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Channel: 中津スバルの濃いスバリストに贈る情報
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粘菌とSUBARU VIZIV(ヴィジヴ) パフォーマンス STI コンセプト

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博物館には「ヒント」が山の様に埋まっている。
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どこにしようか迷ったが、
国立科学博物館を選んだ。


何となく求めるものが見つかる予感がしたからだ。
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二つのセクションに分かれているので、
最初は日本館に入った。


思わぬものを目にした。


粘菌と言う言葉を聞いたことがあったけれど、
変形菌類にカテゴライズされた奥の深い学問になっている。


南方熊楠の特別展も常設展示に加えて開催されていたが、
動く様子を見た場所は常設展示場だ。


望桜荘の庭周辺には、
限りない動植物が生息している。


その中に時折不思議な繁殖を繰り返す、
苔の様な生き物がいる。


動くとは知らなかった。


最初は枯葉に興味を持った。


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サンプルは全て実物で、右上に見えるのは小型のカメラだ。接写して細かく見ることが出来る。
枯葉や草を放置すると、表面に様々なものが付着したり、白い粉が吹くように現れる。
嫌な臭いがしないので、環境に良い影響を与えると想像していた。

最近困っているのは、
コンクリートの表面に付く藻類だ。


あれも決して嫌な臭いはしないが、
放置すると滑るようになるので取り除く。


細かく顕微鏡で見たわけでは無いが、
観察を始めたら時間がいくらあっても足りないだろう。


黄色い綿状の物体が、
粘菌と呼ばれることもある変形菌類だ。
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これが変形体と呼ばれる塊に変化すると、
盛んに動き回るようになる。
これは実物を高速度撮影した映像なので、
とてもリアルな動きを確認できた。
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微生物を食べているらしい。
成熟期になると動きを止めてまるで排泄するように液体を出す。
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実態があるようで実態が無く、
まるで動物のようなのに地衣類に近い。


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成熟期の最終段階では、
まるで排便するように老廃物のような色をした液体を出す。


不思議な生き物だ。


その後は胞子状になり、
次の繁殖期まで静かに眠る。
接写した葉の表面にキノコの様に整列した胞子が並ぶ。
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この環境サイクルが出来ている以上、
生命の循環にとって必要不可欠な側面を持つはずだ。
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実物の模型も置いてあった。
時間があれば他の博物館か美術館も見ようと思ったが、
5時の閉館まで夢中であれこれ観察した。


当然昼飯など食わない。


集中すると時間を忘れる。


上野からホテルまで歩いて30分ぐらいだ。


電車など使わず歩いてホテルに帰り、
次の宿泊地に移動した。


オートサロンに備え幕張方面に宿を移した。


そこでワインを飲み、
牡蠣鍋を食べてる時に、
偶然隣り合わせたお二人と意気投合した。


そこで早速二次会に行き、
カラオケで盛り上がった。


様々な出会いがあり楽しい旅になった。
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タケちゃんとユコリンさん、
ごちそうさまでした。


来月6日の夜にお目に掛かりましょう。

再会を約束してホテルに帰り、
翌朝早起きしてオートサロンの会場へ向かった。


既に二泊目だ。
前日のオークションで走り回って仕入れに集中し、
終わってから研究会に参加した。


更に博物館で熱中し、
かなり疲労が蓄積していたが、

やる気満々で気合に満ちていた。


オートサロンでもクルマやシートに座るとき以外は、
ずっと立ったままで過ごした。


どれくらい歩いたか解らないが、
当然昼飯など食う気にならない。


昨年はこの後で一泊したのだが、
今年は何から何まで曜日の並びが悪かった。


今朝の7時から会議の予定になっていて、
確実に帰る必要があった。


夕方4時半に会場を出て、
そのままノンストップで会社に戻った。


9時少し過ぎに戻ったと思う。


クルマから降りたら、
それまで感じなかった激痛が右の腰に走った。


寝返りが打てないほど痛かった。


這うよう階段を降り、
シャワーを浴びて出社した。


すると前日気が付かなかったけれど、
大きな紙袋が置かれていた。
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出張中に浜松から岩品さんが来訪され、
うなぎパイの新製品を戴いた。
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凄いオムニバスだ。


お菓子のフルタイムとは・・・・・、
まさに日頃理想としている活動を、
まるで模したようなお楽しみパックだ。


ありがとうございました。

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これを食べて元気を出そう。
お礼の葉書を書こうと思ったが、
腰が痛くてたまらない。


何とか会議をこなしたが、
危機的予感がしたので治療院に電話した。
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体幹がガチガチになっていて、
右足が短くなっていると聞かされた。


ゆっくり施術を受けたら、
徐々に痛い所が明確になり、
ピリピリ剥がれる快感を得た。
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完全に取れたわけでは無いが、
効果は抜群で何とか座って仕事ができるようになった。


つまりこういうことらしい。


この三日間というもの、
ほぼフルスロットルの状態で行動を続けて、
ろくにクールダウンもせず、
最後の最後に4時間近く同じ姿勢を続けた。


そんな事をしたら、
体が固まって当然だと注意された。


クルマでも全開走行を続けたら、
しばらくクールダウンが必要だ。


どこかで風呂にでも入ってから戻るべきだった。


ありがとうございました。
気を付けます。


治療院を出て会社に戻ると、
大きな包みが届いていた。
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磐田市の池ケ谷さんから届いた、
可愛らしいポスターカレンダーだ。


癒される。


娘っも大喜びで一枚持って帰りました。
会社にも飾らせていただきます。


ありがとうございました。


さてオートサロンに話を戻す。
体が固まるほど動き回ったのには、
好きな者しか解らない素晴らしさがあるからだ。


これほど熱中できるイベントは、
他にそうあるものじゃない。


ここに来ると何を見ても、
あらゆるもの全てが参考になる。



久し振りに吉田さんとお目に掛かれた。
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相変わらずダンディだ。
ファンが多い理由がわかる。


2017年のチャンピオンを獲得した勝田さんにもお目に掛かれた。
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妻のドラトレにお付き合い頂き、
本当に有難うございました。


シムスの遠山さんにもお目に掛かれた。
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昨年はお世話になりました。
また何か面白い事やりましょう。


STIの森さんと、
SUBARUデザインの雲野さんにもお目に掛かれた。
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軽くて真っ白いクルマを期待しています。


楽しくお話が出来てとても嬉しいひと時が過ごせました。


粘菌は姿を変え捕食しながら成熟し、
次の繁殖のっ回をそっと待つ。


その実態は未だ謎に包まれはっきりしない。


実にユニークな生物だ。


SUBARUにも実態のはっきりしない、
変形菌の様な存在がある。


ハイブリッドスタディであるかと思えば、
ミニSUVに変形し、
更にチョッパーになったりする。


スポーツカーになったり、
ハイパフォーマンスカーになったりする。
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粘菌は微生物を捕食し姿を変え、
次の繁殖を待つ。
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周囲の微生物を捕食して、
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核分裂はするが、
それ自体は分裂せずひと固まりで動き回る。
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ヴィジヴとはまさにスバルにおける変形菌だ。


役目を終えると胞子をまき散らし静かに眠る。
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活動を始めると変形運動を繰り返しながら、
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微生物を捕食して核分裂を繰り返す。


内部には多数の核とミトコンドリアが存在する。
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しかし変形体そのものは分裂しない。
そしてその中にある核の数は、
一億を超える迄に増えることもある。
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ヴィジヴという変形菌は様々な知恵や偶然を捕食し、
内部の核やミトコンドリアを増やし続けていく。
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そして成熟期が終わると、
胞子を放った後、
跡形もなく消える。


これまでヴィジヴの辿った航跡は、
余りにも儚く悲しいが、
スバルデザインにはかけがえのない財産だ。
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ヴィジヴと直近のSTIは、
ほぼ何の関わりも無く普遍性も無いはずだ。


まず今をどうするのかが与えられた最大の命題だ。


その解を求めるべく、
日夜精力的に歩み続けている。


スバルブースには目立った展示物は無い。


2台のレーシングカーは開発の真っ最中だ。


持って来ようと思えば置けるはずだが、
そうなると高い位置に飾らねばならない。


それは良くないと以前にも伝えた。


オートサロンは敷居を下げて触れ合う場だ。
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そこに2台の触れるレーシングカーを並べた。

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おまけにWRCで優勝した実際の名車もある。
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触って触って触りまくろうじゃないか。
魂が宿っているぞ。


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このヘリテイジの「鍵を開けて欲しい!」と頼んでみよう。


あの頃の匂いが込み上げるはずだ。


今のスバルは「けち臭い」事を言わないはずだ。


見せて欲しいと是非頼むと良い。
SUBARUの諸君!
頼まれたら素直に見せてやろう。


ケチ臭い事を言うと、
また罰が当たるかもしれない。

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平川さん、貴重な時間を割いていただき、
本当に有難うございました。


平川流の変形菌的改造車開発を、
心から期待しています。



今年は熱くなりそうだ。
夏以降、
目が離せないぞ。



女神湖で氷上ドライブを楽しもう

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昔から中津スバルの周辺は蜘蛛類の宝庫だ。
ジョロウグモなどは高い看板の上で何世代にもわたり鎮座する。

事務所の中にも常に縄張りがあり、出勤すると蜘蛛の巣が顔に引っかかる。

益虫なので粗末にしてはいけないが、厄介な相手でもある。
今日の朝、展示場を清掃していて見事なアシダカグモを見つけた。
昨夜の雪でツルツルに凍結し、素早い動きが得意なアシダカグモも、運悪くスタックしてしまったようだ。
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まるで生きているようだが、残念ながら凍結してご臨終だった。

眉間にズラリと8つ並んだ目が、
アメリカンなSUVのルーフライトの様だ。


スタッドレスタイヤの様な足があれば、
きっと脱出できたろう。


このアシダカグモはゴキブリなどを捕食して、
家の中を清潔に守ってくれる益虫だ。


他の蜘蛛と違って巣を作らず徘徊する種族で、
あまり目にする事が無い。


動きも素早いし、
他の蜘蛛に比べて少ない。


今朝は月に二度ある掃除の日で、
一斉に掃除を始めると、
クルマの下から現れた。

滑って動けなくなりそのまま凍てついた。


自動車も同じで4WDでも滑る時は滑る。


ところが4WDでも滑るようなシチュエーションで、
FRスポーツカーを自由自在に走らせられる。


丁寧に荷重変化を操るからだ。
初めて見た時、
思わず目を疑った。


それが出来るような、
正しいドライブスキルを学ぶと、
更に運転が愉しくなる。


展示場にこびりついた藻類を除去するため、
高圧洗浄することに決めた。
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気温が低いので水を使うと凍結して危険だ。
歩き方ひとつで転ぶか転ばないかに分かれる。
履物も重要だが、
荷重配分を意識しないと転んでしまう。


太陽光線を味方に付けながら、
地下水の温かさとケルヒャーの威力で、
北原課長が床から汚れを凍った水ごと吹き飛ばした。


強引なやり方だが効果てきめんだった。


ちょっと強引だったが、
こちらも効果てきめんだった。


一昨日からの腰痛をカバーするため、
痛風発作で手に入れた薬を使った。


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スティック糊のお化けのような薬だが、
穏やかな鎮痛作用が好ましい。


痛む所に丁寧に塗るよう娘に頼んだ。


すると、
「糞爺」と言いながら、
いきなりズボンをパンツごと引き下げられ、
恥ずかしい写真をバシャバシャ撮られた。


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痛くて抵抗できないので、
されるがままだ(涙)。


塗ってくれる幸いだと感謝した。


掃除が終わる頃、
静岡から後藤さんがオイル交換にいらっしゃった。


相変わらず葵衣ちゃんがお茶目に笑う。
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昔はウチの娘もあどけなかったが・・・・・。


いずれ後藤さんも同じ道を辿るだろう。
そんな気がした。
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美味しいお土産をありがとうございました。


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まず面白い箱が出てきた。
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なかなか面白い工具箱だ。


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蓋を開けるとユニークなチョコレートが現れた。
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これ!
懐かしい味がする。
駄菓子屋で買ったチョコの味だ。




他にもラスクや、
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大きな箱が入っていた。


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箱を空けると、
中から美味しそうなケーキが出てきた。
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硬いビスケットの中に、
パウンドケーキが三層になっている。
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まるでジャムを使って接着したようなイメージだ。


実に美味しいケーキだった。
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ありがとうございました。


展示場がツルツルなので、
危ない思いをさせてしまい失礼しました。


でもツルツルな路面には魔力があり、
一度味わうと病みつきになる。


だが特に道路において、
良いコンディションでありながら、
ツルツルの場所はあまりない。


それを用意した。


ニュルブルクリンクは、
雨が降ると恐ろしいほどツルツルになる。


だから氷上をスムーズに走る事は、
ニュルブルクリンクを走る上で欠かす事のできないトレーニングだ。
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SUBARUも時折氷上ドライビングを体験させているが、
どうしても体験するだけで終わってしまう。


じっくりインストラクターから指導を受け、
スムーズに走る練習をしないと、
かえって逆効果になる事も多い。


まるでラリーやダートラの様な走りを、
氷上や雪上で繰り返すと、
運転が雑になり角が出来てしまう。


それでは安全で快適なドライブにも繋がらない。


そこで来月の初めに氷上をドライブすることで、
将来ニュルブルクリンクも安全に走れるようになる練習会を企画した。


台数を限定することで、
安全かつ十分な時間を走行していただく。
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勿論愛車で参加できるが、
自分の車以外で走りたい人のために、
SUBARUからWRXとXVを拝借した。


その他にも、
BMW(車種未定)と VOLVO(XC60,V90CC)も用意したので、

比較試乗も楽しめる。


チーフインストラクターは、
モータージャーナリストの菰田潔さん。


デモンストレーションランを、
レーサーの木下みつひろさんが務める。




開催日は2018年2月2日(金)、3日(土)の予定だ。
一日だけでも二日連続でも構わない。


開催場所は女神湖だ。
長野県北佐久郡立科町女神湖畔987をセットして、
後は好きな車出来て欲しい。



自分のクルマを使いたくなければ、


順番にデモカーを乗る事も出来る。


遅刻早退も自由で、
宿泊をされたいならホテル コロシアム・イン蓼科がすぐ隣だ。


参加料は曜日で異なるので、
お好きな方で申し込んで欲しい。
2月2日 金曜日 54,000円/1人(消費税込み)
2月3日 土曜日 75,600円/1人(消費税込み)



タイムスケジュールは次の通りだ。
【2/2(金)、2/3(土)共通】



8:00  集合 女神湖センター  車両下回りスチーム洗車 レクチャー(氷上での注意点)
9:00  コース案内 デモ走行 (各セクション)
午前フリー走行 (順番待ちはディズニーランド方式)
11:30 ランチ(女神湖センター)
13:00 午後フリー走行 (順番待ちはディズニーランド方式)
15:30 走行終了
16:00 終了式(女神湖センター)



土曜日のレクチャー後に宿泊することも可能なので、
信州の美しい朝を楽しむのも良いだろう。


是非気軽に参加してほしい。


お問い合わせはこちらへ。


info@b-faction.com

東京オートサロン2018を振り返る

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オートサロンは如何でしたか。
参加された方は、それぞれの思いを胸に秘めて帰路についたはずだ。
一般公開日のスバルブースは大盛況だったと聞いた。
様々な告知が行き届きスバリスト達の耳目を集めた。
実は様々な人たちが繰り広げた取材内容を、ほとんどまだ目にしていない。
注意しなければいけない事がある。
ジャーナリズムの精神をもってスバルと対峙しないと、これから先、お互いのためにならない。
「飼い犬評論家」なら当面は食うことが出来ても、長い目で見た時にその論評が信用されなくなる。
SUBARUの出展内容はモーターショーの頃から軸が狂った。
東京モーターショーで見せるべき姿は、将来実現可能な高い技術力や、現在の商品群を魅力的に演出する事だろう。
その一番重要な技術力を一つも誇示できなかった。
その狂いが紛れもない事実だと言う事を、本来ならば払拭すべき東京オートサロンで、図らずも証明してしまった。
VIZIV STIを見て能天気に褒める自動車評論家が居たら、「屑」だと思った方が良い。
モータージャーナリストになることが出来ない、飼い犬評論家に過ぎないからだ。
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確かに栄光の時代を振り返る事は大切だ。


こうした文化遺産に等しいクルマを見ることで、
東洋のちっぽけなクルマメーカーだったSUBARUが、
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貴族の集まりに参加できたと理解できる。


一流のビルシュタインやミシュランがSUBARUを対等に扱った。
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今では想像もできないような協力関係だった。


グリーンタイヤとしてレガシィに、
当時まで未開拓の分野だったエコタイヤを供給した。


それ以来、
S206を除いてまともに相手さえしてもらえなくなっている。


このレガシィのテクニカルスポンサーを見ると、
当時のプロドライブとの関係も良く解る。
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最初にレガシィがラリーカーとして選択された時、
余りの驚きに耳を疑った。


夢が現実になった。
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と同時に日本では見た事が無い、
ホンモノのラリーカーづくりに度肝を抜かれた。


