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Channel: 中津スバルの濃いスバリストに贈る情報
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イジメと弱肉強食を考える

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ちょっと目を離したすきに、アキグミが一斉に開花した。


このあっさりした色も好きだ。
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葉と花の濃淡があいまいで、
上品な黄味がかった色だ。


まさにアースカラーそのものだ。
次の新色ジャスパーグリーンは、
このコンセプトで調色されたはずだ。


環境整備の後、
全員で浅野様の納車式に備えフォレスターをピカピカに磨き上げた。
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マニュアルシフトの美味さを知っているから、
日産ファンからスバリストに鞍替えされたのだろう。


マニュアルを愛する若者が居ることは、
スバルにとって大切な刺激になる。
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一人でも多くの人にクルマの楽しさを伝えたい。


それはレンタカーやカーシェアでは理解できない、
家畜を所有する男の喜びなのだ。
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一週間前にブルーベリーの様子を観察した。


ちょっと弱っていた株も、
新しく枝を出して芽吹いていた。
なかなか強い植物だ。
だから開田高原の様な環境でも強く育つのだろう。
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この株が一番元気で逞しい。
昨年も沢山の実を生らした。


一週間で株の周りは大きく変わった。
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雑草も増えて一瑞々しくなり、
一気に開花が始まっている。


先週の観察ではツボミの状態だった。
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このとき株ごとに見たところ、
生育状況の違いだけでなく、
この株のように蜘蛛の巣が張っているものがあった。


小さな緑色の蜘蛛が綿の様な巣を作っている。


株にとってどんな影響があるのか解らない。
ブルーベリーの若芽を狙う昆虫の天敵かもしれない。


人間が手を加えることで、
生態系のバランスは必ず狂う。


だからと言って放置すると、
人間にとって気分の良い環境ではなくなる。


そこをどうするか、
取捨選択しながら活動を続けるから面白い。


大変なことを面白くすると長く続けられる。
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良く見ていたら、
数本の株に異物が付着していた。


どう見ても木の一部なのだが、
取って付けたイボの様にに変てこりんだ。


むしり取ると柔らかい。
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そう言えば妻が以前、
「沢山ミノムシが付いてる」とべそをかいていたのを思い出した。


ミノムシの中身を想像するだけで、
おどろおどろしくなるらしい。


特にしゃくとり虫が一番嫌いだ


あんなに面白い虫はいないと思うのだが、
農村生まれにしては珍しいオンナだ。


しらみつぶしに探して、
掌に納めると何となくモゾモゾ動く。


忍者みたいな昆虫なのだ。
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机の上に髪を敷き、
一つ一つ抜き出した。


その様子を見た妻は、
青い顔をしてどこかへ逃げた。
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やけにどす黒い幼虫だ。
同じような外観でも、
左側の様に中身を出したら干物状態の奴もいる。
かなり個体差が大きいので、
今年は彼等にとってもキツイ年だったのかもしれない。
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実に不思議な虫だ。
恐らく蛾になるのだろう。
ミノムシの事をあまり詳しく知らない。


綺麗に整えられたブルーベリー畑は、
比較的害虫などから守られ幸せな存在だが、
勝手気ままに増殖できず剪定という名の下に切り刻まれる。


好きなようには生きられない。


ミノムシは勝手気ままに生きられるが、
そこには食物連鎖と言う怖い掟があり、
常に弱肉強食の環境に晒されている。


すぐ脇を流れる六地蔵川にウグイが戻ってきていた。


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下段の溜まりの深い所に、
20cmくらいの魚影を見た。


梅田組の杉木さんにお願いし、
この場所にヤマザクラを移植してもらった。


STI生誕30周年の記念植樹に、
水管橋の敷設で切り取られそうになった幼木を用いた。


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直後にしおれていたので心配したが、
一週間経ち樹勢が戻ってきた。


直後に雨が降ったのもラッキーだった。


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この場所は焚き火を繰り返したので、
桜にとっては比較的良い環境かもしれない。


はなさかじいさんを思い出した。


そんな事を考えていたら、
右の奥にブルーシートが貼られていることに気付いた。


公会堂に行くと綺麗に座布団が並んでいた。
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そうか、
一年に一度の法要の日なのか。


