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Channel: 中津スバルの濃いスバリストに贈る情報
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スバルのフラット6を大いに語る

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モータージャーナリストの山本シンヤさんが、「ちょっとご相談がありまして」と来訪された。
フラット6に興味が尽きないらしい。
そういえばスバルのファンミーティングで出会った時、「いずれSVXに乗りたいんですよ」と話しておられた。
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会談の内容はまだ明かせないが、山本さんからの申し出に快く協力を約束した。
そして最も好きなフラット6を助手席で味わっていただいた。
念入りに整備し、内装のリフレッシュも終わったBLEは、中津シェライフェの急こう配をストレスなく駆け抜けた。
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お土産をありがとうございました。第二東名高速道路の美味しいものシリーズは、相変わらず創意工夫にあふれている。
どれも美味そうで、まだ大切に残してある。
せっかく中津川にいらっしゃったので、ケイちゃんを味わっていただいた。
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愉しく話が盛り上がったので、重要事項を彼に明かした。
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SVXに続くクルマを以前から考えている。その車は乗り出し価格が1000万円になるだろう。


その考えに山本さんが同意した。
大きな流れが生まれたのだ。
続きをお楽しみに。

S207でガソリンを吟味

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美味しかった!
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久しぶりの「みぞれミルク」だ。今年の食い納めになるかな。
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去年に引き続き、
東京から小川さんが陣中見舞いに来てくれた。
「謎を秘めておきたい」と言う事なので写真は載せない。


このお菓子の製造元とは縁もゆかりも無いそうだ。

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新橋で生まれた小川軒のお菓子は美味だ。
フクロウキャラメル、
リーフパイ、
フルーツケーキ、
どれをとっても抜群の味だ。
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そして看板のレーズンウイッチも美味しかった。
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お心遣いありがとうございました。


社員全員大喜びでした。
このようにしてパワーを戴くから社員の鋭気が高まる。


朝から会社の前にある地下道を清掃した。
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階段を下ると山ほどツバメの糞が山ほど積もっていた。


そのツバメの糞をスコップでゴミ袋に集め、
周辺を洗剤を使ってブラッシングし、
最後は高圧洗浄機で洗い流した。

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よく見たら雛がミイラのように乾燥して死んでいた。


卵も落ちていた。


親鳥の死骸まである。


渡ってくるのが遅れた関係で、
今年の営巣は大変だったようだ。


明らかに遅く、
明らかに少なかった。


いつもならこの地下道を7月に掃除できる。
なのに9月にずれ込んだ理由は、
8月になっても巣立てない雛が居たからだ。


汚れ方も激しくて大変だったが、
皆の意識が高いため綺麗に片付いた。
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すぐ脇にある側道で奇妙な物体を見つけた。


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すぐ隣の白川町には「つちのこ」伝説があり、
町おこしに一役買っている。
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綺麗な蛇がぺちゃんこに潰れていた。
これは蛙の天敵「ヤマカガシ」の死体だ。


望桜荘の池にはトノサマガエルが住んでいるし、
この辺りにはヒキガエルも生息している。
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中津川には宮川大輔の行くような川は無い。




そこかしこに清流が流れている。
だからヤマカガシも生きていけるし、
アオダイショウも住む事が出来る。


以前にも紹介したので覚えている人も多いだろう。
望桜荘の山桜にアオダイショウが登り小鳥を狙っていた。


木登りが得意な蛇はアオダイショウぐらいだろう。


縦に登っていくところが凄い。


そんな風光明媚な中津に、
初物のシーズンが訪れた。
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七福さん、ありがとうございました。
早速味わわせて頂きました。
七福の由来かどうかは知らないが、「七福神」の存在を忘れてはいけない。
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BMWクラブの会員でもある北村さんに、
恵比寿にある「恵比寿」様を案内して頂いた。


七福神はヒンドゥー教や道教、仏教などから神様が総動員している。


立派なグループで、
長い年月スマップみたいに解散せずに続いている貴重な存在だ。


その中で唯一日本由来の神様が、
恵比寿さまだという。


商売繁盛の神様だ。


北村さんのエビス顔を見ると、
さぞかし儲かっているんだなと嬉しくなった。


やっぱり良い笑顔が大切だ。

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良い酒に素敵な食べ物が笑顔を誘う。
決して贅沢で無くても良い。
顔の見える人が、
精魂込めて作った料理が食べたい。


東京に来た理由はBRZのオートマチックが欲しかったからだ。


いいかい、
ネットになら溢れているように見えるが、
トレーサビリティーに不安があるよ。


以前当社に在庫があったが、
売れた直後に商談が生まれた。


かなり長期間待って頂いているが、
ブラックが希望なので、
なかなか思うように現れない。


本当は中古車を色優先で選ぶのは損だ。
けれども一般消費者にとって譲れない部分だろう。
その理由を伝える事はけっこう難しい。


「ないものねだり」はどんな市場にも存在する。


今回、
「もし良かったらシルバーを」とお勧めしたが、
鼻にも掛けてもらえなかった。
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ようやく見つけたので良いクルマなら連れ帰ろうと思っていた。


ところがどっこい、
例えシルバーのオートマチックでも、
180万円近い仕入になる。


Sだから仕方が無いと言えばそれまでだが、
最近の中古車が異常な事が良く分かる。


買う方も「皆で渡れば怖くない」のだろう。


先代のレガシィも非常に相場が高い。
それもそのはずだ。
「こんなにオシャレな乗り方があったのか」と、

思わず唸ってしまった。
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本来黒好きな事もあり、
カッコ良い仕立てのクルマに惹き付けられる。
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さりげないのに、
とにかく渋い。
良いセンスのカスタマイジングだ。


届いたばかりのお客様のB4を見て、
思わずドキンとした。
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このクルマの新車価格は、
サンルーフまでついてジャスト300万円だ。
アイサイトにASPもあるし、
リミテッドだからインテリアも革仕様になっている。


ピアノブラックの加飾が非常に上手いので、
300万円以下の価格帯にあるクルマに思えない。
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ホイールの塗り分けも上手い。
クルマの存在感はタイヤとホイールで決まる。


ここにお金を掛けたクルマからはオーラが出る。
タイヤを大きく太くするのには開発費が余分に掛かるからだ。


ご注文を頂いてから出荷するまでに3ヶ月以上掛かった。
待たねばならない理由は分かっているので、
それに文句を言うつもりは無い。


だが何度見ても、
惜しむらくはドアのインナーハンドルだ。



スバルは完全に割り切っているので、
優先順位を考えこの部分にお金を掛けない。


どうしてもグリップにしないと、
閉める事が難しいクルマだけ、
渋々インナーハンドルを付ける。


そういうケチクサイ、
顧客を舐めた開発思想に、
スバルの誰かが固執しているのだろう。


スポルヴィータがせっかく発表になったが、
スペックが痛い。


300台の限定車で、
リミテッドをベースに23万の価格上乗せただけで、
マセラティの様な内装が手に入る。


確かにお買い得である。
イタリアのマリオレヴィから仕入れたテキスタイルは、
キルティングの仕立てでデザイン的にも面白い。
ドアパネルやステアリングホイール、
それにシフトブーツまでタンカラーのレザーだ。


グリルとフォグランプベゼルに高艶ベロアメッキを施し、
ピアノブラック加飾を効かせ、
ホイールはブラックハイラスター塗装と来た。


これだけ凝ったしつらえなのに、
やはり過去のスバル開発とは少し違う匂いがする。


エンジンはグローバルスタンダードの2.5リットルだ。


ケチクサイ事をする張本人が誰かは知らないが、
その内装で4気筒エンジンを強要するのは、
あまりにも野暮だなと一蹴するほか無い。


そもそもスポルヴィータの内装を好む物が、
それほど燃費に拘ったり、
値段の安さで飛びつくだろうか。



味音痴で上手い物の本質は解らないが、
見栄だけはある。


クルマの運転は出来ればやりたくない。
出来る事なら運転手付でリヤシートに座りたい。


そういう方針がB4のスポルヴィータから臭う。


せっかくのドアインナパネルも、
取っ手を付けた安っぽさから逃げようが無いし、
ノーマルエンジンでは、
「どうしてもこのクルマで無ければ」という意味を感じない。


彼方此方からスバルは元気だとお褒めを頂くが、
実情は決して楽では無い。


まず全需そのものが悪い。

悪くなったのはゴールデンウイーク以降だが、
月を超すごとに登録車の状況は刻一刻と悪くなった。
7月の登録車の全需は前年比99.8%と平穏に見えるが、
実情は違う。


スズキの小型車が前年比144.8%と絶好調な事と、
トヨタが前年比110%とがんばった以外、
どこも軒並み悪い。


問題が山積の三菱はともかく、
ホンダの前年比が87%、
日産が同じく83.8%、
マツダに至っては76.1%と絶不調だ。


スバルも納期遅れが足を引っ張り、
81.7%と振るわなかった。


8月も不調に終わったので、
集計がどうなるか目が放せない。


ホンダから新型車が全く出なくなって久しい。


実はスバルも同様で、
2年近く新型車が無かった。
その間を車種追加や特別仕様車で繋いだが、
実はもはや青息吐息だ。
そんな現状で、
ようやく待ちに待ったインプレッサが登場する。


全国のスバルチームが新しいインプレッサに賭けている。


だが既に知らされた資料以外のデータは硬く閉ざされ、
一切の情報が聞こえてこない。


今はとにかく先行受注を頂く事に専念している。
それは次の予感に導かれた。


「世界一安全なクルマを造った」
そう思う理由はまず第一にホットプレス加工材の使用部位だ。


乗員の生存空間も動的質感以上に高めないと、
クルマの素晴らしさが数値化できない。


その理由が次にもある。


なぜ歩行者保護のエアバッグに拘ったのか。


「世界一安全なクルマ」として数値化するためには、
欠かせないアイテムだ。


何しろ国産車には採用の例が無い。


SGPの動的質感向上だけでは伝えきれない目に見える性能を、
更に安全性能が強化されたボディと、
歩行者用のエアバッグを装備する事で具現化した。


それらを格段に高めるために、
新色の無いボディカラーや、
これまでと同じドアの構造でバーターした。


これならば納得できる。
そうしないと価格を抑えられないからだ。
それにしても新型車はお買い得だ。
その内容を見ると安すぎると感じる程だ。


厳しい掲示状況が背水の陣を固めさせた。


輸出環境は相変わらず押せ押せなので、
早く見せて予約を取らないと売るクルマが手に入らない。


車検の近いお客様に迷惑が掛かるので、
早期受注を取る。
これには執念を感じる。


納車できないと下取りも入ってこないので、
中古車相場も高くなる。
そういう事情だからこそ、
「今は乗り換え時だ」とはっきり言える。
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S207で東京に向かった。
このクルマが早期完売した理由は「優勝」と言う事実だ。