凄いと思っていたレオーネのサファリ仕様が玩具に見えた。
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トランスミッションも自前で作るから、
理想だった6速が当たり前のように搭載され、
その後クラッチレスも開発された。


圧縮空気を用いた電動工具の様なシステムだった。


一度だけデモ用のシステムを操作させてもらったが、
まさにスポーツシフトそのものだった。


バシューン、バシューンと音を出しながら、
ギヤシフトレバーが動いた。


これらは、
いつか絶対に世の中に出るぞと、
胸を厚くさせる匂いを持っていた。


だからかつての栄光を見た途端、
その匂いを嗅ぎたくなった。


SUBARUは世界の場で優勝した記録を見せたが、
これからの未来が全く提示できない。


まずこの事がオートサロンな場を勘違いしていると示した。


ラリー車を見せても、
今の活動と全くリンクしないので、
単なる人寄せパンダに過ぎない。


上野動物園のパンダを今まで一度も見た事が無い。


優れた見世物であっても、
そこに文化性をあまり感じない。


過去と未来がまるで繋がらない。


つまり夢が無いのだ。


トヨタにはとんでもないレーシングカーが展示されていた。
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これが単なる見世物かどうかは、
この後の活躍で分かるだろう。


SUBARUにはこのようなクルマを作る能力はないが、
過去にワールドチャンピオンを輩出した歴史がある。


そこを将来に結び付けれれるかというと、
実は悲観的な未来しかない。


スバルブースにドアを開けて座りたくなるクルマは、
残念ながら一台も無かった。


ところがトヨタは違った。
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モーターショーでは未完成だったクルマが、
とうとう正式な価格を付けて登場した。
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しかも世界ラリー選手権とリンクし、
そのブランドを強化する役目を担っている。
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トヨタ自動車のGR開発統括部、
ZR主幹を務められる佐々木良典さんと再びお目に掛かった。


「税込み400万円で売ることが決まりました」
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そうですか。
遂にやりましたね、楽しみです。


そんな話をする中で、
GRMN Vitzが試乗車として配車されることも聞いた。
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このように、
これから売るクルマを持ってきてこそ、
正当な出展だと言える。


モーターショーで見せたS208を、
綺麗に完売したかとい思ったら、
三度も抽選をやり直しようやく完売したらしい。


その完売したクルマを、
これ見よがしに並べる姿は「頭が狂っている」としか思えなかった。


「GRMNは凄いブランドになりますね。
SUBARUがやって来たことを、
全て実現させたうえで、
更にその先まで手に入れましたよね」


そう話していたら、
佐々木さんの隣にいる人がニコリと笑った。


「実はGRMN86に乗った事があるんですが、
あんな面白いクルマをSTIが作れなくて、
トヨタが作っちゃった事に感動しました」


「その時に、
あれを作った人の事も聞きましたよ」
そう言ったら、


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「話は伺ってます。それ僕が作りました」


何という偶然だろう。


となりにいたセーター姿の男性は、
トヨタ自動車TOYOTA Compact Car Company
TC製品企画 ZP主幹の野々村真人さんだった。


一度お目に掛かりたいと願っていたので、
天から降ってきたような幸運に感謝した。


BRZをワイドボディにして、
水平対向6気筒エンジンを搭載して見せたなら、
SUBARUはオートクチュールの意味を理解していた。


それをやらせない企業風土が出来た事が悲しい。



やればやれるのに、
やれない理由を探す会社になった。


乾さんも商品開発から離れてしまったし、
BRZを知り尽くしている佐藤さんも、
他の部署に移動してしまったんですよ。


そう嘆いていたら、
後ろから佐藤さんが現れた。


「呼ぶよりそしれ」では無いけれど、
何かその日の出会いは神懸っていた。


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SUBARUとトヨタのラインは、
まだまだ強固な絆を感じさせる。


その背後には、
トヨタの懐の深さがあるからだろう。


本来ならば、
SUBARUは張りぼての使い回しをせず、
フラッグシップセダンをスポーティなプレタポルテとして見せるべきだった。


というのは、
B4のビッグマイナーチェンジに、
大きな期待を寄せていたからだ。


最後のフラット6搭載車として、
マルチシリンダーの幕引きを演じさせるべきなのに・・・・。


マイナーチェンジに自信が無いのだろう。
ますますアメリカナイズされ、
日本でスポーティな魅力を失った。


デビューした時に、
ブリッツェンを作った勢いがどこにも残ってない。


全くつながりが無く、
ステッカーチューンの出展では、
コクピットに座りたくなるはずがない。


ところがトヨタは、
SUBARUがやるべき手本を示した。
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SUBARUならフォレスターに時期的同期性を持つクラウンを、
一挙に投入した。
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やはり灯火器に欠ける情熱が違う。
光物を配してもクリアランプにせずダークレンズで覆う。


過去のスバルがこだわった手法を、
現在も最前線で続けている。


ケチ臭いリヤコンビランプのスバルと比べると、
額縁のクオリティ、
レンズの深みなどすべてが違うと分かるはずだ。


国内専用車の弱みが出るのは、
ホンダもトヨタも変わらない。
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お粗末な取っ手が残念だが、
SUBARUも右に倣えだから笑えない。


暖簾文化の象徴と言える、
ドアグリップレスの構想は品質間で大きく劣る。


SUBARUとトヨタが同じ悩みを持つとは驚いた。
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メーターはブラックアウトなので詳細は解らないが、
LCDのモニターを持つ事は間違いないだろう。
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それに加えナビ画面とMFDも持つ。


これは完全に時代遅れだと聞くと、
今は言えないが大きな理由があると言った。


それは楽しみだ。
新しい何かを提案するらしい。
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ユニークなカップホルダーは、
B4と比べると良く解るように、
アメリカナイズされた配置だ。
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米国工場で造られるレガシィは、
カップホルダーが縦に並ぶという、
米国人が好むスタイルだ。
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フラットなパネルが沈み込む構造なので、
掃除もやり易く見た目も格好が良い。


助手席側にある内部のスイッチを押すとせり上がるので、
運転席からしか見えないのが弱点か。


慣れの問題ではあるが。


それより一番驚いたのがこのクルマだ。
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クラウンをニュルで鍛えたという。


これってSUBARUの手法そのものだ。
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走る姿を見た限りでは、
ニュルで振り回すには命懸けだと思ったが、
昨年一年間でSUBARUが何度ニュルでテストしたのかと振り返ると、
絶望的にも思える差だ。


B4をニュルブルクリンクでテストするなど、
今のスバルには考えもできない事だからだ。


その証拠がオートサロンにB4を出せない事なのだ。


こうした「韻」を踏んでこそ、
TRDが優れたクルマを作れる。


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ニュルは一切STIに任せたようでは、
本当に良いクルマが出来ない。


コンプリートカーは本体のクルマ作りが常に向上を極めないと、
いくらその後で焼き直しても良いクルマにはならない。


嘆いても仕方がないから、
美女で口直しだ。


オートサロンはちょっと手の届きそうな美女、
そんなクルマの集まりだ。


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アメリカンやヨーロピアンな美女も悩ましい。
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けれど彼女のように、
直ぐ近くにいそうな美女が、
色気ムンムンで立つ姿にも痺れる。
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スズキのスイフトは顔も形もどちらかというとブスだ。


それなのに、
何故これほど魅力があるのか。


200万円以下だ。
6速だ。
手が届く車で性格も性能も良ければ、
当然飼い主はハッピーになる。
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要するに結婚相手に近いイメージだろう。
それがウエディングドレスを纏うと、
めちゃくちゃ美人になる。
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SUBARUは結婚相手のクルマが理解できない。
全て効率で取捨選択した。


その結果、
オートサロンにウエディングドレスを模したプレタポルテを出せなかった。
それがステッカーチューンの出展だ。


売りたい部品を付けて、
中途半端なステッカーを貼って、
それで振り向けと言うのか。


そんな男が居るはずない。
舐めている。
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スズキは手の届く美女を他にも作った。
軽自動車のスケールアップに過ぎないと、
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笑う対象ではなくなった。
このクルマはSUBARUに必要な出展の姿勢を秘めている。


ダイハツも過去の栄光を並べたが、
現在から未来につながる姿を見せている。
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デトマソは一世を風靡し、
ダイハツに新しいジェネレーションを作った。
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これはそれを懐かしんでいない。


昨年のオートサロンを覚えているか。
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彼等はデトマソをリメイクするのではなく、
磨き直して新しい提案をした。


SUBARUはスポルヴィータを作ったがすぐ消えた。


ダイハツはスポルザを一年がかりで作って、
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見事に市販化に漕ぎつけた。
これがオートサロンの酸化姿勢だ。


スポルザには残念ながら6MTが無い。
そこがスズキに水をあけられている。
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でも彼等にはコペンがあり、
MTをしっかり用意している。


しかもオートサロンらしく発売可能なオーバーフェンダーを用意した。


ギヤの強度がもう少しあって、
このクルマがクロスビーのように変わると、
ダイハツもいよいよ本領を発揮するだろう。


それにしても、
こうした筋の通った展開が続く理由は「ヒト」の存在によるところが大きい。
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久ぶりにダイハツ工業の横田さんとお目に掛かった。


ショー関係を一手にまとめるエキスパートだ。


こういう人財がSUBARUに居れば、
参加姿勢も筋が通るのに、
惜しいと思う。


横田さんに、
最近のダイハツ車で最も優れているのはキャンバスだと伝えた。


それを売れると嬉しいからね。


すると横田さんも奥さんがとても気に入って、
水色のツートンカラーを注文したそうだ。


やっぱり分かる人には分かるんだな。


昨年のオートサロンの話を続けると、
実に興味深い出展があった。
軽トラックのリフトアップだ。
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トレンドになると思った。
まだ若い人だが感性が良かった。
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今年はお目に掛かれなかったが、
そのアイディアをスズキとダイハツは見事に具現化した。


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そのままパクらずデッキバンでやった所が良い。


ダイハツの場合、
スズキより持ち駒が多いので有利だ。
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この発想も面白い。
担当するチームの一人が、
この釣りブランドの一人と飲み友達で一気に構想が固まったと聞く。
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チジミ塗装も見事なコーディネートで、
このクルマにふさわしい味を出した。
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スズキはモーターショーで果物屋の営業車をプレゼンしたが、
XVコンセプトに刺激されたのか、
ガソリン携行缶をモチーフにした。
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ただしデザインではダイハツに劣る。
まずカラーリングが平凡だ。


本来ならスポーツだけでなく、
レジャー要素も見せねばならぬ。


SUBARUはそこも怠り、
むしろ他の一般業者がお手本を示した。
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これを嘘でもいいから6MTで出したなら、
SUBARUの株は急上昇しただろう。


ボンネットに穴をあけるのは、
プレタポルテだから許される。


姿が重要でターボ=デカい穴、
そう考える人にとって重要な「韻」だ。
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しかもフォレスターのバックランプが暗くて見にくいのは、
昔から重要な改善点として要求されている。
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そのような利便性も加味した企画に、
思わずシャッターを切ってしまった。
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プレタポルテを選ぶことこそ、
オートサロンの大きな楽しみだ。


そしてベンツを訪れた。


昨年ベンツブースを通った時に、
声を掛けてくれた渡辺さんに会うために。
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ベンツはスーパーGTでチャンピオンになった。
そう言うクルマがあるから、
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スポーツカーにも華がある。


彼等らしいプレタポルテもあった。
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本来の、
いやこれからのショーファードリブンはとっくにこちらに移行している。


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渡辺さん、案内していただき有難うございました。
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またお目に掛かりましょう。

ロバストネス

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暖かい一日だった。昨日の冷え込みが嘘の様で、
池に張っていた氷もあっという間に溶けた。
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その様な日だと、
気持ちに余裕が生まれるのか、
急に庭が恋しくなる。


今年になって初めてかもしれない。
望桜荘の庭をじっくりと見た。
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霜柱は土中に含まれた不純物をデトックスする力を持つ。
持ち上げられ異物が土の表面に現れた。



内部では微生物が発酵を続けるので、
かなり暖かく温度が保たれている。


セミの幼虫、
トノサマガエル、
土竜などが土を布団の様にして過ごしているはずだ。


眠っている生物の数は、
微生物も含めたら宇宙的単位に上るだろう。
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早速春の足音を感じたのか、
紅梅の花芽が目立つようになった。


枯葉を掻き集めたのはついこの間の気がするけれど、
すっかり時が流れた様だ。
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冬の間に落ち着いた庭の様子を見ると、
毎朝手を書けた甲斐があったと思った。


凍てつく寒さになるまで、
皆で手入れを続け、
それから一月以上が経過した。


望桜荘の玄関に続く石段は、
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気持ち良く苔むして風情ある景観を作り出した。


苔も随分強靭になった。


苔の下に肥えた土があり、
その中には熟した昆虫が沢山いる。


それを鳥が気付いたので、
苔が無残にめくられることが多くなった。
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自然の摂理なので仕方がない。


それを戻してやり水をかけておけば直ぐ元通りになる。
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このようなロバスト性を有するまでに、
およそ10年の年月を要した。


逆に言うと、
10年前にこのような環境になるとは思っていなかった。
ロバストネスとは外乱によって形状的変化を受けても、
内的な仕組みによりそれ以上の変化を阻止する仕組みだ。


環境には当然内在するが、
それをいち早く車体設計に盛り込んだSUBARUは、
やはり他のメーカーと一味も二味も違う。
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出来れば井戸水を入れたいが、
井戸が動かせない状態なので水道水を僅かずつ補充している。


昔のように強い塩素は無いが、
この中には微税物だけでなく、
トンボの卵が数多く眠っている。


時にはオニヤンマも羽化するので、
たかが池だと舐められない場所だ。


周囲には自然発生したシダ類もあり、
独自の自然体系を形成している。
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ここに外的要因を持つ石畳を作った。
あれから二か月になる。


完成した日は11月の16日だった。


その頃に比べどれくらい落ち着いたか。
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付近の皮などから集めた自然石を並べたので、
まさにロバストネスを実証する景観が出来上がりつつある。
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赤ちゃんのロバストネスも凄い。
唾液は強力な殺菌力を持ち、
柔軟な体は衝撃に強い。


人間は霊長類なので寿命が長い。


10年どころか、
最近では還暦近くになってもみなパワフルだ。


特に女子のロバスト性は特筆ものだ。
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60年近くたってもバンバンな女子力を、
男子は少し持て余しなのが実態だろう(涙)


このような強靭さをクルマに与える設計思想がある。


飛行機から発祥した会社は、
特にそれを強く意識しているのではないだろうか。


最近特に思うようになった。


GRBなどはその典型で、
新車の時に感じた味より、
10万キロ乗ったクルマをキチンとリフレッシュした時の方が美味しい。


そして20万キロ近くまで、
大事にすると普通に走る。


オートサロンでHKSのコーナーに寄った。


最近ここのマフラーを使ってみて、
なかなか良い性能を出すと感心したからだ。
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BRZ用に凄いマフラーが並べてあるので、
詳しく話を聞くと、
10本限定で25万円程する高性能マフラーだと言う。
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統合ユニットからの信号を得ることで、
排気管の中にある弁を開閉して静かさと性能の両方を狙ったものだ。


こいつは面白いので装着したいが、
システムが複雑になるのでロバスト性に影響が出るかもしれない。


そう思いながら隣を見たら、
面白いエンジンが飾ってある。
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BRZ新旧に用意されたドーピングの道具だ。


これを付けたら抜群に面白いだろう。
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しかし痛ましい。
ジョイナーの顔が浮かんだ。


出力向上と命を引き換えにした天才ランナーだった。


10万キロ以上走らせてもびくともしないBRZは、
はなから過給機の搭載を見切り自然吸気一本で設計された。


軽量化を極め重量配分も適正化するためだ。


それに加えSUBARUの得意とするロバストネス設計も、
可能な限り盛り込んで作られている。


結局STIが6気筒エンジンの搭載を実現できなかったのも、
ロバストネスの追及で問題が生じるからだろう。


ジョイナーになっては困るからだ。


そう考えると、
物凄く楽しみなのはBRZが何十年も生息し、
古くなっても味わいある走りを続けることだ。


あの頃のクルマは流石だね、
そう言われる日が来るに違いない。


国内部品の大元を司る、
重田部長とオートサロンでお目にかかれた。


昨年の博多以来だ。
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SUBARU車の部品は長年に渡り供給される。


中には廃番となる部品が多いけれど、
おしなべて他の会社より古いクルマの部品が容易に手に入る。

SUBARU車は寿命が長いから、メーカーもそのようにビジネスの観点からも手厚く供給するのだろう。
大事なことだ。
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モータースポーツの分野でも、真面目にロバスト性を考える人が居る。
クスコの池田さんと内田さんにもお目に掛かれた。
池田さんは正直な人だから、クルマにとって何が大事で、何が良くないかを知っている。
また典型的なスバリストだから、SUBARUに対する愛情も深い。
内田さんも同じだ。
彼等のおかげでL1ラリーを完走できた。
改めて御礼申し上げます。
これから泳ぎに行きたいので、続きはまた明日。
おやすみなさい。
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職人気質

