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Channel: 中津スバルの濃いスバリストに贈る情報
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新型WRX「STI」の詳細な改善ポイントを分析

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皆様からご心配を戴き有難うございました。


中津川市北部の山間部で短時間に物凄い雨が降ったようだ。


昨日の走行テストから戻る途中で動画撮影をした時に、
異様な雲から嵐の到来を予感した。


動画を見ると解るがサーキットを走る前と走った後で、
クルマの調子が全く変わった。


時速100kmで硬く感じた乗り心地が、軽く快適な走りに変わった。




こちらの動画は、
サーキットを走った後で撮影したモノだ。


余りの良さにすっかりご機嫌が良くなった。


欲しい!
そう思うクルマだった。





ちなみに動画の中で言及している二つのサーキットを記しておこう。


マツダ・レースウェイ・ラグナ・セカ







スパ西浦モーターパーク




今日はこの動画を、
下記のコメントを元に見て欲しい。


まず走行性能上の改良点を3つ明確にしておく。


第一にセンターデフだ。


第二にブレーキシステム、


そして第三の改良点が19インチタイヤを含むシャシー全般の刷新だ。


一つ目はトランスミッションに関することで、
センターデフに内蔵された機械式LSDを取り外し、
電子制御で働く電磁クラッチ式差動制限装置に刷新した。


ちょっと聞くと大げさに感じるが、
昔のDCCDに戻したような感じだ。


初期のDCCDはダイヤルだけでロック率を変える電気式で、
電子制御も無くトルク配分も超後輪重視だった。


だからタイヤが良くないとタイトなコーナーでスピンを誘発する。


オープンで走ると腕の良い人は自在に扱うが、
下手だと危険性の高いセッティングだった。


そこで2代目の後期から電子制御化すると同時に機械式LDを組み込んだ。


安全性や安定性は高まったが、
同時にしなやかで軽快な走行感覚をスポイルした。


よく「鎧を着たような」と表現するが、
その根源は内蔵した機械式LSDにあった。


それを外せば気持ち良くなるが、
スリッパりーな場所や限界を超えそうなときに大丈夫なのか。


その辺りがきっと長年の課題だった。


開発の舞台にラグナセカを選んだと聞いて、
真っ先に機械式デフの取り外しを検討したと予測した。


ドンピシャだった。


こうなるとそれを体感するためには、
サーキットで走らせるしか方法はない。


結果は抜群だ。


ギクシャク感が霧散し、
BRZのような回頭性能を楽しめた。


前のブログでコーナリングの精度が徐々に高まるのは、
慣熟したせいもあるがデフをオープンにした効果の方が大きい。




アクセルワークで姿勢の変化が容易になるし、
リヤタイヤが限界を超えそうになると、
絶妙なタイミングで軽くVDCが働く。


この安心感は相当なものだから、
一般路でもデフフリーで愉しく走れるだろう。


こうした実証には一定の要件が揃った場所で、
自分の感性に沿ってじっくりとクルマに向かうのが一番良い。


例えばBRZの発売時も、
あえてFRスポーツを氷上に連れ込み限界特性を確かめた。


その結果が「雪に強いFRスポーツ」だと言える自信につながった。


今回も実際にサーキットに持ち込み試したことで、
より後輪駆動に近い「ハンドリングマシンが蘇った」と胸が張れる。


DCCDの使い方は、
まず通常オートで使えばよいがフリーにするともっと気持ちが良い。


ただし、
4WDの熱狂的信者はフルオートかオートの後輪よりにするとよい。


雪が降ったり凍結してより確実な駆動力が欲しければ、
マニュアルモードでロックさせる。


そんな使い方を楽しんでほしい。
サーキットを走らせて、
「デフフリーは愉しいぞ」と自信を持ってお勧めできる。


第二にブレーキシステムが凄い。
前後ともモノブロックキャリパーが標準装備になった。


元はSTIがGDBのRA用として開発したものだ。


それをベースに全面刷新しカラーもこれまでの中途半端な色調を捨て、
STIの新たな色調を提案している。




さて第三のシャシーとタイヤに話を移そう。


19インチのタイヤとホイールも、
STIがS207用に先行開発したものだ。
コンプリートカーが何たるかを知る平川社長は、
タイヤサイズをカタログモデルよりワンサイズ引き上げ255/35R19を履かせた。


その証拠に新型のカタログモデルに245/35R19が装着されている。
開発当初のサイズに戻し価格と性能をバランスさせている。
開発陣はタイヤに相当の拘りを持ったに違いない。
最新のSTIはS207が採用したダンロップのSPORT MAXXではなく、
ヨコハマのアドバンSPORTを履いていた。


ヨコハマはドイツのニュルブルクリンクに、
しっかりした開発拠点を持っている。


そこでヨコハマの全てを注いで開発した、
アドバンsportは新型車の特性にドンピシャだった。


ヨコハマのプライドが炸裂したと言えよう。


耐衝撃性、
後輪重視でグッと立ち上がるグリップ力、
排水性、
そして静粛性などクルマメーカーならではの要求性能にこたえている。


シャシー全体は間違いなく大幅に見直された。
スバルはあまりはっきり言わないが、
ボディ各部の剛性が見直されている。


キャビンを守る骨格部材はより強靭なものになった。
サスペンションの付け根など、
走りを良くする部分の補剛が変わり、
ダンパーが滑らかにストロークする。
後輪のスタビライザーが細くなったので、
ダンパーストローク改善と相乗効果で、
後輪の接地性が大きく高められた。
こうした改善が出来たので、
センターデフから機械式の部分を取り除くなど、
特性を大幅に変えることができたのだろう。
スピンを誘発しない優れたシャシーになった。





また次をお楽しみに。





WRX STIのタイヤを観察

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凄いサーキットだ。
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徳川家の城に使われた石らしい。
切り出した痕が生々しい。




どうもこの日は、
想像以上に過酷な環境だったらしい。


妻も汗びっしょりだった。


車内も汗をかくがエアコンが効いている。


外は37℃以上あったようだ。


車にも厳しいが、
タイヤにも辛い。


良いタイヤだった。


明日はその辺りを考察したい。
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疑問にも可能な限り答えたい。


つづく

コナラの将来とスバルの将来

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海を背景に。
WRXは本当に面白くなった。これからここに来る機会が益々増えるだろう。
二年前の今日、二宮さんが情熱を注いだコナラ寄金を役場に寄附した。
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それ以来、開田からすっかり足が遠のいた。
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情熱を注ぐと、一言で言うのは簡単だが、そんなに簡単なことじゃない。
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受け取ってはもらったが、役場も苦慮していることだろう。
そこまでの情熱を誰が持つというのか。
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正直な所、今の時点で情熱を注ぐ対象は、SUBARUしか無くなった。
コナラの5年後が全く想像できないように、SUBARU5年後もまるで形が予想できない。
なので間違ったことや、おかしな事に敏感に反応できる感性を磨き続ける。
休んでいる暇は無い。

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そんな時に一番嬉しいのがお客様から戴いた励ましだ。
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松山さん、アンケートにご回答戴きありがとうございました。
社員全員とても喜んでおります。
おかげさまで、今月の営業成績は今日の時点で、全ての項目において前年を凌駕した。
特に整備課の躍進で、会社全体が上げ潮ムードだ。
けれども5月と6月の落ち込みを挽回するには、まだまだ相当な努力が必要だ。
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後藤さんに美味しい辛子豆腐を戴いた。
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ありがとうございました。


この味と合うワインを用意した。
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非常に出来の良いワインで、
なぜこのような逸品が僅か1000円で買えるのか。


当社のロイヤル車検も、
高いから内容が濃くて結果的に安い。


このワインもバラバラで買わず、
組み合わせてまとめ買いすることでお値打ちになる。


しかもキチンと説明できるソムリエがいるので、
効率よく販売できるのだ。
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フランスのワインには関税が掛かる。


チリのワインには軽減される。
だから最近チリ産のワインが目立つ。
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土岐アウトレットモールにある、
エノテカへ行くと吉村ソムリエに会える。
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サーキットの帰りに脚を伸ばした。
せっかく近くに来たなら買って帰らないと損をする。
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たまには白も如何ですかと、
アルゼンチン産のワインを勧められた。


もちをん即座に購入した。
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バックヤードからイタリア産も出して戴けた。


常連になって最高の組み合わせを買うと、
結果的に安い買い物になる。


10本まとめると、
驚くほど安くなるので、
是非一度訪問されてはどうだろう。


中津スバルのブログを見たと言えば、
もの凄く話が早いだろう。


吉村さん、
取っておきの逸品をありがとうございました。


ワインをしこたま仕入れたら、
思わぬ贈り物が届いた。


生田さんから特別製の軟骨が送られてきた。
健康に良いし美味しい。
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ありがとうございました。
是非スポーツ走行も楽しみましょう。
レクチャーします。


横浜にお住まいの三木さんから、
心温まるお便りを戴いた。
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中津川で入手困難な、
スバルマガジンが添えられていた。
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三木さん、
ありがとうございました。


愛車で是非一度中津川までお越し下さい。
目に掛かれる日を楽しみにしています。
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三重県から鳥川さんもいらっしゃった。


愛機SVXの次の人生、
しっかり承りました。


また是非遊びに来て下さい。


皆さんから好評なので、
妻がブルーベリージャムの製造に力を入れている。
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恐れ多くも、
満天星一休の名知会長へ、
フォレスター納車記念として差し上げた。
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すると研究開発中のお菓子が、
どーんと届いた。


名知会長は、
杣の木漏れ日という大名作の生みの親だ。


こうした開発精神は、
伸びる企業に欠かせないエキスなのだろう。
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隠し味はクルミで、
パイとクッキーが重合した深い味だ。


名知会長、
ありがとうございました。
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今日はドクターカーの臨時点検で、
フロントサスのブッシュを予防交換した。


このようなクルマには、
航空機並の予防メンテナンスが必要だと考えている。


リフレッシュメンテナンスで得た知見を、
どんどん注ぎ込み安全確実な運行をサポートする。


このドクターカーを創出した、
間渕ドクターの誕生日は、
なんと本日7月29日だった。
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さっそく出来立てのブルーベリージャムをプレゼントした。


間渕さん、お誕生日おめでとうございます。


中津川の救急救命率は、
確実にそして明らかに向上している。


5年先を見据え、
全力でバックアップしたい。


さあ、
いよいよ最終日曜日だ。


かわら版をSTIで作ることに決めた。


明日から二日間、
死にものぐるいで頑張るぞ!