ただし4年待たせたという隠れた理由もある。
馴らしに明け暮れたが、
夏休みのイベントで本来の性能を十分引き出せたので、
普通の乗り方に全て解禁した。


東京の往路はほぼ「S#」を使って、
Sらしい走りを楽しんだ。


この2ヶ月間の間に、
使用したガソリンは全てエネオスのハイオクだ。
特に問題は無かったが、
100km程走行した後サービスエリアで休憩してからおかしくなった。


眠くなったのでサービスエリアに入り、
何か飲み物でも買おうと思った。


ラーメンを見たら食べたくなったので、
軽く食事を取ることにした。


食べて眠くなったらそのまま眠れば良い。


ところが食べたら眠気が吹っ飛び元気満々になった。
15分ほど停車した後、

再始動させたところエンジンが掛からない。


プッシュスタートなので、
スイッチを押すだけだが、
むなしくセルモーターが回るだけで火が付かない。


結局タイムアウトでセットルモーターが止まる。
いわゆるプラグが「かぶった」ような現象だった。


3度目に始動できたので安心したが、
これを機会にガソリンをチェンジし、
シェルのVパワーだけを使うことにした。


ちょうど320kmになって、
おおよそタンクの三分の二を消費していた。


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満タンにして走行距離を記録し、燃費を確認すると1リットル当たり8.7km走っていた。
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そもそもS207で省エネ運転するが、ストレスを溜める原因になる(笑)。エコランすることは出来るが、あの素敵なサウンドはエコランのためにあるのでは無い。
踏むところでは躊躇わずに踏み込み、都内の渋滞した一般路まで走行した結果がリッター当たり8.7kmだ。
この燃費は満足できる。
新橋の交差点で信号待ちしているときのことだった。
先頭でウインカーを出して歩行者の横断を待っていたら、正面から歩いてきた外国人が、穴の開くほどこちらを見ている。
少しかがんでWRXを舐めるように見た後、ギュッと親指を立て「ニッコリ」と微笑んだ。
思わず左手を挙げてそれに応えたが、やっぱり好きな人にはすぐ解るんだな。
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トリップメーターをリセットした。


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出張から帰る途中、もう一度給油した。

S207の機嫌は終始良かった。
再びエンジンの再始動時に苦労するような事は無かった。


ガソリンのせいとは限らないが、
夏のタクシーライド以降エネオスばかり飲ませたので、
何か具合の悪い事でも起きたのだろう。


だから東京の往復でVパワーだけを与えた。


なぜ「東京の往復で」と断るのかというと、
中津川市内ではシェルのスタンドが絶滅し、
かなり離れたところまで行かないとVパワーを入手できない。


今回の出張で理由が良く分かった。
確かにガソリンが良い事は解ったが、
この製品で勝負する代理店は気の毒だ。


東京で給油すると、
周囲にあるエネオスとほとんど変わらない127円で給油できる。
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それなのに地方に来た途端に、
その差が異常なほど開く。


従って同じ地域のエネオスがでかでかと130円台のネオンサインを出しているのに、
シェルだけが価格を一切表に出さない。


表示の仕方が同じシェル同士でも異なり比較しにくいが、
地方でVパワーを給油すると1リットル150円必要になる。


昭和シェル石油は、
東京と地方の差額を23円に迄広げてしまう、
構造的な問題を抱えている。


これを鑑みたら、
日常品の値付けの難しさが良く分かった。


中津川市内でシェルが絶滅してからずいぶん経つ。


東京で入れた時には何も思わなかったが、
翌日に地方で感じた事は、
シェルを看板にして経営する人の苦労だった。


「出光の皆さん、大丈夫ですか」


シェルの製品は良いけど、
民族系のあなたたちが「こんな会社」と組むと、
出光佐三の苦労が水の泡にならないか。


スバルも同じように製品が良くても、
価格付けで苦労を続けてきた。


なので今のスバルは基本からすべて見直し、
素晴らしい企業に蘇った。


そこは解る。
だがクルマには日用品でないものも沢山ある事を忘れてはいけない。


だからこそSTIがあるじゃ無いか。


こういう時だからこそ、
一生懸命応援したい。


tSという定義も遂に使い納めだろう。
だって限定車じゃ無い。


スバルブランドでは無く、
STIが作る吊しの商品だ。


応援するためには猫なで声ばかりではだめだ。
スポルヴィータはスバルブランドの商標なので、
STIは今こそ真剣にその部分を考えよう。


せっかくのブリッツェンを放って置いてはもったいない。


再び作る時が近づいた。
エンジンは軽いチューンアップで良いから、
希少価値のある6気筒を積む。


そうすればスポルヴィータに付いている、
ステアリングヒーターも似合うし、
スタブレックスライドを凌ぐ新兵器も投入できる。


3モードのSI-DRIVEも本領を発揮するはずだ。


FB25のような燃料の質に影響されないエンジンも良いけれど、
STIにはそんなエンジンは似合わない。


上手い物を喰わせてやりたくなるような家畜じゃ無いと駄目だね。
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アメリカの製品は味が大雑把だ。
6月にパソコンをクラッシュさせた恐怖から、
ウインドウズ10をパソコンごと導入した。


再インストールした旧モデルも絶好調なので、
右に置いて併用している。
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使い始めて一月半ほど経つが、
これほど使いにくいとは思わなかった。


褒める要素がどこにも無い製品だ。
マイクロソフトも焦ってるね。



1台増やして便利になった事もある。
ウインドウズ10の画面を古い右側のモニターにアナログ出力すると、
マルチタスクが進めやすい。
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ところが大変困った問題が一向に解決出来ない。


ウインドウズ10で、
エキサイトのブログを更新すると、
これまでの3倍以上時間が掛かる。


文章を入力し、
送信した途端にタイムアウトなんてザラだ。


tSの記事が中途半端になった理由はそこにある。


次のブログでtS(tegosi)の話題に戻すので、
もう暫く時間が欲しい。

古いパソコンを併用して、仕事を早くする方法を見つけた。
コンスタントにアップするので、おたのしみに。

スバルXV HYBRID 「tegoShi」の魅力

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改めて振り返ると、tSの立ち位置は微妙だった。けちの付き始めは「R」だった。まずこの立ち上げに失敗し、シリーズ化出来なかった。
これは仕方が無い。失敗は何にでもつきものだ。
次にtuned by STIの後釜と言える「tS」が企画された。
シリーズを代表するカーボンルーフは、本来ならばS205としてバランスドエンジンを搭載すべきクルマだった。
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3.11と発表が重なり不遇だった。しかし、もし震災が発生しなくても売れ残っただろう。気合いの入らないコンプリート化が続き、本当に辟易としていた。
逆にスバルブランド側は、STIを好き勝手に使い回し、さっさとグレード化していった。
勢い余って格下の1.5リットルハッチバックに、STIそっくりの内装を施し、あろう事か「S」Limitedと大きく書いて叩き売りした。2駆の5MTがプレミアムパッケージまでつけて172万円で買えた。2リットルの4駆と見かけ上でもあまり差が無い。その2リットルの最上級車でも212万円だった。全く感心する。スバル本体に昔から存在する、「特装車プロジェクトチーム」の噂をかねがね聞いているが、彼らが背水の陣を敷くと恐るべき力を発揮する。

代表作がビストロだから、その叩き上げた実力は凄い。
とにかく焼き直す商品化が抜群に上手い。
そんな訳で最後のGH系に設定された、Sリミは大ヒットした。
今見ても格好良い。ヒットしたはずだ。
ただしこうした経緯からも解るように、先輩達が苦労して作り上げたSTIのプレミアム性や、そのブランド力は徐々に毀損されていった。
なにしろトレジアにまでSTIバージョンを臭わせたり、もう無茶苦茶だった。
しかし平川社長になってから、徐々にではあるが昔の姿を取り戻してきた。S207の誕生はそれを証明している。
レヴォーグをスバル側がSTIの「吊し」バージョンとして、
平気で売り出した。
やられっぱなしで良いのか。やり返せ!たまには!!!と心の中でエールを送った。
すると平川社長は思いも寄らない奇策に打って出た。
STI側にも「吊し」のクルマが必要だ・・・と言う発想だ。



限定台数を設けず、
カタログモデルにしてしまうところは、
スバル本体と同じやり方だ。


ところがtegoShiはSTIで架装し、
量産ラインでは絶対に作れないクルマに焼き直される。


そして敷居をあまり下げずに、
これまでとは全く違うジャンルのお客様を開拓する。


そのために間口を広げるのだ。


いったい「何」が顧客に刺さるのか・・・・。
新しい糸口を見つけるためのパイロットバージョン、
それが「tegoShi」というコンプリートカーだ。


昨年のビッグマイナーチェンジで、
XVのシャシーに大きく手が入り、
まずベース車がまるで別物のクルマになった。
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一冬一緒に過ごしたので、性能の高さも十分理解できた。
スポーツハイブリッドに乗って、ハイブリッドシステムの大幅な改善も良く理解できた。
その素材を統合して、STIがやりたい放題で「吊し」を造る。
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コンプリートカーではあるが、
台数を限定しないで、
期間だけを決めて製造するカタログモデルだ。


これには高津さんの移籍も大きく関わる。
彼はWRXとインプレッサスポーツハイブリッドの開発に取り組んだ。
高津さんの存在は、
今後の「tS」の焼き直しに良い効果をもたらすはずだ。


彼は全てを知り尽くしているから、
大量生産車では実現できない限界も熟知している。


STIコンプリートの素材に、
なぜXVハイブリッドが選ばれたのか、
その理由が完全に読めた。


これなら「tS」の顔も立つ。


まずこのクルマの置かれた状況を明確にする。
母体になるインプレッサがフルモデルチェンジされるので、
もうすぐモデルチェンジだと早合点してる人も多いだろう。


ところが次期XVのデビューは一年以上先だ。


B4/OBK以来、
2年間のブランクを乗り越え、
ようやく定期的に新型車が発表されるようになる。
本来のリズムを取り戻す兆しが見えた。


今の絶妙なタイミングなら、
コンプリート化の原価が抑えられ、
性能向上にかなりコストを掛けても販売価格を抑えられる。


価格を抑えると言っても、
STIのクルマだから300万円を切る事は無い。
平川社長が本気で関わると、
かなり拘った精度の高いチューニングを施すはずだ。


本来STIのコンプリートカーは、
姿勢を低く構えた車種に特化すべきだ。


従ってほとんどのブログ愛読者も、
XVハイブリッドの「tS」に手厳しい評価を下すと思ったはずだ。


実際にオートサロンで酷評した理由も、
その考え方に基づく。


もう一つの理由は、
色の使い方だ。
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あれはあまりにも奇抜だった。


