真っ青な空が広がっていた。 その下に懐かしい姿が静かに佇んでいた。
日曜日という名のコミカルなワゴン。
更にこの上の機種、
GS-Sには回転シートまで付いていた。
複雑な手順で助手席と運転席までシートが回転する。
運転中に助手席を後ろに向けないための仕掛けがあり、
操作は決して簡単では無かった。
でもリッターカーの新ジャンルと言う事で注目を浴びた。
外板をほぼ軽自動車のパネルで覆い、
前後を張りぼてで膨らませた、
尻尾が丸見えの姑息なクルマだった。
けれども軽自動車自体のレベルが高く、
トルクに余裕が出た分を遮音性の向上に割り振って、
操縦性や快適性も決して悪くなかった。
輸出しているサンバーの知見が活かされたのだろう。
一番苦しかった時代を、
このカンフル剤でドーピングした(笑)
だが侮れない。
他の軽自動車メーカーまでコピーしたほどだから。
このクルマでリッターカー市場に復帰して、
次のジャスティの登板に備えた。
この時に正社員になる決心をした。
タマが増えれば仕事も増える。
でもネガばかり気になる、
スバルのリッターカーコンビだった。
その後リッターカーは消えたが、
七人乗りは途絶えながらも、
トラヴィックの誕生に繋がった。
良いクルマだった。
だが既にあるクルマをアライアンスで手に入れ、
急場しのぎで出した車だった。
けっこう細部までスバルがアレンジし、
国内に合うサイズだった。
それでも「純粋なクルマ」と受け止められず、
成功したとは言い切れぬまま、
様々な理由が絡んで消滅した。
アメリカではトライベッカが生まれた。
スバルとしては大きいクルマだけれど、
海の向こうでは凡庸な大きさだった。
それでこれもいつの間にか消滅した。
スバルにとって7人乗りは、
現れては消え、
消えては現れる「うたかた」のような存在だ。
そのせいだろう。
漸くエクシーガを計画したが、
当初のモデルは経営的に破たんを危惧するほど前衛的だった。
途中で大きく方向が変わり、
国内専用モデルとなった。
うたかたは儚いものだ。
苦難の末、
4代目レガシィをベースにエクシーガが誕生した。
エクシーガには当初からフルモデルチェンジの計画が無く、
ビッグマイナーチェンジを避けて、
クロスオーバー7に生まれ変わった。
その判断は正しかった。
結果的に9年間もの間、
スバリストから愛されるロングセラー商品になった。
エクシーガクロスオーバー7のオーナーからお土産を戴いた。
中田さんが豊田市からいらっしゃった。
「オイル交換を兼ねてL1ラリーの話を聞きに行く!」
そんなメッセージが届いていたので、
朝から楽しみにお待ちしていた。
先月東京で飲んで以来だが、
その直後にシンガポールへ向かわれた。
ケーブルテレビ局の制作した番組の見本市があり、
しばらくの間シンガポールに滞在されたそうだ。
黄色い袋の中に、
珍しい紅茶が入っていた。
ありがとうございます。
SVXの走行テストがあり、
最後までお見送りできず失礼しました。
またゆっくりお出かけください。
クロスオーバー7も間も無く販売終了を迎えるので、
多人数乗りを検討されている人は急いだほうが良い。
いまなら「ファイナルパッケージ」という恩恵がある。
75,600円相当のバンパーパネルパッケージと、
29,430円相当のドラレコをセットでプレゼントできるので、
このチャンスを生かして欲しい。
アウトバックの色を塗ったモデルを特におすすめしたい。
渋くて飽きの来ない良いクルマだ。
恐らく次の土日あたりが注文締切日ではなかろうか。
当面日本では多人数乗りの展開が無いので、
是非一人でも多くの方に購入して戴き、
生息数を増やしていただきたい。
そうなると中古車で購入できるチャンスも広がる。
現在クロスオーバー7は、
中古車市場にほとんど出回らず、
たまに発見しても驚くほど高い。
昨日のブログ更新を我慢し、
有効に時間を使った。
「待つ時間」がかなりあったので、
その間にあれこれ考える余裕が生まれた。
今日はスマフォを使って、
昨日のブログにも肉付けを与えた。
斎場から出社したら、
大きな封筒が届いていた。
9日頃発行とは聞いていたが、
いともあっさり発売され、
手元に見本誌が送られてきた。
三澤さんに頼まれ記事を書いたので、
是非興味のある方は書店に急いでほしい。
熟読して行間を読んでもらえば、
「スバルに何を望んでいる」のか分かるはずだ。
さて最新号に面白い特集がある。
米国でも7人乗りは「うたかた」だが、
このクルマはアレンジされた派生車ではない。
久し振りにトライベッカの後継モデルが生まれた。
人口も多くて、
まだ成長が期待される米国の現状を、
SUBARUはしっかりリサーチしている。
その上でSIAの生産性と、
日本を除く第三国への輸出も視野に置いた、
かなりの野心作になっている。
