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Channel: 中津スバルの濃いスバリストに贈る情報
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亀戸升本とテンロクのXV

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弁当にも色々ある。最近は凝った弁当が多くなった。
が、
「これは旨い」と頬が緩む弁当には、なかなかお目に掛かれない。
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2段重ねのお弁当を戴いた。
亀戸と見ただけで口の中が濡れてきた。
久しぶりのブランドだ。まず卵焼きに食らいついた。
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歯応えも良く、軽い甘さと卵本来の香りがジャストフィット。
素材そのものの味も良いが、味付けの塩梅が絶妙だ。
思わず次々と箸が伸びる。この弁当の旨さは折り紙付だ。
お品書が添えられていた。口取太刀魚と夏野菜の重ね焼き蓮根挟み揚げいかつみれ牛かつ 味噌だれ水菜の胡麻和えぎばさの金平あじ真丈中華くらげ玉子焼き野菜煮物
御飯うに飯
甘味白桃ヨーグルト寒天

スバル車も同じで、一つ味見すると次々と箸が伸びる。
まず煮物の味で実力が解る。
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煮物の味はまさにテンロクに通ずる。
当たり前の素朴な味が、出せそうでいて、なかなか出せないモノなのだ。
ウニの炊き込みご飯が良い味出していた。その横に添えられた漬け物が旨い。
この店のこだわりが大根たまり漬と、亀辛麹と名付けられた薬味だ。

亀戸大根を復活させ、
麹の聞いた薬味と共に弁当の要としている。
次々と様々なスバルに乗るのは、仕事ではあるけれど、実際に走らせると楽しくて仕方が無い。
この弁当のおかずに、次々と箸が伸びるのと同じなのだ。
XVの2.0i-Sに乗ったら、その旨さに思わず箸が伸びた。
そしてテンロクに乗って、絶妙な調理方法に脱帽したわけだ。
涙を呑んでご飯は少し食べて残した。夜にタップリカロリーを摂るからだ。
コンチネンタルタイヤのオフィスを後にして、神田方面に向かった。
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金森さんと中田さんに会う約束をしていた。
昨年の11月に一緒に飲んで以来、金森さんに出会う機会はなかなか訪れなかった。
6月の始めに、XVを伊那谷で撮影した時のことだ。
一通り撮影を済ませ、良く行くそば屋を訪れた。
12時前にも関わらず、既に席は三分の二以上埋まっていた。
すると「9人ですが良いですか」と声が掛かり、「ああ大丈夫ですよ」と店員が返事すると、明らかに違うオーラを放つ女性が3人飛び込んできた。
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入るなり「わー」と嬉しそうにしている。三人とも粒が揃ってる。
この二人の他に、もう一人何とも「エロカワイイ」娘がいた。
まあ、いわゆる「華がある」と言うヤツだ。
これはタレント性が高いな。そう考えた時、何となく知ってる人が現れるような気がした。
それで入り口を注視していると、何となく予感した通り、
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最後に金森さんがお店の中に入ってきた。
ボスだから当然だろう。
彼はこちらに全く気がつく様子が無い。なので、「金森さん」と声を掛けた。
こっちを見た途端、「えーー」と目を丸くした。
この店自慢の美味しいメニューを教えたが、人数が多いことをうっかり忘れていた。
払いが高く付いたらしい。金森さん、
ごめんなさいね(笑)でも良いじゃ無いですか。若い女の子にもててるから。
本当に羨ましいよね。
待ち合わせたのは、神田寿司バル。
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ワインに合う料理が多いし、お寿司も本格派だ。
夜が更けた。
この日親しくなったアルバイトの店員さんが、「お先に」と声を掛けてくれた。
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せっかくの機会なので、一緒に記念写真を撮った。
この店のアルバイトは、役者の卵が多い。
ところで「今どんな役柄なんですか」と尋ねたら、「これです」と脇にあったポスターを指さした。
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カッコイイじゃ無いか。グリニッジの天秤か。
見たことも聞いたことも無かったが、俄然興味が湧いてきた。
東京は奥が深い。
終電の時間になら、金森さんは一足先に帰った。
それで残った二人で、禁断のラーメンを久しぶりに食べた。
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中田さんが選んだのは、メチャクチャ美味しそうなこの店一押しのラーメンだ。
うううううーーー。右へ習えしそうになるのをグッと堪えた。ちょっと言い訳がましいが、
少し我慢して違う物にした。
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でもこれは歯応えがあって、なかなか香ばしくて美味しかった。
名前は忘れたが、もう一度食べてみたい、初めての味だった。
結果論なのだが、食べておいて良かった。
実はここからの記憶は一切消えていて、中田さんとラーメン食べたことも、朝になると忘れていた。
中田さんと別れてからの行動が、全部スマホの中に残っていた。
スマホを持ち歩き、ストーリー性のある事象を逃さず記録する。これから先、かなり重要な習慣かも知れない。
何でここに来るのか知らないが、石段を見ると登りたくなる体質らしい。
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何となく東京らしくて、それでいて静寂なこの雰囲気が好きなんだろうな。
登ってから振り返るのも、
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征服欲が強い現れなのだろう。いちいち写真を残す癖は、決して嫌いじゃ無い。
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四文字の漢字を見ると、反射的に記録を残す性癖がある。
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この佇まいは本能的に痺れ上がるのだろう。光の加減、りんとした佇まい。
拝まないといられないに違いない。
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この辺りでかなり酩酊したのが手に取るように解る。喉が渇いてコンビニに入ったのだろう。
しかし次のシーンできっと我に返ったに違いない。
こういうシーンでは本能的に冷静になる。
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気がついたら朝だった。時計を見ると9時を少し回っていた。
トイレに入ったら、いきなり電話が鳴り出した。
余り良い予感はしなかった。
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妻が暗い声で、「印鑑はどこにありますか。入札に必要です」
すっかり忘れていた。タイムリミットは13時15分。委任状に社長の印鑑が絶対に欠かせない。
すぐに水を浴び、チェックアウトしてXVに乗り込んだ。

