれたマーキングだ。 あくまでも「たぶん」だが。他の意味もあるかもしれない。
この時、周囲に散らばる大岩が気になった。どう考えても、すぐ脇にある地獄谷から噴出したよう見えた。
遙か下から水の音がかすかに聞こえた。
この時死の恐怖を感じた。 少しバランスを崩しただけでも死に直結する。思わず周囲が白くなるように目がくらんだ。
ドス黒い岩石も引っ掛かった用に止まっている。
急に底知れぬ恐ろさが襲ってきた。それ以上行くことを思い留まり、後ろを振り返ると、更に恐怖感が高まった。 目指してきた頂上と全く別の光景だった。自然が作り出したアンバランスな世界に、人間の微力でバランスを取った光景だった。
これほどの光景を他で簡単に見ることはできない。この空気の味もここにしか無い。
リスクとバーターして魅力を得る。信仰の対象だから信者やファンが整えている。
登る人が入場料を払う訳でもない。登山道の入り口に僅かな寸志を求める案内があるだけだ。
その代わり全てのリスクは登山者の自己責任だ。
子供の頃から御嶽山を見て育ってきた。
およそ人の手に余る畏敬の存在であり、コントロールすることは不可能に近い。
ふとその記事の下を見たら興味深いニュースがあった。 土岐市にあるヘリカル装置で重水素実験が始まる。核分裂では無く核融合。日本にとって理想的なエネルギー産出法だが、乗り越えるべき課題はまだまだ多い。
プラズマをコントロールすることが課題だ。手のひらに載るプラズマが好きだ。 「SOTOというブランドが良いよ」と教えてもらい、興味をもって眺めていたら、100円ライターでプラズマを作る装置に巡り会った。
ブルーフレームも遂に使い始めた。 これなら電気を使わずに暖が取れる。 SOTOの着火器を使うと簡単に火が付く。 灯油を上手く気化させて燃焼するので。プラズマが美しい。
手頃なプラズマから、核融合させるためのプラズマまで、物質第四の形態は奥が深い。
核融合には超電導技術が欠かせない。 同じ日の新聞にタイムリーな話題が山盛りだった。超電導技術の大規模な実用化が目前に迫った。
色々な意見があるのはかまわないが、でかい商業施設を併設する時代では無い。
むしろ駅に直結した巨大なパーキングが必要だ。そしてパーキングの一等地にレンタカーを置くべきだ。
既に中津川に進出したレンタカーブランドを、最優先で誘致し来訪者の利便性を高める。
駐車できて初めて人が集う。日付をまたぐような駐車には高額を課しても、短時間の駐車には課金しない。
そうすれば郵便局のような公共機関を入れることが出来るし、銀行機能や行政の出先機関を集めることが出来る。
観光も勿論重要だが、その前に意識を変える必要がある。
無料でおけるでかい駐車場が無ければ、駅の魅力は乏しい。いずれにしても東京近郊のお客様だけで無く、もっと遠い東からもスバリストが集えるようになるので、これからの仕事が益々楽しみになる。
リニアに頼るのでは無く、自分らしさを際立て面白い仕事を続けるだけだ。
頂上の少し前には噴気口があり、至近距離で高圧の火山ガスが出ている。ここが活火山だと知らずに登る人は居ないはずだ。
中でも一番大きな変化は、御嶽山に登り始めた事だった。
そして気持ちを入れ替え、装備を購入しリスクも考えて登り始めた。
持ち寄った食料を食べる者も居れば、コッヘルで湯を沸かしコーヒーを楽しむ粋な者も居た。
何気なく見ていると、一人で登って来た男が辺りの様子には目もくれず、静かに建物の陰に消えていった。
何かとても気になった。それで男性が進んだ方向に続いた。すると、
見入っていると、その魅力に取り憑かれてしまう。急な斜面を這いつくばるように降りる。なぜ行きたくなるのか謎めく気持ちを抑え、糸のような登山道を目指した。
ロープを引けるような場所では無い。だから目標は岩に描かれたマーキングだ。
この時、周囲に散らばる大岩が気になった。どう考えても、すぐ脇にある地獄谷から噴出したよう見えた。
遙か下から水の音がかすかに聞こえた。
この時死の恐怖を感じた。
ドス黒い岩石も引っ掛かった用に止まっている。
急に底知れぬ恐ろさが襲ってきた。それ以上行くことを思い留まり、後ろを振り返ると、更に恐怖感が高まった。
これほどの光景を他で簡単に見ることはできない。この空気の味もここにしか無い。
リスクとバーターして魅力を得る。信仰の対象だから信者やファンが整えている。
登る人が入場料を払う訳でもない。登山道の入り口に僅かな寸志を求める案内があるだけだ。
その代わり全てのリスクは登山者の自己責任だ。
子供の頃から御嶽山を見て育ってきた。
およそ人の手に余る畏敬の存在であり、コントロールすることは不可能に近い。
ふとその記事の下を見たら興味深いニュースがあった。
プラズマをコントロールすることが課題だ。手のひらに載るプラズマが好きだ。
ブルーフレームも遂に使い始めた。
手頃なプラズマから、核融合させるためのプラズマまで、物質第四の形態は奥が深い。
核融合には超電導技術が欠かせない。
色々な意見があるのはかまわないが、でかい商業施設を併設する時代では無い。
むしろ駅に直結した巨大なパーキングが必要だ。そしてパーキングの一等地にレンタカーを置くべきだ。
既に中津川に進出したレンタカーブランドを、最優先で誘致し来訪者の利便性を高める。
駐車できて初めて人が集う。日付をまたぐような駐車には高額を課しても、短時間の駐車には課金しない。
そうすれば郵便局のような公共機関を入れることが出来るし、銀行機能や行政の出先機関を集めることが出来る。
観光も勿論重要だが、その前に意識を変える必要がある。
無料でおけるでかい駐車場が無ければ、駅の魅力は乏しい。いずれにしても東京近郊のお客様だけで無く、もっと遠い東からもスバリストが集えるようになるので、これからの仕事が益々楽しみになる。
リニアに頼るのでは無く、自分らしさを際立て面白い仕事を続けるだけだ。