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Channel: 中津スバルの濃いスバリストに贈る情報
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納車式とスバル「トレジア」の魅力

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今日は朝から忙しかった。午前の面談に続き、午後の納車式を進めた。
更に納車式の最中にいらっしゃったお客様から、嬉しい事にレヴォーグSTIをご注文戴いた。
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B4のスポルティーバは心を豊かにするクルマだ。
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クオリティの高い室内は、乗る人を優しく包み込み飽きさせない。
このクルマにはサンルーフもあるので、これからのシーズンに最適だ。美しく変わりゆく季節中で、ドライブがきっと愉しいだろう。
先週の金曜日、久しぶりに游いだ。
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タイムを計ると良くなかった。
と言うより、400m位まで体が重く、1000m泳ぐ気になれなかった。
よく考えたら3月になってまだ2度目のスイムだった。
最近忙しすぎて運動不足気味だ。
そこで昨晩は娘にハンバーグを作ってくれと頼んだ。
すると珍らしい事を言うなと思ったのだろう。何しろハンバーグなど滅多に食べない。
「お父さん、それ豆腐を入れて作るの?それともガチなヤツ?」そこで、「ガチなヤツ」と言うと、「へー、珍しい」と言って、夕飯のメインディッシュはハンバーグになった。
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デミグラソースと、おろしポン酢の二つの味が楽しめるステキなハンバーグだった。
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湯葉入りの冷や奴も美味しかった。
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マヨネーズを使った春雨サラダもリクエストした。
黙っていると中華風の春雨サラダになるので、あえてこちらをお願いした。
食べ応えのある美味しい夕食だった。
ビールと赤ワインを飲んで眠った。
そんなわけで、今日は朝から何も食べずにコーヒーだけで仕事をしたが、流石に昼前になるとお腹が空いた。
しかし食事する余裕など無かったので、一昨日隣で買って来たチョコレートを取り出した。
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よくよく見たら、へんてこりんなパッケージだ。


明治チョコレートってこんなんだっけ。

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確かに森永も明治もロッテも、
板チョコと言えば大体似たようなものだが、
赤ラベルというのはロッテのガーナと森永のハイミルクだと思い込んでいた。


ところがハイミルクは明治で、
以前とはまるで違うロゴじゃ無いか。


そうか!
森永を代表するチョコレートはハイクラウンだった。


煙草のような箱に入って、
高級車を連想させるチョコ。


いつの間にか消えてしまったが、
子どもには簡単に手が出ない高級品だった。


ともかく喰ってみよう。

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腹が減ってるのでペロリと美味しく食べたが、
途中で首をかしげた。


何の感動も無い味だ。


まだ普通の板チョコの方が美味いと思った。
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それで我慢出来なくなった。
比較せずに居られない。


普通の明治ミルクチョコレートに加え、
一番好きなロッテガーナチョコレートも買ってきた。


勿論ブラックでは無くミルクだ。
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最近は厚紙の包装紙になり、
ライバルと差別化している。
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おなじみの明治チョコレートもすっかり軟弱なロゴになった。


一足先に食べ終えリサイクルボックスに捨てた包装紙を拾って、
どっこがどう違うのか比較してみた。


何となく明治のチョコらしくないからだ。
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まずハイミルクを調べた。
カロリーに大差ないが、
ポリフェノールが入っているらしい。
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それがどういう味になるのか見当も付かないが、
ロッテのガーナミルクチョコレートには表記が無い。
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資質やカロリーに大差は無いが、
ガーナミルク独特の風味が、
懐かしさを呼び起こす。


そう昔からの味なんだ。
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明治ミルクチョコレートは、
ガーナと較べカロリーは一緒だが糖質は少ない。


ただカカオポリフェノールはハイミルクより多い。


ガーナの封を切った。
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一目で分かる銀紙だ。
食べ慣れているから、
ちょっと見ただけで直ぐ解る。


明治同士を食べ比べても違いはさほど分からないが、
ロッテのガーナだけは明確に違いが分かる。
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そこで原材料がどう違うか比較した。
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明治ハイミルクとロッテガーナに含まれていて、
明治ミルクに無い物がある。
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もう一度明治ミルクと、
ロッテガーナを比較した。


材料に関係なく、
ロッテの方が口に合う。
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嗜好性だからしょうが無いが、
材料だけ比較すると、
本当なら明治ミルクに一票入れたかった。
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全部同じ重量で、
同じ値段だが、
これだけ植物油脂を含んでいなかった。


エンジンオイルと同じで、
油を水素精製すると都合の良い特性を持つようになる。


鉱物油を水素精製するとVHVIになる。


植物油を水素精製すると、
ショートニングやマーガリンになる。




最近肉を食うようになって、
少し体質が変ってきた。


腹がぽっくり出たのが収った。
動物性の油も度を過ぎなければ重要だと解った。


植物油は動物性の油より良いと言うが、
オリーブオイルの上物脂肪油と較べ、
植物油脂は良くないらしい。


トランス脂肪酸が含まれ、
動脈硬化などの原因になるという。


明治チョコレートは変ってしまった。




ふと思い出した。


パッケージングに違和感がある。


昔から明治のチョコレートが好きな人は、
忸怩たる重いかもしれない。


明治チョコレートで美味しかったのは、
デラックスミルクだった。


あの独特なパッケージが懐かしい。


その点、
良いか悪いかは別として、
ロッテは凄い。


板チョコにも大きな変化はないし、
ラミーとバッカスという洋酒コンビも健在だ。


ラミーなど相当体に悪そうだが、
この価格帯で一番美味しいチョコレートだろう。


恐らく筋の通った開発責任者が居るから、




味に狂いが少ないのだ。




スバルも味に狂いが少ない。
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藤川さんにXTを納車した。
やっぱりターボは良い。


レガシィのターボから乗り換えるなら、
実はこのクルマが一番良い。


このフォレスターは臺さんがPGMとして作った名車だ。


優れたヒトは優れたクルマを造る。


その証拠に彼は4月1日付けで常務執行役員に昇格する。


本部長として今も大活躍だ。


昨日水野さんが1ヶ月点検にいらっしゃった。

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これから泳ぎに行かねばならない。
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続きはまた明日。

孟春の予感とトレジア

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風は強いが猛烈に暖かい。
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望桜荘の山桜は、まだ冬の装いだ。
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花芽もまだまだ硬い。
でも確実に水は温んできた。
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ふと気がつけばベンチの周りがおかしい。
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綺麗に並べておいたのに、だれかが壊してしまった。
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子どもの仕業のようだ。隣の集会所で習い事教室が毎週火曜日に開催される。
火曜日の午後は出張で居ない事が多い。たまたま今日見ていたら理由が分かった。
親に言われ嫌々通ってくる子達が居るのだろう。集会所から出た子どもたちがベンチの周りで遊びだした。
こりゃあ無理もない。川に向かって石を投げたくなる。
優しくなぜ石があるのか教えようと思ったが、ちょっと野暮だと思ったので、声だけ掛けて通り過ぎた。
同じ場所で子どもの頃良く蟹を捕ったり石を投げた。
あのころより、むしろ環境が良くなった。
それが嬉しかった。
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少し上流側に登り、竜舌蘭のあたりを眺めた。
緑を絶やさない竜舌蘭と正反対に、白く枯れた植物が横たわる。
多年生の野萱草が、冬を越す姿だ。
横にある河津桜を見ると、こちらから春の足音が一足早く聞こえた。
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花芽がプックリとピンク色に膨らんで、やや卑猥な色づきを見せていた。
春だなぁ。
そういうことは野萱草も芽吹いたかもしれない。
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思った通りだった。若芽がプクプクと芽を出している。
まだ試した事はないが、これをおひたしにして、酢味噌で食べると美味しいらしい。その先からは、川に向かって何かが伸びていた。
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イバラだった。川の中にも自生していて、たまに痛い思いをする。
何年か前に退治しようと思ったが、去年から考えを変え育てる事にした。
自然なバラが自生するならそれも良い。
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綺麗な美しい花を咲かせる。
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今年の芝桜も楽しみだ。どんな風に咲くのかな。
昨夜は久しぶりに1000m泳いだ。
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タイムは最悪だった。意識していなかったが運動不足は確実だ。
それに偏頭痛も酷かった。御岳スノーランドで、雪上走行に同乗してから、一月以上ムチウチが続いた。それがきちんと泳いだ突端に和らいだ。
水をかくと肩こりが治まり、水を蹴ると右足の靱帯が和らぐ。

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活力朝礼でトレジアの磨きが終わり、昨日より更に美しくなった。
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レガシィ譲りのリモートを引くと、広いラゲッジルームが現れる。
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簡単に点検したので乗りませんか。西尾君がサッと室内を清掃し、テスト走行の準備を整えてくれた。
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まだフォレスターの分解清掃が続いている。
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シルバーのオートマチック車は完了し整備を待つだけだが、グレーがまだバラバラで、まだ3分の2以上仕事が残っている。
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ミセス大鶴が丁寧に掃除するのは、
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クルマにとってエステそのものだ。


今夜はこれからコアリメイクに参加する。


続きはまた明日。
質問があればお気軽にどうぞ。
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SUBARU冬の星空ツアーへ行こう!

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望桜荘の裏にある大展示場は、昨年の暮れに舗装された事で快適な場所に変った。
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昨年の6月の感謝デイの時、
大沼さんの協力で星空観望会を開いた。



その時にクッキリと見える太陽系の惑星を見て、
中津川も捨てたもんじゃ無いと感激した。


こうして綺麗に整うと、
「今年の感謝デイでもまたやってみたいな」と思った。


大沼さん、
その時はよろしくお願いします。


そして、
天気が良ければ希望者だけで、
更に高い所にスバルで行こう。


それが富士見台高原だ。
中津川からだと、
そこまでダイレクトにクルマで行ける。


但し冬の間は閉鎖されている。


星が一番綺麗に見える、
冬の寒い時期は行く事が簡単に出来ない。


ところが反対側の阿智村からは、
クルマで直接登れない代わりに、
冬の間もロープウエイで登れスキーまで楽しめる。


中津と阿智は10年先を見据えると、
途方もなく可能性を秘めた未開発の観光資源を持つ。


大展示場にあるのは、
2台のSVXと555カラーのレガシィを除き、

他は全て納車を待つお客様のクルマだ。
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4台とも全て岐阜県外のお客様の元に嫁ぐ。


北は北海道、
南は愛知、
西は岡山と範囲が広い。


中津川は日本の真ん中にあり、
しかも10年後にこの僅か2㎞ほど先にリニアモーターカーの岐阜県駅が誕生する。


だから今回のスバルが企画したイベントは、
中津川の位置をより正確に知って戴き、
気軽に訪れて戴く良い機会になる。
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と言う事で、今回の会場となる阿智村へのアクセスを紹介したい。
名古屋方面から来る人は簡単だ。
中津川を飛び越え恵那山トンネルに入り、出た所の直ぐ先にあるインターチェンジを降りるだけだ。
料金所を過ぎて、直ぐ先のT字路を左折すれば良い。
ところが東京方面からだと、そのインターチェンジから一般路へ降りる事が出来ない。
なぜなら園原は昼神温泉へ名古屋から顧客を呼び込むための、ワンウエイインターチェンジなのだ。
そこで東京方面から来る場合は、飯田の先にある「飯田山本」インターチェンジで降りる必要がある。

これだけは注意して欲しい。
それと名古屋や東京から来る人は、恵那山の厳しさを舐めてはいけない。
今日も激しく雪が降った。
この時、中津川の気温は16度くらいあったが、阿智村では6度くらいに下がり激しく雪が舞った。


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飯田山本で中央自動車道を降りたら、そのまま昼神温泉に向かって走る。
僅か数分で昼神温泉が現れるので、その前を通過して中央自動車道の園原インターチェンジを目指すと、
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国道から分岐し高速道路を示す看板が現れる。そこを左折すると、通称「落合ロード」が現れる。
中日ドラゴンズの選手時代に、落合博満氏が走った場所だ。
その名残だ。
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なかなかステキなワインディングだが、
朝晩凍結するので十分注意が必要だ。
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ここから数分でインターチェンジが右側に現れる。
このインターチェンジから中央道に乗ると、
中津スバルまでドアツードアで来る事が出来る。


ここを過ぎたら、
また数分で案内看板が現れる。
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ここを右折するだけだ。
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遠くに黒い雪雲が見える。
あのあたりがロープウエイのある富士見台駅だ。
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あちこちに雪は残るが、
路面には全く雪はない。
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だから余程の事が無い限りは、
大丈夫だが出来る事なら冬支度のままで来た方が良い。
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看板のある場所を右折すると、
右側に木工体験が出来る施設が現れる。
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そこまで来ると直ぐ先の橋の向こうに、駐車場が見えてくる。
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これが第七駐車場だ。その向こうに第六駐車場がある。
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第六駐車場の先が第五駐車場で、
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この場所がナイトドライブのベースになる。
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左側の第三駐車場を横目に見ながら更に走ると、第二駐車場が現れチケットブースが建っている。
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冬の間はナイトツアーが毎日開催されており、
その時間帯に訪れた人はここで2200円のチケットを買う必要がある。


「天空の楽園」
Winter Night Tour
-STARS BY NAKED-
1時間のプログラムが毎日三回繰り返される。


1回目は19時から一時間。
2回目が20時から一時間。
3回目が21時から一時間だ。
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3月18日の夜に限り、
スバルのキーを見せる事で、
このイベントに無料で参加出来る。
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今日はあっという間に一日が終わった。
きょうはこれで家に帰る。
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お疲れさん、S207。


続きはまた明日。






スバルSVXと冬の星空ツアー

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社員に「外向き情報発信を強化してくれ」と伝えた。そのように行動を変えてから半月が経った。
それを継続するには、まだまだエネルギーが必要だ。
命じた以上、率先垂範せねばならない。
毎日ブログを更新する理由は、「情報発信の重要さ」を社員に示すためでもある。
もう一つは、いつも楽しみにしていてくれる愛読者のためだ。
「怖いもの見たさ」の人も居るようだが。(笑)
先日このブログでも紹介した、銘酒「東洋美人」の送り主がいらっしゃった。
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島根県浜田市の村上さんだ。

いつもご心配頂きありがとうございます。


今回はセカンドカーのレガシィで立ち寄られたが、
村上さんもアルシオーネSVXの熱烈なオーナーだ。

毎年贈って戴く新酒のように、
SVXはいつまでも色褪せない。



村上さんがSVXを手放せないように、
当社にとってもSVXは重要な文化財だ。


勘違いされると困るのだが、
決して「SVX」が大好きなのでは無く、
発売当初から「文化的価値」を見出していたからだ。


まさしく窮鼠猫を噛むように、
レオーネやレックスしか作れなかった時代から決別した。


ジャスティやドミンゴしか作る事を許さなかった支配者を蹴り出して、
「舐められない」クルマ造りをやり遂げた。


後に来た支配者から、
「失敗作」の烙印を押され、
歴史の闇に一度は葬られた。


だがスポットライトを当て続けて26年経った。


これは明確なスバル車だが、
アルシオーネは意図的な「飛躍」を謀ったので、
余りにも日本車離れしている。


だから「アルシオーネ類」だけを好む人も多い。


でも中津スバルを、
単なる「SVXマニア」だと勘違いしてもらっては困る。



SVXは今のスバルが失った覇気を、
再度蘇らせる力を持つ。


だから執念を燃やし、
世界唯一のフロント搭載型水平対向マルチシリンダーエンジンをフォーカスする。


ヘブンス園原にも執念を感じた。
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去年の春先とは全く異なる姿に驚愕したからだ。


昨日、天空の楽園を現地調査した時、
「スターツアー」のセットを見て考えた。


ここを訪れるためには「宇宙船」が必要だ。


それに相応しいクルマは、
SVXをおいて他には無い。


そうなると朝から矢も立ても堪らなくなり、
出社次第すぐ準備に取り組んだ。


工房へクルマを移動し、
北原課長に高速走行前提の点検整備を依頼した。


こうして今日のSVXレンタカー化計画は、
順調かつ一気に進んだ。




機関絶好調、
外観上質。


天井からトランクが少し禿げているが、
腐食など一切無い。


書類を用意し、

お昼過ぎに高速道路へ滑り込んだ。
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既に大鶴さんの手で、昨年中にエステが終わり、気持ちの良いインテリアに整っていた。
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メーターパネルの美しさを見たら驚くだろう。

ハンドクラフトのシフトポジションインディケーターが装着されている。


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これは意外に便利だ。
大トルクエンジンで振動がほとんど無いため、
誤って3速のシフトポジションに入れても気付かない。


目に入りやすい場所に、
ギヤの段数が表示されているから、
一段下までセレクタレバーを引きすぎた時に重宝する。


マット加工されたインパネパネルの中に、
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懐かしいカーステレオがセットされている。


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ナビと入れ替えようかとも思ったが、
カセットテープを聴くのも懐かしくて良い。
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久しぶりに聴いてみようか。


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助手席側を見ると、
死角の少なさが良く分かる。


ヒドゥンと呼ばれる独特の手法で、
ガラスとガラスが接続されている。


SVXの開発で苦労した事の一つに、
この三次曲面ガラスがある。


岐阜に到着すると3月ならではの景色が横たわっていた。


何人もの警備員がクルマを誘導し、
一昔前に良く見たパチンコ屋のオープンみたいだった。
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3月も半ばを過ぎ、
持ち込み車検が増えているようだ。
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駐車場にクルマを置くと、周りはニッサンだらけだった。
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ショールームから出したばかりのような新車が色違いで並んでいた。


同業者にしか解らない匂いがプンプン漂っていた。


彼らも年度末で苦労してるな。


こちらの苦労は余るのでは無く足りない苦労だが、
ニッサンは販売力があるので余っても簡単に売りさばけそうだ。


弱小なスバルにはそんな余力は無いけれど、
大事にクルマを育てた歴史が、
今の姿を形作った。

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古いナンバーを外し、
裁断機の中に入れた。
書類を提出すると、
来るのにかかった時間ぐらい待たねばならなかった。
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昼飯を食べずに走ってきて良かった。
タイミングが悪いと手こずったかもしれない。順調に「わ」ナンバーを取得出来た。
封印を受けて場外に乗り出した。SVXに乗ると無性にステーキが食いたくなる。
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しかも脂の少ない柔らかな赤身が良い。