明日もよろしくお願いします。






スバルの将来と痛風発作

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娘が言った。「お父さんがピルケースに痛風の薬を切っては入れるのを見て、
何だか嬉しくなった」
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この野郎。
酷い事を言う。
「いい気味~~~」


これで2か月飲み続けた。
忘れる日もあるのでピルケースを手に入れた。


3か月目に入ったところで、
今朝いきなり発作が起きた。
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起き抜けに、
左足の指を曲げたら痛かった。


二日ほどムズムズしていたので予感はあった。
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急に晴れたので、
靴の模様がプリントされている。
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早速引き出しから湿布薬と、
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ロキソニンを取り出した。
薬を飲んでいたおかげで、
この程度で収まっているのだろう。


相当な尿酸値だったに違いない。


決して暴飲暴食したわけでは無いが、
エネルギッシュに動き回った事と、
あるモノが影響した。


過去に必ずトリガーとなる食べ物だ。
その名は「焼肉」だ。


20日にボディを簡易チェックした。
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ほぼ2か月ぶりの内容は、
決して悪くなかった。


体重は微増したが概ね安定した数値だった。
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あくまでも目安と心得ている。
しかし体調が良いので忙しさを楽しめた。
22日土曜日のスバルマガジン取材対応
23日日曜日のB級ライセンス講習会
24日月曜日の越前大野市視察訪問
25日火曜日の中部陸運支局表彰式
26日水曜日のスパ西浦走行テスト
この日に一度目のトリガーを引いた。


妻と焼肉を食べに行った。
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随分暑い中で撮影したので、
焼肉を凄く食べたくなった。


朝昼と食事を抜いたので、
余計においしかった。




生ビールも少々飲んだが、
それほど大した量ではなかった。
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問題はその翌日だ。


中古車組合の月例会が予定されていた。
会場を明らかにせず、
JR坂下駅に集合してほしいとだけ、
電話があった。


集まってから目的地は焼肉屋だと告げられた。


少しまずいなと感じた。


3年前の発症も、
確か焼肉がトリガーだった。



忘備録を見て驚いた。
左足親指の発作は、
2014年7月29日で、
まさにほぼ同じ日だった。


この時もかわら版の締め切り直前だった。


こうしてみると、
体質と言うものは実に愉快で、
うまく付き合うしかない。


焼肉
締め切り
出張


これが痛風の三大要因だった。


宮山さんのサンバーも内科的症状で、
オーバーヒートが収まらない。


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一定の状態でオーバーヒートする。
一度目のやり方では、
目立った効果が出なかった。
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とにかくトリガーを引くと、
相変わらず怒り出す。
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北原課長も少しお手上げ状態だ。
そこでとにかくエンジン回りのクーリングシステムを完全分解させた。


コストはかかるが、
オーナーにも覚悟してもらうしかない。
対症療法ではオーバーヒートの根絶は無理だろう。
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全部ホースを外す作業は、結構手間がかかる。


走行距離が少ないせいで、
逆に不始末を起こすケースもある。


特に純正クーラントを使わずに、
水や社外品で放置すると、
内部から機能障害を起こす。



それをベースに考え、
宮山さんのサンバーをもう一度徹底的に調べた。
今日の午後になり北原課長から原因報告があった。
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中から腐食し、システム全体に影響が及んだ。
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スロットルボディもダメになっている。
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外したホースに、大量の劣化形成物が付着していた。
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人間で言えばコレステロールが動脈硬化を引き起こすのとよく似ている。
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どこまで元に戻せるか解らないが、この後も全力で回復に取り組む。
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クルマの体質もこのようにして形成される。


稲村さんに頂いたお土産は、
とても美味しいチョコレートケーキだった。
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BRZ夏祭りスペシャル バレンティ仕様登場

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何か面白い事をやろうよ!
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編集会議で一石を投じた。そこでバレンティに白羽の矢を立てた。
届いたランプは全部で11個あった。
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一番の大物はヘッドライトだ。
丸ごと外してHIDユニットを差し替えて装着する。
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バンパーまで外さないと作業が出来ない。
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ユニットを外したら、
中心のランプを抜き取る。


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そしてバレンティの新品ユニットにしっかり差し込む。


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サイドマーカーもオレンジ色のLEDランプに交換した。
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印象が全く異なり、
新鮮さがとても良い。
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Befor



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After



ヘッドランプの構造は、
中々凝った作りになっている。


元々自動車メーカーで灯火器の開発に携わった人が、
かなり深く関与しているのではないかと思った。
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それくらい綺麗で明るい。




平凡で奥深さのないテールランプも、
バレンティのテールランプだとが、
見た目も機能も全く違う。


次にテールランプを比較してみよう。


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Before
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After

なんか別のクルマになった。
完全に新型にも勝てる出来栄えだ。


標準車のバックランプは、
左右にクリアなレンズがあり、
中央はイミテーションのリヤフォグだ。
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フルLEDになると同時にリヤフォグも装備した。
V時のイルミネーションも組み込まれ、
とにかく全体のまとまりがものすごく良い。
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ウインカーはスイッチを切り換えると、
シーケンシャルタイプになる。


好き嫌いがあるので、
どちらか好みに応じて選べるようになっている。


この辺り、
中々センスが良い。




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お得意様に郵送するニュースレターを張り付けておくので、
興味がある人はプリントアウトして来訪されると良いだろう。


他にもセットで取り付けた。
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ナンバー灯を2つともLEDに交換すると、
何かとても新鮮な気持ちになる。
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トランクルームのランプもセットされていた。


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クッキリ明るく照明が変わった。荷物を取り出す時に、随分識別しやすくなる。
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ルームランプもとても明るくなる。

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省エネ効果は抜群だろう。つけ忘れてもバッテリーに影響が少ない気がした。
ただし色は白熱球が恋しくなる。
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ショールームにクルマを入れて常時点灯させるので、是非とも遊びに来てほしい。


夏休みも水曜以外は休まず営業する。
この夏を思いっきり楽しもうぜ!



本気のWRX

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まず初めに、「トヨタの皆さん、WRC優勝おめでとうございます。記念車を出して下さい。一台購入させていただきます」
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稲村さんに戴いたケーキを丁寧に食べた。
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じっくり切って食べたら、
また違う美味さになった。


サーキットを走るとはこういうことだ。


公道とは違う、
研ぎ澄まされた走りを楽しむ場所だ。


WRXのSTIをサーキットに持ち込み、
自信を持って評価できるようになった。


商品評価をスパ西浦で進めながら、
年に一度はNBRへ行って感性を磨く。


そしてかわら版を書き、
色々な人たちとドライブエクスペリエを楽しむ。
これがライフワークになりそうだ。


今年は9月3日からドイツに飛ぶ。
今後ともご指導をお願いします。


まず新型WRXのシャシーとボディに関して、
今回の改善でSGPの知見が注がれたことは間違いない。


ただしそれはセッティングに絞られ、
ボディには安全面と静粛性の向上以外、
全く手を入れていない。


リヤの締結感を緩め、
後輪の接地性を更に高めた。


フロントサスとリヤサスの付け根周辺は、
以前と全く同じだ。


でも手が入っていないと思えないほど、
フィーリングが良くなった。


ブレーキも黄色く塗られてカッコ良いし、
モノブロックキャリパーを新設計した度量に驚いた。


価格もトータルで7万円しか値上げしていない。


オーバークオリティになると、
価格に跳ね返る。
だから一般的なスポーツ走行で、
30分以上性能維持出来る事を目標に開発した。


だからスパ西浦で40分を過ぎて、
熱ダレを感じたことは開発者の狙い通りに完成している証だった。


ダストや放熱性は文句なしだが、
異音発生が怖くて少しパッドの材質で逃げてるのかと疑った。
決してそうではなく、
17から18インチ化でパッドの材質を変更したが、
間違いなく異音(鳴き)より効きに重点をおいた開発だった。



リヤデフのオイルテンプが上昇し、
ワーニングランプがついたのも、
量産車として適正な閾値に設定されているからだ。


放熱性に問題があるのではなく、
一線を超えない注意を適切に与えている。




DCCDも「エミ」と称していたころに戻った。
とても喜ばしい事だ。



今でこそ、
あちこちから不等トルク配分のデフが登場したが、
4WDの物理的な特性を解明したのはスバルだ。


現在もスペシャリストとして、
世界をリードし続けている。


スバルはセンターデフの電子制御が未熟な頃、
機械式LSDでイニシャルトルクが逃げるのを防いだ。


構造図では効果が良く解らないが、
電磁クラッチの外側にある機械式LSDを外し、
流れるようにスムーズなサーキット走行が可能になった。


何をどのようにして強化出来たのか。



DCCDはプラネタリギヤを使った構造だ。
その構成の中で、
フロント軸にに流れるトルクを伝えているサンギヤを、
D型から大きく変更した。
基本的にDCCDの変更点はそれのみだ。


だから価格的にも安くなっている。
C型まではサンギヤにトルクカムを内蔵していた。


伝えているトルクに感応する形で、
LSDトルクを発生する多板クラッチを締結する系統がある。
それに対して、

リヤ側に置かれた電磁クラッチと、
そのパイロットクラッチ及びボールカムの作動で、
同じ 多板クラッチを締結する別系統を合わせ持っていた。


今回の思い切った改良で、
トルクカムを廃止した。


これでサンギヤはプラネタリの一構成部品として、
フロントにトルクを流すだけになった。


LSDトルクを発生する多板クラッチは、
全てリヤ側に置かれた電磁クラッチからの系統でその締結を制御される。 


これまでのDCCDに比べて、
電磁クラッチもパイロットクラッチも多板クラッチも、
全てその容量に変化はなかった。


さすがに実戦で鍛えられたシステムだ。
GC8に搭載されていた、
初期のDCCDはピーキーな特性も併せ持っていた。


面白いがタイヤを舐めると簡単にスピンする。


その怖さが全くない事を、
サーキットを走って証明した。 



単純に技術の進歩と言うレベルではなく、
知り尽くした者にしかできない、
相当な練り込みが続けられていた。


最新型は、
トルクカムによる締結力が無くなっても、
元々の電磁クラッチから多板クラッチの系統で発生出来る締結力で、
十分、
いやそれ以上に全体を賄うことが出来るようになった。



今年のオートサロンで、
BRZやWRX「S4」のSTIスポーツを見て、
スバルとしての商品企画は成功したと思った。


しかしSTIとして考えた時に、
あの開発は失敗じゃないかと思う。


スバルのマーケティングからは、
あの解が引き出せる。
だが、
本来スバルの遺伝子は、
軽いクルマにこそ効果を発揮するはずだ。


ドンドン重くして一体どうするんだろう。


本来ならSTI SPORTを作時に、
今ある資産を有効的に使うべきだろう。


素晴らしい最新型のセンターデフを、

輸出用のTY75と組み合わせ、
1.6lの直噴ターボを搭載したG4作るべきだ


本来ならこれがメーカーの作るべき、
「吊るしのSTI」の姿だが、
今の開発トップはともかく、
これまでのトップは絶対にOKを出さなかった。



売れるクルマでは無いし、
開発費が余分にかかる。


だから「STI SPORT」のコンセプトが出来上がった。


でも最近よく考えてみたら、
G4の方がWRXより車体が長い。


SGPを投入したので軽さでは分があるけれど、
ターボ車を出す意欲など毛頭も無い。


新型STIの重量だと、
スパ西浦でスポーツ走行すると40分で少しタレる。



こうなるとやはり「STI SPORT」は、
今の「なんてっちゃって」路線のままで良いから、
そろそろ過去最強のSTIを更新してもらいたい。


それは「魂のRA-R」を再び作る事だ。
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最初から300人にしか売らないと決めた、
覚悟のWRXだ。


まず徹底的に軽くする。
快適性能を全て犠牲にして、
戦闘能力を高める事だけに集中する。


「笑顔」は結果論だ。
生ッちょろいクルマはいらない。


このクルマ:「RA-R」のブレーキは、
同じ共同開発でも覚悟が違う。


30分間のスポーツ走行ではなく、
コンスタントに安定してサーキットを走れる能力だ。


すなわちニュルブルクリンクで要求される能力を、
間違いなく身に付けねばならなかった。


新型のモノブロックの細かいスペックを知らない。
だが、
RA-Rには既存のモノブロックをベースに、
STIが徹底的にサーキットを走れるように設計したモノブロックだ。