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腰痛のため右足を左足でかばう事が、かえって痛む場所を悪化させていた。
恐る恐る泳いだが、やってやったぜ。
1000mを泳ぎ切った。
32分44秒78というタイムだ。
ターンする時に痛みが走ったが、それは庇うからだった。
薄皮を剥ぐように治癒しているが、シートの影響もあるかもしれない。
最初から気になっていたが、座面のスプリングが動く。
それが悪影響を及ぼすので、職人気質な作り方のシートを見つける必要がある。
職人気質と言えば、思い出したことがある。
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まさに露天風呂だ。
遂にやってやったぞ。


とりあえず使えるようになったけれど、
もう少し加工が必要だ。
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奥村建築さんに床を張る様にお願いしてあったが、
なかなか忙しくて現場打合せが出来なかった。


階段塔もできたので、
打ち合わせがてらお目に掛かった。


「凄く格好が良いですね」と褒めて戴けた。
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こうして看板塔から露天風呂まで木材で通路を作れば、
温かみのある環境が出来るだろう。


職人気質な仕事がどのように結実するのか楽しみだ。


職人気質と言えば、
オートサロンで意外なものを見た。
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毎年コンパニオンを呼ぶはずが、
日野は何をとち狂ったのか。


最初はそう思ったが、
職人が使うクルマだから、
職人気質を狙ったのかもしれない。


昔は看板屋が街中にあり、
自動車の看板を手で書いてもらった。


それがすっかり影を潜め、
カッティングシート全盛となった。


完成した様子を見てないが、
なかなか的を得た面白い試みだった。

七尾市から浮田さんがサンバーの車検で来訪された。
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いつもありがとうございます。彼はMTしか愛機にしない。
現在はサンバートラックのTT2最終型と、名機Spec.C type RA-Rのオーナーだ。
せっかく来ていただいたのに、ゆっくりお話しする時間さえ無かった。
次にいらっしゃったら、積もる話を楽しみたい。
宜しくお願いします。
北原課長から、
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完成したBLEをロードテストして、最終的な問題を洗い出すよう頼まれていた。
最終型の6速ミッション搭載車には、SI-DRIVEが採用されている。

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ステアリングに組み込まれたスイッチを、
「狼スイッチ」と名付けた。


この仕組みは今になって蘇った。
でも残念ながら、
6&6の組み合わせは蘇りそうにない。
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なぜこんなに美味しいものを作ろうとしないのか。


教育が悪いな。


とにかく日本の教育から見直さないと、
何から何まで味音痴になる。


売れないからでは無く、
美味しさを表現できないだけだ。


丁度「あおり運転」と同じで、
自分の前に車が居なくても、
「似非正義感」で堂々と道を塞ぐ阿保が要る。


煽る奴も低レベルだが、
日本に似非正義感を植え付けるような、
官僚による似非社会主義が、
江戸時代からはびこっている。


まあそういうわけだから、
当然こんな車が消えていくわけだ。


BR9の直下ターボ車。


こいつの兄弟がパトカーとして大量に導入されたので、
最近パンダカラーを目にすることが増えた。
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でかい図体で2.5リットルの直下ターボ。
電動パワステなので、
少し大味だが走らせると面白い。


良い足回りに調律すると、
ダンパーストロークが長いのでGTとしての資質が高い。


良い空気、
良い火花、
そして良い燃料を与え丁寧に整備すると、
クルマの動きが掌に乗る。


そのためにはキッチリと整備しないとダメだ。
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クレードル構造なので静かだが、
逆にそこが大味な理由だ。
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古典的だが好きな人は絶対に多い。

EJ25ターボはSUBARUの歴史上、最もロバスト性が高いかもしれない。
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リーマンから東日本大震災と、暗黒の時代を乗り切ったレガシィは、間違いなくロバストネスが高い。

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これから俎上に上がるクルマだ。どんな性能に磨き上げるか、今からワクワクしている。
同じようにNAも手に入れた。
熊谷PGMはアメリカで売るアセントを開発したが、なぜ彼が担当したのか良く解る。
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彼は日月専務が完成させたBR9を引き継ぎ、BRMとBRGを完成させた。
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清水PGMから増田PGMにバトンタッチした時を思い出す。
あの時はSI-DRIVEが肝だったが、このクルマはダウンサイジングターボを与えられた。

並行してVM4とVMGを開発しながらの、離れ業だった。
彼はワゴンのスペース活用を得意としている。
また洒落た色使いも知っている。
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このBRMになって4気筒エンジンが、まるで6気筒エンジン並みの低振動で静粛性に優れたエンジンに変わった。

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アイドリングストップも装備して、EPBとの整合も高めた。
追従走行時に停止からの動力停止が実にジェントル。
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メーターにもようやく最低限の投資がなされた。未だに過渡期ではあるが、MFDを与えない所が流石だと思う。

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大きいナビも搭載できるようになったが、この辺りが過渡期と言わざるを得ない状況だ。
日本車全体、というより日本の社会がグローバルでは遅れていることが問題なので、これはやむを得ないだろう。
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明るいインテリアを好むのは大人の社会人だ。
汚れるのを嫌う気持ちも解るし、衣類によってはシートを傷つけ痕が目立つ。

でも直せばよいじゃないか。
もっとこのような大人のシートを選ぼうじゃないか。
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ヘッドライトを新旧で比べると、
実は後期型をカスタマイズする方が楽しそうだ。
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奥行き感があるので、ギョッとするようなデザインのRED電球を組み込むと、ちょっと雰囲気が変わりそうだ。
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まだ5万キロ台なのでロバストネスを語るレベルではないが、最近10万キロを超えるレヴォーグが大量に表れている。
レンタカーをアップしたクルマたちだ。大きくなったレガシィの役割を担った結果だ。
10万キロを超えても高値で取引されている。こう考えると、これらのレガシィを買う方がお買い得かもしれない。
しばらくレガシィに注目して、面白い事を考えてみたい。

価値の高い軽自動車

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前日の献立は餃子鍋だった。それも美味しかったけれど、
残った餃子が焼かれて現れた時、
思わず「おおー」と唸ってしまった。


柔らかさとパリパリ感の同居した、
隣の王将でも食べられない美味しさだった。
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これは褒めて良い佳作だった。
残り物の応用なので佳作にしたが、

最初から出たなら特選だった。


最近彼女に色々な事を頼むが器用にこなす。


月曜日の夜に泳いだ時、
受付でジムの会員証が変形して割れた事を伝えると、
「そう言う場合は2000円で再発行します」と言われた。


バイトの女の子にいきなり言われても納得できなかった。


あんなに質の悪いカードで、
クルマの中に置いておいたら勝手に曲がったのに?


そう言うと、
「聞いておきます」


プールから出て受付に行くと、
「やはりバーコードが読めるうちはそのまま使ってください」
と言われた。


樹脂劣化でその内に粉々になっちゃうぞ。


「読めるうちは使って戴いて読めなくなったら2000円で再発行です」


結構アコギな商売だ。


カラオケの会員証より劣るレベルのカードに、
バーコードをビニールテープで貼り付けてあるだけだ。


何故か知らないが、
何となく質が低い。
でもそれがルールなら仕方がない。


腹立たしいのでパウチして強化してやれ。


そう思って娘のデスクに、
「使えなくなる前にパウチして」と書いて置いた。
すーると、


「お父さん、これは熱をかけられないから無理だよ」


省力化でカードにバーコードを付与したので、
カードの材質も取り付け方も何から何まで中途半端だ。



会員として意見を言っても良いが、
この会社は勘違いが多く、
意見すると現場の店長を責める。


何のためにホームページの中に、
ご意見帳を置くのだろうか。


トップが問題をより深く知るためのヒントがあるのに。


これまで2度ほど気付いたことを書き込むと、
かならずいつも顔を合わす社員が青い顔で誤りに来る。


2度起きて目を疑った。


それ以来何かあっても見て見ぬふりをしている。
中津川に必要な施設だし、
夜遅くまで営業してくれるから仕方ない。


また、
これでは言うだけ無駄だ。


そしたらハインリッヒの法則通り、
大きな手違いで重油流出事故を起こした。


最近の大企業に起きる問題は、
経営者が現場を見ていない事に端を発することが多い。


このジムも経営者が現場をつぶさに見て回る規模を逸脱したのだろう。


聞く耳を持たないから。
だからスバルも聞く耳をもっと持たないといけない。



娘も会員なのでカードの事は承知していたらしく、
思いがけない方法で補強してくれた。


「何か使わなくなったカード持ってない?」


そう聞かれて「スバルオークション」のカードがある事を思い出した。


寄る社会情勢に勝てず、
単独で続けることが出来なくなり、
カードは単なる思い出の品だった。


懐かしいカードを取り出し渡すと、
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机の上で加工し始めた。
どうするのかと思ったら、
上手い事重ね合わせている。


とても格好良く仕上がった。
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やるじゃないか。
これで一件落着だ。


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次のマイナーチェンジで、
カードをこの質感まで高めて欲しい。


更にどこで見つけてきたのか、
懐かしいキーホルダーまで付いている。


これなら2000円払っても惜しくない。


ただ、
どうせなら「ハイ!お父さん」と渡して欲しいが、
「ほらよ!クソ爺」と言って渡されると泣ける。


軽自動車も質を追求するか、
機能や容量を追求するかで造り方が変わる。
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相変わらずR2が好きなので、
店頭に切れ目なく置いている。


ステラは急ごしらえだが、
ベースのシャシーが良かったので安定性が高い。
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ただし、
車体は重くなり重心高も高く、
木プレオ誕生時に比べると、
あまりにも見劣りした。


それから干支が一回りした。


SUBARUの軽自動車ラインナップは大幅に強化された。


シフォンやディアスワゴン、
プレオプラスなどほぼフルラインの品揃えだ。


中でも最新のステラとサンバーバンは、
とても価値の高いクルマに成長した。
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忙しくて全く触れることもできなかったが、
2台並ぶ姿を見てサンバーバンに心が引き付けられた。


昨年のモーターショーで感心し、
戻って直ぐ最新型を注文した。


これまでなら社用車を選ぶとき、
VBかトランスポーターで十分だと思う所だが、
今回は違った。


やはり価値の高いものに触れないと、
軽自動車の安物ばかりお勧めすることになる。


サンバーバンは昔から高性能で、
4独サスとリヤエンジンを売り物にしていたが、
利便性や装備燃費で他社の後塵を浴び続けた。


確かにフルフレームのリヤエンジン構造は、
とても質感が高くプレミアムだが、
軽自動車の国内市場で価格重視の販売は無理だった。


そのためATの開発に遅れ、
車内の使い勝手も良くなかった。


良い機会なので新旧を乗り比べることにした。
旧モデルは4WDの5速MTで、
最新型は4WDの4ATだ。


貨物に4ATを搭載し、
しかもセレクティブ4WDを組み合わせるとは・・・・。


SUBARUの能力を、
やはり彼等は当時から凌駕していたのだろう。


軽とは何か、
貨物とは何かを割り切って考え必要な所に重きを置いた。
SUBARUは過剰品質の部分があるかと思えば、
どこか完全にやり切れていない、
中途半端な弱さを持っていた。


協力関係が構築されると、
それを価格面で装備バランスや、
車種構成をスバルに置き換えて、
新生サンバーとして発売した。


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ダイハツとパートナーシップを組み、
実際に売り始めて分かった事は、
やはり勝ち組には勝ち組の良さがある事だった。


オールステンレスマフラーを装着しているとは思わなかった。


リヤエンジンではないので、
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ちゃんとしたバンパーが付いている。
バンパーに横長の灯火器を組み入れることが出来るので、
とてもスッキリしたリヤスタイルだ。


リヤゲートの開口も有利だし、
荷物の載せ降ろしも楽だ。
ここは正直に言ってスバルの作っていたサンバーより優れている。
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コンビネーションメーターはプアだが、
どこの会社も似たようなものだ。


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トラックとバンを完全に切り分け、
キャブオーバーとセミキャブスタイルに割り切った。


なのでインパネシフトを採用している。


一番安いVBなのでリヤシートはそっけなく、
ルーフトリムも全てを覆いつくさない。
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11キロほど全力で走った。
面白かった。


やっぱり貨物車だけあって車体剛性が高い。
このクルマは4WDのシリーズで最も軽い部類に入るが、
それでも車体重量は940kgだ。


プレオバンとプレオプラスを乗り比べた時を思い出した。


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次に最新のサンバーを試した。


ここで面白いのは、
VBでさえ電磁ロックが当たり前だと言う事だ。


更に新型のVCは乗用車の様なキーレスアクセスが当たり前についている。
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手の入っていない所が無いと思われるほど、
微に入り細に入り改善が施された。


外側のストップランプまでクリアレンズになっていて、
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エマージェンシーストップシグナルも標準装着された。


バンパーにコーナーセンサーが標準で埋め込まれていることを見逃してはいけない。


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運転席周りは一足先にトラックが変わった以上に劇的変化を遂げた。


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インパネは全くの新設計で、
ドリンクホルダーが気持ち良く納まる。


ドアミラーはリトラクタを内蔵し、


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右側の操作系で一挙に各種機能の切り替えが可能になっている。


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何しろアイドリングストップも標準装備だから、
燃費が劇的に向上した。


4WDの仕組みは変らない。


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切り替えるとセレクティブじゃないと都合が悪い事が良く解る。


前後の駆動系が出す抵抗はかなり大きい。


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シート形状は依然と大きく変わらないが、
以前は選択式だったブラックインテイリアパックを、
通常仕様に設定した。


ルーフはフルトリム化され気分が良い。


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ほとんどフルモデルチェンジに近い。
ドライバーズシートに座って、
インテリアを眺めるとそれが実感できる。


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セレクタレバーに隠れているが、
スイッチのように見えたのは荷物フックだ。


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これまでまるでオマケの様に小さなフックがあるだけだったが、
1kg引っ掛けられる立派なものが一等地に置かれた。


【車名】
SAMBAR VAN 4WD VCスマートアシスト 4速オートマチック
【型式】
TL2F55G CCC
【主要諸元】
全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1875(旧モデル全高1890)
ホイールベース(mm):2450
トレッド前/後(mm):1305/1300
最低地上高(㎜):160
車両重量(kg):1000(旧モデル980)
最小回転半径(m):4.2
乗車定員 4名
【エンジン】
KF型/直列3気筒DOHC12バルブエンジン
内径×行程(mm):63.0×70.4
圧縮比:11.3
最高出力kW(PS):39(53)/7200rpm
最大トルクN・m(kgf・m):60(6.1)/4000rpm
【燃料供給装置】
EGI
【変速機】
4AT
【燃費】
16.6km/l (旧モデル15.6)
【標準装備】
スマートアシストⅢ(衝突警報機能+衝突回避支援ブレーキ機能) ハイビームアシスト
コーナーセンサー(リヤ2個) 電動格納式カラードドアミラー ヒルホールドシステム
UV&IRカット機能付きFガラス VDC リヤヒーター  寒冷地仕様
【税抜車両本体価格】
1,370,000円(メーカーオプションのLEDパックとカラーパックを含む)
ボディカラー:ミストブルー・マイカメタリック

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1トンある車体重量は良い意味で重厚感を出す。
最新型に乗ると欲しくなる。


正直な気持ちだ。


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スピードメーターの中心に、
お得意のエコインジケーターが装備されている。


ブランドの意味を良く解った作り込みだ。


マルチインフォメーションディスプレィもあるし、
大きなカーゴルームランプはLEDかされている。


勿論ヘッドランプだけでなく、
フォグランプもLEDだ。
インプレッサが出来ない事を下級の軽自動車が実現するのは、
まさに本当の下剋上じゃないのかな。


何しろ面白いクルマになったので、
乗る楽しみが増えた。


ステラの真価も相当なモノだろう。


また機会があったらレポートしたい。


今日はこれからジムで深層筋を鍛え、
腰痛を克服する。


それでは皆さん、
おやすみなさい。






















インプレッサと女神湖の相性

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最近腹が減って仕方がない。アサリの酒蒸しを食べたら、
蒸した汁がたくさん残っていたので妻に「パスタ」と思わず頼んだ。
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パスタを見ると、
WRCで走る時にパスタを腹いっぱい食べると言った、
新井敏弘選手の笑顔が浮かぶ。
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彼のチャンピオンカーのレプリカが眠る、
インプレッサハウスを社員全員で清掃した。
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出したままだったテントも収納し、
エアーマットレスを小さく丸めて片付けた。
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階段塔の設置で汚れた所が無いか、
隅々まで調べ徹底的に雑巾を掛けた。
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ミニカーのコレクションも増えた。


愉しいクルマを偶然見つけた。
どちらも過去の愛機だ。
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これに真っ先に飛びついたな。
同じものは入手できなかったが、
珍しい個体が手に入ったので寂しくない。
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このGDAも流れ流れて当社にやって来た、
本当に珍しい車種だ。


それより今回の買い物で思わず飛びついたのは、
BH5のターボだった。
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普通のGTだと思って買ったのに、
持ち帰って中身を見て驚愕した。


欲しかったブリッツェンだった。


何とホンモノは手に入れたのに、
ミニカーが無かったんだよね。


このクルマにはお世話になったし、
忘れられない走りの良さがある。
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色々なクルマに乗ったが、
この頃の走りは荒かった。


それが大きな転機を迎えたのは、
今から7年ほど前だ。





先日紹介した練習会に、
埼玉県から西田さんが参加されることになった。


2月最初の金曜日が、
今から実に楽しみだ。


何も難しい事はないし、
参加される人は紳士淑女ばかりなので、
興味のある方はお気軽にメッセージを!





