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Channel: 中津スバルの濃いスバリストに贈る情報
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新型インプレッサ2.0i-Lと現行型XVを比較する

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20日の夜、
ちょっと面白い比較をしてみた。
いつものように午後10時から1000m泳いでタイムを計った。


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結果は29分27秒33だった。
4日前の16日にも1000m游いだ。


その時の結果は29分26秒41だった。
僅かコンマ92の差しか無いところが怖い。


壁と言うヤツか。


16日の記録は久しぶりに1000m游いだので、
少し悪いと思っていた。


確かに1000m游いだのは2週間ぶりだった。
そこで9月2日の記録を遡った。
29分11秒79
14秒62も差が開いていた。


そこで昨年の9月の記録を振り返った。
平成27年9月24日の木曜日に、
28分31秒98という結果を出し、
体重は65.5kgだった。


今の体重は微減して65kg丁度だが、
常に2kg位は上下するので油断できない。


フィジカルな楽しみは飽きる事が無い。


今の状態を決して壁だとは思わず、
今夜29分を切るために何が必要か考えることにした。




クルマも実にフィジカルだ。


待望の新型インプレッサがやってきた。


実は数値に大きな差は無い。
燃費や速さや重量はほぼ同じと言ってかまわない。


けれども動かした時に、
ねっとりと濃い味がする。


「しつこい」とか「くどい」のでは無く、
大好きな「練乳」の味だ。


コンデンスミルクと言った方がインプレッサにはふさわしい。
世の中には頭のいい人が居る。


腐りやすい牛乳を、
大量の糖分を加え細菌が繁殖できないよう加工した。


甘くて美味しくて日持ちするから方、
子供の頃からよく使われた。


子供心に不思議だった。
酷暑の夏に大衆食堂で良く見た光景だ。


暑くて扇風機の回る店内の厨房に、
デカイかき氷の機械が据えられていた。
そしてガラス瓶に赤と黄と緑、
それに透明な液体が入っていて、
その隣に牛のマークの入った缶詰がでんと並んでいた。


練乳の缶には小さな穴と、
大きめの穴が二つ対称に開けられ、
そこから氷にトロ~~~リと注がれる。


「よく腐らないな」と思ったが、
口元に甘い練乳の味を感じると、
もうそんな事はどうでもよくなった。


まあ、
あんな感じのクルマになったと思えばよい。


実に腐りにくくてタフなのに、
味はとってもマイルドで薫り高い。


美味しくて病みつきになる味だ。


コンデンスミルクの味は50年経った今もほとんど変わらない。

普遍的な姿に出来上がっている。
インプレッサもそんな雰囲気を持つクルマだ。


要するに、
新型になってもインプレッサはインプレッサだ。


游いだ時と同じように、
速さや燃費の数値的な記録を調べても、
際立って良くなったわけでは無いだろう。


基本的な味にも変わりは無い。
でも4年前のインプレッサと比べたら、

その差は非常に大きい。


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インプレッサ内見会を開くため、
ショールームから外に追い出されてたXVが置いてあった。


届いたばかりの新型インプレッサスポーツと、
最新型XVを入れ替えるついでに、
二つを並べて比較した。
すでに恵比寿の本社で見た人も多いだろう。


でもぴったり接近させる事は出来ない。


改めて「新型インプレッサ」はどういうクルマなのか、
じっくり考えるチャンスになった。


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なぜスポーツと比較しないのか。それはXVが現役バリバリの市販車だからさ。
これから丸一年以上にわたり、増える他社のライバル車を横綱相撲で受け止める。
「tegoShi」という刺客も揃えた。XVにはSGPを開発する上で作り上げた知見が注がれ、初期のXVとはかなり異なる性能に改善された。
2台を並べ替えながら、もし新型が「練乳」なら、最新のXVは「氷砂糖」だと思った。
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だから最新のXVも甘い。


通常領域の静粛性では決して負けないだろう。


SGPで得た知見は、

静粛性だけに留まらず、
操安や快適性にも確実に投入された。
昨年のビッグマイナーチェンジはそれくらい大きな意味を持っていた。


フロントフェイスを比べると、
デザインにも明らかな共通性が見て取れる。
一本筋の通ったダイナミック&ソリッド、即ち「石井イズム」は、
XVの外観変更で潜在力を発露させた。




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前輪の位置を出来るだけ揃え、
2台一緒に並べてみると、
新型の鼻先が僅かにXVより長い。


