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Channel: 中津スバルの濃いスバリストに贈る情報
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更新版:助言の良し悪し

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キャンセルされてヘラヘラするな。世間の風は冷たかったようだ。


ブログの流れで見るとそのように映ったらしい。


と言うわけで、
今日やって来た彼は顔色が悪かった。


岐阜スバルの杉山君には、
とても悪い事をしてしまった。



さて、
先日お伝えしたように、
息子のBRZを見て説教してしまった。


だが素直に反省してブレーキを純正に戻した。
そもそもBRZの修理を受けたのは、

結婚から1年遅れで新婚旅行に行くと言い出したからだ。


北海道をBRZで旅するというので、
余計にきつく注意した。


直線が多くスピードが出るからだ。
横に新婦を乗せたなら安全に走らねばならぬ。


そんなわけで、
息子のクルマの問題は一件落着したけれど、
可哀そうな事が起きた。


先週の台風でフェリーがキャンセルされてしまった。
北海道を諦めた様だ。
どこに行こうか考えあぐねていたようだったので、
行先を助言した。


まず、
能登半島をぐるりと一周するのも良いと助言した。


しかし中部圏なので、
もう少し思い切った所の方が良いかもしれない。


そこで今年の春に訪れた山陰地方を紹介した。


人柄も良いし道も走りやすい。
同じBRZで辿った道を逆に走れとアドバイスした。


そこでハタと思い出した。
ブログの愛読者である 馬関人さんや、
愛媛の澤田さんからお勧め頂いた場所があった。


お二人に紹介していただいたのは、
角島大橋(つのしまおおはし)だ。


残念ながら時間の都合で立ち寄れなかったので、
今でも心にひっかる場所だった。


あれだけ熱心にお勧め頂いたのだから、
つまらないはずがない。
なので、
「是非行ってみないか」と助言した。
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すると昨日になって一枚の絵ハガキが届いた。
素直に助言を聞いて走っていったようだ。
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喜んでもらえて良かった。


だが若葉マークの嫁は、
まだ社長としか呼べないらしい。(笑)


うーん、
そう言えば思い出した。
家に連れてき始めた頃、
ビールを継ぎながら思わず「お父さん」と口を滑らせたことがあった。


あの時に冗談で「お前を造った覚えはない」などと、
きつい冗談を言ったためだろうか。


トラウマになっているのかもしれない。


まあとにかく無事に旅行しているようで、
一安心していたら再び台風が来た。


同じようにSUBARUにも激しい風が当たり始めた。
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全く使った事の無い漢字なので、
辞書を引いたが文字が細かくて分かりにくい。


カメラで撮って拡大し何度か書き順を練習したが、
これは実に書きにくい字だ。


ようやく選挙が終わり不景気から抜け出せると思った。


でもこれは止むを得ない。
かわら版の発行を4日に予定していたが、
それも破棄して5日迄広告宣伝活動を自粛させていただく。


SUBARUは自主的に宣伝を止め、
当社も新車に関するチラシ等の活動は停止する。


幸か不幸かCMではクルマの宣伝をしていない。
だから継続させていただこうと考えている。


中津スバルのフィールドをテーマに、
毎年1本CMを作ってきた。
その主役たちが並んでいる。
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今朝の活力朝礼で、
外の仕事を続けたかったが、
あいにくの雨で環境改善が出来ない。
そこで屋内ギャラリーを整理整頓し、
フロアに掃除機を掛けることにした。
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2台の対照的な5MT車が並んでいる。
どちらも趣味で買い求めたクルマだ。
インプレッサは5台持っていたが、
そのストックも遂に1台となった。


最後のチャンスに注文したレザーバージョンの赤なので、
本音を言えばいつまでも持っていたい。


このクルマに乗ると、
多分ドレッシーな気持ちになれるはずだ。


隣のサンバーも、
執念で買い求めた逸品だ。


整理するのに邪魔なので、
この2台を移動することにした。


キーをひねって動かした途端、
駆動系の素直さがはっきりと体感できた。
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時々触れるけどRRのサンバートラックが、
物凄く面白いクルマだと知る人は少ない。


サンバーを売る歴史だけはどのお店より古いので、
後輪駆動の良さを知り尽くしている。
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良い出物があると必ず買うのだが、
本物志向のお客様にすぐ売れてしまう。