オレンジを好きなので、
悪いとは思わない。
だがプロトタイプのデザインに、
とても違和感を感じた。
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これから販売が始まる実物を見ると、
オートサロンで見た時ほどの奇抜さは無い。

何事にも多面性がある。
先入観を捨て去り、
ちょっと客観的に眺めてみた。


STIの商品をとりまとめる、
森部長から直接話を聞けた事も良かった。


なぜPOPな方向に振ったのか、
その真意を聞いて無性に実物が見たくなった。


また、
一ヶ月ほど前にホンダの新型ハイブリッドに乗った事も影響した。


他社の作る最新のハイブリッドが、
どんな状況にあるのか肌で感じて、
tSに対する興味がより深くなった。


重いバッテリーや永久磁石モーターが、
前後のオーバーハングに搭載されると、
ヨー慣性モーメントが増加する。


それはクルマの操縦性能に良い影響は与えない。


またグレイスの走行動画を見ると、
走行中に終始前後のピッチングが生じている事も分かるはずだ。


その気持ち悪さは、
走れば走るほど気になる。


100km以上乗った後なら、
動画で話した印象は更に悪くなった。


ホンダの最新のハイブリッドは、
「それなり」の動的質感に過ぎ無い。



グレイスを比較の対象に出した理由がもう一つある。


それはスバルに、
「ホンダの作る格下のクルマと、
同じクオリティではつまらない」とモノ申すためだ。


いつまでもドアの内側に取っ手を付けては駄目じゃないか。

スバルはホンダと真逆の戦略で歩んでいる。
「それが正しい」と、
せっかく高い評価をしても、
その一方でケチクサイ事を続ける。
それが面白くない。



ドアハンドルだけで無く、
今一歩やりきれて無い灯火器にも現れている。


スバルは価格を抑えたまま、
非常に優れたクルマを造ろうとしている。
それは大変素晴らしい。


まず入れ物である「SGP」を作り、
基礎からクルマを叩き直すという判断も正しい。


ただSTIという欠かせないパートナーを忘れないで欲しい。


新型車に、
ケチクサイと揶揄されるような隙を作らないで欲しい。


だから愛を込めてメッセージを送る。
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デザインはSTIからスバルのデザイン部に外注された。


その時スバルのデザイン部は戸惑った。


森部長のデザイン構想は、
出来るだけ「ポップなクルマ」を作る事だった。


その要求に応えるために、
彼らはステレオタイプから逃れた。


その具体的な手段は、
「若い女性に全て任せる」という方法だ。


まさか森部長がポップなクルマと言うなんて!


本当に思いも寄らない事だった。


それはスバルのデザイン部にとっても同じだろう。


奇想天外な展開からtegoShiプロジェクトが始まったに違いない。


だからプロトタイプのデザインは、
飛ばせるだけ飛ばした感じだ。


オレンジの色差しもドギツイし、
グリルも派手だ。
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生産型はグッと抑えを効かせ、
ある程度シリアスにまとめてある。


まず一周外観をじっくり見て、
次に運転席のドアを開けた。


その瞬間に、
「吊しのクルマとして面白い」と直感した。


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STIにこれまで無かったコンプリートカーだ。
この部分も、
ポップなデザインに合わせたロゴマークが与えられている。


この色で夜間もうっすら光ると更に良いが、
次の宿題にしておこう。
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tegoShiは他のコンプリートのように、
乗り降りする時の面倒さを感じない。
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他のメーカーから乗り換えを促すためには、
そういう配慮も大切だ。
毎日S207に乗ると、
XVのtegoShiも良いなと思う。


更に解ってきた。


同じ土俵に登る他社のクルマに対して、
圧倒的で脅威的な性能差を見せつける必要がある。
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すると答えは自ずと出てくる。
ホンダならベゼルだし日産ならエクストレイル、
トヨタから間もなく誕生する新型SUVにもハイブリッドがあるはずだ。


まずここで重要なポイントは、
ホンダが燃費を稼ぐハイブリッドから、
走りの質感に開発路線をシフトした事だ。


スバルと同じ方向に来て、
3年ものアドバンテージがあるのに、
「それなり」の車にしか仕上がっていない。


トヨタも日産もハイブリッドにするためのモーターが、
横置きエンジンの性質上、
スバルより前で更に高い所に配置される。


これは戦闘機メーカーとして、
戦闘力を競う時に思わず「ニヤリ」とする場面だ。


クルマとしての戦闘力が高ければ、
確実に楽しい走りと安全性も優位になる。


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XVのプラットフォームは熟成を重ねたとは言え、
SGPに比べたら旧型だ。
ところが例え旧型でも、
トヨタ、日産、ホンダのいずれに対しても重心高で圧倒的に有利だ。


どのSUVも走りの本質でXVに太刀打ちできない。


何しろXVの重心高は、
インプレッサの標準車とほとんど同じだ。


だから最新のガソリン車は抜群の走行性能を発揮する。
ドイツでディーゼル搭載車を試した事があるけれど、
驚くほどスポーティだった。


つまり、
より低くより中心にモーターがあるXVハイブリッドなら、
他社のハイブリッドSUVをコンペティターと見た場合、
例えリヤオーバーハングにバッテリーを搭載していても、
STIの力で劇的に走行性能を高め運転感覚の変えられる。


言い換えればSTIらしさを具現化する材料として、
抜群の素質を持つのだ。


既に使い古された感じのするフレキシブルタワーバーだが、
これも正確にチューニングしたクルマに付けると劇的な効果を生むはずだ。
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tSには標準装備だが、
レヴォーグSTI SPORTはオプションだ。


付いてないのに操縦性能をあれほど高めたのだから、
最初から装着して設計されたtegoShsiの操縦性能は、
下手するとレヴォーグを上回るだろう。


本当に面白くなってきた。
このテーマは久しぶりにカラダを熱くさせてくれる。
情熱を注ぎながら、次のブログへと続く。
お楽しみに。


-終わり-


STI XVハイブリッドtSの魅力を探る

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毎月一度朝の七時から会議を開く。
当月の軌道修正や情報の開示を進めるが、
意欲的なパートナー企業をお迎えする事もある。
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朝の7時と聞き尻込みする会社も多いが、
非常に積極的な協力を戴ける企業もある。


株式会社ジーエス・ユアサ・バッテリーの、
山本さんと土持さんが講師を務められ、
バッテリーマイスター講習が開かれた。
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みんな真剣に講義を受け、最後にテストで閉めた。
当社の社用車にほぼ全て充電制御が組み込まれ、
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ハイブリッドは3つの電池を搭載する。
どんな規格で何が違うのかは常識的に知ってはいるが、
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各社のバッテリーに格差がある事までは知れ渡っていない。
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値段では無く本来なら充電制御に対応したバッテリーが必要だが、
このクルマを中古車で仕入れたのでサイズだけ同じ標準型が付いている。
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ジャンピングにも気を遣う必要がある。
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たとえ鉛電池と言えども、
改良は続いている。
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アイドリングストップ専用に電池を持ち、
スバルのハイブリッドシステムは独特の仕組みになっている。
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このシステムの長所は、
もし荒野でハイブリッドシステムに何らかの問題が起きたとしても、
ガソリンエンジンの動力系と切り離しが可能で、
立ち往生する心配が全くない事だ。
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もう一つは燃費にも効果はあるが、
本当の目的は少し違う。


モーターアシストで上級車のフィーリングを出す事だ。


つまり、
燃費を稼ぐハイブリッドでは無く、
水平対向6気筒を、
XVのコンパクトな車体に押し込んだような深い味を求めたのだ。


そういうクルマなので、
既に購入した人の評価も高い。


続々と車検に入るようになり、
基礎知識がある事を数値で証明する事にした。
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何しろ、
「もしバッテリーを上げた時に、
バッテリーのマイナス端子にブースターケーブルを繋いではいけない」
こういう知識を持たないドライバーも増えている。


数十分の講義の後、
一斉にテストが始まった。


まず杉本メカニックが100点を取った。
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次に大宮セールスが100点を取った。
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そして梅田セールスも100点を取った。
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残念ながら2問引っかけられたが、
無事合格証をもらった。
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休日にも関わらず北原課長も参加し、
全員85点以上を獲得し、
マイスターの資格を獲得した。
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山本さん、
土持さん、
ありがとうございました。


レンタカーとして活躍している社用車を、
ハイブリッドにした理由は、
スバルならではの独創性がふんだんに盛り込まれているからだ。


たとえばトヨタ、日産、ホンダの各社が、
いくら自信を持ってハイブリッドを宣伝しても、
スバルに絶対勝てないキモがある。


それはモーターの高さと位置だ。


XVのプラットフォームは、
標準車とほとんど重心高が変わらない。
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それに加え、
他のメーカーはフロントオーバーハングに、
重いモーターとエンジンが一直線に載る。


グレイスと比較すると、
走行した時の動きが圧倒的に違う。


前のモーターと、
後ろの電池が不規則なピッチングを誘発する。


物理的に考えても、
バッテリーがオーバーハングに乗れば、
ヨー慣性モーメントも増加する。


バッテリーの位置は各社ほとんど同じだが、
スバルの場合モーターの位置が圧倒的に有利だ。


まず縦置きミッションなので、
モーターは全車軸より後ろに来る。


その上CVTのプライマリープーリーの後方に内蔵された。
これでより後ろでより低い理想的なパワーユニットが出来た。


ただでさえ水平対向エンジンの縦置きAWDは有利な事が多いが、
ハイブリッドでも走りの点で圧倒的な側面を持っている。


ここに平川社長は目を付けた。


あえてインプレッサスポーツでは無く、
XVで他車の走りを圧倒する商品を編み出した。


tSを限定車にしない方針に改めた。
それがスバル本体に対する意地でもある。


レヴォーグを吊しのクルマでSTIにされたなら、
「tegoShi」でやり返す。


これは気に入った。
tegoShiを初めて見た時に、
平川社長の魂胆が読めた。


たとえばtegoShiに欠かせない装備として、
STIオリジナルスポーツマフラーが挙げられる。



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このマフラーも気に入った。
あらかじめ言っておくが、
「スバル吊し」のハイブリッド車に付ける事は出来ない。



tSを購入した人が、
注文書上で発注し、
持ち込み登録の段階で装着されてないと駄目なのだ。
ウヒヒヒ!
凄い音がするぞ。


ブロロロローンと、
まるで優等生のハイブリッド車に反逆の狼煙を上げたように。


静かに発信して、
ガソリンエンジンが始動した時に、
誇らしげに「ボクサーエンジン」の存在を誇示するのだ。


こりゃたまらんぜ~(笑)