彼等自身がスペックを当時明らかにしていた。


フロントローターは重量増加を押さえながらも、
32mmとしてグルービングを入れた。


その結果、
コーナーに突入する時の車速を最大に維持しつつ、
狙った車速にコントロールする能力を、
「連続走行時でも安定して発揮する事」を実現させた。


軽くしてこの能力を追加すれば、
スパ西浦を走って40分でタレることはない。



更にスポーツECUを装備し、
スポーツキャタライザーを入れるなど、
オーバークオリティな設計が思う存分注ぎ込まれた。


ターボチャージャーも大型化して、
タービンブレードまで減らした。


こうして見かけ以上の動力性能を発揮するだけでなく、
車体全体を1390kgに抑え込んだ。


実際にはもっと軽いはずだ。


こうして軽量化した上で、
パワーアップし、
シャシーのバランスをわざと崩す。


その手法がスタビライザーの強化だ。


バランスを崩すと面白いクルマになるが、
本気で300台しか作らないと決めないと軸足がぶれる。


「乗ってはいけない人」に売ることになるからだ。


これを作れないから、
笑顔を作る会社だと嘘を言ってごまかすようになった。


RA-Rはフロントに21パイ、
リヤに22パイのスタビライザーを入れ、
足回りのブッシュを全てピロボールに替えた。


その上でスプリングとダンパーも強化した。


その上でブレーキを徹底的に強化して、
走りのポテンシャル向上に対する、
安全マージンも忘れなかった。


300台で良い。


それを出すことがSTIの仕事だ。


RA-Rは当時税別で408万円。
随分安いクルマだった。
ところが秒殺で売れることはなかった。


知る人ぞ知る最速のWRXとは、
そのような車なのだ。


STIよ、
本気でやってみないか。


以前と比べ環境は全く異なる。


このブログを読む人たちだけでも、
相当な台数が売れるはずだ。


チャールサイトイエローのRA-Rを作ってくれたら、
真っ先に注文する。


賛同する人はぜひコメントしてほしい。


Sシリーズがどうでも良くなる、
最新の「WRX STI」になった。
皆でサーキットを走ろうじゃないか。


これから東京へ出張だ。
何が起きるかな。
しばらく死に物狂いで更新する。


お楽しみに

三度目の正直な6気筒

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21世紀になっても、新型のレシプロエンジンを開発した。


当時そのように胸を張ったはずだが、
その後は財産を食い潰しているな。


最初から凄い6気筒ではなかったが、
このエンジンって魂じゃないか。
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アルシオーネの6気筒、
SVXの6気筒得続き、
待っていたタイミングベルトの無い6気筒が誕生した。
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デザートカーキの原点もここにある。
何しろ遺伝子と言うものは、
こういう事なんだよ。
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最新のXVは、
明らかにスポーツより開発の優先度が上だ。


ランカスターは、
結果的にツーリングワゴンよりスタイリッシュだった。


これも、
遺伝子と言うことさ。

新型サンバーの実力を試す

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面白い病気だ。

匿名で「知ったぶり」をぶつ。


「どっち側」か良く解る。
この病気にも困ったものだ。
やる気がある時ほど、
トリガーを引くと現れる。


痛風だ。


途方に暮れるほど痛いくせに、
そういうときほど、
より頭脳明晰でバイタリティーに溢れる。


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鶴齢と言う酒がある。


そいつを極めて安価に提供してくれたので、
解っていてもトリガーを引いた。
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先の大先輩は、
これに驚いたのかもしれない。


いきなり居酒屋で、
締めではなく最初に蕎麦を頼み、


ワサビ以外何も付けず、
すすり込んでは酒を飲む。


これは堪らなく美味い。


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次はカツオのたたきだ。
この日はまた一段と鮮度が良いが、売り切れも続出していた。
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生シラスも逸品だった。
これが最後の一品で、
その後注文した人たちは食べ損ねた。


見事に引き金になる食材ばかりだ。


薬を飲み始めて3か月たったが、
焼肉でトリガーを引いてから、
カラダの状態が一気に飽和したのだろう。


おとなしくしていたので、
ちょっと腫れたが直ぐ治まり
月曜日まで何の変哲もなかった。
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月曜の夜は、
中瀬さんに頂いた土佐の漬物をつまみに、
オンザロックで焼酎を飲んだ。

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この時は足の痛みも治まり、
いつものように穏やかだった。


だが気付かなかっただけで、
指先はまだトリガーに掛かったままだった。

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東京で炸裂した。
ボルタレンを持っていかなかった。


眩暈がするほど痛いのに、
やる気がモリモリわいてくる。


何を食べても美味い。


勘が鋭いので仕入れに対しても強い。
面白い病気なら上手く付き合うに限る。


嫌な病気には近ずかないし、
相手にもしない。


人生それが一番さ。
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まさか六気筒の6速があるとは思わなかった。


まさに「カツオ」で言えば、
市場に並んだ魚体だ。


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瞬時に見抜ける時は、
冴えている時だ。


痛風発作が出ると冴える。


瞬間に閃いた仕事だった。
事前にクルマを見る時間も無く、
最後に足を引きずりながらがクルマを見た。





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前のオーナーは、
かなりユニークな人かもしれない。
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クルマを粗末に扱わず、
相棒として乗り倒す人だ。


これは素材として非常に面白い。


仕上げるのが楽しみになった。
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今朝会社に戻ると、
サンバーが待っていた。


ボルタレンを飲み、
コルヒチンの投薬を受け信楽町へ向かった。
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改めて考えたら、
最新型のサンバートラックになってから、
長距離を走った覚えがなかった。


最新型のインパネデザインは、
どこから見てもサンバーだ。


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ところが以前なら考えも及ばなかったほど、
細部に凝った工夫が張り巡らされている。


カップホルダーは、
アイフォンを入れたり、
カメラを置くのに絶好のポイントだ。


使えば使うほど便利で、
そのギヤ感が堪らなく良い。




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オーディオの下にあるトレイは、
スバル単独では考えられない工夫だ。
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メーターをリセットした。
信楽焼の里まではおよそ200kmある。


開けた視界も軽トラックの魅力だ。
長距離を走っても意外に疲れない。
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ふと思い出した。
七福さんでお土産を買って、
村木会長に渡さなきゃ。


深山の雫を買って、
高速道路に乗った。


お尻の下にエンジンがあるので、
リヤエンジンの頃より騒音は大きい。


しかし高速で長距離を走ると、
最新型の良さがとても良く解る。
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特にオートマチック車の性能が良い。


スバル単独では無理だった、
オートマチックの多段化が可能になり、
高速走行安定性もより良くなった。


面白いクルマが現れた。
お洒落なコペンだ。




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こいつをベンチマークに、
アクセル全開で突っ走った。


さすがに全面投影面積が大きいと、
時速100キロでは動力性能差より、
そちらの方が影響が大きくなる。
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しかしエンジンのトルクが大きく、
変速領域も広い。
なかなか高速道路をストレスなく走れる良いクルマだ。


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もちろん高速道路では4輪駆動を使わない。
動力損失が大きくなり、
走りの点で不利なこと以外何もない。


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コペンをキャッチアップできた。



丸本製陶に着くと、
村木会長が暖かく迎え入れてくれた。


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荷物を運ぶ目的なので、
サンバーが生き生きしている。


嬉しそうな顔に見えるのは、
決して気のせいじゃない。




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インプレッサハウスの露天風呂は、
特に拘りを持って考えた設備だ。


当たり前にしたくないし、
かといって奇抜では困る。


アイワ設備の澤田社長は、
最高のアイディアを授けてくださった。


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工房の中には完成品が並んでいた。
これが手ひねりの更に上等な風呂桶だ。


丁度大型トラックが到着し、
4台の風呂桶が積み込まれていた。


行先は日光だという。


会長にお願いして、
工房の中を見せて戴いた。


この続きはまた明日。
お楽しみに。




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憧れの陶製浴槽を遂に入手

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遂にお願いした陶製浴槽を受け取る日が来た。
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指定の位置に穴をあけ、
綺麗に梱包された浴槽をフォークリフトで搭載した。


大型トラックが来て、
工房内に置いてある陶製浴槽をいくつも積み始めた。


どれも口径が1m50cm以上ある大きなものばかりだ。


この窯元は既製品を選んで買う場所ではなく、
本来完全なオートクチュールで仕事を受けている。


設計施工製造が、
三位一体になって理想を追求する場だ。


ネット社会で簡単に事を進める場ではない。


「訳知り顔」の阿呆が行く場所でもなく、
面と向かって細部を詰めなければならない。


設備に対して素人なのに、
村木会長が真剣に応じて下さったのは、
情熱を語りあったからだろう。


尊敬しあう場所なのだ。


「マスゴミ」という造語がある。
上手いこと言うなと感心した。


自分に都合よく発言の趣旨を無視して切り取る。


原稿を書いた人間は匿名のまま、
ニュースや記事が独り歩きする。


それを見て、
他のマスゴミが後を追うように面白おかしく煽り立て、
どこが公共でどこが私的な場なのか解らなくなる。


最近その影響をド素人が受け、
ネット上の匿名性を悪用して、
時間つぶしに転用している。


賢明な読者に伝えよう。
公共の場と言いながら、
私的な遊び場に変える阿呆の相手をする必要は無い。


結局時間を持て余しているだけの、
不幸な人間に他ならない。


尊敬に値しない人物だ。


このブログで匿名性を悪用するなと説くので、
自ら本名を明かし、
堂々と一緒に写真を撮る人も多い。
そのことは、
愛読者なら十分承知しているはずだ。


都合よくストーリーをなぞらえた処で、
薄っぺらさは明確で尻尾が覗いている。


このブログの愛読者には、
尊敬すべき人物がたくさん居らっしゃる。


そういう人は薄っぺらくないから、
「ふり」をして都合よくコメントしても馬脚が現れる。(笑)


「マスゴミ」にもそういう連中が沢山いる。


なので、
影響を受けて「哀れだな」と思うだけだ。


本気のやり取りは日常茶飯事だ。


ご本人の了解を得て、
「原文」のまま最近のやり取りを紹介しよう。


「ブログについて。
STIについての内容はともかく、
代田さんほどのお立場があり、
発信力のある人としては、
サーキット走行時はきっちりとした格好をした方が良いと思いますよ。
きっちりしたヘルメットと長いグローブ、
長袖はサーキット走行時の必須アイテムです。
何かあったときのダメージが違います。
アライのオープンのラリー用ヘルメットと、
アルパインスターのグローブがおすすめです。
見てる人がまねします」


そう注意されたので、
早速返答した。


「すみません。
ニュルでも一切ヘルメットをかぶら無いので、
最近必要性を感じませんでした。
グローブもはめたことが無いので、
正直なところ素手で操作したいです。
ルールなので仕方ないと思って、
アライを買おうとも思ったのですが、
手短かに用意してしまいました。
確かに真似される事を考えないといけ無いですね。
買います」


すると返事が来た。


「ニュルは速度制限の無い公道で、
高速走行に慣れた人が能力の範囲内で走行するのがマナーですが、
日本ではまだそう言う環境ではないので、
規則で人命を守らないといけないんでしょうね」


お互いの落としどころが明確で、
実にロジックのある内容だと思う。


ニュルもそうだが、
アウトバーンで走行車線から追い抜くことは、
絶対にやってはいけない重大な法律違反だ。


ニュルでは早く走る人は上手いので、
抜かれる側は、
絶対に速度を落としてはいけない。
早いクルマが後ろに迫ったら、
速度を落とさずに右へよけてウインカーを出す。


すると上手く追い抜いてくれる。


下手に速度を落とすと、
速度差が命取りになる。


意思表示だけして、
道を譲る。


アウトバーンでも速度差があるので、
追い越し車線で追いつくと、
かなり後方からパッシングして、
前のクルマに緊急性を伝える。


勝手に「右側を走れ」は、
神を冒涜する行為に近い。


それはさておき、
競技に参加するなら最高のレーシングアイテムを用意する。


例えばウイメンズラリーに参加させる以上、
妻と娘と長男の嫁には、
スパルコのレーシングスーツを、
勿論買い与えるつもりでいた。


フリーサイズのバイク用ヘルメットなど、
使わせるつもりは毛頭も無い。
グローブも同じだ。


サーキット走行で、
クルマの状態を試すだけなら、
型を満たせば十分だと思った。


しかし占有して使うわけでは無い。


その事をうっかり忘れていた。


先日の様に穏やかな人たちばかりなら良いが、

中にはとてつもない高性能車で、
ギンギンに攻めるのを楽しみにする人もいるだろう。


そういう人と事故になっても、
サーキットの中ではオウンリスクだ。


そのための防御を忘れるなと、
客観的な目で、
しかも相応な場で伝えてくれた。


これが尊敬しあうと言う事だ。
主義主張は千差万別だから、
言うべきことは言い、
聞くべきことは聞く。


ただし匿名下のやり取りは、
基本的にゴミと同じだ。


先日訪れた時に気になっていた浴槽が、
再点検され輝きを放っていた。


少し大きすぎるので、
ボイラーの容量に適合せず諦めた。


それが再点検され商品として磨き直されていた。


WRブルーの色合いが素敵だった。


他にもすごく渋い浴槽が、
綺麗にラッピングされ出荷を待っていた。
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注文制作の完成品だ。
これが「手ひねり」と呼ばれる、
更に上等な風呂桶だ。


