花壇が賑やかになった。
にょきにょき顔を出したスイセンが萎むと、入れ替わるように乱舞が始まる。
スズランが白い可憐な花を見せ始めると、まるで揃い踏みをするかのように、淡いパープルのスミレが咲いた。
カキツバタもその脇で豪胆な全体像を見せ始めた。
ブルーベリー畑も一気に勢いづいた。一番元気な株は既に花を咲かせている。 今日は二宮さんの誕生日だ。亡くなって早2年と9か月が過ぎた。 この写真は無くなる2か月前に撮影した。噴煙の上がる御岳山を、開田高原のブルーベリー畑から眺めた。
この時から変調をきたしていた。
病院へ行けばといくら言っても、本当に言う事を聞かなかったよな。
入院させられて、娑婆に戻れなくなると思ったんだろうか。心配するのが中途半端過ぎた。
無理やりにでも引っ張っていけばよかった。インプレッサが大好きなオトコだった。当然マニュアルしか乗らない。その辺りも気が合ったんだよな。
やっぱりオトコはマニュアルに乗らなくちゃ楽しくないよ。
マニュアルを愛するオトコから、ステキなお土産を戴いた。 新緑をイメージした素敵なパッケージだ。 浅野さん、春らしいお菓子をありがとうございました。 順調にフォレスターの納車式が終わった。今頃、新しい愛馬と楽しい時を過ごされているだろう。
テストの結果も順調だったので、早急に飼い慣らしてまた連れ帰ってほしい。
久し振りにマニュアルのフォレスターに乗って、実に爽快な気持ちになった。
そこで定期テストの時期が来た、インプレッサの1.5i-Lの4WDを連れ出した。 三代目インプレッサの魅力は、1.5リットルエンジン搭載車に最も大きく表れている。 このクルマはL仕様なので装備が良い。
このクルマは「1.5リットルのコンパクトカー開発」を目的として、最初のプロジェクトが立ち上げられた。
従ってそのコンセプトに沿って欧州でライバルを分析し、欧州の優れたデザイナーが線を引くと言う、実に贅沢なクルマだった。
が、それほどお金をお客様から戴けないので、マルチリンク式のサスペンションを見送り、全く新しいシャシー開発に取り組んだ。
それがSIシャシーの端緒だ。幻に終わった、横置きFWDの初代インプレッサには、ダブルウイッシュボーン式のリヤサスデザインが描かれていた。
それを用いて、新たに新規開発したSIシャシーは、軽いインプレッサと相性が良かった。
とは言うものの、4WDも得意だ。
今回は横置きにして難しくする必要も無いので、恐らく開発する上ではスムーズに進んだはずだ。
リーマンショックの直前なので、全面刷新と同時に、コストを抑えたクルマの開発は正解だった。 レガシィとすっぱり住み分けた割り切りは、見る者からするとチープに見えたが、美味く材質を使い分けてまとまりが良かった。
幸運なことに、消費者の大半もそこを大して重視しなかった。 シートは良く出来ていて安っぽさを感じなかった。今に比べたらチープかもしれないが、
最初からアイボリーも選べたし、
シフトノブやステアリングホイールまで、
今と違ってカラーコーディネートされていた。
とにかく全体に垢抜けていて、
群馬や新宿の匂いが一時的に消えた。
かなり気に入って何台も乗り換えて、色々な場所を乗り回した。 中でもマニュアルシフトの楽しさは格別だった。
ちなみにセンターデフ式の4WDのギヤ比を見ると、1速 3.4542速 1.9473速 1.2964速 0.9725速 0.780かなりハイギヤードなトランスミッションじゃないか。ファイナルレシオは4.444
ターボ車のギヤ比も同じだが、ファイナルは4.111となっている。
クルマ自体は良かったけれど、最初はインプレッサの立ち位置が理解されず苦戦した。
グリルがバタ臭い事もあったけれど、むしろSUVにトレンドラインが移りつつあったからだろう。
その証拠がある。先日紹介したフォレスターは、発売早々から大ヒットし、ついに一度もマイナーチェンジしなかった。 それほど人気が高い理由は、
まず女性にも受け入れ易い、
非常に明快なスタイルだ。
それと価格設定だろう。
しかも徹底的に安定した性能を目指したので、
冒険していない代わりに超絶な信頼性を持つ。
先日乗ったSH5は、
このGH3とまさに兄弟車で、
スパークシルバーもお互い良く似合う。
SH5はGH3がデビューした頃とは違うバタ臭さを持ち、日本人に好かれる「見た事のある」顔だった。
