中原さんから以前いただいた、サンダーバード2号と自衛隊のラヴ、それに先日ジャンク品の中から見つけたデゴイチだ。 トミカのミニカーにも色々ある。どれもサイズを測ると、
おおむね8センチぐらいだった。
妻がスティック珈琲を整理するため、
見栄えの良いプラケースを買ってきた。
そこで近くにある百円均一ショップに赴き、
適当な箱が無いか探した。
丁度適切な木製の箱を見つけたので、
11個買って持ち帰った。
1000円程度で40台整理できるから、
良い掘り出し物だと思う。
その前日、
ちょっと気になる光景をコンビニで見た。
ジムに行く前に飲料水を買うためファミマに入ると、
その数横で熱心にアルバイトの男性がゴミ箱のゴミを片付けている。
ご苦労様だなと思いながら店に入り、
ドリンクを買ってレジに並んだ。
合図されたか自分で気が付いたのか解らないが、
気を利かせてその男性がレジに入った。
慌てていたので失念したのだろう。
そのままペットボトルを持ち、
レジを打つと、
「おしるしで良いですね」とセロテープを貼った。
些細な事だが、
こういう時に気になって仕方がない。
手を洗わずに飲食物に触れられると、
どうしても気持ちが悪くなってしまう。
手袋をしていたのかもしれないが、
ここで気の利く人なら、
レジの中にある手洗いでサッと軽く手をゆすぐだろう。
このような品性の差は国際関係でも現れる。
アメリカに行くと、
特にマイアミなど南米からの移民の多い場所では、
トイレに入ったら要注意だ。
個室を使って用を足した人が、
手も洗わずに立ち去る姿を何度も見た。
手をこまめに洗う人と、
全くそんなことを意識しない人は、
多分育った環境の中で生まれるので、
ただ単に本人を責めるだけでは解決しない。
誤解を招かぬよう、
あらかじめ明言するが、
100円ショップの商品に全く文句は無い。
但しいくらそのブランドが責任を持つと言えども、
そのトレーサビリティに100%の信頼を置くわけにはいかない。
合板特有の独特な臭いが気になるので、
輸入物でもある事だし、
清拭してから使う事にした。
使った道具はマイクロファイバー雑巾で、
これも中原さんから便利だと教えられた商品だ。
せっかく綺麗にしていただいたミニカーを、
いつまでも鳩サブレの空き缶に入れておけない。
かと言ってインプレッサハウスに飾ると、
限られた人しか見ることが出来なくなる。
それでは惜しいし、
社員もまだ十分見ていない。
目線の高さに置かないと、
これらの持つ魂が響いてこないのだ。
雑巾バケツに水を入れ、
濡らした雑巾で箱を一つづつ丁寧に拭き、
仕切り版の表裏も撫でて汚れを拭い去った。
ミニカーにも少し手垢がついているので、
新品のマイクロファイバー雑巾で優しく磨いた。
そして拭き終えた箱に一台ずつ納める。
大まかにカテゴリーを決めて、
上下に4台並べていった。
仕切り版を半分ほど出して、
その上に載せて押し込むと容易に収納できる。
これは良い掘り出し物だ。
他にも転用が効く、
実に有用なアイテムを見つけた。
雑巾バケツの水は真っ茶色で、
雑巾も凄く汚れている。
一手間かけた甲斐があり、
とても100円の箱に入っているようには見えない。
それに大阪の田中さんから頂いたXVのジオラマもある。
これらを一緒にしばらく事務所のカウンターに陳列する。
社員みんなで出来栄えを楽しませて戴くことにした。
それで入り口に向かって向きを変え、
なるべく分かり易いよう車種別に並べた。
まずセダン系を真っ先に置いた。
次にスポーツ系を好きな順に上から並べた。
台数の関係で若干不規則になっているが、
これまでのやり方とは雲泥の差で演出が効く。
オフロード系の次にはバスを置き、
トラックも並べた。
