滅多に無い偶然だった。既に完成し、主の宮崎さんを待つばかりのGC8と、 これから修理が始まるGDBが並んだ。
そこへ、
テスト前の完成検査で、
GRBがテスターラインに入るために並んだ。
三台とも良いなあ。
どこから見ても「The Impreza」そのものだ。
インプレッサは奥が深い。
外出している間に、
XVオーナーの宮地さんが来訪され、
珍しいお土産を戴いた。
ダム好きには嬉しいお土産だ。
ありがとうございました。
XVもインプレッサの仲間だ。
WRXとXVからインプレッサの名が外れたけれど、
生来のインプレッサ好きにとって、
どちらもやっぱりインプレッサなんだよなぁ。
無理せず自然体で受け止めよう。
頭文字の羅列だと、
分かり易いけど冷たいよね。
クルマの名前には、
やっぱりカタカナが似合うと思うんだ。
火曜の夜、
ゆったり泳いでサウナもやめた。
実は姿勢を正して、
水中の抵抗を減らしたので気持ちの中では30分を切った。
でも40秒の遅れが生じた。
体重は66.4kgと増加傾向になったので、
本来ならカラダを絞りたいところだ。
出張先で腹が減った。
食堂に赴き一番ヘルシーな献立を選んだ。
マグロ三色盛の丼だ。
ご飯控えめにして、
海苔を沢山かけて美味しくいただいたが、
本当の三色盛なのかな。
二色じゃないのかな。
二色から三色へ強引にサラダ油で切り替えてないか。
ちょっと味が渋いぞ。
ブルーのインプレッサWRXは、
二速から三速へ切り替えるのに、
少々手間がかかった。
三速のギヤが渋くスムーズに入らない。
他には何の問題も無いが、
そこだけが気になったので分解整備を頼んだ。
仕事が少し落ち着いたタイミングで、
杉本君が丁寧なトランスミッションの分解整備を進めてくれた。
予防も兼ねてシンクロナイザーをしっかり交換し、
いよいよ車両に搭載する時が来た。
このような重整備は大変な手間を喰うが、
丁寧に作業するとクルマの「エステ」にも結び付く。
人間でもそうだが、
入院する様な事態になった時、
陽転志向すれば良い。
その時にふだんの習慣を見直したり、
リハビリを兼ねて痛んだカラダを養生する。
ついでに予後を兼ねてエステをするのも良いし、
丁寧なマッサージを受けるのも良い。
病気がミッションオーバーホールによって完治した。
ついでに足回りの締め付けをやり直し、
まだそれほど減っていなかったが、
クラッチをアッセンブリーで交換した。
つまり軽くリハビリもすることが出来た訳だ。
杉本君が組み付けて、
締める事がクルマにとってのマッサージになる。
複雑な仕事なので、
時には失敗もある。
その責任を一手に引き受ける。
そのために、
重整備の後は、
必ず本格的な高速走行で安全を確認する。
メカニックとの信頼関係も、
このようにして燻蒸される。
おい頼むよ、
命預けるからね。
ハイわかりましたというのは簡単だが、
実際には大変な事だ。
どのように走るのか全員知っているので、
絶対に失敗は許されないと思っている。
だから安心して踏める。
検査ラインを問題なく通過し、
検査員のお墨付きをもらった。
次に全員揃ってポリマーコートを掛け、
隅から隅までピカピカに磨いた。
スターターボタンを押して、
眠りから目覚めさせた。
素直にエンジンがかかり、
実にバランスの良い吹き上がり方をする。
もともとGRBはGT的要素が色濃い。
だから今でもGC系やGD系が高い人気を維持する。
WRXは先代から現行VAB、
そして初代と2代目の間で、
大きな変革を受けた。
三代目は非常に高いロバスト性を有するので、
10万キロ以上で驚く能力を見せる。
まあそれが真の力量かもしれないが。
だからインプレッサにとって、
7万キロ台はまだまだ青い。
これから脂が乗るんだな。
高速テストの依頼を受けた。
テストの前に各種設定を確認した。
SIーDRIVEはSモードに固定し、
必要な時だけS#を使う。
センターデフはオートモードにセット。