地域の役員の人たちが、
法要の準備に取り掛かっていた。


中仙道は江戸時代の五街道だから、
行きかう人が多かったのだろう。


あちこちにその当時の名残がある。


特にこの辺りは八幡神社もあるし、
今は無いが300年ほど前には大林寺が存在していた。


六地蔵はその参道の名残なので、
この辺り一帯にお墓などが点在していた。




勿論今でも沢山の墓があちこちにある。


そして交通事故で人が亡くなった場所には、
なんともおかしな気配を感じる。


無理に道路を作ったりすると、
絶対に良くない。


お祓いと言うのは、
そう言う事に対するけじめを、
自分自身の中に植えこむことだ。


相撲の話題で最近「不浄」という考え方に問題があるとされるが、
古くからの習わしにはそれ相応の理由があるので、
何でも非科学的だと一蹴しない方が良いだろう。


親しかった同級生が、
半経数百メートル以内の場所で、
10年間の間に二人も自動車にはねられて亡くなっている。


そう言う環境下で、
馬頭観音や弘法様、
それに庚申様も混在する。


だから罰当たりな事もしないが、
それらをつくづく眺めると事もほとんど無い。


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生活の一部に過ぎないからだ。

この弘法様は、
もともとヤマザクラの古木と対だった。


むしろ弘法様の隣に植えたと言うのが真実らしい。
今は亡くなったが、
桜の向かい側に住む古老から聞いた。


もしかすると100年近く前に、
今と同じ自然発芽が起きたのかもしれない。


それを誰かが植えたと勘違いしても不思議ではない。


まだ桜の木の近くにあった頃の、
弘法さまをうろ覚えしている。


もっと小さくて古い社だった。


それを移設時に近所にお住いの岩井さんが、
装い新たに建立された。


移設前には、
左側から二番目の弘法大師だけだった気がする。
もしかすると右端の小さい方もあったかもしれない。


常に赤い前掛けを誰かが交換していた。


ここに移設してから4つに増えた気がするが、
対して気にも留めていなかった。


なぜなら庚申様もあちこちに存在するので、
どこかにあったものを合祀したと勝手に決めていたからだ。


つい先日、
岐阜広告の棚橋さんが来訪され、
桜周辺を散策していたら弘法様をしげしげと見ていた。
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「社長、こんな石仏を見たことがない!」


確かに言われてみればその通りだ。


蓮の葉に乗った庚申様じゃないのかぁ?


とも思ったが、
棚橋さんが言うには全体の姿が余りにも奇妙だと言う。


ふーん。
薄く字が書かれていると聞いて興味を持った。


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それで丁度良い機会なので、
集まっていた役員の方に、
この石仏の出自を訪ねた。


ところが誰も知らないと言う。


引っ越してきた人の方が多いけど、
昔から住んでいる人の子孫もいる。


誰も知らないなら仕方がない。
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持ち上げたりひっくり返す気にはなれない。