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が、
これだけ良質なタマに出会ったことは無かった。
最初は目を疑ったが、
正真正銘の走行距離だ。
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大宮君にテストを兼ねて乗り帰ってもらったので、
43.4kmの距離が増えていた。
新車からまだ2300kmしか乗っていない。


感想を聞くと、
あまりの良さに驚いたという。
サンバーは4WDのスーパーチャージャーがベストだと信じている人が多い。
けれどもそれは大きな間違いだ。


R1もNAのRが良い味を出すように、
サンバーもTT1の軽量モデルが実に面白い。
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勿論5MTが最高だ。


何でも4WDという傾向がスバルには強すぎた。
逆にそうしないと生き残れなかった。


いまなら本当のことが言える。


どうして素直なのかと言うと、
ここを見ればすぐわかる。


キャブオーバーなので、
ステアリングラックが面白い場所についていて、
それをタイロッドで引っ張る。
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4WDだと前軸が必要になり、
フロントデフもメンバーに取り付けられて駆動抵抗が増す。


4WDを使用すると、
アクセルオフで駆動軸に逆向きのトルクがかかるから、
どうしても素直なステアリング特性に出来ない。
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RRだとここにタイロッドしかないので、
実に素直な走行フィールになる。


簡単に言うとBRZがものすごく素直なのも、
同じような理由からだ。


軽自動車の排気量で、
4気筒エンジンの薄いトルク特性だと、
プロペラシャフトの抵抗も大きなマイナス要素になる。
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それがこんなにスッキリするので、
走行性能にプラスばかりと言っても良いくらいだ。


思い込みからは、
なかなか簡単に抜け出せない。
そう言うものだ。
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なぜ使わなかったのかは定かではないが、
荷台も小さな傷を除けばピッカピカだ。
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エンジンも新車同様。
ウフフフフ、と思わず口元が緩む。


最近のスタッドレスは高性能だし、
荷重さえよく考えれば雪道でそんなに困らない。


SUBARUの作っていた軽トラは、
他社の4WDより場合によっては走破性能が高い。


そんな事を考えながら、
サンバーを移動して見とれていたら、
工房の奥が慌ただしくなってきた。
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感謝ディでコンチネンタルタイヤが大きく支持され、
沢山のお客様にご注文いただいた。


海を渡ってくるので、
グズグズしていると商品がなくなる。
あっという間に納品が始まった。


掃除していて「ああやっぱり」と感じた。
コンチネンタルの周りではタイヤの臭いがほとんどしない。
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ところがこの辺りではゴムに混じった化学臭が漂う。


亜細亜ンタイヤほど酷くないが、
国産メーカーでもタイヤの中からの臭い感じる。
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これらのタイヤや、
感謝ディで売れた部品を整頓しないと、
続けて入荷するダンロップやブリジストン製品を置く場所がない。
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スバル1000も一旦工房に出し、
場所を広く空けた。
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レカロのシートも結構大きい。
吉村さんにお買い上げいただいたシートがようやく届いた。
凄くお買い得なシートなので、
きっと喜んでいただけるはずだ。


交換に来店される予定なので、
工房の片隅にあらかじめ移動した。


整理整頓清掃は効率アップへの近道だ。
毎朝続けると、
必ず良い結果に繋がる。
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無理無駄ムラの改善も容易になる。
処分すべきタイヤがチェンジャーの横で眠っていた。


忙しいとどうしても置き忘れがちだ。
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整理すると掃除も楽だ。
きれいに埃りを吸い取った。
こういう場所を常に清潔に維持することが大切だ。
レガシィとスバル1000を仲良く並べた。
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一斉にタイヤを移動してサイズと銘柄別に並べ直す。
全員の力を合わせ綺麗に整えた。
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お客様の名前と製品を整合させ、
組み付けに備える。
冬に向けての大切な仕事だ。
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終わりの時間が迫ってきた。
残り10分ほどで次のプログラムに移らねばならない。


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インプレッサを戻し、
サンバートラックを収納した。


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天候が回復したら、
一旦車検整備しテストする予定なので、
レポートを楽しみにしてほしい。

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場内に沢山の部品が積まれている。
動作を停止させたエアバッグモジュールが順番に納品されている。