240gの赤身は、
焼加減をレアに指定し、
血の滴るような出来映えだ。


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肉欲的なクルマにはステーキが良く合う。
シームレスな加速感。


母指球で軽くアクセルペ樽を押さえると、
ヴーンという快活な排気音と共にクルマが前に軽く出る。


堪らない旨味を感じる、
水平対向DOHC4カム24バルブエンジンだ。


せっかく美味しいのに、
それを損なう稚拙なところを見つけた。


赤身のステーキに添えられた、
硬く乾いたスパゲッティのような幼稚な感触。


ドイツ人なら怒り出すような、
味気ないベークドポテト。


それと同じように、
このSVXには絶対にやってはいけないカスタマイズが施されていた。


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PCDが同一だからと言って、20年近く年の離れた、息子の靴では荷が重い。
WRX STIは強度を重視する余り、通常の鋳造ホイールはとても重い。
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更に幅の広いタイヤを引っ張って付ける関係から、ハンドリングにナーバスな傾向が生じる。
味が随分落ちていた。
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ビルシュタインに換装され、サスの横剛性は向上しても、タイヤとのマッチングが悪く、ビルシュタインの弱点ばかりが目立った。
足回りで褒めるべき長所がまるで無い。
いくらサスの横剛性が高くても、タイヤは充分にグリップしない。
だから限界が下がり、ライントレース性がお粗末だ。
路面の抑揚を拾いやすく、良い事は何も無い。
SVXをカスタマイズする上で、後に誕生する大出力車の機構を流用する事は、無駄と危険を生じさせるだけでメリットは少ない。
ホイールの大径化に注意が必要なのは勿論だが、トランスミッションを載せ替えたり、ビッグキャリパーを使うなど、基幹性能をいじるような真似も止めた方が良い。
スタイルにほだされて、
重くて外径の大きなホイールを装着すると、クルマが一気にアンバランスになる。
要するにせっかくのSVXが、舞うように走れなくなる。
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このSVXには前オーナーの時代から、陰のように寄り添うドナーが居た。
ドナーはビルシュタインを搭載していた痕跡があった。
恐らくこのクルマからスワップされたのだろう。
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ドナーにはノーマルのダンパーが付いている。
タイヤとホイールもユニークだ。

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タイヤサイズはドノーマルだが、
ホイールにはマツダのマークが記されている。
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オーナーズ倶楽部の熱心なメンバーだったのだろう。車体のあちこちに、
愛情を感じるステッカーが貼られていた。
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このドナーにいつも驚くのは、
意外なほど簡単に始動出来る事だ。


SVXは暗電流が多く、
しばらく放置すると始動が困難になる。

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何か命の息吹を感じる不思議なクルマだ。

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だから部品を使わせてもらっても、
外したら元に戻し常に動くようにしてやりたくなる。


抹消謄本も無く、
ナンバーを取る事は出来ないが粗末にしたくない。

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凝った排気管が顔を覗かせている。

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中津スバルのオリジナルマフラーは太鼓を左右に分けたが、
こちらはそのまま小型化してデュアル出しになっている。

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かなり軽量化された感じがするし、
センターパイプまで専用品のようだ。

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これは一度試験してみる価値がありそうだ。


新しくレンタカーに生まれ変わったSVXも、
スバル生誕100年を記念するイベントの一環だ。


桜祭りに備え愉しい企画をドンドン考える。

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明後日の星空ツアーに揃って参加するつもりだ。
会場で見かけたら是非声を掛けて欲しい。


皆さんの参加を心待ちにしている。


終わり

野萱草とインプレッサハウス

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東京から小林さんがオイル交換にいらっしゃった。いつもありがとうございます。
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このブログを参考に、アルミテープをエンジンルームに貼ろうとしたら、ブローバイガスの汚れがひどくなっていた。
日常点検の重要性が良く解る。
それで気分転換もかねて、中津スバルにいらっしゃった。
というのも、昨年の暮れに通勤中にトラックと接触し、骨折するという大けがをされた。
沢山のスバルに包まれて癒されたはずだ。厄払いになっただろう。
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沢山のお土産を頂いた。社員全員でしっかりいただきました。
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いつもありがとうございます。
今日は朝からインプレッサハウスを清掃した。
出勤してデカイ握り飯を二つも食べた。
妻が前夜から「錦松梅」を使ったおにぎりを作り、翌朝の活動に備えてくれた。
錦松梅は子供のころから大好きなふりかけだ。
贅沢品だからお歳暮などで頂いた時しか食べられなかったが、あの複雑な味の組み合わせと、香ばしくて甘い味は今でも大好きだ。
なので、カステラとどら焼きは、明日まで大事にとっておく。
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今週の頭からインプレッサハウスに、ミニカーを飾るための棚を作った。
先にエンジンを建物の躯体を上手く生かして飾った。
予想以上にうまく展示できた。それに負けないようにミニカーも工夫を凝らして飾る。
まずコンクリートの壁面を活かす。次に飾り棚の材料を選んだ。
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安価だけれど良い材料があると、奥村さんが教えてくださった。
ちょうど保険の更新にいらっしゃった、お得意様でもある奥村建築さんに、作業を快く引き受けて戴けた。
「真っ白いキャンパスに絵を描くようにインプレッサハウスを作りたい」そう話すと、
奥村さんはイメージ通りに仕事を進め、徐々に姿が出来上がっていった。
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テーマを決めた。木と鉄だけを中心に、コンクリートのインプレッサハウスを彩る。
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木の棚を作ることで、見栄えの悪かったスイッチも綺麗に収まった。木の本職だけあり、仕事の収まりが見事だ。
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空間を利用して、新たな演出も企てられる。
何かのために並んで開口部があるので、大きな方の開口部を両側からミニカーを眺められる棚に置き換えた。
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これなら大きなミニカーから小さなものまで自在に飾ることができる。ケースや箱もむやみに捨てずに飾ろう。棚が仕上がりひと段落した。やはり木の醸し出す柔らかい雰囲気は、触感のコントラストを生む。
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せっかく本職のプロにお願いしたので、これだけで終わらず更に仕掛けを作った。
奥村さんには大変なお手数をおかけしたが、ちょうど良い構造物ができた。
天井までの豊かな空間を活かして、木製のトラスを張るようお願いした。
B-factionにもワイヤーを利用したトラスがある。
その応用で鉄ではなく、木を用いて独特の世界を作り上げた。
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すぐ何かに使うわけではないが、照明にも利用できるし、スピーカーを吊るすのも楽しそうだ。
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「ハンモックだけは吊らないでくださいね」と、奥村さんに念を押された。
ハンモックがダメなら、キャンパスを吊り下げ簡単なテントにすると、
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ブルーフレームの温かさが増す気がする。
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どんなふうに使ったら楽しくなるのか、お客様と一緒に考えよう。
インプレッサハウスの歴史はこれから始まる。
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奥村さんにとって、
コンクリート直付けの木製トラスは、
思わぬ難儀な仕事だった。


分厚いコンクリートなので強度は十分だが、
下からアンカーボルトを打ち付けるのは大変だった。


本当にお疲れ様でした。
室内の置物にカバーをかけてくれたが、
どれも真っ白になるほど粉が付着した。


難儀な様子が想像できた。


なので心を込めて掃除した。
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隅々まで掃除機をかけ、床に置いた備品をか片づけた。
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そして本館に移動中だったインプレッサWRXを再び飾った。
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うーん最高だ。真っ青な空の下インプレッサが生き生きとしていた。
扉を閉じて会社に戻った。
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社屋に入ろうとして、ふと気が付いた。
周辺が随分春めいてきた。
花粉もいっぱい飛んでいる。
楽しさと苦しさの両方がやってくるのも、早春の特徴だ。
春の気配を強く感じたので、インプレッサハウスの周りをどう整えるのか、その手法が頭をよぎった。
芝生も良し、果樹園も良し、焚火台も良し。
ずっとあれこれ考えていたが、しばらく放っておく。
そう決めた。
なぜか。
もちろん手入れするし、むやみに雑草の生えない工夫もする。
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この10年間で得た財産は、自然との対話力を社員全員が身に着けたことだ。
ブルーベリーも元気だし、リュウゼツランも増え続けている。
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やせた土地で強い植物は、
冬でも青々と元気だ。


似たような花の咲かせ方をするのに、
真逆な植物もある。

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霜が降りたように白く枯れた植物は、
理由絶欄の増殖と同時に増え始めた野萱草だ。


若芽の誕生を確認し、
その後の様子を観察した。

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枯葉の周りを調べたが、
目立って大きなものはない。
少しかき分けると、

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少しだが確認できた。
でも少しも美味そうじゃない。
乾燥しているせいだろう。
そこで直ぐ脇の石垣に行くと、苔の間からニョキニョキと若芽が出ていた。
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すぐそばを川が流れるだけで、
たとえ数メートルでも環境に大差が出るのだろう。
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さっそく掘り出して、
茎に絡みつく枯葉を取り除いた。
美味そうじゃないか。
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食べられるのではないかと気付いたのは、
望桜荘の庭で庭で繁殖が始まった時だ。


2年ほど前、
この木の根元にニョキニョキと若芽が現れた。


その時は何かわからず、
草と一緒にむしり取った。


瑞々しくて匂いも良かったので、
本能的に食べることができると感じた。


後日それがオレンジ色の花を咲かせる野萱草だったと分かり、
調べると食用可能であることが証明できた。
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実にタフな植物だから、
まだ残っているのではないかと目を凝らすと、

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やはり若芽が現れていた。
これもきれいに抜き取り、
ヨーグルトの空き箱いっぱいまで集めた。


今夜の晩酌で、
茹でたての若芽を酢味噌で楽しむつもりだ。
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これからしばらくすると、
様々な野草がこの周りでどんどん生まれる。


食べられないと思っていただけで、
雑草という植物は存在しないと思い知らされた。


タネツケバナはピチンと種を飛ばす迷惑な草だと思っていた。
ところが、
はじける前の茎を集めて湯がくと、
アスパラガスのような味がする。


ウジャウジャ生えるカラスノエンドウは、
草刈り機に巻きつき厄介だ。


ところが、
成熟前の「さや」は、
卵とじで食べると柔らくて美味しいそうだ。


ちょっと臭いが強いが、
野蒜も美味い。
こうした自然の恵みを、
インプレッサハウスでも楽しめるように工夫する。


何しろ長い間放置され、
建物の周りはおあつらえ向きの自然繁殖状態。


それを刈り取り冬を迎えたが、
当然春の息吹で目を出しそうだ。




そこにスパイスを与えてある。


望桜荘の周りに10年ほど敷き詰めていた、
ニードフルシートを全て移設した。


かなりのミネラルや、
土壌微生物がしみ込んでいるはずだ。


食べられる植物が自然発芽し、
どんどん繁殖する要素を、
インプレッサハウスの周りに持ち込んだ。


不燃物として厄介な処分品とされるより、
インプレッサハウスの周りで第二の人生を送る。


凶と出るか吉と出るか、
それは解らないが、
実験する価値は十分ある。


なぜなら
商品作物を目指さないなら、
放っておくだけでも野菜はできるはずだと思うからだ。


野萱草の若芽を集め工房に戻ると、
大宮君から「テスト走行をお願いします」と声がかかった。
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そうだ。
明日は倉敷から石田さんがいらっしゃる。
WRXの納車日だった。


安心して高速道路を走れるよう、
最終テストに臨んだ。


ちょうど良いので、
あの場所を目指した。
恵那山トンネルを抜ければ、
あっという間に天空に着く。
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本当に気持ちが良い。快晴が明日まで続くことを願いながら、高速道路を快調に飛ばした。
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目的地にはすでに役者がそろっていた。

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群馬は恵比寿より100年祭に熱心だ。
そりゃそうだ。
中島知久平のお膝元だもの。


無関心なわけはない。
希望ナンバーが足りなくならないかと心配するほど、
今年は100番が増えるだろう。

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新色のアウトバックはエアドームの前に展示される。インプレッサスポーツのほかに、ドーム前に並ぶのは、
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新型フォレスターだ。
このクルマには高い評価を与えられないが、
そういうクルマが売れるというジンクスがあるので、
スバルにとっては良い評価かもしれない。


一般消費者の生の声が楽しみだ。


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今回の全体統括を担当する、
電通のケンジュウさんにお目に掛かれた。
カタカナで紹介したが、
決して外国人ではない。


劒重と書く凄く珍しいご苗字で、
変換することが簡単にできないからだ。


新型インプレッサの導入も担当され、
現在流れているCMだけでなく、
次のXVにも関わられている。


仕上がりが楽しみになった。


今日は暗くなってから、
ナイトドライブの仕込みを始める。
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既にプローバも待機していた。

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みんなとはすっかり顔なじみなので、
久しぶりに会えて嬉しかった。
どうも「そのうち現れるぞと」思っていたようだ。


彼らのドライブなら安心して楽しめるから、
ぜひこのフォレスターに搭載されている、
アダプティブドライビングビームを体感してほしい。



ぎょろぎょろ動く目も、
暗い場所ほど効果が良く解るはずだ。


劒重さんは明日も大忙しだ。

何しろ縦横が19m×14.6m、
高さが9mもあるドームテントを、
わずか1時間30分で設営する。


中にはエアコン5台を設置し、
ぽかぽかに暖めるそうだ。
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そしてスバル360を美しい星空を描いたバックボードの前に置く。


そこが参加者の記念撮影に用いられる場所となる。


なかなか気の利いたアイディアだ。


真っ暗だと写メが残せないからね。


さあ、
いよいよ舞台は整った。


明日、ぜひ阿智村を目指してほしい。

待っているぞ。

野萱草の酢味噌和え

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いよいよ始まる。
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多くの参加者が集まった。
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長蛇の列が出来ている。エアドームのホットスポットには、暖かい飲み物がたくさん用意された。
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無料で振る舞われるので嬉しい。曇り空だけど、風も収まった。
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フォトスポットのサブロクが、嬉しいそうにスバリストの到着を待っている。
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ガレットも美味しそうだ。
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そば粉から作るこだわりの店だ。伊奈波さんに会えた。
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会場に行く前に立ち寄られ、栄養ドリンクを差し入れして頂いた。ありがとうございます。
盛り上がり始めた。まだ間に合う。スバルに乗って集まろう。
さて、人間の本能も捨てたもんじゃ無い。

手触りと匂いで「食える」直感した。
その予感は大当たりだった。
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妻は別に困ってないから食べないと、いつも余り乗り気では無い。

そこで手紙を書いて、レシピも簡単に添えた。
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プールで泳いでから家に戻ると、
時刻は23時を回っていたが、
気持ちよく料理に取り組んでくれた。
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綺麗な場所に生えていたので、
元々それほど汚れていないが、
根元の砂をよく落とし軸を包丁で切り落とす。
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沸騰させたお湯に塩を二つまみほど加え、


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軽く湯通し。


火が通って鮮やかになったら、
取り出して指先で硬さを確かめる。


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柔らかいと感じたら、
サッと湯を切り水にさらす。


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酢味噌をかけて出来上がりだ。


今日のスイムもタイムが良くない。
29分54秒91だが月曜日より4秒短縮した。


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それよりグランドスラム出来た事に意味がある。
というのも、
月曜日に泳いでから、
火曜日にコアリメイクという深層筋のトレーニングに参加した。
水曜の休館日を挟み、
木曜日にリンパトレナージュに参加し、
金曜日のスイム1000mで締めた。


効果は絶大だ。
体重は62.8kgと軽くなり、
再発した右の偏頭痛もケロリと直った。


花粉症で優れない呼吸系も、
一皮剥けたかの如く気持ちよい。

だから深夜晩酌のビールが美味かった。
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さて野萱草の若芽はどんな味か。
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例えようのない歯応えだ。ジャキッとした軽快な噛み心地だが、ネギのように残らず心地良く砕ける。
匂いはほとんど感じず、ほのかな甘みが舌の奥に広がる。
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これ、美味~~い!
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お世辞じゃ無くとても美味しい。
何か凄く得した気分だ。
妻にそう言うと、一口食べて「確かに例えようが無いね」といった。
おいしいだろ、と言うと、「うん」といって更に箸が伸びた。
苦手なものには絶対に箸を付けない妻が、美味いと言った。
折り紙付だと言う事だ。
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〆は赤身だった。朝食べた握り飯二個の帳尻も合ったようだ。
目覚めると、足取りも軽やかで爽快だった。
今日は天気が良いので、お客様も多いだろう。
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倉敷の石田さんは、「天気が良ければ駅から歩いて行きます」と仰った。
駅から二キロほどの距離だが、中仙道を歩く楽しみもある。
駅の方を眺めながら納車式の準備を整えた。
いよいよ昴天空星空祭が今夜開かれる。
小林さんに戴いたどら焼きを取り出し、朝飯代わりに食べた。
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食い応えあるね~~。
運動を続けるとあらゆるモチベーションを維持出来る。それに加え体の調子も良い。
仕事をしていてつくづく思う。他人を変える事は本当に難しい。だがそれに較べれば、自分を変える事など訳なく感じる。
面白い事も解ってきた。
自分を簡単に変えられないと、人からのアドバイスも簡単に受け入れられない。
逆らっているのでは無く、受容する柔軟性に欠けるからだ。
リンパトレナージュで体を曲げる時、いくらやっても他の人のように曲がらない。
体の特徴を精神構造に置き換えると良く分かる。
だから仕事の上でも、まず自分を変える事から始める。
その上で他人を変えようとするのでは無く、良い影響を与える。
良い結果をお手本のように見せれば、徐々に言う事も受容してもらえるはずだ。
結果は直ぐ出なくても根気よく続ける事が大切だ。
さあ、今日もまだまだ頑張ろう!
おわり

スバル冬の星空ツアー大成功に終わる

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美しい朝だった。
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出勤しようと玄関を出て驚いた。
偶然にも昨日の会場から朝日が昇っていた。