小学校の近くには五百羅漢もある。
しょっちゅう野外学習でそこに行ったが、
昭和40年代の姿は酷いモノだった。


沢山ある仏像の頭が、
これでもかと言うほど叩き壊されていた。


当時は悪い子供たちの悪戯かと思っていた。


それはイジメでは無く弱肉強食だ。


石仏が叩き壊された理由は、
権力の移動だ。


当時の小学校の教諭は、
原水爆運動禁止やべ平連には積極的だったが、
古い日本の宗教に関してあまり詳しく教えなかった。


ましてや天皇陛下が好きだと言う、
そんな教員を見た事が無かった。


イジメなんて当時からいくらでもあって、

上級生から良くいじめられたものだ。


悪質でねちっこいイジメが多かった。


イジメられないコツは騒ぐことだ。
直ぐ親に言いつければ良い。


学校に対してすぐ文句を言うので、
先生も見逃せない。


イジメた奴を呼び出して叱るから効果があった。


更にイジメられたら逃げるのが一番だ。


学校が嫌ならいかなければ良いので、
それほど難しい事ではない。


良く熱を出す体質だから、
そのついでに学校を休んでしまえば良い。


扁桃腺が弱くてラッキーだった。


最近の世相で実に気味が悪いのは、
良い大人が寄ってたかって、
まるで小学生みたいないじめをする事だ。


隠れて出てこないと、
余計にいじめたくなるらしい。


証人喚問なんて公開いじめの場だな。


どっちがイジメで、
どっちがイジメられてるか、
顔つきを見ると良く解る。


あんな場所に絶対出さないと、
嫁を守り通す安倍首相は偉い。


これは嫌味ではなく本音で、
今の日本人に頭のおかしい奴が増え過ぎた。


まるで英雄気取りで、
人のプライバシーを漁る週刊誌も、
金のためとはいえ程度が悪い。


イジメたい奴らの集まりで、
しかもそれで稼いでるから始末に負えない。


なぜか。


フリーランスのハイエナから記事を買うからだ。
彼等は弱肉強食の世界で体を張って取材している。
だから気合いの入り方が違うんだ。


政治家になるためには、
その辺りに覚悟が必要だ。


新潟県知事も泣くほどのことじゃないのに見苦しい。


そんなに悪いことしたの?
してないなら、
止めずにイジメようとするやつらから逃げればよい。


政治家が弱肉強食のシステムで選ばれているのかは、
ちょっと疑問点が多いが、
政敵と言うのが居る以上、
常に「やるか」「やられるか」の世界に身を置く。


だから相当タフじゃないと務まらない。
簡単に泣くんじゃない。


そして政治家じゃない人間は、
そこまでタフじゃないから泣いても良いし、
いくらでも逃げて良い。


いやむしろ、
最近の厭らしい連中からイジメられそうな時は、
さっさと逃げていた方が利口だろう。


責任逃れだと言われるほど、
大した事でも無いのに、
頭を下げさせることに意味を見出す人間が増えた。


人間の世界を凝縮している場所が、
実は開田高原にあり興味深く見ている。


放牧された木曽馬のメスは、
強烈ないじめをしてヒエラルキーを構築する。


弱肉強食を取り払われ、
100%家畜化された世界ではいじめは当たり前のことだ。


良い大人が家畜化されている。
弱肉強食をわざと抜き取り、
休みをどんどん増やし、
死に物狂いで働くことはブラックだと言う。


そう言う点でスバルチームもおかしくなっている。
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今日岐阜スバルの杉山君が来たので、
申し訳ないけど少し厳しく意見を言った。


既に彼の頭の中はGWモードに入っていた。


いつから休むのかと聞くと、
「全国のスバルがメーカー基準に合わせるので、
25日から休みになります」と言う。


ひ~嘘だろう、
そう思って「何でだ」と聞くと、
5月5日から営業するのでそうなりましたと言う。



ふーんそれなら1日と2日は5日と6日を充当するとして、
26日と27日はなんで休むと聞いた。


「17日に社員大会がありその代休ですね」
じゃあ27日は何だと聞くと、
彼は思わず口を滑らせた。


「ついでに休むんじゃないですか」


これが本来なら脂の乗っているはずの、
働き盛りの嘘偽りのない本音だろう。


これぐらい働くことに対する感覚がマヒしている。


それで座らせてこういった。


ついでに休むとはどういうことだ。


顔色が変わったのですみませんと誤ったが、
このように日本男児を腑抜けにさせる政策が、
陰で秘かに進められているのだ。


休むなと言っているのではない。


毎年祝日が増え、
どんどん働かなくていいように仕向けられて、
今は良くても君らの子供の世代が怖くないのかと聞いた。


なぜこんなに休まなければならないのか、
君らの年になれば言われなくても疑問に思えと叱った。


我々の仕事ははっきり言って底辺を支える仕事だ。


世界から金を集め、
豊かな社会を作るのが日本に課せられた使命だ。


それは欧州が繰り返した搾取ではなく、
世界一優秀なモノを作りそれを売って金に換えることだ。


そのために必要なのは、
死に物狂いで働く事じゃないのか。


開発者や研究者は、
一旦仕事に溺れると寝食を忘れるだろう。


芸術家もそうだ。


仕事のやり方は千差万別なので、
それぞれに差がある。


我々サービス業も同じで、
人の遊んでいる時に稼がないと、
絶対に頭抜けていくことは出来ない。


ふにゃふにゃの頭にされて、
やたら仲間意識で囲い込まれると、
何かの拍子でいじめが始まる。


SUBARUの技術的枯渇も、
こんな世相が端緒なのかもしれない。


何故かと言うとトコトン働けずに期限だけを与えると、
絶対に練り込みが足りなくなる。


「休み返上」など考えた事も無い人が、
とことんまで練り込もうとする意欲を持つ事は無い。


どうしてここまで心配するかと言うと、
絶対に何かが狂ってると思うからだ。


繰り返すが休むなと言うのではない。


死に物狂いと死ぬことは違う。


日本に未来永劫と続く資源があるなら良いが、
今更江戸時代の鎖国には戻れないだろう。


世界で求められる優れたモノを作るから、
世界から金が喜んで支払われるはずだ。


それはとことん練り込まれたもので、
簡単に他の国に真似できないものだ。


それをやらないように世相から変える。
誰にメリットがあるかよく考えるが良い。


今の30代が気付いた頃には、
「時すでに遅し」かもしれないが。

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