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Channel: 中津スバルの濃いスバリストに贈る情報
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SUBARU SVXとコンチネンタルPC6の練乳度を語る

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2015年の初朴葉寿司は、妻がお昼ご飯にと買ってくれたものだった。


滅茶苦茶美味しい。
キャラブキや鮭のフレークなど、
材料はやや寛容だが味は凄く良い。


生の葉を拭いて使用するので香りが良い。


葉が出すガスが殺菌力を持つ。


だから熱を掛けて葉を殺菌処理すると、
絶対に本当の味が出ない。


だから、
ここに来ないと本当の味は体験できない。
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その時の写真集から1000mのタイムを見つけた。
28分で泳ぎ切っていた。


筋力というものは確実に衰えるので、
常に客観的に見ることが重要だ。


三年後の全く同じ日に、
思いがけないプレゼントが届いた。
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お隣で建具職人をされている古田さんから、
自家製の美味しい朴葉寿司が届いた。
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毎年有難うございます。


この地方ではそれぞれの家庭に、
それぞれのレシピがあり、
どの家庭も絶対に譲れない味を持つ。


言い換えれば、
誰もが自分の作品を一番だと思っている訳だ。


店売りと自家製とでどれくらい違うか、
上下の写真を見れば一目瞭然だろう。
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古田さんの奥さんは、
山椒の葉で締める。


これが格別だ。


体重は増えちゃったけどね。
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元気よく泳ぎに行くと、
タイムはほぼ横ばいの29分57秒47だった。


3年前と比べると、
脚力が明らかに落ちた。


自覚する事が大切だ。
昨日も不幸な事故が起きたが、
それは誰にも当てはまる。


沢山のドライバーを最近観察しているが、
乗り降りのルーティンが「ながら」になっている。


ドアを開けて座るとすぐエンジンを掛ける。


その時に正しく体の軸が出来て無い。


それに加え体力が下がり、
あるいは骨格が変形し足の位置がずれているのに、
それを運転前に自覚できないのだ。


それは老若男女誰にでも当てはまる。


時々階段などで蹴躓く人は、
特に注意が必要だ。


思ってる場所に足が来ていない。
そのようなズレは意外に自覚できない。


だから自分で運動したり、
客観評価が苦手な人は定期的な指導を受けると良いだろう。


何しろ日本人のほとんどが、
自分のことを運転が上手いと思っているから、
けっこう厄介だ。


だから他人から運転の事をとやかく言われたくない。


これは本音のはずだ。


運転行政も「飛ばすな、スピードを出すな」の一点張りだ。


そんな行政だから、
運転が上手くても褒められない。


なので皆無頓着のまま歳を取り、
結果的に事故を起こす。


言っておくけど、
「乱暴な運転では無い」とか、
「気を付け無いといけない」とか、
そう言う事一切通用しないからね。


違うとこ踏んで気付いてないから、
気を付けようがないんだよ。


以前このブログで伝えた「乗り降りのルーティン」、
どれくらいの人が参考にしてくれただろうか。


軸のズレを自覚するには、
ドアを閉めてシートベルトをギュッと締め、
次にドラポジ調整後ミラー確認して軸を正す。


その上でブレーキ踏んでエンジン掛ける。


今のうちから徹底しようじゃないか。
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長江さんがオイル交換に来訪された。
いつもお土産をありがとうございます。
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今日も抜群に旨い大福もちを戴いた。
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何とも柔らかく、
上品な甘さの餡が堪らなく美味しい。
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三輪さんにも素敵なお土産を戴いた。
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納車式の前に伊勢志摩に行かれたようで、
赤福餅を頂戴した。
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これも変わらぬ美味しさを保つなぁ。
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随分と包装が丁寧になった気がする。
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このテリが堪らない。


最初の一つをちゃっかり戴いた。
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美味しかった。
ありがとうございました。


他にも好物が届いた。


柘植さんからハワイ旅行のお土産を戴いた。
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南国の雰囲気が漂うパッケージだ。
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麻の袋に入ったリッチな感じのコーヒー豆だ。
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早速挽いていただきました。
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コクがあるのにブラックでも強すぎず、
香り豊かな珈琲でした。


ありがとうございます。
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ラウンジでスバマガを読みふけっていらっしゃった。
聞くところによると、
中津川近辺では油断するとすぐ売り切れるそうだ。


この最新号も買い損ねられたそうで、
楽しそうに読まれていた。


SUBARUは幸せ者だ。
本当に多くのファンに囲まれている。


新しいフォレスターも先行受注が想像以上に良いらしい。
SUBARU国内マーケティング部長の小島さんに話を聞いた。
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期待のe-BOXERは全体の4割を占めるそうだ。


間も無く受注も4000台を超えそうだ。


今はまだスバルユーザーに対しての先行商談だから、
これから先、
実車配備されると人気に火が付く事だろう。


スバルマガジンが売れるのは、
フォレスターの情報を求めるファンが多いからだ。


そんなうわさを聞き付けたのか、
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エディターの山本シンヤさんと、
スバマガ編集部の三澤さんがやって来た。


来訪の目的はSVXの定期点検と、
いよいよ本格的な「SVXにふさわしい」タイヤを装着するためだ。


味の良いクルマで来られた以上、
味の良い昼飯で対応しないと、
その後のテストが円滑に進まない。
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中津川で一番美味しい蕎麦屋に行き、
ちょっと邪道だが天婦羅も付けた。


若い二人には栄養が必要なので、
油気を与え舌をスムーズにさせ良い論評を書いてもらわねばならぬ。
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何も付けずに食べた所を見ると、
この二人も随分ブログで予習しているようだ。
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食事の間に北原課長が点検を終え、
常に実力を発揮できるよう調整した。
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何しろどこに行っても注目の的らしい。
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ほとんどの人が最初に興味を示す場所は、
この三次曲面ガラスを使ったクオーターガラスらしい。


「座らせてあげると、
物凄く喜んでもらえます」
三澤さんが目尻を下げた。


そりゃそうだろう。
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コクピットは別世界だからね。
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タイヤの装着が完了した。
SVX専用のサイズだ。


SVXと正しく付き合うには、
とにかく徹底的にオリジナルの基本性能を維持する事だ。


エンジンは勿論、
駆動系や走行系に余計なものはいらない。


最終型は贅沢にもBBSに専用ホイールを作らせた。


元々の開発拠点が欧州だから、
やはりタイヤもその地で育まれたものと相性が良い。
タイヤは何が良いと聞かれたので、
迷うことなくコンチネンタルを薦めた。


装着まで1年近くかかったのは、
在庫が全くない状態で、
入荷する事さえ見通しが立たなかったからだ。


当初発売されたばかりのプレミアムコンタクト6(PC6)を薦めたが、
サイズが無く作ったとしても入荷のめどが立たないと言う事だった。


それでアジア市場向けに開発された、
新製品のウルトラコンタクト6(UC6)を選んだが、
待てども待てどもタイヤが出来上がらない。


それが今月になって、
何とヨーロッパからSVX専用サイズが入荷した。
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最初に作ったPC6のカタログには、
16インチのサイズ設定が無かったのに、
いつの間にかサイズが増えUC6の穴を埋めている。


まさに結果オーライの出来事だった。
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タイヤの皮むきを担当する事になり、
いつものコースを丁寧に走った。


着座しベルトを締めドラポジを調整した。


エンジンを掛けて後ろに下がった瞬間に良さが解る。


これほど如実にわかるタイヤは珍しい。


工房の床はカラーコンクリートでできている。


その上を一転がりするするだけで、
タイヤからペダルを通して脚へ、
そしてシートを伝わってお尻へ、
何とも言えないしなやかな感覚が伝わってくる。
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テストを終えてタイヤの撮影が始まった。
後席に乗った三澤さんも含め、
三人に共通する印象なので間違いはない。


この後300km以上走行されて帰京された。
だからいずれスバマガに詳しいリポートが載るはずだ。


それに備えまずPC6とは、
一体何者なのかをお知らせしよう。
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PremiumContact6
プレミアム・コンタクト6(PC6)


まさに一言で言うと「スポーティコンフォートタイヤ」だ。



まず「素材を科学」
クリスタル・シリカ・コンポジション
・キャップ部分のコンパウンドを改良し安全性能の大幅な向上を目指した
・シリカ(二酸化ケイ素)の配合率を35%高めた
・ウェットブレーキ性能を維持したまま操舵応答性、転がり抵抗、静粛性、耐摩耗性を向上
・その結果全サイズでEUタイヤラベルのウエットブレーキ評価「A」ランクを獲得

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次に「接地面を科学」
コンフォート・パフォーマンス・フットプリント
・日常生活における快適性の向上を重視して開発
・トレッドパターンとポリマーのテクノロジーでタイヤ接地面を柔軟に保つ
・高い静粛性と快適な乗り心地を長く持続させロングライフ化を実現


「スムース・スティフネス・パターン」
・中央のブロックパターンに新たなデザインを採用(赤い矢印の部分)
・変形させずスムーズに動かすという相反する働きを両立させた
・それによりスムーズに走り乗り心地と耐摩耗性に加え最大で1dB静粛性向上

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「ワンダー・ウェア・ポリマー」
・トレッドキャップのポリマーに最新技術を投入し接地面積の最大化を狙った
・最新のポリマーは接地面に加わる力を分散させ日常走行での乗り心地を向上
・合わせて確かで安定したグリップを維持しつつトレッドの耐久性を大幅に強化
・フットプリント(接地面画像分析)に明確に表れるほど接地面積が最大化した


「構造を科学」
アドバンスド・マクロブロック・デザイン
・究極のスポーツ走行性能を目指したブロック構造を開発
・スポーツコンタクト6のマクロブロックテクノロジーを応用
・プレミアムの名にふさわしい優れた快適性と高度な運動性能を共に実現





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「アウター・ショルダー・ブロック」
・幅広いアウターショルダーブロックで横剛性を確保
・連動・連結エレメンツが放射状に柔軟性を持たせ大きな接地面積を確保
・このマクロ構造を生む複雑なシステムが働き極めて高いコーナリング性能を発揮
・同時に卓越した操縦安定性も確保して高速走行時の安全性も高めた

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「非対称リブ・アングル」
・3本ある縦溝内のリブアングルを全て非対称に設計(赤く引いた線の断面)
・それによりブロックパターンの変形を抑制し剛性を高めることが可能になった
・その結果横方向の力に対するグリップ力を大きく高めることが可能になった
・あらゆる車種で俊敏な操舵応答性を発揮し精度の高いライントレース能力を実現し



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リブ内で発生する気流の制御も忘れていない。


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さあ、
この投げかけに対して編集部はどんな回答を出すか。
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6月21日の発売を楽しみにしよう。



仏の顔

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ショールームの色模様が鮮やだ。
オークブラウンのアウトバックから、チャールサイトイエローのBRZに役者が変わった。
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花の咲くシーズンには黄色が映える。鮮やかなソリッドカラーはスポーツカーに必須だが、量産ラインでは色のコントロールが難しく、1000台の生産が既に限界を超えていた。
残念ながら日本には100台しかない。
但し買う人は限られた方が良いだろう。日本にはその良さが解る人が少ない。
パールを入れたらダメなんだな。
早く鮮やかなソリッドホワイトも復活して欲しいが、生産管理が難しいから無理かもしれない。
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色って難しい。来月の感謝デイは23.24の両日だ。その封筒の制作に着手した。
色もレイアウトも全て妻が一人で考え、その原案をベースに意見を出してまとめる。
今回のリボンの色調はなかなかのもので、彼女のデザインセンスが印象的だ。
色々な事を考えながら、刺さる企画を思案中だ。

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WRXの燻蒸

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滅多に無い偶然だった。既に完成し、主の宮崎さんを待つばかりのGC8と、
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これから修理が始まるGDBが並んだ。

そこへ、
テスト前の完成検査で、
GRBがテスターラインに入るために並んだ。


三台とも良いなあ。
どこから見ても「The Impreza」そのものだ。


インプレッサは奥が深い。


外出している間に、
XVオーナーの宮地さんが来訪され、
珍しいお土産を戴いた。
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ダム好きには嬉しいお土産だ。
ありがとうございました。


XVもインプレッサの仲間だ。
WRXとXVからインプレッサの名が外れたけれど、
生来のインプレッサ好きにとって、
どちらもやっぱりインプレッサなんだよなぁ。


無理せず自然体で受け止めよう。


頭文字の羅列だと、
分かり易いけど冷たいよね。


クルマの名前には、
やっぱりカタカナが似合うと思うんだ。
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火曜の夜、
ゆったり泳いでサウナもやめた。