慌ただしく過ぎ去った一日を振り返ろう。


まず岡山県から石田さんがいらっしゃった。


インプレッサWRXをお渡しすると同時に、
取り扱い方法を丁寧に説明した。
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ご満足戴けて嬉しかった。
午後になると、富士重工からお客様がいらっしゃった。
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スバルネクストストーリー推進室の小島室長だ。
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お土産をありがとうございました。彼らの発案で今回のステキなイベントが実現した。
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現場中継を振り返りながら、大成功に終わったイベントを振り返りたい。
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多くの参加者が集まった。
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長蛇の列が出来ている。
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エアドームのホットスポットには、暖かい飲み物がたくさん用意された。
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無料で振る舞われるので嬉しい。
曇り空だけど、風も収まった。
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フォトスポットのサブロクが、
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嬉しいそうにスバリストの到着を待っている。伊奈波さんにも会えた。
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会場に行く前に立ち寄られ、栄養ドリンクを差し入れして頂いた。ありがとうございます。
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受付から48分で、試乗枠は一杯になった。プローバの活躍で、ナイトドライブも大成功だ。前夜から入念に試乗コースを設定し、灯火器の性能をアピールした。

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プローバの人気者「優しい歌のお兄さん」を紹介しよう。
どのイベントでもハキハキとした進行で、皆から愛されている亀井さんだ。
インプレッサG4とスポーツ、それにフォレスターを加えた3台態勢で、15分おきに試乗車が走り回る。
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1台あたりの最大人数は3名で、理論上1時間あたり4タームが可能だ。
と言う事は3×3×4という公式が成り立つ。18じから始まったので36名が4回の時間枠で体験可能だから、総勢144名が計算上乗れるわけだ。
それが、受付からわずか48分で全て埋まった。
10時を過ぎても試乗車はフル稼働し、最後は星空ツアーのスタッフが体感した。
本当にお疲れ様でした。
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これが記念品のコンパスだ。ドームテントの隣には、地元飯田市から移動販売専門のプロショップが店を開いた。
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パンタロンとは懐かしい。もう死語かと思っていたら、思いがけない所で目にする事が出来た。
その言葉に引き寄せられ、お店を覗くと、実に美味そうであった。
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糖質制限中なので、食べたい気持ちをグッと抑えた。

価格もコスパ抜群で良心的だ。スバルがコントロールするから可能になったのだろう。
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手際よく分業体制が構築され、ピーク時の仕事ぶりも良かった。
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100%地元で取れるそば粉を使うという。
そば粉からこだわる店だ。
最初のスターツアーに出たら、寒さで急にお腹が減った。
妻と合流したので、お互いに暖かいものが欲しくなり列に並んだ。
これは買って大正解だった。
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スープとガレットで500円。寒空の下、3時間を過ごすためには栄養補給が必須だった。
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こんなに美味しいとは思わなかった。
ここまでがスバルが関わるコラボレーションだ。
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受付は午後6時に始まり、7時までは思い思いに歓談を楽しんだ。
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ただ一つ残念なのは、風は収ったものの、朝の晴れた空は姿を消してドンヨリとした曇り空に変っていた。
そしてヘブンス園原の常設会場が開いた。
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正面のコンテナには花火を打ち上げる工夫が施され、
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エントランスには宇宙空間への導きが灯された。
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一般来場者やリピーターが待ち構える会場に入ると、既に盛り上がり始めていた。
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正面のカフェも昼間とは全く別世界だ。カレーが人気で美味しそうな匂いに満ちていた。
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大きなトイレもあるので安心だ。
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お土産も揃っている。スバルに乗って多くの人が集まったので、ショーが始まる頃には会場は満員になったが、3度繰り返されるので焦る必要は無い。
ただし、星空は動く。
最初はスバルが見えたが、二度目になると山の陰に隠れた。
これから行く人は、スバルをみたいなら1回目のプログラムに参加すると良い。
北極星を中心に、星座が時計と逆回りする、壮大なショーが楽しめる。
三度参加しても料金は同じだ。
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まずプロジェクションマッピングで、ギャラクシーショーを楽しむ。
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白いコンテナの役割が良く分かった。


毎時35分まで映像演出が続き、
最後になるとカウントダウンの映像が現れる。


ゼロになった瞬間だ。
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バタンと扉の閉まるような効果音と共に、
会場内の照明が一斉に落とされる。
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漆黒の闇に染まった瞬間、
会場内からワーというため息が漏れた。


何と曇り空が一面の星空に変っていた。


太陽が沈んだ後、
水蒸気の発生が収れば、
天候が回復するかもしれない。


一縷の望みを抱いていたが、
正に期待通りの星空が現れた。


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オフィシャルカメラマンの井元さんが、
弟子の岩本さん取材されていた。


岩本さんも師匠同様、
かなり強烈なスバリストだ。


愛機はGRBのスペCだから、
一度師匠と中津スバルに来るべきだろう。



井元カメラマンは、
スバルのモータースポーツを応援する番長に就任した。


マリオ同様、
熱烈なスバリストなので今年のモータースポーツも、
彼らの働きで盛り上がるに違いない。
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今回のイベントを仕切った、
電通の劒重さんと、
スバル国内営業本部 マーケティング推進部 宣伝課の田原春江さんだ。


彼女の活躍でこのイベントが大成功に終わったと断言出来る。


パッと星空が広がった瞬間、
「何か持ってる」と直感した。


今後ともよろしくお願いします。


おわり

サンバーオープンデッキとSVX

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久しぶりにハイボールを飲んだ。
名知さんに戴いたクリアー&ホワイトはとても呑みやすく美味しかった。
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どんな料理にも合いそうだ。
食事の後もゆっくりとグラスを傾けた。
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この時に、中津川の隠れた名産品が炸裂する。
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余り深く煎らない方が美味い。中津川の赤土で育つと、甘く濃い味の落花生になる。
これは冬の間に楽しめる、止められない味なんだ。
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今日は掃除の日。
月の中間で進めるプログラムは、工房中心の改善だ。
床を隅々まで綺麗に洗った。
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特にリフトの足元に拘る。こういうところが汚れていると、無性に気になって仕方が無い。なので洗剤を使ってデッキブラシでゴシゴシ洗った後、すすいでから掃除機で綺麗に吸い取る。
いつもなら奥から始めるが、今回は見合わせた。
納車待ちの新車が次々と届いたからだ。
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何ヶ月もお待ち戴いたクルマばかりで、この後オプションを装着し納車式の準備を整えねばならない。
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早々に掃除を切り上げ磨きに入った。

今日の納車が決まったインプレッサスポーツには、グラスコーティングを施す。
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ロイヤル車検でお預かりしたWRXには、丁寧にポリマーコートを施す。
それぞれ特徴があり、いつまでも人気が廃らない人気商品だ。
どちらも手作業なので、時間が掛かるが、気持ちよく仕上がる。
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2班に分かれて作業が始まったので、他から流用した掃除機を戻す事にした。
2台あると掃除がはかどる。しかも最新型のケルヒャーは容量が大きく、とても頼りになる掃除機だ。
インプレッサハウスで活躍している掃除機だ。
室内を清掃した時、帯電する性質を知った。
ズボンにホースが絡みつくし、舞い上がった粉体が、ホースの表面に白く付着した。
良い機会なので使った後の掃除機を、綺麗に掃除して戻す事にした。
白くなったホースをたわしで綺麗に洗い、雑巾で蛇腹の中まで綺麗に拭いた。
掃除機を載せていくのに、どちら御使おうか迷ったが、サンバーのオープンデッキを選んだ。
荷台が丁度良い大きさだ。それともう一つは、最近キャブオーバーのクルマに乗りたくなくなった。
自分の失敗では無く、相手の暴走による事故が多い。
先日訳あって、どうしてもキャリートラックの助手席に乗る必要があった。
つくづく思った。「軽トラは一人で乗る乗り物だ」と。
交差点で対向車をやり過ごしながら、こっちに向かってきたら死ぬな、と思うと怖かった。
このクルマを導入して、もう一年以上過ぎた。
当社の脚として一番人気があり、「男のギヤ」のキャッチフレーズもすっかり定着した。
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使ってみないと解らない魅力に溢れていた。インパネシフトの5速マニュアルは意外にスポーティーだ。
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シンプルなメーターに、かえって新鮮さを覚える。
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ペン立てやカードホルダーが美味く配置され、ドリンクホルダーも良い位置にある。
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ドリンクホルダーにカメラは入るが、
iPhoneプラスは入らない。そこが少し惜しいが、非常に利便性の高いコクピットだ。
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掃除機を積んでインプレッサハウスに向かった。
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大は小を兼ねると言うが、あちら専用に一回り大きなタイプを購入して良かった。
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オープンデッキはなかなか乗り心地が良い。決してシャープとは言えないが、そこそこ狙ったラインを走れるし、落ち着いた動きが安心感を呼ぶ。
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大きなゲートがしっかり下がるので、荷物の載せ下ろしも楽だ。
軽トラックのように使用目的がはっきりしていないから、「ギヤ」感がより一層高い。
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元の場所に掃除機をも出した。またこちらで活躍してもらう。
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第三房のエンジンは綺麗に収り、もうこれで安泰だが、第四房の棚作りが途中だ。
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この板を単管パイプに張り、より使いやすく改善する。
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ここに折りたたみテーブルや、クーラーボックスを格納し夏に備える。
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以前より調理場も整い、お客様がセルフサービスで泊まれる環境も整えた。
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これなら深夜に一人酒も「原価」で楽しめる。
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まだやらなければならない事も多い。
とりあえず掃除して早くミニカーを運ばねばならない。
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会社に戻ると、SVXの作業も再開していた。
昨年の12月26日に持ち込まれ、
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キーも紛失したSVXを、堂々と走れる姿に蘇らせる。
埃だらけだった外観を綺麗に整え、掃除の終わった工房に全員で押し込んだ。
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外は綺麗になったが、まだエンジンルームは埃だらけだ。
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ちゃんと走れるようになってから、エンジンも綺麗に洗ってあげる。
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あれこれ忙しくしていたら、無性に腹が減った。
お昼に瑞浪の廣田さんと商談の約束があった。
そこまだ少し早いが、簡単に食事を済ませる事にした。
ファミマに行って、何を買おうか迷ったが、豆腐とカニかまを選んだ。
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時間の無い時に手軽に食べられる。
豆腐は量を調節出来るので便利だし、スティック状のカニかまは、なかなか味が良い。
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全て綺麗に平らげると、内線が鳴った。
SVXの確認をして欲しいという連絡だった。
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プラグを全て外し、シリンダー内部の点検が始まっていた。
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外したプラグは燻りが酷く、
あまり良い状態では無かった。
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ピストンの頭部が綺麗に見えた。
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いくつかのピストンにスラッジが付着しているが、異常と言うほどの量では無く、コンディションは上々だ。
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内視鏡に反射板を付けシリンダー内壁も確認した。
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綺麗なもんだ。線が入っているが問題では無い。
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H7年7月31日登録スバルアルシオーネSVX走行距離 33272㎞E-CXW28年間エンジン始動せずで車庫保管メインキーだけでなくスペアキーも紛失

ここまでの工程まずキーを作成オイル点検し規定量を確認スパークプラグ取り外すシリンダー内部カメラにて確認
ピストンにカーボンの蓄積確認シリンダー内部異常なしフューエルタンク内確認フューエルポンプ空転作動異常なし
フューエルインジェクター脱着点検異常なしシリンダー内部にモリブデンパウダーLM-0910塗布NGKプレミアムRXプラグに交換 
エアーエレメント交換。パワステオイル確認しタンク内にオイルが無い事を発見ステアリングギヤBOXよりオイル漏れ確認始動に向けエンジンオイルを規定値まで0.5リットル補充車両下回り点検トランスミッションよりATF漏れ発見したがオイル量は問題なしコントロールバルブハーネス部オーバーホール必要冷却水点検し0.5リットル補充手動でクランクシャフトを10回転
バッテリー交換し電源供給確認異常なしセルモーターを作動して20秒間クランキング  
これがH29年3月20日現在の状況だ。
錆や腐食は全く無いので、決めた手順通り進めよう。
オープンデッキの味は、ファミマの豆腐とカニかまに似ている。
便利で軽くコストも安い。いつでもどこでも食べられる。
体に負担も少ない。けれど人造の味だ。
スピルバーグの映画に、A.Iというもの悲しい作品があった。
未来はセックスも人造的な味に変っていた。
コールガールが全てアンドロイドで、生身の女を凌いでいた。
現在のクルマは全て電子制御でコントロールされる。
いくらスロットルを全開にしても、アクセルペダルのスイッチが電気信号を送り、ステップ制御でスロットルが開く。
肉と肉の繋がりが無い、虚しいセックスのような味だろう。
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こんな嫌らしい繋がりは、この頃のクルマしか持ってない。
エンジンルームから、ここを嫌らしくこねくり回すと、クルマが良い声で啼くんだぜ。堪らないだろう。
それが男というものだ。

明日が楽しみだ。飛びっきり助平な男が二人、東の方からやってくる。

行儀よく飼い慣らされた、最近の「男モドキ」には解らない、ストレートな男達だ。
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流石に豆腐とカニかまだけでは持たなかった。
そこで小島室長に戴いたきんつばを取り出し、皆で食べた。
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紅芋の味がする。
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自然な味覚で体に優しい。この甘さが良いんだよな。
スバルに通じる甘さは、自然な素材から生まれる甘さだ。


ガチで一発始動させる。


演出は一切無しだ。


楽しみにして欲しい。


終わり



MC前のBRZに注目が集まる

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今朝、久しぶりに雨が降った。
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出勤してクルマを降りた時、昨日と全然違うと感じた。

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レガシィオーナーの西さんがいらっしゃった。
製薬会社にお勤めなので良いモノに詳しい。


昨年、
「良いマスクがあるけど売れすぎてなかなか手に入らない」と仰った。


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娘が買ってくれた、
オトナの贅沢マスクを着用していたら、
「これをどうぞ」とお土産を戴いた。


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洗えるマスクだ。


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3回洗っても能力が落ちないという。
それはありがたい。


くしゃみと涎でギトギトになっても、
直ぐ洗って乾かせば再利用出来る。


ちょっと悪役に見える方を着けた。
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なるほど、
フィット感も抜群だ。


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白い色も選べるし、
妻のように顔の「小さい」女性用もある。


西さん、
大助かりです。


しっとりした肌触りと密着感が最高です。


ありがとうございました。


外出から戻ると、
カウンターにお土産が届いていた。
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三井生命の平野さんからだった。
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長崎と言えばカステラと言うほど知名度が高い。


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ザラメと言う文字が一際目立つ。
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開封すると想像以上の柔らかさだ。
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しっとりして甘い。
それにザラメの歯応えと甘さが後を追いかけてきて、
もう一切れ欲しくなる美味さだ。


昨夜、
くしゃみが落ち着くのを見計らい、
川合さんのお宅を訪問した。


テストがてら愛機BP5をお借りして、


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久しぶりにナチュラルアスピレーションの、
2リットル水平対向DOHCエンジンを堪能した。


レガシィ史上、
最も激変したエンジンと言っても過言では無い。


川合さんの愛機に乗って、
同じクルマが欲しくなった。


3リットルの6気筒とも違う。


MTとマッチングが良く、
しっとりと甘く歯切れの良い味だ。
前の車検から5万㎞ほど走られ
16万㎞になっていた。


長い上り坂をフル加速しながら、
ギヤを切り替えていくと、
クルマが歌うように走る。


とても16万㎞走ったとは思えないクルマだ。


何年もメンテナンスとテストを任されているので、
この「個体」だけにある気持ち良さも知り尽くしている。


レガシィの耐久性を実証する見事なクルマだ。


全くノーマルで、
消耗品もきちんと交換されている。


川合さんのクルマを走らせて、
一つだけ感じた事がある。


この距離を考えれば僅かだが、
ライントレース性能の低下が起きている。


タイヤとの相性もあるが、
路面のアンジュレーションを過敏に拾う時があり、
タイヤ幅の半分くらい思った位置より右外に出る。



決して危険な領域ではない。
チューニングしたクルマでも良く感じるナーバスな部分だ。


レガシィをチューニングする人も多いが、
いたずらなチューニングはストリートユースにおいてメリットよりデメリットを生む。


ただし求める能力が明確であったり、
完成した時のイメージがはっきりしているならチューニングが必要だ。


リフレッシュメンテナンスなどは、
オーナーが求める完成イメージと、
メカニックの知見と技量を同じ方向に揃えられる。


例えば10万キロ以上走ったクルマから、
シャシーを構成する全てのブッシュを取り外し、
全て新品に交換するとシャキッとした乗り味に変わる。


それとは違って、
競技に用いるクルマ場合は「結果」を重視する。
だから良いタイムを出すために何をすべきかという「解」を、
試行錯誤の中から生み出す。


ここでもし、
ストリートユースのクルマで、
コーナリング時などのロールやフワフワした柔らかい乗り心地を抑制するために、
モータースポーツを目的に開発された強化スタビライザーを選んだとしよう。


それは「結果」出すための「解」だから、
一定の目的を果たしてもトレードする要件も増える。


強化スタビライザーへ交換すると根本的にロール量は抑制され、
直進性も向上するメリットがある。


だが概ね強化スタビライザー用のブッシュは硬度が高い。
だからそれらを使用すると、
路面からの振動を車体に伝えやすくなる。


たまにリフレッシュとチューニングを混同する人が居る。


シャキッとさせたいクルマに、
モータースポーツパーツはそぐわない。


他に車体の剛性を高めるパーツもある。
フロントストラットタワーバーやフロアを補強するブレースなど、
クスコやSTIから沢山ボディパーツが発売されている。


だが最もクルマのレベルアップに役立つのはサスペンションの交換だ。
レースやダートラなどへ参加する目的で、
度々車高を変える必要があるなら、
車高調整式サスペンションへ交換した方が良い。


もし変えないなら純正形状の減衰力調整機構付ショックアブソーバーもあるが、
最近の経験から軽いローダウンによる安定化と、
精度の高いダンパーチューンを施すのが一番良い。




最近はSTIの人気も高いが、
SUVの占める販売が大きい。
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客観的に自己店舗を見て実感した。


本来ならWRX等を並べたいが、
この場所を占めるのはフォレスターやXVだ。
だから本当はSTIもSUVに触りたいのだ。


でもこれからは止めた方が良い。
その技を活かすなら低く構えたクルマに特化すべきだ。
「二兎を追うものは一兎をも得ず」という。


先日面白い営業車両が店頭に現れた。
1.6リットルのダウンサイジングターボが大ヒットしたレヴォーグだ。
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それにSTIのエッセンスを加えた、
STI SPORTも続いて大ヒットして、
その勢いは今も止まらない。


