初めて現れた。
気高い美しさを持つ蛾だ。
と言うモノの、
蛾だろうか。
触覚や色は蝶そのものだけど、
翅の畳み方や背中に生えた豊かな毛が、
「私は気高い蛾なの」と主張している。工房入口の白線上に佇んでいた。
踏みつぶされない様に、
そっと押して飛ばせた。
まだ美しい姿だが、
もう絶頂期は過ぎたようだ。
頑張れよ。
子孫増やしてくれ。
旺盛な勢いの雑草だ。
土の力が強...
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