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Channel: 中津スバルの濃いスバリストに贈る情報
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2016年型フォレスター2.0i-Lの利便性と驚きの進歩

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フォレスターのレポートを書く間もなく、
次のニュースが飛び込んできた。
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ロサンジェルスで、
インプレッサセダンコンセプトが鮮烈列にデビューしたのだ。次はセダンだと聞いていたが、来年のシカゴかニューヨークだと思い込んでいたので、この発表には正直なところ驚いた。
しかし良く考えれば当たり前で、セダンに対する嗜好性の高い米国で、日本に続いてワールドプレミアするのは自然な流れだろう。
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一連の「ダイナミック&ソリッド」を牽引するのは、
石井守デザイン部長だ。


2代目のインプレッサでも手腕を奮ったので、
それ以来特別な親しみを感じている。


同時に三車種のデザインを一気に発表するなど、
今では考えられないウルトラCだった。


彼が今の職に就いてから、
明らかにスバルのデザインは一皮剥けた。


その象徴がブリッツェンだ。


ロサンゼルスモーターショーでは、
日本のシルバーよりセンセーショナルなボディカラーが提案されている。


マツダも赤を地道に続けているが、
スバルも同様に赤を大切にする会社だ。
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「ルビーレッド」と呼ばれる新色は、
新しいG4に素晴らしく良く似合うはずだ。


もともとどちらかと言えばセダンに嗜好性があるので、
このように流麗な4ドアクーペを見るとゾクゾクする。
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過激なものを好む米国人へのリップサービスとして、
スバルは屋根をちょん切って低くしたボディを見せているが、
量産車はこんな「ベンツチック」なスタイルでは無い。


なぜなら後席の居住空間と、
後方視界を考えるとこの全高では明らかに足りないからだ。


しかしショルダーラインから下の造形や、
前後の灯火器のモチーフはそのままだろう。


これだけ質の高いコアデザインに、
どんなインテリアを組み合わせ、
楽しいパワーユニットを選ぶのだろうか。


楽しみは尽きない。
まだ登場まで一年以上あるが、
楽しみに待ちたい。


新型車の夢は豊富だが、
スバルは現行型でも夢が尽きることは無い。


なぜなら、
スバルのビッグマイナーチェンジは、
他のメーカーならフルモデルチェンジだと唸らせるほど質が高いからだ。


フォレスターは前のモデルで最初から最後まで、
「一切」エクステリアをいじらなかった。
そうしなくても売れたからだ。


4代目になり、
現在でも同じように売れている。
なので、
エクステリアを大きく変えない選択肢もあった。


ところが今回は、
レガシィのマイナーチェンジ並みの投資を断行した。
その証拠が前後の灯火器の刷新だ。


しかもスバルで初めてのアクティブヘッドライトを開発した。


考えてみれば、
3代目ではモデル末期に新型エンジンを投入した。
世界的な視野で見た場合、
フォレスターはレガシィに肩を並べる基幹車種に育ったのだろう。


走り始めて気が付いた。
何かのワーニングランプが点灯している。
そこで「あるであろう」場所のスイッチを、
手探りで押し続けた。
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ところが一向に消えてくれなかった。
新しい機能には戸惑いもある。
このクルマにはSRHの他に、フォレスター専用のリヤビークルディテクション(SRVD)Pも搭載される。SRVDが機能していない事を知らせていた。
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どこを見てもスイッチが見当たらない。


だから取説を出して調べた。



ここでちょっと整理しよう。
最初にASPを装備したレヴォーグの場合、
1.SRVD
2.HBA
3.ADM
4.SVM
5.EAM
の5つがセットになっている。


そしてアウトバックでは、
1.SRVD
2.HBA
3.ADM
の3つがセットになる。


ここに国内専用車と国際車の差が出た。


そしてXVにも、
1.SRVD
2.HBA
3.ADM
の3つが装着された。


最後にデビューしたフォレスターの場合、
1.SRVD
2.HBA
は装備されるがそれ以外は無い。


ADMと言うのは自動防眩ミラーの事で、
米国ではこれにコンパスとシャッターリモコンがセットされて、
車両に搭載されているので珍しくない。


日本ではこのミラーにハイビームアシスト用のカメラが仕込まれているので、
SRHを搭載した車用のADMが準備できないのかもしれない。


とにかく働かない原因を調べた。
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3-55を見ろと書いてある。
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ワーニングランプには2つの機能がある。
警告ではなくOFFなので復帰させる方法を調べた。
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同時にヒルホルダーの解除方法も理解した。
恥ずかしい話だが、
VDCのスイッチを長押しして、
ヒルホルダーのON/OFFをするのだと初めて知った。
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あれこれついてうっとおしいが、
右端のオレンジ色の警告灯が点灯し、
ヒルホルダーがOFFになった事を示した。


問題のスイッチはこんなところにあった。
暗い時には見つけにくいので要注意だ。


12ボルト電源にコンセントを差す時に、
誤って押してしまったのだろうか。


出荷時にOFFになっているのかもしれない。
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いずれにせよ、
何も問題は無かった。
上に何やら怪しいものがあるが、
単純に照明灯だった。
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これで照らされているので、
センターポケットにモノが乗せやすい。
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センターポケットのほかに、
コンソールボックスの中にも電源取出し口があるので便利だ。
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この辺りは以前と変わらない。
アイフォンの接続もばっちりだ。
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こうして順調に走り出した。何しろクルマの動きが自然で気持ちが良い。リニアトロニックの改善も進み、滑るようにに走る。
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旧型に対してクルマの動きがリニアなのは、
新しいステアリングギアボックスを装備したからだ。


現在使用中の6速マニュアルも良いクルマだが、
ここまでの運動性能を持ち合わせていない。


ちょっと驚くほどクイックになった。


単純にギヤ比をクイックにしただけではこの動きにはならないだろう。
その辺りはもう少し時間を掛けて調べるつもりだ。


今回はカタログも商品解説書も全く読まずにテストに臨んだ。


その方が先入観がなく、
クルマを素直に感じて、生の声を聞かせられると思ったからだ。


ワインディングを走ればすぐ解るが、

右へ左へと車が簡単に鼻を向ける。
モタモタ感が全く無いのだ。


先日香嵐渓で試したXVとさほど大差ない動きをする。


この運動性能があるから、
SRHが冴えるのだろう。


そこを動画から感じ取って、
意見や質問があれば気軽にコメントして欲しい。


普段から使い慣れているせいもあり、SUV3兄弟の中で、最も使い易いカーゴルームを持つと感じた。
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高さが絶妙で奥行があり、
段付きが無いので荷物が取り出しやすい。
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アウトバックの方が低く、
XVだと段差がある。


それぞれに長所もあるのでどれが一番とは言えない。


KAZEのマスターに久しぶりに会った。
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店の中も広くなり、
忘年会に備え仕込も始まっていた。
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ハーブを店内に入れ防寒準備も終わった。
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ミントが嬉しそうに色づいていた。
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美味しいコーヒーを飲んで、
フォレスターの撮影に協力していただいた。
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走行動画をどうぞ。鋭い出足とスムーズな車体の動きが解ると思う。



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