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何となく外観が違うので、
良く細部を見ると色々なカスタムパーツが付いている。


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将来レヴォーグのリフレッシュメンテナンスをする時に、
とても役に立つだろう。


けれど今は興味が湧かなかった。


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そもそも工場で作るSTIだから、
そのまま吊しにしておけば良いと感じた。
キャリパーはそのままだがドリルドローターに代わり、
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ディスクパッドも粘度係数の高いものに変っているようだ。


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キャリパーには変化が無いので、
どちらかと言えばドレスアップパーツだろう。


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動力性能に変化が無いのに、
ブレーキをレベルアップしても意味が無いので、
余り食指が動かなかった。


恐らく乗れば別のクルマになっていただろう。


それはXVのtSに乗ってよく分かった。
「締め付けトルク」の適正化を、
STIは秘蔵の技術として熟成させている。


なぜなら、
リフレッシュメンテナンスでも同じ事が言えるからだ。


熟練技術工が、
長年の知見からクルマに触れると、
見違えたようにシャキッとする。


部品が新しくなるからだけじゃ無く、
締め付け方が大切だ。


STI SPORTのドレスアップでは無く、
やっぱり彼らが触れるなら、
まずシャシーよりエンジンだろう。


パワーアップするから、
それ以上のシャシー開発をするのが流儀だろう。


もうtSは要らない。
でもWRXのtSが大ヒットしたので、
出したくなったのかもしれないな。


S207をきちんと作ったので、
WRXのtSはよく売れた。


もの凄い勢いで受注が伸びたので、
今回は乗る間もなく製造の限界に達した。


限定車にしなかった事も良かった。


まず動力性能をアップしたMTをしっかり作れば、
それに乗れない人が限定台数を設けなくても確実に売れる。


限定車を買った人も、
動力性能がそのままのイージードライブに文句は無い。


全国で700台以上受注しているのに、
当社では全く引き合いが無かった。


その代わり、
全国で200台売れたかどうかの「B4スポルティーバ」は2台売れた。


オートマチックに乗るなら、
やっぱりB4スポルティーバだな。


STI SPORTのやって来た日に、
ベストカーの勝股さんも来店された。
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その続報が届いた。


「昨日は、岐阜県恵那市長と2回目の会議があり、
新たな企画が決まりました」


とあった。
「今年の秋に、
国内で初めての女性だけのラリーを恵那市で開催する事が決まりました」


凄いな。
日本初か。


「スタート、フィニッシュは、女城主の町恵那市いわむら。
FIA Women in motorsportアジア議長の井原慶子が主宰する団体を中心に、
JMRC中部がバックアップします」


なるほどさすが勝股さんだ。
頭が良い。


女城主と絡めるとは。


「地域活性化、MSの社会貢献などをテーマに開催しますので、
ご支援よろしくお願い申し上げます」



うーっむ!
頼まれてしまった。


と言う事は、
中津スバルの女城主を引っ張り出せと言う事か。


腕力なら人並み以上だから、
それも面白い。


使うならBRZだな。
最近BRZで逆転現象が起きている。


戦う車にするなら、
マイナーチェンジ前が良いと、
モータースポーツ関係者から聞いた。


そういえばオークションで距離の少ない「R」の相場が高い。
軽い車でマイナー前が高いのはそう言う理由だった。
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オートサロンでモンスターの出展が一際輝いていた。
クランクシャフトや、

コネクティングロッドまで開発し、
結果を出すための「解」を大幅に揃えていた。


やっぱりスポーツカーにとって、
モータースポーツは欠かせない。
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モンスターがここまでBRZ/86に肩入れしてると知らなかった。
凄く美しいエンジンだった。
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タジマモーターコーポレーションの渡辺副社長とお目にかかった。

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レースの世界で生きる男に特有のオーラが出ていた。
これまでご縁が無かったが、
良いきっかけになれば嬉しい。
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実戦を通じた話なので説得力がある。


元々モータースポーツは見る側と決めていた。
なので参加する人の声は余り届かない。


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BRZはトヨタとコラボする事で、
戦うクルマとして定着してきた。




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そうなると最優先課題はタイムだ。


もの凄く分かり易く、
評価もはっきり出る。


そのスイートスポットだけを抽出すると、
マイナー直前がベストらしい。


渡辺さん、
貴重なお話をありがとうございました。


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スポーツカーにも色々な使い道がある。
競技ばかりが目的では無いが、
BRZだけはやり方によって凄く面白くなる。


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なぜなら多くのスペシャルチューナーが、
よってたかって性能にしのぎ削った。


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だから熟成された数々の技術は、
最新型よりマイナー前の車体骨格にフィットするのだろう。


確かに考えてみれば、
新型になって試乗したBRZはオートマチックのSと、
秋まで待ったGTのマニュアルミッションだけだ。


実は昨年の春に某トヨタ関係者と面談した際、
新型BRZはザックスを装着したGT以外、
余り変化を感じないと聞いた。


リヤサスの動きが良くなったので、
Sの6速ATに乗った時、
気持ちの良い走りに感動した。


高速道路などで感じる気持ちの良さは、
GTになったと言える変化だった。


秋に真のGTがデビューして、
ザックスの採用でSTIのコンプリートカーを超えるクルマになり、
スバル本体の底力を見せつけた。


だがモータースポーツを前提にした場合、
結果を出せる性能を要求される。
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以前クスコのパーツを満載したGC8を素直な車に蘇らせたが、
彼らが本気でモータースポーツに参加しようとしたクルマでは無かった。


おもしろおかしく満載しただけで、
狙いも何も無いクルマだった。


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ところがBRZの3台目に乗った時、
クスコの機械式LSDの愉しさに目覚めた。


充分熟成され得た各社の技術は、
BRZを結果の出せるクルマに育てた。




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乾PGMの愛機も、
マイナー前のマニュアルなので、
一度お互いのクルマを乗り較べたい。
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最新型のBRZはこのクルマを造るためのお膳立てだ。
ザックスと組み合わせGTを作り、
それをベースにBRZを一段上のステージに引き上げるつもりだろう。


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レヴォーグの成功でこの路線が定着するに違いない。
STI SPORTはまだ始まったばかりだ。


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それで真のSTIはどうするのか。


STIで売るクルマは、
売り手も選び動力性能も高め、
これまで以上に特別なクルマになる。




平川社長なら間違いなくやるだろう。


モータースポーツを続けるためにも、

その覚悟が必すあるはずだ。


良い意味でトヨタともライバル関係だ。
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スバルはコーポレートカラーのイエローを使ったが、
それを横目で見ながら、
あえて彼らが得意なオレンジを出す。
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さあ、ラリーに向けて準備を進めよう。

スバルSVXが長い眠りから目覚めた

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「お父さん、昨日の夜何食べたか忘れるようになったら、認知症の傾向があるんだって。覚えてる?」
小悪魔のような笑顔で聞いてきた。
寝たきりになったらいじめ倒すと脅かされている。
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「覚えてる。
レンコンの煮付け
シャキシャキサラダ
サヤエンドウ
もやし・・・」
そう答えたら、
「ほほー、覚えてるじゃん。まだ大丈夫だね」


ところが、
その他が思い出せなかった。


「あとなんだっけ」
と聞いたら、
「肉のトマト煮」と言われ「あっ!」と思った。


メインディッシュを忘れていた。


美味しそうな食卓を記録に残すと、
体重や体調との相関関係を振り返るのに役立つ。


昨夜、
ジムでコアリメイクという深層筋のトレーニングに参加し、
終わったあとで血圧と体重を計測した。


血圧も正常だし、
体重も久しぶりに62キログラム台をキープしている。


金曜日に1000m泳いだ時、
体重が久しぶりに62.8キログラムと、
63キログラムを切った。


イベントがあったり、
なかなか運動出来るチャンスが無かったが、
寒空の下でエネルギーを使ったのか、
好調さを維持している。


コアリメイクのあと計測した体重は、
62.5キログラムだった。


久しぶりに爽快だった。


何時もより30分ほど早く帰り、
晩酌を楽しんだ。


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昨夜のメニューは、ホタルイカの酢味噌和え
タマネギサラダ
ほうれん草のおひたし
蕪のとろみ煮
を赤ワインと共に食べた。


録画した世界の果てまでイッテQを視ながら、
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これは度胸があると感心した。
木村佳乃が最高に面白い。


この番組はかなり「ガチ」だ。


体を張って真剣に取り組むので、
ふざけたお笑い番組には無い迫力を感じる。


ガチでやろうじゃ無いか。


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連載が始まったので楽しみにしている人も多いはずだ。


長い眠りからSVXを目覚めさせるプロジェクト。


これはスバル100周年を記念して、
STIに水平対向6気筒エンジンを搭載した、
BRZを作ってもらいたいという願いから始まった。


平川社長にお願いし、
何とか実現させられないかと数々の計画を企てた。


そこへスバルマガジンから、
「眠っていたSVXを目覚めさせ、
編集部でロングレポートを始めたい」と相談があった。


それを引き受けると同時に、
6気筒エンジンの良さを中津スバルファンに知ってもらうため、
レガシィツーリングワゴン3.0Rと、
SVXをレンタカーに仕立てた。


6気筒がどんな味か知りたい人が、
いつでも味わえるように。


そしておおよそ3ヶ月ぶりに取材される事になった。
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モータージャーナリストの山本シンヤさん。
交通タイムス社 スバルマガジン編集担当の三澤正充さん。
交通タイムス社 専属フォトグラファーの小林健さん。
以上のプロフェッショナルが中津スバルに集った。


工房で三澤さんと小林さんが撮影準備に取り組む間、
山本さんと今後の方向性について話し合った。


「とにかくガチです」


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「北原課長には絶対にエンジンをかけず、
ギリギリの所まで整備し、
明日皆が揃ったら絶対に一発で始動させるように」と、
最重点課題を念には念を入れ確認した。


取材スタッフが到着したら、
フレッシュなガソリンを注入するよう用意しておいた。


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撮影準備が整ったと連絡が入ったので、
工房へ移動した。


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いよいよ最後の手順でに沿って作業が始まった。


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固唾を呑んで見守る中、
少し長めのクランキングだけでエンジンは見事に始動した。


その瞬間をご覧戴こう。


狙い通り一発で始動した。
嬉しかった。


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ただし、
まだとても走れる状態では無い。
トルコンオイルが漏れているし、
パワステギヤボックスの内部から、
オイルがほとんど抜けてしまっていた。
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ゴム類は経時劣化するので、
クルマの至る所で何が起きるか解らない。


とりあえず始動出来たが、
このあとどのようにリフレッシュするのか協議した。
その結果、
まずロイヤル車検を施す事になった。
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エンジンも完全な調子では無く、
不完全延焼している気筒がある。


それらを全て完治させ車検整備してナンバー取得するまでの、
次の長い道のりが始まった。


取材の最中で、
ほとんどお相手出来ず申し訳ありませんでした。


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事前に見学の予約を戴いた宮下さんが、
山梨県の富士河口湖町からいらっしゃった。


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雨が降る中、
丁寧に濡れないように配慮されたお土産を戴いた。
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誰からも喜ばれる「うなぎパイ」と、
山梨の逸品「信玄餅」が入っていた。


宮下さん、
ありがとうございました。


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うなぎパイも戴く度に創意工夫が凝らされ、
味に変化は無いけれど、
中身にはユニークな取り組みが続く。


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間違い探しを楽しんだ。


「ガチ」で簡単に7つ見つけたが、
最後の「腕まくり」が見分けられなかった。
悔しかったがゆっくり探す時間は無かった。


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箱入りの「吟造り」を見たのは初めかもしれない。
今から味の差にワクワクする。


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どの商品も基本的に良いモノなら、
更に付加価値を付けたり、
高い性能を目指していく。


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この姿勢を見て、
スバルに6気筒を止めないで欲しいと願う運動には筋が通ってると自覚した。


スバルは売れないから止めると言っている。


これまでもろくに宣伝しなかった。


それで売れるはずは無いと思うが。


「良いものなら売れて当たり前で買わない客が悪い」
これは中島から富士重工に続いた「体質」のはずだ。


最近のスバルは抜群のマーッケティングで、
安全を見える化し更に数値で証明して、
消費者に分かり易く販売している。
それが功を奏しブランドイメージが向上した。


来月から社名をSUBARUに変更し、
体質改善したスバルを、
名実ともにアピールするステージに上がる。




だからこそ次は、
凄いエンジンを出さないといけない。


名実ともにの実は、
良きクルマと同時に凄いクルマを指す。


それが戦闘機メーカーのDNAを持つスバルの真実だ。


ガチだ。
忘れないで欲しい。

スバルとダイハツをベンツから考察

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1月に開催された東京オートサロンで、
閉館ぎりぎりまで会場に残った。
東京で二晩目の宿を取ったので、
時間的な余裕があったからだ。
人影まばらな会場から立ち去ろうとした時、
メルセデス・ベンツ日本のブースから、
一人の青年が駆け寄って来た。
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「いつもブログを見てます」と、
丁寧なご挨拶を戴いた。


コミュニケーションに関わる部署で活躍されている、
渡邊さんだ。


声をかけていただき有難うございました。
またどこかで必ずお目に掛かれるはずです。
その日を楽しみにしています。


毎年ベンツのブースは人気が高く、
この日も奥まで入る事が出来なかった。

ただ、午前中に前を通過した時、
ひと際印象に残ったクルマがあった。
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smart BRABUS cabrio Xclusive limited


車両本体価格 3,270,000円(税込)


マットボディが感性に刺さった。
期間限定販売モデル。


もともとスウォッチカーとして企画されたミニカーで、
日本の軽自動車とあまり変わらない大きさだった。


デビューした時にしばらく乗ったことがある。
興味津々だった。
サンバーを参考にしたと聞き、
欲しくてたまらなかったところに、
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スバルが試験車として購入した掘り出し物が出た。


残っている記録を紐解いてみた。


写真が残っていないので残念だが、
黒くてかわいいクルマだった。
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ただ性能は酷かった。
前後サイズが違うタイヤは、
後輪が外にはみ出し車体感覚が掴み難かった。


エンジンもうるさく、
プレオの方がクルマとして遥かに優れていた。


でもコンセプトは良かった。


ひょっとしたらスバルもこういうクルマを作りたいんじゃないかなと思った。
スマートは紆余曲折を経て、
スオッチは撤退し、
クルマそのものの存続も危ういと言われた時期もあった。


それが見事に生き残り、
もう一つの面白いクルマと合体した。


平成6年の事だ。
ある事業でマダガスカルに行く途中、
インド洋に浮かぶフランスの海外置県を訪れた。
レ・ユニオン島と呼ばれる火山島だ。


そこにはレンタカーが溢れていた。


短時間の滞在で海を楽しむためには、
自由に乗り回せるクルマが必要だった。


早速エアコンもないイージードライブのレンタカーを借りた。


それが初めて乗ったルノー・トゥインゴだった。


カジュアルに感じさせながら、
実はかなりエレガントなインテリアデザインは、
スバルには絶対できない大人のスパイスを味わわせてくれた。


その二つが合体して、
第三世代のスマートが誕生した。


本来R1/R2もこういう売り方をするクルマだったんだよね。


限定台数を決め、
限定車しか出さない。


今のスバルでは考えられないビジネスだが、
その頃はおそらく狙っていた。


スマートも軽自動車並みのサイズから脱却して、
素晴らしい存在感を見せる。


スバルには絶対にできないマットカラーを当たり前に塗っている。
カブリオレも素敵だ。


屋根を切る勇気がスバルには無い。


トラウマになっているからだ。
どうしてかって?
スバルには安物を売る事しかできない、
人的資源の時代があるからだ。


その点、
流石にベンツは違う。


途中で投げ出すことの方がベンツのブランドイメージを悪くする。


そしてブラバスのブランド力を上手く使った。


誕生したBRABUSのオープン、カブリオ エクスクルーシブ リミテッドを良く見てほしい。
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BRABUS専用ターボエンジン
BRABUS仕様6速デュアルクラッチトランスミッション
BRABUSパフォーマンススポーツサスペンション
BRABUS仕様ダイレクトステアリングシステム
BRABUS仕様ESPR(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)
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BRABUS “Monoblock IX”8ツインスポークアルミホイール
BRABUSフロントスポイラー
BRABUSエンブレム[フロント、リア]
BRABUSリアスカート
BRABUSスポーツエグゾーストシステム&ツインクロームエグゾーストエンド
BRABUSリアディフューザー[マットグレー]
xClusiveエンブレム[Bピラー部分]
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BRABUSスポーツステアリング[ナッパレザー、グレーステッチ入り]
BRABUSエクスクルーシブ本革スポーツシート[前席、グレーステッチ入]
BRABUSエクスクルーシブダッシュボード
BRABUSコックピットクロック&レブカウンター
BRABUSメーターパネル(3.5インチTFTディスプレイ付)
BRABUSシフトノブ[アルミ+本革]
BRABUSパーキングブレーキハンドル[アルミ+本革]
BRABUSベロアマット[BRABUSロゴ入り]




このクオリティ、
STIに実現してほしい事ばかりだ。
室内をモノトーンでまとめるのも悪くない。
だから大いに参考になる。


すぐ飽きる「際物」より、
革の質を高めたほうが価値は高い。


内装はともかく、
マットカラーのオプション化は早急にやるべき優先事項だろう。
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ベンツのすぐ隣がダイハツだった。


こちらの期待も高かったので、
早速中に入ると、
まずウエイクが目に留まった。
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タントを大ヒットさせ主力車に育て上げたダイハツと、
R2/R1を開発し玄人にしか評価されなかったスバル。


両社には軽自動車の開発手法に、
とても大きな差があった。


そしてダイハツは、
遂にセンターピラーレスのタントを開発し、
他社にできない市場を作り上げた。


だが現在のクルマ社会において、
安全に対するハードルは日増しに高くなるばかりだ。


そこでダイハツは優れたマーケティング能力を最大限に発揮し、
空間利用を最大限に優先したウエイクを完成させた。


その上で、
並行してムーヴをベースにスライドドア化を図り、
ムーヴキャンバスを完成させた。
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正直に言って凄いと思った
170cm以上のトールワゴンしか無かったスライドドアの軽自動車に、
見事な風穴を開けたからだ。
これは狙いどおりの大ヒットだろう。