実は姿勢を正して、
水中の抵抗を減らしたので気持ちの中では30分を切った。


でも40秒の遅れが生じた。
体重は66.4kgと増加傾向になったので、
本来ならカラダを絞りたいところだ。


出張先で腹が減った。
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食堂に赴き一番ヘルシーな献立を選んだ。


マグロ三色盛の丼だ。
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ご飯控えめにして、
海苔を沢山かけて美味しくいただいたが、
本当の三色盛なのかな。


二色じゃないのかな。



二色から三色へ強引にサラダ油で切り替えてないか。


ちょっと味が渋いぞ。


ブルーのインプレッサWRXは、
二速から三速へ切り替えるのに、
少々手間がかかった。


三速のギヤが渋くスムーズに入らない。


他には何の問題も無いが、
そこだけが気になったので分解整備を頼んだ。
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仕事が少し落ち着いたタイミングで、
杉本君が丁寧なトランスミッションの分解整備を進めてくれた。


予防も兼ねてシンクロナイザーをしっかり交換し、
いよいよ車両に搭載する時が来た。
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このような重整備は大変な手間を喰うが、
丁寧に作業するとクルマの「エステ」にも結び付く。


人間でもそうだが、
入院する様な事態になった時、
陽転志向すれば良い。


その時にふだんの習慣を見直したり、
リハビリを兼ねて痛んだカラダを養生する。


ついでに予後を兼ねてエステをするのも良いし、
丁寧なマッサージを受けるのも良い。


病気がミッションオーバーホールによって完治した。


ついでに足回りの締め付けをやり直し、
まだそれほど減っていなかったが、
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クラッチをアッセンブリーで交換した。
つまり軽くリハビリもすることが出来た訳だ。
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杉本君が組み付けて、
締める事がクルマにとってのマッサージになる。
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複雑な仕事なので、
時には失敗もある。
その責任を一手に引き受ける。


そのために、
重整備の後は、
必ず本格的な高速走行で安全を確認する。
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メカニックとの信頼関係も、
このようにして燻蒸される。


おい頼むよ、
命預けるからね。


ハイわかりましたというのは簡単だが、
実際には大変な事だ。


どのように走るのか全員知っているので、
絶対に失敗は許されないと思っている。


だから安心して踏める。


検査ラインを問題なく通過し、
検査員のお墨付きをもらった。



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次に全員揃ってポリマーコートを掛け、
隅から隅までピカピカに磨いた。


スターターボタンを押して、
眠りから目覚めさせた。
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素直にエンジンがかかり、
実にバランスの良い吹き上がり方をする。
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もともとGRBはGT的要素が色濃い。


だから今でもGC系やGD系が高い人気を維持する。


WRXは先代から現行VAB、
そして初代と2代目の間で、
大きな変革を受けた。


三代目は非常に高いロバスト性を有するので、
10万キロ以上で驚く能力を見せる。


まあそれが真の力量かもしれないが。
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だからインプレッサにとって、
7万キロ台はまだまだ青い。


これから脂が乗るんだな。
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高速テストの依頼を受けた。
テストの前に各種設定を確認した。


SIーDRIVEはSモードに固定し、
必要な時だけS#を使う。


センターデフはオートモードにセット。
理由は雨の予報が出ていたからだ。
その方がVDCのスポーツABSと相性が良い。


始めて見るナビだ。
オーディオを操作し、
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リヤカメラが正常に機能することも確認した。


次にトリップメーターをリセット。
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更に操作を続け、
エンジンのレブカウンターを7000rpmにセットし、
ビープ音とワーニングランプの双方で、
回転数を意識できるよう設定した。
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そこまで回すつもりは全く無いけどね。
それにしても8000回転まで回るエンジンは、
そうどこにもあるもんじゃない。


これもまさに今後の文化遺産だな。
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出発に備えタイヤを確認した。
このクルマにもヨコハマが装着されている。
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最近整備で入庫するクルマも、
ヨコハマ装着が目立つ。


決してヨコハマが嫌いではないが、
アドバンスポーツはどうも好みに合わない。
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しかしヨコハマゴムの開発陣は、
このタイヤだけは別格だと胸を張る。


その訳がようやく理解出来た。


確かに街乗りではゴロゴロうるさい。


北原課長も、
「僕の好みには合いません」とはっきり言った。


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NBRで本格的に開発したタイヤは、
限界領域での性能が格段に優れている。


但しバーターする部分も多いのだ。


まだ新しいタイヤでトレッドも十分だ。


真円性がどうなのかは別にして、
NBRを走る領域になると一般路での印象は霧散する。
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特に雨で濡れた路面だと、
まるで消しゴムで紙面をなぞるように確実に曲がる。


雨のニュルブルクリンクが頭に浮かんだ。

これならタイヤを信じてコーナーに突入できる。


その領域でとても良いタイヤだと理解できた。


だがスバルにふさわしいかどうかは別かな。
やっぱりコンチに惚れちゃったからな。


でも誤解していた部分があり、
頭の中がスッキリした。


GRBは絶好調になった。
高速道路を走っただけなので、
もう少し丹念にあらゆる道路を走らせる。


GRBにとって、
それは気持ちの良いエステになるはずだ。


良い機会を授かった。


群馬の名刹月宮山天桂寺より、
「お話してもらえませんか」とお声がけを賜った。
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施食会と書いて「せじきえ」と読む。


6月3日に、
ご先祖を供養する大法要が営まれる。


そこで1時間ほどお時間を戴いた。


中国の天童山で禅を極め、
悟りを開いた道元禅師は、
曹洞宗本山永平寺の開祖だ。


その道元禅師を中国から無事日本に帰るよう、
確かな操舵で導いた御仏が居る。


それが美しい一葉観音だ。
木の葉を模した船に乗る。


ライントレース能力が高い御仏だ。


道元禅師は中国の宋に悟りの場を求めた。


現代に当てはめよう。
高度な操舵能力を得るためには、
日本でいくら運転を重ねても限界がある。


文章には出来ない奥義も多々あり、
それをカラダで覚えるしかない。


50歳を契機に、
ドイツを「ドライブスキル学びの場」に定めた。


そこで何度繰り返しても、
奥が深くまだまだ先が読めない。


NBRのレクチャーでは、
基本的にテキストなど無い。


日射病を予防するため帽子が渡され、
その時々の記念品が一品用意される。


後は名札とボールペン、
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それに薄い紙きれと一冊のノートだ。
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紙切れには簡単なタイムテーブルが記され、
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裏面には講師などの名前と、
宿泊先と昼飯の場所しか書かれていない。


中を開くと参加者の名前だけが味気なく記されている。


資料はこれだけだ。


後は走って車から降り、
得た事をメモして再び走る。
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ただひたすら同じことを繰り返すと、
最初は見えなかったことが徐々に見えるようになる。


英語のレクチャーなので、
片言しか通じないが、
クルマに特化しているので意外に苦労は無い。


改めて良く見たら、
上のメモは間違っていた。


カルーセルにあんなラインで飛び込んだら、
確実にクラッシュだ。(笑)


DEで良く例えにするが、
しっかり9時15分を意識してステアリングを握る。


キチンと押して切らないと、
正確なライントレースが出来ない。


全てを完璧に覚えたわけでは無い。


しかし昨今の暴走について、
原因の一つを見つけたと思っている。


残念なことに、
それを素直に聞き入れてもらえる機会が少ない。


この一葉観音様を慕う人たちなら、

ドラポジの重要性や、
ステアリングワークについて聞く耳を持つに違いない。


更に乗り降りのルーティンも真摯に受け入れてくれるだろう。


楽しみだな。
皆さんとお目に掛かれるのが。


その日は一日開けてあるので、
講演後の時間も自由に質問して欲しい。


可能な限り役に立つスキルをお伝えする。


一日も長く安全に速く、
そして楽しく愛馬を操るために。


全力を出し尽くす。
期待して欲しい。

水管橋と山桜

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驚いた。あまりにも急激だ。
植物では無くまるで動物の触覚だ。
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突然ニョキニョキと一斉に花芽が伸びた。
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刺激を敏感に感じ取ったのだろう。
剪定した枝を完全に乾燥させ焼却した。
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花梨や梅が主体だが、
シュロの葉もあった。


物凄い熱で眼鏡の表面が溶けた。
出費が痛い。
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植樹した山桜が大量の熱線を浴びた。
その様子が葉に現れた。


受難が続くが、
これで生き残れば本物だ。


開田高原では樹木が生えていようと、
お構いなしに枯草を焼く。


最初は茶色くなって何事かと思ったが、
けっこう耐えて生きている。


それより色々な害虫を防ぐ効果が高く、
伝統行事となって続いているらしい。
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その熱風が駆け上った刺激を、
竜舌蘭は一気に季節の変わりと感じた。


ブルーベリー畑から移植した、
カンゾウは熱線をもろに食らって壊滅したが、
意外に復活するかもしれない。


ヤマザクラは繁殖力が旺盛だ。
山を見るとあちこちに点在する。


鳥が運んで増えるのだろう。
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養生した根元にモグラが入り込んだらしい。
ミミズが沢山いるので、
時々入り込んで餌を漁る。


草と一緒に大量の野蒜を収穫した。
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食べると野性味がして美味しい。
水管橋の工事も一段落した。


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崩落の可能性が一つ減ったので、
根元の管理さえ怠らなければ、
ヤマザクラの樹勢が今後も回復を続けるはずだ。


足元は重要だが、
意外に見ていないので気を付けたいね。

交通規制も解除されたので、
安心して来訪して欲しい。


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土台もしっかり出来上がった。
今はカーブの向こうで掘削が続く。
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この後どうなるか詳しく知らないが、
彼等の事だから環境に配慮した仕上げをしてくれるだろう。
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ベンチを戻すのはもう少し先かな。
この機会に展示場を少し見直して、
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軽自動車の貨物系をSABの前に置くことにした。
国道沿いの展示場には、
フォレスターやアウトバックを中心に並べる。


根強い人気を持つサンバーなので、
これからも積極的に売るつもりだが、
カテゴリーを考え商品を演出して並べる。


井戸が回復したので、
洗車がやり易いのも場所を変えた理由だ。


望桜荘の庭で異変が起こり始めた。


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このように芝桜と玉竜が入り混じり、
その上ドクダミに入り込むと、
強力なコロニーを作る。


それが自然の中で調和する時もあるが、
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樹木にとっては邪魔な存在だ。


表面発酵する養分を吸収できなくなるのだろう。
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樫の木が病気になった。
根元を覆われているとは思ったが、
見れば見るほど頑強で抜くことが出来ない。


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近づいて驚いた。
葉緑素が足りない。
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やはり足元は大切だ。
足元を疎かにすると、
絶対に良い事は無い。


近藤さんの愛機が仕上がり、
最終テストを依頼された。
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タイヤにはまだ余裕があったが、
コンチネンタルのMC5をお勧めし、
納車時から新品タイヤで安全に走れるようお買い上げいただいた。
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装着できたと連絡があり、
最終チェックに向かった。
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新品タイヤを一皮むくには、
「急」の付く動作を避け、
入念に走らせることが大切だ。


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B-SPORTには、
ひとクラス上の装備が付く。
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キーを捻って目覚めさせた。
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軽量なTY75を操作し、
高速道路を駆け抜けた。


とても軽快で気持ちが良い。
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中間地点でクルマを休ませ、
フロントタイヤを確認した。


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6テクノロジーに比べると、
タイヤの表面に個性が乏しく見えるが、
これはこれで工夫された素晴らしいタイヤだ。
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思わず撫でてやりたくなるほどタッチが良い。


ルーティンに沿って、
タイヤをいたわりながら走らせた。
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結果は抜群だ。
レガシィはやっぱりレガシィなんだな。


本当に良いクルマだ。


タイヤを替えただけで、
全く別のクルマのフィーリングになった。


きっと大切にしていただけるだろう。
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土曜日にお目に掛かるのが楽しみだ。
お待ちしています。

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今日から玉竜の抜き取りを始めた。明日には完了するだろう。


上手く使えば役に立つので、
捨てずにポットに入れて培養する。
透水アスファルトを敷いて1年半たった。


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環境が悪くなるどころか良くなった。


相変わらずタラの木はジャンジャン増えるし、
自然発芽した紅梅も大きく育った。


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細かいハダニが沢山ついているが、
天敵がいるので放置する。


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ねばねばして見栄えは悪いが、
テントウムシが片付けるだろう。