次に真横から見た。


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そもそも全高が違うので上下の差は比較しようが無いけれど、
ワイパーの位置やボンネット後端の切れ方が異なる。
そのまま目線を移動していく。


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フロントガラスからルーフにかかる造形も大きく違う。
よりなだらかで無理が無い。




リヤのオーバーハングはほとんど変わらず、
後退する時のストレスを増加させていない。
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逆から見ても差が無いことが良く分かる。
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後ろ姿は本当にがらりと変わった。
新型インプレッサの方が確実に手が込んでいる。
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まず前輪の位置まで進み左右が揃っていることを確認した。
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タイヤの大きさが異なるので錯覚するが、
中心の位置はほとんど同じだ。
そのまま後輪のある位置まで下がって左右を比較した。


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ホイールベースが伸びたことが良く分かる。
現行型が2645mmなのに対して、
新型は2670mmあり25mm長くなった。


それより良く見て欲しいのはドアパネルの後端だ。
開く位置が大きく異なるのが良く分かる。

ドアミラーの位置も大きく異なる。
かなり後退したにも関わらず、
視認性はより良くなった。






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ミラーが見易いだけで無く、
リヤビークルディテクションのインディケーターが大きく変わった。


鏡面に小さく表示が出るのでは無く、
ミラーケースにオレンジ色の大きなLEDランプが付いたので、
これまで以上に危険性が素早く察知できる。


シャシーから丸ごと変わると言う事が、これほど大きな変化を作り出す。



右側に回ってまずXVのドアを開けた。
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XVのシートはとてもオシャレだ。
素材と色の使い分けが良い。


改めて見るとtegoShiになぜ派手な色を差したのか理解できる。
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色のメリハリが特別感を際だてるからだ。


左側に回り新型インプレッサのドアを開けた。
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新型には更に垢抜けたシート生地が用いられている。
これにXVの匂いを感じる人は多いはずだ。


スポカジ路線を走るのも良いが、
次期XVにはもう少しメロウな色合いをまとって欲しい。

レヴォーグ越しに新型インプレッサスポーツを眺めた。
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レヴォーグよりコンビネーションランプがワイドだ。
より「人相」が現れとても良い。


オッドアイの猫を思い出した。
動物の顔を見ているようだから、
可愛らしさが記憶に鮮明に残るはずだ。


なるほど、
下克上と言い切れるわけだ。
テールランプにも金が掛かっている。
くどいようだが、
内側にも光のラインを延長させるべきだった。


待てよ。
恵比寿で撮影した画像を思い出した。
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右側のランプを見直すと、
本来のデザインが隠れているように思えた。
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内側のランプにうっすらと見える造形部分の意味はなんだ?
これは今に始まったことじゃない。
SVXもそうだった。
スバルって昔から本当にユニークだ。


直ぐ解る新型の特徴は、
2つくらい上のクラスかと思えるような高品質な室内空間だ。


止まっているときより、
動かしたときに強く感じる。


なるほどこれが「動的質感」か。


新型インプレッサを導入するに当たり、最も乗りたいクルマはFWDだった。
AWDも1万キロくらい乗って当たりが取れれば軽々と走るだろう。けれども練乳のような美味しいクルマを、最も楽しく味わえるのは軽量でメカニカルロスの少ないFWDだ。
これこそフィジカルそのもので、論理的に考えても通常の運動能力は軽くて抵抗の少ないクルマの方が良い。
価格戦略上も、FWDにアイサイトが標準装備されたので、これまでより価格差は縮まった。
ところがこれまでの32万円の価格差がアイサイト分を引いて22万円なのかというと、21万6千円と4千円ほど安くなった。
メーカーオプションの展開でも、同じように内容ごとの価格が見直された。分析した結果を照会しよう。
6つの項目に分けてある。1.LEDヘッドライト 従来の7.0万円から6.0万円にー1万円の減額。2.キーレスアクセス&プッシュスタートが6万円から5万円にー1万円の減額。3.クリアビューパックは2.0万円から2.5万円に+5千円の増額。4.パワーシートは3.5万円から5.0万円に+1.5万円の増額。5.本革シートは7.5万円から10万円に+2.5万円の増額6.アドバンスドセイフティパッケージは5.0万円のまま増減無しだ。
内見会は大好評だった。
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小林さんのDEも無事終わった。あすの続きをお楽しみに。



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