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Channel: 中津スバルの濃いスバリストに贈る情報
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内需と外需

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取材で慌ただしく飛び回っていたら、凄くお腹がすいてきた。


ふと見たら、
サービスフロントのミーティングテーブルに、
大きな袋があった。


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これは美味い!
甘さ控えめでバニラの香りが心地よい。
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道の駅専売品らしいが、
最近の道の駅はどこも切磋琢磨して素晴らしいお土産を売る。


海外で生産して安く輸入する様な事が絶対無理な味なんだ。


最近は冷凍食品のレベルが高いけど、
日持ちしないお菓子には特有の味の良さがある。


長江さんの愛機BPEを車検でお預かりし、
ようやくお返しすることが出来た。
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美味しいお土産をありがとうございました。


取材に来た二人は、
いづれも勝るとも劣らぬ内燃機ファンだ。
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しかもボクサーエンジンが女より好きな二人だから、
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撮影する姿もヌードを撮るかの如く艶めかしい。


徐々に脱がしていく篠山紀信の様に、
実にプロらしく手際のよい撮影だった。


この世から女が居なくなることがあり得ないように、
この世から内燃機が無くなることもあり得ない。


使い分けは合っても、
100%置き換わるなんて非効率的すぎる。


二人が連れてきた最強の寒気は、
今日も一日中居座った。


今朝も最低気温は7℃を下回り、
室内の配管まで凍り始めた。
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洗濯機は全く水が出なくなり、
仕事全般に支障をきたし始めた。


そればかりか、
工房にあり、
最もみんなが良く使う流し台の水も出なくなった。
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温風を掛けて蛇口さえ溶かせば、
地下水を利用しているので回復が早い。
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出始めた事は良いが、
今度は配水管が凍り始め水が抜けていかなくなった。


しかし水道水と違って、
ここから地下水が真価を発揮する。


夏は冷たくて気持ちが良いし、
今朝の様な寒い朝はまるでお湯の様に湯気を出す。


計った事は無いけれど18℃くらいあるんじゃないだろうか。
外の水道管も全部凍結しているが、
熱で溶かすのは大変だし無理しなくても天日に当たれば溶ける。


しばらく水源が回復不可能だから、
当然温水ウオッシャーも使えない。
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ここで内燃機が活躍する。
場内の蛇口から暖かい井戸水を引っ張り、
エンジンウオッシャーを使えば、
業務用の高圧ウオッシャー並みの仕事ができる。
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開田高原を走って、
シャシーに雪の塊を付けたXVが、
あっという間に綺麗になった。


勿論電気も便利だ。
子供のころガスで湯を沸かし魔法瓶に入れた。


魔法瓶は死語かと思ったら、
とんでもない誤りだった。


事務所で使っていた電気ポットがご臨終して、
リリーフピッチャーが登板した。
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望桜荘でたまに使うだけの古い電気ポットだ。


不都合はないが1998年生と記されている。


もうその頃から中国製が当たり前になっていて、
20年も使える事実に驚いた。


最近の電気ポットの状況が知りたくなり、
家電量販店に足を延ばした。
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馬鹿に出来ないね。
電気代が年間で7000円しかかからないと、
それを売り物にした電気魔法瓶が並んでいた。
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交渉したら1万円ぐらいで入手できた。


こちらはタイガーで、
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こちらは象印製品。
共に長年のライバル同士だ。
タイガー製品が20年も使えるかどうかは別にして、
省エネ効率を試したくなり購入した。


電気ポットって意外に電気を喰うらしい。
でも出社したら直ぐに熱いコーヒーが飲みたい。


省エネ型なら、
そんな我儘な使い方にぴったりだ。


もう一つ探していたのは吸入器だ。



最近は医療用でしか使われない高度なシステムが、
徐々に民生用に降りてきている。
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量販店の店頭で初めて見たが、
構造を見て欲しくなった。


何しろ最近数年連続で、
2月になると体調を崩す。




昨年の2月の風邪では後遺症が残り、
匂いが半分くらいしか判らなくなった。
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早速蓋を開けると間違えて使わないよう、
念入りな説明が繰り返される。