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SUBARUはテントウムシを粗末にしてはならない。


今年でサブロクも満60歳だ。


明日、
大勢揃った人の前で話をする必要がある。


そういう時に台本を用意しない。


用意するのは目次だけだ。


ただ軸が狂うと迷惑が掛かる。


狂いは自覚できないので
30年ほど前に頼まれた時のノートを引っ張り出した。
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この時は高校生の前で話す機会を与えられた。


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ついこの間のようだが、
もう28年も前なんだ。


世の中ってそんなに急に変わるもんじゃない。


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今の課題とそれほど変わらないな。
熱心に聞いてくれた諸君の事を今も忘れない。


その翌年に、
秘かにお誘いを受けた。
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商品懇談会に招かれた時、
関西のスバル関係者は実にヒステリックでネガティブだった。


CVTを止めてダイハツのようなATにして欲しいと意見していた。


そんな話をしたくて行った訳では無いので、
軸を正してCVTの正当性を説いた。


その結果はどうだったのか。
日本の軽自動車は全てCVTになった。
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ノートを見て気が付いた。
土屋さんと初めて会ったのはこの時だったんだ。


メモを取ると役に立つ。


その後、
太田本工場でステラ発表時にお目に掛かった。
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次は葛生のテストコースでお目に掛かった。
この時に平川さんと知り合ったんだった。


日前で話す時はせいぜい目次だが、
意見を理解して欲しい場合、
指先で練り込む。


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どうしても作ってほしい軽自動車があった。
その席で希望すると実現するかと思ったが、
このクルマはスバルの文化にそぐわなかった。


だからワゴンRに先を越され、
プレオまで待たねばならなかった。


結局、
文化性にそぐわなかったのだろう。


あの当時は欲しかったが、
今は全く欲しくない。


その懇談会でどうしても読んで欲しくて、
直前に試乗記を一気に書いて持っていった。


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当時、
確かマーケティング部長だった、
山口さんがコピーさせて欲しいと言われた、
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今読み直して、
軸の狂いは無いと自覚できた。
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軽をスバルの工場で作る必要は全く無いけど、
SUBARUらしい日本的なプレミアムスポーツは欲しいね。
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窓の外を見たら、
巣立ったばかりのツバメが新人研修していた。


新人研修中の若者より、
その上司のユトリ世代に覇気が無い。
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SUBARUは卓越したクルマ作りがモットーだ。
現在の国内マーケを見ると、
全く情けなくなるほど戦闘能力を軽んじる。


クルマは安全性を売り物にし、
燃費を良くする方が分かり易くて売りやすい。


しかし本来のクルマとしての戦闘能力が劣ると、
SUBARUらしさは燻蒸しない。


商売の戦闘能力も、
もちろん重要な項目だ。


売れるか売れないか、
他社に勝つか負けるか、
生き残るために誰もが必至だ。


というと、たぶん違うと言われるだろう。


必死にならなくても生きていける。


だがクルマと言う機動力が期待されるモノは、
他のモノに比べて卓越した性能を持たねば勝てない。


情報分析で確かなマーケティングも必要だが、
最近は情報操作が目に余るので、
足元すくわれないよう注意が必要だ。
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忙しいのでコンビニでビーフンを買って、
タンパク質を得るためチーズを載せた。


けっこう行けるぜ。
買い物に行ったのには訳があった。


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その二日前に、
出勤時にファミマで牛乳を買った。


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Tポイントカードは出さなかった。


なぜか知らないが会員番号が入り、
もう少しでランクアップすると来店を唆す。


変だなと思った。
カード使わないのに、
何故番号が?????


ここのレジには顔認証があるのか!
畏るべし!


疑惑もあった。
それで間を置いた。
月末ギリギリに、
あえて同じ店で買い物した。
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すると会員番号は全く違うし、
今度はポイントも付いた。
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どこかに使わないポイントが吸い出されている訳ではなさそうだ。
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しかし手っ取り早く、
机上のマーケティング理論だけで、
人を動かそうとする節も見える。


節が見えると軸が狂っている。


軸が狂わないよう、
国内マーケのユトリ世代たち、
ぜひ頑張ってくれたまえ。

追いかける

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いつも何かに追いかけられるように仕事をしている。

なので、
追いかけてもらえた方が嬉しい。


おっさんがおいかけた
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面白かったね。


おっさんずラブ。


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追いかけてほしい


はかどるからだ。
今月のかわら版の原稿を、
前倒して作り終えた。


ホッとしていたら、
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埼玉県から嶋津さんが来訪された。
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ヨコハマの洋菓子がギュッと詰まっていた。
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美味しいお菓子をありがとうございました。
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早速みんなで頂きました。
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望桜荘の池の上に綺麗な花が咲いた。
毎年同じように咲き、
季節を実感させてくれる。


品の良い花だ。
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群馬に行く前に課題が一つ片付いた。
もう一つ進捗を確認する事案があった。
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余程の信頼関係が無いと、
この仕事を受けない。
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説教がましい事を言うので嫌う人も多いが、
自動車家畜論の理解できない人間は敷居をまたいでほしくない。
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燃えるとかなりのダメージを食らう。
とにかく悪い事は言わないので、
標準の状態に戻す方が良い。
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この作業は見積もりを出せない。


だから信頼関係が必要だ。
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作ってない、
もう作れないという方が正しいか、
そんな部品も数多くある。


しかし、
このチャンスに普段交換できない部品も、
新品に替えることが出来る。
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北原課長がとてもやる気なので、
その点は安心して欲しい。


ボディにダメージが少ないのも幸いだ。
ようやくエンジンも降りた。
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ここから一気に修理が加速する。


安心して群馬に行けそうだ。
沼田の皆さん、
本日はよろしくお願いします。

天桂寺の施食会(さじきえ)

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「クルマを調教する」と聞いても、ピンとこない人も多い。
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乗り始めたら身体能力を探る。


解ってきたら思いっきり動かしてやる。


カラダがほぐれてくると、
タイヤとの相性が解る。


硬いタイヤだから、
馴染んで丸みが出て、
より正確になると、
素晴らしいライントレース性を見せる。


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実はお薬も飲ませてあった。


ポリエーテルアミンと言う、
純正の添加剤でカーボン除去に使う。


ワンタンクに一本だから、
満タンから連続して走り、
ギリギリまで使い切るのが一番良いが、
普通の人出は怖くてできないだろう。
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走りながら頭の中で徹底的に計算して、
次のサービスエリアに辿り着けるか賭ける。


失敗するとガス欠だ。
高速道路で止まると、
整備不良で罰金を払わねばならない。


まさに臨界だったね。


燃料計には癖もあるので、
初めて乗るクルマの残量を明確に見分けるのは至難の業だ。


本当にギリギリだった。
このSAの給油所で15リットル給油した。


再び走り始めたら、
エンジンの音色がはっきり変わった。


こういうことを「調教」と呼んでいる。


素晴らしいクルマを、
素晴らしいご縁のために使って、
思いっきり調教したので晴れ晴れとした一日となった。
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訪れたのは月宮山瑠璃光院天桂寺。
素晴らしい本堂だ。


良いお寺には人が集まる。


というより、
集まりたくなるんだ。


その場所に訪れ、
一瞬でそれが解る。
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ご住職の阿部文昭さんと、
檀家総代であり、
ヴィディヤジャパン渋川工場で工場長を務められる、
農学博士の高田式久さんにお迎え戴いた。
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それにしても美しい。


WRブルーは何とこの景色に映えるのか。
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一番良い場所に駐車スペーズが用意されていた、


ご配慮有難うございました。
綺麗に整った控室に通された。


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皆さんの前で話す時間は、
午後1時から2時ごろの予定だったので、
控室で静かにコンテンツを整理した。


すると、
美味しいお茶とお菓子が運ばれてきた。
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脳を使うので甘いものが嬉しい。
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このかりんとう饅頭、
実に美味しかった。


ほどなくすると、
お弁当まで頂戴した。
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嬉しいね。
このような駅弁風のお弁当には、
ロマンがびっしり詰まってる。


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群馬県の駅弁は全国に名を轟かすから、
これもさぞかし美味しいに違いない。




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もう、
この中にありとあらゆる御利益が詰まっていた。
そんな感じを受けた。


手を合わせて、
「戴きます」と思わず口にするほど、
弁当のパッケージから中身まで凛としていた。
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このタレの付いたご飯を食べた瞬間に、
日本人であることを嬉しく感じた。


思わず仏様に手を合わせたほどだ。


時間が来て本堂に案内され、
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久し振りに有難い体験ができた。


ご本尊の裏側を通らせていただき、
本堂の中へと歩んだ。


これは子供の頃に慣れ親しんだ行為だが、
そこと最近はあまり縁が無い。


寺が荒れると、
真っ先にその気配が現れる場所でもある。


だから、
それが解っちゃうと行きたくなくなるね。


天桂寺は隅々まで美しく、
心の軸がスッと真っ直ぐに伸びた。


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与えられたお題に沿って話を進めた。




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はてさて、
どこまでお役に立てたか、
その辺りが少し心配ではある。


けれども、
群馬への道中で危ない運転をたくさん見た。


車線規制で追い越し車線を走らされると、
元の車線に戻れなくなるようだ。


怖そうに11時5分の位置で、
覆いかぶさるようにステアリングを握っていた。
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会社に来られるお客様の文言から、
乗り降りの手順に問題がある事を知った。


普通なら嫌われるので黙ってるところだが、
嫌われても良いのでアドバイスする事に決めた。


シートベルトを締めながら、
走り出す人が余りにも多い。


それも、
全く自覚せずに。


だから、
このように話す機会を与えられることは、
分かり易い説明のトレーニングになる。


檀家の皆さんも、
最初は疑い気に話を聞く人が多いように感じた。
だが、
やがて眼を見て貰えるようになり、
徐々に熱心に聞いて下さる人も増えた。
おかげさまで、
とても気持ち良く話すことが出来た。


ジャケット脱いだら、
シャツがぐっしょりと濡れていて、
とても良い汗をかかせて戴けた。


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皆さんありがとうございました。




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ご住職とお庫裡さんに見送られ、
帰路に就いた。




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門前の石仏さんも、
最後に見送って戴いた。


ありがとうございました。


最後をこう閉じた。


拝むとは心の軸を正す事。


阿部さん、
ありがとうございました。
またお目に掛かりましょう。

竜舌蘭開花間近

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日曜日に会社を空ける事は稀だ。
せっかくご来店して頂いたのに、
皆さんとお眼にかかれず申し訳ありませんでした。
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また数々のお心遣いを、
ありがとうございました。


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まだ封を切る時間もままならないので、
出張から戻り次第、
ゆっくり味わわせて戴きます。


改めて、
ありがとう


月曜日は朝から掃除で始まり、
改めてブルーベリー畑を眺めた。
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凄い勢いだ。
竜舌蘭の開花もアッと言う間に始まるだろう。


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抜いた雑草を積むために、
被せてあったシートをめくった。


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すごく熱を持っていた。
なんとなく香ばしい。
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スギナが発酵を始めていた。


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その間に、
カタツムリが
潜り込んでいた。
そっと取り除き上に登った。
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気をつけて踏まないと、
大怪我する。


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川の中に転げ落ちたら大変だ。
体重をかけると、
てっぺんが平らになる。
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取った草を積み重ね堆肥に生まれ変わらせる。


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7時半から1時間、
みんなで草を取ってから、


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展示場を綺麗に洗った。


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コンクリートの上に着く苔は、
洗ってもなかなか取れない。


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やっぱり電動より内燃が勝る。


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黒い苔は見事に剥がれ落ちた。


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全て流して、
展示場にクルマを戻した。


その後、
大仕事が待っていた。


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瓦版を校正すると、
夜の10時を回っていた。


それでも泳ぐ意欲はあった。


プールに駆け込み、
何とか500メートル泳ぐことができた。


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一週間ぶりなので、
最近の傾向から、
良いタイムを
望んでいなかった。


ところが、
予想外の結果だ。
気の良い場所を訪れたからだろう。


足取り軽く家に帰り、
宮崎さんに戴いた美味しい野菜で、
晩酌を楽しんだ。
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ありがとうございました。
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いつもより早く目覚めて、
段取り良く仕事を終えた。


今日から次の愛機に乗り換えた。


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レガシィの良さは、
何と言っても「包容力」だ。
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その芳醇な味がクルマ全体から溢れている。


対照的なGRBの後だと、
余計に味の違いが良く分かる。


まさしく、
グランドクルーザーだ。


簡単に東京に着いちゃった。
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今日の仕事は全て順調におわった。