これも大変な仕事で、
機能を停止させてから、
新しいモジュールが届くのを待つ。


ほとんどのお客様がその理由を理解してくれるが、
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中には実に強引な理論を振りかざす人が居る。


完成検査に問題があった報道で、
何となく疑問に感じる表現があった。


さも昔から不正を続けているような表現なので、
リコールの問題と混同してしまう人もいる。
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現在の状況は機能を停止させた順番に、
個人名の書かれたモジュールが送られてくるので、
それをその都度連絡して交換作業を進めている。


お客様の都合で入庫しないクルマもあれば、
盛んに「まだかまだか」と心配される人もいる。


大きくスバルと新聞に文字が躍ると、
本人ではなく周りの人が不安を煽ったりする。


これは本当に困りものだ。


良いアドバイスではなく、
不安を煽っていることが、
如実にわかる電話が来た。


本人に代わって受話器を取った男性が、
常識では考えられない事を言った。


しかも地元では名士と自負する人物だ。


「エアバッグの装着が出来ないのなら、
事故が起きて怪我をしたらスバルが責任を取ると、
一筆取って来い」


流石に、
「Mさん、あなたも製造業のトップなら、
そんな事が出来るはずが無いと知ってるでしょう」とはっきり言った。


「こんな話をいきなり電話でするのは時間の無駄です」


悪口は独り歩きする。
呑んでる席からの電話なので、
その後に何を言われたか想像できる。


しかし本気で時間の無駄だと思ったので、
嘘は言わず本音を言った。
お互いのためだ。


本音を言うと角が立つけれど、
冷静に考えれば分かるはずだ。


国内マーケティングの軸足はおかしい。
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専用色だから魅力的だ。
あからさまに手抜きの二番煎じをされると、
やっぱりはっきり言いたくなる。
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限定用法は景気づけに良いが、
物凄く熟考して導き出された解だとは思えない。


スバルマガジン編集部、
三澤副編集長を紹介したい。
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積極的な活動でじゃんじゃん読者を増やしている。


彼のためなら一肌脱げる。
手伝えることがあれば何でも言ってほしい。


SUBARUの佐藤公彦さんを紹介したい。
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開発当初からずっとBRZに寄り添って、
わが子のように育ててきた人だ。


素直なクルマになったのは、
佐藤さんの力によるところも大きい。


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乾さんと共に動力性能に手を入れ、
今度は18インチホイールを装着するために、
骨格に手を入れた。


STIのチューニングを活かすためには、
ボディを変える必要があった。


今年の年度改良で黄色のBRZに対して、
リヤのカウルパネルと、フロントのバルクヘッドに手を入れた。


騒然クルマの剛性は高まるが、
SGP譲りの解析技術で、
スイートスポットを絶妙にチューニングしている。
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国内マーケの親分を紹介したい。


小笠原さんだ。
STIの在り方をもう少し考えて欲しいとお願いした。
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国内で中間管理職になっている人たちが、
そもそもSTIが何かを全く分かっていない。


相当拘りが必要なブランドだが理解できない理由は、
他のブランドも知らないからだ。


恐らくヤリスが400万円すると聞くと、
「え~~~」と思うはずだ。
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やっぱり格下の色は似合わない。


バッジを新規に起こしたことは立派だが、
ほんとうはSTIって、
こんなもんじゃないんだ。
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本物を知らない人間がマーケティングすると、
つまらないクルマになってしまう。


人材不足を絵にかいたような企画だ。


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このオーナメントが素晴らしいので、
マリオと褒めちぎったが、
決して褒め殺しているわけでは無い。


走らせれば素晴らしいに決まっている。


でも似合わないんだよな。


このクルマを着ても。


STIの限定車なら、
もっと限定車らしい色が必要だ。


ナルシストと笑われるかもしれないが、
マットブラックなら絶対に買うね。






これからもトヨタと共同で、
もっと面白いクルマを作ってほしい。


ちょっと今の企画には飽きてきた。


トヨタテクノクラフトではなく、
SUBARUのファクトリーでオープンを作れる日を待つ。
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それが次に欲しいクルマだ。


阿部さん、
難しいかもしれないけど、
素直に助言聞いて作って下さいよ。
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宜しくお願いします。

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