高速テストの途中で清内路に立ち寄り、風情のある光景を見た。この辺りには、まだまだ良い日本の風習がたくさん残る。![f0076731_16312105.jpg]()
大家族なのだろう。大空を気持ちよさそうにコイが泳いでいた。
最近めっきり鯉幟を見なくなった。
良く考えてみれば、
男の子がいるのに立てた事が無かった。
そんな時間的余裕も無かったな。
懐かしいものを見たら、
懐かしいものを食べたくなった。
出勤して朝飯を簡単に作った。
娘の買ってきていたパンをこんがりと焼き、
低糖なイチゴジャムを塗りたくった。
![f0076731_16313958.jpg]()
昔はよく食べた。
久し振りにホットミルクと組み合わせた。
一口食べて、
口の中が幸せでいっぱいになった。
純粋なイチゴジャムが大好きだ。
トーストなら、
何は無くともイチゴジャムだ。
子供の頃はまがい物が多く、
苺100%は贅沢の極みだった。
特に味が信用できないのは、
給食に出てくるジャムやマーガリンだった。
しかし、
不味いものをよくもあれほど喰わされたものだ。
おかげで味音痴にならなかったのだろう。
巧妙に旨い物を装う時代に比べて、
不幸な面もあるが幸せな面もあった。
結構その気にならなくても、
あちこちにホンモノが転がっている時代だった。
ちょっと糖質を摂りすぎたので、
昼はテストの途中で買ってきた、
寄せ豆腐を食べて調整した。
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緑豆で作る大好物だ。
封を開けると、
![f0076731_16322273.jpg]()
ふっくらとした豆腐が現れた。
何も付けずに食べると、
豆の持つ本来の甘みと、
自然な優しい香りが副鼻腔に抜けていく。
![f0076731_16323707.jpg]()
最高の食感だ。
これだけで十分満足できた。
一日が終わり、
家に帰ると山形牛が待っていた。
![f0076731_16325516.jpg]()
すげえ。
戴き物なのでありがたく頂戴した。
綺麗に包まれた新鮮なすき焼き用の極上品だ。
ピッタリ10枚入っていた。
![f0076731_16331019.jpg]()
早速卵を絡めて戴く。
良い味だ。
紛れもない完成品なのだが、
これほどの上物だと、
食べているうちになぜか疲れてしまう。
もう少し赤身のガッチリした肉が欲しい。
カルビも苦手なので、
多分同じ理由で疲れるのだろう。
贅沢だけど、
3人でお見合いして1枚残してしまった。
翌日予約の仕事が入った。
![f0076731_16333150.jpg]()
事前にメールをいただいていた。
「SVXのスピードが確認出来なくなり御社にて修理可能と思われますので連絡させていただきました」
結構強引なメールだが、
キチンと来場可能な日が記されていた。
誰かと思って良く良く見ると、
トヨタ自動車の有力なサプライヤーだ。
昨年のモーターショーで注目した、
トヨタGRMNのヴィッツも、
ここのマテリアルで組まれたシートが使われているのかもしれない。
![f0076731_16334903.jpg]()
早速北原課長と、
![f0076731_16420542.jpg]()
杉本君の二人で、
故障原因の究明が始まった。
杉本君がクルマから降りた時、
そのシートを見て驚いた。
![f0076731_16421767.jpg]()
点検完了後に表に出して隅々まで見せて戴いた。
![f0076731_16424492.jpg]()
一部に「どぎつい色」を使ったのは、
あえて試作品を目立つようにするためで、
この色が良いと思っている訳では無いらしい。
なるほど。
淡いアイボリーに、
あえて同色のきついブルーでステッチを入れたのか。
![f0076731_16425660.jpg]()
それはそれで面白い提案だ。
![f0076731_16430729.jpg]()
リヤシートもピシっと張られている。
シートの表皮を作る仕事から、
カスタマイジングの世界に幅を広げる意欲作だ。
![f0076731_16431735.jpg]()
センターパネルの色はきついけれど、
インパネ上部の色調とステアリングやセンターコンソールの色調は渋い。
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何とセンチュリーを作る作業と、
同じ工程で植毛塗装を施してあった。
流石にトヨタのお膝元だけあり、
このクオリティには恐れ入った。
メーターバイザーにも植毛が施され、
![f0076731_16433850.jpg]()
ルーフトリムも綺麗に整えられていた。
![f0076731_16434808.jpg]()
センターにアクセントを付けて、
そのままリヤのウインドウシェルフに繋がる。
