週末から日曜に掛け、素晴らしい秋晴れが広がった。 日曜の朝、
陽の出前に出社した。
店頭の最前列が、
全て歴代のインプレッサで埋め尽くされていた。
感動的だ。
まさに理想の商談環境が誕生した。
インプレッサのもう一つの姿、XVも欠かせない。
ショールームに対照的な2台を揃えた。青空にヒール顔が対照的で凄く良い。 電動化が進み、バッテリーに望まれる能力も以前とは大きく異なる。
つまり見た目は変わっていないようでも、バッテリーの性能や構造は確実に進歩している。
だから全員でマイスターの資格を取った。 バッテリーにはサルフェーションがつきものだ。この言葉に聞き覚えが無いかもしれない。
だが最もバッテリーが劣化する原因となる、硫酸鉛の結晶化現象だ。
人間にも似たような現象が起きる。それを「通風」という。 マイスター試験で満点を取った大宮だが、自身のサルフェーションには知識が乏しい。
すると稲村さんから通風ガイドブックが届いた。
もの凄く感激し、朝礼スピーチでも本を戴いた事への感謝が述べられた。
出張の前日、神奈川から加藤さんがいらっしゃった。
以前からその会社とはご縁があり、高木社長とは旧知の仲だ。
Jプランニングという、ボルボを扱うお店に勤められている。 中古部品の展示方法を見学したいと言われたので、場内を案内した。おせんべいを沢山戴いた。
4種類の味が楽しめた。
軽く砕けて歯触りが良く、後味もサラリと口溶けが良い。
加藤さんに展示よりも掃除が決め手だと説明した。
良かったら終業前の雑巾掛けに参加しませんか、
とお誘いしたら、
喜んで手伝わせて下さいと仰った。
一緒に雑巾を掛けながら、
まだ若いのに意欲的で、
将来がとても有望だと思った。
出張から帰ると小包が届いた。
お手紙と一緒に、
満果惣の海匠焼が入っていた。
とても美味しい煎餅だ。 噛めば噛むほど味が出る。
中部地方にも「ばんかくのゆかり」という似た煎餅があるけれど、これはその一歩上をゆく。
出張中に愛媛県から澤田さんが車検にいらっしゃった。 いつもすれ違いで申し訳ありません。
お土産をありがとうございました。
みんなで美味しく戴きました。
丁度おなじ頃、
東京の難波さんからtuned by STIをお預かりした。
そのリフレッシュプランも完成し、
主にお返しする時が来た。
愛機を完璧に整えて、
80km試験走行して、
素晴らしい車に蘇った事を確認した。
可能な限り消耗した部品を交換し、
徹底的に整備すると、
改めてtuned by STIの持ち味が良く分かる。
並行して3台のBPを整備した結果、
やはりBL系も含め、
四代目レガシィはスバルの歴史に残る名車だと改めて思った。
午前中に難波さんに愛機をお返しすると、
午後から次のお客様がいらっしゃった。
福井の宮山さんが、
奇跡的に走行距離の少ないマレッサを持ち込まれた。
この程度のとても良いKV4は、
間違いなく一生モノに出来る逸材だ。
リフレッシュメンテナンスを任され、
吉村整備士は腕によりを掛けて作業を進めるはずだ。
勝山市にお住まいで、
近くに恐竜博物館があるそうだ。
お土産にも恐竜のイメージが添えられていた。
美味しいお菓子をありがとうございました。
パウンドケーキに黒豆が入り、
練乳で味が調えてある。
パウダークラッチのCVTとスーパーチャージャー4気筒エンジンのように、
ひとクラスを超えた味だな。
忙しい合間を縫うように、
ショールームの入れ替えが終わった。
ガソリンのNAと、
ガソリンのモーターアシストが同居するショールーム。
オレンジと黒の組み合わせが、
それぞれでリバーシブルになっている。
オレンジ色のXVに付いているホイールは、
ユニークな形の専用品だ。
そのタイヤに興味を持った。
以前からXVにはヨコハマ製のブルーアースが装着されている。ブルーアースE70というエコタイヤだ。
日本の燃費基準を達成するために、このクルマのキャラに合わないタイヤが付いている。