理由は雨の予報が出ていたからだ。
その方がVDCのスポーツABSと相性が良い。
始めて見るナビだ。
オーディオを操作し、
リヤカメラが正常に機能することも確認した。
次にトリップメーターをリセット。
更に操作を続け、
エンジンのレブカウンターを7000rpmにセットし、
ビープ音とワーニングランプの双方で、
回転数を意識できるよう設定した。
そこまで回すつもりは全く無いけどね。
それにしても8000回転まで回るエンジンは、
そうどこにもあるもんじゃない。
これもまさに今後の文化遺産だな。
出発に備えタイヤを確認した。
このクルマにもヨコハマが装着されている。
最近整備で入庫するクルマも、
ヨコハマ装着が目立つ。
決してヨコハマが嫌いではないが、
アドバンスポーツはどうも好みに合わない。
しかしヨコハマゴムの開発陣は、
このタイヤだけは別格だと胸を張る。
その訳がようやく理解出来た。
確かに街乗りではゴロゴロうるさい。
北原課長も、
「僕の好みには合いません」とはっきり言った。
NBRで本格的に開発したタイヤは、
限界領域での性能が格段に優れている。
但しバーターする部分も多いのだ。
まだ新しいタイヤでトレッドも十分だ。
真円性がどうなのかは別にして、
NBRを走る領域になると一般路での印象は霧散する。
特に雨で濡れた路面だと、
まるで消しゴムで紙面をなぞるように確実に曲がる。
雨のニュルブルクリンクが頭に浮かんだ。
これならタイヤを信じてコーナーに突入できる。
その領域でとても良いタイヤだと理解できた。
だがスバルにふさわしいかどうかは別かな。
やっぱりコンチに惚れちゃったからな。
でも誤解していた部分があり、
頭の中がスッキリした。
GRBは絶好調になった。
高速道路を走っただけなので、
もう少し丹念にあらゆる道路を走らせる。
GRBにとって、
それは気持ちの良いエステになるはずだ。
良い機会を授かった。
群馬の名刹月宮山天桂寺より、
「お話してもらえませんか」とお声がけを賜った。
施食会と書いて「せじきえ」と読む。
6月3日に、
ご先祖を供養する大法要が営まれる。
そこで1時間ほどお時間を戴いた。
中国の天童山で禅を極め、
悟りを開いた道元禅師は、
曹洞宗本山永平寺の開祖だ。
その道元禅師を中国から無事日本に帰るよう、
確かな操舵で導いた御仏が居る。
それが美しい一葉観音だ。
木の葉を模した船に乗る。
ライントレース能力が高い御仏だ。
道元禅師は中国の宋に悟りの場を求めた。
現代に当てはめよう。
高度な操舵能力を得るためには、
日本でいくら運転を重ねても限界がある。
文章には出来ない奥義も多々あり、
それをカラダで覚えるしかない。
50歳を契機に、
ドイツを「ドライブスキル学びの場」に定めた。
そこで何度繰り返しても、
奥が深くまだまだ先が読めない。
NBRのレクチャーでは、
基本的にテキストなど無い。
日射病を予防するため帽子が渡され、
その時々の記念品が一品用意される。
後は名札とボールペン、
それに薄い紙きれと一冊のノートだ。
紙切れには簡単なタイムテーブルが記され、
裏面には講師などの名前と、
宿泊先と昼飯の場所しか書かれていない。
中を開くと参加者の名前だけが味気なく記されている。
資料はこれだけだ。
後は走って車から降り、
得た事をメモして再び走る。
ただひたすら同じことを繰り返すと、
最初は見えなかったことが徐々に見えるようになる。
英語のレクチャーなので、
片言しか通じないが、
クルマに特化しているので意外に苦労は無い。
改めて良く見たら、
上のメモは間違っていた。
カルーセルにあんなラインで飛び込んだら、
確実にクラッシュだ。(笑)
DEで良く例えにするが、
しっかり9時15分を意識してステアリングを握る。
キチンと押して切らないと、
正確なライントレースが出来ない。
全てを完璧に覚えたわけでは無い。
しかし昨今の暴走について、
原因の一つを見つけたと思っている。
