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Channel: 中津スバルの濃いスバリストに贈る情報
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アナログとデジタル その2

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初苔、
と言っても何のことかわからないかもしれない。
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新年初の庭の手入れだ。
全員で分担し苔の中から雑草を抜く。
例年なら寒くてできないが、
今年の冬は暖かく庭の改善に手が回る。
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近くで見ると良く解る。
小さな草が苔から生えている。
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それを抜くと同時に枯葉をどけると、
下から綺麗な緑色をした苔が顔をのぞかせる。


障害物を除去すると、
一気に光合成の能力が高まるので、
苔の勢いどんどん増す。
昨日は3日ぶりに泳ぎに行った。
相変わらず9時以降も忙しく、
会社を出た時には22時を過ぎていた。


やむを得ず500mに短縮して泳いだが、
月曜に比べ2秒遅れだった。
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2秒遅れを「安定したペース」と満足するのか、
「壁に当たった」と嘆くのか体重で判断する。


危惧したとおり入浴後の体重は66kgに増加していた。
少し栄養を取りすぎてしまったようだ。
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水曜日は開田高原でWRXを調教した。
S207とここで走ってからというもの、
一皮むけたように調子が良くなった。


6000kmを超えても、
何となく硬さが目立つクルマだったが、
7000kmを超えた途端に出足の「ひっかかり」感もなくなり、
朝一番で入りずらかったセカンドギヤも滑らかになった。
何となくデトックスした感じだ 。
コンチネンタルとの相性も抜群で、
ハンドリングの適度な「ゆるさ」が心地よい。
クルマがデトックス出来たようにヒトもデトックスした。


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まず開田のそばでエネルギーを充填。
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この日は特に出来が良く、
1枚をワサビだけでぺろりと平らげた。
残りの1枚を「とうじ」蕎麦にした。
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塩分取り過ぎだが、
乳酸菌の作り出す芳醇な汁は、
残してしまう事をためらわせる。
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最後まできれいに食べつくした。
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生きたままで腸内に入れるのも良い。
合う合わないがあるのでお奨めしないが、
植物系のタンパク質を好む乳酸菌が体内に入ると、
腸内の不純物をより一層綺麗に掃除する。


正月明けのカラダにとって、
実に具合が良かった。


このスンキが品薄になっている。
テレビで取り上げられたことが影響したようだ。


正直なところ、
こうした急激な売り上げ増加は、
決して良い方向には向かないと思う。


スンキと言う特殊な漬物は、
開田高原で食べるから美味い。


よくお土産として手作りのスンキを頂く。
それを持ち帰り短時間で食べれば、
開田の雰囲気が頭に浮かぶから食べる気になるが、
そうでなければ積極的に食べたくなる漬物ではない。


健康食ブームで、
何にでも飛びつく賤しい日本人に、
この食い物の本当の良さが解るとは思えない。


ブームで売り上げが急に伸びれば、
業績不振な企業も当然飛びつく。


すると出回るのは粗悪品だ。
しかも本来のスンキも品薄になるから、
開田の良さをスポイルし、
ブランドステートメントに逆行する事になる。


日本一美しい村になるためには、
少量の名物に本物が解る人だけが、
末永く接することが重要だ。


荒れてしまえば元も子もない。


こうして改めて考えると、
最近のスバルも、
ブランドステートメントが朧気だ。
消費者に受け入れられ易いが、
昔からスバルを知る者にとって本質的に気持ちが悪い。
厭な意味でデジタルだからだ。
数値的に消費者に受け入れられやすい部分を分析し、
自社の強さを前面に出しながら、
結果(答え)を短期で出せる方向に誘導する。
そこに小手先で航空機を結びつけるので、
つじつまが合わなくなる。


小手投げを得意技にして、
横綱になれる力士は居ない。


ドンと正面からガップリ四つで受け止め、
豪快に上手投げで勝つためには、
卓越した性能を持つトランスミッションとエンジンが不可欠だ。


その部分を20年以上放置したまま、
ブランドステートメントは作れない。
プリクラッシュを基本から学んで、これを便利なツールとして使えば良いが、
それらに頼る事はクルマを操る面白さをスポイルする。
だからといって使い分ける事が出来る装置でも無い。


便利なことばかりになってきたから、
改めて学ぶ事が大切になる。
そこで全国行脚で総合安全性能研修を繰り広げた。


実際に比較するとスバルの優秀性は相変わらずだ。


しかし何度も言うようだが、
所詮プリクラッシュブレーキなどはギミックであり、
クルマを構成する基幹性能では無い。


種を明かしてしまえば、驚くには価しない。


iPadやスマホのように便利な武器だが、
クルマ「本来の性能」を超えるものでは無い。


いつまでもアイサイトに頼り、
自動運転を目指すのは「手抜きのつじつま合わせ」だろう。


デジタル技術の粋を集めた安全装備が「衝突軽減ブレーキ」だ。


今のスバルが最も得意とする分野だ。


従って改善される速度も速い。
最新のフォレスターで衝突ぎりぎりの速度で実験すると、
システムの作動音に明らかな変化があった。


助手席で試乗しただけでシステム制御の差に気がつき、
何を換えたのか質問した。
ブレーキの液圧制御を司る部分を、
コンチネンタル社では無くボッシュに変更したそうだ。
こうした技術は日進月歩なので、
一歩先を見据えたアイサイトの優秀性は相変わらず突出している。
この証拠を見ても解るように世界的にも突出した性能を誇っている。