巻頭にアセントの特集記事が載っている。
よく読むと面白い。
これなら中国でも成功するはずだ。
日本を切り捨てたのは正解だと思う。
急激に人口が減り、
高齢化が進む日本では、
スバルにとって全く不向きなクルマだ。
日本市場を考えた挙句、
それが足を引っ張ると、
まさに冒頭のドミンゴのようなクルマになっただろう。
実は量産車のスタイルを見て、
期待はスーっと冷めてしまった。
アセントを欲しいとは全く思わない。
羊羹を切ったようなフォルムに、
最近のスバルから感じる色気は全く無い。
だが、
ヤンキー魂むき出しのアメリカ人は、
日本人好みの色気より、
小柄でマッシブ所にセクシーさを見出すだろう。
アセントは日本人には巨大でも、
米国的にとってさほど大柄なクルマでは無い。
そのボディとエンジンで、
2トン以上のトレーラーを引っ張れる。
あちらから見たら、
アセントはまさに日本女性の魅力にあふれるだろう。
でもこちらから見るとブスだ。
このブス顔を見て、
何となく「特徴が似てるな」と思った。
ダウンサイジングターボに共通する鼻の孔だと思ったら、
やっぱり熊谷さんが開発したんだ。
ダウンサイジングターボエンジンと、
芸術的なまでのスペース創出能力は、
熊谷さんのお家芸だ。
アセントは全く日本に向かないし、
スタイルも良いとは思えない。
だから、
国内で売らないのは正解だ。
その上でアセントを凝視すると、
国内向けのレヴォーグ開発で得た知見が活かされているように感じる。
新型の水平対向エンジンは、
アメリカでマッシブな扱い方をされるはずだ。
その結果、
新型エンジンは国内より過酷な状況で使われるだろう。
その意味で新型エンジンは、
国内投入に向けより過酷な先行試験を施される。
アセント以降のSGPと新型パワーユニットのコンビが、
国内向けにアレンジされる結果に期待したい。
一番面白さを求めるなら、
次のレヴォーグに搭載する方法だろう。
今は2リットルと1.6リットルの二つを持つが、
次からは一つで十分だ。
税制を考えたら2リットル以下が良い。
1.6では目新しくないので、
2リットルをダウンサイジング化したと明確に示さねば、
スバリストのハートに響かない。
聞いた事の無い排気量だと、凄くパンチがあってよい。
1.6より排気量を少し増やして、
2リットル以下に絞り込むとすると、
1.7リットルくらいが面白いはずだ。
そしてパワーと燃費を格段に向上させる。
その秘密がアセントの中にあると読んだ。
さあ書店に急ごう。
日曜日という名のコミカルなワゴン。
GS-Sには回転シートまで付いていた。
運転中に助手席を後ろに向けないための仕掛けがあり、
操作は決して簡単では無かった。
でもリッターカーの新ジャンルと言う事で注目を浴びた。
外板をほぼ軽自動車のパネルで覆い、
前後を張りぼてで膨らませた、
尻尾が丸見えの姑息なクルマだった。
けれども軽自動車自体のレベルが高く、
トルクに余裕が出た分を遮音性の向上に割り振って、
操縦性や快適性も決して悪くなかった。
輸出しているサンバーの知見が活かされたのだろう。
一番苦しかった時代を、
このカンフル剤でドーピングした(笑)
だが侮れない。
他の軽自動車メーカーまでコピーしたほどだから。
このクルマでリッターカー市場に復帰して、
次のジャスティの登板に備えた。
この時に正社員になる決心をした。
タマが増えれば仕事も増える。
でもネガばかり気になる、
スバルのリッターカーコンビだった。
その後リッターカーは消えたが、
七人乗りは途絶えながらも、
トラヴィックの誕生に繋がった。
良いクルマだった。
だが既にあるクルマをアライアンスで手に入れ、
急場しのぎで出した車だった。
けっこう細部までスバルがアレンジし、
国内に合うサイズだった。
それでも「純粋なクルマ」と受け止められず、
成功したとは言い切れぬまま、
様々な理由が絡んで消滅した。
アメリカではトライベッカが生まれた。
スバルとしては大きいクルマだけれど、
海の向こうでは凡庸な大きさだった。
それでこれもいつの間にか消滅した。
スバルにとって7人乗りは、
現れては消え、
消えては現れる「うたかた」のような存在だ。
そのせいだろう。
漸くエクシーガを計画したが、
当初のモデルは経営的に破たんを危惧するほど前衛的だった。
途中で大きく方向が変わり、
国内専用モデルとなった。
うたかたは儚いものだ。
苦難の末、
4代目レガシィをベースにエクシーガが誕生した。
エクシーガには当初からフルモデルチェンジの計画が無く、
ビッグマイナーチェンジを避けて、
クロスオーバー7に生まれ変わった。
その判断は正しかった。
結果的に9年間もの間、
スバリストから愛されるロングセラー商品になった。
エクシーガクロスオーバー7のオーナーからお土産を戴いた。