さらに内緒だが、
STIのエアクリーナーと組み合わせると、
パワーアップする。
さて次に、
tegoShiのコーディネートだが、
最初見た時は頭に血が上った。
改めて石井守デザイン部長を紹介したい。
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スバルは安全という目に見えない性能を、
「ぶつからない」技術を世の中に出す事で数値化した。


それが世界中の人を納得させた。
クルマがグローバルで売れ続ける理由の一つで、
今度のインプレッサは更に安全なクルマになり、
世界一のレベルをもう一段引き上げている。


それに加え忘れていけない事は、
最近のスバルデザインは方向性が明確で実に面白い、と言う事だ。


平成25年からデザインコンセプトを「ダイナミック&ソリディティ」(以下D×S)と定め、
GP/GJ系インプレッサのフェイスリフト、
SJ系フォレスターのフェイスリフト、
レヴォーグSTI、
そしてBRZのフェイスリフトと次々に成果を重ねた。


そして、
いよいよ次期インプレッサで「D×S」が炸裂する。
レガシィ誕生以来26年ぶりに基礎からすべて新しくなる。


プラットフォームが刷新され、
フルモデルチェンジの、
更にその上をいく歴史的な全面改良だ。


そしてデザインだけでなく「カラー戦略」も大きく変わった。
特に意欲を感じたハイパーブルーや、
BRZのチャールサイトイエローなど、
若々しくて彩の鮮やかな外装色が増えた。


「石井イズム」とも呼べるデザインの大変革で、
以前のスバルデザインから大きく舵を切った。

これらの特徴を今後も色濃く出し、
石井イズムを自信を持って進めて欲しい。


そのような石井イズムの中から、
なぜ「tS」が生まれたのだろうか。


東京オートサロンの後で、
散々悪態をついた。
それを正直に書こう。


石井さんにメッセージを送った。
「新しい世代のデザインコンセプト、
なんかおかしくないですか。
どこでどうなると、
この内装になるのでしょうか。
黒やグレーといきなりアイボリーでは石井さんらしくない。
なので、
言いにくいことを書きます。
死にかけてふやけたヤモリみたいで、
XVらしくないです。
こんな風になった理由を聞かせてくださいませんか」


今振り返ると実に酷いことを言ったものだと思うが、
回答を聞き「流石だなぁ」と思った。


今のスバルは、
横綱相撲を取れるカーメーカーとして完全に蛻変した。


こういう姿勢を白鳳も見習うべきだろう。


まずSTI-XVコンセプトは、
STIからデザイン部に「POPにしたい」とオーダーした流れがある。


つまりレヴォーグSTIスポーツと全く逆だ。


「従来に無いポップな内外装」をコンセプトに、
デザイン部が意図的にかなり飛ばしてデザインを進めた。


当然複数のデザイン案が生まれ、
プレゼンテーションを経て、
コンセプトカーに採用されたデザインに決まった。


石井さんからのメッセージは、
「代田さんから見ると・・・死にかけたヤモリ・・・の色に見えてしまうのですね・・・
デザインについては、個人の主観が一番になります。
こちらからどの様に、ご説明差し上げても、見えてしまうモノは変えられないと思います・・・
申し訳ありません」


この回答に胸を打たれた。
そして、
「しかしながら、選択された今回のデザイン案は、
色の配色等はデザイン内で吟味して十分お客様に好んで頂ける様に吟味しました。
なので、自信を持って提案しています」
このように結んであった。


こんなに力強く訴えられると、
石井デザイン部長を信じるしかない。


だから東京までわざわざ現物を見に行った。
既に次期XVのコンセプトも公開されたが、
「tegoShi」の味付けは、
たとえ配色は異なろうとも、
ポリシーやテキスタイルで先駆けとなるはずだ。


量産スバルデザインは、
「POP」では無くシリアス路線を走るという。
これにも期待したい。


XVハイブリッド「tegoShi」のドアを開け、
シートに触れた時「ゾクッ」とさせる魅力を感じた。
「D×S」路線をPOPにさせた森部長と、
WRXとスポーツハイブリッドに対する知見の全てを注ぎ込む高津さんが、
「tS」というブランドをどのように焼き直したのだろうか。
テストドライブが待ち遠しくてたまらない。
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ハイパーブルーも大好きだが、
今回は思い切って車体色を黒にした。
そこまでは簡単に決まったが、
SUVらしさを左右するルーフレールの選択に迷った。
結局ルーフ上に10kgの負荷物が必要か見直し
ブラックボディだと言う事も鑑みた結果、
アドバンスドセイフティパッケージも省略した308万円のオプションコードを選んだ。


ラインOPで設定が無いためシャークフィンアンテナの採用が見送られたが、

ディーラーOPで用意している。
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しかしながらアンテナとして見た場合、
こっちの方がふさわしいように思える。




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ペタルも同じで、標準車がアルミ製を標準装備している関係上STIの製品では無い。
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この状態ではステアリングにオーディオリモコンをOPでつけただけで、
ガソリン車の市販タイプと同一に見える。


これはガソリン車のステアリングだ。
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ショールームに展示車でステアリングを観察した。


かなり違っていた。
ステアリングのホーンパッドにSTIマークが入り、
スポーク下側のカラーがシルバーからイモノブラックに変更になっている。


ハイブリッドのステアリングに用いられたステッチ色は、
シルバーだから、
ガソリン車のインテリアに振っていると思えば良い。
エアコンパネルもオレンジに変更し、
ハイブリッドながら、
よりガソリンタイプを意識したデザインに戻されている。

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このインパネパネルのシルバー加飾も、
イモノブラック系に渋く変更されていた。
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そしてガソリン車のシートと比べると、
tegoShiの魅力が良く分かる。
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なるほど。


そうなんだ。
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意図的に「飛ばした」デザインとはこういうことなんだ。
とっさに「tegoShi」と名前を付けたが、
あながち外れていない。
ヘッドライトも面白い。
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普通のハイブリッドはブルーレンズで目元が涼しげだ。
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上のレヴォーグになるとブラックベゼルかで目力が強い。
そこでガソリン仕様のXVのアイライン付をベースに、
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tegoShiらしさを際立たせた。標準車と比べると良く分かる。

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アイラインを入れて、
ブルーレンズにするとなかなか良い感じだ。

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さて、小出しにして申し訳ないが、又これから出張だ。
東京から戻ったらシャシーの秘密を解き明かす。特にダンパーの話を楽しみにして欲しい。
続く・・・・
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それなりの「吊し」商品と執念の「tS」完結編

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tSに乗りたい人も多いだろう。内容も期待して欲しい。まだ情報解禁にならないのでもう少し待って欲しい。
東京は蒸し暑かった。この大都市が都知事選後揺れている。
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「それなり」の仕事が暴かれ、血税が宙に浮いた。
誰が責任を取るのか見物だ。注目しようじゃ無いか。そもそも都民だって呑気なもんだった。
あそこで採れる牡蠣を平気で食べていた。知らずにもらって食べちゃった人だって居るはずだ。ひょっとすると、居酒屋で出されていたかもしれない。
このブログは、まだ立ち上げたばかり頃に、お台場で見た事を書いた。

「tegoShi」のダンパーを語る前に、強烈に忙しかった今週前半を振り返る。今月の半ばにさしかかると、自分が今どこに居るのか、瞬間的に解らなくなる時があった。
そんなわけで、せっかく来て頂いたのに掃除に夢中で失礼しました。
作業服姿で申し訳ありません。
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埼玉県の久喜市から小倉さんがいらっしゃった。
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お心遣いありがとうございました。
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かんぴょうを素材にした珍しいお菓子だった。
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リンゴとのコンビネーションがとても良かった。社員みんなで美味しくいただきました。

「岐阜本社へ出頭せい!」と指令が飛び、慌てて駆けつけた。
和田社長、20分以上遅刻して申し訳ありませんでした。
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お土産をいただいた。開けると浦島太郎になるような気がした。
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おっかなびっくり裏を見ると、何と岐阜スバル純正ではないか。
いよいよ岐阜スバルもお土産販売を始めたようだ。
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食べ物を売るなんて、なかなかやるじゃ無いか。
中津スバルの、遥か上を行く商品開発だ。
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これは凄い。ビッシリと「どら焼き」が詰まっている。
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ドラえもんが喜びそうな、立派なお土産だが、少々詰めが甘い。
どこにも切り口が無い。両手でちぎれるほど引っ張っても封が切れないので、
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ハサミを取り出した。
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しっとりと手になじむ美味しそうなどら焼きだ。何しろ純正品だから、味の方も「それなり」に美味しかった。
先日乗ったグレイスを思い出した。トルクもあって甘い走りだが、それなりの性能しか無かった。
「詰めの甘さ」と「手抜き」の違いは何だろうか。
ここは実に難しいところだ。同じような事なんだけど、前者には可愛げがある。
後者には悪意を感じる。
インプレッサのヘッドライトは遂にSRH化されて、実に素晴らしい性能になった。

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フォレスターのSRHを体験すると、それ以外に装着されるアドバンスドセイフティパッケージが邪魔に思える。
tegoShiに付けなかったのも、そんな理由からだ。
今後まだまだ改良を重ねるだろう。
最初のチャレンジだったから「詰めの甘さ」もあった。6MTが発売延期となったのがその例だろう。
ところが「手抜き」は少し違う。
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見ただけで解るだろうが、少し注釈を付けると、レヴォーグと同じなのが気に入らない。
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ライトオンにした途端、左右のランプに「惜しいなぁ」と思った。
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こうしてブレーキを踏むとなおさら良く分かる。今年の夏、
ドイツに行った時、
オペルに良く似たワゴンがあった。
だが、
夜に見ると放つ光はもう少し洒落ていた。

