草むらのヒーローとよく言われるが、
放置されたクルマに魂は無い。
あまりにも惨かったので連れ帰った。
動くようにするのは無理だが、
展示するために直している。
10年くらいかかるだろう。
こういう保存は、
長いスパンで進めるしかない。
学生時代から所有しているバイクの税金が高くなった。
再三妻から処分しろと注意されている。
これが潮時だろう。
原動機付自転車なので、
年間の税金は2000円だが廃棄する気持ちになった。
ノスタルジックカーを持つ人は大変だ。
それにしても、
古いクルマに重加算税をかける行為が納得いかない。
排気ガスの問題も、
それぞれクルマによって事情が異なる。
むしろ強引に買い換えさせるための姑息な手段だ。
売る人が何を言うのかと叱られるかもしれないが、
強制的に仕向けられるのがいやだ。
アドレスがあったので、
所感を述べたが、
全く回答が来る気配は無い。
原文のまま紹介しよう。
「△×□○さん、こんにちは。
比例代表の応援葉書を戴きました。
応援するか決める前に、
日頃から苦々しく思うことを一つだけ伺います。
日本は世界有数の自動車生産国です。
それでありながら、
自国民に軽自動車を選択せねばならぬような税制を敷いてます。
軽自動車という、
国際基準から乖離した、
ある意味不十分な機能しか有さない乗り物に、
国民を追いやるかのようです。
軽自動車を1万円にしたのなら、
その上を5000円刻みにして欲しい。
不公平な自動車税制をどう思いますか。
自動車税はもっと安くて良いはずです。
軽自動車並みの税金で、
2リッターまで1台持てるようにした方が、
この国の自動車文化は高くなると思います。
ましてや文化財とも言える古い古いクルマに、
重加算税を掛けるのは我慢出来ない暴挙。
古くて良くない物なら淘汰されます。
良い物を残そうとする心をどう思われますか。
岐阜県中津川市
中津スバル販売株式会社
代表取締役 代田敏洋」
人それぞれの考え方があるので無理強いするわけでは無いが、
昔から変わらない意見だ。
さてこのクルマは、
平成13年に作られたBH型ツーリングワゴン。
大好きなマニュアルだ。
それもGT-BのE-tune2だから、
280馬力のエンジンと、
シャシー各部がマイナーチェンジで熟成された逸品だ。
97.000走行しているが、
ロバスト性が高くこのくらいの距離をモノともしない。
ワンオーナーらしさも感じさせる。
それに対して、
こちらはこれより2年新しく、
フルモデルチェンジBP型レガシィだ。
年式は新しいけれど、
クルマの状態に大きな差があった。
何しろ123.000km走っている。
車高も低いようだし、
ホイールもクルマに適合していない。
この2台を徹底的に整備した。
続きを楽しみにしてほしい。