サイズこそ違うが、
耳鼻咽喉科で使われている吸入器と似た所が多い。
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パッケージに驚いた。
ビニールテープで止めたような安普請では無く、
完全にシールされ梱包されていた。
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電化製品と言うより医療器としての雰囲気が漂う。
早速セットして、
生産国を見るとやはり中国製だった。
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事務所には加湿器も置いてある。
勿論中国製だ。
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しかし加湿器とは構造がかなり違い、
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生理食塩水で優しく吸入することもできる。
うがいでは届かない場所の鞭毛をいたわるので、
ウイルスに対する抵抗力が高まるらしい。
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中国のおかげで安くて良い商品が手元まで降りてきた。


最近の情報で知ったが、
中国は特に北京辺りで大気汚染が減り、
随分青空も見えるようになったらしい。


中国製品は良くないと一連の事件でイメージが出来上がっているが、
永い眠りから目覚めた中国が躍進するのは当たり前だ。


何しろ日本の先生だから侮ってはいけない。


但し眠りが長すぎて、
時間軸が相当歪んでいる。


それを挽回するには海外から技術導入し、
強烈な社会主義を発揮して強引に国の方向性を定めるしかない。


時間があればできるが、
時間が無いので海外から買い取る。


分かり易い国じゃないか。


13億人以上人がいて、
その実態も為政者自体がはっきり解らない。


人間の価値もその場所によって様々で、
国内でどれほど揉め事があるのかも外からは見えない。




でもそれが中国のやり方なのだ。


4000年の歴史は凄みを持つ。


昔は砂漠化が問題だったが、
いつも間にか大気汚染とごちゃまぜになった。
だから、
空気が綺麗だからと言って油断できない。


砂漠化の発端は地衣類を悪戯に剥ぎ取り、
生態系のバランスを崩したことが発端だ。


空気汚染は急激な電力化による石炭発電や、
石炭そのものによる低湿なエネルギー化が原因だ。


そして政治体制は絶対政治だ。


衛星状の政党はあっても、
絶対に政権が握れない仕組みで永久に中国共産党の独裁だ。


しかし、
それでなければ世界最大の規模で、
多様な人種を抱えた国家を成り立たせられない。


天安門事件で民主化運動が蜂起し、
米国が介入しようとした時も、
中国政府は明確に撥ねつけた。


ソ連が崩壊しベルリンの壁が崩れたのと対照的に、
黄色人種の世界では独特の政治体系が温存した。


これは実に面白い事で、
日本と中国は永久にパートナーシップを大事にすべきだと実感した。


SUBARUは米国一辺倒でクルマを作っている。


僅か数年前まで、
中国はSUBARUにとって急成長する有望な市場だった。


それが昨今は全く逆転し、
もし工場を作っていたらどれほど損失を出したのか解らない状況になった。


遅れた時間軸を取り戻すのに、
何が一番簡単か。


今から内燃機をやるより、
インフラごと強制的に電気化するだけだ。


これが社会主義国の強烈な所であり、
中国の近代文明における浅さかもしれない。


電気自動車なら直ぐ第一線まで挽回できる。


簡単なことだ。


決めたからには石炭の使用を極端まで制限し、
国家総動員で電気化に走る。




その結果が青空と言う訳だ。


日本は社会主義国ではないが、
官僚による社会主義構造は江戸時代から根強い。




国民一人一人の自立性は高いが、
個人の意識が少し幼稚な面がある。


何でも人のせいにするのが分かり易い傾向だ。


燃費がいいとなれば一気に走り、
税金が安いとなれば一気に走る。




古い文化を軽んじて捨てる時はあっさり捨てる。


中国とそれほど差が無い事を自覚すべきかもしれない。


とは言うものの、
スバルも米国一辺倒の開発で、
クルマに味が無くなってきた。


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でもテンロクは少し違う。


回して回して回すほど良く走るクルマは、
最近少なくなったので、
日本車らしくてとても良い。
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中国に行かなくてよかった。


日本には内燃機がまだまだ活躍できる素地がある。


中国にはその素地が無い。


現在稼働中の原子力発電所が13基。
建設中だが動く目途の経たないものも含め、
形になりつつあるのが29基。


これを強烈なネオコミュニズムで習近平が引っ張る。


よその国とは言え、
随分危なっかしいな。


でもどんな国になるのか。
多分これからも中国は中国で、
世界のリーダーシップは到底握れない。


ところが世界に大きな存在感を示すことは変らない。


黄色人種同士仲良くしないといけないね。























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