Quantcast
Channel: 中津スバルの濃いスバリストに贈る情報
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3281

廃村とT-top

$
0
0
東京で取材している。
f0076731_09125139.jpeg

恵比寿では、
既にスバル インプレッサがお披露目されているからだ。


面白いモノをお見せしよう。
f0076731_22590412.jpg
シンプルな構造で、理にかなったパワートレーン。
f0076731_22592474.jpg
スバルサンバーは富士重工の屋台骨だった。
とても24万キロ走ったとは思えないが、
f0076731_22593890.jpg
エンジンとオートマチックトランスミッションが音を上げた。
f0076731_22594917.jpg
SGPにも感じた、独特の味を持つフレームの回し方だ。
f0076731_23000156.jpg

サスを構成する重要なパーツは鋳物製になっている。
f0076731_23001752.jpg
傾斜したエンジンは、ダイムラーが参考にしたほど優れている。
f0076731_23003176.jpg
しかし安全面では限界だった。特に後方から追突されると危険なクルマだ。
シートベルトをしていても、玉突きされるとへの字になって、ドライバーの背骨が砕ける。
操縦性をうんぬんするシロモノでもない。荷物を運ぶ貨物車だ。
サンバーは、プロの過酷な要求に応える事を、最も優先するクルマなのだ。
それにこのシャシーでは拡張性がなく、コストもかかりすぎる。
軽自動車は電気洗濯機や、冷蔵庫などと同じ売り方をされている。
そこを冷静に見る必要がある。
f0076731_23004226.jpg
ステラの安全性はトップクラスだ。電柱に巻き付いたが、ドライバーは無傷だった。
f0076731_23005327.jpg
改めてスバルの取った道は正しいと思った。ノスタルジックな軽自動車ならいくらでもある。


そういうクルが好きな人は、
まだまだ選択の幅がある。
それはそれで面白い。

f0076731_23010636.jpg
T-topで走り回っていたら、


動画
f0076731_23013956.jpg
不思議な場所に巡り合った。
f0076731_23015342.jpg
人の気配が全くないのに、特徴ある建物には荒れ果てた感じがない。
f0076731_23020939.jpg
これが廃村だと気が付くまでにかなりの時間を要した。
f0076731_23022378.jpg

この家には特に迫力があった。
だから思わずクルマを空き地に停めた。
f0076731_23024387.jpg
そして歩くことにした。
f0076731_23025986.jpg
しばらくすると人の気配を感じた。
廃村と言えども、
住むことを禁じられている訳ではないらしい。
f0076731_23034028.jpg
この家は、
名古屋のオーナーが朽ち果てるのを防ぐ為に、
夏から秋にかけ宿泊施設として格安営業している。





f0076731_23035561.jpg
囲炉裏もあるし、
五右衛門風呂まで完備していた。


f0076731_23041378.jpg
すぐ脇を流れる小川では、
ヤマメなどが沢山釣れる。
f0076731_23044062.jpg



興味のある人は是非訪れて欲しい。
自炊も出来るし、
一泊二食付きでも六千円と格安だ。


面白い場所に巡り合ったものだ。
f0076731_23012396.jpg
そのまましばらく歩くと、
更に凄い家が現れた。




f0076731_23045387.jpg



良く見たら軽自動車が停まっていた。

声を掛け見学をお願いすると快く受け入れて下さった。


f0076731_23050979.jpg
まさに古民家そのもの。
本格的な造りの、
羨ましくなるような建物だった。
f0076731_23052439.jpg


釜でご飯も炊けるそうだ。
f0076731_23054641.jpg
f0076731_23060145.jpg


こちらのお宅も宿泊を受け入れて下さるそうで、
食事は全て自炊だが、
料金は一泊2千円と、
驚くほど安い。
f0076731_23062146.jpg
極め付けは、
この古民家は奥様の生家だと言う事実だ。


お話しを聞くうちに、
ご主人も初耳だと言う事実が次々と明らかになって、
あっと言う間に時間が過ぎた。
f0076731_23063543.jpg
廃村になった理由は、
急激な林業の低迷と、
家庭用のエネルギー革命だった。


自動車のエネルギーも、
いずれ大きな
節目を迎えるだろう。
f0076731_23065010.jpg

それでも
残る物は残る。


T−topを引き寄せた廃村の魅力を、
つくづくと感じた一日になった。


終わり

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3281

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>