本当なら米国向けのXVに標準装着の、
コンチネンタルタイヤを付けたいが、
市販品に225/55R17というサイズ設定が無い。
ところで赤いユニフォミティマークの位置に、
本来ならホイールの短点が合わせてあるはずだ。
なぜかホイールにマーキングが無い。
tegoShiはどうか。
こちらにはしっかりマークが付いている。
ホイールの半径が一番短い所と、
タイヤの最も硬い所を組み合わせる。
使っていく内にホイールのマークは消えてしまう。
だが新車にライン装着する場合に、
この組み付けをすることで余計な振動の発生要因を減らす事が出来る。
より真円性を高めるために重要だ。
最小公差の範囲で生ずる誤差を、
こうして少しでも減らす。
工場のラインで生産されるコンプリートカーといえども、
作業する人達もやはりtegoShiには一目置くのだろう。
他の新車に比べて誤差が少ない。
STIに持ち込まれて架装するパーツも沢山あるが、
工場のライン上で装着した方が良い部品もある。
たとえばタイヤなどは既に組み付けられたモノを量産ラインで取り付ける。
だから他のカタログモデルと同じはずだが、
良く見ると色々と異なる所がよく分かる。
平川社長の肝煎りで選択されたショーワのスペシャルダンパー。
勿論STIの開発で作られた専用品だ。
これなどもいちいちSTIで換装するより、
ライン上でしっかり装着した方が品質上も安定する。
スバルは最近特に品質に拘り、
高い精度の商品を世の中に出している。
それは色々な所で解るのだが、
STIから発売されるコンプリートカーは、
更に入念なチェックがSTIの工房側で進められる。
しっかりチェックしたぞ、
そんな風に感じる品質管理の確かさだ。
とにかくネジというネジ、
要所という要所全てにマーキングが見える。
特にtegoshiはXV HYBRIDの初号車なので、
時間を掛けてSTIの工房からリリースされた。
車の車体はモノコックなので、
動く事が前提で作られている。
以前にも書いたが、
スバルのちょっと違う所はロバスト性の高さにある。
だから使い込んだクルマでも、
マイスターが腕によりを掛けて組み直すと、
とても良い味に再び蘇る。
tegoShiの向こう側に休息中のS207が見えるが、
6000km走ってもまだ新車の硬さが残っている。
1万キロ乗りたかったが、
他に乗るべきクルマが揃いすぎた。
リフレッシュ後のテストだけでも80km、
それに加え仕上げの終わった中古車も同様に走る。
間もなくBRZが届くので、
それも馴らしが必要だ。
なのでtegoShiもショールームでお客様をお迎えする。
既に広報車に乗って、
真の味を知り尽くした。
興味のある方はDEが始まるまで、
ショールームで触れて欲しい。
改めてエンジンルームを見ると、
このクルマが単なるエコカーでは無い事がよく分かる。
ガソリンを燃焼させ、
かっ飛ぶクルマだ。
エコなのは見かけだけ。
真実はまさにダウンサイジングターボと同じで、
二クラスくらい上の実力を、
小さなエンジンで発揮するクルマだ。
フレキシブルタワーバーは、
恐らくSTIの工房で、
マイスター達が取り付けたのだろう。
取り付けると簡単に言うけれど、
素人とプロではトルクに関する理念が違う。
縦置きエンジンの良さが改めて身に染みる。
他社のハイブリッドは、
思いエンジンと並んで変速機やモーターが置かれる。
ところがtegoShiのミッションは遙か奥にあり見る事が出来ない。
エンジンの右側をのぞき込むと、
きらりと光るパーツとSTIの刻印が見えた。
このフレキシブルドロースティフナーも、
恐らくSTIの工房で装着されたはずだ。
見る事は出来ないが、
その近くにあるパワステギヤボックスに、
高剛性クランプスティフナーも装着されている。
これこそ絶対にSTIの工房でしか装着できない代物だ。
部品は簡単で、
手に入れれば誰でも付けられそうに思うかもしれない。
しかし無謀な事は止めた方が良い。