これまでスライドドア車にほとんど興味なかったが、
これは面白いと思った。
ルーフを下げてスライドドア化し、
利便性を高めながら、
側面衝突時における安全性能も引き上げたに違いない。


実はシフォンを扱うようになり、
すこし戸惑いが生じている。(笑)
確かに広くて便利なのだが、
クルマに関わる文化そのものがスバルとダイハツで根本的に違う。
何故ダイハツの軽がヒットを続けるのか良く理解できた。
文化の違いを感じていたが、
今度のムーヴキャンバスはちょっと違う。


これはスバルのクルマ文化にもフィットするはずだ。
以前にも述べた事があると思うので繰り返しになるが、
平成3年頃にスバルの商品懇談会があった時、
そっくりなクルマを提案したことがある。


まだキャンバスに試乗していないが、
直感で良いクルマだと思った。


オートサロンの会場で開発担当者とお目に掛かった。
それは全くの偶然だった。


「このクルマいいなあ」
そう思いながら、
たまたま近くにいたスタッフに、
「なかなかやるじゃないですか。
タントの好調さを維持しながら、

トールワゴンのウエイクを投入して時間を稼ぎましたね。
そして上手くムーブを焼き直して、
衝突安全のレベルを上げた両席スライドドアを投入したのは誠にお見事ですね」


そのような所感を、
少し失礼ではあったが、
単刀直入に述べた。


すると嫌な顔一つせず、
「これ私がやりました」と笑顔でおっしゃった。


紹介したい。
ダイハツ工業のデザイン部門で、
課長を務められている芝垣さんだ。
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ショーモデルの若々しい配色も良いが、
見事なツートンカラーに焼き直したデザインが最高に素敵だ。


G“メイクアップ SA Ⅱ”というグレードに注目した。
実は当社でも使っているステラの、
ファイアークォーツレッドメタリック〈R67〉というボディカラーに、
スムースグレーマイカメタリック〈S42〉を掛け合わせたコンビネーションが存在する。


それはそれはスタイリッシュだ。


ルーフを低く抑えたボディラインと凄く良くマッチして、
茅ケ崎の海岸で夕日が似合う最高のスタイルだと思う。


最近の軽自動車は売れてはいるものの、
トールワゴンはどこのクルマも実に貧相だ。


ホンダの形が特に良くない。
可能な限り大きく見せると同時に、
数値的にも負けない努力をし過ぎて「エレガント」には程遠く、
かといってヴィヴィッド感や可愛らしさにも欠ける。


それに対してダイハツは、
タントやウエイクがあるから、
開発に余裕がある。


キャンバスは全ての評価で「優」を取る必要が無い。
限られたレギュレーションの中で全て「優」を狙うと、
一見するとバランスが取れているようで、
実際には気持ちの悪い形のクルマが出来上がる。


ムーブキャンバスは、
これまでに出来上がった「既成のバランス」を、
あえて意図的に崩すことにより、
エレガントでチャーミングなクルマになれたのだ。


横田さんにもお目に掛かれた。
毎回イベントでダイハツブースのトータルコーディネートを担当される、
国内商品部の仕掛人だ。
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今回もトールとブーンに加え、
ムーブキャンバスをダイハツ伝統のデトマソ風に仕立ててきた。
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横田さんから「やる気になればすぐだぜ」と、
裏バージョンもすぐ作ってしまいそうな余裕を感じた。
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横田さんと初めて出会ったのは、

レヴォーグがデビューした時の東京モーターショーだ。
ダイハツブースに行くとコペンがワールドプレミアし、
D-Frameの存在が明らかになった。
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横田さんは単刀直入にD-Frameの意味を説明され、
颯爽とその場を去っていった。
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凄い人だなと強く印象に残った。


インナーフレームだけで強度を持たせれば、
クルマのデザインなど自由自在だ。


この専用骨格を持つ、
すなわちコペンを持つのがダイハツの強みだ。
この後も育つ事を真剣に願っている。


実はスマートのブラバスを見てR1の姿を夢想しながら、
かつてクオリティを競い合ったコペンを思い出した。
コペンもR1も4気筒エンジンを搭載し、
方や小型車並みのクオリティ、
方や本格的なオープンカーの資質を誇る、
ある意味正当な好敵手だった。


だからコペンを優れたスポーツカーに仕立てる事が、
スバルと協力する事で可能になるかもしれない。


スバルには良いコンパクトカー用のエンジンが無かった。


それがR1を成功に導かなかたった理由だ。
二つのクルマを比べてみよう。







           スマートコペンスマートとの差
全長(mm)      2,7853,395610mm長い
全幅(mm)      1,6651,475190mm少ない
全高(mm)      1,5451,280260mm低い
ホイールベース(mm)1,8752,230355mm長い
車両重量(kg)    1,020870   15kg軽い

排気量         897 658  239cc少ない
最高出力(kW/rpm EEC) 80/5750 47/640033kW低い
最大トルク(N・m/rpm EEC)170/2000 92/320078N低い






R1にとって夢だった排気量アップが、
ダイハツにとって何の苦労もなく実現できる。
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コペンの骨格を広げトールのターボエンジンを搭載するだけだ。
拡幅を繰り返してきた軽自動車メーカーにとって、
車体のワイド化は決して難しい話ではない。


ベンツも相変わらず凄いが、


これからのダイハツはもっと面白いクルマを出すぞ。
期待したい。



我慢する快感

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水曜日の夜、知多へ遊びに行った妻が甘エビを買ってきた。
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痛風持ちだから、堪えようのない美味しさだった。甘エビは勿論、塩からにもシラスにも豊富なプリン体がある。
これにビールとほうれん草があれば、尿酸値ぶっ飛び~~~だ。
ところが最近解った事は、この体はそれだけで無く、中性脂肪が増えると痛い目に遭う、という事実だ。
おかげで痛い目に遭わずに済んでいる。翌朝はコーヒーとドリンクヨーグルト。
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お昼はちょっと贅沢に娘の買ってくれた鮭缶を食べた。
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親切な事に冷蔵庫にはマヨネーズも入っていた。
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これでご飯があれば、おかずはこれだけでも丼に二杯は食える。
それを愉しく我慢する。なぜかというと、痩せてきてカラダが軽快に動く。
それをいつもイメージし、たまに甘いもので心を癒やす。
9時20分に仕事を切り上げ、リンパトレナージュに参加した。
45分間みっちりストレッチし、体重計に乗ると62.9kgだった。
もう一度会社に行って報告書を確認し、家に帰ると美味しい料理が並んでいた。
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今日も嬉しくなるほどプリン体が溢れている。毎日ブログを書くのも、大変だけれど愉しい。
頭の中に湧き出る事を指先から文章として放出する。これほどスカッとする知的運動は無い。
出勤してメールチェックしコーヒーを一杯だけ飲んだ。
忙しいので昼はファミマでかった豆腐とチキンステーキで済ませた。
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今日は会議で始まり、
悪行を繰り返した自動車会社の末路と、
それをグルになって乗っ取った狡猾な欧州メーカーについて、
とてもここには書けない事を社員に話した。


こういう分かりやすい話は、
皆も真剣に聞いてくれるから話し甲斐いがある。


悪い奴らには、
悪い奴らが群がる。


その時は解らなくても、
10年経てばはっきり解る。


体の動きが悪いと、
心の動きも悪くなる。


心の動きが悪いと、
需要性が低下し、
人様からの優れたアドバイスを聞く事が出来なくなる。


そう言う人になると、
周りに良い影響を与えられない。


だから常に心を柔らかくする。


すると面白いんだなぁ。


見えないものが見えてくる。


食べ物はそのためのエネルギー源だ。
太った豚にならないよう、
感性を研ぎ澄ませる。


だから簡単に食べるのを我慢出来る。
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すっかり春らしくなった。
トレジアが仕上がって展示場に並んだ。
オレンジのXVと赤いインプレッサに挟まれ、
すごくヴィヴィッドな展示スペースになった。


いよいよ3月最終商戦だ。
庭の梅の木を思い出した。


今年は花が少ない。
七年前に遡る。
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この時も元気が無かった。
幹に蟻が巣くい、
樹勢が落ちていた時期だ。


土を浄化したり幹を洗って手入れして、
かなり元気になったが、
今年はどうも花の咲くのが遅い。


気になったので見に行くと、


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綺麗に咲き始めていた。
隣の花梨も急に芽を出した。
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ニョキニョキという言葉がピッタリするような、
急激な変化が始まった。
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紅梅も咲いた。
スピードは遅いが、
いよいよ満開も近い。
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それにしても、
最近のキャノンはお粗末かな。


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このカメラはとてもG11の後継機とは思えない。
動画の画質は向上したが、
あとは何一つ長所が無い。


モデルチェンジすると悪くなるクルマがあるように、
久しぶりに発売されたG7は駄作だった。


扱い方も悪いのだろう。
狙った所ではなく、
違う場所にピントが合う。


使い方が悪いのならキャノンを責めるわけに行かない。
でも、
同じオーナーが買った時に、
ちょっと触って使いこなせないような設計ではいけないな。


たまに何かのスイッチに触れると、
ガイドラインが出てピントが合いやすくなる。


あれは何だろう。


説明書を読むのが面倒なので、
体で覚えて使っているが、
随分損をしているのかもしれない。
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切り替えスイッチを誤って捻り、
Aと書かれた位置にセットされていた。


それに気がつかず信玄餅を撮影したら、
こんな演出の写真が撮れた。


こういう「モドキ」を作るのには便利だ。
宮下さんに戴いた信玄餅は、
確かに別格の味だった。
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包みをほどいて中身を取り出す。
ビニールでは無く風呂敷だ。


富士重工に原田恵美さんというステキな女子がいるけれど、
信玄餅の食い方は豪快だ。
何しろビニールの包みを開いたら、
そこに餅もきなこも黒蜜も一気にぶち込み、
ビニールごとまとめ握り飯のように固める。


美味いらしい。


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残念だが、
この包みでは無理だな。


蜜の容器を抜いたへこみに、
黒蜜を入れるんだと思い込んでいた。


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何か不細工な事になった。


でも確かに蜜の色も違えば、
香りもまるで違う。


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宮下さんに丁寧なアンケートを戴いた。
ありがとうございます。


見学するだけ見学して、
さっさと帰ってしまう人も居るけれど、
このように丁寧なアンケートを書いて戴ける人も沢山いらっしゃる。


社員のモチベーションに繫がるので、
大変感謝している。


こちらも、
戴いたお土産を食い散らしては罰が当たる。


別にどうしても2個目を食べたい訳では無(本当だよ)いが、
宮下さんに敬意を表して、
もう一度正しい食べ方で信玄餅を味わった。


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蜜は外に出し、


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楊枝で中の餅を一つ持ち上げる。


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その間に蜜を全てたらし込む。
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全然味が違うぞ。
やはり流儀を学ぶ事は大切だ。


カメラもきっと同じだろう。
もう一つのお菓子も戴いた。
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何と言っても「夜のお菓子」は、
やはり優れたキャッチフレーズだ。


何か「家族団らん」だとか、
とってつけたかのような、
言い訳がましい事を作り手は言う。


けれど絶対にみなが思い浮かべる意味を持つ。


そうとしか思えない。


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この形って、
やっぱりそうじゃないのか。


昔、スバルは同じような嫌らしいキャッチフレーズを作り、
世の中の顰蹙を買った。


うなぎパイより前じゃ無いのかな。


鮮度が落ちたスバルレオーネを、
何が何でも鮮度アップしようとした。


その頃はバンとクーペとセダンのラインナップだった。


異形ヘッドライトなど考えられない時代で、
ハロゲンヘッドランプさえ超高級品だった。
シールドビームも規格品で、
大衆車は左右に1個。
それが流儀だった。


そこに大衆車のレオーネが、
狭い顔の中に無理矢理4つシールドビームを押し込み、
「夜のハードトップ」と称して妖艶に現れた。


CMキャラクターは鰐淵晴子。


シルバーの車体の横で、
腕からショールがたれるような艶めかしいドレスを着た鰐淵晴子が、
夜の街を走るイメージが脳裏に焼き付いている。


夜クルマの中で何をするのだろうか。
まだ中学生だったので良く分からなかったが、
オトナの嬉しい事がきっとそこにあるのだろうな。


早く車が欲しいなと、
純粋な少年はそう感じた。


夜のハードトップを、
この人達なら絶対に覚えているはずだ。


カメラがしょぼくてピンぼけになりました。
もうしわけありません。
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オートサロンの会場で、

「鬼に金棒」と出会った。
富士重工相談役の馬渕さんと、
STIの「顔」といえる辰己さんだ。


お二人はスバルにとって、
技術開発の神と、
研究実験の仙人にあたる。
だから二人揃えば鬼に金棒となる。


初めて馬渕さんとお目に掛かったのは、
2010年2月24日だった。
もう7年も前になる。


それ以来だった。


2006年あたりから、
スバルの潮目が大きく変わった。




それまでは、
すぐ利益に繫がらなくても「凄いもの」に拘る技術風土があり、
走りに特化した技術開発が盛んだった。


トライベッカを作り、
3.6リッターのエンジン開発の必要性が生じた。


ラリーを撤退するとは夢にも思っていない頃で、
インプレッサをハッチバック化した頃だ。


航空機における技術開発でも、
無人航空機における知的制御技術の研究が盛んに行われ、
FABOT(Fuji aerial robot)を完成させ、
有人飛行機をスタンドアローンで完全に自動着陸させる技術を成立させた。


馬渕さんはスバルがそのような活動をしていた時代の、
恐らく最後の砦だったのかもしれない。


馬渕さんを思うと、
もう一人忘れられない人物がいた。


世に出なかったエクシーガを商品企画した石堂さんだ。


スバル技術本部の重臣で、
人づてではあるが「一度中津スバルに行きたい」と仰ったそうだ。
ぜひお目に掛かりたい。


現在と全く異なる水平対向エンジンを搭載し、
前輪の駆動方式も全く違う。


徳大寺有恒曰わく、
「水平対向エンジンがフロントデフを抱きかかえる」構造だった。


桂田さんが3代目レガシィを開発している頃から、
ちょくちょく噂に登ったプラットフォームだ。


そうしたロマンある技術開発から、
一気にシリアス路線に転向した。


それはリーマンショックの発生だ。
スバルはGMという大きな後ろ盾を突然失った。


潤沢な開発資金をGMから得たが、
逆にGMが破綻すると大きな影響が及ぶ。


何から何まで粛正された。
スバルビルの地下駐車場さえ、
簡単に使わせてもらえなくなった。
それほどの危機感の中で、
我慢に我慢を重ねて五代目レガシィをアメリカでヒットさせ、
スバルを大ヒットの連続に導いたのは、
アイサイトの存在だった。


七年前の冬、
その日の馬渕さんは凄かった。
壇上で拳を振り上げ、
「スバルは世界一ぶつからない車を作ります」と絶叫したからだ。


五台目レガシィを失敗作だと決めつける人が居るけれど、
それは大きな間違いだ。


あれほど分かり易いクルマは無い。
必要な大きさ、
必要なコスト配分、
逆境の中で勝てるクルマに仕上げる。
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頭能明晰な日月さんしか出来ない仕事だった。


しかしクルマが良くても「補助金」には勝てない。


まるで「トヨタ救済か?」のようなエコカー補助金が、
ロバート・デニーロを従えた、
最新のレガシィシリーズを木っ端微塵に撃破した。


すると逆境の中から、
秘密兵器を炸裂させた。


ピンチはチャンス。


それから7年。


スバルブランドはドンドンイメージを上げたが、
スバリストが「心底」喜ぶクルマはほとんど出なくなった。


理由は簡単で、
前社長の森さんが、
「しばらく走りについて一切語るな」と言明したからだ。


石堂さんが活躍していた頃は、
FDR-1が中期経営計画の骨格だった。


こういう理念は回りくどいものが多い。
今もその当時も全く変わりない。


大きく何が違うかと言えば、
今のスバルはプレミアムカーを目指していないが、
当時は全社を挙げて何から何までプレミアムを志した。


クルマは勿論、飛行機から草刈り機まで、
風力発電機からゴミ収集車まで十把一絡げにプレミアムを目指した。


その結果、
スバルは方向転換を余儀なくする事になる。


森さんは、
生き残るための選択を進めた。


最も顕著な出来事は、
軽自動車の失敗だった。


クルマが良くても売れなければ失敗だ。


自己否定はステラから始まり、
パッとしないまま撤退する事になる。


その前にトヨタと組んで良かった。


ダイハツという盟友が出来たからだ。


馬渕さんと初めて会った時、
スバルはトンデモナイほど低級なセミナーを開いた。


スバルに絡むリサーチ会社やコンサルタントは、
ピンキリが激しい。


丸投げするのが理由だが、
その時はスバル軽自動車撤退の正当性を、
東芝の「レグザ」にかける戦略と掛け合わせた。


時は正にルクラ誕生の直前だった。
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販売店のベクトルを揃えるための幼稚な講演だった。


なぜそんな事が言えるかというと、
当時キャンペーンを設定し、
見事目標を達成した会社には「レグザ」をプレゼントすると大見得を切った。


ところが、
キャンペーンの賞品として贈られてきたのはシャープの「アクオス」だった。


そんな笑い話が懐かしい。


所詮、
コンサルタントなんてそんなもんだ。


スバルの社員も忙しい。
良く分から無いから丸投げしたのだろう。


結局東芝もその頃から負の連鎖に悩んでいたのだろう。


減損処理をどのタイミングで、
株主の追及を受けずに進めるのか。


日本の原子力開発は破綻した。
それなのになぜアメリカで高額な企業買収をしたのか。


減損処理するどころか、
根本的な選択を進められないほど、
全ての資産が毀損して後戻り出来なくなってしまった。


今になるとあぶり出される。
スバルと東芝を掛け合わせたコンサルタントは、
今どんな思いで成り行きを見守っているのだろうか。


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その日の恵比寿には違うビルが建っていた。


今日まで我慢に我慢を重ね、
生き残るために真摯なクルマ造りを続けたスバルには、
必ず明るい未来がある。


だから我慢するのが愉しい。
この日東京から戻り、
直ぐに次の仕事に取り組んだ。


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水平対向6気筒DOHC24バルブ3.6リットルエンジンのテストだった。