さあ、
晩酌だ。

SVXのシート

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最近、
娘がホームベーカリーに凝っている。


徐々に腕を上げた。


この食パンもミルクが入って、
かなり良い味だ。


まろやかで香り高い。
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トヨタケ工業さんから預かった、
銀鯨の車検が無事終了した。


クリームイエローのシートがユニークだ。


オリジナルのシートを活かして、
全く違う雰囲気になっている。


脚もととボディカラーも調和している。


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この頃ヨコハマタイヤを装着したクルマが多い。
正規のサイズで品揃えのあるブランドは、
結構限られるようだ。


これは特別仕立て軽いホイールなので、
見栄えと性能を両立していて、
銀鯨にぴったりだ。


トースターに入れる気にならないほど、
娘の作ったパンは美味かった。


美味しい食パンのような銀鯨を、
末永く元気に走らせたい。


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お見送りしたかったが、
すれ違いになってしまった。


今後ともよろしくお願いします。


当社の銀鯨もリフレッシュする。


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このクルマには、
無理やりレカロシートが付けられていたので、
使い勝手が実に悪かった。


まず外して洗えるものを洗って干した。


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新しい作業スペースは、
明るくて余裕も出来た。


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スチームクリーナーで徹底的に清掃除菌し、
細かいところまで汚れを取り除いた。
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そしてとっておきのシートを取り出した。


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何かの役に立つことあろうかと、
取っておいて良かった。


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錆びやすいとこには、
黒サビ転換剤で養生を加えた。


グランドクルーザーとして、
徹底的に鍛え込まれたクルマなので、
バージョンL用のシートは、
中途半端なレカロに勝る。


やはりこのクルマも、
オリジナルの良さを活かすべきだとつくづく感じた。


奇妙なクルマを見たので、
今日は朝から気分が悪かった。


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だいたい気の悪いモノに関わると運も逃げる。



昨夜の晩酌も、
勘定がやたら高くて気になっていた。


良く良く見ると、
レシートに呑んだおぼえの無い、
大徳利が二本も入ってる。


食った覚えの無いツマミも入ってるじゃ無いか。


価格には敏感な方だ(笑)
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このクルマに価値以上の値段が付くと、
最近盛んに言われるが、
注意したほうが良い。


世の中には恣意的な事が溢れている。


真っ暗で反応の無い応札画面を見ながら、
無機質な機械競りで金額が吊り上げられる。


その様は、
卑しさが凝縮した哀れな姿だった。


このクルマに千二百万円欲しいと、
大勢の前で臆する事もなく媚びていた。


まるで相場師のような真似は、
天下のスバルディーラーのやる事じゃ無いね。


スバルは今、
この様な金の亡者達に翻弄されていると思うべきだ。


それに対して、
全員一丸となるよう、
これまで以上の緊張感が必要な時期に、
首都圏のディーラーが、
このような恥ずべき行為をすべきでは無い。


卑しい事に走らず、
脚もとをしっかり見て暮らそうじゃないか。


何度も繰り返し言うが、
「はりぼて」に五百万円以上の価値は無い。


それだけは覚えておこう。


高原のレガシィ

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やはりレヴォーグでは埋めきれない魅力がある。5年を振り返りながら、
最後のレガシィツーリングワゴンターボを、
心置きなく味わった。


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高原まで走らないとクルマの神髄は解らない。
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久し振りにオッさんずラヴした後、
レガシィを高原に走らせた。


中田さん、
お付き合い有難うございました。


次回もよろしくお願いします。
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自動車家畜論を鑑みた場合、
クルマには一定の包容力が必要だし、
大は小を兼ねるという理論も成り立つ。


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ウエットな首都高速から、


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まさに雲が生まれようとしている高原の林道まで、
家畜としての機能性を最大限に発揮した。


この出張で得た情報は大きかった。


レガシィツーリングワゴンは、
既に絶えて久しいが、
ここでもう一度世の中に蘇らせる価値も高いと感じた。


次のラインナップに加えて欲しいと思う。


暫くの間、
レガシィツーリングワゴンのシリーズを、
愛読者の反響が大きければ続けようと思う。


とりあえず無事帰着した報告と、
この後の方向性を示す。


2週間ぶりのヨガだ。
このあとキッチリ軸を正し、
明日からの正念場に臨む。
ご意見あれば遠慮なく。


また仕事が差し迫り、
コメントへの回答が滞っていることをお詫びしたい。


心のこもったコメントの数々に、
キチンと真摯にお答えしたい。


引き続きよろしくお願いします。

レガシィと野性味

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火曜日に出発した時、30分ほどで猛烈な睡魔に襲われた。
昼に出発したので、朝から何も食べて無かった。だから血糖値も下がったのだろう。
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食べたら食べたで眠くなる事があるし、
その判断は結構微妙だ。


諏訪湖まで走って、
スタバに寄ろうかと思っていたが、
直ぐPAで仮眠をとった。



眠ったら楽になったので、
目の前の食堂でかけそばを食べた。


お世辞にも美味しくない。
でもカロリー補給が功を奏したようで、
そのままノンストップで東京まで走り切り、
その日の仕事も順調に終えた。
出張時に間食できない。従ってカロリー総量は減るようだ。


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ばっちりビールを飲んで、
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今年初のあゆを食べた。


カラダにプリン体が充満していくが、
薬を飲んでるから大丈夫だ。
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旨そうな天婦羅があったので、
頼んでみた。


サバフグと書いてあったような気がするけど、
そんな魚いるのかな。


食べてビックリ玉手箱。
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滅茶苦茶美味しいじゃないか。
数百円の味じゃないぞ。


白子にも芳醇なプリン体が含まれている。


カラダにいけない物が、
本当に美味しいね!!!


で、
思いっきり歌って「オッさんずラヴ」
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〆のラーメンがうまい事うまい事。


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出張はした時も夕飯に全てを掛ける。


飢えていた方が勘が鋭くなる。


ラーメン喰った翌朝、
サンドイッチをほおばりながら山道を卦け巡った。


リニアトロニックと直噴エンジンは相性が良い。


林道でもそれほど大きいと感じない。
このクルマは米国生産車と国内生産車のサイドパネルを作り分けたので、
スタイルを見慣れれば実用上は良く考えられていて好感が持てる。


家畜性が非常に高いクルマだ。


それにしても野生動物がやけに寄ってくる。
目の前をバンビが横切っていった。


おびただしいほどの虫もたかるし、
黒いボディに昆虫の眼が釘付けなのか。


今度は2頭の鹿が現れた。


つがいなのだろうか。
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鹿には良く出会うが、
他の動物の様に逃げず興味深そうにこっち見る。


この鹿も同じだ。


上の写真はおおよそ狙ってシャッターを押したら、
偶然真ん中に収まっていた。


中央を切り取ると良く解る。
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この後は熊が出そうな気がしたので、
ずっと手の届く場所にカメラを置いていた。


野生動物並みに始末が悪い不良老人が、
またしてもこちらめがけてやってきそうだった。
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再三警告のパッシングをしても、
戻るつもりは全く無く、
堂々と信号から横入りしていった。
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にこやかな顔をして、
隣にもババアを乗せたとんでもないババアだ。


どういうロジックで運転するのだろうか。


色々な事があった出張だったが、
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854km走って、
平均燃費は上々だった。

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普通に走れば15km/lくらい行くはずだ。
包容力があって燃費も良くて、
優れたクルマだと思った。


WRX STIで群馬迄行った後だと、
直噴エンジンの必要性が理解できる。


STIの平川社長がEJ20に見切りをつけたのも仕方がない。


しかし同じEJ20でも、
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こいつの意味合いはまた違う。


結局SUBARUのエンジニア達に、
とても大事な部分が欠落していた。


ターボなら積み上げた資産があるので何とかできる。


ところがNAは出来ない。
いくら良い自然吸気エンジンを持っていても、
それを扱えるチューニストが、
STIも含めて一人も居なかった。
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これは良いクルマだ。
この延長線上に何もない。


しいて言えばBRZだが、
こちらの直噴技術は丸ごとトヨタだ。


その辺りをきちんとすると、
またレガシィツーリングワゴンの出番が来る。


自然吸気でカシミヤの雰囲気を持つべきだね。


乗換えたレガシィでヨガに向かった。
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慌てたせいか、
物凄い血圧だ。


ギリギリセーフで、
スタジオに飛び込んだ。


ヨガを堪能したあとで再度計測した。


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うーん不思議だ。
けっこうキツイポーズだったけど、
カラダは爽快。


流石にサウナを控えたけどね。


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それでも出張前に比べ数百グラムの増量だった。


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気分よく帰り、
宮崎さんの野菜をたっぷりいただいた。
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茄子とズッキーニを焼いたものだ。


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ズッキーニってこんなに美味しいの?
ビックリしちゃった。




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噛み応えがあって、
食べ過ぎを防止できる。


ありがとうございました。


目覚め良く出勤すると、
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テスト後のBRGがリフトで休んでいた。
既に一度整備が終わっているが、
綺麗に洗ってもう一度ギヤオイルなどの消耗品を交換し、
店頭にデビューする。
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見つめる先に、
偶然初代のレガシィが居た。
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狙ったわけでは無く全くの偶然だ。


定期整備を施す予定なので、
工房の前に置かれていた。


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これを見ると胸がキュンとなる。


レガシィは常に戦闘力を要求された。


そして記録にもチャレンジを繰り返した。
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だから野性味があるフラッグシップだった。


野性味をカシミヤで包み込む、
そんな姿が次のレガシィには必要だな。



今日は1km泳ぐぞ。


おやすみなさい。

レガシィツーリングワゴンと葡萄

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高山市の佐々木さんに、とびっきりの現行型OUTBACKを購入して戴いた。
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納車式で、

社員に素敵なお土産を戴いた。
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普通の焼き菓子だと思ったら大間違いだ。
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一口頬張って驚いた。


焼菓子というより、
最高の寿司職人が握ったような食感だ。


噛むとホロリと解けてゆく。
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流石に、
「小京都」と言われる高山だけのことはある。
素晴らしいお土産を戴き、
ありがとうございました。


お菓子を食べてプールに行った。


1km泳ぐと宣言したので、
けっこうそれが励みになった。


一番苦しいのは8往復目くらいで、
「今日も泳いだから充分だろ」と影の声が聞こえる。


そして「そうだよ充分だ、10往復だろ。あとはビール飲んで早めに寝よう」


などと妙に誘惑を囁かれる。


それを11回目のターンで蹴散らした。
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月曜日から回復基調だった。
あの時は時間の都合で1000m泳げなかった。
けれど、
今回は充分な時間があった。


誘惑に負けず頑張れて良かった。


もう一歩で30秒を切る。


体重は300g増え65.2kgと、
前日より少し上回ったが、
血圧の事を考えてサウナを慎んだせいだろう。


次の予定は月曜だ。
それに備え毎日カラダとココロの軸を正し、
29分29秒台を目指すぞ。


晩酌が美味しかった。
ビールも最高だったが、
それだけでは終われずに、
角ハイボールで締めた。


6時半に起床して出勤したら、
魚住さんのB4が届いていた。
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これはスタイリッシュ!