ウインドウシェルフの表皮は、
レガシィに使われたマリオレヴィのキルティング調に似ていた。
センターコンソールリッドも変わ巻になり、
上手く納まるように加工されている。
![f0076731_16435866.jpg]()
丁寧な仕事だし、
手作り感があってとても良い。
![f0076731_16440929.jpg]()
本格的なステッチの入った、
質の高いメーターバイザーが欲しくなった。
良いものを見せて戴き、
ありがとうございました。
![f0076731_16442053.jpg]()
このクルマは決して完成品ではなく、
今後の方向性を探るショーケースだ。
![f0076731_16443695.jpg]()
古橋久三さんを紹介しよう。
トヨタケ工業株式会社で、
執行役員を務められている。
現在はトヨタの協力工場として、
フル稼働を続ける中で、
外車のカスタマイジングを中心に独自の方向も模索中だ。
アルファロメオの内装改善には、
特に一歩先んじたノウハウがあるようだ。
SVXも樹脂劣化が進む車両が増え、
特殊な技術を必要とする仕事も増えた。
困った時に頼りになる存在だろう。
今後とも宜しくお願いいたします。
今後のSVXは常に未完成の連続になる。
その克服を続けることも、
飼い続ける上の「楽しみ」解脱しないと、
SVXの良さを極められない。
30万キロ乗ったSVXを温存しながら、
最近つとに思う。
![f0076731_16444813.jpg]()
そのSVXの傍らで、
ようやく次のプロジェクトの基礎ができた。
![f0076731_16450117.jpg]()
この施設も永久に未完成品だ。
完成させると確かに使い易いが、
それ以降は維持させる事が主体になる。
![f0076731_16451315.jpg]()
絵を描きかけのキャンバスは、
未完成品だけどその先に奥の深い夢がある。
インプレッサハウスに集まったミニカーは、
思わず購入したものや、
皆さんから戴いたものに加え、
中原さんリフレッシュで幅が増えた。
![f0076731_16452781.jpg]()
先日移動して一旦収まったが、
何となくガラリとしてちぐはぐな部分も多い。
そこで復刻品以外もカテゴリー別に並べて、
展示に厚みを出した。
![f0076731_16453992.jpg]()
22Bオーナーの金子さんに頂いた、
2台のアンチモニーは、
専用のコレクションケースに収めて存在感を出した。
カテゴリーに当てはまらないミニカーを、
立体的な展示台に並べたら随分かわいい雰囲気が生まれた。
![f0076731_16455334.jpg]()
この場所も常に未完成のまま、
自動車の夢の世界が永遠に続く。
![f0076731_16460916.jpg]()
面白そうな缶詰の缶を手に入れ、
箱入りのミニカーを置いてみた。
似合う似合わないは別にして、
安っぽいステージだからこそ、
ミニカーの価値がより炙り出される。
![f0076731_16462421.jpg]()
整備中のフェラーリにも、
ぴったりなステージが用意できた。
露天風呂にも素敵なステージが整いそうだ。
![f0076731_16464753.jpg]()
しっかりとボイドで囲われた生コンが、
ゆっくり時間を掛けて固まった。
![f0076731_16470887.jpg]()
逞しいく太い柱が起立している。
未完成ならではの美しさを感じた。
会社に戻ると、
美味しそうな逸品が届いていた。
![f0076731_18263582.jpg]()
越谷から小暮さんが来訪された。
広島で開かれた路面電車の集まりに参加され、
その帰路にお立ち寄り戴けた。
![f0076731_16472111.jpg]()
だからお土産が広島の名物なんだ。
愛機BP5のオイル交換を承った。
![f0076731_16473284.jpg]()
コンチのDWS06は、
そのオールシーズン性能をいかんなく発揮し、
装着以来大活躍しているそうだ。
![f0076731_16474237.jpg]()
気に入って戴けてとても嬉しい。
強靭なトレッド面を持つのでラフロードも走れるし、
優れたサイドウオール剛性のおかげで、
高速走行も安定性が高い。![f0076731_16514558.jpg]()
お土産のもみじ饅頭、
皆で美味しくいただきました。
![f0076731_16515587.jpg]()
娘が美味しそうに食べながら、
![f0076731_16520211.jpg]()
これも美味しいけど、
皮だけのもみじ饅頭があってもいいよね。
全くその通りで、
それを作ったら売れるんじゃなかろうか。
ちょっと未完成風で面白いよね。
小暮さん、
ありがとうございました。
またゴールデンウイークで、
お目に掛かりましょう。
楽しみにしています。