もっと上品に、繫がった細くて強い光を出し、
リヤゲート側までラインを光らせる必要がある。


これは開発者では無く、
もっと違うところに問題がある。


やれる事をやらせていない。


その証拠がこのブログにある。


でも価格を考えたり、
色々な用件から「割り切り」が必要になる。


だから「吊し」の商品には、
「それなり」のモノが多い。

東京の仕事も結構「それなり」だ。同じ所を掘ったり埋めたりご苦労だが、作っている人達は「計画的だ」と言うに違いない。
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俯瞰すると何をどうしているのか良く分かる。何年間に渡って蓄積した写真を、一度並べてみるのも面白い。
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「それなり」の街で、「それなり」のオリンピックになるのだろう。
おっと、それでは困る。
世界から日本は期待されている。
「それなり」の仕事で、「それなり」のオリンピックにしては絶対にいけない。
「それなり」の商売を、真似する事が大好きな連中が、大勢集まる会議に参加した。
新型インプレッサのテールランプを見た直後だったので、少し機嫌が悪かった。
とある北陸の車屋が、顧客を舐めたチラシを作った。
「手抜き」を直感したので、強く叱責した。詰めが甘いのでは無く、社長が手抜きすると仕事の良否だけで無く店の方針まで腐る。
そんな方針を作るヤツも能無しだが、その連中から金を取って指導する奴らもお粗末だ。
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せっかくの今半の弁当が、何とも切ない。
この品の選び方も「詰めが甘い」。
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揚げ物を入れないというポリシーを忘れ、安易に肉に走った弁当だ。
まずくは無いが、節操のかけらも無い。
手抜きとは言わないが、選んだ人間の「詰め」が甘いな。
東京出張の相棒は今回もS207だった。岐阜まで往復した後、会社でダイレクトメール発送の準備をして、そのまま東京へ向かった。
都内の移動も昔に比べ楽になったが、たまには忍耐を強いられる。
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丸で囲った部分は積算距離計だ。遂に5000kmを超えた。
クルマの調子がかなり変わった。1万キロまで4000㎞少しに迫った。
ここでちょっと実験だ。渋滞が始まった瞬間にトリップメーターをリセットした。
以前より車体が柔軟に感じてエンジントルクも増えた気がする。
もっとも、最近ではシェルのVパワー以外の燃料を飲ませないようにしている。
デリケートなエンジンには見事に差が出る。
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渋滞の首都高速や、東京都内あちこちを走って、26㎞少し走ったときの燃費が知りたかった。
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328馬力のコンプリートカーとして、十分納得できる数値だと思う。
この写真は地下駐車場から車を出し、
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信号が続いて前に進めなくなった時に撮影した。その直前まではリッターあたり9㎞を割っていなかった。
「S」シリーズはエンジンのバランスを取り、可能な限りワークスチュンを施した、MT専用設計のクルマを指す。
勿論サスやダンパーも特別製だ。
STIは数年前に「tS」をコンプリートカーの主軸に置こうと、少しゲスな企みをした。
その姿勢に反感を持ち、一部を除いて一切取り上げてこなかった。
ところが「tegoShi」から明らかに思想そのものが変わった。
だから応援する事にした。
なぜならそれを「反逆の狼煙」と感じたからだ。
tegoShiの続報は次に詳しく述べる。
この部で執念の「tS」と定義づけて、今後のtSを占いたい。
スバルが大成功した理由は、安全性能の具体的な数値化だと思う。
これは何度もここで展開した持論だ。中津スバルもクルマの安全性能が、最も重要な開発用件の一つだと思っている。
だがそれは「その中の一つ」に過ぎない。
当たり前の事を当たり前だと思わずに、執念でここまで登り詰めたスバルは凄い。
けれども、それ以外の「走りの性能」はスバルが究極的に求め続ければならない「掟」だ。
それを忘れたスバルは「呑み込まれる」に違いない。
呑み込まれないためにどうするのか。
簡単だ。
STIに凄いクルマを造り続けさせれば良い。だが難しかった。
世界的な需要の増加で、いくら造ってもクルマが足りない。
スバルは生産効率を高めないと目前のハードルが飛び越えられない。
だから必死なのだ。
STIのベースになるクルマがドンドン減っていく。
こういう時に発想の転換出来る所に、スバルの魅力がある。
スバルに居たままで「STI」を造ろうと企てた。すると待っている人がとても多い事が解った。
ならば期待に応えたい、と思ったのが、スバルでは無くて平川社長率いる新生STIだった所が実に面白い。
下手な料理だった「tS」を起死回生の商品企画で蘇らせた。
それを見て「敷居」を上げて、「間口」を広げる戦略と見た。
造る側の思い込みとも言える台数限定を取り払った。「限定」という言葉に弱い人をくすぐる商法では無く、横綱相撲を取ろうとしている。
tSから台数限定を取ると何が残るか。それは「実力」だ。
S207に乗りたくても乗れない。決して価格では無く、イージードライブに慣れ親しんだ人をどうするのか。
そういう人に、全く「S」と同じモノを渡す方法として「tS」を焼き直し押した。
これなら良く分かる。
たとえばSTIに対して800万円するクルマを出して欲しい、とお願いしているが、
これまでなら、もし出しても後が続かなかった。
22Bが良い例だろう。
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会社に戻ると22Bオーナーから陣中見舞いが届いた。まだお目に掛かった事は無いが、このブログを愛読して頂いてるという。
栃木県にお住まいの辰巳さんだ。

tSを上手く使えば、今後のSTIは更に面白くなるだろう。
あくまでも私見だ。
STIの平川社長にも、スバルの吉永社長にも、来年の100周年に向けてもの凄いクルマを造りましょうと伝えてある。
スバルマガジンもその考えに同意するはずだ。
限定車で22Bの様なクルマを国内専用に造ってしまうのだ。価格は800万円オーバーになるのもやむをえない。
これまでならスバルが反対して二の足を踏むところだが、今のSTIは少し違う。
その反撃の狼煙がtSなのだ。
もし究極の「S」を換えない人達でも、もしそれでtSを造ればどうなるのか。
STIそのものが、まったく同じ外観で「tS」を台数限定せず造るならば、反対する理由はもう無い。
それに800万オーバーのSが、たとえ一日で売り切れないとしても、全く心配していない。
なぜか。
この究極の「S」計画を、「Z計画」と名付けた。
欲しい人は外国に腐るほど居るだろう。
終わり


STIはtSで敷居を上げて間口を広げる

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中津川に美味しい季節がやってきた。軽く2個は平らげられる。
お菓子を食べると言うより、食事にしたくなる逸品だ。
決して安いお菓子では無いが、誰にでも好まれ、無理をしてでも七福まで行きたくなる味だ。
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SABの床を洗って、内部の展示車を全て洗車した。
望桜荘の内部も清掃し、庭から雑草を綺麗に取除いた。

車庫から2台のオープンカーを出して、綺麗に床を洗った。

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10年間ずっと変わらない光景が静かに横たわっている。
レヴォーグSTIの特集に続き、今月はかわら版を2つ発行した。
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今回の構成は両面A面とも言える内容で、表には発表を控えた新型インプレッサを特集した。 

恒例の集まりを控え、妻が記念誌の発行を企画した。
元スバル開発者の伊藤健氏や、モータージャーナリストのマリオ高野氏に寄稿をお願いし、制作は順調に進んだ。
最後にまとめを書いて欲しいと頼まれたので、一筆啓上した。
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文章を書くより、すっと胸に染み渡る言葉が浮かんだ。
駒ヶ根の山本さんから陣中見舞いが届いた。

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素敵なステッカーもありがとうございました。きっとみんな喜ぶだろう。



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ボリューム満点の美味しい草餅だ。


今日との小川さんから陣中見舞いが届いた。
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車検のご予約と愛車相談を兼ね中津川を楽しまれた。




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珍しいお菓子をありがとうございました。




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社員みな大喜びでした。美味しくお茶を楽しんでいたら、妻が事務所に上がってきた。
「社長、蛇が居るよ」
駆けつけるとコーヒーカーの裏に行き場を失ったヤマカガシが居た。
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まだ幼蛇でおろおろと彷徨っている。



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綺麗な文様の種で、
先日望桜荘の横で車にひかれていた蛇の子供と思われる。


また車にひかれると大変なので、ブルーベリー畑に逃がす事にした。



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鎌首を持ち上げ、
けっこう威嚇してくる。


最近になって毒蛇だとわかったが、
牙は喉の奥にあるので油断しなければ大丈夫だ。




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蛙にとっては天敵だが、
人を襲うような蛇では無い。


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何しろ眼が可愛い。


この言葉は、
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こういう時にも当てはまる。オトコにとって、こういう事は本能的に大好きなので、いつも何か獲物を求め彷徨うのだ。

更に当てはまる対象にようやくメスが入った。ガッタガタのボロボロだったが、どえらいクルマが中津スバルに辿り着いた。
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クラッチをオーバーホールしないと危険を感じた。
同時にブレーキもキャリパーごと交換し、安全のレベルを数段引き上げた。

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初めてリフトアップしたところを見たが、やはり直感は当たった。
アンダーガードで丁寧に覆われ、
競技専用に用いられた割にダメージが少ない。


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予想通りクラッチは風前の灯火だった。
強化クラッチにすると、何か凄い性能を持つようになると考える人が多いけど、決してそんな事は無い。
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フェイシングの面積も減るし、粘土係数も高いので乗りにくい。

耐久性も良いとは言えない。
一分一秒を争うためのウエポンだ。
従って全てノーマルに交換した。
フライホイールには何の損傷も無く、そのまま使う事が出来た。
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やはりスバルに詳しい人が、しっかり愛情を持って使い続けただけの事はある。

サイドシルとフロアの構造がやっぱり普通のインプレッサと全く違う。
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STIで密かに製作されたテストベッドは、今なら絶対に世の中へに出る事はないだろう。


フロントアンダーガードの取り付け部に、少々錆が浮き出ているが、このようなモノは愛嬌に他ならない。
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右フェンダーとサイドシルのつなぎ目で、このクルマの異様さを感じた。
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その部分をフロアから見ると、競技で戦った形跡が良く分かる。
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でも決して酷い傷つき方では無く、腕の良い人がクルマを上手く窘めながら操ったようだ。
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ダンパーに何が用いられているのか良く分からなかったが、テストしたら決して悪くなかった。色から判断するとSTIの競技用パーツに思える。
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吉村整備士が調べたら、やはりSTIの刻印が刻まれていた。


こうして第一次リフレッシュメンテナンスが終わり、安全に走れる下地が出来た。
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テストの直前に佐賀県の松尾さんが来店された。

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現在仕事の関係で大阪に在住されている。間もなく故郷に戻られるので、この機会に中津川まで思い出を作りにいらっしゃったそうだ。

美味しいお土産をありがとうございました。
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鯖のお菓子を初めていただいた。社員みんなで楽しませていただきました。
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ドライブエクスペリエにも参加され、愛車の潜在能力を更に引き出す術を身につけられた。
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是非またお越し下さい。場内を見学中の松尾さんに見送られながら、ドキドキワクワクしながら初めての本格的な高速移動を試みた。
実に快調で、手足のように扱える。
トンネルの中で反響するエキゾーストノートは、これまでに効いた事の無い類いの独特で刺激的な音だ。

高速ワインディングでも、効いた事の無い音を出す。
異音では無く怪音だ。もの凄くレスポンスが良いので、楽しくて速い走りが可能だった。
このクルマのパフォーマンスは、サーキットで無いと試せない。
気持ちよく走っていたら腹が減ってきた。
そういえば朝から何も食べてなかった。夢中だったので。
以前から気になるカフェが店を開けていたので、大きくUターンした時、パワステポンプがかなり急激に油圧を高めたようだ。
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クルマを停めた途端に白煙が吹き出した。
これには少し慌てたが、この画像を会社に送ると、「オイルがオーバーフローした」と診断された。