実はビッグMC後の最新型を見たのは初めてだ。
思わず目が釘付けになった


魚住さん、
もうしばらくお待ちください。


間も無く準備が始まります。


その奥ではエンジンベイの修復が終わった22Bが佇んでいる。
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焼け焦げた所を、
北原課長が丁寧に丁寧に修復した。
作業は順調だが時間がまだまだ必要だ。


2台の前にはGRBが鎮座していた。


安江さん、
お買い上げいただいたGRBは、
最高の状態で仕上がってます。
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杉本整備士が丁寧に予防整備を進めてくれた。


完了すると、

「高速テストをお願いします」と大宮君から依頼された。


担当した杉本君も簡単にテストしているが、
ルーティンに沿ってリアルな確認後にお渡しする。


このブログを見ながら、
納車式を楽しみにされているはずだ。
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まずコックピットに収まり、
計器盤を確認した。
大宮君からヒルスタートアシストが解除されていると聞いた。


なので、
久し振りにセットアップの方法をおさらいした。



頻繁に動作すると、
邪魔だと感じる人も居るだろう。


今は全く思わないが、
実は昔、
そう感じた事があるんだ。


そう感じるということは、
発進が下手だという証だ。


今からでも遅くない。
このクルマのオーナーで、
もしそう感じる人が居たなら、
このシステムをうまく活用しよう。


エンジントルクで発進出来るよう練習して欲しい。


WRX STIは贅沢なクルマだ。
なので、
VDCを切るだけでなく、
スポーツモードに切り替えることも出来る。


その切り替えスイッチを長押しすると、
緑から橙色に変わって消灯する。


消えたら一定の方法で更に押すと、
ヒルスタートアシストシステムのワーニングが消える。
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機能が蘇り、
坂道発進をサポートするようになった。


直ぐ高速道路に乗り、
時速80kmで等速走行を続けた。


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ディスクブレーキローター限界摩耗域に近かった。


新品に交換したので、
丁寧にブレーキを踏みながら、
軽く焼きを入れた。

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中間地点でクルマをチェックし、
改めてタイヤを良く見た。


トーヨータイヤの作った実に面白いタイヤだ。
なかなかライントレース性が良い。


どの位置づけなのか見当がつかなかった。
走行中は直感でコスパが高いと思ったが、

戻って調べたら、
何とフラッグシップじゃないか。


どれくらいの値段なのか興味がある。




侮れないタイヤだと思う。


WRX STIの特性に合うからだ。


他の車種に比べ、
比較的単純な車種構成のSTIだが、
それでもメーカーOPコードにいくつかの種類がある。


シートやホイールの組み合わせで、
クルマの個性に差が出るから面白い。
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先週の群馬往復でレカロ装着車に乗った。
軽量ホイールに硬いタイヤを付け、
シートはレカロだった。

このクルマは標準ホイールにしなやかなタイヤを付け、
パワーシートが組み合わされている。


こちらの方が、
ドラポジが楽に微調整できるので、
実際に使うとこれはこれで気分が良い。


スポーツモデルのドラポジは、
とても微妙な位置調整を要する。


なので、
この選択もありだな。


操舵応答性はWRX STIそのものの、
とても俊敏で正確な反応だ。


その上で、
このクルマはシートとタイヤのおかげで、
挙動に落ち着きがあり、
まさにGTの性格も兼ね備える。


STIは油圧のパワステを持つ。


気持ちが良い。
操舵感に適度な重さがあり、
それが常にリニアに働く。


4代目レガシィの2.0GT specーBは、
このクルマと似た味を持っていた。
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それに対して、
5代目は大きく方向性を変えた。


住み分けをよりはっきりさせ、
包容力を高めた。


特に最終的に加えられた、
BRG型レガシィツーリングワゴンは顕著だ。


4代目とまるで性格が異なる直下ターボの直噴エンジンで、
高効率な電動パワステをクルマの目的に合わせて選択した。


特に2.0GT DITは、
隅から隅までGT一本槍だ。
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林道をズバズバ攻めるようなクルマでは無く、
余裕ある動力性能でストレスなく駆けるクルマだ。
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とは言うものの、
このような高い場所に駆け上る時は、
けっこう俊敏に走る。


SやS#を選ばず、
インテリジェントモードで優しく踏み込めば良い。


ただそれだけで、
スポーツ性能を重視するリニアトロニックが、
一番適切な出力を引き出す。


それでも十分走るが、
s#だと8速のステップ変速になるので、
結構本気で攻められる。


言い換えれば「毒」も充分持つ。


正面に見えるのは南アルプスだ。


雲の位置を見れば、
ここがどれほど高い場所なのか解るだろう。


けれども、
余裕でスイスイ走るから全く苦労は無い。


クルマの素晴らしさはここに在る。
だから、
男にとってクルマは家畜そのものなのだ。


リニアトロニックは、
日本の道路環境下で、
やはり一番優れている。


激しい渋滞からシビアな山道、
そして狭い市街地の道路。


高速道路も速度領域が低い。
でもその気になるとけっこう飛ばせる。
それらの条件下に於いて使うなら、
やはり一番理想的なトランスミッションだ。
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反対側には中央アルプスが見える。
逆三角形のカールが氷河時代の存在を証明する。
地質学的な証拠だ。


凄く雄大だ。


この山のおかげで、
麓にはきれいな水が淡々と流れる。


そして水流が増し佐久間ダムへ繋がる。


見ているうちに駒ケ岳に行ってみたくなった。
来た道を駆け下りた。
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雲の中に入ったせいかもしれない。
正しい道を見失った。


しばらく走ると雲の中なら抜け出た。
そして広い道が現れた。
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軽くブレーキを掛ける。
タイヤがグイッと路面を掴む。


その印象は「硬い」が、
けれどもグリップは良い。


このタイヤもDITの性格に合っているようで、
梅雨の環境下でも怖いと思わなかった。


けっこう飛ばせるタイヤだ。


実はあえてこのタイヤが何か、
またどれくらいの程度なのかを見ていない。
だから何のブランドが着いているのか、
どれくらいの摩耗度なのか見当もつかない。


但し保安基準に適合していることは間違いない。


B・T・A・Eのリズムに乗ろう。
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この辺りかからそっと減速し、
頂点を狙ってゆっくり操舵する。


この辺りは油圧のアシストにまだ負ける。

クレードル構造と電動アシストは、
理論と効率では万全なのだが、
リアルに使うと味が大雑把だ。


だがそれは間違った方向性では無い。
これはこういうものだと、
正しく理解している。


楽しく走って中央アルプス側の山麓に差し掛かった。


すると偶然面白い場所に巡り合った。


アスファルトが新しく、
両側に整然と畑が並んでいる。
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左の奥に農作業をしている人が見える。


横を通り過ぎる時に、
その人が手にした赤い液体が目に留まった。


まるでアキグミの果汁の様に美味しそうな液体だ。


多分一つ一つ、
葡萄の「赤ちゃん」を世話しているのだろう。


中身はジベレリンだと思ったので、
クルマを停めて周辺の景色を眺めた。


左右には広大な畑が広がり、
所々に農夫の姿が見える。


ブドウと言うと、
子供の頃を思い出す。
時々ブドウ狩りに連れて行ってもらった。


採ってもそれほど食べられないし、
薄暗い葡萄棚の下に入って切るのは面倒くさい。


だから、
そんなに好きな場所では無かった。


ところがドイツに行って葡萄畑のイメージが一変した。
モーゼル川沿いの葡萄畑には、
これが本来の葡萄なのかなと思わせる景色があった。

斜面には一本ずつ独立して葡萄が立ち並び、
太陽の光を燦々と浴びていた。



ここにも独立した葡萄の木が立ち並んでいた。
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丁寧な仕事で葡萄を作ってるな。

凄く気に入ったけれど、
作業の邪魔になるかもしれないのでそっと立ち去った。


中津川でも最近美味しい葡萄を作るようになったが、

やっぱり本場は違うな。


この農園も楽しそうだ。
また良い場所を一つ見つけた。
荒れるといけないから、
知ってる人も内緒にしてね。


だからドライブを止められない。


日本人が1959年に見つけたジベレリンによって、
種なし葡萄の育成が可能になり、
さらに大粒で甘い葡萄も作れるようになった。


天然由来の植物ホルモンだ。
このおかげで葡萄の世界が変わった。


SUBARUが1981年に作り出した、
油圧田版クラッチとトルコン式オートマチックトランスミッションの組み合わせは、
四輪駆動乗用車の常識を覆した。


このレガシィが持つ縦置きクレードル構造の直噴ターボは、
誰にも真似できない、
300馬力対応のハイトルクリニアトロニックと組み合わされている。


出た当時のインプレッションも参考にして欲しい。







その心臓部に搭載されるのは、
まさにジベレリンの様な、
自然に機能する素晴らしいシステムだ。


SUBARUと言うよりも、
日本人って凄いね!


そう思わないか。

レガシィの持ち味

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改めて紹介しよう。
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【車名】
SUBARU LEGACY TOURING WAGON 2.0GT DIT 
【駆動方式】
AWD(全輪駆動)
【型式】
DBA-BRG
【主要諸元】
全長×全幅×全高(mm):4790×1780×1535
ホイールベース(mm):2750
トレッド前/後(mm):1530/1535
最低地上高(㎜):150
車両重量(kg):1600
最小回転半径(m):5.5
乗車定員 5名
【エンジン】
FA20/水平対向4気筒2.0L
DOHC16バルブ デュアルAVCS ツインスクロールターボ
内径×行程(mm):86.0×86.0
圧縮比:10.6
最高出力kW(PS):221(300)/5600rpm
最大トルクN・m(kgf・m):400(40.8)/2000-4800rpm
【燃料供給装置】
筒内直接燃料噴射装置
【変速機】
リニアトロニック(マニュアルモード付)
【ステアリングギヤ比】
14.5:1
【燃費】
12.4km/l (10・15モード)
【標準装備】
VTD-AWD(不等&可変トルク配分電子制御AWD)
18インチアルミホイール ビルシュタイン製ダンパー
運転席10way&助手席8wayパワーシート
オートAC クルーズコントロール
HIDヘッドライト ヒーテッドドアミラー フォグランプ



新車価格は税別で3,420,000円だった。


発売当時、
これにはまだアイサイトの設定が無かった。


導入直後に北海道まで走ったけれど、
本音を言うと、
全く必要性を感じなかった。



スポーツモデルだからね。


速いクルマを乗りこなすためには、
しっかり手綱を引いて支配せねばならぬ。


乗らされているようでは馬に舐められる。
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中央アルプスを貫通して更に高い場所を求めた。
この日はどこに行っても暑かった。
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久し振りに美味い蕎麦を食べた。


団体さんお断り、
いっぺんに作れないから待たすよ、
と店の入り口にはっきり書いてある。
だから名を伏せる。


ざるそば一枚から三枚まで自由に注文出来て、
絶対に一枚ずつしか出さなくて、
しかも絶妙なタイミングを見計らい、
次の「ざる」が現れる。


こんな店は少ないので大事にしたい。


今は居ないが、
この店のおばあさんも職人だった。


客の注文を聞いて蕎麦を打つ。


一度その全てをビデオに撮らせてもらった事もある。


相変わらず美味しい。


添えられる一品も逸品だ。
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このわらびはモッチリとソフトで、
どうしたらこんな風に仕立てられるのだろうかと、
目を見張るほどだった。


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ワサビだけで頂くと、
何とも言えない歯応えが良い。


香りも良いし、
喉越しの瞬間に何とも言えない旨味が、
舌の奥に残るのが素敵だ。


並行してわらびを食べるのも面白い。
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この季節だけの贅沢な味だな。


暑いからこそ、
かけそばも食べたくなった。


ざるを一枚に抑え、
かけそばも一緒に注文すると、
冷たい蕎麦を食べ終わった頃を見計らって丼が出た。
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これがまたシンプルで美味しい。


この蕎麦特有のもちもち感が堪らない。


DITとリニアトロニックも、
その食感がもちもちしていて心地よい。
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ステキな家を見つけた。
玄関の横にウッドデッキがある。
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先日、
インプレッサハウスに名古屋スバルの皆さんをお迎えし、
バーベキューを楽しんだ。


その時に偶然目に留まった。
恵那山を背景に、
皆で語り合う景色がステキだった。


だからこれからのメニューにバーベキューも加えたい。


たまには明るい時間から楽しむのも良い。


そこで妻と相談し、
ウッドデッキの設置を計画した。


偶然にも、
ここへ来る直前に葡萄畑と遭遇した。


これも何かの縁だ。
二つが頭の中で融合し、
インプレッサの外構に葡萄の木を植えたらどうかと考えた。


あの農園は、
道路も綺麗にアスファルトで整えていた。


一昨年の冬、
会社の周囲に透水舗装を試して、
その機能性の良さに感動した。


だからインプレッサハウスも、
周囲を透水舗装し、
クルマが納まるにふさわしい場所へ変える。


土を残す場所を明確に決め、
植生を考えた場所へと生まれ変わらせる。


積極的な意見を戴けると嬉しい。
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ドイツでたまに行くレストランは、
このようなテラスを持つ。


この街はどの家も、
軒先に葡萄を植えて壁際を彩る。


いつ見てもステキだなと思っていた。


葡萄の木の扱いに詳しい人がいらっしゃったら、
是非良いアドバイスをお願いしたい。
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一番高い所にある温泉に着いた。


けっこうハイペースに、
そしてなるべくタイヤに頼らず駆け上った。


後は戻るだけだ。


ここで初めてタイヤを確認したら、
新車時に装着されるポテンザが付いていた。
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やはり純正で採用されるだけあり、
このクルマの特性を生かす工夫が施されている。


そして耐久性もかなり良い。
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この出張で雨も経験し、
滑り易い枯葉の積もった山道も走った。