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渋滞する首都高速に懐かしいクルマがいた。毛布などを積み込み、この暑い日に窓を開けて運転している。
余程好きなのだろう。
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飼っているという表現がぴったりだった。
首都高速を抜け4号線から中央自動車道へ入った。
ここからは道も空いて走りやすくなった。
それにしても、なぜ追い抜きもしないのに追い越し車線に陣取るのか。
大型トラックは、なぜ登坂車線があるのに、積極的に使おうとしないのか。
スバル360が誕生した頃と、最高速度がほとんど変らないのはなぜなのか。
この国の国民は、車と道路の使い方を、根本的に見直す時期に来ているよ。タイムリミットより早い、12時56分に到着した。
押印して再びXVに跨がった。
撮影や走行性能の確認がまだ残っていたからだ。
テンロクの高速道路における限界性能はもの凄く高い。
緊急回避のレーチェンジも、スポーツカー並の収束性を見せる。
計算通りに走れるクルマ、それがテンロクのXVだ。
前の晩にラーメンを食べたので、燃料切れにならなかった。
ホテルから中津スバルまで、一度も停まらずに運転したが、ペットボトルの水だけで充分だった。
再び帰社すると、妻が紙袋を持ってきた。
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伊那から斧研さんがいらっしゃった。ブレーキのオーバーホールと共に、愛機にコンチSC5を履かせるためだ。
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美味しい伊那の銘菓を戴いた。

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チーズクッキーを娘が目を丸くして食べました。「これ!美味しい」
「だろう」
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会話が弾むお菓子です。
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とてもステキな食感で、チーズの香りもステキだ。
冷やして食べると美味しいよ。
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もう一つも美味しいけど、
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もう少し楽しみを残しておこう。

テンロクのXVをなでてやった。
激走の様子がフロントフェイスから分かるはずだ。
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手足のように操れて、応用性も非常に高い。
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ストレス無く開くリヤゲートは、引き継がれるこのクルマの美点だ。
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シャープでクールなサイドビューだ。年齢性別を問わず、このクルマを魅力的に感じないか。
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最終的に700kmほど走行した。
おおよそ半分の量を使って中津川に戻った。
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省エネに徹すれば、楽にワンタンク1000kmを超えるはずだ。
しかしクルマの魅力は自由に操る所にある。
そして安全に早く目的地に移動する重要な相棒だ。
載せられるモノでは無く、乗るモノなのだ。
だから自動運転は本当に最後の補助で良い。
それを具現化した走りを極めたつもりだ。
クルマは家畜だ。命を持ち魂も持つ。
だから支配されるのでは無く、魂を通じて支配する。
ガソリンを満タンにして、
綺麗に整えたら返却する。
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この走りで二桁行くとは驚いた。感心することは、最新のXVはどんな走り方をしても劣悪な燃費にならない。
落胆したのはダイヤトーンサウンドナビだ。
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どういうわけか、何度もミスコースした。
続きはまた明日。
お楽しみに。
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