着いた直後に大型トラックが到着し、
4台の風呂桶を積み込み始めた。


行先は日光だという。


村木会長にお願いした。


どんなふうに作るのか、
とても興味がある。


「工房の中を見せてもらえませんか」
すると、
「ああ、ええよ」と自ら案内して下さった。


まず最終工程の釜を見学した。
この台座に載せレールの上を滑らせる。
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上手く焼く物を組み合わせるのだろう。


最大で1300から1500mmくらいのサイズまで焼けるらしい。

3基の釜が並んでいる。
どれも沢山のノウハウが注ぎ込まれている。
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その結果、
丸元製陶が最後まで特殊な世界で生き残った。
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釉薬を吹き付ける場所は一目でわかった。
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中々色合いと言うのは微妙になるんですよね、と聞いたところ、


「そんなんは、ちゃんと計算通りに行くんや」と仰った。


難しいことだと思うが、
さも極当たり前に「できる」と即答されたところに、
業界の第一人者としての魅力を感じた。


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現在制作中の逸品を拝見した。
職人が一人かかりきりで仕上げている。


勿論、台座はろくろになっている。


焼き上げて1800mmの陶製浴槽なので、
現在は一回り大きく1900mmと、
2メートル近い大型の陶製浴槽だ。


これを焼く場所は別にあり、
更に大きな窯で焼くそうだ。


工房のこのエリアだけ、
しっかりエアコンの効いた快適な空間になっている。


背後を振り返ると、
もう一つの場所で3つの浴槽が同時進行で製作されていた。
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ろくろを使った小型の手ひねりの浴槽の他に、
小判型と呼ばれる完全手ひねりの浴槽も作られている。
中央手前の浴槽がそれだ。


良く見ると、
その小判型の右に「底」だけ置いてあるのが解るはずだ。


とにかくまずこの3台を、
一週間で仕上げるのだという。


現場は大忙しだった。


おお!粘土じゃないか。
もちもち柔らかい懐かしい感触。


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小学校の授業で陶器を焼いた。
粘土が校庭の一部から出るので、
それを使ったり、
土岐の産地から買ったこともあった。



「信楽焼の粘土はこの辺りで産出するのですか」と尋ねると、
「いいや違う」と答えが返った。
「あんたんとこの近くや」


なるほど。
さすが美濃は焼き物の産地だね。


インプレッサハウスの露天風呂は、

特に拘りを持って考えた設備だ。


当たり前にしたくないし、
かといって奇抜では困る。


アイワ設備の澤田社長は、
最高のアイディアを授けてくださった。

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真っ暗になったインプレッサハウスの前で、
澤田社長が待っていた。
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トラックから上手にパレットごと風呂桶を降ろした。
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いよいよ据え付け工事が始まる。

澤田社長、
宜しくお願いします。
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おわり

















サンバーの内科的症状を痛風と照らし合わせる

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北海道の佐々木さんから、激励のメールをいただいた。
モノマガジンを読破されたそうだ。ありがとうございます。
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最近の風潮に遺憾されているが、
御心配には及ばない。
間違った独善的で偽善的なルールの存在。
その独善性や偽善性を否定され、あぶり出されたように虫が出てくる。
賢明なら気が付くが、そうではないから哀れだ。あぶり出されても気が付かない。
賢明ならば行間から真実が読める。
ご質問戴いた、「レ・プレイアードZERO」について触れておこう。
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「プレアデス」を文字るだけあり、SUBARUの開発本部と深い関わりがある。
発売元は仏蘭西のトタル。スーパーメジャーと呼ばれる国際石油資本で、世界屈指の多国籍企業だ。エルフはF-1で名を馳せた名門ブランドで、現在はトタルに合併しそのブランドの一つになった。
従って歴史的にトタルはモータースポーツにおける、潤滑油の分野でも世界屈指の研究開発能力を持つ。
ELFの名がつく以上、中途半端なオイルではない。
EZ30との相性は抜群のはずだ。
メーカー曰く、「まるで追い風の中を走行しているかのような爽快な運転感覚」なのだ。
確かに面白いオイルで、4気筒エンジンのサンバーにも効果がある。
2つの番手を用意しているが、6気筒車には0W-30を使用してほしい。
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しかしコメントを戴いた菊池さんの様に、6気筒エンジンでターボ車の様に攻める走りを楽しむなら、10Wー50の使用を推奨する。
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こちらの在庫は無いので、使用されるなら早めの予約が必要だ。
モチュールを使うのが理想だが、このオイルを選ぶのも良いかもしれない。
佐々木さん、明日からのサマーバケーション、どうぞ存分にお楽しみください。
そして次の履物を、コンチネンタルにされてはいかがだろう。
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左は古い靴。

右はまだ降ろして間もない靴だ。要らなくなった物はさっさと捨てて、スッキリ整理しないと次の物が手に入らないよ。
それを「まさしく得る事こそ、捨てる処に神髄あり」と教えられた。捨てるのも大切だ。けれども明らかに有効活用できそうなものは残す。
履き潰したスケッチアを、机の下に一足置いていた。
どうしても悪路を歩まねばならぬ時、それを活かせば効率が良い。
靴ひもを解き、それを一番口が開く所まで緩めた。
朝からじんじん痛むので、会社の机の中にあるアドフィードハップを貼った。
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ただでさえ大きくなった足が、更に一回り大きくなる。
あまり締め付けない方が良いので、サンダルが良いのだが、とっくの昔に捨ててしまった。
そこをスケッチャを使って、スリッパ風に履いた。
実に具合が良かった。
柔らかく、湿度も適切に保ち、歩くときに足の裏を優しくダンピングする。
靴は本当に大切だ。色々な好みがあって構わない。ただし当分はコンチネンタルに首ったけだ。
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招待状の中にコンチのチケットを入れたので、受け取ったらぜひ活用してほしい。
いよいよ、夏祭りが目の前に迫ってきた。
活力朝礼で工房と展示場の間を改善している。皐月の剪定が始まったが、足が痛くて参加できない。
先月から、何か面白い事が出来ないか考えていた。
全部は無理だけど、抜粋してDMに名前を書こうと提案した。
大量のDMを送るので、ラベルを印刷して貼り付けている。
今回の封筒は、妻の手書きイラストがユニークだ。
気合十分で冴えているので、この元気をお客様に分けたくなった。
そこで用意した筆ペンで宛名を書いた。
前日中に封筒が用意され、30件ほどの名簿が添えられていた。
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結構分厚い。
筆文字を書くために専用のペンを取り出した。
普段ボールペンと鉛筆しか使わない。たまには刺激が必要だ。
汗をかきながら、全て書き終え郵便局に渡した。
それも含め全数本日発送したので、かわら版愛読者の皆さんは、チケットの到着も含めてお楽しみに。
そして手書きの封筒が届いたら、サプライズする。
こちらからは一切何も言わない。
ブログを見たと手書きの封筒を差し出せば、素敵なモノを秘かに差し上げる。
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大宮君がバレンティのセットアップに励んでいる。先日紹介した、フルキット化されたBRZをショールームに展示した。
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外部電源を装着し、デモ点灯もばっちりだ。
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シュールームで見ると、よりデザインが冴えている。全体の様子が格段に良くなった事が鮮明に分かる。
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奥に白いボックスが見える。昨日設置された冷凍庫だ。
万全の態勢でソフトクリームの製造に備えている。
BRZの変身ぶりを見たら、インプレッサやレボーグの良さも想像できるはずだ。
この夏のオリジナル企画に注目してほしい。
外出すると面倒なので、今日の昼食を手軽に済ませた。
娘が気を利かせて、出勤前に豚汁を買い温めてくれた。
そこでストッカーに入っていた鯖缶に、マヨネーズを添えて、溜まった仕事をかたずけながら一気に食べた。
意外に鯖缶は美味しい。おなかに優しく、腹持ちも良い。
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食べ終えるころ内線が鳴った。
「写真を撮ってもらえませんか」と北原課長が言った。
リヤ周りの組み付けが終わり、
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フロントにあるラジエターが取り外されている。


この部品の撮影をしたいけど、
ピントが合いにくいので撮ってくれませんか。
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先日取り外したパーツを覚えているだろうか。
外から見ただけではどうなっているか解らないが、
症状から内部の異常を予見できるので、
全て交換するように指示した部品だ。
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このホースが届き新品に交換したので、
内部を見るため捌いたという。


これがそのホースだ。
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さすがに彼もぎょっとしたらしい。
まるで種が詰まっているようだった。
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オリフィス弁がついているので、
この大きさのものは他へ流れずに留まる。


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しかしオリフィスを通過できる物質は、
クーリングシステムの全てに入り込む。


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無数の異物がホースの中に隠れていた。
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更にホースの内壁にこびりついている。


生き物と同じ症状だ。
血管の内部に異物が装着したり、
硬化した血管による重大な疾病と同様に、
クルマにもこうした症例が現れる。
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この状態からある程度予見できても、
オーナーとどこまで手を入れるか様々な協議が必要だ。


一定の負荷を与えないと再発しない。


それが一番難しい所だが、
順序を追って原因を究明し、
ゴールラインが見えていた。


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取り外した新品のラジエターに、
異物の浸潤が認められた。
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車上に残したままクーラントをチェックしても、
この状況は再現できなかった。


部品を交換し、
もう一度高圧で水を流して可能な限り取り除く。
勝負はまだこれからだ。

アウトバックの魅力を再考察

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穏やかな朝だった。


禁酒を始めたので痛風の症状が、
一晩でかなり低レベルまで緩和した。
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新ショールームの模様替えが終わり、
BRZの素敵な白い車体が映えている。


商談室にはアウトバックが鎮座し、
来店されるお客様に、
その存在感を誇示している。
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ボディカラーは、
アウトバックで一番気にっている、
プラチナムグレー・メタリックだ。


鉄板カラーのパールホワイトやラピスブルーも良いが、
走る姿を見て「渋くて良いな~~」と直感的に感じる色は、
タングステン・メタリックと、
このプラチナムグレー・メタリックだと思う。


どちらもタッパのあるクルマと相性が良い。
クロスオーバーセブンにも似合うはずだ。
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前夜に納車式の準備を終え、
お客様の来訪を待つばかりになっていた。
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午前10時に畠山さまが御来場される。


掃除の日なので7時半に全員集まり、
国道沿いの花壇にあるシャリンバイを剪定した。


いつもとは違って、
確実に9時には完了しなければならない。


だから剪定と歩道の清掃だけに集中し、
全員で一気に作業を進めた。
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伸び放題に成長し視界も悪くなっていた。


SUBARUの開発したリチウムイオン電池式刈り払機を使い、
ザクザクと枝葉を切り落とした。


ボリュームがあるので整えるというより、
削り落とす感覚だ。


だから当然雑になる。
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でも切らないと大きくなり視界を妨げる。
一旦ここを杉本君がバリカンを使って綺麗に刈り揃えたが、
迫り来るクルマが良く見えるよう、
低い位置まで刈り取った。


それに対して、
進行方向は成長しても問題ない。
整備士が手作業で綺麗に刈り揃えると、
これほど美しく仕上がる。


北原課長と大宮君、
それに杉本君も加わり、
情熱を込めて美しく仕上げた。
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左右の仕上げはまさに雲泥の差だ。


切る係りと掃く係り、
それに防御する係りと、
役割を細かく分けて取り組んだ結果、
予定通り二時間で終了した。



そして展示場の配置も変えた。
ここは軽自動車主体に展示する場所だ。


けれども思い切って、
最近引き合いの多いBP/BL系のレガシィや、
人気のGH系インプレッサを主体に並べ替えた。
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鮮やかなブルーが際立つトレジアも置いた。