決して破たんする事は無かった。


だが、
次に選ぶなら、
このクルマにはプレミアムコンタクト6(PC6)を履かせたいね。


WRX的な要素もある2.0DITだが、
このビルサスにはあまり固いタイヤを付けるより、
タイヤの接地面が柔軟でヒタヒタと路面を掴む方が似合う。


路面に対して柔らかすぎると、
接地面積の変動が大きくなる。


良く動くトレッドにして、
それでも接地面積を最大にするには、
一体どんな工夫をしたらよいか。


PC6は答えを出した。


その相反する性能を両立させ、
良く動くトレッドゴムなのに、
接地面を常に最大にする工夫が施されている。


多分、
全くPC6を装着すると、
このBRGは全く別のクルマになるだろう。


このクルマを将来手にするオーナーに、
良い助言ができる。


このようにしっかり性能確認ができた。


整備後にキチンと調教して、
柔軟で高性能なクルマに仕立てた。


綺麗にもう一度磨かれて、
近々展示場に並ぶだろう。


やっぱりレガシィには抜群の包容力があるね。
良いクルマに巡り合えて幸せだ。

工房改善活動の合間にWRXのSTIを確かめる

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ビールがうまいね。
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長田屋の油揚げは、
これくらいカリカリに焼くと本当に香ばしくて美味しい。


ビールのつまみに最適だ。




あまり調子に乗ると足が痛くなるので、
最近はハイボールを呑む。
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チーズを焼いて一手間かけただけだが、
妻の作った口取りがまた美味い。


五月晴れの後、
最高の晩酌で締めた。


火曜日は慌ただしくてプールに行くのが遅れたので、
500mだけ泳いだ。


やっぱり続ける事が大切だなぁ。
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この日もタイムは伸びなかった。
確実に筋力が落ちたのだろう。


だが爽快感は際立って良かった。
水に乗る感覚が心地よい。


体重も64.4kgと二日続けて全く同じだった。


普通なら朝寝したいところだが、
水曜日に改善作業を組み込んでいた。


普段と同じように7時前に出勤し、
お客様の来訪を待った。
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天気予報は雨だったので、
フレームだけ付けて終わりになるかもしれない。
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尾関さんが申し訳なさそうに仰った。


外部リフト交換に伴い、
動線改善の都合上、
正面の駐車場を作業スペースにするため、
軒先をテントで覆う工事をお願いした。
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建物の意匠に変化が出るので、
あまり色々つけるのを好まない。
f0076731_13532350.jpg

だが、
テントって意外に便利で面白い。


だから大好きなんだな。
f0076731_13525759.jpg
正面に見えるトラックの前を、
そのまま一区画作業場にする。


今は奥に見えるボイラーの前が作業場だが、
後ろにあるリフトに乗り入れする時、
作業中のミセス大鶴に間違いでも起きたら大変だ。


小雨が降る程度で助かった。
濡れながらも切れの良い所まで作業が続いた。
f0076731_13533780.jpg
Before

尾関さん、
ありがとうございました。
f0076731_13535138.jpg
After
尾関さんは、
何を考えているのか知り尽くしている。


だから話が早い。


色も好みをご存知だし、
どういうデザインが良いのかもイメージを話し合うだけで形になる。
f0076731_14015107.jpg
Before




この後は、
雨どいを付け次にリフトにテントをエクステし、
いつまでも新品の様な状態を維持できるよう改善対策を続ける。


f0076731_14040270.jpg
After

インプレッサWRXの改善も進行中だ。
このSTIは純白のボディを北原課長に磨かれ、
細部まで配慮した改良が施されている。
f0076731_14045197.jpg

点検も概ね終わり、
タイヤを新品に交換された。


テストを依頼されたので、
タイヤを一皮めくりがてら走り込んだ。
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平成16年式のインプレッサWRX STIは、
6速マニュアルミッションと、
オートモード付きドライバーズコントロールセンターデフを組み合わせ、
更にフロントヘリカル&リヤ機械式LSDのコンビも面白い。


インタークーラーウオータースプレイを持つ、
水平対向4気筒DOHCツインスクロールターボエンジンは、
とてもレーシーで乗り手を選ぶ。


最高出力280馬力と最大トルク412N・mを発揮し、
センターデフの前後トルク配分を変えると、
まるでFRの様な鋭いコーナリングも可能になる。


強化型の専用ゴールドホイールも似合っている。

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タイヤは迷うことなくコンチネンタルを選んだ。


やっぱり良いね。
MC5とGRBの組み合わせを一年前に楽しんだ。
MC5の潜在能力に驚いたが、
やはり最新の「6」テクノロジーには目を見張るものがある。


軽いウエットで高速走行能力を試したが、
GDBの本来持つライントレース性能に、
さらに拍車がかかり思い描く通りに走ることが出来る。


その代わり漫然に操ると痛い目にあうだろう。


キチンと自分の支配下にクルマを置ける、
家畜を買うにふさわしいオーナーしか寄せ付けない。


飼い慣らされたヒトには、
他の家畜を操る能力は無い。


丁度綺麗に一皮むけて慣らしも終わった。
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後はこのテストで気付いた事を改善し、
もう一度きちんと走り込む。


詳しくはその後で。


北原課長から、
お客様のレスキューに行って欲しいと依頼が来た。
なので、
これから浜松までひとっ走りだ。


楽しみにしているヨガの時間に間に合うかな。


それでは行ってきます。

更新版:レガシィツーリングワゴンと葡萄

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田原町から浅田さんが来訪され、
ステキなお土産を戴いた。
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珍しいお菓子をありがとうございました。

蓋を開けると、
一手間かけられた最中が現れる。
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自分で作る最中だ。


このやり方だと、
香ばしくて美味しい。
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最中の餡に特徴があり、
うぐいす餡とでもいうのだろうか、
甘いけれど嫌味ではなく、
ほのかでは無く強い。


四代目レガシィBP5は軽くてパンチがあった。


特に2.0GT specーBは、
WRX STIに通じる味を持っていた。

その動力性能は、
甘いけれど嫌味では無く、
ほのかでは無く強かった。


それに対して、
五代目は大きく方向性を変えた。
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レパートリーの住み分けを、
よりはっきりさせた。


そのために、
まずレガシィの包容力を高めた。


特に最終的に加えられた、
BRG型レガシィツーリングワゴンは顕著だ。


直下ターボの直噴エンジンは、
4代目のチタンターボとまるで性格が異なる。
新たなコンセプトに合わせ、
効率の良い電動パワステを選択した。


後のspec-Bの誕生を前に、
2.0GT DITは、
隅から隅までGT一本槍で造り込まれた。

林道をズバズバ攻めるようなクルマでは無く、
余裕ある動力性能でストレスなく駆けるクルマだ。
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とは言うものの、
このような高い場所に駆け上る時は、
なかなか俊敏な走りを見せる。


そしてSやS#を選ばずとも、
インテリジェントモードで楽しく走れる。


優しく踏み込めば良い。


ただそれだけで、
スポーツ性能を重視するリニアトロニックが、
一番適切な出力を引き出す。


それでも十分走るが、
s#だと8速のステップ変速になるので、
結構本気で攻められる。


言い換えれば「毒」も充分持つ。


正面に見える南アルプスがこの場所の高度を示す。


それに雲が、
「これだけ高いんだ」と誇示する。
登ってくる途中に雲があるので、
霧の中から光が差し込むような景色になる。


そんな場所を、
余裕でスイスイ走る。


全く苦労が無いから、
かえって包容力の高さを実感できない。


まさにそれがこのクルマの良さだ。


男にとって、
クルマは家畜そのものなのだ。


リニアトロニックは、
日本の道路環境下で、
やはり一番優れている。


激しい渋滞からシビアな山道、
そして狭い市街地の道路まで、
苦手な場所はどこにも無い。


日本の高速道路は速度領域が低いけど、
本気で走ればけっこう飛ばせる。


この辺りは行間を読んで欲しいが、
飛ばしても、
普通に走っても、
リニアトロニックはスムーズだし燃費が良い。
やはり一番理想的なトランスミッションだ。
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反対側には中央アルプスが見える。
逆三角形のカールが氷河時代の存在を証明する。


これは260万年前に始まり、
今も氷河時代が続いている、
地質学的な証拠だ。


凄く雄大だ。
この山のおかげで、

麓にはきれいな水が淡々と流れる。


そして水流が増し佐久間ダムへ繋がる。


見ているうちに駒ケ岳に行ってみたくなった。
来た道を駆け下りた。
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雲の中に入ったせいかもしれない。
正しい道を見失った。


しばらく走ると雲の中なら抜け出た。
そして広い道が現れた。
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軽くブレーキを掛ける。
タイヤがグイッと路面を掴む。


その印象は「硬い」が、
けれどもグリップは良い。
前日に梅雨が始まり、
じめじめした悪天候だったけれど、
とても安全に高速道路を走れた。


B(ブレーキ)
T(ターン)
A(アペックス)
E(イグジット)
4つのリズムに合わせて乗ろう。
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もうこの辺りから減速だ。


B:なるべくそっとブレーキペタルを踏み込む。


T:頂点を狙ってゆっくり操舵する。
この手応えは油圧アシストにまだ負ける。


クレードル構造と電動アシストの組み合わせは、
理論的に最も効率がよく万全なのだが、
リアルに使うと味が少し大雑把だ。


A:コーナー頂点(エイペックス)をかすめる走行ラインを作る。


E:ステアリングを戻すと同時にアクセルオン。


こうして楽しく走りながら、
中央アルプス側の山麓に差し掛かると、
偶然面白い場所に巡り合った。


アスファルトが新しく敷かれ、
両側に整然と畑が並んでいる。
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左の奥に農作業をしている人が見える。


横を通り過ぎる時に、
その人が手にした赤い液体が目に留まった。


まるでアキグミの果汁の様に美味しそうな液体だ。


多分一つ一つ、
葡萄の「赤ちゃん」を世話しているのだろう。


中身はジベレリンだと思ったので、
クルマを停めて周辺の景色を眺めた。


左右には広大な畑が広がり、
所々に農夫の姿が見える。


ブドウと言うと、
子供の頃を思い出す。
時々ブドウ狩りに連れて行ってもらった。


採ってもそれほど食べられないし、
薄暗い葡萄棚の下に入って切るのは面倒くさい。


だから、
そんなに好きな場所では無かった。


ところがドイツに行って葡萄畑のイメージが一変した。
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モーゼル川沿いの葡萄畑には、
これが本来の葡萄なのかなと思わせる景色があった。

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斜面には一本ずつ独立して葡萄が立ち並び、
太陽の光を燦々と浴びていた。



ここにも独立した葡萄の木が立ち並んでいた。
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丁寧な仕事で葡萄を作ってるな。

凄く気に入ったけれど、
作業の邪魔になるかもしれないのでそっと立ち去った。


中津川でも最近美味しい葡萄を作るようになったが、

やっぱり本場は違うな。


この農園も楽しそうだ。
また良い場所を一つ見つけた。
荒れるといけないから、
知ってる人も内緒にしてね。


だからドライブを止められない。


日本人が1959年に見つけたジベレリンによって、
種なし葡萄の育成が可能になり、
さらに大粒で甘い葡萄も作れるようになった。


天然由来の植物ホルモンだ。
このおかげで葡萄の世界が変わった。


SUBARUが1981年に作り出した、
油圧田版クラッチと、
トルコン式オートマチックトランスミッションの組み合わせは、
四輪駆動乗用車の常識を覆した。


このレガシィが持つ縦置きクレードル構造の直噴ターボは、
やはりまだ誰にも真似できない、
300馬力対応のハイトルクリニアトロニックと組み合わされている。


出た当時のインプレッションも参考にして欲しい。







その心臓部に搭載されるのは、
まさにジベレリンの様な、
自然に機能する素晴らしいシステムだ。


SUBARUと言うよりも、
日本人って凄いね!
そう思わないか。

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ドイツ人も凄い。
勤勉だし頭が良くてゼロから作り出す能力にたけている。


モーゼル川沿いの小さな町で、
葡萄の木がユニークに用いられている。


軒先を飾るのは全て本物の葡萄だ。


それも一本や二本では無く、
まるで街路灯が電線で繋がる様に、
隣の家へと伸びていく。


まさに「街づくり」なのだ。
葡萄に誘われて小径を下る。
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行き着いた所にレストランがあり、
向かって左に葡萄の木が見える。


その葡萄の木ばかりじゃなく、
あちこちから気取られないように生えている。


一体どこからどこに繋がるのか、
実に謎めいていて面白い。
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この葡萄もワインになるのかな。


ドイツで葡萄を食べている所、
実はあまり見た事が無い。


ここは、
家族経営の美味しいレストランだ。
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ドイツって素敵だよ。
何度行っても飽きないね。


終わり

WRX「STI」とトーヨータイヤを再評価

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この山の向こう側に飛騨地方が広がる。高山市の佐々木さんに、とびっきりの現行型OUTBACKを購入して戴いた。
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納車式で、

社員に素敵なお土産を戴いた。
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普通の焼き菓子だと思ったら大間違いだ。
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一口頬張って驚いた。


焼菓子というより、
最高の寿司職人が握ったような食感だ。


噛むとホロリと解けてゆく。
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流石に、
「小京都」と言われる高山だけのことはある。
素晴らしいお土産を戴き、
ありがとうございました。


お菓子を食べてプールに行った。


1km泳ぐと宣言したので、
けっこうそれが励みになった。


一番苦しいのは8往復目くらいで、
「今日も泳いだから充分だろ」と影の声が聞こえる。


そして「そうだよ充分だ、10往復だろ。あとはビール飲んで早めに寝よう」


などと妙に誘惑を囁かれる。


それを11回目のターンで蹴散らした。
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月曜日から回復基調だった。
あの時は時間の都合で1000m泳げなかった。
けれど、
今回は充分な時間があった。


誘惑に負けず頑張れて良かった。


もう一歩で30秒を切る。


体重は300g増え65.2kgと、
前日より少し上回ったが、
血圧の事を考えてサウナを慎んだせいだろう。


次の予定は月曜だ。
それに備え毎日カラダとココロの軸を正し、
29分29秒台を目指すぞ。


晩酌が美味しかった。
ビールも最高だったが、
それだけでは終われずに、
角ハイボールで締めた。


6時半に起床して出勤したら、
魚住さんのB4が届いていた。
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これはスタイリッシュ!