コイツの直下に2個ターボチャージャーを付けたら、
もの凄いエンジンになると思った。


今日まで我慢を続けたが、
6気筒エンジンが残っている間は、
またそれも愉しい。


テストから戻ると、
偶然だがスバル歴代の6気筒エンジンが全て揃って待ち受けていた。
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この三台と、
裏の駐車場にアルシオーネVXがあり、
展示場に四代目レガシィのアウトバックが並んでいた。


その日から7年経つが、
今も大きな変化は無い。


展示場には6気筒エンジン搭載車がズラリと並び、
今ではそれを搭載したレンタカーも2台揃えた。


ガラケーという言葉がある。
ガラパゴス島は、
なるべく早く訪れたいあこがれの島だ。


最近「ガラパゴス状態」と言う言葉を、
グローバル展開出来ないマイナス要素で用いるが、
実際には全く違う。


すれない生き物の楽園だ。


ガラパゴスで何が悪い。


中津スバルも胸を張って「ガラパゴス状態」だと言おう。


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オートサロンでブラバスを見たあと、
無邪気な妻を連れてSTIのブースに移動した。


もうそろそろ我慢を止める時が来たはずだ。
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こういうシーンを今年は沢山見る事が出来るに違いない。


メルセデスベンツもモータースポーツに熱心だ。
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それをフッキングに自動車の基幹性能も向上させる。
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血湧き肉躍るような妖艶なクルマが必要だ。女を見るような目でクルマを見る男が増えて欲しい。
BRZを凄く妖艶な車にすることが、平川社長の頭の片隅にあるはずだ。
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レースで磨かれ、競争力のある面白いクルマになったが、最新のBRZはGTの価値しか高くない。
スパルタンなクルマが面白くない。
スバルとブリヂストンは、WRX STIで蜜月の関係を構築したが、最近ではすこし距離がある。
そのかわり、トヨタはレースを通じてBRZ/86用のタイヤ開発を、ブリヂストンと積極的に続けている。
しかしスバルは更に距離を置き始めた。
どちらかというとトヨタより重厚なクルマ造りを続けている。タイヤは久しぶりに単独でミシュランを選択するようだ。
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オートサロンで二つのSTIスポーツがデビューした。このBRZに対して、S4にもラインアップが加わる。
S4のSTIスポーツには存在意義を感じた。
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これまで同様のカラーコーディネートと、商品の味付けがそれを物語る。
それに対して、BRZを更にオトナのクルマに位置づけ、プレミアムに演出するのがBRZのSTIだ。
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シートは真逆のコーディネートで、ボルドーと黒が入れ替わっている。
シートメーカーが違うから、そう簡単に同じようにできないのだろう。
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もうカラーコーディネートなど、些細なことで、それよりも大切なことがある。
このSTI SPORTを、STIが販売しても誰も欲しがらない。
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スバルの商品企画ではここまでだ。北海道から沖縄まで普通のディーラーで、誰でも均一に売れる商品しか開発出来ない。
ここは愉しく我慢しよう。
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この様子を見ると、
平川さんは必ず何かやるはずだ。


ブラバスのようにSTIは立ち振る舞うべきだ。
その必要性に迫られている。


動力性能だけは必ずアップしないと、
ブランドそのものの価値が毀損する。


専用内装を独自開発しないと、
やはりブランドの価値が毀損する。


だからこのクルマが生まれたおかげで、
インテリアにもう一工夫することが可能になった。
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ボルドーカラーなど勿論不要だし、
ステアリングステッチの色も次のステップに移行だ。


それより標準でバックスキンにすることが大切だ。
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メーターバイザーだけで無く、
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インパネ全体をバックスキンで覆うことも大切だ。


エアコンダクトやステアリングの加飾も、
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カーボンを使用した専用品に変える。
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ドアトリムだけで無く、
インナーグリップも上質にしたい。
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そしてボディそのものに手を加える。
幅の広がらない「S」では、
STIブランドが毀損するだけだ。


愉しく我慢を続けるが、
もう我慢する時は去った。


STI SPORTは要らない。


ファンが待っているのはBRZの「S」だあ!
それしかないだろう。

フォルクスワーゲンの刺激とカリフォルニアのスバリスト

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今日を含め、
三月もあと一週間だ。
だから、
本当に半年なんて「あっ!」という間だ。


毎日更新する!と大見得を切ったが、
何とか4分の3まで続けられた。


このあとも頑張るぞ。
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昨年の9月18日の午後、
22Bオーナー達とツーリングに行った。
体重増加が止まらず困っていた。


この時、
今よりピッタリ3kg重かったと、
今朝出勤し備忘録で確認した。


昨夜、出張から戻ると既に終礼も済み、部長が一人で帰りを待っていてくれた。


工房の中はピシッと綺麗に清掃され、
整然と静まりかえっていた。


納車待ちや、
ロイヤル車検など、
場内には預かった車が所狭しと並んでいる。


しかし工房はレストランで言う所の調理場だ。


床に座って弁当が食べられるくらい、
毎日綺麗にしておく必要がある。


当たり前のようで難しい。
サラリとこなしてくれる社員に感謝した。


残務を片付けジムに向かった。
金曜の夜だけでも泳がないと一週間が締まらない。

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上のように結果は悪かった。
先週より
どう考えても2往復余分に泳いでいる。


まあ30分以上泳ぎ続け、
その持久力があると自覚出来ただけ儲けものだ。


昨日より確実に減った。


考え事をしながら泳ぐと、
どうしても数え間違える。
ターンする時に、
同じ数のまま脳内で復唱して泳ぎ続けるからだろう。
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早朝会議で最終案が出たけれど、
どうしても空白が埋まらない。


タイヤの企画が進まない。


タイヤはクルマにとって最も重要で、
軽んじてはいけない部分。


だが、
最近の不景気のせいだろうか。


国産のタイヤメーカーは、
商品説明が曖昧だし、
「この商品で打って出るんだぞ!」という気概が全く見えない。


量販店の販売に頼っているからだろう。
力の無さを反省せねばならない。


付き合いのあるBSやDLを紹介するにも、
何をどう売るのか全く案内が無い。


オートサロンでいくつか集めた情報を元に、
企画を進めているが、
やはりコンチネンタルが一番かもしれない。


ドイツで誕生したコンチネンタルのタイヤは、
ドライからウエットまで確実性が高い。


カタログ上の数値は、
どこもウエットが良いと誇張するが、
これまで走らせて感じたことは、
日本製の新製品とその差は余りにも大きかった。
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ドイツと言えば、
フォルクスワーゲンだ。


オートサロンでフォルクスワーゲンの出展を見て、
「なかなか元気になったじゃないか」と思った。
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コックスは老舗のチューナーとして、
昔から名の通った会社だ。


特にお付き合いしたことは無いけれど、
とてもセンスが良い。

この展示は洒落ていた。
クルマ好きに刺さる。
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デカールもステキだ。


同じ大衆車同士だが、
ホイールと灯火器の関係、
動力性能、
シートの出来具合、
この3点で、
まだまだスバルはライバルに追いついていない。


その代わり、
0次安全、
1次安全、
2次安全、
それとコスパ、
これらではゴルフを圧倒している。


ゴルフの背中を見ながら、
これからインプレッサに抜群に優れたシートを付け、
CVTよりMTを搭載し、
テールランプを選べるように改善を期待した。


これだけやれば、
ゴルフに無い魅力を持つ以上、
このクルマを超えるはずだ。


B-Factionを作った当時を思い出した。


色々なデモカーを作ったが、
このクルマは記憶に埋もれていた。
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フォルクスワーゲンから力をもらった。
次のプロジェクトをどんどん進める。
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大宮君に頼んだら、
思わぬ才能を発揮した。
ささささ、っと図面を書いた。


一番上もせっかくだから棚にしよう。
材料を加え、


ここまで完成したが、
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上の2段に棚板を載せる所まで、
忙し過ぎてなかなか前に進まない。
週明けからどう再開しようか。


そして、
このユニークなスペースをどのように活かすか。
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そんな事で頭がいっぱいだ。


かわら版も作る必要がある。


だから泳ぎながらも考えることで頭がいっぱい(笑)


おかげで体重を絞れた。
今年最良の62.4kgに絞れた。
嬉しいね。


冒頭から、
なぜそんな事を思い出したのかというと、
昨日カリフォルニアのJANから手紙が届いた。
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嬉しいね。
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中津川のことをすっかり気に入ってくれたようだ。この時は岩村町に民泊すると言った。
欧米人の民泊ネットワークは凄い。
きっとまた来たいだろうな。
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彼も熱心なスバリストだ。
もう日本に来ても安心だぜ。
インプレッサハウスがあるからね。
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彼は非常に熱心な取材を重ねた。
そろそろ映像があちこちで流れているようだ。


まだしっかり見たことが無い。


あの時のインタビューが、
どんな感じで流されるのか楽しみだ。

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ラインの間という、
お洒落なステッカーが同封されていた。

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それにしても、
相変わらず22Bの美しさは色褪せない。


今朝オークション記録を見た。


今年になって、
227.000㎞も走った事故車の22Bが、
良く聞く名の通ったオークションで落札されていた。


前に座っている娘に、


「おい22Bがまたオークションで落札されたぞ。
いくらだと思う」
そう聞いたら、


「えー、わかんない」
と言うので、


「事故車のしかも22万㎞走ったクルマで705万5千円だった」
と答えた。


即座に、
「えー!うっそー!高い-!!お父さん早く売ろう(笑)」


馬鹿言え(笑)と言ったら、


「本当!馬鹿みたい!!冷静になりなよ!!!」だって。


全くその通りだぜ(笑)


JAN、また会おう!

レガシィB4の魅力

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今日は妻の誕生日だ。夜の八時にレストランを予約している。
仕事を前倒し、久しぶりに外でディナーを楽しむつもりだ。
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昨日とは打って変わって、朝起きると雨が降っていた。
S207の役目も終わった。今月かわら版の巻頭を飾るために、
東京出張の後も大活躍した。
この後ショールームで主役を務める。
昨日出社すると綺麗に整った工房で、
仕上がりを待つB4の姿があった。
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尾張旭の若尾さんから「おまかせ車検」で預かり中だ。
spec.Bならではの濃い味が魅力だから、
担当の杉本メカも「腕の振るい甲斐がある」と頑張っている。

やはり名車と呼ばれるにふさわしい耐久力だ。


だからこそ徹底的な消耗品の交換が要になる。
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シャシーにスチームをかけ、
マフラーの腐食防止も施した。


シャシースチームやさび止め塗装を省略する人は、
軽乗用車オーナーに比較的多い。


余分なことをやりたくない気持ちはわかるが、
クルマのことを思ったら施工すべきだ。


車検専門店などは、
これを施工すると効率が落ちて利益が出ないので、
あまり推奨しないところも目立つ。


装置と手間を考えると、
戴く料金では少し合わないが、
プロの仕事と素人では内容に大差が出る。


工房の外には、
似ているが全く違う性格のB4が佇む。
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川合さんが驚いていた。
「22万キロ乗ったとは思えない。
それにこんな良いエンジンが消えてしまうのが淋しい」と仰った。


このクルマは、
名車の証しだ。


廃棄する気になれないので、
飼い続けてあげようと決めた。



背後には仕上がりを待つブリッツェンも居る。
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このクルマも名機だ。
デビューした時から鮮烈だった。


この時、
一番かっこよかったのがB4で、
その次にベージュのランカスターが素敵だった。


ツーリングワゴンも悪くなかったが、
ギョロリとした目つきであくの強い顔は、
グラマラスな尻と抜群のバランスだった。


桂田さんの女性観が溢れているように感じた。


セダンが好きな理由は、
トランクを持つこと。
室内との間にバルクヘッドがあり、
論理的にワゴンよりボディ剛性が高い。


だからセダンの走りは、
より理想に近ずく。


ラリーに出すためにハッチバック化した3代目インプレッサWRXは、
とてもスタイリッシュで人気がある。


形は優れていても、
セダンボディを手に入れてから、
戦闘能力は格段に向上した。


それを見ても、
バルクヘッドのある構造が走りに良い効果をもたらすことがわかる。


話が逸れたが、
このクルマも入ってきた時にシャシーをいつもより入念に洗った。
内装もバラバラにして、
現在一つ一つの部品まで、
洗えるものはすべて洗って清掃中だ。


車検の時だけでなく、
本当はシーズンごとにシャシーにスチームをかけるとよい。


中津スバルにはそのためのリフトがある。
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昨日の活力朝礼は二班に分かれ、S.A.Bの清掃担当と、集水桝の清掃に分かれた。
集水桝とは別に、別系統から集まった生活雑排水を浄化する「合併浄化槽」が埋設されている。
それぞれから出た排水は、その先にある油水分離槽に集められる。
当社のように乗用車系のメンテナンスを請け負う整備工場は、大型トラックなどを扱うところに比べ、遥かに泥などの堆積は少ない。
しかし、中津スバルは日頃からシャシー洗浄の重要性を説いているので、ほとんどのお客様が施工される。
シャシーを洗った水は、もちろんそのまま放水しない。
出た砂汚れや油などは、まず最初のトラップに入る。
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上下二か所あるが、短期間でもこれくらい溜まる。
集めたら最終処分業者に引き渡す。
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こういうものを体の隅々に溜めていて、クルマが上機嫌でいられるはずがない。
理想は洗った後で、スリーラスターという防錆剤を塗るとよいが、より扱いやすい水性塗料でも問題ない。
施工すると次の積雪シーズンを安心して過ごせる。
BLEやBL5のターボ系は、特に足回りをアルミで固めてるので、毎年プロに任せて良く洗う方が良い。
鉄より錆に強いが、腐食しないわけではない。
そんなことを考えていたら、実に驚くことが起きた。

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妻が「小包だよ」と箱を持ってきた。
送り主は宮城県塩竈市の菅野さんだった。
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丁寧なお手紙がしたためられていた。


BLEの素晴らしさが日増しに解ると書いてあり、
愛機とのカーライフが手に取るようにわかった。

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箱の中を見ただけで真心を感じた。


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銘酒が2本丁寧に包まれていた。


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どんな味なのかドキドキワクワクと、
心が躍り始めた。


お酒のほかに、
皆さんでお召し上がりくださいと、
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初めて見るお菓子が入っていた。
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塩竈にはギバサという名物があると初めて知った。
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大好きなねばねばぬるぬる系らしい。
一度も食べたことがないので興味をそそられた。


正式にはアカモクという海藻らしいが、
海のない岐阜県では、
これまで全く縁がなかった。
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持っただけで違いが判る。
サクッとした歯ごたえ。


それでいて、
ぎゅうっと歯に残る甘い味わい。
ミルキーな香りと相まって、
これまで食べたことのない美味しさだ。
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一度食べたら病み付きになる味だ。
裏側なのか表なのかわからないけど、
綺麗に板チョコのような割り付けがある。


本能的に、
こういう割り付けが大好きだ。


のっぺりした表面ではなく、
綺麗に割り付けた姿に落ち着きを感じる。
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珍しい逸品の数々、菅野さん、本当にありがとうございました。
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こうして皆さんから力を送っていただけるので、
毎日の仕事に力が入る。
3月もまだ残り5日もある。


次の土日に向かって仕込みを始めた。


先日の編集会議の結果が形になり始めた。
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こうして割り付けながら文章を考える。基本的にニュースレターは、情報の統括を山本部長が担当し、各課の出し物はそれぞれ分担して進める。
レイアウトは妻が受け持つ。
形になる段階で提出されるので、確認してアドバイスする。
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このように徐々に割り付けが決まっていくと、
ゾクゾクするような快感に襲われる。


並行してかわら版に取り組んだ。
今回は株式会社SUBARUの誕生する日に発行するので、
記念しておめでたい内容に整えた。


裏面の割り付けは大宮君の担当だ。
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タイトルさえ決まれば、
後は筆を走らせるだけだ。


ブログはキーボードをたたいて書くが、
そればかりでは面白い文章が書けない。


だから真っ白なコピー用紙が相手だ。


原稿用紙を使うと字数がわかりやすいかもしれないが、
途中から浮かんだ文章を書き留めにくい。
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かわら版を書き下ろすのも、
自分を「追い込む」楽しみの一つだ。


売るために新車を用意できない状況が続いていて、
ショールームの展示に苦労している。


S207もかわら版の紙面を飾り、
WRX系の特集を組んだ。
発行を楽しみにしてほしい。

インプレッサハウスの車庫完成

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石川様の納車が無事に終わった。

とってもステキな笑顔が戴けた。
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お正月にご契約され、
3ヶ月以上掛かった。


でもその甲斐あって、
素晴らしい色に感激され、
家族皆さんに大喜びして戴けた。


10年乗ったプレオから、
愛着のある同じプレオにお乗り換えだ。


納車おめでとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。



尾張旭の長江さんがオイル交換にいらっしゃった。
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ご挨拶出来ず申し訳ありませんでした。
丁度その頃、
かわら版の原稿作成や、
このあと紹介する仕事でごった返していた。
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いつも美味しいお土産をありがとうございます。
この日もステキなよもぎ餅を戴いた。
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仕事が一段落して、娘と真っ先に戴きました。
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モッチモチのもちもちでした。


かわら版の文章を捻りながら、
デスクの周りを整頓した。


そして娘が飾ってあったミニカーを、
一つ一つ丁寧にマイクロファイバー雑巾で綺麗に拭いた。


神奈川の中原さんから戴いたものだ。
中原さんにも定期的にミニカーを戴いている。


それらも全てインプレッサハウスに運んだ。


先日修理して戴いたスーパーGT参戦車両も、
気持ちよく飾ることが出来た。
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全て移動したら、
ブースカが寂しそうに残った。
スペースが足りなくなっていたので、
良い機会になった。


これに松井さんから奉納されたミニカーを加えたら、


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段ボール箱3個分になった。
実はこれ以外にもあるのだが、


それまで移動すると会議室が寂しくなる。


インプレッサハウスに一時間以内で移動しなければならない。
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棚板の制作も途中だし、
内部に掃除機を掛けたり、
床に置いたままの備品を整理整頓する必要もある。
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3組に分かれて仕事を進めた。
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別に特別な飾り方をするつもりは無く、
これまでの置き方をそのまま踏襲した。


箱から出すか出さないか、
社員の習慣も聞いてみたが、
飾り方は真っ二つに分かれた。
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手慣れた方法が一番だと、
飾ってみて感じた。


まだまだスペースは充分なので、
この車庫を大いに活用したい。
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皆さんいつも本当にありがとうございます。

奇石とブリヂストンタイヤ

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紹介しよう。当社北原課長の長男「空宙(そら)」君だ。
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見事に岐阜県立恵那高校に合格した。

空宙君おめでとう!


