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Channel: 中津スバルの濃いスバリストに贈る情報
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6MTを操り感覚を研ぎ澄ませる

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東京で「たんどーる」の抹茶バウムが美味しいよ、
一つお土産に頂いた。


ふーん。
会社に持ち帰り娘に渡したが、
さほど喜ばず賞味期間も長いので置きっ放しになっていた。
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三時を過ぎて甘いものが欲しくなり、
包みを解いて四等分に切った。


美味しいじゃないか。
改めてどこにあるお店か見直した。


岐阜県美濃加茂市と記されていた。


昨日訪問した町は、
真っ平らで住み易そうだが、
中濃から西濃にかけてどこにでもある特徴の少ない町だ。


それはいまや日本中に言える事で、
空っ風の群馬県や秩父を擁す埼玉県、
それに那須で名高い栃木県も、
幹線道路沿いを走るとどこも景色がつまらない。


同じような開発手法で、
似たようなブランドの集合体が軒を連ねている。


ディーラーを含む、
様々なナショナルブランドは、
アイコンを見ただけで安心感が得られるよう工夫が凝らされている。


集合体の強さで間違いなく顧客を集めるが、
維持管理も大変だし油断すれば即座に脱落だ。


そうした集合体は、
単店として個性を殺され、
全高く均一の目標値を満たそうとする。



安心だけれどつまらない。
美濃加茂からの帰り、
空腹にさいなまれSAに飛び込んだ。


頭の中でソフトクリームが乱舞していたからだ。


灼熱の太陽の下、
VIVIOを積み込むころから妄想にさいなまれていた。


「いひひひひ、イベント中は味見と称して毎日食ってやろうか」


「あのとぐろを巻いた柔らかな白い肌を、舌先で蹂躙してやろうか」


屏風山SAには間違いなくそれがある。


220円払って番号札を受け取った。
飛ぶように売れてるじゃないか。

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厭らしい下捌きでとぐろの部分をこねくり回し、
ホッと一息ついた。


子供の頃のソフトクリームの味じゃないぞ。


どこか人工的な香りなのだが、
今風の好みはこちらなのだろう。


恐らく現代の若者が昔のソフトクリームを食べたら、
「乳臭い」と嫌うかもしれない。


世の中のあらゆるものが無臭化していくし、
加齢が嗅覚を鈍感にしている。


もっと違うソフトクリームを食べさせてあげたい。
そんな事を考えながら会社に戻り、
残務を整理していたら無性に走りたくなった。
シャッターの向こうでBRZが「おいで、おいで」と呼んでいた。
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早速跨り会社を飛び出した。
こんな日に行先は決まっている。


開田高原だ。


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出た瞬間の眩暈がするような暑さも、
あそこなら感じないはずだ。
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トリップ計をリセットして、
国道19号線を御岳山に向かって走った。
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ふと見たら立派なキャンピングカーに「なす」の名を発見。
うれしいなあ。


どこかからの帰りだろうか。
木曽に向かって走っていった。


BRZは着座店が低い。
いつもなら見える木曽川の川面は、
中々姿を現さなかった
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ようやく現れた木曽川の水は、
思った以上に綺麗だった。


美濃加茂で見た茶色い濁流はどこから来たのだろう。


栄枯盛衰は世の習いだが、
道の改編で正反対の結果が出た。
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一度食べてみたかったカレー屋は、
とうとう廃業したようだ。
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それとは正反対なのが桟温泉だ。
正面が幹線道路の時は、
日夜絶えることなく大型トラックが行き交い、
とても殺伐とした環境だった。


それが今では秘湯感の漂う乙な場所だ。


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橋も道路も素敵になった。


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そこを抜けると、
昨年熊に出会った場所に通じる。
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今年は出会わなかったが、
ここから先は自然界と人間界の「インターフェイス」だ。


人家があるからと油断せず、
良く心得て行動してほしい。
交通量は少ないが、
道も曲がりくねっているので対向車に注意してほしい。
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開田高原のエントリールートに到着した。
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右側のマルチメーターをGモニターに切り替えた。
カタログでもあまり詳しく説明していない謎の多い機能だ。
ここまでの距離、
中津川から約64kmだ。
ここでGモニターをリセットした。
気温は26℃に下がった。
エアコンを入れて走るのが馬鹿馬鹿しくなった。
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スイッチを操作して窓を全開にした。


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ここから5キロほどの間に、
道幅が急に細くなったりスプーンカーブがある危険な道だ。


その代わりツボさ押さえれば最高に気持ち良くドライブが楽しめる。


遠くにトラックを確認し、
一か所でフルブレーキを用いた。


ブレーキの性能を十分に発揮させるために、
たまにはフルブレーキを踏む必要がある。


後続車がいない時に、
安全に走るための練習としてフルブレーキを掛けることも重要だ。
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5キロほど走って路肩に停めた。
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表示を切り替えると、
1Gの表示と共に、
摩擦円の減速側一杯まで摩擦を使ったことが記録されていた。