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ちょうど休ませるタイミングだったのだろう。ペーパータオルでオイルをぬぐい、レベルを確認して事なきを得た。
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ヒトもクルマも休息が必要だ。美味しいコーヒーと、本格的なライ麦を使ったパンで造ったサンドウィッチを食べた。

ドイツで修行したお嬢さんが造る、手の込んだパンだった。
中津スバルの近くにも美味しいパン屋がある。
もうひとつレパートリーが広がった。
快調に中津川まで戻ると、走行車線に奇妙なクルマが居た。
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この人もきっと夢中なのだろう。
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キャリアを牽引し、
サイドカーまで着いた凄いクルマだ。
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サンタクロースが乗っている。
だからこのヒトはトナカイなんだ。
愉快なハーレーだった。


このコスプレには脱帽だ。


今日は違う意味でのコスプレも楽しめそうだ。


マクレ-やポンズが現れる事を期待しよう。

会社に戻り吉村整備士の再点検を受け、

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綺麗に温水ウオッシャーで洗い流され、翌日の大仕事に備え展示場に飾られた。


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もうすぐこのクルマがやってくる。
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高津さんの話が楽しみだ。
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ハイブリッドのtegoShiには、
STI製のフレキシブルドロースティフナ-が装着されている。


それは左右対称では無く、
左側のツボだけ押さえた設計だ。


実に興味深い。スプリングはベースとほとんど同じだが、
前後のダンパーは全く違う。
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ショウワがまだ研究開発中の特殊なバルブを用いた、
STIの秘密兵器だ。


平川社長は妥協を許さない性格だ。


原価の高いダンパーを惜しむ事無くコンプリートカーに与えた。





その目的は何なのか。


続きをお楽しみに。

怒涛の10周年を迎えた22Bオーナーズミーティング

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ようやく名古屋にある、かどふく 新守山店にお伺いする事が出来た。
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降ろしたばかりのフォレスターで颯爽と出かけた。出発した時間が少し押したので、
もしかしたら営業時間に間に合わないかもしれない。
そう思ってひやひやしながら走った。

ところがお店はお客様で一杯だった。
雰囲気も良くとても繁盛していた。
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扉を開けると、
まず目の前にガラス張りの一角がある。


蕎麦打ち専用スペースだ。
蕎麦に精魂込めた証だろう。
京都で3年和食の修行を積み、
その後も更に3年戸隠で修行されたという。
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元々かどふくはうどん店だったそうだが、
今ではすっかり蕎麦屋として定着した。
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玄関の左側にびっしりとスバルマガジンが並んでいた。
主のスバリストぶりが良く分かる。
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自分の関係する記事が見られると嬉しいね。


せっかく運転手も居る事なので、
ハンドルを託して蕎麦前を楽しむ事にした。
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良い酒が揃っていた。
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お店の配慮で皿に盛られた蕎麦前が現れた。
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ありがとうございました。
どれも美味しかった。


そして「そばがき」が出た。
店の実力が良く現れる品の一つだろう。
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素材の甘さが引き立つ、
美味しいそばがきだった。
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他にも「きしめん」がこの店のウリだ。


蕎麦とうどんの両方を出す店に、
あまり美味しいところは無い。


ところが「かどふく」は違った。
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きしめんとは思えない腰の強い幅広の麺は、
素のままで食べても美味しかった。


理由は簡単で、
仕込みになるとお父さんが店の机の上に別の板を置き、
大きく広げた種を打ちながら切っていくのだという。


即ち、
「蕎麦」と「きしめん」を親子で競演しているのだ。


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だからどちらも美味い。


戸隠蕎麦と聞くと少し堅めの腰の強い印象を持つが、
なかなかもっちりとした、甘くて美味しい蕎麦だった。
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やはり山葵だけで戴くのが美味しい。


きしめんもつまみ食いしながら、
美味しいてんぷらもたらふく食べた。


良い気分になった。
お勘定をお願いしたら、
「これを見て下さい」と主が額縁を持ってきた。
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見覚えがあるので良く見たら、かわら版200号記念特大号だった。
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嬉しいね。こんな風に飾ってくれるなんて最高の扱いだ。
ありがとうございました。また近々お伺いします。

腹ごなしに古墳を見に行った。
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すぐ近くにあり、
なかなか本格的な施設だった。


古墳を見に来たと言うより、
ポケモンGOをやるために来たと、
明らかに解る人も多かった。


まあ賑わう事は何よりだ。
この場所が人気の証拠だろう。


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ここには大小3つの古墳があった。
一番小さい円柱級の古墳には何か深いオーラを感じた。


またゆっくり来てみたい。
そう思わせる場所だった。


もう10年なのか、
と昨年思った。


でも、
それからの1年がそれ以上に速かった。


「また来たい」そう思って戴ける事が何よりも嬉しい。


今回の集まりは22Bオーナーズミーティング史上、
最大級の祭りとなった。
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集合した22Bは、
全部で17台という最大規模だ。


でも、
まだ受け入れ体制に余裕がある。


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天候が心配だったが、
集まり始めると雨がやんだ。


望桜荘に強制収納し、
目の前にある大量の22Bに興奮する気持ちをクールダウンさせた。
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そりゃあそうだ。
待っている方だって1週間ほど前からアドレナリンが出続けているくらいだから、
遠くからここを目指す人達は、
恐らくその何倍ものアドレナリンを放出させている。


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まず代表を務める児玉さんにご挨拶頂いた。


今回のサプライズゲストは3人だ。
まずスバルテクニカインターナショナルから、
商品企画部長の高津益夫氏にお越しいただいた。


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そしてこの会の常連と言って良い、
モータージャーナリストのマリオ高野氏だ。




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更に今回のミーティングは、
初めて海外のメディアから取材を受けた。



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ロサンジェルスで映像制作事業を手がける、
JAN LIM氏だ。


彼はモータージャーナリストでは無く、
ドキュメントの制作に携わっている。


ただ彼自身も強烈なスビーだ。


何しろでVABを購入し、
しばらく乗った後で違うWRXに乗りかえた。


程度の良いホークアイを見つけて、
GDBのオーナーとなった。


正に筋金入りのスビーだ。


付いた早々から彼の頭の中には、
「この場所はいったい何だ?」しか無かったように思われる。


他にもお祝いを戴いた。
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春日井の奥村さん、
ありがとうございました。


ヒルクライムのトレーニングがあり、
イベントにどうしても参加できないため、
その道すがらお菓子を届けて下さった。


ほかの参加者の皆さんからも、
溢れかえるほどのお祝いやお土産をいただいた。
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一度に紹介しきれないので、この後じっくりご覧に入れるつもりだ。
全員の自己紹介のあと、高津部長の講演が始まった。
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高津さんの話から、
「なるほど!だからあのクルマが出来たのだ!!」と謎解きが出来た。
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講演も活況の元無事が終わった。
お昼ご飯の時間になり、それぞれ思い思いに散っていった。
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ところがこの後がクライマックスだ。誰もが午後からのイベントに眼をギラギラと輝かせていた。
そう、それをツーリングと言うが、別名編隊飛行、更に変態走行と言われるときもある。
ショールームの前に集まった瞬間から、どの野郎も疼き汁を垂れ流し興奮状態だった。
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ドラミでクールダウンさせないと、せっかくの10周年に傷が付いてしまう。
まず国道に出る際の注意事項を述べた。
何しろ17台の22Bが先導するGC8と共に、一斉に店頭からスタートするわけだ。
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順番を丁寧に決めて、各自の22Bを運転しているつもりで「前にならえ」をしてもらった。
ヒトでやってもこうなるわけだから、きちんと事前に申し合わせしないと、美しい走行が出来ない。
ツーリングは速く走るのでは無く、美しく走るのが目的だ。
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この様子を見ていたマリオは実に楽しそうだった。
愛機G4で随伴するつもりで居たが、22Bオーナーの横に同乗し取材する事になった。
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それにしてもこのオトコの妖力には驚かされる。
朝集まったときも、急に雨がやんだ。
ドラミの時には土砂降りだったのに、スタートする瞬間に雨がやんだ。
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中津シェライフェを走行中、また突然土砂降りになった。
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この雨は22Bに取って、帰って嬉しくなるような環境だが、観光するには困る。
それが馬籠宿について、車を並べる時になると「ピタリ」と止んだ。
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JANの撮影もここで大きく前進した。
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何しろ「ドキュメンタリー」なのだ。

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ドキュメンタリーにふさわしい素材が溢れかえっていた。そしていよいよ会は佳境に入った。
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山本さんの音頭で乾杯が終わり、宴会が始まった。
何しろドキュメントだ。飲んで飲んで飲みまくるが、ここにも素材が山盛りなのだろう。
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JANはフィリピンと中国の両親を持ち、アメリカで生まれ育った。
だから日本人に似ていて、接していても違和感が無い。
アシスタントでもある恋人のカテリーナは、両親ともフィリピン人で日本に住んでいた事があるそうだ。
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彼女はアメリカンスクールに居たので日本語は話せないが、日本人の友人も居るし、日本文化にも理解がある。
カテリーナに教わったのか、
JANも箸の使い方が上手い。


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こうして美味しい宴会が終わり、いよいよ次の宴に移る。
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今年も「瓶の雫」が提供された。寺田さん、毎年ありがとうございます。
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山本さんは毎年運営幹事の大役をつとめられている。お疲れ様でした。
全員カラオケが大好きなので、ジャンジャン歌を入れてフルスロットルだ。
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みんなでガンガン歌う。
美味い焼酎に眼が無いので、皆ガブガブ飲み干していく。
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この会に決して欠かせないウエポンは、あっという間に底をついた。
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今年は初参加の人も増えた。最年少の濱口さんは今年で2回目の参加だ。やはり前回より余裕が出てきた。
飲み物も売るほどある。各地から逸品がジャブジャブ持ち込まれた。
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前田さんも絶好調だ。
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奥さんに運営をサポートして戴き、本当に助かりました。
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カラオケに歯止めがきかず、歌えるだけ歌ってやるぜ!と皆が燃えた。

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鈴木さんにも火が入った。

しかしこの日は人造人間1号の様子がおかしかった。
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何か人間界を冷静に分析している。流石人造人間だけあり、穴ラーザーとしての能力に長けている。
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寺田さんの歌う「みかんのうた」が、国際社会でどのように受け入れられるのか心配なのだろう。