挨拶に来てくれた。
立派な後輩になってくれて、
本当に嬉しい。


日頃の努力が実を結んだ。
言い方は悪いけど、
「学習と労働に強制無くして成果無し」だ。


これからも更に頑張って、
勉強に励んで欲しい。


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お土産を戴いた。


中津に「恵那饅頭」があり、
恵那に「笠岩まんじゅう」がある。


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笠岩という天然記念物は、
中津の夫婦岩に負けぬ、
エログロい奇石だ。


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昔はよく見に行ったが、
最近ほとんど話題にもならなくなった。


これを機会に、
ちょっと見に行くのも良いかもしれない。


あの辺りは桜も美しい。


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昔と変らない味だ。
クルミが載っていて香ばしい。


恵那饅頭とは真っ向逆のお菓子だ。


今朝は良い天気になった。


お菓子で例えるように、
スバルにも過去の文化とは真っ向逆のクルマがある。
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マニュアルのインパネシフトは、
スバルでは味わえない文化だった。


スバル1000のコラムシフトを操作すると、
ツンと懐かしい匂いがする。


それとちょっと似たような、
何か懐かしい感じなんだ。


それに乗って、
インプレッサハウスへ行き、
活力朝礼を進めた。


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お気に入りのオープンデッキが活躍中だ。


棚を作っている途中なので、
材料や道具も運ばねばならない。
荷物も詰めるし、
4人一緒に移動出来る。


杉本君がドライバーを務めてくれたので、
初めてリヤシートに座ったが、
なかなか快適だった。


駐車場へ行くまでが寒く、
思わずフードを被った。


若い大宮君は「ふさふさ」だから、
寒さなど感じないようだ。


まったく羨ましい。
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最近、
風が強いと頭が寒くて仕方が無い。
冷たさが染みる。


ちょっと頭髪がヤバイかもしれない。(笑)
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男性4人は棚作りに集中した。
完成したら、
お泊まり用の簡易ベッドや、
テーブル、イスなどを綺麗に収納する。
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北原課長は木工にも詳しく、
上手に何でも加工する。
中央に柱を作って強度を増した。
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3段目も同じように作らないと、中央部がたるんでしまう。
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いつの間にか天井との狭い隙間に潜り込んでいた。
彼を例えると、まるでムササビだ。
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身軽で体も柔らかく、
どんな所にも入り込めるし、
手先も器用だ。

ほぼ完成した。工夫と学習の積み重ねは、
人間にとって永遠の課題だ。


義務教育を終え、
高校大学と進む中で、
更に自主学習力を極める。


ある意味で突き放される。


恵那高校に入学した時に、
担任の河合哲心先生にはっきり言われた。


「そこそこの成績で入ってきたかと思うが、
ここは勉強したい人が来る所で、
勉強したくない者に強制するつもりはない。
勉強したくない者はサッサと去れ」


「ほー。凄いこと言うな」と感心した。


先月のニュースレターを考案中に、
今回はコンチネンタルでは無く、

ブリジストンかダンロップを紹介したいと、
部品担当の杉本君から提案があった。


決してブリジストンとダンロップが熱心に売込んできたわけでは無い。


オートサロンの動向を見て、
そろそろ新製品が出るはずだから、
各社のカタログをしっかり勉強しなさいとアドバイスした。


そうしたらやっぱり新製品が出た。
そこでニュースレターで告知し、
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ほぼ1ヶ月間キャンペーンを張ったが、
どうも勢いが付かない。


それもそのはずだ。


最近のコンチネンタルは、
ドイツ人の社長自らが中津スバルを訪れ、
熱心に商品の良さを伝えようとする。


実際にコンチネンタルを常に試せるので、
社員の愛情も深く、
結果的にお客様へ自信を持ってお勧め出来る。


ただし今年コンチネンタルから新製品が出ないので、
勉強するつもりで他のお世話になっている2社を調べるように言った。



桜祭りのニュースレターを作る段階で、
原稿に2社のPRする位置まで用意して、
情熱ある回答を期待した。


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商品情報が全く入ってこない。


一体どんなタイヤでどう違うのか、
味わおうにも試乗車さえ無いらしい。


「直ぐ返すから試すタイヤは無いの?」と聞いた。
ところが打てども鐘が響かない。



まあ最近国産のタイヤを褒めないので、
自信が無いのかも知れない。


もちろん日本人の一般的な速度領域で、
普通に乗るなら十分なタイヤばかりだ。


ところがウエットグリップの変化、
風の強い日の操縦安定性など、
高速走行時の気象変化に対して、
満足できる性能を発揮するタイヤは少ない。


せっかくスペースを空けて、
まなり待っていたのだが残念だった。
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先ほど完成したばかりのニュースレターを紹介しよう。
かわら版の有料購読者も増えてきたので、
今回は先にこっそり特典を紹介したい。


理由は妻が校正時に、
大事な文章を間違って消したからだ。
このニュースレターを受け取った人だけ、
コンチネンタルタイヤを最新のBRZ GTで試すことができる。
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この部分をお持ち戴いた方に限らせて戴くので、
ご了解戴きたい。


より深く知りたい方、
また一般のお客様は、
中津スバルのホームページからドライブエクスペリエを確認して欲しい。


レクチャー付の有料試乗でクルマの味もじっくりお楽しみ戴ける。


先ほど岐阜まで出来上がったかわら版を受け取りに行ってきた。
今現在後ろの会議室で詰め込みが始まっている。
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久しぶりに新型インプレッサスポーツで高速道路を走った。


ヨコハマタイヤの自信作が付いているが、
S207に乗り慣れたため、
まるでスタッドレスタイヤを履いているような感じだった。
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スバルの「ベーシックカー」に対する、
要求性能を満たしたアドバンスポーツは、
新車装着品としては優れている。


もの凄く静かで燃費が良い。
路面を掴む能力も高いことを確認済みだ。


でも消耗して交換する時に、
あの金額を出してまで交換したいとは思わなかった。


正直に言うと、
コンチネンタルを履きたい思った。


タイヤの販社を責めるつもりは無い。
最近の顧客は何から何までお金で選ぶ。


都合の良い情報だけネットで集め、
価格の安さだけで「信用」を買う。


「てるみくらぶ」なんていう会社を全く知らなかったが、
大騒ぎになって「格安ツアー」の会社だと知った。


115億円なんてどうやって使い果たしたのか、
本当に訳が分からない。


価格で選ぶ人には、
その人なりの美学があるのだろう。
それは自由で全く問題ない。
だがそういう商品の選び方だと、
人と人の絆を感じる深い付き合いは出来ない。


タイヤなどその極地の商品だ。
営業するにも他に優先順位の高いことが山ほどある。
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自社製品をじっくり味わう時間など無いに等しいのだ。

最近ブリジストンは「ちゃんと買い」を推奨するが、
そうなるとスバルには、
BSのタイヤを装着出来るクルマがあまりない。


ブリヂストンとスバルの関係は深く、
エポックメーキングな歴史を重ねた。


たとえばスバル1000に、
スポーツセダンが追加された時、
ブリヂストンは日本初のラジアルタイヤを供給した。
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この言葉も昔から好きだ。
この文章にはタイヤの真理全てが収められているといても過言では無い。

昔から良いことをきちんと推奨するメーカーだが、
残念ながら最近はウエット路面の性能差が大きく、
余り推奨出来なくなった。


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これが圧倒的なシェアをもつ自信だろう。


涙目のインプレッサWRXが誕生した頃、
スバルとブリヂストンは最高性能のタイヤを作った。


嘘か誠か定かでは無いが、
各種コンパウンドを70通り組み合わせて出来上がった、
偶然の産物とも聞いたことがある。


それがポテンザRE070という名作だった。


インプレッサWRX STI spec.C typeRA-Rのために、
専用タイヤまで作ってくれた。


現行レガシィB4の辺りから、
どうもブリヂストンと良い相性では無いようだ。


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カタログを見ると、
トヨタとはBRZを通じて
昔スバルと歩んだ道を続けている。


こういう事の出来る日本のタイヤメーカーは、
自動車メーカーにとって重要なパートナーだろう。
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昨年GRMN86に乗った。
良く曲がり驚くほどシャープだった。
ただしこの方法がベストかどうかは別だ。
前後のタイヤサイズを変えるのは、
まさに「最後の手段」だ。


スバルでは禁じ手に近い。


それにしても、
ブリヂストンは凄い。
専用製品をその気になればいくらでも作れる。
日本を代表する強い企業だ。


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その会社が新製品を出せば、
当然興味がそそられる。


だがカタログには、
小さくNEWと書かれているだけ。


注目したのだがアレンザの詳細は販社の社員に伝わっていなかった。


製品を学習させる強制より、
他に強制せねばならぬ事があるのだろう。


性能を正確に知る事が出来なければ、
中津スバルは絶対に売らない。
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オンロードを意識したSUV用のタイヤだと説明している。
燃費を意識せず、
静粛性も優先順位を下げた。


だが能書きだけでは判断出来ない。
そもそも「ドライの何?ウエットの何?」解答出来ず。
ライフ性能をどうやって高めたの。


読めば読むほど矛盾だらけで腑に落ちない。


タイヤほど実際に履かないと真実が分からないモノは他に無い。


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残念だが促進対象から外した。
試着したクルマさえ無い。


BSのみならず、
ダンロップにも言えるが、
大手の量販店に頼るばかりで、
商品の真実を伝えようとする努力が全く見えない。


ルマン5も同じだ。
情報が全く伝わってこない。


勉強が足りないな。
最近の国産タイヤメーカーは仕事がお粗末だ。


今日も一日があっという間に過ぎた。


何とかブログアップ連続更新を続けている。
記録を残すことは大切で、
モチベーションの維持に繫がる。


今朝も朝礼で話したが、
人を変えたいと思う時はあるけれど、
それほど難しいことは他に無い。


変えたいと思う相手ほど、
大切な相手なのだが、
近い間柄だと疎ましく思うこともあるはずだ。


だから無理に変えようとせず、
自分を変える。


人を変えるより、
自分を変えるのは遙かに簡単だ。


外向きの発信力を高めることに、
全社員執念を燃やして欲しいとお願いした。
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体を労ることも大切だが、
それ以上に変える努力を続けることが必要だ。


結果が出ると、
変ったことがまた特に良く分かる。


朝起きて顔そのものが少し小さくなった気がした。


昨夜、
1000mのタイムは29分44秒58だった。

何時もより苦しかったが、
ターンの数を冷静にカウント出来た。


夜の10時過ぎだが、
プールは4レーンも埋まっていた。
熱心な人が沢山いる。
大勢いる方が張り合いも出る。


体の血流が良くなり、
水の中なのに良い汗が出ている。


シャワーを浴びて体重計に乗ったら、
62.1kgになっていた。


ヨッシャー!
今日もこれからコアリメイクに行く。


気力と体力を研ぎ澄まし、
今期残り4日間を全力で生きる。


応援をお願いします。

BRZと春の誘惑

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暖かい1日だった。


早いもので間もなく一年になる。オークション会場で息も絶え絶えだったサンバーを連れ帰り、
ガルパンと名付けて再生させた。
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色と言い、
全体の佇まいと言い、
理想に近い車だった。
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車検整備が終わったので、
脚代わりに使い始めた。


小型貨物車として蘇らせたので、

毎年車検を受ける必要があるけれど、
古いクルマにはかえって好都合だ。
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タイヤはヨコハマ製を選んだ。
特に指示したわけでは無いが、
整備士の杉本君が各社の製品を比較し、
コストパフォーマンスも考えた上で決めた。
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軽快な走り味だ。
ステアリングも軽くなった。


特に高性能なクルマでは無いので、
タイヤの差ではさほど体感する事は無いかと思ったが、
バタンバタンと不快な印象だった乗り心地が、
比較的スムーズになった。


かなり古いタイヤが付いていたので、
差が出て当たり前だが、
貨物用のタイヤとして悪くない仕上がりだ。


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正に「the・SAMBER」だ。


この空間は学生時代に乗り倒したK87を思い出させる。


東京の田無に暮らしている頃、
サンバーバンやREX5バンを乗り倒した。
アルバイトで百貨店の配送もしたし、
自分の引っ越しにサンバーを使ったら、
赤帽のおじさんに「ウチでアルバイトしないか」と誘われた。


面白いおじさんで、
赤帽なのにミニキャブに乗っていた。


その頃はもう中津スバルでアルバイトを始めていたので、
おじさんの要望に応えられなかったが、
もう一年早ければ、
そのおじさんの弟子になりたかった。
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小回りのきくキャブオーバースタイル。
見切りはとても良い。


ただし、
この頃のクルマは衝突安全性能が著しく劣るので、
最近の「殺人カー」が至る所で増殖し始めた環境下では、
走行する時により一層注意が必要だ。


夜間は走らない。
高速道路も丁寧に走る。


自分より、
相手の責任で酷い目に遭うので、
出来るだけシティランナバウトとして使用して欲しい。


原付バイクより安全なので、
使い分ければ良い。
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本当にあの当時を思い出す、
古くさいステアリングホイールだ。


付いてきたステアリングは、
ちょっと危険な要素があった。
だから北原課長が在庫の中から探し出したのだろう。


サンバーに乗って郷愁を感じていたら、
東京から丸川さんがTV2に乗って来店された。
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一昨日きちんと見学を事前に申し込まれ、
昨日の朝、
余裕を持って到着された。
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お土産をありがとうございました。


オーストラリアに旅行されたそうだ。
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うん!
確かにオーストラリアの味だ。
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オーストラリア人も甘いものが大好きで、
街中にチョコレートショップが建ち並ぶ。
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懐かしく味わわせて戴きました。
それに加え、
「インプレッサハウスに飾って下さい」と、
奉納品を承った。
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珍しいミニカーだ。
イギリスのハンバーサイドという警察署のパトカーらしい。
貴重品をありがとうございました。


そのあとかわら版を取りに行ったり、
慌ただしく一日が終わった。


ジムに滑り込んで、
コアリメイクに参加し、
もう一度会社に戻って残務を片付けた。


とても片付く状態では無かったので、
早く目覚めたついでに、
デスクワークを片付けることにした。
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誰もいないオフィスに入ると、
かわら版が綺麗に積み上げられていた。


折り込み料がちょっと考えられないほど大幅な値上げになった。
昨日も触れたように、
有料購読して戴くお客様も増えたし、
離れた場所に新聞折り込んでももったいない気がした。


そこで今月から折り込み部数を一気に減らし、
その分を回数に回すことにした。
費用対効果を測定するための実験だ。


値上げが見直しのきっかけになった。
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かわら版の横に頼んでおいたマニュアルが添えてあった。
大宮君が帰宅前に作ってくれていたようだ。


しっかり準備して、
お客様に喜んでもらおう。
チラシに書ける予算を、
もう少し狙いを定めて工夫して使う。


もう一つ見直すきっかけになったのは、
あのポルシェが中津川にチラシを撒いた。


最初見た時は嘘だと思ったが、
彼らもそこまでやらなければならない時代になったんだな。


チラシには一定の法則があるので、
それを試行錯誤の中から、
うまく有効に働くよう常に学ぶ必要がある。


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そんな事を考えながら、
チラシの奥を見て、
昨日のお土産を思い出した。


ちょうど運び忘れたサブロクのミニカーもあったので、
ケースを掃除して運ぶことにした。


サブロクのケースは樹脂が少し黄ばんでいるが、
艶には衰えが無い。


ヘッドライトが黄ばむように、
光の強い所だと合成樹脂が紫外線で黄ばんでしまう。


インプレッサの方は、
黄ばんでいないが少しクラックが入っていたので、
箱から出して汚れも拭いて入れ直すことにした。
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結局洗った方が早かったので、
サッと洗ってファイバークロス雑巾で拭いた。


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ルーフのアンテナが曲がっているのが気になった。
ひょっこりさんに触発され、
修正を自分でやってみる気になった。


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21年前に作られたポルトガルの製品で、
インプレッサにとってかなり有名なブランドだ。


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やり慣れないことは止めた方が良かった。
幸いにも細い針なので、
刺して固定出来そうだった。


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何とか差し込むことが出来た。
工房に行ってボンドを探したが、
こんな使えないモノしか見つからなかった。


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しょうが無いので爪楊枝で根元に糊を盛って、
ケースの中にそっと収めた。


そんな事をしていたら、
丸川さんに取材されたことを思い出した。


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ここに来るにあたって、
様々な質問を用意されていた。


どうしてスバルが好きなのか、
いつからか、
そこが・・・などかなり謎が多いようだった。


それもそのはずだ。
聞けば彼は東京電機大学を卒業して、
4月から新生(株)SUBARUにエンジニアとして入社する。


しかも大学時代にフォーミュラSAEプロジェクトに携わり、
パワートレインの設計と製作を担当したそうだ。


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なるほど。
オーストラリアのお土産の持つ意味が良く分かった。


学生時代にサンバーを乗るっておこうという気構えも気に入った。
このようなプレゼンテーションを考えて、
富士重工の入社試験にも臨んだのだろう。


よく勉強している立派な青年だ。


彼も恐らく一番好きなのはインプレッサだろう。


何が好きですか?
と聞かれた時、
インプレッサと答えた。


特にインプレッサWRXが好きだ。


もしくはインプレッサWRXを、
レガシィで作るという野望を果たした、
BL系のspec.Bも良い。


夢は何ですかと丸川さんに聞かれたので、
「夢は無い、野望ならある」と答えた。
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彼が帰ったあと、
「そういえばもう一つあったな」と思い出した。


BRZも凄く良い。


そんな事を考えていて、
あっと思い出した。
一昨日、
フラリと突然シムスレーシングの遠山さんが現れた。
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三重県のイベントの帰りに、
わざわざ寄ってくれたのだが、
お互い時間が無くて少し話せただけだった。


次はこの前のように飲みに行きましょう。


お互いに何を話したかというと、
BRZの実戦における戦闘能力についてだった。


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彼もBRZで様々なパーツを開発している。


BRZのタイムが伸びない理由は何か。
彼が言うにはファイナルレシオだという。


なるほど。
これが新型車より前のクルマの相場を上げる原因か。


「今年の86/BRZレースで、
開幕戦からしばらくの間、
クラブマンのトップクラスが、
プロレーサーを凌ぐ場面もありそうですよ」
遠山さんがニヤリと不敵に笑った。


