着実に整備が進んだGC8を、いつものコースで性能チェック。 気持ち良さは群を抜いている。安全性や排ガス規制など、今の水準を満たせない部分も多いが、これは文化財だからしょうが無い。
最高の仕上がりだ。今日のテストで確認した。
GC8が生まれる少し前、スバルは底力を見せつけた。 SVXの誕生は、スバルの歴史に残る出来事だ。
松本から丸山さんが来店された。 素晴らしいお土産をありがとうございました。 「最近飲んだ中で一番美味しかった」と言われたので、ラベルをよく見たら、その瞬間に喉がゴクリと動いた。 諏訪の酒蔵が精魂込めた逸品だろう。栓を抜くのが楽しみで堪らない。
社員にもお土産を頂いた。 冷やして食べる和菓子だった。 随分とバリエーションが増えて、最近は甘みを抑えた商品もあるらしい。 イチゴの風味がステキだった。 小さいけれど凝縮した味だ。美味しいお土産をありがとうございました。
丸山さんの愛車も、ギュッと中身が詰まっている。
SVXは今年で25年目を迎え、9月の連休に安曇野で大規模なオーナーズミーティングが開かれる。
その記念誌にSVXへの思いを綴って欲しいと依頼された。
20周年でもお手伝いさせていただいた。あの時の記念誌は非売品なので、参加された方しか手に入らなかった。
中身はもの凄い。次はどんな作品になるのか今から楽しみだ。
浜松から飯尾さんがいらっしゃった。「社長、負けないまんじゅう持ってきたよ」 中津川に「恵那饅頭」という美味いまんじゅうがある。味にこだわりのある飯尾さんらしい。凄い饅頭を食べさせて頂いた。 包みを開けたら色黒でモチモチの饅頭が現れた。当然日持ちしない売り切り商品だ。 この艶と、プリッとした食感は体験したことの無い味わいだ。 癖も無く実に美味しい。美味しいお土産をありがとうございました。
いつも花をたくさん頂くので、妻が朴葉を使ったお寿司と餅を用意した。風土食の楽しさを味わってください。
飯尾さんが、「社長のクルマと並べられてるんだもん」と思わぬことを言われた。
「え、何のことですか」と聞き返すと、「ほらー」と指を指す。
工房のリフトにS207が載っていた。 何を隠そう、飯尾さんはS207を注文されていた。
「同じ色なら乗りかえてもばれないよ、ヒヒヒヒ」と、悪魔の囁きでその気にさせた。だが、結果は落選だった。
S207は4色選べる商品構成だった。その中でWRブルーパールが一番欲しかった。飯尾さんはホワイトを欲しがった。
勝手な想像だが、クリスタルホワイトパールの人気が最も高かったのかもしれない。だから一番競争率が激しかった。
白は相変わらず「鉄板」カラーだ。
当社ではイエローも当選した。本気で欲しい人には堪らない色だが、好きな人とそうで無い人の差が大きい。
だからリセールバリューを考えると、ホワイトに比べリスクが高い。
そう考えると、次のS208から全てカーボンルーフで、全てNBRチャレンジパッケージにして、ホワイト一色に限定して欲しい。
相変わらず白の人気は高い。ただクリスタルホワイトパールでは無く、オートサロン2016に並べられた素晴らしい白が良い。
飯尾さんは実物のS207を見て、「やっぱり青も良いな」と言われた。STIのシンボルカラーだ。似合うのは当たり前だろう。
でもあえて、S208専用色に絞るのも悪くない。カーボンルーフには、白が一番似合う。
杉本が丁寧にデフオイルを交換してくれた。 デフオイルには添加剤も入っているのか、濁った色をしていた。 ドレンプラグのマグネットには、べっとりと鉄粉が付着していた。