ただ特殊作業車両は車体の一部が天井に当たる。
そこで思い切って間仕切りを一枚にすることで、
大変見やすいミニカーケースになった。
清めることによって箱の様子も落ち着いた。
なぜ日本人は清めるのか。
それは遺伝子に神社詣でが刷り込まれているからだろう。
手水参拝する時に必要なマナーだ。
先日仕入れたインプレッサスポーツが、
いい塩梅に仕上がっている。
ミセス大鶴の渾身の技で、
カラダにたまった疲れが見事に癒されていく。
基本1.外せるものは可能な限り外す。
基本2.洗えるものは可能な限り洗う。
基本3.熱に強いものにはスチームクリーナーを掛けて本気で除菌する。
こういう技は一朝一夕では身に付かず、
その人の持つ品性で育まれる。
一手間かけることに対する理解から生まれる、
皆の情熱と執念は良い味へ映り変わる。
購入した箱に一点だけ問題があった。
明らかに品質が悪くベロベロと合板がささくれ立つ。
残りが一個だったので、
無いかもしれないと思いつつ、
お店に持ち込んで説明した。
すると数点の交換品から、
交換するよう気軽に応じてくれた。
持ち帰って同じように清拭して、
品質の良さに驚いた。
恐らくロットが違うのだろう。
昨日の製品よりはっきりとした差がある。
大量生産品である以上仕方がない。
壊れて居ればクレームだが、
最小公差と割り来るしかない差が、
どんな新品にもあるはずだ。
これはクルマにとっても同じことが言える。
なので実は新車でも若干個性を持つ。
ところが中古車になると、
その個性が逆転する時もあるから面白い。
それを「様子」と呼んでお客様に説明する。
大量生産品の成れの果てが中古車だ。
新車のばらつきが、
中古車にも当てはまるかと言うと、
実は全くあてはまらない。
公差が大きかったはずが、
使う中で逆転する時もある。
それが仕入れる時の「様子」として現れる。
何とも言えない雰囲気を読めるか読めないか、
それが仕入れのキモともいえる。
また誰に飼われたかで、
そのクルマの運命も全く変わる。
そして誰に連れ帰られて、
誰に癒されたかによっても、
そのクルマの運命は大幅に変わる。
この仕事に情熱を傾け続けられるのは、
その醍醐味があるからだ。
そしてそれを理解していただける、
お客様の存在、
それこそが全てだと言っても過言ではない。
今日も良い一日だった。
明日も宜しくお願いします。
おおむね8センチぐらいだった。
妻がスティック珈琲を整理するため、
見栄えの良いプラケースを買ってきた。
そこで近くにある百円均一ショップに赴き、
適当な箱が無いか探した。
丁度適切な木製の箱を見つけたので、
11個買って持ち帰った。
1000円程度で40台整理できるから、
良い掘り出し物だと思う。
その前日、
ちょっと気になる光景をコンビニで見た。
ジムに行く前に飲料水を買うためファミマに入ると、
その数横で熱心にアルバイトの男性がゴミ箱のゴミを片付けている。
ご苦労様だなと思いながら店に入り、
ドリンクを買ってレジに並んだ。
合図されたか自分で気が付いたのか解らないが、
気を利かせてその男性がレジに入った。
慌てていたので失念したのだろう。
そのままペットボトルを持ち、
レジを打つと、
「おしるしで良いですね」とセロテープを貼った。
些細な事だが、
こういう時に気になって仕方がない。
手を洗わずに飲食物に触れられると、
どうしても気持ちが悪くなってしまう。
手袋をしていたのかもしれないが、
ここで気の利く人なら、
レジの中にある手洗いでサッと軽く手をゆすぐだろう。
このような品性の差は国際関係でも現れる。
アメリカに行くと、
特にマイアミなど南米からの移民の多い場所では、
トイレに入ったら要注意だ。
個室を使って用を足した人が、