残念なことに、
それを素直に聞き入れてもらえる機会が少ない。
この一葉観音様を慕う人たちなら、
ドラポジの重要性や、
ステアリングワークについて聞く耳を持つに違いない。
更に乗り降りのルーティンも真摯に受け入れてくれるだろう。
楽しみだな。
皆さんとお目に掛かれるのが。
その日は一日開けてあるので、
講演後の時間も自由に質問して欲しい。
可能な限り役に立つスキルをお伝えする。
一日も長く安全に速く、
そして楽しく愛馬を操るために。
全力を出し尽くす。
期待して欲しい。
そこへ、
テスト前の完成検査で、
GRBがテスターラインに入るために並んだ。
三台とも良いなあ。
どこから見ても「The Impreza」そのものだ。
インプレッサは奥が深い。
外出している間に、
XVオーナーの宮地さんが来訪され、
珍しいお土産を戴いた。
ありがとうございました。
XVもインプレッサの仲間だ。
WRXとXVからインプレッサの名が外れたけれど、
生来のインプレッサ好きにとって、
どちらもやっぱりインプレッサなんだよなぁ。
無理せず自然体で受け止めよう。
頭文字の羅列だと、
分かり易いけど冷たいよね。
クルマの名前には、
やっぱりカタカナが似合うと思うんだ。
ゆったり泳いでサウナもやめた。
実は姿勢を正して、
水中の抵抗を減らしたので気持ちの中では30分を切った。
でも40秒の遅れが生じた。
体重は66.4kgと増加傾向になったので、
本来ならカラダを絞りたいところだ。
出張先で腹が減った。
食堂に赴き一番ヘルシーな献立を選んだ。
マグロ三色盛の丼だ。
海苔を沢山かけて美味しくいただいたが、
本当の三色盛なのかな。
二色じゃないのかな。
二色から三色へ強引にサラダ油で切り替えてないか。
ちょっと味が渋いぞ。
ブルーのインプレッサWRXは、
二速から三速へ切り替えるのに、
少々手間がかかった。
三速のギヤが渋くスムーズに入らない。
他には何の問題も無いが、
そこだけが気になったので分解整備を頼んだ。
杉本君が丁寧なトランスミッションの分解整備を進めてくれた。
予防も兼ねてシンクロナイザーをしっかり交換し、
いよいよ車両に搭載する時が来た。
丁寧に作業するとクルマの「エステ」にも結び付く。
人間でもそうだが、
入院する様な事態になった時、
陽転志向すれば良い。
その時にふだんの習慣を見直したり、
リハビリを兼ねて痛んだカラダを養生する。
ついでに予後を兼ねてエステをするのも良いし、
丁寧なマッサージを受けるのも良い。
病気がミッションオーバーホールによって完治した。
ついでに足回りの締め付けをやり直し、
まだそれほど減っていなかったが、
つまり軽くリハビリもすることが出来た訳だ。
締める事がクルマにとってのマッサージになる。
時には失敗もある。
その責任を一手に引き受ける。
そのために、
重整備の後は、
必ず本格的な高速走行で安全を確認する。
このようにして燻蒸される。
おい頼むよ、
命預けるからね。
ハイわかりましたというのは簡単だが、
実際には大変な事だ。
どのように走るのか全員知っているので、
絶対に失敗は許されないと思っている。
だから安心して踏める。
検査ラインを問題なく通過し、
検査員のお墨付きをもらった。
隅から隅までピカピカに磨いた。
スターターボタンを押して、
眠りから目覚めさせた。
実にバランスの良い吹き上がり方をする。
だから今でもGC系やGD系が高い人気を維持する。
WRXは先代から現行VAB、
そして初代と2代目の間で、
大きな変革を受けた。
三代目は非常に高いロバスト性を有するので、
10万キロ以上で驚く能力を見せる。
まあそれが真の力量かもしれないが。
7万キロ台はまだまだ青い。
これから脂が乗るんだな。
テストの前に各種設定を確認した。
SIーDRIVEはSモードに固定し、
必要な時だけS#を使う。
センターデフはオートモードにセット。
理由は雨の予報が出ていたからだ。