ところがスバルは過去にも同じように卓越した性能を持ちながら、
他車にドンドン出し抜かれていった。


日本初のFF車
日本初の4WD乗用車
日本初のCVT
日本初の4WD軽トラック
日本初のエアサス


要するに消費者は似たようなギミックがあれば、
だんだん優劣などどうでも良くなる。


軽トラから撤退したことは歓迎したが、
サンバーが決して嫌いなわけでは無い。


昔からスバルを愛したスバリスト達は、
サブロクやサンバーを見ながら、
「スバルは昔、戦闘機を作っておった。だからエンジンが凄いんじゃ」とよく言ったものだ。
その会社がスバル1000を作った時、
独創性に痺れた。
しかも雪道という思いがけない場所で、
戦闘力を存分に発揮し、トヨタや日産の持つヒエラルキーを撃破して喜んだ。
そんな所には「紳士的」な要素など無かったとコドモ達は知るべきだ。


今でもスバルを好きな理由は、
1300Gという強烈な戦闘能力を持つクルマを誕生させたからだ。


そういうシンボルがあるから、
FF車を他車が真似しようと、
4WDが雨後の竹の子のように現れようと、
苦労してセールスしたCVTが当たり前のようになろうとも平気だった。


突出した能力を持っていたとしても、
既にアイサイトは他車に対して販売上は大した効果を生まないだろう。


なぜか。
能力の差はあるが、
何処も「言い訳」さえすれば止まるようになった。
これは過去から続くスバルのパターンで、
まさにDNAなのだ。
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アイサイトに慣れると、
無性にアナログが恋しくなる。
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運動や料理もそうだが、
音楽や写真でも同様だろう。
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音楽を好む人は最近MP3に飽き足らなくなり、
またレコードを聴くようになった。
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しかも真空管アンプを持ち出す人さえ居る。
最近は安い物もあるようだ。
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高校生の時、
憧れはダイレクトドライブのターンテーブルに、
音楽に合わせてカートリッジを持つことだった。


小遣いではとても買えないので、
お年玉を貯めに貯めて手に入れた。
本当に苦労して手に入れた物は大事にする。
長く使ったがターンテーブルが壊れたままだ。


音楽にも同じ事が言える。


便利なデジタル化で、
CDをMP3化してきたが、
それでは味気なくなった。


レコードを聴くと興奮するのは、
アナログのせいだろう。
皮肉なことにハイレゾ音源は、
アナログの良さを証明した。
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最近BOSEのクワイアットコンフォートを入れ替えた。
長い間重宝していたが、
樹脂劣化に耐えきれず左右を繋ぐアームが折れ、
イヤーマフもボロボロになった。


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基幹部分に問題が無いので修理を依頼すると、
修理代で新品が送られてきた。


小型になり性能も良いが耐久性が同じくらいあるのか、
その辺りには疑問も残る。
しかし宅急便で送れば全て片付く便利な時代だ。
この様にシステム化しないと、
今の時代を乗り切れないのだろう。




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修理保証は付くけれど製品保証は無い。
それにしても世界中に通用する取扱説明書に驚いた。


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グローバル企業の凄味を感じた結末だった。


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この装置のおかげで、
煮詰まってしまった時でも文章をすらすら書く事ができる。
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ところがあまり長時間使うと耳の奥が痛くなるので、
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こうしたデジタル装置に、
あまりにも頼りすぎると良くないかもしれない。
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写真も便利になった。
今ではカメラを三つ使い分け状況に合わせて記録を残す。
G11は名機だと思う。
久しぶりにGシリーズに新作が出来たので購入した。


G11と同じように使ったところ、
2日目でレンズカバーが上手く開かなくなった。
ドイツで車の撮影に使用した時、
カップホルダーに立てて収納した程度でカバーが変形したようだった。
明らかに外から力が加わったためだが、
その程度で変形するのか不思議だった。


使用したクルマもアウトバックだから、
日本で使い慣れたクルマだ。
ハンドルが左右違うだけで大差は無い。
自分にも責任があるので、最初は困ったがカバーを小指の爪で軽く押し無理に開いて使い続けた。
改めて良く見ると、スライドするプレートの材質に脆弱性を感じた。
自動車も軽量化とコストダウンが進み、
基幹性能は上がっても薄っぺらい印象が色濃く出るクルマがある。
パワーショットが軽自動車風では困るので、
自分なりに分析して修理を依頼すると、
短期間で奇麗に直って戻ってきた。


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これもサービスセンターと宅急便のやり取りだけで澄んだ。
脆弱性が克服されると良いと思い意見も書いた。
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奇麗に修理され戻ったカメラには手紙が添えられ、
保証で修理されていた。
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流石にキャノンのサービス網は優れている。
出張で東京に行き、
専門知識の充実したカメラ店で購入しても一向に困らない。
岐阜の片田舎で故障が発生したら、
遠く離れた九州へカメラを送る。
物流システムが行き届き全く困らない。

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コンパクトカメラや、
ヘッドホンなら大丈夫でもクルマでは難しい。


また専門知識も離れていると得ることが難しい。
デジタルがいくら優れていても、
フィルムの解像度には勝てない所も多い。
昔撮った小さな写真を引き伸ばしても絵になるが、
デジカメで撮影した写真が同じように奇麗かと言えば決してそうでは無い。


だからフィルムの写真も時には撮影したくなる。
この様な趣味の世界になると、
近くにそれを解決する専門店が必要だ。
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昨年、看板もデジタル化した。
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蛍光灯からLED照明に代わり、
なぜかしょっちゅう球切れした過去の看板から脱却した。


ショールームには綺麗で良いが、
望桜荘には透明な白熱電球が欲しくなる。


昨年は正面装備にも予算を使った。
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古いサンバーはアナログの塊だ。

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つづく




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