「オイル交換を兼ねてL1ラリーの話を聞きに行く!」
そんなメッセージが届いていたので、
朝から楽しみにお待ちしていた。
先月東京で飲んで以来だが、
その直後にシンガポールへ向かわれた。
ケーブルテレビ局の制作した番組の見本市があり、
しばらくの間シンガポールに滞在されたそうだ。
黄色い袋の中に、
珍しい紅茶が入っていた。
SVXの走行テストがあり、
最後までお見送りできず失礼しました。
またゆっくりお出かけください。
クロスオーバー7も間も無く販売終了を迎えるので、
多人数乗りを検討されている人は急いだほうが良い。
いまなら「ファイナルパッケージ」という恩恵がある。
75,600円相当のバンパーパネルパッケージと、
29,430円相当のドラレコをセットでプレゼントできるので、
このチャンスを生かして欲しい。
アウトバックの色を塗ったモデルを特におすすめしたい。
渋くて飽きの来ない良いクルマだ。
恐らく次の土日あたりが注文締切日ではなかろうか。
当面日本では多人数乗りの展開が無いので、
是非一人でも多くの方に購入して戴き、
生息数を増やしていただきたい。
そうなると中古車で購入できるチャンスも広がる。
現在クロスオーバー7は、
中古車市場にほとんど出回らず、
たまに発見しても驚くほど高い。
有効に時間を使った。
「待つ時間」がかなりあったので、
その間にあれこれ考える余裕が生まれた。
今日はスマフォを使って、
昨日のブログにも肉付けを与えた。
斎場から出社したら、
大きな封筒が届いていた。
9日頃発行とは聞いていたが、
いともあっさり発売され、
手元に見本誌が送られてきた。
三澤さんに頼まれ記事を書いたので、
是非興味のある方は書店に急いでほしい。
熟読して行間を読んでもらえば、
「スバルに何を望んでいる」のか分かるはずだ。
さて最新号に面白い特集がある。
米国でも7人乗りは「うたかた」だが、
このクルマはアレンジされた派生車ではない。
久し振りにトライベッカの後継モデルが生まれた。
人口も多くて、
まだ成長が期待される米国の現状を、
SUBARUはしっかりリサーチしている。
その上でSIAの生産性と、
日本を除く第三国への輸出も視野に置いた、
かなりの野心作になっている。
巻頭にアセントの特集記事が載っている。
よく読むと面白い。
これなら中国でも成功するはずだ。
日本を切り捨てたのは正解だと思う。
急激に人口が減り、
高齢化が進む日本では、
スバルにとって全く不向きなクルマだ。
日本市場を考えた挙句、
それが足を引っ張ると、
まさに冒頭のドミンゴのようなクルマになっただろう。
実は量産車のスタイルを見て、
期待はスーっと冷めてしまった。
アセントを欲しいとは全く思わない。
羊羹を切ったようなフォルムに、
最近のスバルから感じる色気は全く無い。
だが、
ヤンキー魂むき出しのアメリカ人は、
日本人好みの色気より、
小柄でマッシブ所にセクシーさを見出すだろう。
アセントは日本人には巨大でも、
米国的にとってさほど大柄なクルマでは無い。
そのボディとエンジンで、
2トン以上のトレーラーを引っ張れる。
あちらから見たら、
アセントはまさに日本女性の魅力にあふれるだろう。
でもこちらから見るとブスだ。
このブス顔を見て、
何となく「特徴が似てるな」と思った。
ダウンサイジングターボに共通する鼻の孔だと思ったら、
やっぱり熊谷さんが開発したんだ。
ダウンサイジングターボエンジンと、
芸術的なまでのスペース創出能力は、
熊谷さんのお家芸だ。
アセントは全く日本に向かないし、
スタイルも良いとは思えない。
だから、
国内で売らないのは正解だ。
その上でアセントを凝視すると、
国内向けのレヴォーグ開発で得た知見が活かされているように感じる。
新型の水平対向エンジンは、
アメリカでマッシブな扱い方をされるはずだ。
その結果、
新型エンジンは国内より過酷な状況で使われるだろう。
その意味で新型エンジンは、
国内投入に向けより過酷な先行試験を施される。
アセント以降のSGPと新型パワーユニットのコンビが、
国内向けにアレンジされる結果に期待したい。
一番面白さを求めるなら、
次のレヴォーグに搭載する方法だろう。
今は2リットルと1.6リットルの二つを持つが、
次からは一つで十分だ。
税制を考えたら2リットル以下が良い。
1.6では目新しくないので、
2リットルをダウンサイジング化したと明確に示さねば、
スバリストのハートに響かない。
聞いた事の無い排気量だと、凄くパンチがあってよい。
1.6より排気量を少し増やして、
2リットル以下に絞り込むとすると、
1.7リットルくらいが面白いはずだ。
そしてパワーと燃費を格段に向上させる。
その秘密がアセントの中にあると読んだ。
さあ書店に急ごう。