一旦軽自動車には後方に下がってもらって、
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イベント迄に会場設営を順次進めていく。


11日からのイベントを期待して欲しい。
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大宮君から最新の運営マニュアルが全員に配布された。
今日から気合いを入れて読み合わせが始まる。


昨日の脚の痛みだと、
とてもではないが、
掃除に参加するのは無理だった。


何しろ立ち上がるだけで絶望的な痛みが襲う。


左足が猛り狂い、
親指の付け根に埋まった地雷が、
衝撃を受ける度に炸裂する。
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Before


二晩連続で禁酒し、
朝のウリアデックに加え、
朝晩のコルヒチンをキチンと飲んだ。


禁酒した代わりに炭酸水をがぶがぶ飲んでビール代わりにし、
痛みが酷くなったら我慢せずに処方通りボルタレンを飲んで寝た。
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After

激しい痛みに襲われた。
眠りに就いて1時間少し過ぎていた。


痛みも酷いが、
尿意も凄い。


水ばかり飲んでいるので、
夜間だと直ぐ膀胱が満タンになるのだろう。


這うように階段を下りてトイレに行く。
また水を飲んで横になった。


すると、
気持ち悪いほど痛みが消えていく。
排尿と共に次の尿酸排出が始まったのだろうか。


それほど劇的な感覚だった。


また明け方になって強烈な尿意に襲われた。
足もまた痛み出していた。


もう一度トイレに行ってすっきりすると、
直ぐに沈静化しぐっすり眠れた。


朝起きると紫がかった腫れは引き、
親指の付け根がピンク色になっていた。


眠っている間に解毒作用が進むのだと、
改めて体感できた。


人間は痛い目なわないと本領を発揮しない。


薬もコンプライアンスが大事だし、
酒の飲み方にもコンプライアンスが必要だ。


人間には自然治癒力があるけれど、
思わぬ病が進むこともあれば、
寿命を全うするヒトもいる。


勿論クルマにも寿命はある。


だが自然治癒力が無い代わりに、
直せない病は無い。


ただし、
自然治癒力があると勘違いし、
定期点検を怠ると、
痛風のような不治の病になる事を忘れてはいけない。


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また明日から何とか泳ぐことが出来そうだ。


ヤレヤレ。


でも油断は禁物だ。
2リットルのペットボトルを用意し、
喉が渇く前に補水した。
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2時間で飲んだ量は1リットルを越えた。

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やはり水は重要だ。




刈り払機を使いながら感じたことがある。


最初はスバルの充電式刈り払機を使ったが、
予定より電池の消費が早かった。


そこで使っていないガソリンで動く刈り払機を借りた。



北原課長が使うつもりだったが、
彼は機械より剪定ばさみを好んで使う渋い男だ。


ガソリンエンジンの刈り払機を使って、
あまりの差に驚愕した。


充電式をランドクルーザーに例えると、
ガソリン式はハチロクだろう。


やっぱり内燃機関は優れている。


スロットルを開けると、
エネルギーの息吹を感じる。


同じスロットルの形なのに、
開けた印象がまるで違う。


電動化も重要だが、
軽さとエネルギー効率を考えた、
使い分けをするべきだと思った。


外の緑化改善の前に、
以前室内の観葉植物を手入れした。


覚えているだろうか。


最近になって一番大きな鉢を最後にショールームへ戻した。
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幹に添え木を当て、
曲がりを修正中だ。
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葉も健康な状態になった。


中型の鉢は商談室のガラスに沿って並べた。
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艶々だ。
小鉢を事務所の境目に置いた。
少し目隠しになるので具合が良い。
こちらも健康だ。


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こうしたグリーンには「なごみ」がある。


だからOUTBACK X-ADVANCEを一発で気に入った。
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このクルマは、
元々ファッションセンスだけで作られている。


「ギヤセンスが機能を超えた」がうたい文句だ。


確かに最近のスバルはイエローの使い方が秀逸だ。


BRZのチャールサイトイエローに始まり、
このアウトバックのイエローグリーン、
それにWRX「STI」に装着された、
イエローの6POTモノブロックキャリパーだ。


X-ADVANCEの持つ、
複雑に絡み合ったモノトーンと、
アウトバックやXVに共通するラギット感の上に、
イエローグリーンが乗っかっている。


ここが見ただけで美味しく感じる部分だ。


まずドアを開け、
インナーハンドルのステッチが目に飛び込む。
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着座しようとエントリーすると、
シートのステッチが目に飛び込む。


一見地味だが、
撥水処理されたシート表皮は明るい色のテキスタイルで、
ギヤセンスにあふれている。
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着座して前を見ると、
レガシィ系に共通する、
深くてゆとりあるインストルメントパネルが目に飛び込む。
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愛機BRZ同様に、
イエローグリーンのステアリングステッチが施され、
カラーコーディネートは万全だ。


BRZの場合は、
黄色が強いと運転の邪魔になるので、
トーンを落としたゴールドになっている。


しかしX-ADVANCEのカラーコーディネートは万全だ。


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「韻」を守り、
シフトレバーブーツにも同じステッチがあしらわれている。


惜しむらくはリヤゲートのレターマークだ。
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ここまでイエローグリーンにできていれば、
ほぼ100点を付けることができた。


でもルーフレールと、
ドアミラーのブラックアウト化や、
ホイールのガンメタリック化など渋さ濃厚で素晴らしい。


これでベースに対して1万円高いだけだから、
本当にサービスプライスだった。


高速道路で時々出会うが、
X-ADVANCEのボディカラーは、
圧倒的にプラチナムグレーが多い。


この色が好きな理由は、
メタリックでありながら、
カーキ調のソリッド感を持つところだ。
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アウトバックの豊かな横顔に最適な色だと思う。
この大きさにデザートカーキやクールグレーカーキは全くそぐわない。


逆に言うとこの色は他のスバルには使えない色調だ。


大切に伸ばしてくれると、
本当に心の底から嬉しい。


最近思う事だが、
スバルのカラー戦略の中で実に惜しいと思うものが2つある。
このX-ADVANCEのカラーコーディネイトは
実に良くできていると思うのだ。
この緑のアイコンが一発芸でおしまいになった事が残念でならない。


もう一つがハイパーブルーの外装色だ。
余り日本人に好まれなかったようだが、
色調として難のつけようの無い良さを持つ。



軽いWRXのSTIを作ったら、
RA-R専用色として売り出してほしい。


アウトバックの良さは、
海外で見ると更によく際立つ。
連続してこの色のディーゼルとガソリン車に乗り、
思った以上のスポーティーさに呆れかえった。
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それがX-ADVANCEの購入に結びついた。
現在最もスポーティなオートマチックは、
以前も伝えたように2.5リットルの自然吸気エンジンと、
インテリジェントリニアトロニックの組み合わせだ。


改めてOUTBACKのスペックを紹介したい。


駆動方式はアクティブトルクスプリットAWD(電子制御AWD)
今クルマの固有型式はBS9B5LC ZOC
全長×全幅×全高(mm):4815×1840×1605

ホイールベース(mm):2745
トレッド前/後(mm):1575/1590
最低地上高(㎜):200
車両重量(kg):1570
最小回転半径(m):5.5
乗車定員 5名
エンジンはFB25/水平対向4気筒2.5L DOHC16バルブデュアルAVCS
このエンジンの内径と行程は94.0×90.0(mm)となっていて、
スバル独特のオーバースクエアの味を思い出させてくれる。


圧縮比は10.3
最高出力は129kw(175ps)/5800rpmと実用的だが、
アウトバーンで全開全閉を繰り返すと、
結構勇ましくスバルサウンドを奏でてくれる。
最大トルクは235N・m(24.0kg・m)/4000rpmと、
実用的なレベルに留まるがリニアトロニックが効率よくギヤ比を作り、

更にステップ変速でフィーリングを演出するのでどこを走ってもフレキシブルで面白い。


燃料供給装置はごく普通のEGIだが、
無理に直噴化せずコスト上昇を防いだ。
変速機は二種類ある方の中容量タイプだ。
スバル独自のリニアトロニックは、
6速マニュアルモード付の全自動無段変速機。
自由自在にギヤを生み出すイメージで、
滑らかでスピーディな走りを楽しめる。


燃費は14.6km/l (JC08モード)だが、
高速道路や空いた一般路で実用燃費が上回る事も珍しくない。


標準装備されている主な機能を以下に挙げる。
LEDヘッドランプ
キーレスアクセス&プッシュスタート
ガンメタリック17インチアルミホイール
運転席SRSニーエアバッグ等7エアバッグ
アドバンスドセイフティパッケージ
運転席10Way&助手席8Wayパワーシート
撥水ファブリック/合成皮革シート(イエローグリーンステッチ)


税抜き車両本体価格は2.980.000円
外装色にクリスタルホワイトパールを選ぶと3万円別途必要になる。
プラチナムグレー・メタリックなど、

グリーンと相性の良い色に絞り込まれ、
ベネチアンレッドや、
タングステンメタリック等は選べない。


先日、
最新型のOUTBACKを納車した、
三重県の河原さんから嬉しい試乗記が届いたので紹介したい。


車の感想をお話しします。

カーナビがパナソニックの「ここいこ」に対応していなかったのは残念です。
車はとても良くできていて驚きです。
ボンネットが高いのは、
ショックアブソーバーのストロークを稼ぐためなんですね。


ストロークがある分、
高級車のフワフワ感がありますが、
タイトなコーナー後半のアクセルオンで、

これまでのBP9はアンダーが出るのですが、
新型はまったくありませんね。


どちらかというとFRのような、
少しオーバーステア気味にセッティングされています。


L.S.D.が効いているのか、
あるいはフロントのホイールのオフセットが、
マイナス気味(オーバーステア)になっているからでしょうか。


ポルシェのコーナーリングを超えましたね。
ポルシェはショックアブソーバーのストロークが少ないことと、
タイヤの幅が広いため、
接地荷重が低くタイトなコーナーをアクセルオンしていくと、
4輪が滑ってしまいます。
高速では抜群のコーナーリングですが、
日本の道路にはセッティングが合っていません。
サーキットでしか本領を発揮できないでしょうね。


BS9はラグジュアリーカーのようになってしまったのかと思っていましたが、
スポーツ走行ができるスバルの心意気を感じられる車でした。
BP9よりシャーシの剛性も高くなっており、
コーナーの安定感は素晴らしいものがあります。
タワーバーをつけている人もいるようですが、
必要性は全く感じませんでした。


オートクルーズも使ってみました。
114Kmまでセットできるので実用的です。


アクティブキープレーンは使えないです。
勝手にハンドルを揺すられて乗り心地が悪いです。


6速で高速を走っているときは、
アクセルから足を離したら5速にシフトダウンしてもいいのではないかと思います。
低速ではアクセルから足を離すとエンジンブレーキが利く設定になっていますが、
高速の6速ではエンジンブレーキをまったく感じません。


以上 



河原さん、


ありがとうございました。


その通りだと思います。


NBRのツーリステンファルテン(自由走行時間帯)で、
ポルシェを追いかけて走った時を思い出した。


あの時は本当に楽しかった。


スバリストにとって、
以前より少し地味な存在になったが、
相変わらずフラッグシップである事に変わりはない。

GDB型WRX「STI」の不等トルク配分を再検証

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とても美味しそうな包みを戴いた。
MADE IN NASUという表現が面白い。

でも夏だからNASUと聞くと、
茄子焼
茄子の浅漬け
茄子の味噌汁


そんなものばかりが頭をよぎる(笑)


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那須塩原市から、
インプレッサWRXのファンがいらっしゃった。


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とっておきのWRX STI A-Lineをご契約いただいた。