ポン付けして効果が出る部品なら、
とっくにSTIが用品設定するはずだ。
このパーツは締め付けトルクを謝ると、
とても具合が悪い事になる。
それが危険なので用品にはならない。
作業手順や締め付けトルクを公表していないので、
迂闊に装着しない方が良いだろう。
それにしても、
tSの特徴であるオレンジと、
クリスタルブラックシリカの外装色が、
これほど相性良いとは思わなかった。
冒頭の悪顔ショットもステキだが、
少し違った角度から、
なかなかフォーマルな雰囲気も漂わせている。
このクルマは紛れもないガソリンの高性能車だ。
夏ならキャンプファイヤーが似合うはずだ。
今のシーズンなら、
澄んだ星空の下で焚き火が似合う。
抜群のスバルサウンドも平川社長の趣味だ。
デジタル臭の薄いクルマなので、
アナログ的な使い方で攻めたいね。
このクルマで冬を過ごすのが、
今からとても楽しみだ。
終わり
陽の出前に出社した。
店頭の最前列が、
全て歴代のインプレッサで埋め尽くされていた。
感動的だ。
まさに理想の商談環境が誕生した。
インプレッサのもう一つの姿、XVも欠かせない。
ショールームに対照的な2台を揃えた。青空にヒール顔が対照的で凄く良い。
つまり見た目は変わっていないようでも、バッテリーの性能や構造は確実に進歩している。
だから全員でマイスターの資格を取った。
だが最もバッテリーが劣化する原因となる、硫酸鉛の結晶化現象だ。
人間にも似たような現象が起きる。それを「通風」という。
すると稲村さんから通風ガイドブックが届いた。
もの凄く感激し、朝礼スピーチでも本を戴いた事への感謝が述べられた。
出張の前日、神奈川から加藤さんがいらっしゃった。
以前からその会社とはご縁があり、高木社長とは旧知の仲だ。
Jプランニングという、ボルボを扱うお店に勤められている。
加藤さんに展示よりも掃除が決め手だと説明した。
とお誘いしたら、
喜んで手伝わせて下さいと仰った。
一緒に雑巾を掛けながら、
まだ若いのに意欲的で、
将来がとても有望だと思った。
満果惣の海匠焼が入っていた。
出張中に愛媛県から澤田さんが車検にいらっしゃった。
丁度おなじ頃、
東京の難波さんからtuned by STIをお預かりした。
そのリフレッシュプランも完成し、
主にお返しする時が来た。
80km試験走行して、
素晴らしい車に蘇った事を確認した。
徹底的に整備すると、
改めてtuned by STIの持ち味が良く分かる。
並行して3台のBPを整備した結果、
やはりBL系も含め、
四代目レガシィはスバルの歴史に残る名車だと改めて思った。
午前中に難波さんに愛機をお返しすると、
午後から次のお客様がいらっしゃった。
奇跡的に走行距離の少ないマレッサを持ち込まれた。
この程度のとても良いKV4は、
間違いなく一生モノに出来る逸材だ。
リフレッシュメンテナンスを任され、
吉村整備士は腕によりを掛けて作業を進めるはずだ。
近くに恐竜博物館があるそうだ。
お土産にも恐竜のイメージが添えられていた。
練乳で味が調えてある。
ひとクラスを超えた味だな。
忙しい合間を縫うように、
ショールームの入れ替えが終わった。
ガソリンのモーターアシストが同居するショールーム。
オレンジと黒の組み合わせが、
それぞれでリバーシブルになっている。
ユニークな形の専用品だ。
そのタイヤに興味を持った。
日本の燃費基準を達成するために、このクルマのキャラに合わないタイヤが付いている。
本当なら米国向けのXVに標準装着の、
コンチネンタルタイヤを付けたいが、
市販品に225/55R17というサイズ設定が無い。
ところで赤いユニフォミティマークの位置に、
本来ならホイールの短点が合わせてあるはずだ。
なぜかホイールにマーキングが無い。
ホイールの半径が一番短い所と、
タイヤの最も硬い所を組み合わせる。
だが新車にライン装着する場合に、
この組み付けをすることで余計な振動の発生要因を減らす事が出来る。