それを横目に見て、今回はこのオトコが上前を撥ねた。
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何かがビンビンなのだろう。
その理由を多くのメンバーが知っていた。
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もはや完全に人造人間2号化し、1号もタジタジだ。
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押さえようのない何かがこみ上げているのだろう。歌に没頭する気持ちが良く分かった。
大丈夫だ、心配するなとなだめても歌い続ける。
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妻を与えたらようやくおとなしくなった。

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やはりみんな怖いのだろう。
これもドキュメンタリーだ。
22Bとはかくも至福をもたらす最高の逸材なのだ。
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JANと代表のデュエットが更にドキュメンタリーだった。


様々な人物に触れ、
ドキュメンタリーのためのあらゆる素地を調達し、
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風のように去っていった。
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少し心配だが、
まあ良いだろう。


裏表が無い素敵な集まり。


それが22Bオーナーズミーティングであり、
それが10年続いた秘訣なのさ。


終わり



インプレッサの世界観を語る

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22Bオーナーの皆さん、素敵なお花をありがとうございました。
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こんな洒落た配慮も、インプレッサ22Bを持ち続ける余裕がもたらすのだろう。
どんな事情があっても、
絶対に手放して欲しくないなぁ。
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代表の児玉さんから素敵なプレゼントを戴いた。
これは嬉しい。
小さいミニカーは持っているが、
このスケールはあこがれの的だった。


ありがとうございました。
ちゃんと記念にシンボルマークまで付けて戴いた。


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宴会から一夜明け、
児玉さんや谷さん、
それに辰巳さん親子が挨拶に来て下さった。


他の元気なグループは開田高原に向かったらしい。


夕方になって寺田さんと光岡さんが報告に来てくれた。


それぞれのグループで、
それぞれの余韻を楽しむ。


これがまた非常に楽しい。


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辰巳さんの息子さんもミニカーに興味があるらしい。
思い出すな。
この頃は何でも思い通りにならないんだ。


思い通りにならないから、
大人になってがんばれるんだ。


いつかインプレッサに絶対乗るぞ!と思ってるに違いない。


辰巳さん、
息子に渡すために大切にして欲しい。


そして親父は更にその上のホンモノを目指す。


ホンモノとは何か。
それは「信頼」と「驚異」だ。


簡単に作れない究極の物作りだ。


改造では無い「卓越した性能」を誇るモノだ。


見かけは凄くても中身が無い商品は、
子供の憧れにしてはならない。


彼くらいの年齢の時からスバルffー1が欲しかった。


黄色いボディの凄そうなクルマを、
たまに見る事はあっても、
助手席に乗る事さえままならなかった。


そのクルマが意外なほど短命に終わると、
もっと凄いヤツが現れた。
それがスバル1300Gスポーツだ。

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4ドアにスーパーツーリングと言う便利な4ドアセダンがあった。
エンジンや足回りは同じだが、
2ドアには絶対に勝てない。


第1回目の22Bオーナーズミーティングに展示した理由は、
このクルマこそスバルスポーツの原点だと思うからだ。



スポーツはスバル1000から存在したが、
1300Gの出力特性は他車を遙かに凌駕している。
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これから先、
STIの課題はBRZを如何にして支配下に置くかと言う事だろう。
谷さんの友人の南地さんも来てくれた。
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安永餅をお土産に戴いた。
ありがとうございました。


他にもSVXのフォーエバーミーティングの帰りに寄られる方も居て、
慌ただしく過ごす一日となった。


滋賀の荒井さんも寄って下さった。
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いつもお心遣いをありがとうございます。
近江斉藤の焼き林檎、
社員みんなで美味しく戴きました。
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R1は絶好調なので、
ドライブが楽しくて仕方ないはずだ。


次の愛機に何を選ぶかという重要なテーマが横たわっている。


ぜひ今しか乗れないスバルを選んで欲しい。


1.マニュアルトランスミッションだと言う事。
2.簡単に手に入らない最高のスバルだと言う事。
3.エンジンのバランス取りを施した車であると言う事。


この3つを基本にして、
車選びをして欲しい。
なぜか。


このクルマに乗って驚愕したからだ。
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間違いなくSTIの内部でバランス取りされたエンジンだ。
22Bのエンジンはスペシャルだがバランスドエンジンでは無い。


はっきり言うが後から外部の人間が施した改造では、
自己満足の改造に過ぎない。


ワークスチューンとはそういうモノだ。


その夜、
次世代のスバルを迎え入れる準備を整えた。

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次世代のスバルが何を意味するのか。キャリアカーで運ばれた新型インプレッサは、恐ろしいほど質感が高い。
そしてサイズ感も抜群だ。大きくなったと心配する人も居るだろうが、たいした問題では無い。待ち焦がれていた兄貴達の間にするりと収まった。
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これは思いの外取り回しが良く、
乗り降りする時のストレスも少ない。
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このクルマは正にスバル1300G直系に位置する。
ステアリングを握った瞬間に、
下克上を実感した。


1300G以降のスバルは、
長きにわたり動力性能で他車の後塵を拝した。
下克上どころでは無く、
インプレッサが登場するまで長きにわたって卓越した性能を発揮するクルマに出会えなかった。


インプレッサはレガシィの下を担うクルマのはずが、
インプレッサWRXの存在が下克上を誘った。


22Bはその申し子で、
スバル史上初の500万円オーバーの車となった。


これがレジェンドになる。

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レガシィ顔負けの高精細なディスプレィだ。
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ステアリングの左右にコントロールパネルが備え付けられた。
恵比寿のショールームで見た華の無い姿は霧散した。
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スバルほどリアルな光の下で輝くクルマは無い。
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リヤコンビランプもワイドになって存在感がある。
これも下克上だ。
その理由は後で分かる。
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エアコンはコントロール部だけ品良く並び、
スイッチを操作するとマルチファンクションディスプレイに表示がでる。


このエアコンには驚かされた。


風の当たり方が過去のスバルと全く違う。


デリカシーの無い顔面への吹き出しが和らぎ、
灼熱の環境で目に異物が飛び込むようなぶしつけなエアコンでは無くなった。


シャシーから一新するとここまで変わるのか。
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これまでより遙かに大きな液晶画面だ。
ステアリングオーディオリモコンスイッチが標準装備になった謎が解けた。
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MFDの切り替えがリモコンの中に仕込まれた。


そしてマルチインフォメーションディスプレイは、
これまで通りの位置にある。
赤い丸の中を良く見て欲しい。
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これまでいちいちインパネに手を伸ばして操作する必要があり、
高速道路では扱いずらかった。


MFDもMID同様に高精細だ。
このグレードアップは素晴らしく、
クルマの傾きまで表示する。


まだまだ隠れた機能が沢山あるようだ。
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全車オートエアコン標準装備。
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全車に最新のアイサイトを標準装備。
同じバージョン3でも中身は違う。
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そして全車歩行者エアバッグを表陣装備。
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見逃していけないのはワイパーだ。
左右の長さがもの凄く違う。
恐らくアイサイトのカメラを悪天候時でも機能低下させないためだろう。
運転席側のワイパーに触ってみるが良い。


そのしなやかさに驚くはずだ。
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リヤゲートに翼端板を全車標準装備し、
エアロダイナミクスを改善した。


何より凄いのは、
その眼力で、
恵比寿のショールームで全く気がつかなかったのに、
自社の展示場では一発で見極められた。
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何が違うのか、
レヴォーグと比べて欲しい。


このヘッドライトはもの凄く良い。


石井イズムの端的な特徴だ。





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すぐそばに登録したばかりの最新型XVがあった。
二つを並べてインプレッサを深く考察した。


今日から明後日の夕方まで新型インプレッサを展示する。
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浜松から飯尾さんが駆けつけて下さった。
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立派な百合をありがとうございました。
花開くのが楽しみだ。
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正に新型インプレッサを象徴している。
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ショールームに納めたあと、
大型台風が豊田沖を通過した。
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外はもの凄い暴風雨に襲われた。
それでもお客様が沢山来て下さった。
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さすがインプレッサ。
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スバルの基幹商品となったインプレッサを、
あすは更に深く考察したい。


ナイター営業は明日の夜まで続く。
是非奮ってご来場下さい。


つづく

新型インプレッサ2.0i-Lと現行型XVを比較する

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20日の夜、
ちょっと面白い比較をしてみた。
いつものように午後10時から1000m泳いでタイムを計った。


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結果は29分27秒33だった。
4日前の16日にも1000m游いだ。


その時の結果は29分26秒41だった。
僅かコンマ92の差しか無いところが怖い。


壁と言うヤツか。


16日の記録は久しぶりに1000m游いだので、
少し悪いと思っていた。


確かに1000m游いだのは2週間ぶりだった。
そこで9月2日の記録を遡った。
29分11秒79
14秒62も差が開いていた。


そこで昨年の9月の記録を振り返った。
平成27年9月24日の木曜日に、
28分31秒98という結果を出し、
体重は65.5kgだった。


今の体重は微減して65kg丁度だが、
常に2kg位は上下するので油断できない。


フィジカルな楽しみは飽きる事が無い。


今の状態を決して壁だとは思わず、
今夜29分を切るために何が必要か考えることにした。




クルマも実にフィジカルだ。


待望の新型インプレッサがやってきた。


実は数値に大きな差は無い。
燃費や速さや重量はほぼ同じと言ってかまわない。


けれども動かした時に、
ねっとりと濃い味がする。


「しつこい」とか「くどい」のでは無く、
大好きな「練乳」の味だ。


コンデンスミルクと言った方がインプレッサにはふさわしい。
世の中には頭のいい人が居る。


腐りやすい牛乳を、
大量の糖分を加え細菌が繁殖できないよう加工した。


甘くて美味しくて日持ちするから方、
子供の頃からよく使われた。


子供心に不思議だった。
酷暑の夏に大衆食堂で良く見た光景だ。


暑くて扇風機の回る店内の厨房に、
デカイかき氷の機械が据えられていた。
そしてガラス瓶に赤と黄と緑、
それに透明な液体が入っていて、
その隣に牛のマークの入った缶詰がでんと並んでいた。


練乳の缶には小さな穴と、
大きめの穴が二つ対称に開けられ、
そこから氷にトロ~~~リと注がれる。


「よく腐らないな」と思ったが、
口元に甘い練乳の味を感じると、
もうそんな事はどうでもよくなった。


まあ、
あんな感じのクルマになったと思えばよい。


実に腐りにくくてタフなのに、
味はとってもマイルドで薫り高い。


美味しくて病みつきになる味だ。


コンデンスミルクの味は50年経った今もほとんど変わらない。

普遍的な姿に出来上がっている。
インプレッサもそんな雰囲気を持つクルマだ。


要するに、
新型になってもインプレッサはインプレッサだ。


游いだ時と同じように、
速さや燃費の数値的な記録を調べても、
際立って良くなったわけでは無いだろう。


基本的な味にも変わりは無い。
でも4年前のインプレッサと比べたら、

その差は非常に大きい。


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インプレッサ内見会を開くため、
ショールームから外に追い出されてたXVが置いてあった。