それが功を奏したので、GH3はマイナーチェンジでフェイスリフトした。
この時のインプレッサとフォレスターは、メーターや内装がほぼ共通だ。 上がGH3のメーターで、
下がSH5のメーターだが、
タコメーターのレッドゾーンを見ない事には、その判別が難しい。
車両重量はインプレッサが1300kgでフォレスターは1430kgだ。
重量のあるフォレスターには、2.0リットルエンジンが搭載され、インプレッサはそれと共に1.5リットルも用意された。
そのEL15型水平対向エンジンが好きだ。回す楽しみがある。
下水道工事で道路を遠回りさせられるので、昔の整備工場だった場所にインプレッサを置いてみた。 整備工場ではなく、当時は修理工場だった。
予防整備の概念など無く、壊れたクルマを何とか走れるように直す仕事だ。
今でもそれは同じだが、予防的見地から施す仕事が多いし、それに繋がるスキルを鍛え温存することを心がけている。
SH5のロングテストで、奇妙な症状が出た。
バッテリーの劣化で始動性が悪かった。
それはすぐ解決したが、80kmのテスト後にエンジンが息ツキを起こすようになった。
原因はプラグだった。通常だと10万キロ持つプラグでも、シビアコンディションだと持たない事がある。
それは過走行と同様に、過少走行を捉えないと見えてこない。 比較的走行距離が短く
抜群に綺麗なボディを持つ。
エンジンルームも凄く綺麗だ。
ところが燃費が悪すぎる。
高速道路を走っていないのに、
燃費が8キロを切るなど異常だ。
しかもしばらく乗っているうちに、
エンジンの回転フィールが悪くなった。
プラグを外して調べると、
一番のプラグが着火不良を起こしていた。
北原課長が調べ、
差異を見るために異常なプラグにマーキングを施した。
どれも電極に大差がない。
と言う事は内部で断裂している可能性が高い。
整備が進む間に、
杉本君からテスト走行の依頼を受けた。
仲田様にお買い上げいただいた、
GH2の最終整備が終わった。
更に練り込みたいので、
高速テストをして欲しいと言う。
早速エンジンに火を入れると、
ブルルルーーンと軽快に目覚めた。
こちらは最終型のGH2で、
しかも大好きなFWDだ。
1.5iのMTと、
XVのFWDを骨までしゃぶるほど愛したので、
その味は体で覚えている。
結果は最高のだった。
いよいよ次の状態に整え、
お客様に託す。
きっと良い愛馬になるはずだ。
と言う訳で昨日は忙しく一日が終わった。
整備の終わったGH3を、
明日試すのが楽しみで仕方がない。
仕事がとにかく目白押しなので、
明日は休日返上で頑張る。
かわら版のドラフトも午前中に書き終えた。
S4の撮影を済ませ、
コンチネンタルタイヤの手配も間に合った。
メチャクチャ楽しい企画をコンチと温めた。
そして遂にその時が来た。
何を考えているか解るかな。
解らないだろうな。
明日もお楽しみに。
全力で頑張るぞ!
スズランが白い可憐な花を見せ始めると、まるで揃い踏みをするかのように、淡いパープルのスミレが咲いた。
カキツバタもその脇で豪胆な全体像を見せ始めた。
ブルーベリー畑も一気に勢いづいた。一番元気な株は既に花を咲かせている。
この時から変調をきたしていた。
病院へ行けばといくら言っても、本当に言う事を聞かなかったよな。
入院させられて、娑婆に戻れなくなると思ったんだろうか。心配するのが中途半端過ぎた。
無理やりにでも引っ張っていけばよかった。インプレッサが大好きなオトコだった。当然マニュアルしか乗らない。その辺りも気が合ったんだよな。
やっぱりオトコはマニュアルに乗らなくちゃ楽しくないよ。
テストの結果も順調だったので、早急に飼い慣らしてまた連れ帰ってほしい。
久し振りにマニュアルのフォレスターに乗って、実に爽快な気持ちになった。
そこで定期テストの時期が来た、インプレッサの1.5i-Lの4WDを連れ出した。
このクルマは「1.5リットルのコンパクトカー開発」を目的として、最初のプロジェクトが立ち上げられた。
従ってそのコンセプトに沿って欧州でライバルを分析し、欧州の優れたデザイナーが線を引くと言う、実に贅沢なクルマだった。
が、それほどお金をお客様から戴けないので、マルチリンク式のサスペンションを見送り、全く新しいシャシー開発に取り組んだ。