ありがとうございました。


これを機会に、
中津川を是非身近に感じて下さい。


那須塩原も一度は訪れてみたい場所だ。


先日紹介した信楽焼の、
大きな陶製浴槽は日光へ旅立っていった。


那須塩原は、
その日光に次ぐ栃木県第二位の面積を誇る。


葛生で開かれたファンミーティングで、
佐野市を身近に感じるようになったが、
ほぼ同じ人口を有する大きな都市だ。


中津川のほぼ倍かな。


水に恵まれた岐阜県と、
渇水に苦しんだ歴史を持つ栃木県では、
文化性に差があり色々な発見があるかもしれない。


翌朝、
東京都町田市から内藤さんがいらっしゃった。
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紺色のBPEをお渡しする日が来た。
今後とも宜しくお願いします。
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町田市からだと、
中津スバルまで中央自動車道を使えばほぼ一直線につながる。


インプレッサハウスもあるので、
メンテナンスにも気軽にお越しください。


その後、
ショールームに見学を希望されるお客様がいらっしゃった。


事前に駐車場はどこか尋ねに来られ、
とても礼儀正しい人だと感心した。
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受付登録を済ませると、
珍しい河川蒸気という名が掛かれた袋を手渡された。


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始めて見る包みだ。




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新潟のお土産で、
少し冷やすと美味しいと書いてある。




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4種類の味があり、




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まず抹茶から堪能した。
丁寧な説明がある。


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簡単そうで意外にできない配慮だ。
確かに手を汚さずに食べられるので、
キーボードを打つ時も安心だ。




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ひんやりと美味しいクリームと、
しっとりして「ドン」と来る心地よい甘さのスポンジケーキ。


とても美味しくいただきました。
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新潟からお越しになった青木さんも、
BPEの大ファンだ。


いつかは6速車に乗りたいと目を細められた。


内藤さんと同じように、
フラット6の価値を十分承知されている。


青木さんを簡単にご案内し、
中津川駅に向かった。
車検を終えたインプレッサを迎えに、
滋賀の中瀬さんがいらっしゃるからだ。

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会社に着いて駐車場にクルマを置き、
デスクに戻ると社員が白い包みを持って、
「おみやげです」と報告に来た。


いつもありがとうございます。
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今回は出張先の金沢市からこちらを経由されたので、
加賀の珍しいお饅頭を戴いた。



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これは美味そうだ。
ゆっくり皆でいただきます。


愛機GC8を、
丁寧に仕上げさせていただきました。
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杉本を育てていただき有難うございます。
今後とも宜しくお願い申し上げます。


こうして考えると、
今のスバルの上層部に、
「もっと長い目でスバルの戦略を考えるべきだった」


そう言わざるを得ない。


スバルの魂ともいえる、
上質で本格的な発動機の開発を躊躇した。


草葉の陰で中島知久平が泣いている。


祟りがあると怖いので、
100周年と言う節目の年なのに、
目立った祝い事をせず社名変更のどさくさに、
中島の名を抹消しようと企てている。


中瀬さんの様に、
コンパクトで高性能なクルマが欲しくても、
中途半端なママグルマしか用意しない。


マニュアルの4WDスポーツを、
作れない理由を並べ立て、
作る方法を考えようとしない。


いわゆる、
その場しのぎの勝ち逃げの構図だ。


これは良くないな。


本気で中津スバルの店頭に、
一週間立てる役員が居れば、
スバルの10年後はとても明るいのに。


豊田章男さんのような役員が居れば、
スバルはトヨタに間違っても飲み込まれないだろう。


創業者の血を引くとはそういう事だ。


勝ち逃げなんて考えなくてよい。


昔ダイハツが大失敗した時、
トヨタはダイハツを黙認し、
野放しにしていた。


アプローズが大失敗で、
「ほらごらんなさい」と手を差し伸べた。


ここが日産とトヨタの絶対的な差だ。


スバルは兵器開発能力のある会社だ。


トヨタに手を差し伸べられるような事があってはならん。


その後入れ替わるように、
岐阜スバルの和田社長がいらっしゃった。
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「社長、長く休ませていただくので申し訳ありません」


そんなことはない。
ゆっくり休んでください。


とても大変な時です。


ゆっくり鋭気を養ってください。


わざわざご挨拶を兼ねて、
例のダイレクトメール「手書き合言葉」に用いる、
ちょっと素敵なプレゼントを届けて下さった。


お返しにブルーベリージャムを差し上げ、
記念に畑で写真を撮った。




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さてここからは、
また明日につなげたい。


プールで泳げるか微妙だがジムで汗を流してこよう。


台風が心配だ。


皆さんのご無事を祈ります。


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GDB型WRX「STI」の不等トルク配分を再検証:その2

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昨日、
岐阜スバルの和田社長を見送った後、
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デスクに帰ろうと歩き始めた。


後ろから「痛いんでしょ」と妻の声がした。
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ううん、そんなことないよ。
もう全然平気さ。
そう言うと、
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「靴が左右で違うじゃん!」
さすがに鋭い。


だが回復の兆しは顕著で、
仕事を片付け元のリズムに戻した。
夜の10時過ぎから泳ぎ始めたが、
さすがにターンが怖い。
最初は思わずターンして壁を蹴ったが、
激痛に襲われることはなかった。


でもさすがに繰り返す勇気はなく、
一回一回ターンで立ち止まっては向きを変え、
何とか10往復泳ぎ通した。


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500メートルのタイムは、
17分37秒64だった。


泳ぎ続けられただけでも良しとするか。


記録を残す事は大切だと思う。


後々同じ事が繰り返された時に、
終息を早めたり防御したりできる。


喉元過ぎると熱さを忘れるからね。


和田社長が和えられた後、
丁度手に入れたクルマが届いたので、
テストしようかと勘案した。

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工房でWRXセダンのコクピットに納まった。

エンジンを始動すると、
バランスの良い重低音が工房の中に沁みとおった。
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メーターはまさにWRX STIの血統をモロに受け継ぎ、
ピンクと赤とオレンジのグラデーションが独特の世界を彩る。


こんなカオスも悪くないが、
最新型は「韻」を踏みつつ、
S207で試した方向に舵を切った。
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前期型のVABは先代のグラデーションを引き継いだが、
新型は高速における瞬読性を大きく高めた。


GVF型WRX「STI」のグリルを見てから、
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最新型のフェイスを見ると、
刷新しながらも、
守るべきものをキチンと守ってるな、
と感心する。
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「ちょっとお待ちよ!
あんた大事なことを忘れてんじゃないのかい!」


そんな声が耳元に響いた。
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じっと様子を見ていた姐さんの、
堪忍袋の緒が切れたようだ。
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「私を誰だと思ってんのさ!」


小股の切れ上がった良い女、
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世界の頂点に立ったクルマの、
迸るオーラを感じた瞬間だ。


そうなんだ。


忘れていたぜ。


夫人の存在を。


全く年齢を感じさせない、
トップオブザワールドの風格だ。




このクルマは、
2003年にFIA世界ラリー選手権(WRC)ドライバーズチャンピオン獲得記念
SUBARU インプレッサWRX STI V-Limited「555台限定」

【駆動方式】
AWD(全輪駆動)
【型式】
GDBD4JH 92C
【主要諸元】
全長×全幅×全高(mm):4425×1740×1410
ホイールベース(mm):2525
トレッド前/後(mm):1490/1485
最低地上高(㎜):125
車両重量(kg):1440
最小回転半径(m):5.4
乗車定員 5名
【エンジン】
EJ20/水平対向4気筒2.0L DOHC16バルブデュアルAVCSツインスクロールターボ
内径×行程(mm):92.0×75.0
圧縮比:8.0
最高出力kW(PS):206(280)/6000rpm
最大トルクN・m(kgf・m):394(40.2)/4400rpm
【燃料供給装置】
EGI
【変速機】
6速マニュアル
【燃費】
10.4km/l (10・15モード)
【標準装備】
オートモード付ドライバーズコントロールセンターデフ
フロントシュアトラックLSD
リヤ機械式LSD
ブレンボ製ベンチレーティッド対向キャリパーディスクブレーキ
クイックステアリングギヤレシオ
17インチBBS鍛造アルミホイール
新井敏弘セッティング15mmローダウン倒立ストラット&強化スプリング
ルーフベンチレーター
アルミ製シフトノブ
UVカット機能付濃色ガラス
アルミパッド付スポーツペダル
シリアルナンバー付記念プレート
【税抜車両本体価格】
3.510.000円
ボディカラー:WRブルー・マイカ

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ルーフベンチレーターは戦うクルマの韻だ。
SWRTのコメットマークが懐かしい。
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軽量な鍛造ホイールに、
ブレンボの4POTも「韻」に違いない。
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このクルマのテストから始めることにし。
タイヤは新品に近いコンチネンタルのMC5だ。
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高出力に対応し、
225/45ZR17を採用している。


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これなら不安定な天候の中でも、
安心して鞭を入れることができる。
アルミの手触りが良い、
STI純正のシフトノブが誇らしげだ。
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陰になっているがシリアルナンバー付記念プレートが見える。
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アルミホイールの剛性は、サスペンショントータルとして見た時に、とても重要な構成要素だ。
このホイールは専用設計で、限界時の変形が極力小さくなるように設計された。
コンチネンタルタイヤとの相性も良い。
新井敏弘のセッティングが売り物だった。
今の魅力はどれほどなのだろう。
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前後ともオリジナルの様だ。
15mmダウンされたスプリングの形状が良く解る。


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16万キロの走行距離を感じさせない、
とてもしっかりした足回りだ。
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この年改モデルから、
フロントにクロスパフォーマンスロッドが装着された。


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見えない部分だが、
リヤクロメンの取り付け部を強化した。
取り付け部にメタルブッシュを使い、
高剛性化を極めた。




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何しろ前後のトルク配分を、
35:65という初期のGC8の設定に戻したからだ。


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マフラーはノーマルだが、
純正品なのでサウンドも悪くないしパワーの出方も正直で良い。
メーターはWRX STIの韻を色濃く表している。


まさにこのデザインは2代目の涙目が源流なのだ。


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3連メーターを説明しよう。
デフォルトの状態で一番左側のメーター中央にある、
DCCDのコントロール表示は「AUTO」になっている。
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切り替えボタンを押すだけで、
マニュアルとオートが交互に入れ替わる。


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マニュアルにしたらロックの表示になった。




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切り換えダイヤルがLに振り切っているためだ。
エマージェンシー能力は一番高い。
センターデフの中にある電磁クラッチの締結力を高め、
前後の駆動力を直結にした状態のデファレンシャルギヤだ。
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それでダイヤルを一番下にすると、
電磁クラッチの締結力はゼロになり、
F35:R65のトルク配分になる。
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この状態が一番素直で面白いが、スリッパリーな路面ではナーバスだし、危険なレベルのタイヤだとスピンを誘発する。
だから腕の差や経験差を補うために、オートモードがあると思えばよい。
下手だと自覚がある人は勿論、ちょっと腕に自信があっても、余程物理の法則に詳しくない限りオートのままで走るべきだろう。
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メーターをリセットして、デフフリーで走り始めた。
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凄い!