次はトランスミッションオイルだ。 ドレンプラグを緩め、中のオイルを下に落とす。 一見するとまだ綺麗だが、沢山のギヤで噛み砕かれたオイルは、意外なほど汚れていた。 サンプルを瓶に受けて保存する。 次にフロントデフのドレンプラグを緩め、デフオイルを全て落とした。プラグには鉄粉がギッシリ密着していた。 マグネットを綺麗に露出させ、完全にオイルが落ちきったことを確認してから元に戻した。 鉄粉とオイルが交わり、グリスのような状態になっていた。 右のサンプルがリヤデフオイルで、左側がトランスミッションオイルだ。 丁寧に丁寧に3000km弱の馴らしを終えた。高速道路を上手く使って、新車の馴らしが順調に進む。
水戸から大森さんがお守りを求めて来店された。岐阜でスバルの軽自動車を主体としたオフ会があったという。
その帰りに来訪された。
この後、今度は千葉まで移動されるという。
最近の高速道路は設備が行き届いている。
特にSAとPAの役割が明確化してきた。
それぞれの施設が、独自の努力で際立つ商品を並べている。
出張時にPAを使うことが多い。大型バスが入らないから、比較的トイレも荒れないし、あまり混雑しない。
ただし、SAにはファミリーマートが併設されているので、買い物がしたい時には狙って飛び込む。
最近はファミマのコーヒーが好きなので、それが手に入るのも嬉しい。
だが圧倒的に差が出るのは「ざる蕎麦」だ。
前回の出張時には駒ヶ根SAでざる蕎麦を食べた。
可も無く不可も無く、どこでも食べられる蕎麦だった。
中津川にある上り線の神坂PAはひと味違った。
以前から「霧しな」の蕎麦を使う事をウリにして、他のメニューも他には無い工夫されたものだ。
しかも上下線のPAが隣接していて、橋で往来できる。
だから競争も激しい。トラックドライバーのリピーターも多いようだ。
定食を食べているお客さんが、なにげに空の茶碗をカウンターに出した。
「はい、おかわりね」と、中のおばちゃんが笑顔で茶碗を渡した。
そんな食堂のざる蕎麦を初めて食べた。 手打ち風だが、手打ちでは無い。
ただし生麺を使用している。水が良いので確かに美味しい。
開田高原のブランド力を活かす、霧しなの製品は普通の量産品より美味しい。
ただし「汁」が未熟だ。
本当に開田に行くと、「がつん」と来る蕎麦が味わえる。
待たなければならないので、蕎麦前は常識だ。蕗の煮物が驚くほど美味かった。抜群のかえしを使っているので、「汁」の味も奥深く、甘くて香しい。 そして肝心の蕎麦だ。少なく見えるが、食べると驚く。
「重い」のだ。 店の中に「がつーん がつーん」と蕎麦を打つ音が響く。蕎麦打ちは体力がものを言う。
きれい事を言うそば屋では無いので、待てない客にはご飯を食べさせる。
団体様はお断りだ。
その団体の単位が凄い。「6名」は団体扱いだ。 もっちりとして、舌触りが良い蕎麦だ。山葵だけで食べると、あまりの香ばしさに心が躍る。
香りは最高。蕎麦らしさが胸に迫ってくる。
この店は絶対に2枚同時に出さない。食べ終える頃を見計らって2枚目が出てくる。
食べ終えてからのそば湯も美味い。 普段はそば湯に汁を入れないが、この店では入れたくなる。 最後に残ったそば湯は、まるで蕎麦の重湯だ。
汁を垂らし最後の一滴まで飲み干した。
神坂PAの蕎麦は、他のPAに比べたら図抜けて素晴らしい。
ただし開田のラベルを貼るにはほど遠い。
開田の蕎麦を思い出すようなクルマがやって来る。
悔しいがトヨタには作れて、
今のSTIには作れないクルマ。
今日は忙しくなりそうだ。
ただし、
さすがのトヨタも「S207」だけは作れない。
お礼に味わってもらおう。
凄いクルマが何か分かるかな。
終わり
最高の仕上がりだ。今日のテストで確認した。
GC8が生まれる少し前、スバルは底力を見せつけた。
松本から丸山さんが来店された。
社員にもお土産を頂いた。
丸山さんの愛車も、ギュッと中身が詰まっている。
SVXは今年で25年目を迎え、9月の連休に安曇野で大規模なオーナーズミーティングが開かれる。
その記念誌にSVXへの思いを綴って欲しいと依頼された。
20周年でもお手伝いさせていただいた。あの時の記念誌は非売品なので、参加された方しか手に入らなかった。
