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Channel: 中津スバルの濃いスバリストに贈る情報
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レガシィツーリングワゴンと葡萄

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高山市の佐々木さんに、とびっきりの現行型OUTBACKを購入して戴いた。
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納車式で、

社員に素敵なお土産を戴いた。
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普通の焼き菓子だと思ったら大間違いだ。
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一口頬張って驚いた。


焼菓子というより、
最高の寿司職人が握ったような食感だ。


噛むとホロリと解けてゆく。
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流石に、
「小京都」と言われる高山だけのことはある。
素晴らしいお土産を戴き、
ありがとうございました。


お菓子を食べてプールに行った。


1km泳ぐと宣言したので、
けっこうそれが励みになった。


一番苦しいのは8往復目くらいで、
「今日も泳いだから充分だろ」と影の声が聞こえる。


そして「そうだよ充分だ、10往復だろ。あとはビール飲んで早めに寝よう」


などと妙に誘惑を囁かれる。


それを11回目のターンで蹴散らした。
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月曜日から回復基調だった。
あの時は時間の都合で1000m泳げなかった。
けれど、
今回は充分な時間があった。


誘惑に負けず頑張れて良かった。


もう一歩で30秒を切る。


体重は300g増え65.2kgと、
前日より少し上回ったが、
血圧の事を考えてサウナを慎んだせいだろう。


次の予定は月曜だ。
それに備え毎日カラダとココロの軸を正し、
29分29秒台を目指すぞ。


晩酌が美味しかった。
ビールも最高だったが、
それだけでは終われずに、
角ハイボールで締めた。


6時半に起床して出勤したら、
魚住さんのB4が届いていた。
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これはスタイリッシュ!


実はビッグMC後の最新型を見たのは初めてだ。
思わず目が釘付けになった


魚住さん、
もうしばらくお待ちください。


間も無く準備が始まります。


その奥ではエンジンベイの修復が終わった22Bが佇んでいる。
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焼け焦げた所を、
北原課長が丁寧に丁寧に修復した。
作業は順調だが時間がまだまだ必要だ。


2台の前にはGRBが鎮座していた。


安江さん、
お買い上げいただいたGRBは、
最高の状態で仕上がってます。
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杉本整備士が丁寧に予防整備を進めてくれた。


完了すると、

「高速テストをお願いします」と大宮君から依頼された。


担当した杉本君も簡単にテストしているが、
ルーティンに沿ってリアルな確認後にお渡しする。


このブログを見ながら、
納車式を楽しみにされているはずだ。
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まずコックピットに収まり、
計器盤を確認した。
大宮君からヒルスタートアシストが解除されていると聞いた。


なので、
久し振りにセットアップの方法をおさらいした。



頻繁に動作すると、
邪魔だと感じる人も居るだろう。


今は全く思わないが、
実は昔、
そう感じた事があるんだ。


そう感じるということは、
発進が下手だという証だ。


今からでも遅くない。
このクルマのオーナーで、
もしそう感じる人が居たなら、
このシステムをうまく活用しよう。


エンジントルクで発進出来るよう練習して欲しい。


WRX STIは贅沢なクルマだ。
なので、
VDCを切るだけでなく、
スポーツモードに切り替えることも出来る。


その切り替えスイッチを長押しすると、
緑から橙色に変わって消灯する。


消えたら一定の方法で更に押すと、
ヒルスタートアシストシステムのワーニングが消える。
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機能が蘇り、
坂道発進をサポートするようになった。


直ぐ高速道路に乗り、
時速80kmで等速走行を続けた。


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ディスクブレーキローター限界摩耗域に近かった。


新品に交換したので、
丁寧にブレーキを踏みながら、
軽く焼きを入れた。

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中間地点でクルマをチェックし、
改めてタイヤを良く見た。


トーヨータイヤの作った実に面白いタイヤだ。
なかなかライントレース性が良い。


どの位置づけなのか見当がつかなかった。
走行中は直感でコスパが高いと思ったが、

戻って調べたら、
何とフラッグシップじゃないか。


どれくらいの値段なのか興味がある。




侮れないタイヤだと思う。


WRX STIの特性に合うからだ。


他の車種に比べ、
比較的単純な車種構成のSTIだが、
それでもメーカーOPコードにいくつかの種類がある。


シートやホイールの組み合わせで、
クルマの個性に差が出るから面白い。
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先週の群馬往復でレカロ装着車に乗った。
軽量ホイールに硬いタイヤを付け、
シートはレカロだった。

このクルマは標準ホイールにしなやかなタイヤを付け、
パワーシートが組み合わされている。


こちらの方が、
ドラポジが楽に微調整できるので、
実際に使うとこれはこれで気分が良い。


スポーツモデルのドラポジは、
とても微妙な位置調整を要する。


なので、
この選択もありだな。


操舵応答性はWRX STIそのものの、
とても俊敏で正確な反応だ。


その上で、
このクルマはシートとタイヤのおかげで、
挙動に落ち着きがあり、
まさにGTの性格も兼ね備える。


STIは油圧のパワステを持つ。


気持ちが良い。
操舵感に適度な重さがあり、
それが常にリニアに働く。


4代目レガシィの2.0GT specーBは、
このクルマと似た味を持っていた。
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それに対して、
5代目は大きく方向性を変えた。


