本来なら月初に展示場を清掃し、
後半に工房を整えるのだが雨が降ったので逆転させた。
五月晴れの気持ち良い朝だった。
丁寧に濯ぐと作業効率が凄く良い。
やはり内燃機関の道具は違うね。
次にホースで水を流して仕上げた。
このサポートは、
電圧×電流=電力の様な関係だ。
展示場の清掃に先立ち、
ここには様々な植物が自生している。
やはりアンバランスな環境を形成しつつあるので、
それらだけ適宜排除した。
ドクダミを毛嫌いするなという意見もあるが、
これほど繁殖力が強いと制限せざるを得ない。
少しアイディアがあるので、
その計画が形作られるまでしばらくそのままにしておこう。
何しろ多様な植物の中に、
多様な生き物がいるので、
迂闊に環境を壊すわけにはいかない。
以前スバリストの鳥というタイトルで書いたことがあるので、
覚えている人が居るかもしれないが、
何世代にもわたり展示場で繁殖を繰り返すセキレイが居る。
ハイスペックなエンジンルームや、
後輪ストラットが大好きで、
知らぬ間に卵を産んで子育てする。
近くに人が居るのに良く平気だなと思うが、
鳥類は他の生き物よりまだ人間の方がましだと思っている節がある。
どこかにいるとは思ったが、
やっぱりスバリストの鳥は今年もちゃっかり繁殖していた。
最近ヒトの繁殖力が下がってしまい、
どうしても人口減少に歯止めがかからない。
セキレイは逞しいなぁ。
クルマにも同じような多様性がある。
だから本当に飽きる事が無い。
掃除が終わったので、
ショールームの展示車を出し、
次のクルマに入れ替えた。
最後のマニュアルトランスミッション車だ。
石井デザイン部長がビッグマイナーチェンジを担当したので、
最新型とデザインに共通性がある。
ちょっと趣味本位丸出しだが買っておいた。
そして最新型の特別仕様車も届いた。
1.6i-LのS-styleだ。
限りなく2.0I-Sに近い雰囲気を与え、
価格も抑えたボーナス商戦に向けたテンロクの刺客だ。
LEDハイ&ロービーム+ステアリング連動ヘッドランプが標準装備され、
LEDターンランプが組み込まれたドアミラーも付く。
サイドシルスポイラーも装備され、
非常に安定感のある再度ビューを作り出した。
メッキのガーニッシュを持つフォグランプカバーも付く。
なかなか切削光輝の与え方がうまい。
だから18インチの様な錯覚を覚える。
18インチのデザインモチーフが活きている。
メーターバイザーも上級車種に準じた仕様だ。
リングがシルバーの加飾で演出され、
本革巻のステアリングホイールと相性が良い。
アルミのスポーツペダルもお洒落だ。
シルバーステッチを入れた、
ファヴリックとトリコットを用いたシートも良い。
これだけ充実した装備が付いて、
ベースプライスは300万円を切る195万円だ。
面白い事にセダンのG4も全く同じ値段に設定され、
より買い求めやすいように工夫が凝らされている。
新ショールームを全てインプレッサで固めた。
妻がコーヒーカーを綺麗に洗っていた。
これからのシーズン大活躍する。
展示場の気分を変えようと、
最前列に人気のXVを中心にレヴォーグも並べた。
より多く御お客様にSUBARUの良さを知って戴こうと心がけている。
名車4代目レガシィだ。
しかも6気筒エンジン搭載車を徹底的に揃えた。
こちらも気を抜けない。
得意なWRXだ。
実に多様性に富んでいる。
特に新しく入ったGDBのA-Lineは、
クルマそのものにとても見応えがある。
際立ってお洒落な印象だ。
可能な限りMTも揃えたので、
彼等をグッと前に出して個性を強調させた。
5代目レガシィもばっちり揃った。
特にB4の面白いクルマを手に入れたので、
現在じっくり熟成中だ。
西尾君から「準備が整いました」と連絡が来た。
一周軽く足を慣らした。
ライトニングレッドのFWDは、
実に軽快に走る。
濃色ガラスが赤いボディと綺麗に対比してカッコイイ。
本革巻のステアリングとセレクタレバーに、
オーディオなど装備も充実している。
マニュアルモードで変速を楽しむのも良いだろう。
今何速に入っているか表示が出る。
走行距離はまだ6万キロ台なので、
これからまだまだ先は長い。
色褪せないクルマだ。
インプレッサには本当に面白い多様性を感じる。
いつもいつも冒険して、
スバリスト達の心を放さない。
良いクルマだ。