思った通りの軌跡だ。
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右側のステアリングにある、
クラスタースイッチの中央を長押しして、
Gメーターをリセットした。
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ここから開田高原までのワインディングロードを、スムーズでスピーディなドライビングを心がけた。
つづら折りの坂や、WRXだとライントレースしにくい曲がりくねった山道でも、BRZはひょいひょいと走る。
スバルは大きなクルマしか作らなくなった。だがBRZに乗ると、コンパクトな車からも「決して完全に引いたわけでは無い」と主張が聞こえる。
次の開発にも着手したのは、その良心の表れに違いない。
最新のBRZのサスジオメトリーは、相当なレベルで磨かれている。
慣らしが終わり、硬さの取れたザックスダンパーを初めて味わった。
このクルマの場合は、サーキットで思い切り振り回すのも悪くはないが、やはりリアルワールドで良さを味わいたい。
なぜならパフォーマンスを使い切りながら、その気持ち良さとバーターして失うものが無いからだ。
解るかなぁ、そこが難しい所なんだ。
GC8に最も近く、かといってGC8でもないのだが、あのクルマの理想を追求したBパターンみたいな感じかな。
このクルマをスバル流にどんどん尖らせていくのが、今後の道筋だろう。自由に買える人はやはりアダルト層なので、STIスポーツの路線もありだが、もっと軽さを極め価格も落とした、「真のRA」を若者に向けて発信すべきじゃないかな。
限定で良いので珍しい色を塗ってほしい。
1100kgにして200万円を切るのが、
今後の面白いクルマ作りの端緒になる気がした。
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夕暮れ間近の開田高原は爽やかだった。
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きおんは25℃、
リセットしてから走った距離は10kmほどだ。
早速マルチメーターをGメーターに切り替えた。
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摩擦を上手く使いこなした気もするが、
メーターの読み方には謎も多い。


ところで本当に開田を訪れるスバリストが増えたね。


すれ違うクルマの半分以上がスバルだった気がする。


中には目の合った人もいらっしゃった。
このブログの愛読者かもしれないと思いつつ、
木曽馬の里に向かった。


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くれぐれもお願いするが、
入ってはいけない場所なので自重してほしい。


開田の素晴らしさと、
スバルの良さを表現するための手段だ。
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木曽馬の繁殖に情熱を注ぐ中川さんだ。


6月末の地震以来、
お客様の数が減ってしまったらしい。


と言う事は、
この夏の穴場じゃないか。


木曽馬の状況を報告しよう。
今年の春に3頭の仔馬が誕生した。
それも3月から毎月20日前後に、
女の子、
男の子、
女の子の順に誕生したそうだ。


これは可愛いぞ。
成長の差が一目で見て取れるので、
観察するにふさわしいだろう。


時間が遅く厩舎を閉じていたので会えなかったが、
是非かわいい木曽馬を見てほしい。


そうそう、
ブルーベリーも今が盛りだ。
是非たくさん食べに来てほしい。


開田高原の空気を吸いながら、
改めてここも中津スバルにとって大切なフィールダダと感じた。
好きな時にすぐ行けて、
驚くほど素敵な自然に浸れる。
しかもスバルととっても相性が良い場所だ。


中津川市、
清内路、
しらびそ高原、
そして開田高原を繋ぐ大きなフィールドは、
何にも代えがたい大切な財産だと心の底から感じた。
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木曽馬の里を後にして、
やまゆり荘に向かった。
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ここで初めてトラクションモードを選択した。
正直に言うと、
サーキットで限界を極めのとは訳が違う。


だから切り替えてもドライ路面における性能には、
それほど大きな差は出ないはずだ。


実際に走ると少し差を感じて、
更に気持ち良くなたかのような気がした。
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Gメーターの軌跡も、
少し角が取れた様だ。


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閉館間際だったが、
ゆっくり温泉を楽しませていただいた。


ありがとうございました。


やまゆり荘は一番高い所に近い。
だから地震以来客足が遠のいたようだが、
最近の朗報が待っていた。
6月末の地震以来、
少しずつ減っていた湯量が増えたそうだ。


それに湯音も上昇し、
温泉にとって良い環境に振れた様だ。



やっぱり最高の湯だった。
炭酸泉で温まるし、
無職の湯が茶褐色に変わる毒々しさもたまらない。


空腹時に飲泉すると、
胃腸が活性化する。


ちなみに源泉は以前のままなので、
表記されていないが飲泉できる。


コンビニで買ったコーヒーのカップを捨てずに持っていくと良い。
勿論持ち帰ることも忘れずに。
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やまゆり荘を後にしてノンストップで自宅に向かった。
再びトラクションモードにセットした。
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気温は22℃でここまでのトータル距離が107キロだ。
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Gメーターをセットして、
山道を一気に下り、
国道19号線を西へ走った。
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到着してGメーターを確認した。


まぜこぜに70キロ近く走ると、
クリオネみたいな形になる。



面白いね!


さあいよいよイベントだ。
頑張るぞ!!



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