レセプションがお開きになった時、姿を探したが見あたらなかった。
残念だなと思いながら帰ろうとした時、勝股先輩が暗闇からひょっこり姿を現した。抱えていたのは自然薯だった。
これは凄い。
こんな風に包まれているのは、
天然ものに間違いないからだ。
ねっばねばで強烈に旨い。
粘るどころではなく、
ゴムまりのようになる。
色黒で芳香な塊を刺身のように食べると美味い。
恵那高校の先輩...
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