住み分けをよりはっきりさせ、
包容力を高めた。


特に最終的に加えられた、
BRG型レガシィツーリングワゴンは顕著だ。


4代目とまるで性格が異なる直下ターボの直噴エンジンで、
高効率な電動パワステをクルマの目的に合わせて選択した。


特に2.0GT DITは、
隅から隅までGT一本槍だ。
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林道をズバズバ攻めるようなクルマでは無く、
余裕ある動力性能でストレスなく駆けるクルマだ。
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とは言うものの、
このような高い場所に駆け上る時は、
けっこう俊敏に走る。


SやS#を選ばず、
インテリジェントモードで優しく踏み込めば良い。


ただそれだけで、
スポーツ性能を重視するリニアトロニックが、
一番適切な出力を引き出す。


それでも十分走るが、
s#だと8速のステップ変速になるので、
結構本気で攻められる。


言い換えれば「毒」も充分持つ。


正面に見えるのは南アルプスだ。


雲の位置を見れば、
ここがどれほど高い場所なのか解るだろう。


けれども、
余裕でスイスイ走るから全く苦労は無い。


クルマの素晴らしさはここに在る。
だから、
男にとってクルマは家畜そのものなのだ。


リニアトロニックは、
日本の道路環境下で、
やはり一番優れている。


激しい渋滞からシビアな山道、
そして狭い市街地の道路。


高速道路も速度領域が低い。
でもその気になるとけっこう飛ばせる。
それらの条件下に於いて使うなら、
やはり一番理想的なトランスミッションだ。
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反対側には中央アルプスが見える。
逆三角形のカールが氷河時代の存在を証明する。
地質学的な証拠だ。


凄く雄大だ。


この山のおかげで、
麓にはきれいな水が淡々と流れる。


そして水流が増し佐久間ダムへ繋がる。


見ているうちに駒ケ岳に行ってみたくなった。
来た道を駆け下りた。
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雲の中に入ったせいかもしれない。
正しい道を見失った。


しばらく走ると雲の中なら抜け出た。
そして広い道が現れた。
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軽くブレーキを掛ける。
タイヤがグイッと路面を掴む。


その印象は「硬い」が、
けれどもグリップは良い。


このタイヤもDITの性格に合っているようで、
梅雨の環境下でも怖いと思わなかった。


けっこう飛ばせるタイヤだ。


実はあえてこのタイヤが何か、
またどれくらいの程度なのかを見ていない。
だから何のブランドが着いているのか、
どれくらいの摩耗度なのか見当もつかない。


但し保安基準に適合していることは間違いない。


B・T・A・Eのリズムに乗ろう。
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この辺りかからそっと減速し、
頂点を狙ってゆっくり操舵する。


この辺りは油圧のアシストにまだ負ける。

クレードル構造と電動アシストは、
理論と効率では万全なのだが、
リアルに使うと味が大雑把だ。


だがそれは間違った方向性では無い。
これはこういうものだと、
正しく理解している。


楽しく走って中央アルプス側の山麓に差し掛かった。


すると偶然面白い場所に巡り合った。


アスファルトが新しく、
両側に整然と畑が並んでいる。
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左の奥に農作業をしている人が見える。


横を通り過ぎる時に、
その人が手にした赤い液体が目に留まった。


まるでアキグミの果汁の様に美味しそうな液体だ。


多分一つ一つ、
葡萄の「赤ちゃん」を世話しているのだろう。


中身はジベレリンだと思ったので、
クルマを停めて周辺の景色を眺めた。


左右には広大な畑が広がり、
所々に農夫の姿が見える。


ブドウと言うと、
子供の頃を思い出す。
時々ブドウ狩りに連れて行ってもらった。


採ってもそれほど食べられないし、
薄暗い葡萄棚の下に入って切るのは面倒くさい。


だから、
そんなに好きな場所では無かった。


ところがドイツに行って葡萄畑のイメージが一変した。
モーゼル川沿いの葡萄畑には、
これが本来の葡萄なのかなと思わせる景色があった。

斜面には一本ずつ独立して葡萄が立ち並び、
太陽の光を燦々と浴びていた。



ここにも独立した葡萄の木が立ち並んでいた。
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丁寧な仕事で葡萄を作ってるな。

凄く気に入ったけれど、
作業の邪魔になるかもしれないのでそっと立ち去った。


中津川でも最近美味しい葡萄を作るようになったが、

やっぱり本場は違うな。


この農園も楽しそうだ。
また良い場所を一つ見つけた。
荒れるといけないから、
知ってる人も内緒にしてね。


だからドライブを止められない。


日本人が1959年に見つけたジベレリンによって、
種なし葡萄の育成が可能になり、
さらに大粒で甘い葡萄も作れるようになった。


天然由来の植物ホルモンだ。
このおかげで葡萄の世界が変わった。


SUBARUが1981年に作り出した、
油圧田版クラッチとトルコン式オートマチックトランスミッションの組み合わせは、
四輪駆動乗用車の常識を覆した。


このレガシィが持つ縦置きクレードル構造の直噴ターボは、
誰にも真似できない、
300馬力対応のハイトルクリニアトロニックと組み合わされている。


出た当時のインプレッションも参考にして欲しい。







その心臓部に搭載されるのは、
まさにジベレリンの様な、
自然に機能する素晴らしいシステムだ。


SUBARUと言うよりも、
日本人って凄いね!


そう思わないか。


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