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この「しなり」は一体何?
最新型でサーキットを走り、壺の押さえ方が良く解った。
だから余計に面白い。
ダンパストロークが大きくて、ただでさえ接地性が良い。
そこにコンチネンタルのヒタヒタ食いつくタイヤを履き、更に駆動力配分がもっと過激になっている。
面白くないはずがない。
と言うところで、これからジムに行こうと思う。

続きは第三部で。
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15年ってあっという間だね。

磨く

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厄介な台風5号が去っていった。ねばりつく様な足取りで、厭らしい台風だった。
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痛風も厭らしい病気だ。5日間ほど判断を誤った。
ウリアデックと言う痛風の薬は、発作が起きたら飲んではいけないんだとさ。
そんな説明を受けなかったので、後生大事に言いつけを守り、5日間も併用してきた。
あの忌まわしい、いつもとちょっと違う、へんな痛み方はそのせいだったのか。
まあ、
「コルヒチンを出します」と言われた時に、
「一緒に飲んでもいいのですか」と聞かなかったことも悪かった。

「言わなかったけ」とおっしゃたが、聞いた覚えはない。迷ったら聞かないといけない。相手はたくさんの患者を相手にしている。
こちらの目線とは絶対に違う。
ウリアデックの服用を止め、コルヒチンをあと2日だけ処方してもらった。
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徐々に快方に向かっている。ジムで2週間ぶりにコアリメイクに参加し、深層筋を引き締めた。
やはり筋肉を伸ばすことが大事で、あれほど苦しんだ右肩の痛みを抜くコツを会得した。
自分のカラダは自分で磨くしかない。
先日モノマガジンの取材で、思わず上岡副編集長が口走った言葉を覚えているだろうか。「代田さん、一体何のためにこれをするんですか」


その理解に苦しむ仕事が続いている。
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台風で大雨が振るので、環境改善を中断し作業を再開した。
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ちょっと見たらもうだめかと思われるようなパーツでも、一点にフォーカスすると蘇る。
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杉本君と吉村君が、それぞれ別の場所で別の部位を磨く。
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やり方は問わず、個人の技量に任せている。
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組んだままの形だと、とてつもないものに見えるが、バラバラに分解して磨くと輝き始める。
人の個性もまた同じだ。
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徐々にではあるが、何となく動くのではないかと言うところまで先が読めてきた。

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キャブレターもピカピカだ。
女性は参加せず、中古パーツそのものを磨き直して展示する。
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これも命を吹き込む大切な仕事だ。特に夏休みになり遠方からのお客様も多いので、じわりじわりと作業を進める。
愛媛のミカン農家から直送された、2等賞の賞品も揃った。
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美味しいジュースだ。楽しみにしてほしい。
これも遠方からのお客様に備え、特別に用意したパネルだ。
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中津川市の観光協会にお願いして、苗木城址のポスターを頂いた。
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シアターの下にソフトクリームマシンを設置する。
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ワゴンセールも楽しみにしてほしい。珍しいグッズを展示即売するつもりだ。
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ピーク時にアイスキューブが不足するので、製氷機をフル回転して冷凍庫の中に保存している。

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夏の暑い日に備え、準備は着々と進む。
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大宮君は展示車の入れ替えとテントの接地で大忙しだ。新着車が5台もあるので、ミセス大鶴も目が回るほど忙しい。
レヴォーグWRXインプレッサスポーツレガシィワゴンDITBLEの6MT
これが急遽揃えた飛び切りのタマだ。
そんな中、聞き逃せない情報が飛び込んだ。台風一過の強烈な光の下、さっそくその情報の元へ走った。
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驚いた。美濃加茂辺りまで行くと、木曽川下流が大変なことになっている。
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左右で水の色が違うじゃないか。
木曽の山奥で随分あちこち抜けたのだろう。
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下流を見ると、川面がグラデーションになっている。
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また磨く対象を見つけてしまった。
一番喜ぶのはマリオかな、それともシンヤかな。
無事会社に戻りブログを書いていて、忘れていたことを思い出した。
昨日の朝、酷い雨と風の中を出勤したとき、BRZを気持ちよく走らせた。
現在道路工事中で、もうすぐこの場所も真っ直ぐ貫通する。

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長年の課題だったバイパス同士の直結が実現するわけだ。目覚めが良く5時過ぎに起きたので、空いた道路を飛ばした。
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会社に着いて何気にメーターをいじると、見た事のない表示が現れた。
何じゃこりゃ。
説明書を読んで、もう一度会社周辺を一回りした。
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走行中は見ることができない。
どこからどこまでで
何をどうするために使うのか良く解らない。
と言う事で、これから開田高原まで一走りしてくる。
暑気払いを兼ねて、ヤマユリ層に久しぶりにつかるつもりだ。
明日も楽しみにしてほしい。


6MTを操り感覚を研ぎ澄ませる

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東京で「たんどーる」の抹茶バウムが美味しいよ、
一つお土産に頂いた。


ふーん。
会社に持ち帰り娘に渡したが、
さほど喜ばず賞味期間も長いので置きっ放しになっていた。
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三時を過ぎて甘いものが欲しくなり、
包みを解いて四等分に切った。


美味しいじゃないか。
改めてどこにあるお店か見直した。


岐阜県美濃加茂市と記されていた。


昨日訪問した町は、
真っ平らで住み易そうだが、
中濃から西濃にかけてどこにでもある特徴の少ない町だ。


それはいまや日本中に言える事で、
空っ風の群馬県や秩父を擁す埼玉県、
それに那須で名高い栃木県も、
幹線道路沿いを走るとどこも景色がつまらない。


同じような開発手法で、
似たようなブランドの集合体が軒を連ねている。


ディーラーを含む、
様々なナショナルブランドは、
アイコンを見ただけで安心感が得られるよう工夫が凝らされている。


集合体の強さで間違いなく顧客を集めるが、
維持管理も大変だし油断すれば即座に脱落だ。


そうした集合体は、
単店として個性を殺され、
全高く均一の目標値を満たそうとする。



安心だけれどつまらない。
美濃加茂からの帰り、
空腹にさいなまれSAに飛び込んだ。


頭の中でソフトクリームが乱舞していたからだ。


灼熱の太陽の下、
VIVIOを積み込むころから妄想にさいなまれていた。


「いひひひひ、イベント中は味見と称して毎日食ってやろうか」


「あのとぐろを巻いた柔らかな白い肌を、舌先で蹂躙してやろうか」


屏風山SAには間違いなくそれがある。


220円払って番号札を受け取った。
飛ぶように売れてるじゃないか。

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厭らしい下捌きでとぐろの部分をこねくり回し、
ホッと一息ついた。


子供の頃のソフトクリームの味じゃないぞ。


どこか人工的な香りなのだが、
今風の好みはこちらなのだろう。


恐らく現代の若者が昔のソフトクリームを食べたら、
「乳臭い」と嫌うかもしれない。


世の中のあらゆるものが無臭化していくし、
加齢が嗅覚を鈍感にしている。


もっと違うソフトクリームを食べさせてあげたい。
そんな事を考えながら会社に戻り、
残務を整理していたら無性に走りたくなった。
シャッターの向こうでBRZが「おいで、おいで」と呼んでいた。
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早速跨り会社を飛び出した。
こんな日に行先は決まっている。


開田高原だ。


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出た瞬間の眩暈がするような暑さも、
あそこなら感じないはずだ。
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トリップ計をリセットして、
国道19号線を御岳山に向かって走った。
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ふと見たら立派なキャンピングカーに「なす」の名を発見。
うれしいなあ。


どこかからの帰りだろうか。
木曽に向かって走っていった。


BRZは着座店が低い。
いつもなら見える木曽川の川面は、
中々姿を現さなかった
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ようやく現れた木曽川の水は、
思った以上に綺麗だった。


美濃加茂で見た茶色い濁流はどこから来たのだろう。


栄枯盛衰は世の習いだが、
道の改編で正反対の結果が出た。
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一度食べてみたかったカレー屋は、
とうとう廃業したようだ。
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それとは正反対なのが桟温泉だ。
正面が幹線道路の時は、
日夜絶えることなく大型トラックが行き交い、
とても殺伐とした環境だった。


それが今では秘湯感の漂う乙な場所だ。


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橋も道路も素敵になった。


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そこを抜けると、
昨年熊に出会った場所に通じる。
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今年は出会わなかったが、
ここから先は自然界と人間界の「インターフェイス」だ。


人家があるからと油断せず、
良く心得て行動してほしい。
交通量は少ないが、
道も曲がりくねっているので対向車に注意してほしい。
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開田高原のエントリールートに到着した。
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右側のマルチメーターをGモニターに切り替えた。
カタログでもあまり詳しく説明していない謎の多い機能だ。
ここまでの距離、
中津川から約64kmだ。
ここでGモニターをリセットした。
気温は26℃に下がった。
エアコンを入れて走るのが馬鹿馬鹿しくなった。
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スイッチを操作して窓を全開にした。


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ここから5キロほどの間に、
道幅が急に細くなったりスプーンカーブがある危険な道だ。


その代わりツボさ押さえれば最高に気持ち良くドライブが楽しめる。


遠くにトラックを確認し、
一か所でフルブレーキを用いた。


ブレーキの性能を十分に発揮させるために、
たまにはフルブレーキを踏む必要がある。


後続車がいない時に、
安全に走るための練習としてフルブレーキを掛けることも重要だ。
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5キロほど走って路肩に停めた。
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表示を切り替えると、
1Gの表示と共に、
摩擦円の減速側一杯まで摩擦を使ったことが記録されていた。


思った通りの軌跡だ。
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右側のステアリングにある、
クラスタースイッチの中央を長押しして、
Gメーターをリセットした。
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ここから開田高原までのワインディングロードを、スムーズでスピーディなドライビングを心がけた。
つづら折りの坂や、WRXだとライントレースしにくい曲がりくねった山道でも、BRZはひょいひょいと走る。
スバルは大きなクルマしか作らなくなった。だがBRZに乗ると、コンパクトな車からも「決して完全に引いたわけでは無い」と主張が聞こえる。
次の開発にも着手したのは、その良心の表れに違いない。
最新のBRZのサスジオメトリーは、相当なレベルで磨かれている。
慣らしが終わり、硬さの取れたザックスダンパーを初めて味わった。
このクルマの場合は、サーキットで思い切り振り回すのも悪くはないが、やはりリアルワールドで良さを味わいたい。
なぜならパフォーマンスを使い切りながら、その気持ち良さとバーターして失うものが無いからだ。
解るかなぁ、そこが難しい所なんだ。
GC8に最も近く、かといってGC8でもないのだが、あのクルマの理想を追求したBパターンみたいな感じかな。
このクルマをスバル流にどんどん尖らせていくのが、今後の道筋だろう。自由に買える人はやはりアダルト層なので、STIスポーツの路線もありだが、もっと軽さを極め価格も落とした、「真のRA」を若者に向けて発信すべきじゃないかな。
限定で良いので珍しい色を塗ってほしい。
1100kgにして200万円を切るのが、
今後の面白いクルマ作りの端緒になる気がした。
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夕暮れ間近の開田高原は爽やかだった。
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きおんは25℃、
リセットしてから走った距離は10kmほどだ。
早速マルチメーターをGメーターに切り替えた。
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摩擦を上手く使いこなした気もするが、
メーターの読み方には謎も多い。


ところで本当に開田を訪れるスバリストが増えたね。


すれ違うクルマの半分以上がスバルだった気がする。


中には目の合った人もいらっしゃった。
このブログの愛読者かもしれないと思いつつ、
木曽馬の里に向かった。


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くれぐれもお願いするが、
入ってはいけない場所なので自重してほしい。


開田の素晴らしさと、
スバルの良さを表現するための手段だ。
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木曽馬の繁殖に情熱を注ぐ中川さんだ。


6月末の地震以来、
お客様の数が減ってしまったらしい。


と言う事は、
この夏の穴場じゃないか。


木曽馬の状況を報告しよう。
今年の春に3頭の仔馬が誕生した。
それも3月から毎月20日前後に、
女の子、
男の子、
女の子の順に誕生したそうだ。


これは可愛いぞ。
成長の差が一目で見て取れるので、
観察するにふさわしいだろう。


時間が遅く厩舎を閉じていたので会えなかったが、
是非かわいい木曽馬を見てほしい。


そうそう、
ブルーベリーも今が盛りだ。
是非たくさん食べに来てほしい。


開田高原の空気を吸いながら、
改めてここも中津スバルにとって大切なフィールダダと感じた。
好きな時にすぐ行けて、
驚くほど素敵な自然に浸れる。
しかもスバルととっても相性が良い場所だ。


中津川市、
清内路、
しらびそ高原、
そして開田高原を繋ぐ大きなフィールドは、
何にも代えがたい大切な財産だと心の底から感じた。
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木曽馬の里を後にして、
やまゆり荘に向かった。
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ここで初めてトラクションモードを選択した。
正直に言うと、
サーキットで限界を極めのとは訳が違う。


だから切り替えてもドライ路面における性能には、
それほど大きな差は出ないはずだ。


実際に走ると少し差を感じて、
更に気持ち良くなたかのような気がした。
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Gメーターの軌跡も、
少し角が取れた様だ。


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閉館間際だったが、
ゆっくり温泉を楽しませていただいた。


ありがとうございました。


やまゆり荘は一番高い所に近い。
だから地震以来客足が遠のいたようだが、
最近の朗報が待っていた。
6月末の地震以来、
少しずつ減っていた湯量が増えたそうだ。


それに湯音も上昇し、
温泉にとって良い環境に振れた様だ。



やっぱり最高の湯だった。
炭酸泉で温まるし、
無職の湯が茶褐色に変わる毒々しさもたまらない。


空腹時に飲泉すると、
胃腸が活性化する。


ちなみに源泉は以前のままなので、
表記されていないが飲泉できる。


コンビニで買ったコーヒーのカップを捨てずに持っていくと良い。
勿論持ち帰ることも忘れずに。
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やまゆり荘を後にしてノンストップで自宅に向かった。
再びトラクションモードにセットした。
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気温は22℃でここまでのトータル距離が107キロだ。
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Gメーターをセットして、
山道を一気に下り、
国道19号線を西へ走った。
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到着してGメーターを確認した。


まぜこぜに70キロ近く走ると、
クリオネみたいな形になる。



面白いね!