手も洗わずに立ち去る姿を何度も見た。
手をこまめに洗う人と、
全くそんなことを意識しない人は、
多分育った環境の中で生まれるので、
ただ単に本人を責めるだけでは解決しない。
誤解を招かぬよう、
あらかじめ明言するが、
100円ショップの商品に全く文句は無い。
但しいくらそのブランドが責任を持つと言えども、
そのトレーサビリティに100%の信頼を置くわけにはいかない。
合板特有の独特な臭いが気になるので、
輸入物でもある事だし、
清拭してから使う事にした。
これも中原さんから便利だと教えられた商品だ。
せっかく綺麗にしていただいたミニカーを、
いつまでも鳩サブレの空き缶に入れておけない。
かと言ってインプレッサハウスに飾ると、
限られた人しか見ることが出来なくなる。
それでは惜しいし、
社員もまだ十分見ていない。
目線の高さに置かないと、
これらの持つ魂が響いてこないのだ。
濡らした雑巾で箱を一つづつ丁寧に拭き、
仕切り版の表裏も撫でて汚れを拭い去った。
ミニカーにも少し手垢がついているので、
新品のマイクロファイバー雑巾で優しく磨いた。
大まかにカテゴリーを決めて、
仕切り版を半分ほど出して、
その上に載せて押し込むと容易に収納できる。
これは良い掘り出し物だ。
他にも転用が効く、
実に有用なアイテムを見つけた。
雑巾も凄く汚れている。
とても100円の箱に入っているようには見えない。
これらを一緒にしばらく事務所のカウンターに陳列する。
社員みんなで出来栄えを楽しませて戴くことにした。
なるべく分かり易いよう車種別に並べた。
次にスポーツ系を好きな順に上から並べた。
これまでのやり方とは雲泥の差で演出が効く。
トラックも並べた。
ただ特殊作業車両は車体の一部が天井に当たる。
大変見やすいミニカーケースになった。
清めることによって箱の様子も落ち着いた。
なぜ日本人は清めるのか。
それは遺伝子に神社詣でが刷り込まれているからだろう。
手水参拝する時に必要なマナーだ。
先日仕入れたインプレッサスポーツが、
いい塩梅に仕上がっている。
ミセス大鶴の渾身の技で、
基本1.外せるものは可能な限り外す。
その人の持つ品性で育まれる。
一手間かけることに対する理解から生まれる、
皆の情熱と執念は良い味へ映り変わる。
明らかに品質が悪くベロベロと合板がささくれ立つ。
残りが一個だったので、
無いかもしれないと思いつつ、
お店に持ち込んで説明した。
すると数点の交換品から、
交換するよう気軽に応じてくれた。
持ち帰って同じように清拭して、
品質の良さに驚いた。
恐らくロットが違うのだろう。
昨日の製品よりはっきりとした差がある。
大量生産品である以上仕方がない。
壊れて居ればクレームだが、
最小公差と割り来るしかない差が、
どんな新品にもあるはずだ。
これはクルマにとっても同じことが言える。
なので実は新車でも若干個性を持つ。
ところが中古車になると、
その個性が逆転する時もあるから面白い。
それを「様子」と呼んでお客様に説明する。
新車のばらつきが、
中古車にも当てはまるかと言うと、
実は全くあてはまらない。
公差が大きかったはずが、
使う中で逆転する時もある。
それが仕入れる時の「様子」として現れる。
何とも言えない雰囲気を読めるか読めないか、
それが仕入れのキモともいえる。
また誰に飼われたかで、
そのクルマの運命も全く変わる。
そして誰に連れ帰られて、
誰に癒されたかによっても、
そのクルマの運命は大幅に変わる。
この仕事に情熱を傾け続けられるのは、
その醍醐味があるからだ。
そしてそれを理解していただける、
お客様の存在、
それこそが全てだと言っても過言ではない。
今日も良い一日だった。
明日も宜しくお願いします。