メニューの世界

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締めに出たのはお茶漬けだった。
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ところが目が悪いのか、
お茶漬けには見えず、
炊き込みご飯の様にも見えた。


「まだ早いだろ、

呑んでるのに」


そう思って話に熱中していた。


お茶漬けだから、
それでは当然冷めて伸びたようになってしまう。


気付いた時には遅かった。


簡単なメニューがあれば失敗は無い。
かえってサプライズになるのに惜しい。


一口味見したが、
イクラの生臭さが強調され、
不味くて食べる気にならなかった。


イクラも高騰しているのでもったいなかった。


けど仲居さんが若くて可愛いから何でも許せる。
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「一緒に写真撮ろうよ」


「良いですよ」


何て良い娘なんだろう。


組合の定例会があり、
久し振りにほぼ全員で飲食を共にし、
最近の状況を語り合った。


どこも頑張っているお店ばかりなので、
会にも勢いがある。
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今日は「掃除の日Ⅱ」だ。
全員7時半に集合して掃除を始める。


なのでまだ暗い時間に起き、
ホテル自慢の塩辛い温泉に入った。


水を浴びて出勤しようとしたら、
7時前でも朝食を食べさせてくれると言う。


お茶漬けを食べそこない、
流石に腹が減ったので、
普段は食べない朝食を戴いた。


メニューは以下の通りだ。


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焼海苔
明太子
小魚
レンコン
笹かまぼこ
卵焼き
ジャコと小梅の刻み
西京焼き
野菜の煮物
レタスとミニトマトのサラダ
湯豆腐
お味噌汁
ご飯
漬物と梅干



流石に食べておかないと、
掃除で力が出無い気がしたので、
素早く食べて出社した。


すみません。
レンコンと小魚と、
その下にあった笹かまぼこを残しました。

あまり好きじゃありません。
御免なさい。


会社に到着すると、
すでに全員揃っていた。


皆やる気満々で嬉しかった。

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今朝のメニューは次の通りだ。


1月掃除の日Ⅱ役割分担 2018.1.20


1.展示車を移動し床置きの部品を並べ直す
2レヴォーグとインプレッサスポーツを移動し洗う
3.全員で中古パーツの展示状況を点検し価格を調査


「備品」  
プラスチックケーブル準備と点検 不良品を無くし管理強化
クリーナー使用後清掃
ゴミ袋 廃品不燃物破棄用空き缶
洗車タオル バケツ
充電器
雑巾 雑巾バケツ


「作業分担」

ノスタルジックカーを移動
ホイールラックを確認し商品を点検
汚れたホイール表面を綺麗に拭く
商品化前の部品を確認し展示


大型の移動ラックから部品を降ろしサイズ別に並べ直す
全員で全てのホイールを綺麗に展示する
ノスタルジックカーを拭いてエアーを入れる。
STIギャラリー全体に隅々まで掃除機をかける
レヴォーグとGP3を外に出して洗う準備
2台をタオルを使って丁寧に洗車して拭く
備品を戻しガラス窓を拭く

洗った2台をショールームに入れる。
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以上がメニューの内容だ。



そして以下が追記してある。
壊れている物を発見したらすぐ修繕すること。
指示書の内容をよく確認し、
問題やリクエストを書き込み必ず返却すること。



これが次への改善につながる。
何故改善が必要か。


これらのスバルたちは、
全て中津スバルのお得意様のために残してある。


「あのクルマに会いたいな」と思った時に、
いつでも会えるように。
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いつの間にか皆が名人芸を身に着けた。
少しでもスペースを活用したいので、
ギリギリの間隔に詰めておく。

それでも入りきらずに屋外で保管されるクルマも多い。
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これらのクルマは若くても二十歳を過ぎている。
このスバル1000も遂に50歳を過ぎた。
雨に当てると一気に劣化が進んでしまうので、
なるべくなら館内に置きたい。
最近この「鼠色」が新鮮な印象を持つようになった。


少し前までは時代遅れに感じたが、
トレンドはスパイラルを描きながら右肩上がりするので、
結構ネオクラッシックな印象に変わった。


レガシィRSも555ルックなので、
本来なら館内に置きたかったが限界だった。
レガシィRSは雨晒しで、

見るに堪えない姿なので隠した。
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レストア中のスバル1000も良い色をしている。
当時のちょっと濁ったホワイト系のソリッド色は、

当時の少し無骨な鈑金と実に相性が良い。


拘りの調色でペイントし、
内装も完成したが、
目先の作業で手詰まり状態だ。


だから、
一向に前へ進まない。


これを完成させたら、
きっと美しく走るだろう。
そう考えただけでムフフフフと口元が緩む。

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GC8も出たり入ったりしていたが、
正面装備の役目が出来たので、
堂々と殿堂入りを果たした。


HPにノスタルジックカーコーナーと言う項目があり、
そこで館内のクルマを紹介しているが、
全てのクルマを載せて無い。


だからこの機会に一度メニューを作り直そうかと思ったが、
面倒なので止めた。
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そんな時間があったら、
他にやるべき事が山積している。


二台のR-2もスバル1000のように白と鼠色のつがいだ。


以前鼠色から水色に塗り直そうとしたが、
止めて良かった。


このようなクルマには「くたびれた~」と言う感覚もマッチする。


色褪せや錆も、
綺麗に管理された上で生じたものなら「味」だ。
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オートサロンで見たこのクルマは、
作者のセンスが最高だった。
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「だらしがない」と「やれてきた」は違う。
だらしがない奴はモテないが、
やれてきた渋いオヤジが何故かモテる。


だから整備士にも強く言っている。
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オイルを使う環境だから、
油まみれになるのは仕方がない。


だが、
だらしなくしてはいけない。


エンジンを整備する様な精密作業は、
周りに気を使わない、
離れた場所で進めるのが良い。


だが「俺流」で仕事を進めると、
いつの間にかだらしなくなる。


だから徹底的に整えてもらって、
もし気に入らない事があったら、
見過ごさずすぐに伝える。


しかも書いて渡す。
そうしないと「都合よく忘れる」からだ。
これも育った環境によって差が出る。


口うるさいと嫌われる。
それを恐れては絶対にダメだ。


なぜか。
習慣というものは9歳くらいまでに、
その人が育った環境で染みつくので、
それを社会に出てから完全に取り除くのは無理だ。


一定の要件で、
繰り返し繰り返し続けないと、
だらしのない奴は、
結局いくつになってもだらしがない。


そんな大人がとんでもない不始末をしでかす。


女にモテないぐらいなら、
ああそんなものかで済むだろう。


ところが正す事を受け入れず、
だらしなさに流されていくと、
自ら滅びるか、
時にはとんでもない犯罪を引き起こす。


だからこそ、
嫌われても良いので、
口うるさく綺麗にしようとお願いする。


そうすると結局後から解る。


不幸は近づいて来ないが、
幸せは歩み寄ってくる。
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ショールームのフォレスターが、
新しい主の下へ嫁ぐことに決まった。


それでギャラリー清掃と並行して、
ショールームの展示車も入れ替えた。


ショールームから出す前に、
ギャラリーでスタンバイしていた、
レヴォーグSTI SPORTと、
虎の子のインプレッサSPORT AWD5速マニュアル車を丁寧に洗った。


奥にチラリと見えているのは、
バレンティの灯火器を付けたデモカーのBRZだ。
シアターの下でデモンストレーションしていたが、
これもギャラリーへ移動した。


もっとアクティブに灯火器の良さを見せる必要がある。


オートサロンでもバレンティの主役はBRZだった。
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こうしてハザードランプを付けると、
内側から外側にシーケンシャルで広がるから、
滅茶苦茶カッコ良い。

率直に言って、
最新型のBRZより、
バレンティの灯火器に換装した旧型の方がスタイリッシュだ。
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知ってる人に会えなかったので素通りしたが、
オートサロンでひと際目立っていたね。


チャールサイトイエローのBRZも良かったけれど、
軽さは性能なのでまた軽いクルマに乗るのも悪くない。
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後はマフラーを効率の良いものに換えて、
吸気系の抵抗を少し緩める。


タイヤは16インチでも良いくらいだ。
新型のコンチネンタルがまもなくデビューするので、
それのテストベッドにするのも面白い。
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最近ラッピングで簡単に色が変わるので、
それにチャレンジしても面白いかな。


やっぱりメニューがあると分かり易いね。
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このBRZにはバレンティのラインアップが全て装着されていた。


後は最も軽い排気管に交換して、
スバルサウンドを楽しむのも悪くない。


HKSや柿本から、
面白いマフラーが沢山出ている。


シムスもあったな。
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昨年の夏に開発中だったレヴォーグ用も、
実物が展示されていた。


苦労に苦労を重ねた跡が見て取れた。


これも実際に装着して、
一度体験してみる必要があるな。


こうしたファッション性の高い商品は、
自動車メーカーの開発だとトレンドに追いつけない。


耐候性や耐久力など、
自動車メーカーの定めるハードルは高い。


商品化した頃には、
流行は去っていることも珍しくない。


だから今からスバルがシーケンシャルターンランプなど、
デザイン要素に織り込むと大失敗するだろう。


既に当たり前になって飽きられ始めている。


むしろ点灯する瞬間、
消える瞬間の残像コントロールで高品質に見せる時代が来ている。


大型トラックがシーケンシャル流行りで、
最近同じようなランプを付けたトラックをやたら目にするようになった。


それよりも、
ネオクラッシックなアイディアを盛り込む方が、
自動車メーカーにはふさわしい。


ボディカラーも同じようにネオクラッシック路線に展開すると、
面白いことが出来るだろう。
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このレンジローバーは、
今まさに考えている事を具現化していた。


50年も経ったクルマを違う色にオールペンすることは、
実はとても愚かな行為で、
これくらいの年式を面白くリデザインすると楽しく遊べる。


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昔の事だが、
初代R-2の中古車を大量に仕入れ、
赤いクルマを沢山作ったら飛ぶように売れた。


生産終了から10年位経っていた頃だった。


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このレンジローバーは平成3年に作られている。


今黄色く塗って遊びたいクルマがある。


GC8の4ドアセダンだ。
ボディカラーは勿論チャールサイトイエロー。


マットブラックのホイールに、
赤キャリを組み合わせたら滅茶苦茶かっこいいだろう。


そのコアを持っているので、
時間が出来たら実現させたい。


ディクセルのコーナーであっと驚いた。
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まさにネオクラッシックなM4だった。


スバル1300G sportの2ドアセダンを持ってるんだぜ!


どうだ羨ましいだろ。
思わず声が出そうになった。
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隣のセリカも渋い。
まさに好みの濁ったソリッドホワイトだ。

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ホイールはマットカラーで、
当時のトレンドのデザインホイールだ。
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ブレーキパーツのサプライヤーだから、
トヨタでは無く「トメル」なのね。
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おあとがよろしいようで。


ちゃんちゃん





















鎮守の森

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無性に肉が食べたくなった。

すると妻がステーキを焼いて帰りを待っていた。


上は赤身で下がサーロインだと言う。
ワサビか大根おろしか・・・。


どちらで食べても美味かった。


輸入した子牛を日本で育成したとかなんとか妻は言うが、
そんな面倒なことするんだろうか。


まあ、
あまりよく知らない世界なので、
安心できる店で売っていて、
美味しく食べれれれば良しとしよう。

今日も忙しく過ごした。
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夕焼けが綺麗だったので望桜荘の山桜を写真に収めた。
東に向かって写すと別の姿を魅せる。
この道は高崎に繋がり江戸へと向かう中山道だ。
手前を流れるのは六地蔵川。


この場所を本拠地としたのは昭和41年だ。


移る前は六地蔵川の下流にある借家で暮らしていた。
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左上が創業着後で右上がここに移った直後だ。
左下は初代社長で祖父の隆次郎。


その右側がサービス工場も兼ねた、
借家に移った当時だ。


二歳年下の妹と並んで映っているが、
見た通り彼女は豪胆だ。
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方や好き嫌いが多く、
食が細いのでやせ細っている兄は、
いつまでたっても弟と間違えられた。
歩いて10数分の場所なので、
久し振りに訪れてみた。


川沿いを歩いていくと神社が見え始める。
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六地蔵川が右から左へと流れている。
この光景は50年以上経った今もほとんど変わらない。
立派な鎮守の森があり、昔から巨木が立ち並んでいた。
この森の向こう側にある農業試験場が、まもなく工事でリニアモーターカーの車両基地になる。
六地蔵川の水が昔と同じように流れている。
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ウグイやモロコが溢れるばかりに泳いでいた。ひれが赤い魚を獲るとちょっと嬉しかった覚えがある。

たもを持って水に入ると、蜘蛛の子を散らすように逃げる。
そこで「ウケビン」という小道具を使うと、仕掛けて数時間で入りきらないほど魚が獲れた。
それを甘辛く煮て食べたのだが、内臓が入っているので美味しくない。
小骨も気になり嫌いだったが、今ちゃんと下処理して調理したら、物凄く美味しいだろうな。
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雰囲気は変わらないが、何から何まで立派になった。
手水などいつも枯れた状態だし、屋根など無かったように記憶しているが、今では立派に機能している。
池もイモリがうじゃうじゃいて面白い場所だった。今ではイモリなんてめったに見ない。


階段を上ると御拝殿がある。
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ここで子供たちは夏になると肝試しをやった。




入園前の小さな時に、
まさに餌食になって、
今でもあの時の様子がフラッシュバックする。


小便を漏らすほど驚いたことと、
驚かされて泣いている自分に腹が立った。


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それが御拝殿の右側にある倉庫だった。


馬の銅像の奥は社務所になったが、
その頃は閂がかかるような倉庫だった。


確か肝試しに連れてこられ、
その扉を叩くように言われた。


嫌だと言うと、
どうしても叩けと言う。


仕方がないのでそっと触った途端、
バン!と扉が開いて光が躍り出てきた。


あれには驚いた。


未だにお化け屋敷が苦手なのは、
完全にそれがトラウマになっているからに違いない。




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社務所の上方を見て驚いた。
空が見えてしまってる。


ここはうっそうとした森の中で、
空など見えなかったはずなのに。


合祀の対象にならず、
古代から生き残った神社だったのに、
何がおかしくなったのか。


数年前に訪れた時、
社務所に神主が居て驚いた。


この神社に常駐する神主など見た事が無かったからだ。


それから手水舎が綺麗になったり、
池に噴水が出来たり環境が良くなった。
駐車場も最近になって更に拡張された。


ところがいつの間にか無人になった。


昔からお稲荷さんもあった。
そこは薄暗く一度も近寄った事はない。


その左側には高い樹がいっぱい立っていた。


なのに空が見える。


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階段も鳥居も狛犬も昔のままだ。


これほど綺麗に手入れされておらず、
終戦後の混乱を乗り切った様子がありありとしていた。


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何と御朱印が置いてある。
常駐する神主がいない事を詫びてあった。


昔はこの両側の壁に、
長い髪の毛を束ねたものが何本か吊るされ、
何か願を掛けていたことが伺われた。


気持ち悪いのに、
ここは悪ガキどもにとって格好の場所だった。


それは賽銭を盗んで買い食いをするという罰当たりな行為だ。


賽銭だけは盗んだことはない。


絶対にロクな事が無いからだ。


いくらその当時のガキ大将から、
「あげるよ」と言われても受け取らなかった(つもりだ)。


彼等は山分けして、
その足で駄菓子屋に行ってフーセンガムなどを買い込んだ。


ついて行って見ていたので、
一つか二つもらって食べたかもしれない。


直ぐに罰が当たった。
悪事がばれてガキ大将たちは大目玉を食らった。


それでも本殿の中に入るような真似は絶対にしなかった。
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勿論火遊びも絶対にしない。
皆そう言う所はしっかりしていて、
絶対にやってはいけない事を知っていた。


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本殿を降りて六地蔵川のところまで戻ると、
懐かしい建物が見え始めた。
f0076731_20052104.jpg
正面に見える中央西線の踏切は、
ここに越してきた当初まだ単線だった。


正面に恵那山の尾根が続き、
右が名古屋方面だ。
踏切の左に見える古い家が最初のサービス工場と言う訳だ。


参道を挟んだ踏切脇の場所に、
新車が展示されていた。
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スーパーグッピーと言う、
愛知機械工業が作る軽トラだった。