さあいよいよイベントだ。
頑張るぞ!!



夏祭りとスバルマガジン

夏祭りとスバルマガジン

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いよいよ始まった。
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今年も夏祭でドーーンと楽しもう。
そのタイミングを見計らったかのように、東京からスバルマガジンが届いた。
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中ほどのカラーグラビアでSVXの特集が組まれている。是非購入して一冊読破してほしい。
その中でも、116頁の特集を見逃さないでほしい。
「中の人」を題材にするためだろうか。少し地味な構成だ。
しかし内容は凄く濃い。もし彼が存在しなければ、
「ぶつからないくるま?」という、
はてなマークを振った秀逸なキャッチコピーコピーは生まれなかった。
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それほどの偉業を数々と重ねた人物が特集されている。
内容を良くご覧いただきたい。


その中で触れられているかもしれないが、
ロバートでにーろをイメージキャラクターにした、
壮大なCFも彼の監修のもと誕生したのではないかと思っている。


度肝を抜くほど凄いCMは、
あれ以来世に出ていない。


大物な仕事だけでなく、
細かい所にも配慮が行き届く。


最近ではジャーナリスト向けの商品研修会で、
抜群のセンスを見せた。


それを参考にさせて戴き、
冒頭のソフトクリームカップを作った。


やはりソフトクリームなら、
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このブランドが、
この辺りで一番美味しい。


他が沈んでいく中、
牛乳から一貫して作れる実力派だ。
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マシンも本格的で機能性に富んでいる。
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今年もすずらんハウスから、
大川さんがセッティングに駆け付けて下さった。
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これで美味しいソフトクリームを振舞える。
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招待券の無い方も、
店頭で買う事も可能なので、
食べたい場合は申し出ていただきたい。
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ワンカップ税込み300円だ。
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この出来上がりを目指したいが、
なかなか難しいんだな。
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抽選も朝から活況だ。
マスクメロンが一番人気だが、
スーパードライと焼肉も食欲をそそる。
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このメロンは、


果たして誰の手に。
さあ、15日まで全力で走り続けるぞ。
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GVF型WRX「STI」のアダルトな魅力に迫る

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念願のクルマだった。この色調のタンレザーはまさにあこがれだった。


本来ならフォレスターにも似合ったが、
それ以上の価値を持つWRXの専用品としてデビューした。


アダルトな魅力が溢れている。


イベントの楽しみは、
普段なかなか接する事の出来ない、
ご家族と触れ合える事だ。


坂本さんのお宅に、
待望のご長男が誕生した。
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特別に触らせていただいたが、
もうホッペがプヨプヨで気持ち良いったらありゃしない。


順番に大きくなっちくのが楽しみだ。


将来はきっとWRXのステアリングを握るだろう。


おめでたい話が続いた。
インプレッサの父から嬉しい知らせだ。
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体調を崩していらっしゃったが、

無事復帰され鋭気を養っておられる。
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頂いたお菓子は鋭気そのものだった。
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このブランドにはなじみ深いが、
淡いパープルに包まれたラスク見たのは初めてだ。
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取り出して一口食べた。
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めっちゃくちゃ美味しい!
伊藤さんありがとうございました。


ぜひまたお目に掛かりましょう。


WRXを引き継いだ森PGMは、
待望のセダン型WRXを追加投入し、
まさにシリーズは円熟期を迎えていた。
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平成23年式
【車名】
SUBARU WRX STI A-Line
【駆動方式】
AWD(全輪駆動)
【型式】
CBA-GVF
【主要諸元】
全長×全幅×全高(mm):4580×1795×1470 
5ドアよりセダンは16センチ5ミリ長い


ホイールベース(mm):2625


トレッド前/後(mm):1530/1540


最低地上高(㎜):150


車両重量(kg):1490


最小回転半径(m):5.5


乗車定員 5名


【パワーユニット】
EJ25/水平対向4気筒2.5L
DOHC16バルブデュアルAVCS
シングルスクロールターボエンジン


内径×行程(mm):99.5×79.0
圧縮比:8.2
最高出力kW(PS):221(300)/6200rpm
最大トルクN・m(kgf・m):350(35.7)/2800-6000rpm


【燃料供給装置】
EGI


【変速機】
マニュアルモード付E-5AT


【燃費】
10.0km/l (10・15モード)


【標準装備】
キーレスアクセス&プッシュスタート
ブレンボ製ベンチレーティッド対向キャリパーディスクブレーキ
バケットタイプフロントシート
運転席&助手席8Wayパワーシート
BBS製18インチ鍛造アルミホイール(ブラックハイラスター塗装)
フロント倒立ストラット
サンルーフ
オートライト&オートワイパー
アルミパッド付スポーツペダル
オールウエザーパック


【税抜車両本体価格】
ベースプライス3.000.000円
(ブレンボ製ブレーキ プレミアムレザーパッケージ サンルーフ含まず)


ボディカラー:プラズマブルー・シリカ



ユニークな木目調パネル
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コーディネートを考え、
キチッと装着されている。


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ステアリングはコアをそのまま使い、
Dシェイプの小径にカスタマイズされ、
タンレザーステッチから赤ステッチに変更された。


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ディーラーOPの純正ナビに、
奇妙な軌跡を描く台風五号が現れている。


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ダイレクト制御の5速オートマチックは、
中々反応が良いのでWRXを俊敏に走らせることが可能だ。


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駆動力配分は45:55とややマイルド。
こちらは油圧制御で切り替えなどは存在しない。


一つの方向性として、
油圧システムを使ったDCCDもあり得るだろう。


電子制御の技術レベルが向上し、
DCCDからトルクカムが消えたように、
マルチプレートクラッチの油圧制御を、
更に高精度な他の機構に置き換えると、
きっと面白いものが出来るだろう。


それは360馬力ぐらいになった時の楽しみだな。


乗り味が固い。


ヒタヒタ感がまるでない。
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やはりブリヂストンのタイヤは固い。


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さあ、
サンルーフの出番だ。


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有る無しで気分は全く違う。


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トランクに羽が無いのも素敵さ。
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アダルトな魅力が満載だ。
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埼玉県から平井さんがいらっしゃった。
差し入れをありがとうございました。
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ハードな毎日を送っているので、
このタウリンが体に沁み込む。
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鋭気をしっかりいただきました。
せっかくお越しいただいたのに、
お目に掛かれず残念でした。


次は館内を案内させていただきます。


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名古屋から福中さんもいらっしゃった。


おみやげを社員に沢山いただいた。
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包みを解くと中から涼菓が現れた。
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素敵な折箱にはフルーツゼリーと水ようかんが詰まっていた。
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冷やしてみんなでいただきます。


また熱中症をご心配戴き、
補水をしっかりするようアクエリアスも頂いた。
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しっかり飲んでイベントを乗り切ります。ありがとうございました。
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初日は朝7時の早朝会議せスタートし、
無理なく接遇できるバランスの良い一日だった。


夕方から雨が降り始め、
客足はばったり途絶えてしまったが、
その分の時間を購入を希望される前田さんとゆっくり話す時間に当てることができた。


最良の一日だった。


おめでとうございます。
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お得意様の石川さんに、
愛媛の100%ミカン果汁が当選した。


抽選も好調にスタートし、
お客様に喜んでいただけた。
明日からの来訪に備えることができた。


見学に来訪される方も多くなり、
忙しく過ごしているが、
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机の上にあったアンケートを見て心が和んだ。
5月に訪問した日が懐かしかった。


長居はできなかったが、
鳥取にもまた行きたいな。

インプレッサハウスと花火

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インプレッサハウスのコレクションに、新たな4台の仲間が加わった。


ようやくまとめて飾る事が出来た。
どれも嬉しいミニカーばかりだ。


滋賀県から荒井さんご夫婦がいらっしゃった。


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タクシーライドの後でステアリングを握られ、
劇的変化に驚かれた様子だった。


とにかく全体に軽いし、
静かになった印象が際立っている。


素敵なお土産をありがとうございます。
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近江籐斎の水ようかんだ。




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早速冷やしていただきました。
夏の美味しい和菓子は、
疲れを大いに癒してくれた。


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淡路島から天羽さんがいらっしゃった。


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彼はめでたく新型S4のオーナーになる。


おみやげに買いそびれたミニカーを戴いた。
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イエローエディションが欲しかったので、
本当に心も弾んだ。




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名物の玉ねぎも頂戴した。




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糸わかめと言う言葉に食欲が湧き上がる。




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天羽さんはタクシーライドを希望された。
調教の仕方が役に立てば幸いだ。


東京から内藤さんもいらっしゃった。
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WRX試乗の後、
愛機で中津川周辺をドライブされ、
日が落ちるのを待った。


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珍しい洋菓子だ。
けれども和菓子の老舗だ。




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明示から続く名店の洋菓子は、
いったいどんな味がするのかな。
今から楽しみで仕方がない。


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夕暮れを待ち、
インプレッサハウスで乾杯した。


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夜景がきれいな最高のシチュエーションだった。


料理は鳥がメインで、
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手羽先の煮つけや、
モッツァレラチーズのトマトばさみオリーブオイル和え、




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洋風冷製焼きなすと、




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きゅうりの梅肉和えなど、
あっさりした和洋折衷も楽しんでいただいた。




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最高の美味しい料理が更に加わった。


超特大スターマインが夜空を飾った。


久しぶりに楽しかったが、
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暗闇の食事はリスクも多い。
骨が美味しく、
手羽先に噛り付くうち、
前歯が欠けてしまった。


痛風の後遺症かな(笑)


あっという間に楽しい時間は過ぎていく。


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花火が終わったので赤ワインを楽しみながら、
インプレッサハウスでミニカー談議に没頭した。


内藤さんの仕事はモデラーなので、
クルマの性能と、
デザイン優劣について大いに盛り上がった。


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今宵のワインはアルゼンチン産。


さすが吉村ソムリエの見立てだ。


とっても美味しい赤ワインだった。




インプレッサハウスでミニカーを語り合い、

赤ワインも楽しむ。


最高の夜をみんなで過ごした。


年一度の素敵な夜を、
これからも大切にしたいと感じた。


終わり

充実した1日

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夕方から急遽駿河国に出張して、ようやく戻った。


危険な状況を
虫の知らせで感じた。


行って良かった。


フロントタイヤが外に開き、
非常に危なかった。


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この笑顔に癒された。
初めまして、
葵ころもちゃん。


今度は遊びに来てね。
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