幸いにも当社には新型のGTと旧型のRが揃っている。


理由がもう一つ分かった。


最初下ろしたBRZのRA,
あれが一番好きだった。


あのクルマ、
かなりハイギヤードだったんだ。


高速道路を走ると、
まるで滑るようだった。


阿部紹介が思いっきり金を掛けたデモカーより、
帰りの高速道路が愉しかった。


あのクルマ、
手放すんじゃ無かった。


Rに乗りたくなったので筆を置きたい。
続きをお楽しみに。

レガシィとインプレッサWRXの接合点を振り返る

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「こういうモノが世の中にあると絶対に便利だ」と、
恵那高校に入学した頃聞いたことがある。
16、7歳の頃だ。
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保険衛生士の野田さんは、
怪我をする生徒の治療だけで無く、
カウンセリングにも長けた名人だった。


休み時間に保健室に屯する生徒が山ほどいた。


ある意味サロンだった。
ご主人は当社のお客様では無かったが、
熱狂的なスバリストで、
カートピアの紙面を飾った事もある。


その野田さんが「あったらいいな」と思うくらいだから、
「世の中に出したい」と努力を続けた人が居ても不思議では無い。


コロスキンを、
会社でも自宅でも鞄の中にも、
手の届く所に必ず一本持っている。


殺す菌、もといコロスキンは、
とても便利な液体絆創膏だが、
一つだけ要注意すべき事がある。


解毒しようとしている時に、
迂闊に塗ると体液の排出は止まらず、
空気に触れないから凝固しない。


虫刺されで掻き崩したような場所に塗ると、
コロスキンの乾いた表面が柔らかく伸びながら固まる。


中に体液が留まって風船のように膨らむ。


血液が止まらないのに塗るのも良くない。


冬になると手の指先がささくれる。
特に右手の親指が毎年酷く爪の間から徐々に皮が剥離する。


長年の悩みだったが、
コロスキンのおかげで随分楽になった。


「あかぎれ」は治まったが、
親指の逆むけが妙に痛痒かった。


そこで爪切りでささくれた部分だけ切り取って、
それ以上広がるのを防いだ。


ブログを書きながら、
キーボードを操作する時に、
気になって仕方が無かったが、
切除すると痛痒さはすぐ治まった。


ところが今度は血が止まらない。
些細な傷なのに血がどんどん出る。
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何かを体から出し切る「スイッチ」でも入ったのか。


止まるだろうと放っておいたが、
そんな気配は無く下に垂れそうになる程だった。


ティッシュで押さえると、
一旦消えても針の先ほどの傷がすぐ血の玉になる。


埒が明かない。
傷薬より一番良い方法を思い出した。


それは舐める事だ。


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ひと舐めしたらピタリと止まった。


基本中の基本だろう。
唾液の力は凄い。
原始時代から殺菌消炎の基本。


即ち「ほ乳類」が生き残るための基本。


限りなく酵素が含まれているのだろう。


こうした基幹性能が損なわれると、
身体能力にも陰りが出る。


クルマもイキモノなのだ。
19世紀にクルマが誕生してから、
人類はその基幹性能を磨き続けてきた。


その中に不易と流行があった。


スバルが生き残るための解は、
卓越した走行性能を極め続ける事で導ける。


永久に、
操縦性能や、
動力性能を磨き続けた延長線上に、
安全性能は着いてくる。


「もの凄い走り」が出来てナンボの会社だ。


愛を語るにはまだ早い。


駒ヶ根市から関口さんがいらっしゃった。いつもこのブログを愛読して、
当社のことをよくご存知だった。
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ありがとうございます。
「せっかく購入するなら中津スバルで」と仰って戴き、
レガシィB4 2.0GT spec.Bをご契約戴いた。


今後ともよろしくお願いします。


選んで戴いたお車は、
インプレッサWRXの方向に、
レガシィを振るとどうなるかというお手本だ。
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だから両車の関連は深い。
たとえば四代目レガシィのエンジンを、
インプレッサWRXが前倒しで搭載した。


当時の清水PGMや土屋副社長は、
レガシィに当初の計画に無かった18インチ仕様を急遽加えた。


それがspec.Bだ。


設計変更までして、
18インチ装着車を追加したので、
バンパーは別設計だし、
メーターの内部も違う。


ビルシュタインの日本側開発担当は、
スバルに2種類のダンパーセッティングを提案した。


するとスバルは彼らが選ばないだろうと想定した、
「硬い」方のセッティングに決めた。


レガシィでこれほど硬派なクルマを創った陰に、
WRXの存在がある。


結果を求めるインプレッサWRXは、
ドンドン硬派のクルマになっていった。


それは当然のことだ。
だが家族持ちになったWRXユーザーの受け皿も必要になってくる。


当時の開発環境に、
今とは違う空気が流れていた。


走りを最優先にした開発が許された時代だった。

今のように「愛で・・・」等という生ぬるいキャッチでは無く、
新しい時代を開く卓越した性能を目指した。


だから「走りに振る」開発が、
今より当たり前に出来た。


インプレッサに出来ることが、
フラッグシップのレガシィに出来ないはずがない。


競技車ベースのスパルタンなクルマも大事だが、
歩兵部隊のインプレッサに任せれば良い。


レガシィにWRX並の動力性能を備えたGTが必要だ。


お客も欲しいと思うはずだ。


spec.Bはその要件を満たすクルマだった。


するとサーキットに集まるスバルファンの様子が変ってきた。


彼らの愛車が、
WRXからレガシィにドンドン変ったのだ。


三代目WRXの開発を担当した、
当時の森PGMはその変化を敏感に嗅ぎ取った。


だからGRBがデビューした時、
過去と全く同じコンセプトでは無かった。


スパルタンなクルマは無く、
GT(グランドツーリング)能力を高めた仕上がりだった。


逆にシャープさは消え失せた。


インプレッサWRXには、
迷いや葛藤が沢山あった。


最新のBRZもGTの変化が際立つ。
その理由は恐らく同じところにあるだろう。


社長交代がきっかけだった。


潮目が大きく変わり、
その後スバルは「走り」を際立たせる夏の時代から、
我慢に我慢を重ねる冬の時代に入った。


幸いにも今年から僅かながら次の光が見え始めた。
今後に期待しよう。



最新のWRXはspec.Bに要求された能力を満たし、
更に卓越した性能を実現した。


それでも四輪ストラットのGDBや、
マルチリンク式リヤサスにチタンタービンを装備したspec.Bの味は出せない。


懐古主義と言われようが、
プレミアムメーカーを目指した頃の、
スバルが創り出した遺物を愛する人が絶えないのも事実。
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オーナーの管理がしっかりしているクルマは、
その「様子」に必ず現れる。


佇まいだ。


一目で何かを感じるクルマだった。
シリアルナンバーの入った優勝記念車には、
それ相応の価値がある。
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使うか使わないかはどうでも良い。
卓越した性能を演出するスパイスだ。
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インタークーラーに水をぶっかけた所で、
さしたる効果は無いが、
競技中に絞ると大きな意味がある。
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インタークーラーウオータースプレィは、
STIに憧れる人の「韻」だと言える。
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ルーフベンチレーターもそうだ。
使うか使わないか関係の無い「韻」だ。
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ルミネセントメーターが目覚めると、
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指針がスイープし灯りがともる。
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走行距離が多くても、
付き合い方を考えれば耐久性はかなりある。


大切に面倒を見ることだ。


こうした限定車の魅力は、
スパルタンな戦う装備を持ち、
ワークスカーの雰囲気を備えていながら、
静粛性や乗り心地を共存させたGTになっている点だ。
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軽量鍛造ホイールも奢られ、
フットワークの良い脚に、
コンチのMC5をあえて組み合わせた。


快適性を高め、
このクルマの持ち味を更に際立たせる。


スパルタンでは無いSTIを、
こうしたコスパの高いタイヤで作り上げた。
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色々な所をオーナーが徐々に新品パーツと交換するのも愉しい。
クルマを磨きながら、
あれこれ妄想するだけで痺れるほど愉しい。


ところがspec.Bは最初からそう言う能力を身につけ、
GTにスパルタンなスパイスを余るほど注いだ。
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だからギミックは似合わない。
素のままが一番美しく強靱だ。


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5速マニュアルが面白いが、
WRX STIに出来なくて、
spec.Bに出来ることが一つだけある。


優れた2ペダルを当時から持っていた。
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これはインプレッサに出来なかった事で、
三代目で途中から可能になったアイテムだ。


そうなると、
マルチリンクの良さが際立ってくる。


このspec.Bに匹敵する味は、
これから現れそうに無い。


唯一無二の存在になるだろう。

E型BRZの「R」と最新型の「GT」を楽しむ

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こうして一ヶ月を振り返ると、とてもやり甲斐のある3月だった。


気候は不安定で寒さを3回数えると、
1回暖かさが訪れる印象だった。
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特に寒い雨の日が目立ったが、
冬が名残惜しいのだと考えれば悪くなかった。


酒も鍋もまだまだ楽しめそうだ。


今月は大野さんのSVXも車検を迎え、
少し長めにお預かりした。
綺麗に仕上がり最終検査を受けるばかりになっている。
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天気は良かったけれど、
この日も寒い朝だった。


桜祭りでSVXにスポットライトを当てる以上、
アルシオーネベースを掃除しないと、
楽しみに来場されるお客様に失礼だ。
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久しぶりにエンジンを掛けたが、
実に軽快な音で、
クーペと言うよりスポーツカーの印象が強い。


4ATではあるが、
排気系を換え車体を90㎏軽量化したから、
相応の能力に向上している。
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北海道の佐々木さんに買って戴いたブリッツェン6が、
SABの裏に整った大展示場でナンバーの到着を待っていた。


ナンバー装着後は、
いよいよ最終テストに取り掛かる。


レンタカーの展示場を兼ねたこの場所は、
昨年末に透水舗装したので、
SABと隔たりが無くとても使い易くなった。


足元も良くなったことだし、
今年の感謝ディで、
また観望会をやりたいな。


その時は大沼さん、
よろしくお願いします。


内部のクルマを外に出した理由は、
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SABの壁面に飾った沢山のマフラーを、一旦床に下ろすためだった。
ラベルと金額を見直し、もう一度並べ直した。
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商品も増え本館に溜まってきたので、
少し整理して綺麗に洗い全てSABに移した。


春になり日増しに遠方からのお客様が増えている。
だから本館のギャラリーを整理整頓し、
見学しやすいように整えた。


SABも乱雑にしたくないので、
本当に役立つ逸品を吟味した。


廃棄するのは簡単だが、
処分したら二度と手には入らぬ部品もある。
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このオレンジのSVXを、
もし廃棄処分していたら、
隠れた性能を導き出せなかった。

まるでオモチャ箱のように飾る。こういう仕事には才能が現れる。
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社長には絶対に無い才能を、
他の社員が溢れるほど持つ。


そのおかげで、
「飾る」という楽しい行為が、
そのまま「清掃」と「保管」に変る。
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一石二鳥だ。
「モノ」は容器を与えられてこそ輝きを生む。
入れ物って大事なんだ。
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格好ばかり気にしていたら前に進まない。創意と工夫で乗り越える。
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レヴォーグのホイールだけ残し、床に置いていた5穴の100PCDを全てSABに移動した。
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こちらのスペースにどう飾るか、今後の創意工夫を楽しみにして欲しい。
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こうしてS.A..B(スバル・アルシオーネ・ベース)は一旦区切りが付いた。
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次の掃除は望桜荘だ。掃除は日頃から続けているので、雑巾掛け程度で大丈夫だ。
但し桜を愛でる流儀も整えねばならない。
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桜を喜ばせるために提灯を飾る。お客様へのアピールもあるが、山桜の開花にヒトとして花を添えたい。
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だからこの時期「営業中」の看板も出す。ご招待客の皆さんに桜餅を出すためだ。
効率よくもてなすなら、ショールームで振る舞えば良いが、この時期だけは望桜荘でもてなしたい。
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子どもの悪戯で荒らされたベンチも、このあと修復する予定だ。
子どもだけで無く、今年はモグラも入り込み、冬の間に飢えを凌いだようだ。
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掘り返された穴から砕石が沢山出てきた。
これも自然の浄化作用だ。ありがたく受け止めよう。
妻が玄関を箒で掃いていた。
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見違えるように空気が落ち着いてきた。苔の効果は計り知れない。
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排水路を手堀で作ったら、環境が一気に変り、辺りが清々しくなった。
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この辺りには無縁仏も埋まっていた。それを掘り出して、水の流れを作り右側の排水溝に導いた。
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「澱み」が消えた瞬間だった。今も昨日のことのように思い出す。
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無縁仏は望桜荘の守り神となった。
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拝む対象があると気持ちが落ち着く。神も仏も区分けしない日本人の文化性が大好きだ。
「拝む」という統一感が清々しい。命は巡ると感じた瞬間だった。
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福島県の福島市より浪岡さんが来訪された。
命を尊ぶ仕事を目指し、猛勉強されている。
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現在医学部の5年生になる所で、あと2年間勉強しなければならないが、彼ならば素晴らしい医師なるだろう。会った瞬間、「将来は非常に明るい」と感じた。
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最近鯖缶に凝っていることを察知して、ステキなお土産を届けて下さった。
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鯖では無くサヴァと表す所が嬉しい。
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桜祭りの間は昼飯を食べる時間が取りにくい。大切にとっておいて、味わわせて戴きます。
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浪岡さんは見学と同時にDEを予約されていた。スバル車をもっと良く知りたいという事と、MTの扱いを更に向上させたいとの願いだった。
お役に立てたようなので、とても嬉しい。
丁寧なアンケートをありがとうございました。
午後になると、見学を予約されていた栃木県足利市の平沢さんがいらっしゃった。
昨年ファンミーティングでお目に掛かった。息子さんもスバルが大好きだから、将来は間違いなくスバリストになるだろう。
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受験合格のお祝いを兼ねて二人旅にでた。おめでとうございます。
楽しんで戴けて良かった。美味しいお土産をありがとうございました。
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社員みんなで戴きました。
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甘いチョコレートと、サクッとしたクランチ。
BRZに良く似た味だ。
久しぶりにD型のRに乗った。
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キーを捻る悦びと、軽さを両立している。
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目覚めさせ、一呼吸おいてからセルモーターを回した。
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BRZらしい、少しインジェクションのノイズも感じる軽快な音だ。
早速ハイウエイに滑り込んだ。
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夕日に向かって滑るように走った。新型とどのように違うのか、数値的に検証する。
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途中で妻にプレゼントを買った。今月は忙しい日が続き、1日も休めなかったのでプレゼントを買う時間が作れなかった。
テストで時速100km出せる場所に行くついでに、妻の好きなブランドを訪れた。
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「財布が欲しいらしい」と、娘から最新情報を引き出し、どちらの財布にしようか迷ったが下を選んだ。
アウトレットの価格って良く分からない。
定価そのものが法外に高い気もするが、結局7割引だから「まあいいか」という気がする。
長持ちすることは間違いない。
これがブランドの魅力だ。
Rのコックピットに収り、丁寧にアクセルを踏んだ。
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6速時速80㎞で2000回転丁度だ。RAに乗っていた頃は更に低かった気がする。
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時速100㎞で2500回転より微妙に下まわる位置を指す。テストを終え、ずっと体に馴染んでいた味を思い出した。
足回りの動きは最新型より雑ではあるが、
滑るように走る魅力は相変わらずだ。
完成度が高いので、スイートスポットを強化するパーツを手に入れると、クルマが見違えるほど面白くなるだろう。

1ヶ月の間、沢山の皆さんから応援を頂きました。改めて心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

新星「SUBARU]誕生

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今日から株式会社SUBARUがスタートする。自動車会社で唯一のアルファベット表示なので、新聞などの縦方向の活字でより一層存在が際立つだろう。
最新のかわら版に入れたタイトルだ。
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各社漢字かカタカナなのに、
SUBARUだけは違う。
だから際立つぞ!


悲願の社名変更だと思っている。
それもアルファベッドで付けた。


吉永さん、
おめでとうございます。


株式会社スバルでは意味が無い。


理由は「軽い」からだ。


カタカナ表記は外来語を都合良く日本語に馴染ませる、
日本人ならではの高度なIQのなせる技だ。


スバルの現況を考えると、
分母は明らかに海外が大きい。


日本人のように4つも文字を使い分ける国は、
世界中探してもまず無いだろう。


その中で最も分母が多いのがアルファベットだ。


だったら当然アルファベットが優先順位の上に来る、


株式会社昴でも、
明らかにおかしい。


歌ならともかく、
社名など公式の場に昴は似合わない。



40年近く前に作った納車ステッカーだ。
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その時既に社名を横文字に換えていた。


軽トラには似合うが乗用車には不似合いだ。
だから数年で止めた。
ただしこのデザインは、
後に「昴整備工房」というロゴを作った時に蘇った。


レオーネも高級化し、
エアサスのGT-Ⅱなどは250万円以上の価格になった。


それで当社にとって何が良いか熟考し第四弾のステッカーを考えた。
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妻の兄の力も借りてデザインを決め、
お客様にいやがられない納車ステッカーを用意した。


30年以上前のことだ。


竹中元社長の悲願でもあった、
社名変更は「むつらぼし」へ変更しただけで実を結ばなかった。


マルフと言われた略称は消えたが
代わりに現れたのが、
へんてこりんなFHIという略称だ。


MMCじゃあるまいし、
BMWコンプレックスが丸見えの呼称が大嫌いだった。


SUBARUへの統一は、
森前社長のラリー撤退や、
軽自動車生産撤退など、
様々な大なたを経て、
ようやく到達したゴールだ。


吉永社長の時代にブランド力は大幅に向上した。


彼の英断で遂に社名とブランドの統一を果たせた。

本当に嬉しい。

ようやく大野さんの車が完成した。
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今日はせっかく来て戴いたのに、ご挨拶出来ず申し訳ありませんでした。
次にお目に掛かる日を楽しみにしています。かわら版も無事折り込みが終わり、今日から桜祭りが始まった。
今日も中途半端で終わって申し訳ない。明日をお楽しみに。
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