その方がVDCのスポーツABSと相性が良い。
始めて見るナビだ。
オーディオを操作し、
次にトリップメーターをリセット。
エンジンのレブカウンターを7000rpmにセットし、
ビープ音とワーニングランプの双方で、
回転数を意識できるよう設定した。
それにしても8000回転まで回るエンジンは、
そうどこにもあるもんじゃない。
これもまさに今後の文化遺産だな。
このクルマにもヨコハマが装着されている。
ヨコハマ装着が目立つ。
決してヨコハマが嫌いではないが、
アドバンスポーツはどうも好みに合わない。
このタイヤだけは別格だと胸を張る。
その訳がようやく理解出来た。
確かに街乗りではゴロゴロうるさい。
北原課長も、
「僕の好みには合いません」とはっきり言った。
限界領域での性能が格段に優れている。
但しバーターする部分も多いのだ。
まだ新しいタイヤでトレッドも十分だ。
真円性がどうなのかは別にして、
NBRを走る領域になると一般路での印象は霧散する。
まるで消しゴムで紙面をなぞるように確実に曲がる。
雨のニュルブルクリンクが頭に浮かんだ。
これならタイヤを信じてコーナーに突入できる。
その領域でとても良いタイヤだと理解できた。
だがスバルにふさわしいかどうかは別かな。
やっぱりコンチに惚れちゃったからな。
でも誤解していた部分があり、
頭の中がスッキリした。
GRBは絶好調になった。
高速道路を走っただけなので、
もう少し丹念にあらゆる道路を走らせる。
GRBにとって、
それは気持ちの良いエステになるはずだ。
良い機会を授かった。
群馬の名刹月宮山天桂寺より、
「お話してもらえませんか」とお声がけを賜った。
6月3日に、
ご先祖を供養する大法要が営まれる。
そこで1時間ほどお時間を戴いた。
中国の天童山で禅を極め、
悟りを開いた道元禅師は、
曹洞宗本山永平寺の開祖だ。
その道元禅師を中国から無事日本に帰るよう、
確かな操舵で導いた御仏が居る。
それが美しい一葉観音だ。
木の葉を模した船に乗る。
ライントレース能力が高い御仏だ。
道元禅師は中国の宋に悟りの場を求めた。
現代に当てはめよう。
高度な操舵能力を得るためには、
日本でいくら運転を重ねても限界がある。
文章には出来ない奥義も多々あり、
それをカラダで覚えるしかない。
50歳を契機に、
ドイツを「ドライブスキル学びの場」に定めた。
そこで何度繰り返しても、
奥が深くまだまだ先が読めない。
NBRのレクチャーでは、
基本的にテキストなど無い。
日射病を予防するため帽子が渡され、
その時々の記念品が一品用意される。
後は名札とボールペン、
宿泊先と昼飯の場所しか書かれていない。
中を開くと参加者の名前だけが味気なく記されている。
資料はこれだけだ。
後は走って車から降り、
得た事をメモして再び走る。
最初は見えなかったことが徐々に見えるようになる。
英語のレクチャーなので、
片言しか通じないが、
クルマに特化しているので意外に苦労は無い。
改めて良く見たら、
上のメモは間違っていた。
カルーセルにあんなラインで飛び込んだら、
確実にクラッシュだ。(笑)
DEで良く例えにするが、
しっかり9時15分を意識してステアリングを握る。
キチンと押して切らないと、
正確なライントレースが出来ない。
全てを完璧に覚えたわけでは無い。
しかし昨今の暴走について、
原因の一つを見つけたと思っている。
残念なことに、
それを素直に聞き入れてもらえる機会が少ない。
この一葉観音様を慕う人たちなら、
ドラポジの重要性や、
ステアリングワークについて聞く耳を持つに違いない。
更に乗り降りのルーティンも真摯に受け入れてくれるだろう。
楽しみだな。
皆さんとお目に掛かれるのが。
その日は一日開けてあるので、
講演後の時間も自由に質問して欲しい。
可能な限り役に立つスキルをお伝えする。
一日も長く安全に速く、
そして楽しく愛馬を操るために。
全力を出し尽くす。
期待して欲しい。