実はビッグMC後の最新型を見たのは初めてだ。
思わず目が釘付けになった


魚住さん、
もうしばらくお待ちください。


間も無く準備が始まります。


その奥ではエンジンベイの修復が終わった22Bが佇んでいる。
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焼け焦げた所を、
北原課長が丁寧に丁寧に修復した。
作業は順調だが時間がまだまだ必要だ。


2台の前にはGRBが鎮座していた。


安江さん、
お買い上げいただいたGRBは、
最高の状態で仕上がってます。
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杉本整備士が丁寧に予防整備を進めてくれた。


完了すると、

「高速テストをお願いします」と大宮君から依頼された。


担当した杉本君も簡単にテストしているが、
ルーティンに沿ってリアルな確認後にお渡しする。


このブログを見ながら、
納車式を楽しみにされているはずだ。
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まずコックピットに収まり、
計器盤を確認した。
大宮君からヒルスタートアシストが解除されていると聞いた。


なので、
久し振りにセットアップの方法をおさらいした。



頻繁に動作すると、
邪魔だと感じる人も居るだろう。


今は全く思わないが、
実は昔、
そう感じた事があるんだ。


そう感じるということは、
発進が下手だという証だ。


今からでも遅くない。
このクルマのオーナーで、
もしそう感じる人が居たなら、
このシステムをうまく活用しよう。


エンジントルクで発進出来るよう練習して欲しい。


WRX STIは贅沢なクルマだ。
なので、
VDCを切るだけでなく、
スポーツモードに切り替えることも出来る。


その切り替えスイッチを長押しすると、
緑から橙色に変わって消灯する。


消えたら一定の方法で更に押すと、
ヒルスタートアシストシステムのワーニングが消える。
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機能が蘇り、
坂道発進をサポートするようになった。


直ぐ高速道路に乗り、
時速80kmで等速走行を続けた。


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ディスクブレーキローター限界摩耗域に近かった。


新品に交換したので、
丁寧にブレーキを踏みながら、
軽く焼きを入れた。

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攻めて走ったわけでは無いが、
侮れないタイヤだと思った。


中間地点でクルマをチェックし、
改めてタイヤを良く見た。


トーヨータイヤの製品だった。


実に面白いタイヤだ。
ライントレース性がかなり高いレベルにある。


ラインナップの位置づけは何か。


さっぱり見当がつかなかった。
走行中は直感でコスパが高いと思った。



一つだけはっきり言える。
それは、
好みの特性を持つタイヤだと言う事だ。


トーヨータイヤは、
昔コンチネンタルと付き合いがあった。


その当時、
ライザというタイヤが好きで履いたことがある。


その頃、
トーヨータイヤだけ取り扱っていた。


ブリジストンは嫌いだったし、
他のタイヤメーカーも楽な商売をしていて、
営業活動などしない時代だった。


仕入れ先が勝手にブリジストンに鞍替えし、
一方的に明日からBSを買って下さいと言われたので、
残念だがその会社と縁を切った。


それからダンロップと親しくなって、
今に繋がる。


今ではBSとも仲良しだし、
ピレリやコンチネンタルとも仲良しだ。


ところがトーヨータイヤだけ、
なぜか全く縁遠くなってしまった。


そこでトーヨータイヤに勤める友人に、
このPROXES T1 sportと言うタイヤ、
その狙いと耐久性はいかがなものだろうかと詳しく聞いた。


実際に履いた感じは、
ポテンザのRA050より断然良さそうだ。


SUBARUのWRXに、
売り込みをかけたのか、
その結果ダメだったのか、
そのあたりも確かめた。




だってWRX STIの特性に凄く合う。


すると答えが返ってきた。


「プロセス自体は、
ヨーロッパ車をターゲットに開発されています」


ほう、プロセスと読むのか。


「ですが当然国産車でも、
性能確認は実施しております。
今はプロセススポーツが最上級の位置付けにあります」


なんと!フラッグシップだった!!


「でも残念ながらスバル様からの引き合いは無く、
開発案件は御座いません」


へえ、そうなんだ。


「AWDとの相性は比較的良いのでは無いかと思っているのですが…、
スバル様の辞書にTOYOと言うメーカーが無いのです!」


これは勿体ないね。


でも指名が無ければ仕方がないね。
改めてWRXのスペックを紹介しよう。


【車名 年式】
SUBARU インプレッサWRX STI 平成21年式
【駆動方式】
AWD(全輪駆動)
【型式】
CBA-GRB
【主要諸元】
全長×全幅×全高(mm):4415×1795×1475
ホイールベース(mm):2625
トレッド前/後(mm):1530/1540
最低地上高(㎜):155
車両重量(kg):1480
最小回転半径(m):5.5
乗車定員 5名
【エンジン】
EJ20/水平対向4気筒2.0L
DOHC16バルブデュアルAVCSツインスクロールターボ
内径×行程(mm):92.0×75.0
圧縮比:8.0
最高出力kW(PS):227(308)/6400rpm
最大トルクN・m(kgf・m):422(43.0)/4400rpm
【燃料供給装置】
EGI
【変速機】
6速マニュアル
【燃費】
10.4km/l (10・15モード)
【標準装備】
キーレスアクセス&プッシュスタート
ブレンボ製ベンチレーティッド対向キャリパーディスクブレーキ
バケットタイプフロントシート
運転席8Wayパワーシート
18インチアルミホイール
フロント倒立ストラット
フロントヘリカルLSD
リヤトルセンLSD
アルミパッド付スポーツペダル
オールウエザーパック
【税抜新車本体価格】
3.480.000円(ベース車)
ボディカラー:サテンホワイト・パール(3万円高)



他の車種に比べ、
比較的単純な車種構成のSTIだが、
それでもメーカーOPコードにいくつかの種類がある。


シートやホイールの組み合わせで、
クルマの個性に差が出るから面白い。
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先週の群馬往復でレカロ装着車に乗った。
軽量ホイールに硬いタイヤを付け、
シートはレカロだった。

このクルマは標準ホイールにしなやかなタイヤを付け、
パワーシートが組み合わされている。


こちらの方が、
ドラポジが楽に微調整できるので、
実際に使うとこれはこれで気分が良い。


スポーツモデルのドラポジは、
とても微妙な位置調整を要する。


なので、
この選択もありだな。


操舵応答性はWRX STIそのものの、
とても俊敏で正確な反応だ。


その上で、
このクルマはシートとタイヤのおかげで、
挙動に落ち着きがあり、
まさにGTの性格も兼ね備える。


STIは油圧のパワステを持つ。


気持ちが良い。
操舵感に適度な重さがあり、
それが常にリニアに働く。


それにしても、

大したものだ。


SUBARUのロバスト性はここに究めり。

ツインカム自然吸気のボクサーを楽しむ

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見るからに美味そうだ。
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名古屋の御園座の近くに、素敵な居酒屋さんがある。
惚れ惚れするキップの良さで、名古屋に行くと寄りたくなる。
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大将が遊びにいらっしゃった。
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八百津の酒蔵に造らせた、
オリジナルの純米酒をいただいた。


早速、
娘に冷酒に合うツマミを頼んだ。
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もう待ちきれない。
封を開けてグラスに注いだ。
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芳醇な香りだ。
スーっと喉に流れ落ちる。


美味しいお酒をありがとうございました。


ホンモノの味がする日本酒だ。


酒もそうだが、
街もホンモノを目指したい。


付け焼き刃ではダメなんだ。


最近、
中津川がクローズアップされている。


朝ドラの影響では無く、
口コミだ。


プラネット ジャパンという、
英文のガイドブックが、
かなり大きな影響を与えている。


欧米人の来訪が目立つ。


時には、
運転中に外国人を見かける。


どうしてここがそんなに珍しいのかなぁ。


そんなふうに疑問に思う場所を、
欧米人が気楽に歩き回っている。


多分苗木城趾を目指したのだろう。


廃線された北恵那電車の鉄橋を、
何とか上手く活かせないものだろうか。


オフィシャルで、
駐日米国大使も来訪された。
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福本さんが大活躍されたとおもったら、
休暇に当ったらしい。
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なるほど、
だから吉岡さんのクレジットなのか。


また三人で呑んで、
詳しく話しを聞いてみたい。
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なかなか素敵な御家族だから、
日米関係になんの心配も無いだろう。


米朝関係が何かとかまびすしい。


けれど、
やっぱり大切な事は、
フェイス トゥ フェイスだろう。


顔見て話す事は大切だね
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桜の下が落ち着いたのを見計らい、
今月三度目の出張に出た。
相棒は四代目の自然吸気高性能エンジン搭載車だ。


物凄く良く走る。
ターボ車とは全く異なる清々しさだ。


6万キロ台の奇跡的な上物なので、
抜群の身体能力を保持している。


ターボの様にドラマティックな印象はないが、
実質的に凄く速いので、
乗りこなす楽しみが非常に高い。


ライントレースに集中して、
ステアリングを操作した。


これが実に面白かった。


タイヤは新品のミシュランプライマシー、
市販品では無くBRZのライン装着品だ。


もともとBRZはこのクルマをベースに開発された。


なのでこのタイヤとの相性は良い。


だが、
タイヤに頼らないBRZとは、
やはり全く車両特性が異なる。


極限領域との境目で、
いまひとつマージンがたりない


あっと言う間に東京に着いた。
早速晩酌して、
久しぶりに再会を楽しんだ。
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最近は役者と制作担当を兼任するそうだ。
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お店も大きくリニューアルされるそうなので、
その日が今から楽しみだ。
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ホウボウの刺身が珍しい。
鯖がとても良い味だった。
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二週連続で、
中田さんとおっさんずラヴして、
神田明神にお参りした。
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いつ来ても心がすっと整う。
すっきり目覚め、
電車で丸の内を目指した。


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ホームを増やすのだろうか。


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工事が積極的に進められている。
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こんなに新しい橋だったのか。
下から見て、
初めて現実を知った。
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昔の電車は顔に愛嬌があったけれど、
今の顔は機械的でつまらないね。
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東京駅のホームに着いた。
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完成した姿を初めて下から眺めた。
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お正月に来た時、
まだあちこち作りかけだった。
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改札口を出て、
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一番スケールのデカい場所に佇んだ。
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ドイツの大聖堂を思わせる、
豪華な造りだ。


だが、
新興宗教の建造物のような、
安っぽい柱にがっかりした。
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似合わないね。
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惜しいなぁ。
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エントランスも綺麗になった。
昔は鳩が山ほど群がって汚い場所だったが、
そんな面影は微塵も無い。
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北口から中央へ向かうと、
とても綺麗な景観に
整っていた。
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ドイツのフランクフルト中央駅は、
駅の内部に重厚さを覚えるが、
駅の付近がみすぼらしい。