最近めっきり鯉幟を見なくなった。
良く考えてみれば、
男の子がいるのに立てた事が無かった。
そんな時間的余裕も無かったな。
懐かしいものを見たら、
懐かしいものを食べたくなった。
出勤して朝飯を簡単に作った。
娘の買ってきていたパンをこんがりと焼き、
低糖なイチゴジャムを塗りたくった。

久し振りにホットミルクと組み合わせた。
一口食べて、
口の中が幸せでいっぱいになった。
純粋なイチゴジャムが大好きだ。
トーストなら、
何は無くともイチゴジャムだ。
子供の頃はまがい物が多く、
苺100%は贅沢の極みだった。
特に味が信用できないのは、
給食に出てくるジャムやマーガリンだった。
しかし、
不味いものをよくもあれほど喰わされたものだ。
おかげで味音痴にならなかったのだろう。
巧妙に旨い物を装う時代に比べて、
不幸な面もあるが幸せな面もあった。
結構その気にならなくても、
あちこちにホンモノが転がっている時代だった。
ちょっと糖質を摂りすぎたので、
昼はテストの途中で買ってきた、
寄せ豆腐を食べて調整した。

封を開けると、

何も付けずに食べると、
豆の持つ本来の甘みと、
自然な優しい香りが副鼻腔に抜けていく。

これだけで十分満足できた。
一日が終わり、
家に帰ると山形牛が待っていた。

戴き物なのでありがたく頂戴した。
綺麗に包まれた新鮮なすき焼き用の極上品だ。
ピッタリ10枚入っていた。

良い味だ。
紛れもない完成品なのだが、
これほどの上物だと、
食べているうちになぜか疲れてしまう。
もう少し赤身のガッチリした肉が欲しい。
カルビも苦手なので、
多分同じ理由で疲れるのだろう。
贅沢だけど、
3人でお見合いして1枚残してしまった。
翌日予約の仕事が入った。

「SVXのスピードが確認出来なくなり御社にて修理可能と思われますので連絡させていただきました」
結構強引なメールだが、
キチンと来場可能な日が記されていた。
誰かと思って良く良く見ると、
トヨタ自動車の有力なサプライヤーだ。
昨年のモーターショーで注目した、
トヨタGRMNのヴィッツも、
ここのマテリアルで組まれたシートが使われているのかもしれない。


故障原因の究明が始まった。
杉本君がクルマから降りた時、
そのシートを見て驚いた。


あえて試作品を目立つようにするためで、
この色が良いと思っている訳では無いらしい。
なるほど。
淡いアイボリーに、
あえて同色のきついブルーでステッチを入れたのか。


シートの表皮を作る仕事から、
カスタマイジングの世界に幅を広げる意欲作だ。

インパネ上部の色調とステアリングやセンターコンソールの色調は渋い。

同じ工程で植毛塗装を施してあった。
流石にトヨタのお膝元だけあり、
このクオリティには恐れ入った。
メーターバイザーにも植毛が施され、


そのままリヤのウインドウシェルフに繋がる。
ウインドウシェルフの表皮は、
レガシィに使われたマリオレヴィのキルティング調に似ていた。
センターコンソールリッドも変わ巻になり、
上手く納まるように加工されている。

手作り感があってとても良い。

質の高いメーターバイザーが欲しくなった。
良いものを見せて戴き、
ありがとうございました。

今後の方向性を探るショーケースだ。

トヨタケ工業株式会社で、
執行役員を務められている。
現在はトヨタの協力工場として、
フル稼働を続ける中で、
外車のカスタマイジングを中心に独自の方向も模索中だ。
アルファロメオの内装改善には、
特に一歩先んじたノウハウがあるようだ。
SVXも樹脂劣化が進む車両が増え、
特殊な技術を必要とする仕事も増えた。
困った時に頼りになる存在だろう。
今後とも宜しくお願いいたします。
今後のSVXは常に未完成の連続になる。
その克服を続けることも、
飼い続ける上の「楽しみ」解脱しないと、
SVXの良さを極められない。
30万キロ乗ったSVXを温存しながら、
最近つとに思う。

ようやく次のプロジェクトの基礎ができた。

完成させると確かに使い易いが、
それ以降は維持させる事が主体になる。

未完成品だけどその先に奥の深い夢がある。
インプレッサハウスに集まったミニカーは、
思わず購入したものや、
皆さんから戴いたものに加え、
中原さんリフレッシュで幅が増えた。

何となくガラリとしてちぐはぐな部分も多い。
そこで復刻品以外もカテゴリー別に並べて、
展示に厚みを出した。

2台のアンチモニーは、
専用のコレクションケースに収めて存在感を出した。
カテゴリーに当てはまらないミニカーを、
立体的な展示台に並べたら随分かわいい雰囲気が生まれた。

自動車の夢の世界が永遠に続く。

箱入りのミニカーを置いてみた。
似合う似合わないは別にして、
安っぽいステージだからこそ、
ミニカーの価値がより炙り出される。

ぴったりなステージが用意できた。
露天風呂にも素敵なステージが整いそうだ。

ゆっくり時間を掛けて固まった。

未完成ならではの美しさを感じた。
会社に戻ると、
美味しそうな逸品が届いていた。

越谷から小暮さんが来訪された。
広島で開かれた路面電車の集まりに参加され、
その帰路にお立ち寄り戴けた。

愛機BP5のオイル交換を承った。

そのオールシーズン性能をいかんなく発揮し、
装着以来大活躍しているそうだ。

強靭なトレッド面を持つのでラフロードも走れるし、
優れたサイドウオール剛性のおかげで、
高速走行も安定性が高い。

皆で美味しくいただきました。


皮だけのもみじ饅頭があってもいいよね。
全くその通りで、
それを作ったら売れるんじゃなかろうか。
ちょっと未完成風で面白いよね。
小暮さん、
ありがとうございました。
またゴールデンウイークで、
お目に掛かりましょう。
楽しみにしています。