何で借りていたのか、
どういう経緯で並べたのか知らない。


近くに焼き場もあり、
ある日燃えカスがボンネットに積もっていた。


妹と遊んでいて、
それに気が付くと、
何を血迷ったか驚く事をやり始めた。


ついたあだ名は重箱。
何でもよく食べるから、
おせち料理が収まる重箱を例えられた。


気に入らないと何時間でも泣き叫ぶ。


それに家族はあきれ果て、
泣きくたびれ眠るのを皆で待った。


その豪胆な妹は、
ラッカーの入った缶と、
筆を工場から持ち出した。


検査で使う黄色い塗料があちこちに置いてあるし、
当時は簡単な鈑金を向上の中でやるような時代だった。


有機溶剤もラッカーも腐るほどあった。




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この桜の左にあったスーパーグッピーのボンネットに、
いきなりラッカーを塗り始めたのだ。


止める間もなかったので、
見て無かったことにして逃げた。


鬼のような顔をした父親が現れ、
「誰がやった!!!」と怒鳴った時、
妹を指差すしか「なすすべ」が無かった。


かまわない卑怯者だと罵ってくれ。


だって庇いようがない。


妹が首根っこを掴まれて表に連れ出され、
火のついたように鳴く声だけが聞こえてきた。


くわばらくわばら。


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形はあの当時のままだ。
シャッターは無かったが。


線路わきにダイレクトに暮らすダイナミックな一家だった。


列車が通るたびに家が揺れた。
この場所に真っ黒いシェパードが長い鎖でつながれていた。
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父親が買い受けてきた警察犬崩れの大きな犬だった。


尻尾を踏もうが背中に乗ろうがまるで気にしない。


今でも犬を飼うならシェパードしか飼わないと決めている。
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この鉄骨もあの当時からあった覚えがある。
鉄は丈夫く加工しやすい。


ここもあの当時のままで、
壁の色が少し違うあたりに風呂の焚口があった。
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焚き物で沸かすお風呂で、
管理が大変だったと思う。


暮らしも貧しくて大変な時だったが、
不思議と思うくらい苦しい事や辛い事は無かった。


いつも子供たちの声が響き渡り、
この参道には笑顔が溢れていた。


お向かいの家に牛がいて、
丁度正面のサッシのあたりから顔をのぞかせていた。
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家畜と共に暮らす時代の名残だ。


母が「あの牛はあの家の子供だったけど食べてすぐ横になるうちに牛になった」
真面目な顔をして子供を騙すので、
毎日その牛の前に行き、
「可哀そうだね、元に戻れないの」と囁き続けた。


牛には迷惑な話だ。


この家に地域で初めてテレビが据え付けられた。


参道から見える白黒テレビには、
当時流行したブラウン管の前につける樹脂製の拡大レンズが付いていた。


青白いブラウン管から、
妙に歪んで大きくなった画像が飛び出すと、
それを皆で愉しく眺めた。


隣には弘法様が祭ってあった。
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あの頃と全く変わらない。
神社の参道に弘法様や菩薩があるのは、
長い日本の歴史が生んだ神仏習合の良い風習だろう。


大切にされたモノには、
必ず神が宿り福をもたらす。
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弘法様の前には巨木があり、
良く潜り込んで遊んだ。
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古い樹には神が宿る。
ここには菩薩が祭られていた。


子供の頃には神様がいるくらいにしか感じなかったが、
神や仏にも様々なカテゴリーがある。
それらが寺社仏閣や参道などで融合する様子が日本的で好きだ。


昔は今以上に雷がこの地域を襲った。


だから鎮守の森の巨木には落雷の痕跡が沢山あった。
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参道の古木も中から見上げると黒く焦げていた。
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ここにもぐれたのか。
確かに4歳ぐらいだったからな。
7歳になるまでこの参道で暮らした。
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常夜灯が新たに増えていた。
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個人の寄付で建てられたまだ新しい常夜灯は、
100年ぐらいかかって周りと馴染むのだろう。


いつか望桜荘の前にも常夜灯を置こう。
近くには弘法様があるし、
地域との整合性も高い。


スーパーグッピーを作っていた会社は、
その後に日産自動車の下請けとなった。


国策として自動車産業を日本の基幹産業として育成しようと、
通産省が自動車メーカーを創り出す時代だった。


最後にホンダが滑り込み、
今の日本自動車工業会の基礎が出来た。


その黎明期から怒涛の高度経済成長期へと、
日本の経済界は突き進んだ。


何度か踊り場があり苦しんだが、
それでも自動車産業は骨太であり、
脱落する会社が出る事は無かった。


三度再び踊り場が来て、
それを克服したスバルは選択と集中を続けてきた。


その結果、
捨てるモノも沢山あった。


それでもまだ言いたいのだけれど、
やっぱり捨てて欲しくないな。


今日は二組のお客様が遠方から来訪された。


このブログでなぜ水平対向6気筒エンジンを褒めるのか。
何故失ってはいけないと叫び続けるのか。


その気持ちに共感される人たちが、
松本と伊勢からいらっしゃった。
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珍しいお土産を戴いた。
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長野県産の花梨を使ったシロップだ。
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お湯で薄めて飲むとインフルエンザに対抗できる。
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確かに美味しい。
小松さん、
ありがとうございました。
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レガシィB4の3.0R spec.Bを、
何卒宜しくお願いします。


続いて現れた紙袋には、
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伊勢湾の逸品が封じ込められていた。


マドレーヌなら聞いたことがるけれど、
シェルレーヌとは何ぞや。
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つまり伊勢湾で取れる真珠のパウダーが、
この焼き菓子に練り込まれているらしい。


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実に美味しい洋菓子だ。


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奥田さん、
ありがとうございました。
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レガシィB4 3.0Rspec.Bを宜しくお願いします。


お嬢さんに折り紙を戴いた。
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大事にします。


優れたクルマの良さを知り尽くすと、
その味が忘れられなくなる。


国内のクルマ企画を統括する、
小笠原さんとお目に掛かった。


SUBARU1000で富士重工は、
やっと本当の意味で「クルマ」を作る会社になった。


そして先人たちは、
世界で胸を張るためにマルチシリンダーを練り上げた。


こうした偉業は寺社仏閣で言えばご本尊に相当する。
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小笠原さんは現在マーケティング推進部長を務められているので、
少なくとも聞く耳を持つ数少ないSUBARUの役員である。

昨年はトランスアクスルを採用して、かなりいけそうなスーパーGTだったが、なかなか思うように駒が進まなかった。
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これは神輿の様なモノなので、年に一度の祭りに引っ張り出すなら役に立つ。
ところが魑魅魍魎な駆け引きの世界では、いくら優秀で魅力的な担ぎ手が居ても結果を引き出せない。
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この二人は最高のレーシングドライバーだ。SUBARUに一番似合うサーキットの主役と言っても過言ではない。
それがスーパーGTという神楽の場で、十分に持ち味を発揮できないのは、マルチシリンダーを究極まで磨かなかったからだろう。
実はサーキットの競技にはほとんど興味がないので、スーパーGTに関しては妻より知識が浅い。
勝つためには何でもありでは困るので、SUBARUが独自のエンジンに拘る姿は素晴らしい。
でも出走するレ-シングカーは完全な張りぼてだ。生産車と何の関連性も無いマシンで、年間何戦も戦う事にどれほどの価値があるのか理解できない。
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レースに出続けるなら、張りぼてでは無くSTIのクルマとして、最低でもこれぐらいの事をしないと意味がない。
小笠原さんと深い話が出来たので、少しは聞く耳持ってくれたかもしれない。
マルチシリンダーのスポーツカーを期待したい。
伝統ある八幡神社をもう一度見た。
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木を切ってしまって丸見えだ。元来こんな風景では無かったが。
切り倒してからでは遅い。神主が優秀だったのか、それは解らない。
あるいは氏子(株主)が悪いのか。目先の損得だけでは企業が燻蒸されない。
企業が選択と集中で生き残りをかける時代から、いまや少し遠のきつつある。
捨ててしまう前に見直すことはないのか。
ご本尊が泣いている。
まだ間に合う。

ミニカーの世界

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七尾市の浮田さんが車検を終えたサンバーをお迎えに来られた。
お土産に金沢の逸品を戴いた。
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ずっしりとした箱の中から、
素敵なきんつばが現れた。


何しろ包装を解くと、
中から銀紙にくるまれたきんつばが出てくるので、
それを見ただけで、
もうどれくらい美味しいのかすぐ理解できる。
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最近ほとんど新型車に乗らなくなって、
ちょっとスバルに対して肩身が狭い。


素敵なマニュアル車を出してくれれば飛びつくのに、
一向にそんな素振りを見せないので、
どんどん脚が遠のいた。


と言っても、
その気になれば、
どの新型車にもすぐ乗れる。


なので、
あえて最新型を愛機にする必然性が無かった。


12月からGH8にスイッチしたら、
日毎にその性能が復活して、
好きで好きで堪らなくなってしまった。


最近その傾向が強くなったのだが、
特にSUBARUの中古車には、
その時代にしか作れなかった絶品が散在している。


この仕事には、
それを見つけ出す良さがあり、
毎日が楽しくて仕方がない。


GH8の良さはSTIには出せない、
軽量で快活な走り味だ。


17歳の女の子がフィギュアスケートの世界選手権で、
見事にチャンピオンを獲った。


その滑りを見ていたら、
今朝も無性にGH8に乗りたくなった。


色々なお客様を最近助手席に乗せる。


多分そこに座った人は、
何故好きで好きで堪らないのか、
走らせる様子から感じたはずだ。


その時代の寵児は何と言ってもSTIだろう。


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6速マニュアルの面白いWRX STIを手に入れたので、
ちょっとだけ極簡単にテストした。
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やはり何と言ってもこのクルマはフラッグシップだ。
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このクルマも、
まさにこの走行距離から本領を発揮しようとしている。


このロバスト性は大したものだ。


高級車の資質を備えた、
重厚で獰猛な走りは世界トップクラスのアスリートだ。


氷上より陸上競技場のトラックが似合う。

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SI-DRIVEのコントロールボタンと、
センターデフのスイッチが並ぶ。


これは当時から続くSTIの韻だ。
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ナビも正常に動く。
テレビが映る事が相応しいかと言えば、
このクルマにはあまり相応しくない。


まあトレンドだから仕方が無いけれど、
優れたオーディオに金かける方が硬派に感じる。


GRB独特の動きをする。


このクルマに4人フル乗車して100kmぐらい連続走行すると、
もっとサスの動きが回復するように感じた。


丁度同じ環境下のGRFもある。
GRBとつがいの関係なので乗ってみたくなった。
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最近2ペダルが主流なので、
このA-Lineも良く売れている。


黒いホイールと相性のよい、
クールなブラックボディだ。
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EJ25を搭載しSTIがチューンしたので、
堂々とエンブレムを纏っている。


最新のS4は直噴エンジンを搭載しているので、
まだSTIにそれを磨き上げる術が無い。


無理にEJを捨てず、
STIの「伝家の宝刀」として磨き続ければよいのに。


こちらは米国で生息しているので、
まだしばらく活躍しそうだ。
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オーバースクエアエンジンだが、
タコメーターを見ると一目瞭然だ。


6700回転からレッドゾーンになっている。


EJ20が8000回転からレッドゾーンになるレーシーな特性と、
こちらは全く異なる。


その代わり台形のトルク性能曲線を描く扱い易いエンジンだ。
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デフは自動制御なので調整できない。


磨き抜かれた最後の5ATは、
なかなか侮れない耐久力もある。


これを出した瞬間に良く売れて、
エコカー補助金でガタガタだった当時の売れ行きを挽回した。
そして、
結果的に日本ではA-LineがWRXの主力になった。


良い中古車を磨き上げて、
それを理解できる人に託す事に、
最近生き甲斐を感じている。


この楽しみは、
SUBARUを極め続けないと、
絶対に解らないからだ。


このクルマにこんな魅力があったのか!


そんな喜びを得ることも絶え間なくある。
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こちらのクルマにもナビが装着されている。
テレビが映るのが当たり前になり、
便利ではあるけれど運転中に見ない方が絶対に良い。


装備すると見てしまう。
我慢するのにはかなりの自制心が必要だ。


出来れば映らない方が良いけれど、
そこを理解してもらうのは難しいね。


先日ミニカーの中古車で面白いものを手に入れ、
何と蒸気機関車まで手に入れた。


そんな事もあり中古車の魅力を改めて見直した。
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キッズコーナーに沢山のミニカーを置いている。


お子様が大変喜んで遊んでいる。
これを新型に入れ替えるのも面白い。


そう思って現在のラインナップを調べた。
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改めてしげしげと見ると、
子供が小さかった時に、
時々お土産に持ち帰ったお菓子のオマケも含まれている。


まるでお菓子の方がオマケの様なミニカーを、
サークルKで購入しては持ち帰った。


その子供がもうすっかり大人なのだから、
この中古車たちの年齢もわかるだろう。


中にはお客様から頂いたものもあるので、
しっかり修復して保管したくなった。


そんな時間がある訳ないと娘が笑いながらデータベース化を手伝ってくれた。
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モジョレッティ ロードローラー



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マッチボックス レッグトラック


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モジョレッティ クレーントラック


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トミカ トヨタハイエース ANA


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トミカ トヨタハイエース JAL


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モジョレッティ メルセデス 家畜トラック

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トミカ ふそうパンダトラック


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トミカ イスズオフロードダンプ


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トミカ ヒノトラック 緑


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ホットホイールズ ’57シェビー 水色


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モジョレッティ サーブターボ 黒


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不明 アウディクワトロ 黒


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不明 2ドアクーペ 白


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モジョレッティ ルノー25


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モジョレッティ メルセデス190E 2.3-16 赤


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モジョレッティ アウディ90


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不明 2ドアクーペ イエロー


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モジョレッティ メルセデス 450SE イエロー


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トミカ トヨタクラウン 白


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モジョレッティ ルノーエクスプレス


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トミカ 三菱パジェロ


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モジョレッティ レンジローバー赤


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不明 ランチア イエロー


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不明 YTM ロータスヨーロッパ イエロー


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トミカ ポルシェ356スパイダー


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モジョレッティ フェラーリーF40 エンジンカバー破損車


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トミカ マーチ85G日産 白


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不明 スポーツカー ゴキブリ号 黒


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トミカ マクラーレンF1 白


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トミカ ロンドンバス 赤


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不明 ロンドンバス コニカ 青


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トミカ 三菱ローザ ひまわり幼稚園バス


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トミカ 三菱ローザ ひまわり幼稚園バス ドア破損車


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トミカ 富士セミデッカータイプバス


見直したら結構凄い数だ。


それに震え上がるほど嬉しい車種が何台かあった。


これは思いの外ラッキーな事なのかもしれない。


どれが気に入ったのか分かる人は、
是非推理して当てて欲しい。

究極のXVを選択する

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思わぬ贈り物を戴き、マグロの赤身が引き立った。


やはりお刺身と酒の相性は抜群だ。
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初めて耳にする名の日本酒は、
スバルと同じ群馬の名産品だった。
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袋の中には二本のお酒が入っていた。


どちらからもオーラが出ている。
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プラチナの刻印が意味する味が、
見ただけで想像できる。


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酒米を徹底的に磨いて創り出す大吟醸は、
時には澄んでいるが故に頼りなく感じる時がある。


そこをどう克服したのか、
果てしなく興味が湧いた。


もう一本も素敵なお酒だ。
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精米歩合を下げたとはいえ、
吟醸酒のレベルのまま、
純米無濾過の生原酒として瓶詰めされた逸品だ。
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しかも山廃仕込みとある。


山廃仕込みだと醸造に時間がかかるから、
一般的な作り方より手間がかかるが、
その代わりに出来上がった酒は濃厚な味を持つ。


大好きな酒だ。


更に面白い日本酒を戴いた。
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これなどは食前酒にぴったりだろう。
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日本酒の苦手な妻も飛びつきそうなお酒だ。
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他にも妻の大好物があった。


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妻は昔から大の焼きまんじゅうファンだ。
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群馬に親せきが居て、
いつもお土産に頂いたからだと言う。
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群馬県の片品村から、
渡部さん御夫妻が来訪された。


そして飛びっきりの名車をご契約いただいた。
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渡部さん、
お心遣いの数々、
本当に有難うございました。


渡部さんは土田酒造で蔵人を務められている。
その魂がきっと溢れ出るだろう。
実に楽しみだ。


しっかり泳いでエネルギーを消費し、
家に帰って晩酌を楽しんだ。
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まず純米大吟醸から味わう。
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何と見事な酒だろう。


味はまさに芳醇。
口に含むだけで舌先から旨味が喉の奥に沁み込むようだ。


妻にも一口進めると、
苦手なことなど忘れゴクリと飲んだ。


「まるでジュースみたい」と言う。


苦手なのは嫌いなのでは無く、
日本酒は効き過ぎるからだ。


何しろ付き合う前は勿論、
結婚するまで酒を飲むことが出来なかった。


今の呑み助が想像できないほど、
誠に初心なオンナだった。


それはさておき、
もう一本の純米無濾過の生原酒に何を感じたか。


大吟醸を飲み干し、
早速次の山廃仕込みに舌鼓を打った。


うーん、
美味い。


更に濃厚で旨味が深い。


純米無濾過に共通する喉越しに加え、
絶妙な酸味と「旨味」成分が舌の上で盆踊りを始めたように賑やかだ。


こんな美味しいお酒は久し振りだった。


ありがとうございました。


こうして夜が更けぐっすり眠った。


今日はインプレッサを取材したいと言う約束もあった。


いつものより早く目が覚め、
まだ暗いうちに起きた。
出社して活力朝礼で清掃しながら、
先日手に入れた極上車の仕上げ状況を確認しようと、
そのクルマのキーを探した。
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何と一度も使った事の無いであろう、
真っ新なスペアキーが付いていた。