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ここから皇居に向かう道があるからこそ、
東京駅の価値も魅力も国際レベルを超えているのだ。
さあ、会議だ。
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今月は何を得る事ができるのだろう。
たのしみだ

官能的な2.0Rと可憐な花のソネット

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自分でも良く体力が持つと思うが、東京から南アルプスにワープした。
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美しい花が咲いていた。


とても特徴的で、
始めて見る可憐な花だ。


花の盛りは既に過ぎたようなので、
来年の同じ頃にまた来てみたい。


今年の季節感はあてにならないから。
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このクルマは既に旬を過ぎたと思ったら大間違いだ。


4速オートマチックのスポーツシフトしようが、
山岳路のワインディングで死ぬほど楽しいじゃないか。


止めてくれよ、
これ以上、
目覚めさせないでくれ。
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BP5の高性能自然吸気エンジン搭載車、
改めて惚れ直したぜ。


それを詳しく書くつもりだが、
あまりにも時間が足りない。


明日は早朝6時に出発し、
スパ西浦で新商品の研修会がある。


だから、
今日は花畑で見つけた不思議な植物を紹介したい。
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これを見た時、
妙に心がざわついた。


何だろう。


めくっちゃいけないと思いつつ、
薄皮を剥いでみた。


興味津々だ。
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娘用語を使うなら「えぞい」と表現するのが相応しい。


何とも奇妙な植物だ。


ご存知の方がいらっしゃったら、
ぜひご教授戴きたい。


こういう不思議なものに出会える事が、
SUBARUを使ったドライブの醍醐味さ。
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初夏の光の中、
ブリリアントシルバーのレガシィ ツーリングワゴン、
めちゃめちゃカッコ良かったよ。


このクルマ、
本当にステキだよ。


次のブログもお楽しみに。

SUBARUらしさを極めた水平対向6気筒のアウトバック

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20Rの話はまだ続く。
しかし、その前に伝えたい事がある。
先週東京へ出張した時、
ホテルで目覚めてテレビを点けた。


実は初めてNHKの朝ドラを見た。
この地域にとって、
凄い効果らしい。
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岩村の街並みは、
「ふくろう商店街」と名を変えた。


ゴールデンウイーク中も人が溢れ返り、
その時訪れた栗原さんを驚かせたそうだ。


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ちょっとだけ、
街並みに寄ろうとされたらしいが、
恐れ慄いてすぐ帰られたそうだ。


今回の目的は点検で見つかった不具合の修理だ。


それと同時に、
開田高原や岩村の街並みを自由気儘に楽しむためだ。


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お土産をありがとうございました。


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海老煎餅と、
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近頃評判のラスクをいただいた。


ところで、
評判の良い食べ物は、
テレビの力で骨抜きになる事が多い。


テレビで放映されている、
五平餅について触れたい。


もともと五平餅は、
新米が取れた時のお祝いで、
家族揃って焼いて食べた。


味噌、たまり、クルミ、落花生、
それらは全て地産地消だ。


隠し味で蜂の子をすり込んだり、
その家独自の作り方があった。


プロの店も当然たくさんあって、
年がら年中食べていた。


五平餅は丸くて串に刺した、
みたらし団子風の形が本来の姿だ。


これには異論があるかもしれないが、
中山道に沿った、
恵那から中津の五平餅は、
ほとんど全てがこの姿だった。


そこから離れた「僻地」と言われる場所に、
それとは違う五平餅が存在した。


「わらじ五平」と呼ばれるご馳走だ。


初めて食べたのは、
小学生の時で、
「珍しい五平餅があるよ」と連れて行かれた。


上矢作と呼ばれる山間地で、
そのご馳走が出た。


地蜂の産地なので、
ふんだんに擦り込まれていた。


ただ、
その名前を聞くと、
食べずに嫌う人もいるので秘密の場合も多い。



美味しかった。


何しろ、
その暴力性に度肝をぬかれた。


まず、
材料も迷いが無いし、
美味しく食べる工夫も枚挙にいとまが無かった。
串ではなく、
板へぎにご飯をなすりつけたビッグサイズだ。



だから串に刺した五平餅より、
一本当たりの量が多い。


今ではそれが主流になった。
その理由は高速道路の発達だろう。


高速道路の売店では、
加工しやすい「わらじ」の方が効率良く捌ける。


テレビでは、
どちらを流してるのかな。


この辺りが微妙だ。


岩村は山間部だが鉄道が存在し、
一風変わった文化が根付いている。


テレビ効果で歪められない事を期待したい。


急にクローズアップされると、
どうしても浮き足立つ。


残すべき文化を、
しっかり吟味して大切にしよう。


そんな事を考えながら、
栗原さんと出かけようとしたら、
思わぬ珍客に驚いた。


急激に発達した低気圧を、
本能でしっかり感じたのだろう。
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工房の窓ガラスを見て、
ほのぼのとした気持ちになれた。


必死で擬態してるけと、
丸わかりなんだ。


軽く指で突っつき擬態を解く。


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変わった頭の形だ。
だけど、
これが捕食から逃れる切り札なんだ。


進化の素晴らしさを感じる瞬間だね。


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人懐こいので、
優しくするとすぐ手に乗る。
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ここで擬態しても意味ないが、
サービス精神が旺盛なのだ。


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何て言う名前かな。
工房の中に入ってると出られなくなる。


避難したつもりかもしれないが、
危ないので外に出した。


このような、
滅多に見ない生き物を残す努力が大切だ。


でもそれは難しい。


言う事は簡単だが、
「言う」と「やる」とでは天地の差がある。


教育から変えないとね。


スバルも教育から変えないと、
何も残らなくなる。
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問題の根っこは共通なんだ。


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奇跡的なレガシィアウトバックを連れてきた。


本当に人懐っこいクルマだ。
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シルキースムーズで柔軟。
乗る人にとって優しいクルマだ。


大きさもジャストフィットで、
豊かな動力性能がヒトを幸せにする。


このクルマ、
走行距離はそこそこ延びてるのに、
ヤレタ感じが全くしない。
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ステアリングを見ただけで、
このクルマに与えられた愛情が、
普通とは少し違うことがわかる。


ステアリングが清潔なんだ。
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室内も綺麗だし、
クルマが本当に伸び伸びと走る。


とりあえず受け入れ点検を終えたので、
思いっきり走らせた。


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虫の死骸が、
激しい走りを物語るが、
調教とはそう言うものだ。
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良いクルマに巡り合うと、
晩酌がとても美味い。
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SUBARUと横浜ゴムはジオランダーを育ててきた。
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アウトバックとも相性が良い。
それが一体どうした訳だろう。


エコエコエコで、
国産品につまらないタイヤが多くなった。


ヨコハマは本気で作ったジオランダーを、
もっとSUBARUにアピールすべきだ。


6気筒も消滅するし、
ジオランダーの採用も遂に消滅した。


SUBARUの姿勢、
最近少し悲しいね。

インプレッサクーペを次世代に残す

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横浜から稲村さんが来訪された。いつも珍しいお土産をありがとうございます。
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箱を見て最初は何かと思つた。蓋を開けたら、特別なハーヴァーの詰め合わせだった。
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アイスクリンと、懐かしい呼び方が郷愁感をそそる。
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可愛いイラストが特徴的だ。
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ミルク抹茶も新登場だ。どう見てもコアラに見えるが、コラボレーションなのかな。
アイスクリンは馬車道で、ミルク抹茶はガーデンネックレス横浜と書いてある。
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チョコバナナもあるし、
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ミルクモンブランもイラストが食欲をそそる。やっぱりモノには組み合わせがあるね。
横浜は流石だね。
それと対照的なのがうなぎパイだ。「うなぎ」と聞けば蒲焼を連想する。そのパイの箱に、スッポンのイラストを押し込むのは如何なものか。
ちょっと無謀だと思う。
それに対して、
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アイスクリンと聞くと清涼感があり、とても美味しそうだ。
言葉にも昔懐かしさを覚えるから、港町ヨコハマと相性が良い。
だからアイスクリンから頬張った。稲村さん、ありがとうございました。
また、血圧の事でご心配を戴き有難うございました。
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相変わらず上がりっぱなしでございます。

木曜日のヨガの後、いつもと調子が違っていた。
下がるには下がったが、あまり大差が無かった。
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先日の怒りがまだ解けないからかな。
神奈川と言えば、歴史あるヨコハマを筆頭に、日本中に名を馳せている。
その名を汚すような、酷い振る舞いに目を覆った。
インプレッサWRXの相場を、悪戯に引き上げるような操作に見えた。
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そんな価値がある訳ないのに、
人心を弄ぶと罰が当たる。


稲村さんをはじめ、
神奈川には熱心なスバリストが沢山いる。
そういう人たちも怒るはずだ。

薬草と言えどもドクダミはうっとおしい。地下茎が複雑に侵入し、一旦入り込むと始末が悪い。
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分母が少なくなると特異な嗅覚を持つ人たちがいる。
凄みのあるプロの世界で生き残るには、
冴えた嗅覚が必要だ。


ドクダミの様にシブトク生きなきゃならない。
しかし凛とした姿勢も重要だ。


SUBARUチームのプロ中のプロが、
まるで相場師まがいの振る舞いだ。


これには本当にあきれたね。


雨で土が緩んだ時に、
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ドクダミの根っこを引き抜くと、
白けた地下茎がズルズルと出てくる。


真実をズルズルと引っ張り出してやろうか。
インプレッサの持つストーリーは凄いから、
絶対的な価値もある。


それは文化財的価値だが、
貨幣価値を強引に当てはめて、
人心を愚弄するとやがて破綻するはずだ。
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22Bはインプレッサ「リトナ」がベースだ。


リトナはアメリカで求められ、
急遽開発されたコンパクトセダンだ。


その当時、
秘書をしているような女性達に、
コンパクトな2ドアセダンが好まれていた。


だから各社が一斉に発売した。


そんな中、
SUBARUも2ドアセダンを急遽開発した。


それを日本国内でリトナと名付け出してはみたが、
全くと言って良いほど売れなかった。


日本国内における2ドアセダンの市場は、
とっくの昔に消滅していたからだ。



しかし幸運が巡ってきた。
WRカー規定と言うヤツだ。


WRCのトップカテゴリーに参戦するためには、
ある程度の量を作る必要があったので、
リトナベースに4WDターボを押し込んだら、
偶然すごくバランスの良いクルマが出来ちゃった。


発売当時は、
それが良く解らなかったが、
センターピラーの位置と前後重配が程良く合い、
Type-Rと呼ぶに相応しいクルマとなった。


最初はもっと簡単な張りぼての予定だった。
22Bの開発にあたり、
喧々諤々の議論があったに違いない。


四方さんも、
一度中津スバルに行きたいと仰ったようだが、
叶わぬ夢になってしまった。


お目に掛かりたかった。
残念で仕方がない。


STIは四方さんを中心にとてつもない執念を見せた。


前後フェンダーの型を興し、
プレス部品で仕上げたのだ。


WRカーのデザインはピーター・スティーブンスが担当し、
海の向こうで既に走っていた。
でもそれは競技車で、
とてもロードゴーイングカーになどなれるはずの無い、
とてもお粗末な作りだった。


それをスバルとSTIが全力で取り組み、
製造ラインからWRカーのレプリカを産み出した。


いわゆるファクトリーレベルのクオリティを備えた、
ワークスコンプリートカーだ。


それを一番喜んだのは、
WRカーを見慣れているはずの、
デビッド・ラップワースだった。


WRカーがとてもお粗末で乗り物とは言えない事を、
彼が一番よく知っていた。


だから彼は喉から手が出るほど、
WRカーのロードゴーイングバージョンが欲しかった。


確かにコンプライアンスにうるさい今の日本で、
もう二度と作れないが、
その当時はGC8改を執念で誕生させた。


どこがどのように張りぼてなのか、
まあ具体的に見ると良い。


フロントフェンダーはボルト締めだから簡単に外れる。


リヤクオーターパネルは外せない。


だからこのように分解して、
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ラインで溶接されたナロータイプの標準パネルを、
丁寧に切って取り外す。
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こうして外した部分に、
左右のワイドパネルをろう付け溶接して固定する。


後は幅広ボディに合わせた前後バンパーと、
リヤスポイラーを付けるだけだ。


簡単だろ。
ロアアームを延長しているわけでは無いので、
トレッドの増加分はハブとホイールで辻褄を合わせる。


と言う事なので、
興味のある方はお楽しみに。
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