本番に備え体中を綺麗に磨いてもらうために、
前の晩に鉄粉除去と乾燥を済ませていた。
この二台から「職人魂」がムクムクと湧き出ている。
職人とは、
熟練した技術を持ち手作業でモノを作り上げる人のことを言う。
まさに人財だ。
「プロ」と言うと総称だ。
プロにもたくさんの職種がある。
その差は掌を使うか、
あるいは使わないかによると思う。
だから「口下手」が多いのだ。
中には口八丁手八丁もいるけれど、
10年続けば「偉大」になれる。
だから継続は力なのだ。
インプレッサには、
インプレッサにしかない魅力がある。
ワールドチャンピオンカーになった、
まだ国内では少ない勲章を持つ。
だからスバル100周年で、
インプレッサハウスを思いついた。
中津スバルを、
クルマに関わる多くの職人が、
精いっぱいの協力で支えて下さる。
インプレッサハウスの構造改善に、
一肌脱いでいただくことになった。
中津川は大きな工事が連続していて、
なかなか仕事が思うように進まない。
水回りの二期工事が棚上げの状態なので、
思い切って1600mmの柱を5本立てる。
テントで大きく全体を覆う。
二人で真っ白いキャンバスに絵を描くように、
あれこれと立体的な思いを馳せた。
リフレッシュメンテナンスは、
現在順番待ちの状態だ。
皆さんに喜んでいただける施設を、
更に工夫して充実させる。
これから楽しみにしてほしい。
中津スバルの職人も、
どちらかと言えば口下手だ。
だから毎朝ロープレで誤解を招かない訓練を続けている。
その僅かなスキルが不足が原因で、
相手を不快にさせたり意味が通じなかったりするものだ。
吉村整備士は職人魂そのもので、
地味で嫌な事でも真っ先に手を上げてくれる朴訥な魅力に溢れている。
無駄な意思疎通の齟齬で、
本来彼の持つ素晴らしい技がスポイルされる可能性もある。
だからこそロープレが重要だ。
もう何年も前から続けているロープレは、
全てのシナリオに目を通し徹底的に修正加筆させ、
シーズンに応じた内容で対応スキルを磨く。
大切なことは「鋭い突っ込み」だ。
突っ込まれたら突っ込み返せ!
話を逸らしてごまかすな!
負けるな、学べ!
毎朝繰り返し練習する。
そのせいだけではないが、
中津スバルは社員を育てて下さる素晴らしいお客様に恵まれている。
リコールに関わるトラブルは今のところ皆無だ。
物事を冷静に前向きに考え、
共に歩める人々と、
素晴らしいカーライフを構築したい。
職人吉村が技を見せた。
作業が混雑する中で、
あっという間にストラットを交換してくれた。
スイスイとクルマが前に出る。
鋭すぎたターンインの特性を少し変更し、
角の無い乗り味を作り上げた。
トンネルを抜けたら雪国だった。
今年の初雪は早い気がした。
百聞は一見に如かずだ。
動画の中でクルマの動きを見て欲しい。
工事中で停車した時走行距離を確認した。
掌に減衰の性格が染み込んでいる。
こんな面白いクルマはもう生まれないだろうな。
小林さん、
お待たせしました。
愛機にもこれを装着します。
ターボにも面白い味が出るはずだ。
お楽しみに。
急いだので誤字脱字があるかもしれない。
これからジムで深層筋を鍛える。
明日も頑張ろう。