当然の如く電池切れだが、
余程几帳面な人が所有していたのだろう。
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1.6のFWDはこのクルマがデビューした時に真っ先に乗った。
出来の良さに感動した。
それとほぼ同じクルマを入手できた。


タイヤも15インチなので良く走る。
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シンプルな内装は、
必要十分な装備を持つ。
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視認性の良いメーターに、
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マルチファンクションディスプレイを持つ。
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シートもセンスが良かった。
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今見てもシンプルで美しいリヤビュー。
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このクルマが大ヒットした理由が、
改めて見直すと良く解った。


最近新型車に冷たくしているので、
何となくSUBARUに申し訳が無い。


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XVのテンロクは凄く良かった。
特にこの個体が好きだ。


改めてもう一度岐阜スバルから借りて、
雪山を中心に走り回りたくなった。
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完全に一クラス上の質感になった。


さて、
取材の時間が来た。


この続きはまた明日。






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XVで雪道を翔ける

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中津川を代表する銘菓「杣の木漏れ日」だ。
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一度食べたら病みつきになる。


SUBARUの味と共通する、
癖になる「何か」持つ創作和菓子だ。


これを無類の好物とする男たちが、
東京を襲った寒波を切り裂き、中津川へやって来た。
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マリオはゲレンデタクシーの取材時に、
お洒落なスキーライフを楽しんだらしい。
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ステキなお土産を有難うございました。




来月10日発売のスバルマガジンも、
渾身の気合でまとめるそうだ。


まだ定期購読を申し込んでいない人は、
この機会に是非お勧めする。
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寒風吹きすさぶ一日だったが、
彼等が15時過ぎに到着すると、
見違えるように爽やかな光を注ぐようになった。
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聞くところによると、
マリオはもう少しで遭難するところだったらしい。


そうだったのか。
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それはえらいこっちゃ!
精を付けるために蜂の子を食べさせた。


「もうあと一歩で社長に救助を求めようと思ったのですが、
携帯電話が死にました」


半分冗談のような話だが、
本当に一つ間違えば命を落とした。


お正月の二日に中津スバルを初詣した際、
L1ラリーの思い出に浸ろうと岩村城址を訪れた。


城郭の石墨に興奮し、
あちこちを見ているうちに、
つるべ落としで日が沈んだ。


漆黒の闇の中、
携帯電話の明かりも消え、
手探りで2時間かけて城下町にたどり着いた。


野宿も覚悟したそうだが、
低体温症で命を失う危険性もあった。


流石に岩村に熊は居ないが、
油断はできない。
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それにイタチやキツネもいるし、
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タヌキは山ほど居る。
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キツネは獰猛なので侮れないし、
タヌキは死んだあと死肉をむさぼる。
人間を食べて病みつきになられては怖い。



ボロボロに食いちぎられたマリオなど見たくない。


だが人生には予想だにしない事が時折起きるものだ。


予想だにしない事もあれば、
起きて当たり前のこともある。


東京が天災に対して脆弱なことは、
もはやこれまでの歴史から明確だ。


特に現在の東京は、
数分おきに大量輸送が繰り返されるので、
まるで綱渡りの様なバランスで成り立っている。


とは言うものの、
雪に対してあれほどまでに脆いのは、
一部心構えそのものが全く誤りだと言わざるを得ない。


冬には冬のタイヤがある。


また安全な乗り方を学ばぬまま、
我流だけで過ごした結果、
ヨチヨチ歩きだと気が付いていない。


雪道で直ぐ不安定になると言う事は、
時速100km以上の速度域で、
極めて危険な運転をしていると言う事に、
早く気が付くべきであろう。
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と言う訳で、
せっかくのチャンスなので御嶽山に行ってきた。
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今朝出勤して残務をかたずけていたら、
急にまるで冷凍庫の中にいるような気温の急低下を感じた。


あっという間に氷点下になったので、
早速車を走らせた。


今日の山麓の最低気温は、
午後時を過ぎたのにマイナス8度を指したままだ。
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K’sファクトリーの伊豆原さんにお目に掛かり、
久し振りにスノードライブの醍醐味を味わった。
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まず今季初のスノードライブで肩慣らしだ。
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最初の動画をアップしている。


明朝にはリンクできると思うので、
次の更新をお楽しみに。


これから帰って相棒を見よう。
おやすみなさい。








スバルXVの卓越した雪上性能

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大好物のトマトを丸ごと入れたおでんで、美味しいお酒を楽しんだ。

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トマトのおでんなんて知らなかったが、

15年位前に東京の八丁堀にあるおでん専門店で初めて食べた時、
その斬新さに脱帽した。


妻の作ったおでんも、
専門店を凌駕するほどの味だった。


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関東と入れ替わるように、
中部地方が冷凍庫の中に入った。


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昨日の開田で体験した気温を、
まさか今朝の中津川で体感するとは思わなかった。


今朝の気温はマイナス9度近くまで行ったのかもしれない。


さてスノードライブを振り返る。
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その前に、
昨日のブログで紹介した熊について補足する。


あの獰猛で大きな熊はヒグマだ。


北海道の様な亜寒帯では動物が大型化する傾向がある。


従ってヒグマは本州の熊より一回り以上デカい。


開田に居るのはツキノワグマだ。
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ヒグマよりのどかな顔をしているが、
絶対に舐めてはいけない。


ツキノワグマでも北海道並みに寒い開田では、
かなり大きな個体が居ることが解っている。


この近くにもいる可能性は高いので、
用心に越したことはない。
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やっぱりスバルには雪が似合うな。


真横も悪くないが、
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もうわずかに斜め後ろから見た姿が一番素敵だ。
この1.6i-Lに対して、
先日注文した廉価版の1.6iはどう違うか。



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X-Modeとハ゜ト゛ルシフトを制御面で省略し、
マルチファンクションディスプレィ(MFD)を、
廉価版のインフォメーションメーターに置き換えられている。
従って性能面では全く不変だと考えて良い。




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青森などの寒冷地で昔からスバルが親しまれた理由は、
生活4WD4WDとしてのニース゛が深いからだ。

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だからそのような目的だとX-Modeは必要でもない。
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だから上下のグレードにおける仕様の差が非常に少ない。
項目的にはLEDヘッドライトやクリアビューパックなどのメーカーオプションもレスした。

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それにしても新型XVは抜群の安定性を備えているので、

腕に自信のあるドライバーにも格好の対象になるはずだ。
 

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新型のテンロクが軽快な理由は、
トルクコンバーターやクランクプーリー等の回転する要素を丁寧に軽量化した所にある。
すなわちイナーシャの低減を徹底的に追求した結果、
見た目にはほとんど差が無くても実際のフィーリングが大きく変わったのだ。



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回転要素が軽くなったので2リットルよりテンロクのエンジンはより吹け上がりやすくなり、

結果として車の軽快感が増すことに繋がった。
新しいテンロクはそのような理由で1600ccのエンジンキャパシティを意識させない。
だから1400kgを超える車体とは思えないほど出足が良い。
動画を見れば分かるように、エンジン回転のピックアップも極めて良い。



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マルチインフォメーションディスプレイは、
確かに格好が良いけれど特に必要ではない。

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たとえインフォメーションメーターでも、
外気温、瞬間燃費、平均燃費、航続可能距離、平均車速、時計は表示される。


メーター内のマルチインフォメーションディスプレィは共通だ。


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USB電源を持たないがBRZと同じなので全く問題ない。
12V電源はインパネセンタートレイとコンソールBOX内にあるので、
アタッチメントを付けるだけだ。

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シートはほぼ共通だし、
リヤシートのセンターアームレストも邪魔なだけだ。


フロントガラスや前席ドアガラスがUVカットになっていれば十分なので、
久し振りに開放感のあるクリヤガラス仕様に乗るのも悪くない。


この続きはまた明日。


今日はジムでコアリメイクをこなして、
ポッコリ出てきたお腹を引き締める。


それでは行ってきます。








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内需と外需

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取材で慌ただしく飛び回っていたら、凄くお腹がすいてきた。


ふと見たら、
サービスフロントのミーティングテーブルに、
大きな袋があった。


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これは美味い!
甘さ控えめでバニラの香りが心地よい。
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道の駅専売品らしいが、
最近の道の駅はどこも切磋琢磨して素晴らしいお土産を売る。


海外で生産して安く輸入する様な事が絶対無理な味なんだ。


最近は冷凍食品のレベルが高いけど、
日持ちしないお菓子には特有の味の良さがある。


長江さんの愛機BPEを車検でお預かりし、
ようやくお返しすることが出来た。
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美味しいお土産をありがとうございました。


取材に来た二人は、
いづれも勝るとも劣らぬ内燃機ファンだ。
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しかもボクサーエンジンが女より好きな二人だから、
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撮影する姿もヌードを撮るかの如く艶めかしい。


徐々に脱がしていく篠山紀信の様に、
実にプロらしく手際のよい撮影だった。


この世から女が居なくなることがあり得ないように、
この世から内燃機が無くなることもあり得ない。


使い分けは合っても、
100%置き換わるなんて非効率的すぎる。


二人が連れてきた最強の寒気は、
今日も一日中居座った。


今朝も最低気温は7℃を下回り、
室内の配管まで凍り始めた。
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洗濯機は全く水が出なくなり、
仕事全般に支障をきたし始めた。


そればかりか、
工房にあり、
最もみんなが良く使う流し台の水も出なくなった。
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温風を掛けて蛇口さえ溶かせば、
地下水を利用しているので回復が早い。
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出始めた事は良いが、
今度は配水管が凍り始め水が抜けていかなくなった。


しかし水道水と違って、
ここから地下水が真価を発揮する。


夏は冷たくて気持ちが良いし、
今朝の様な寒い朝はまるでお湯の様に湯気を出す。


計った事は無いけれど18℃くらいあるんじゃないだろうか。
外の水道管も全部凍結しているが、
熱で溶かすのは大変だし無理しなくても天日に当たれば溶ける。


しばらく水源が回復不可能だから、
当然温水ウオッシャーも使えない。
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ここで内燃機が活躍する。
場内の蛇口から暖かい井戸水を引っ張り、
エンジンウオッシャーを使えば、
業務用の高圧ウオッシャー並みの仕事ができる。
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開田高原を走って、
シャシーに雪の塊を付けたXVが、
あっという間に綺麗になった。


勿論電気も便利だ。
子供のころガスで湯を沸かし魔法瓶に入れた。


魔法瓶は死語かと思ったら、
とんでもない誤りだった。


事務所で使っていた電気ポットがご臨終して、
リリーフピッチャーが登板した。
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望桜荘でたまに使うだけの古い電気ポットだ。


不都合はないが1998年生と記されている。


もうその頃から中国製が当たり前になっていて、
20年も使える事実に驚いた。


最近の電気ポットの状況が知りたくなり、
家電量販店に足を延ばした。
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馬鹿に出来ないね。
電気代が年間で7000円しかかからないと、
それを売り物にした電気魔法瓶が並んでいた。
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交渉したら1万円ぐらいで入手できた。


こちらはタイガーで、
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こちらは象印製品。
共に長年のライバル同士だ。
タイガー製品が20年も使えるかどうかは別にして、
省エネ効率を試したくなり購入した。


電気ポットって意外に電気を喰うらしい。
でも出社したら直ぐに熱いコーヒーが飲みたい。


省エネ型なら、
そんな我儘な使い方にぴったりだ。


もう一つ探していたのは吸入器だ。



最近は医療用でしか使われない高度なシステムが、
徐々に民生用に降りてきている。
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量販店の店頭で初めて見たが、
構造を見て欲しくなった。


何しろ最近数年連続で、
2月になると体調を崩す。




昨年の2月の風邪では後遺症が残り、
匂いが半分くらいしか判らなくなった。
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早速蓋を開けると間違えて使わないよう、
念入りな説明が繰り返される。


サイズこそ違うが、
耳鼻咽喉科で使われている吸入器と似た所が多い。
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パッケージに驚いた。
ビニールテープで止めたような安普請では無く、
完全にシールされ梱包されていた。
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電化製品と言うより医療器としての雰囲気が漂う。
早速セットして、
生産国を見るとやはり中国製だった。
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事務所には加湿器も置いてある。
勿論中国製だ。
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しかし加湿器とは構造がかなり違い、
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生理食塩水で優しく吸入することもできる。
うがいでは届かない場所の鞭毛をいたわるので、
ウイルスに対する抵抗力が高まるらしい。
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中国のおかげで安くて良い商品が手元まで降りてきた。


最近の情報で知ったが、
中国は特に北京辺りで大気汚染が減り、
随分青空も見えるようになったらしい。


中国製品は良くないと一連の事件でイメージが出来上がっているが、
永い眠りから目覚めた中国が躍進するのは当たり前だ。


何しろ日本の先生だから侮ってはいけない。


但し眠りが長すぎて、
時間軸が相当歪んでいる。


それを挽回するには海外から技術導入し、
強烈な社会主義を発揮して強引に国の方向性を定めるしかない。


時間があればできるが、
時間が無いので海外から買い取る。


分かり易い国じゃないか。


13億人以上人がいて、
その実態も為政者自体がはっきり解らない。


人間の価値もその場所によって様々で、
国内でどれほど揉め事があるのかも外からは見えない。




でもそれが中国のやり方なのだ。


4000年の歴史は凄みを持つ。


昔は砂漠化が問題だったが、
いつも間にか大気汚染とごちゃまぜになった。
だから、
空気が綺麗だからと言って油断できない。


砂漠化の発端は地衣類を悪戯に剥ぎ取り、
生態系のバランスを崩したことが発端だ。


空気汚染は急激な電力化による石炭発電や、
石炭そのものによる低湿なエネルギー化が原因だ。


そして政治体制は絶対政治だ。


衛星状の政党はあっても、
絶対に政権が握れない仕組みで永久に中国共産党の独裁だ。


しかし、
それでなければ世界最大の規模で、
多様な人種を抱えた国家を成り立たせられない。


天安門事件で民主化運動が蜂起し、
米国が介入しようとした時も、
中国政府は明確に撥ねつけた。


ソ連が崩壊しベルリンの壁が崩れたのと対照的に、
黄色人種の世界では独特の政治体系が温存した。


これは実に面白い事で、
日本と中国は永久にパートナーシップを大事にすべきだと実感した。


SUBARUは米国一辺倒でクルマを作っている。


僅か数年前まで、
中国はSUBARUにとって急成長する有望な市場だった。


それが昨今は全く逆転し、
もし工場を作っていたらどれほど損失を出したのか解らない状況になった。


遅れた時間軸を取り戻すのに、
何が一番簡単か。


今から内燃機をやるより、
インフラごと強制的に電気化するだけだ。


これが社会主義国の強烈な所であり、
中国の近代文明における浅さかもしれない。


電気自動車なら直ぐ第一線まで挽回できる。


簡単なことだ。


決めたからには石炭の使用を極端まで制限し、
国家総動員で電気化に走る。




その結果が青空と言う訳だ。


日本は社会主義国ではないが、
官僚による社会主義構造は江戸時代から根強い。




国民一人一人の自立性は高いが、
個人の意識が少し幼稚な面がある。


何でも人のせいにするのが分かり易い傾向だ。


燃費がいいとなれば一気に走り、
税金が安いとなれば一気に走る。




古い文化を軽んじて捨てる時はあっさり捨てる。


中国とそれほど差が無い事を自覚すべきかもしれない。


とは言うものの、
スバルも米国一辺倒の開発で、
クルマに味が無くなってきた。


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でもテンロクは少し違う。


回して回して回すほど良く走るクルマは、
最近少なくなったので、
日本車らしくてとても良い。
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中国に行かなくてよかった。


日本には内燃機がまだまだ活躍できる素地がある。


中国にはその素地が無い。


現在稼働中の原子力発電所が13基。
建設中だが動く目途の経たないものも含め、
形になりつつあるのが29基。


これを強烈なネオコミュニズムで習近平が引っ張る。


よその国とは言え、
随分危なっかしいな。


でもどんな国になるのか。
多分これからも中国は中国で、
世界のリーダーシップは到底握れない。


ところが世界に大きな存在感を示すことは変らない。


黄色人種同士仲良くしないといけないね。






















ミニマムからマキシマムへ

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中津川でも、その気になりさえすれば食べられる。
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「すんきそば」という、
発酵した蕪の茎や葉をトッピングした逸品だ。