中身はもの凄い。次はどんな作品になるのか今から楽しみだ。
浜松から飯尾さんがいらっしゃった。「社長、負けないまんじゅう持ってきたよ」
いつも花をたくさん頂くので、妻が朴葉を使ったお寿司と餅を用意した。風土食の楽しさを味わってください。
「え、何のことですか」と聞き返すと、「ほらー」と指を指す。
工房のリフトにS207が載っていた。
「同じ色なら乗りかえてもばれないよ、ヒヒヒヒ」と、悪魔の囁きでその気にさせた。だが、結果は落選だった。
S207は4色選べる商品構成だった。その中でWRブルーパールが一番欲しかった。飯尾さんはホワイトを欲しがった。
勝手な想像だが、クリスタルホワイトパールの人気が最も高かったのかもしれない。だから一番競争率が激しかった。
白は相変わらず「鉄板」カラーだ。
当社ではイエローも当選した。本気で欲しい人には堪らない色だが、好きな人とそうで無い人の差が大きい。
だからリセールバリューを考えると、ホワイトに比べリスクが高い。
そう考えると、次のS208から全てカーボンルーフで、全てNBRチャレンジパッケージにして、ホワイト一色に限定して欲しい。
相変わらず白の人気は高い。ただクリスタルホワイトパールでは無く、オートサロン2016に並べられた素晴らしい白が良い。
飯尾さんは実物のS207を見て、「やっぱり青も良いな」と言われた。STIのシンボルカラーだ。似合うのは当たり前だろう。
でもあえて、S208専用色に絞るのも悪くない。カーボンルーフには、白が一番似合う。
次はトランスミッションオイルだ。
水戸から大森さんがお守りを求めて来店された。岐阜でスバルの軽自動車を主体としたオフ会があったという。
その帰りに来訪された。
最近の高速道路は設備が行き届いている。
特にSAとPAの役割が明確化してきた。
それぞれの施設が、独自の努力で際立つ商品を並べている。
出張時にPAを使うことが多い。大型バスが入らないから、比較的トイレも荒れないし、あまり混雑しない。
ただし、SAにはファミリーマートが併設されているので、買い物がしたい時には狙って飛び込む。
最近はファミマのコーヒーが好きなので、それが手に入るのも嬉しい。
だが圧倒的に差が出るのは「ざる蕎麦」だ。
前回の出張時には駒ヶ根SAでざる蕎麦を食べた。
可も無く不可も無く、どこでも食べられる蕎麦だった。
中津川にある上り線の神坂PAはひと味違った。
以前から「霧しな」の蕎麦を使う事をウリにして、他のメニューも他には無い工夫されたものだ。
しかも上下線のPAが隣接していて、橋で往来できる。
だから競争も激しい。トラックドライバーのリピーターも多いようだ。
定食を食べているお客さんが、なにげに空の茶碗をカウンターに出した。
「はい、おかわりね」と、中のおばちゃんが笑顔で茶碗を渡した。
そんな食堂のざる蕎麦を初めて食べた。
ただし生麺を使用している。水が良いので確かに美味しい。
開田高原のブランド力を活かす、霧しなの製品は普通の量産品より美味しい。
ただし「汁」が未熟だ。
本当に開田に行くと、「がつん」と来る蕎麦が味わえる。
「重い」のだ。
きれい事を言うそば屋では無いので、待てない客にはご飯を食べさせる。
団体様はお断りだ。
その団体の単位が凄い。「6名」は団体扱いだ。
香りは最高。蕎麦らしさが胸に迫ってくる。
この店は絶対に2枚同時に出さない。食べ終える頃を見計らって2枚目が出てくる。
食べ終えてからのそば湯も美味い。
汁を垂らし最後の一滴まで飲み干した。
神坂PAの蕎麦は、他のPAに比べたら図抜けて素晴らしい。
ただし開田のラベルを貼るにはほど遠い。
開田の蕎麦を思い出すようなクルマがやって来る。
悔しいがトヨタには作れて、
今のSTIには作れないクルマ。
今日は忙しくなりそうだ。
ただし、
さすがのトヨタも「S207」だけは作れない。
お礼に味わってもらおう。
凄いクルマが何か分かるかな。
終わり