それがSIシャシーの端緒だ。幻に終わった、横置きFWDの初代インプレッサには、ダブルウイッシュボーン式のリヤサスデザインが描かれていた。
それを用いて、新たに新規開発したSIシャシーは、軽いインプレッサと相性が良かった。
とは言うものの、4WDも得意だ。
今回は横置きにして難しくする必要も無いので、恐らく開発する上ではスムーズに進んだはずだ。
リーマンショックの直前なので、全面刷新と同時に、コストを抑えたクルマの開発は正解だった。
幸運なことに、消費者の大半もそこを大して重視しなかった。
最初からアイボリーも選べたし、
シフトノブやステアリングホイールまで、
今と違ってカラーコーディネートされていた。
とにかく全体に垢抜けていて、
群馬や新宿の匂いが一時的に消えた。
かなり気に入って何台も乗り換えて、色々な場所を乗り回した。
ちなみにセンターデフ式の4WDのギヤ比を見ると、1速 3.4542速 1.9473速 1.2964速 0.9725速 0.780かなりハイギヤードなトランスミッションじゃないか。ファイナルレシオは4.444
ターボ車のギヤ比も同じだが、ファイナルは4.111となっている。
クルマ自体は良かったけれど、最初はインプレッサの立ち位置が理解されず苦戦した。
グリルがバタ臭い事もあったけれど、むしろSUVにトレンドラインが移りつつあったからだろう。
その証拠がある。先日紹介したフォレスターは、発売早々から大ヒットし、ついに一度もマイナーチェンジしなかった。
まず女性にも受け入れ易い、
非常に明快なスタイルだ。
それと価格設定だろう。
しかも徹底的に安定した性能を目指したので、
冒険していない代わりに超絶な信頼性を持つ。
先日乗ったSH5は、
このGH3とまさに兄弟車で、
スパークシルバーもお互い良く似合う。
SH5はGH3がデビューした頃とは違うバタ臭さを持ち、日本人に好かれる「見た事のある」顔だった。
それが功を奏したので、GH3はマイナーチェンジでフェイスリフトした。
この時のインプレッサとフォレスターは、メーターや内装がほぼ共通だ。
下がSH5のメーターだが、
車両重量はインプレッサが1300kgでフォレスターは1430kgだ。
重量のあるフォレスターには、2.0リットルエンジンが搭載され、インプレッサはそれと共に1.5リットルも用意された。
そのEL15型水平対向エンジンが好きだ。回す楽しみがある。
下水道工事で道路を遠回りさせられるので、昔の整備工場だった場所にインプレッサを置いてみた。
予防整備の概念など無く、壊れたクルマを何とか走れるように直す仕事だ。
今でもそれは同じだが、予防的見地から施す仕事が多いし、それに繋がるスキルを鍛え温存することを心がけている。
SH5のロングテストで、奇妙な症状が出た。
バッテリーの劣化で始動性が悪かった。
それはすぐ解決したが、80kmのテスト後にエンジンが息ツキを起こすようになった。
原因はプラグだった。通常だと10万キロ持つプラグでも、シビアコンディションだと持たない事がある。
それは過走行と同様に、過少走行を捉えないと見えてこない。
抜群に綺麗なボディを持つ。
ところが燃費が悪すぎる。
高速道路を走っていないのに、
燃費が8キロを切るなど異常だ。
しかもしばらく乗っているうちに、
エンジンの回転フィールが悪くなった。
一番のプラグが着火不良を起こしていた。
北原課長が調べ、
差異を見るために異常なプラグにマーキングを施した。
と言う事は内部で断裂している可能性が高い。
整備が進む間に、
杉本君からテスト走行の依頼を受けた。
仲田様にお買い上げいただいた、
GH2の最終整備が終わった。
高速テストをして欲しいと言う。
早速エンジンに火を入れると、
しかも大好きなFWDだ。
1.5iのMTと、
XVのFWDを骨までしゃぶるほど愛したので、
その味は体で覚えている。
結果は最高のだった。
いよいよ次の状態に整え、
お客様に託す。
きっと良い愛馬になるはずだ。
と言う訳で昨日は忙しく一日が終わった。
整備の終わったGH3を、
明日試すのが楽しみで仕方がない。
仕事がとにかく目白押しなので、
明日は休日返上で頑張る。
かわら版のドラフトも午前中に書き終えた。
コンチネンタルタイヤの手配も間に合った。
メチャクチャ楽しい企画をコンチと温めた。
そして遂にその時が来た。
解らないだろうな。
明日もお楽しみに。
全力で頑張るぞ!