慣れない人には理解できない味かもしれない。
でも食べなれると美味い。
特に、
二日酔いで苦しい時に食べると、
超絶にリフレッシュできる。



ソバの汁にすんきの酸味が溶け込んで、
蕎麦をすすり込んだ後味が爽快だ。


最後の一滴まで飲み込みたくなるほど、
汁の味も深くなる。


世界に類のない塩を使わないピクルスは、
開田高原の様な寒くて食べ物も豊富ではない地域で、
古代からの知恵で生まれた伝統文化の結晶だ。


ミニマムな状況下で生まれた食物だから、
やっぱりその場所で食べるのが一番美味しい。


最近ブームで品薄らしい。


確かに持ち帰って食べても美味しいが、
寒い木曽の山奥で食べる味とはちょっと違う。


すんきは固有の乳酸菌を基に、
各家庭で作るので味や風味が微妙に違う。


樽に残った菌が次の年もまた次の年も生き続け、
各家庭の味を作り出す。


スバルもそのように独特の味を燻蒸し続けた。


その成果はSシリーズとなって結晶した。
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今朝は冷え込んだものの、幾分厳しさが和らいだ。
西岡さんの愛機も順調に準備が進んでいる。
現在のスバル車を代表するマキシマムなクルマだ。
やっぱり良いよな。音を聞くだけでゾクゾクする。
数日来の冷え込みで、ようやく例年並みの景色になった。
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日陰はご覧の通りで根雪になった。ストックヤードで、ターボ車や6気筒車が凍り付いて眠っている。
いよいよ2月商戦に向けて準備を始める時が来た。
面白いクルマが山ほどあるので、これから先が楽しみだ。
日当たりが良い場所で、更に自然の土があるとその場の様相は一変する。
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雪解けした後の庭の表情はとても穏やかだ。春に向かって水面下では着々と準備が進んでいる事だろう。
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池にも氷が張り寒気の強さを物語っていた。水が枯れるとたとえ小さな庭でも、生態系に変化が生じてしまう。
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この中に数えきれないほど様々な生命体が息衝いている。
注意深く注水して水道の凍結も防がねばならない。ちょっとした事で断水に繋がる。環境整備に取り組めないので、朝礼で進める作業は内部が中心になった。
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車両検査ピットを整え、
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美しく塗り直した。
北原課長は昨年の2月で止まってしまった、サンバー再生に取り組んだ。
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初代サンバーと言えばバンが代表的だが、中津スバルに残るクルマはトラックだ。
既に望桜荘にレストア済みの二代目サンバーが飾られている。
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当社に来た直後はこんな様子だったが、埃だらけで愛らしかった。
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荷台も錆びている割に綺麗で、室内保管が如何に大切かを物語っていた。
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何十年と降り積もった埃が「誇り」に見えた。この二代目が今の望桜荘の主役さ。
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初代サンバーも朽ち果てさせたくない。
しかし状態は二代目よりもっと悪いので、出来る範囲でコツコツと改善を続けている。
まずエンジンから綺麗に復旧させている。ここまでで2017年度の作業は終わった。
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そして久し振りに復旧を再開した。エアクリーナーケースを丁寧に下処理し、もう一度綺麗な状態に戻す。
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こびり付いた泥や錆を取る作業は、まるで考古学の復元作業そのものだ。(笑)
丁寧に丁寧に続ける。
寒いからこそできる仕事もある。
すんきを漬けこむように、毎年毎年コツコツ続け、中津スバルだけの特異な文化を燻蒸する。
だってこの顔を見たら止められないよ。
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「早く綺麗にしてよ」と訴えかけている。この日から今年の11月で15年になる。
歴史の一部に加える日はいつかな。まだまだ先は長い。

仮想の世界

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インプレッサの父から、存在感のあるラスクを戴いた。
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ダークチョコレートを分厚く練り込んだ、
大人の味が魅力だ。


ミルクを含まず、
ラスクの生地にもココアパウダーが練り込まれており、
なかなか食べごたえがある。


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以前、
伊藤さんは「群馬には食文化が乏しい」と嘆いておられたが、
このラスクはすっかり全国的にも有名になった。


波に乗って全国に広がり、
有名になるお菓子もあれば、
静かに伝統を守るお菓子もある。


かと思えば「梅ジャム」の様に、
作り手が居なくなるような寂しいお菓子もある。


とは言うものの、
ニュースで知っただけで「梅ジャム」を見た記憶は乏しい。


しかし概ね味が想像できるから楽しい。




最近訳の分からないCMを、
やたら盛んに見るようになった。


少しも知的では無く、
奇妙演出で記憶に焼き付けようと言う、
安直な手法だった。


イッテQでおなじみの出川が、
盛んに知らないのか知らないのかと繰り返す。


ビットコインと聞くと、
危ない通貨だと思っていたが、
静かに世界の中で存在感を増していた。


現実の通貨では無く、
存在しない通貨をコンピューターで掘り出し、
収支の帳簿を世界中で共同作業する壮大な仕組みだ。


国家間の枠から解かれた新たな仕組みの中に、
若い世代が没頭する。


楽天もライブドアも、
正直に言うといい加減でトップエッジを渡り歩く商売だと思った。


ビットコインなるものも、
利便性が高いが信用できない通貨だと気にも留めなかったが、
何百億円という金が簡単に流出し、
それを20代の男が飄々と記者会見している写真を見て、
改めて金の亡者の行く末を見た気がした。


長年の努力は報われるのに時間がかかる。


手っ取り早く気が付いたやつが勝ち!
確かにそれもある。


けれどもお金は怖い。


高校生の時に一人旅で北海道に行った。


お金を靴下の中に入れ靴底に隠して旅行した。


怖いと言うより、
舐められないための工夫だった。


現金を見せると狙われるが、
持っていないと不安だ。


とにかく流離の旅に魅力があり、
不安より好奇心の方が強かった。


なのでお金の怖さと重要さを肌で感じながら旅をした。


新婚旅行ではトラベラーズチェックを使った。
クレジットカードが普及していない時代で、
現金も危ないし持っていないと生きていけない。


予約なしで往復航空券だけの旅は、
一人旅とは違い大きな責任も背負った。


節約の旅を続けたのでお金はほとんど使わずに残った。


行く時と帰った時で為替で大損が生じた。
何しろ使わずに持ち帰ったトラベラーズチェックは壱ドルあたり50円以上目減りした。


それを換金せずに持ち続け、
今ではどこに行ったのかもわからない。


初めて米国を旅行したときの事だ。


仲間の一人がタクシーの中で渋滞中、
いきなり乗り込んできた女に体中まさぐられ、
鼻の下を伸ばしている間に胸ポケットから財布を抜き取られた。


危ないと言われていたのに、
ホテルの貸金庫を使っていなかったので、
パスポートも含め所持金を丸ごと盗まれてしまった。


翌日のしょぼくれた顔は目を覆いたくなるほどだった。


結局その人は姿を消したので、
急遽借金して帰国したのかもしれない。


当時は貸金庫を使わないと、
ホテルの部屋にある金庫も危ないと言われた。


何しろ初めて行ったアメリカが、
フロリダ州のマイアミだったので、
何から何まで刺激的で素晴らしかった。


当時グレーターマイアミと呼ばれ、
米国の中でも成長著しかったが、
一足先にバブルがはじけ多くのコンドミニアムが売れ残っていた。


そこで衝撃的な光景を見た。


ヒルトンホテルの貸金庫室に入ると、
ホテルの男性が使い古されたドル札を大量に運んでいた。


どう見ても異様な光景だった。


新札ではなく、
薄汚れたドル札ばかり何かで束ねられていた。


見てはいけない物を見たという意雰囲気ではなく、
日常的にそう言う事があると言った風景だった。


量で言うと一輪車に3杯分ぐらい、
慌ただしそうに両手掴みながら何度も運んでいた。


ひょっとして、
これがマネーロンダリングなのか。


そんな思いが頭をよぎった。


現金は怖い。


ビットコインは全く知らない世界だ。


株式と一緒で手を出すつもりは今後も一切ない。


しかし現金が飛び回る時代ではなく、
カードや為替の様に手数料がかからないとなれば魅力に思う人も多いだろう。


足が付かない代わりに盗まれるリスクも高い。


人が作ったプログラムだから、
必ず人が壊すことが出来る。


それを言えば全て同じだが、
マッチポンプの可能性も捨てきれない。


あるいは世界的な「ならず者国家」が、
それを上手く盗むと言う事も考えられる。


覚せい剤まで作るような国なので、
ありとあらゆる悪事を考えるはずだ。


世界中から締め付けられれば開き直る。


証拠さえ残らなければ、
そんな風に思ってしまう。


実態社会の中でお客様の顔を見て毎日過ごせることが、
やっぱり一番幸せだな。


一年で一番忙しい月が、
ほぼ90%過ぎ去った。


過ぎ去ったと言うと寂しいので、
積み重なったと言うべきだろう。


様々な喜びや、
様々な苦しみがあるけれど、
おかげさまで苦しみを思い出すことが出来ない。
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積み重なった結果が報告書になった。
元旦からの4日間でお客様と共有した時間は、
毎年全て見える形で残している。


一つはブログでの発信だ。


もう一つは資産として、
このように内部留保している(笑)


西暦カーをめでたく獲得された堀川さんが来訪された。
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金沢で学生生活を送られているので、
フォレスターは当面北陸で活躍することになる。
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おお!
あの可愛らしいお饅頭だ。
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お心遣いいただき有難うございました。
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ゆっくりお話しできず申し訳ありませんでした。


DEは春休みにでもじっくりやりましょう。
その方がMT乗りにふさわしいスキルアップが可能だ。


納車が続き大阪から西岡さんが来訪された。
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グランドカルビーと書かれた珍しい袋を見て、
思わず娘は胸がときめいたらしい。
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きっと特別なポテチだ。


え?
ポテチってなんだ??


お父さん、本気で知らないの?
在り得ないと人を年寄り扱いする。
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中身を見て分かった。
子袋に分けられた高級なポテトチップが現れた。


見た瞬間にビールが飲みたくなったね。
不謹慎で申し訳ないが、
そんな素敵なお土産だった。


西岡さん、
ありがとうございました。


ひょっこりさんから電話を戴き、
余生を送っていたミニカーたちが、
リフレッシュのために旅立っていった。
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些細なものですが、
栗きんとん羊羹を同封させていただきました。
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七福の羊羹は味が良いうえ、
栗きんとんを使っているので黄金色をしている。


是非ご賞味いただきますよう。


そんな中、
かわら版のドラフトを作成した。
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2月3日発行の予定で、
これから原稿を肉付けしようと思う。


お楽しみに。

世代交代

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他所事なので気にも留めていなかったが、新聞の一面を飾ったのは、
思いもよらない記事だった。


大幅な世代交代だ。


中津川では失敗し、
それ以来負けた方の若い候補の姿を見る事は無くなった。


美濃加茂市では一足先に成功したが、
脇の甘さで足元をすくわれた。


その選挙も同時に行われたようだ。


自治体が違い、
しかも地理的に正反対の位置関係だと、
誰が市長になろうともさほど興味をそそられない。


しかし新聞記事を読んで、


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岐阜には相当な閉塞感があったのだと気が付いた。


しかも候補者は粘着力の強い男だ。
そして明るい。


女房の面構えも良いので、
きっと良い政を進める事だろう。


最近は様々なメディアの人と接する機会が多い。


ほとんどの人たちが、
優れた記者魂を持ち、
真摯に報道とは何かを追求している。


「こうありたい」と感心する場面にもよく出会う。

はっきりと誰が書いた記事なのか、
新聞は分かるようにしているので素晴らしい。

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記者の名前を見て驚いた。
何と古家政徳さんの記事じゃないか。


しばらくお目に掛かっていないが、
活躍ぶりを見て安心した。
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隣の恵那市の支局長を務めていて、
苦しい事や辛い事、
また楽しくて未来のある事も語り合った。


当時の中津川支局長だった土屋さんとも仲が良くて、
色々な場でお互いに良く勉強したものだ。
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彼等と知り合わなかったら、
岐阜放送でCMを製作することも無かったであろう。

二人ともまだ若く独身だったので、
たまには羽目を外すこともあったが、
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兄貴分の土屋さんと弟分の古家さんのコンビは、
記事をまとめるうえでも、
社会貢献の上でも良い働きをされていた。


世代交代を感じる節目でもあった。
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古家さんは念願の恋人を射止め、
素早く結婚に持ち込み、
今ではかなりのパパぶりらしい。


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身を固めるとはまさにこの事だ。
こうした背景が活躍の源だろう。


さほど時を置かず、
「岐阜新聞砲」が炸裂した。
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スクープの効果は抜群で、
直ぐに彼等も幸せな家庭を築いた。
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そんな事を思い出しながら一日が始まった。


活力朝礼で部品を整理していたら、
誰が置いたか解らない謎の部品が現れた。
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ヘッドライトウオッシャーカバーだと課長が判断した。


何の?


というと、
みんな一緒じゃないの、
と結構いい加減なことを言う。


なので展示場に出て一つ一つ、
クルマごとに照らし合わせて確認した。


まず最も可能性の高いBR系レガシィで確認すると、
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ほぼ間違いなさそうだ。
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しかし裏返して重ねると、
切り込みの角度が微妙に違い別物だった。
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次にGP系のXVを確認した。
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こちらも微妙に違う。
それならもう一世代前の、
GVF系WRXはどうなのか。


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店頭に並ぶクルマと照合したが、
ピタリと合うクルマは一台も無かった。
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こんな僅かな部品でも、
デザインにおける世代交代を感じた。


なぜならこのような台形から、
徐々に平行四辺形に形が変わるからだ。


レヴォーグは勿論の事、
現行のレガシィも平行四辺形だ。


デザイントレンドは世相に合わせ浮揚しても、
その根底にあるフィロソフィは、
なはり一本の線で強固に繋がらないといけない。


なので、
これから先の方向性を、
今からしっかり見守る必要があると感じた。


たかが部品一個でと思うかもしれないが、
デザイナーが変わるたびに、
コロコロとスバルのデザインフィロソフィーが変わっては困る。


会社のフィロソフィーが浮足立ったので、
SUBARUと社名変更した途端に負の要素を背負った。


原点はモノ作りから笑顔づくりへと、
つまらぬ逃げのスローガンを掲げ、
大切な戦闘能力開発を疎かにした。


デザインフィロソフィーも重要な戦闘能力の一つで、
笑顔よりも凄味が必要だし、
優れた造形を歴史的に継承する執念が必要だ。


過去に造形言語というキーワードを引っ張り出し、
面白くて温かみがあるデザインが顔をのぞかせた。


それが受け入れられず、
悪戯に時が過ぎ、
金属的で冷たいデザイントレンドになった。


ようやく長い冬を抜け出し、

世界最先端のデザイン性を発揮するブランドになった。
ダイナミック×ソリッドは、
デザインを量子的に捉えた素晴らしいフィロソフィーだ。


だからこそ静かな世代交代の中で、
キチンと今のデザイントレンドを、
最低でも20年は続ける必要があるだろう。


不易と流行とはまた違う、
人間の本能の中にある遺伝の様に、
切っても切れない何かを燻蒸するのだ。


SUBARUはFRからスタートして、
RRで橋頭保を築き、
FFで自動車会社として昇華した。


4WDは優れた駆動方式だが、
FFの誕生に比べたら「派生」に過ぎない。
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だからこそ本当の意味で優れたサンバーはRRだと思っている。
素直な走行特性をっ餅、
静かで振動の少ない居住空間は、
他の商用車を寄せ付けない魅力を持つ。


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大切に温存していたRWDのサンバーが嫁に行くと、
同じように大切にしていたRWDのトラックも、
ステキなお客様のところに嫁ぐことになった。



ガルパンを持っているので、
RRの良さはいつでも味わえる。


決して完全ではないこのクルマを、
いつか元の状態に蘇らせる。


そのために磨き続け、
輝かせることはスバルに関わる上での宿命いかもしれない。
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そんな当社の在り方を見て、
今日も遠方からお客様がいらっしゃった。


安曇野の深澤さんが大切にするサンバーは、
既に20万キロを超えている。


ところが実にストレスなく、
不思議なほど気持ちの良い走りが出来た。


このサンバーの駆動方式は、
最もシンプルなRRの5MTで、
駆動損失が非常に少ない。


それが功を奏している。


最近色々な所が軽くて快調になり、
それがかえって心配だとおっしゃる。


確かに消えかかる前の炎は勢い良く燃えると言う。


そんな心配は飼い主だから出来るのだろう。


出来る限りサポートさせて戴きますので、
今後とも宜しくお願いします。


今のSUBARUで主役に上り詰めたXVは、
元はと言えば起死回生の一発を狙った派生車だった。


過去のグラベルEXでの失敗を反省し、
かなりラギット感のあるクルマだった。


海外での販売を重視したので、
日本仕様の開発に予算が回らず、
嵩上げ車高を与えられないクルマだった。
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ところが功を奏したのはFF車の存在で、
面白そうなクルマだと買ってビックリ玉手箱だった。
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なかなか思い切ったオーバーフェンダーを持ち、
車高が低いので以外にもレーシーに感じた。
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走らせるとさすがにSUBARUらしく、
最終的なマイナーチェンジを施されたシャシーは、
リヤの踏ん張りが見違えるほど良くなった。