より真円性を高めるために重要だ。
最小公差の範囲で生ずる誤差を、
こうして少しでも減らす。
工場のラインで生産されるコンプリートカーといえども、
作業する人達もやはりtegoShiには一目置くのだろう。
他の新車に比べて誤差が少ない。
STIに持ち込まれて架装するパーツも沢山あるが、
工場のライン上で装着した方が良い部品もある。
たとえばタイヤなどは既に組み付けられたモノを量産ラインで取り付ける。
だから他のカタログモデルと同じはずだが、
良く見ると色々と異なる所がよく分かる。
平川社長の肝煎りで選択されたショーワのスペシャルダンパー。
勿論STIの開発で作られた専用品だ。
これなどもいちいちSTIで換装するより、
ライン上でしっかり装着した方が品質上も安定する。
高い精度の商品を世の中に出している。
それは色々な所で解るのだが、
STIから発売されるコンプリートカーは、
更に入念なチェックがSTIの工房側で進められる。
しっかりチェックしたぞ、
そんな風に感じる品質管理の確かさだ。
とにかくネジというネジ、
要所という要所全てにマーキングが見える。
時間を掛けてSTIの工房からリリースされた。
車の車体はモノコックなので、
動く事が前提で作られている。
以前にも書いたが、
スバルのちょっと違う所はロバスト性の高さにある。
だから使い込んだクルマでも、
マイスターが腕によりを掛けて組み直すと、
とても良い味に再び蘇る。
6000km走ってもまだ新車の硬さが残っている。
1万キロ乗りたかったが、
他に乗るべきクルマが揃いすぎた。
リフレッシュ後のテストだけでも80km、
それに加え仕上げの終わった中古車も同様に走る。
間もなくBRZが届くので、
それも馴らしが必要だ。
なのでtegoShiもショールームでお客様をお迎えする。
既に広報車に乗って、
真の味を知り尽くした。
興味のある方はDEが始まるまで、
ショールームで触れて欲しい。
このクルマが単なるエコカーでは無い事がよく分かる。
ガソリンを燃焼させ、
かっ飛ぶクルマだ。
エコなのは見かけだけ。
真実はまさにダウンサイジングターボと同じで、
二クラスくらい上の実力を、
小さなエンジンで発揮するクルマだ。
フレキシブルタワーバーは、
恐らくSTIの工房で、
マイスター達が取り付けたのだろう。
取り付けると簡単に言うけれど、
素人とプロではトルクに関する理念が違う。
縦置きエンジンの良さが改めて身に染みる。
他社のハイブリッドは、
思いエンジンと並んで変速機やモーターが置かれる。
ところがtegoShiのミッションは遙か奥にあり見る事が出来ない。
エンジンの右側をのぞき込むと、
きらりと光るパーツとSTIの刻印が見えた。
恐らくSTIの工房で装着されたはずだ。
見る事は出来ないが、
その近くにあるパワステギヤボックスに、
高剛性クランプスティフナーも装着されている。
これこそ絶対にSTIの工房でしか装着できない代物だ。
部品は簡単で、
手に入れれば誰でも付けられそうに思うかもしれない。
しかし無謀な事は止めた方が良い。
ポン付けして効果が出る部品なら、
とっくにSTIが用品設定するはずだ。
このパーツは締め付けトルクを謝ると、
とても具合が悪い事になる。
それが危険なので用品にはならない。
作業手順や締め付けトルクを公表していないので、
迂闊に装着しない方が良いだろう。
tSの特徴であるオレンジと、
クリスタルブラックシリカの外装色が、
これほど相性良いとは思わなかった。
少し違った角度から、
なかなかフォーマルな雰囲気も漂わせている。
このクルマは紛れもないガソリンの高性能車だ。
夏ならキャンプファイヤーが似合うはずだ。
今のシーズンなら、
澄んだ星空の下で焚き火が似合う。
抜群のスバルサウンドも平川社長の趣味だ。
デジタル臭の薄いクルマなので、
アナログ的な使い方で攻めたいね。
このクルマで冬を過ごすのが、
今からとても楽しみだ。
終わり