気に入っていたクルマがお得意様の下に渡り、
それがお役御免になって再び戻っていた。


世代交代の最後を飾ったこのクルマは、
中津スバルにとっても記念すべきクルマだ。


だからいずれ蘇らせる。
世代交代したとはいえ、
このデザイントレンドもまだまだ捨てたもんじゃない。
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二代目のXVも派生車であることには変わりがないが、
インプレッサの冠から解き放たれた。


そして完全に独り立ちしたと世間に知らしめた出来事が、
スバル初のハイブリッド登場だった。


そして世代交代が潜に進みつつある。
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今度は始めからXVありきで開発が進み、
乗ると良く解るが、
むしろG4とSPORTが派生車に感じる。


抜群のデザインセンスで、
まだまだこの先もラギット感を際立たせそうだ。


何かを予感させる。


それはありとあらゆるシーンでの世代交代だろう。


それが岐阜市の様な、
若い世代の躍進となるのか、
中津川市の様な膠着した世代交代になるのか、
神のみぞ知るだろう。


しかしSUBARUを蘇らせるには、
相当な若い起爆剤が必要だろう。



ジェネレーションを超えて行け。


そこに活路があるはずだ。

BH5の神髄

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三代目レガシィのワゴン、通常BH系と呼ばれるクルマの特装車だ。
ソニックブルーの外装がすこぶる美しい。
このBH5は永い眠りからようやく覚めた。
クルマは絶好調なのだが、ダンパーに問題があり整備を待っていた。つまり足腰だけがおぼつかなくなっていた。
それをやっと完治させた。
それに対して、オートサロンから帰る途中で腰を痛めて以来、何となく足腰が一進一退でおぼつかない。
今日も階段から落ちそうになった。ストレッチで動きを良くしないといけないが、なかなか思うように時間が作れない。
座りっぱなしで仕事をすると良くないので、なるべく書き物は立ってこなし、昼飯も立ったまま食べている。
まあ丁度良い。忙しいので立ち仕事の方が素早く動ける。

とは言うものの、BH5の足腰に比べると、なかなか永い眠りから覚めない。なかなか1000m泳げなくなった。
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昨夜の記録は、500mでかろうじて15分を切ると言う体たらくだ。


念のため金曜日に泳いだ時の記録も温存しておいた。
時計を使い分けると、
体力の変遷が良く解る。
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あらま!
約30秒遅れか。
体重は少しだけ減って64kgジャストだった。


このまま少し絞れば元に戻る。


ところで昨夜もう一つ気が付いたことがあった。
裸足でプールまで歩く時、
妙に違和感があった。


右足の中指辺りが強張る。


なんと「しもやけ」が悪化していた。


L1ラリーで冷えた時にしもやけになり、
その後直っていたが、
ここ数日の寒波で再発した。


出勤してから妙に痛痒くなり、
困ってしまった。


何か良い薬は無いかと考えたら、
マリオに頂いたタイガーバームが目についた。
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とりあえずペール缶の椅子に座った。
丁度良い高さなので、
足の指を確認しやすい。
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開けたら少し緩んだようになっていた。
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足の人差し指と中指が腫れている。
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指ですくって塗りたくった。
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そして両手でしっかりマッサージしながら塗り込むと、
少し楽になった。


万能薬だ。
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それにしても参ったね。
左足は痛風で右足はしもやけか。


使い分けるせいかな。


明らかに軸足が左で、
捌き足が右だと言う事か。


左足にしもやけが出来ないのは何故だろう。


それはさておき、
BH5のテストに先駆け、
日曜日にご契約いただいたレヴォーグをロードテストした。


お客様にお渡しする前のルーティンワークで、
一通り性能を確認した。
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レギュラーガソリンで走っているとは思えないほど、
エンジンのトルクが立ち上がりから十分出ている。
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レガシィから乗り換えが多いのは当たり前だが、
他の車種からの乗り換えで頗る評判が良いのは、
やはり走る基本性能のレベルが高いからだろう。


GT-Sなのでビルサスになっている。
硬い足回りだがゴツゴツ感は無く、
一般国道ではその身を持て余すほどだ。


乗り心地良く快適なコクピットだ。
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レヴォーグ専用のセンターパネルは、
昔のスバルに比べ実に質感が高くなった。


それに燃費が非常に良い。


レヴォーグをテストしてからかわら版を受け取るために、
高速道路で西に向かった。
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既にダンパーを交換してから85kmほど走ったようだ。
北原課長も大宮主任もこのクルマには驚いたようだ。


中津スバルに来た時、
ショックアブソーバが限界点を超えていた。


いわゆる固着というやつだ。


それで最近の開発経緯を踏まえ、
BP系と全く同じコンセプトでB&Bダンパーを開発した。


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まずハイオクガソリンを20リットル入れた。
高速道路に乗る前の始業点検は終わってる。


改めてコックピットを見直した。


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モモのステアリングやアルミペダルなど、
韻をキッチリ踏んだレーシーな雰囲気だ。


WRCの余韻がプンプン匂う。


そしてインナーハンドルが、
キッチリグリップできるように設計されている。
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ここからBP系にはしっかりとフィロソフィーが継承されたが、
その後はブツリと切れてしまった。


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絶対に次はこの辺りを念入りに作ってほしい。


古さを感じるが実に味がある。
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レガシィらしいエアコンパネルは継承され、
マッキントッシュは絶滅した。


当時はドライバーズカーだと言う事が、
カップホルダーの位置で良く解る。
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本当はこの方がメチャクチャ使い易い。
手探りする必要が無いので、
運転中に飲みやすい。
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一等地の場所取りはナビの出現で大きく変わったが、
最近はその次も考える時代になった。


もうナビは必要なくなる。
コネクトする時代になれば、
全く新しいモニターを必要とするはずだ。


本当はコネクトなんかしなくても良いんだけど。


カップホルダーにコーヒーを置いて、
運転しながら飲みたくなった。


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100円で美味いコーヒーが飲めるなんて、
本当に恵まれた時代を生きている。


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ぴったりだ。
B&Bサスは物凄くフラットライドで、
かっちりした脚なのにゴツゴツしないから飲み物も絶対にこぼれない。


しかし驚いた。
このクルマ、
サスを直したら別の様になった。


これをリフレッシュして良い商品に育て上げる。


まずその前哨戦だ。
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最近のナビに組み込まれたオーディオに辟易としていたので、
久し振りにラジオらしいラジオに感動した。


古臭いと思われるかもしれないが、
やっぱりツマミがあると使い易いね。
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平和印刷さんからかわら版を受け取って、
再び高速道路に乗った。
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マルチリンク式のリヤサスになり、
この時からカーゴルームの容量が一気に増えた。


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無事戻って感動したね。
確かに重くて燃費も悪いが、
最終型の質感が思った以上に高かった。


低速の立ち上がりは、
最新型の直噴エンジンを持つレヴォーグとほとんど変わらない。


ツインターボの谷間もほとんど感じない。


4速ATが程よく繋目の粗さを打消し、
ツインターボの良さを引き出している。


何しろシーケンシャルなので、
二つ目のターボが追いついたら、
まさにジェット感覚で加速する。
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高速道路で真価を発揮する凄いエンジンだ。


美味しい料理を味わった後の様な満足感を得た。


これからが楽しみなクルマだ。


さあ、
今日こそ1000m泳ぐぞ。


行ってきます。


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GH8の覚醒

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神奈川から22Bオーナーの前田さんが、御岳山麓に来訪されると聞いていた。
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正面に見えるスキー場のあたりが、
彼等の集結場所だ。
オートサロンの会場でお会いした時、
雪道走行が楽しみだと愉しそうに目を細められていた。
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先週の冷え込みが嘘のように、
実に穏やかな一日だった。


流石に寒波で氷柱の育ちも良い。


ところが今年は異常に雪が少なく、
走る上では注意が必要だ。
ツルツルに凍り付いて非常に危ない。
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こういう時こそスムーズドライブに徹底し、
角の無いステアリング捌きを身に着ける必要がある。


余計な事だと思ったけれど、

多分曲芸師の様な乗り方になっているのではないかと、
少し心配になったので顔を出した。


最近22Bオーナーズミーティングでツーリングすると、
全体的に走り方が粗くなり少しまずいと思っている。


案の定、
前田さんは2本走っただけで大変な思いをしたらしい。


そこでまず、
エンジンオイルを硬めの油膜保護性の高いものにしたか確認した。


そんな事はしていないと言われたので、
2つアドバイスした。


周りの走り方に影響を受けず、
可能な限りスムーズに走らせること。


あまり高回転を使わずに、
丁寧なアクセル操作で速度を上げるよう促した。


次に刺さってしまう事も多いので、
無理して脱出しようとせずエンジンをいたわる事。


この二つに注意しないと、
思わぬ悪影響が帰った後で露呈する。


そして無理にフェイントをかけて、
クルマの向きを変えるような事をせず、
真っ直ぐ丁寧に走り摩擦を支配するよう説明した。


9時15分の位置でしっかり握り、
ステアリングから手を放すような乗り方をしない。


ドリフトするなら、
ある程度緩く握った方が良いけれど、
中途半端に洗い乗り方を覚えると、
間違いなく運転が下手になる。


無理なドリフトではなく、
結果的なドリフトを素早く修正する乗り方をまず覚えると、
その後も雪道が愉しくて仕方がなくなる。


下手な運転は同乗者を疲れさせる。


助手席の人が、
首に力を入れなくても良いように、
安定した運転スキルを身に着けて欲しい。


ということで、
林道を二往復程一緒に走ったけど、
釈迦に説法だったかもしれないと少し反省している。
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昨晩の記録だ。
1000mを29分15秒28で泳ぎ切った。


体重増加もおさまり、
63.7kgと通常に戻った。


適度な炭水化物の摂取で、
エネルギー効率が高まったようだ。


おかげさまで、
この体もすっかり覚醒したようだ。


コナラの状態も良くなっただろうか。
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悪い部分を取り払ったので、
恐らく状態は以前より良いはずだが、
スカッと抜けてしまった。


ただ病巣が減ったうえ、
以前施した根の治療が効くはずだから、
この春に覚醒すると樹勢を一気に回復するかもしれない。
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ニヤッと笑った。
こいつもすっかり覚醒した。


エンジン絶好調、
トランスミッション最高。


きちっと気持ち良く入るTY75と、
250馬力のEJ20のコンビは雪上走行で真価を発揮する。


適度な高出力と軽い車体は、
滑る路面ですごく楽しい。


スポーツマフラーもすっかりなじんで、
心地よいスバルサウンドが後ろから追いかけてくるようだ。
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かなり融雪剤を被ったので、
一度綺麗に洗ってから女神湖に向かうとしよう。


覚醒したきっかけは、
家族三人で東京まで突っ走った事だった。


一人で乗っている時とは全く違う荷重のかかり方で、
東京まで300km以上高速で連続走行した。


ダンパーの作動領域に刺激があったようで、
全く手を加えていないのに動きがスムーズになった。


減衰力が蘇り、
バネ下の動きが行く前と後でまるきり違った。


いわゆる走り癖が付いた。


GH8はこの角度が一番美しくて好きだ。
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次は女神湖で思う存分スムーズに走らせてやろう。
楽しみだ。

WRCとスバル

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流石にトヨタが本気になっているだけあり、歩幅の大きさが違う。


中津川市も末席ながら名を連ねていた。


これは本当に嬉しい事だ。
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だからこそ自動車文化の更なる醸成が大事だろう。
スピードを出す事が危ないのではなく、間違ったドライブスキルで固着した乗り方になる事を、まず第一番目に恐れて欲しい。
雑な乗り方は味音痴を招く。
外に出て写真を撮るうちに体が冷えた。
久し振りに「とうじそば」が食べたくなった。一人前でも快く引き受けてくれて嬉しかった。
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昔からネギと油揚げだけの具材で、シイタケをたっぷり入れて旨味を出すお店だ。
汁の味は最高だった。
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美味そうな手打ちそばだ。冷たい水にさらされ瑞々しく輝く。汁にそばを投じる前に、ワサビを付けてそのまま食べた。
あれ?味が足りない。蕎麦は蕎麦なのだが何かが不足している。
この蕎麦を打った人は、他の蕎麦をあまり食べないのだろうか。
あるいは仕事として上手くいっているが、本当に蕎麦が好きなのだろうか。
そんな疑問が頭をよぎった。
クルマの運転も同じで、若いころは自分さえ良ければ満足していた。
子供が出来ると気づかいは増えたが、やっぱり自分の乗り方はこれでいいと決めつけた部分があった。
ところが50歳を過ぎて、ドイツで受けた薫陶がきっかけとなり、ドライブスキルを全て見直した。
色々なクルマに乗る機会が多いので、それぞれの良さも適切に掴み、元々の良さを引き出す努力も続けている。
そうしたことが、様々な出会いに繋がりWRCの開催まで至った。この地域で開催される可能性が出ただけで、天にも昇るほど嬉しい。
インプレッサは初代限りで消えゆく運命だった。
GC8は衝突安全基準が低く、2000年の6月までしかラインを流せない危険なクルマだった。
SUBARUは徐々にフォレスターへ移行を考えた様だが、WRCの活躍がその運命を大きく変えた。
急遽開発された二代目は、安全基準もトランスミッションの強度も、全て次世代を見据えた設計になっていた。
それが功を奏したので、マイナーチェンジの度に凄いクルマに変身した訳だ。
そしてコンパクトカーとは何かを追求した結果、実にヨーロピアンな三代目が誕生した。
その経緯を考えると、このクルマがなぜこんなに美味しいのか改めて分かった。
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ナローボディならではの軽快感と、独特のエンジンフィールが味の良さを生み出す。
先のざるそばの様に、見た目は立派な蕎麦だが、食べると何か一味足りないようなクルマが多い。
それがGH8の5MTに乗ると、本当に美味いざるそばを、ワサビだけで食す時を思い出すのだ。
味音痴にならぬよう心がけている。
運転に角があると、微妙なクルマの味が解らなくなる。
これからも丁寧なグリップ走行を心がけ、日々の学習も怠らないように続けたい。
一人でも多くのドライバーが、丁寧で正確な運転が出来るよう、地道な活動も続ける決心をした。
それが微力ながら、WRCの開催を実現させる一助になればと思う。
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好きなクルマだと走る距離が増える。昨日御嶽山に向かう前トリップメーターを確認した。
前回の出張からもう1000km近く走った。
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燃料を15リットル補充して、トリップメーターをリセットした。
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雪道を本格的に走ると当然燃費が悪化する。そこで山道を途中まで走り終えたところで燃費を確認した。
f0076731_11264312.jpg
スタートから65キロで燃費はリッターあたり11.3kmだ。
このクルマ、テレスコピックステアリングになっている。
ドラポジの微調整に欠かせないアイテムだ。
BP/BL系には無かったのに、SIシャシーの開発と同時に採用されていた。
これまで気が付かなかった。
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この時の気温は氷点下三度だった。一週間前より五度も高い。
そこから先は昨日のレポート通りだ。
会社に戻り残務を終え、ブログアップして自宅に帰った。
出勤して車体を見ると各部に塩の汚れが浮かんでいた。
これで女神湖に行くのは失敬だろう。
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それに目に見えないだけで、路上に沢山の塩分が舞い上がっている。
だから、エンジンルームも洗ってあげたくなった。
こういう時は温水ウオッシャーに限る。それに手作業に勝るモノは無い。
西尾君に頼んで速やかに洗浄してもらった。気温が平年並みに戻り、洗っても凍てつかないから安心だ。
何しろ可愛くて仕方がない個体だ。愛情をかけてやらないと、
f0076731_11274050.jpg
女神湖で他のクルマに乗っている間、焼きもちを焼いて拗ねるかもしれない。
何しろ最新のXVとWRXがSUBARUの広報から届いているし、カーオブザイヤーを獲得したボルボにも乗る予定だ。
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そんな中で、一歩も引けを取らない走りをさせてやりたい。
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昨日の述べ走行距離は206kmにのぼった。かなりのスポーティドライブも楽しんだが、燃費の悪化は想像以上に少なかった。
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それにしても24時間で6℃も気温差がある。暖かい一日になりそうだ。
でもまだ油断大敵だ。明日は雪が降るらしい。早めに出発しようかな。


さてWRCの第一線でSUBARUが活躍する可能性は少ないが、
スバルからラリーカーが消えたわけでは無い。


国内ラリーでは新井さんや、
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勝田さんが大活躍している。
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WRCも露出する機会が増えれば人気が高まるはずだ。


そしたらSUBARUはインプレッサスポーツやXVを、
手っ取り早くラリーカーに仕立てても良い。


型式呼称GH8、
インプレッサS-GTは車体重量が1360kgと、
後に出るWRX STIより120kgも軽かった。


ボディサイズも約6センチ幅が狭い。


残念ながらその後ビッグマイナーチェンジで、
2.0GTと呼び方を変えた途端、
20kgも重くなってしまった。


だから、
初期型は運動性能が快活なんだ。


同じように大きなWRXを無理に使わずとも、
SGPを持つインプレッサで再びWRCを戦う。


日本限定で参戦すると、
面白いじゃないか。



EJ20を搭載した、
競技専用のインプレッサ開発。


そんな可能性も最近感じるのだ。
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