届いたばかりの新型インプレッサスポーツと、
最新型XVを入れ替えるついでに、
二つを並べて比較した。
すでに恵比寿の本社で見た人も多いだろう。


でもぴったり接近させる事は出来ない。


改めて「新型インプレッサ」はどういうクルマなのか、
じっくり考えるチャンスになった。


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なぜスポーツと比較しないのか。それはXVが現役バリバリの市販車だからさ。
これから丸一年以上にわたり、増える他社のライバル車を横綱相撲で受け止める。
「tegoShi」という刺客も揃えた。XVにはSGPを開発する上で作り上げた知見が注がれ、初期のXVとはかなり異なる性能に改善された。
2台を並べ替えながら、もし新型が「練乳」なら、最新のXVは「氷砂糖」だと思った。
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だから最新のXVも甘い。


通常領域の静粛性では決して負けないだろう。


SGPで得た知見は、

静粛性だけに留まらず、
操安や快適性にも確実に投入された。
昨年のビッグマイナーチェンジはそれくらい大きな意味を持っていた。


フロントフェイスを比べると、
デザインにも明らかな共通性が見て取れる。
一本筋の通ったダイナミック&ソリッド、即ち「石井イズム」は、
XVの外観変更で潜在力を発露させた。




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前輪の位置を出来るだけ揃え、
2台一緒に並べてみると、
新型の鼻先が僅かにXVより長い。


次に真横から見た。


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そもそも全高が違うので上下の差は比較しようが無いけれど、
ワイパーの位置やボンネット後端の切れ方が異なる。
そのまま目線を移動していく。


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フロントガラスからルーフにかかる造形も大きく違う。
よりなだらかで無理が無い。




リヤのオーバーハングはほとんど変わらず、
後退する時のストレスを増加させていない。
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逆から見ても差が無いことが良く分かる。
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後ろ姿は本当にがらりと変わった。
新型インプレッサの方が確実に手が込んでいる。
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まず前輪の位置まで進み左右が揃っていることを確認した。
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タイヤの大きさが異なるので錯覚するが、
中心の位置はほとんど同じだ。
そのまま後輪のある位置まで下がって左右を比較した。


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ホイールベースが伸びたことが良く分かる。
現行型が2645mmなのに対して、
新型は2670mmあり25mm長くなった。


それより良く見て欲しいのはドアパネルの後端だ。
開く位置が大きく異なるのが良く分かる。

ドアミラーの位置も大きく異なる。
かなり後退したにも関わらず、
視認性はより良くなった。






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ミラーが見易いだけで無く、
リヤビークルディテクションのインディケーターが大きく変わった。


鏡面に小さく表示が出るのでは無く、
ミラーケースにオレンジ色の大きなLEDランプが付いたので、
これまで以上に危険性が素早く察知できる。


シャシーから丸ごと変わると言う事が、これほど大きな変化を作り出す。



右側に回ってまずXVのドアを開けた。
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XVのシートはとてもオシャレだ。
素材と色の使い分けが良い。


改めて見るとtegoShiになぜ派手な色を差したのか理解できる。
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色のメリハリが特別感を際だてるからだ。


左側に回り新型インプレッサのドアを開けた。
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新型には更に垢抜けたシート生地が用いられている。
これにXVの匂いを感じる人は多いはずだ。


スポカジ路線を走るのも良いが、
次期XVにはもう少しメロウな色合いをまとって欲しい。

レヴォーグ越しに新型インプレッサスポーツを眺めた。
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レヴォーグよりコンビネーションランプがワイドだ。
より「人相」が現れとても良い。


オッドアイの猫を思い出した。
動物の顔を見ているようだから、
可愛らしさが記憶に鮮明に残るはずだ。


なるほど、
下克上と言い切れるわけだ。
テールランプにも金が掛かっている。
くどいようだが、
内側にも光のラインを延長させるべきだった。


待てよ。
恵比寿で撮影した画像を思い出した。
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右側のランプを見直すと、
本来のデザインが隠れているように思えた。
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内側のランプにうっすらと見える造形部分の意味はなんだ?
これは今に始まったことじゃない。
SVXもそうだった。
スバルって昔から本当にユニークだ。


直ぐ解る新型の特徴は、
2つくらい上のクラスかと思えるような高品質な室内空間だ。


止まっているときより、
動かしたときに強く感じる。


なるほどこれが「動的質感」か。


新型インプレッサを導入するに当たり、最も乗りたいクルマはFWDだった。
AWDも1万キロくらい乗って当たりが取れれば軽々と走るだろう。けれども練乳のような美味しいクルマを、最も楽しく味わえるのは軽量でメカニカルロスの少ないFWDだ。
これこそフィジカルそのもので、論理的に考えても通常の運動能力は軽くて抵抗の少ないクルマの方が良い。
価格戦略上も、FWDにアイサイトが標準装備されたので、これまでより価格差は縮まった。
ところがこれまでの32万円の価格差がアイサイト分を引いて22万円なのかというと、21万6千円と4千円ほど安くなった。
メーカーオプションの展開でも、同じように内容ごとの価格が見直された。分析した結果を照会しよう。
6つの項目に分けてある。1.LEDヘッドライト 従来の7.0万円から6.0万円にー1万円の減額。2.キーレスアクセス&プッシュスタートが6万円から5万円にー1万円の減額。3.クリアビューパックは2.0万円から2.5万円に+5千円の増額。4.パワーシートは3.5万円から5.0万円に+1.5万円の増額。5.本革シートは7.5万円から10万円に+2.5万円の増額6.アドバンスドセイフティパッケージは5.0万円のまま増減無しだ。
内見会は大好評だった。
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小林さんのDEも無事終わった。あすの続きをお楽しみに。


新型インプレッサスポーツの詳細を分析

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素敵なお土産を戴きありがとうございました。


娘と晩酌しながらじっくり読みます。
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東京から久しぶりにドライブエクスペリエの特別Bプランに参加され、
S207の常識破りな性能と共に、
中津川の文化を楽しまれた。
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「特別」と銘打つ以上、
楽しみも格別で無ければ喜んで戴けない。


蕎麦でスタートした。
お勧めの食べ方は、
まず何も付けずに蕎麦だけ味わう。
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二人で「もり」と「ざる」を頼み、
一枚ずつ交換して味を比べる。


これもちょっと出来ない楽しみ方だ。


何も付けずに食べたら、
次は山葵だけで食べる。


味が徐々に際立つ。
蕎麦本来の持つ甘みと香ばしさが口の中で一気に広がる。


大根おろしも添えられているので、
次に汁の中にどっさり入れてツルツルとすすり込む。


あっさりして美味い。


ようやくネギの出番だ。


少し残った大根おろしの汁に、
山葵と刻みネギを入れ汁をタップリつぎ足す。


開田流の汁は塩気が少なく柔らかい味なので、
タップリ注いでかまわない。


芳醇な甘さが良い。


一枚食い終えたら、
とろろの出番だ。




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とろろの上に青海苔とウズラの卵が載っているので、
そこに汁を注いで一気に混ぜる。
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蕎麦を投入し「とろろ飯」の様にかき込む。
これが実に上手い。


舌の上のぬめりが気になったら、
次はネギ入りの汁で食べ、
またとろろとかき込む。


最高の昼飯の後は、
七福で甘味を選ぶ。
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いつ食べても良い味だ。
S207でドライビングレクチャーを開始した。


200位あるコーナーを丁寧に走る。


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荷重移動の重要性を身につけながら、
ワインディングを思いっきり走る。


気分転換に温泉も良い。
アルカリ単純泉でカラダをほぐし、
レクチャー後半を進めた。
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社員にも沢山お土産を戴いた。
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ほし乃のドーナッツは、母の作った懐かしいドーナッツと同じ味がした。
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ミスタードーナッツなど、
チェーン店のドーナッツに辟易としていたので、
本当に美味しかった。

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23日の夜は久しぶりにタイムを短縮できた。
29分を切ることが出来なかったけれど3日前より16秒短縮できた。


良い一日だった。

新型インプレッサ内見会は大好評だった。
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初日の夜は雨だった。店を閉めてジムで游ぎぐっすり眠った。
翌日の水曜日は特別営業し、お客様の来店を待った。

改めてショールームで新型インプレッサを見て、前言を撤回することにした。
「新型インプレッサには華が無い」と言ったが、これは大きな間違いだった。
華が無いどころか、フロントセクションからリヤに続くデザインに感動するほどだ。
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後述するが特にヘッドライトが素晴らしい。それでは恵比寿で見た時、なぜ華が無いと感じたのか。
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写真を撮った角度が悪かった。ヘッドライトの秘密が解っていなかった。それに使い古したシルバーだから見栄えしなかった。
確かに似合う色だが、今度のクルマにはシルバーよりグレーの方が良いかもしれない。
目力があるからだ。先日ブラックシリカのB4を見て凄く格好良いと思った。
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B4も目力を沢山持つ。G4のブラックもかっこいいだろう。
滋賀県から一瀬さんがいらっしゃった。
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お土産をありがとうございました。
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上の画像だと目力が出ていない。それでは目力とは何かというと、深い瞳の力だ。
眼の奥が底知れなく深く、瞳からクオーツの輝きがあふれ出るのだ。

ショールームから離れて、遠目に水平に見ると解る。
うっすらおぼろげなラインが左右に走り、水晶の光を放つ。
もし計算して作ったのなら、これはもの凄いデザイン力だ。
兜を脱がせて戴く。
スバル最新のヘッドライトはフォレスターのLEDヘッドライトだ。
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ステアリングレスポンスドヘッドライト(SRH)と呼ばれ、スイブルアクチェーターの働きで予測して路面を照らす。
これを使うと、他のアドバンスドセイフティパッケージがつまらなくなるほどだ。新型インプレッサのヘッドランプをフォレスターと比べると、目力の意味が分かるはずだ。
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暗いところで見るとLEDから右に見える白い影が解るはずだ。
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これがクオーツの煌めきだ。昼間でも遠くからこれが深い瞳を作る効果を生む。
ランプ周辺がブラックアウトされたのも非常に効果があって、今までに見たことの無い表情を作っている。
これはとても素晴らしい。アウディは世界で最も進んだヘッドライトを作る。
それを見ると、今まで悔しかったが、あれほど凝った装置にしなくても、デザイン力でこんなに素晴らしいヘッドライトが出来上がった。、
工房に上野さんに渡すB4の6気筒が置いてあった。
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このクルマも目力がある。ブラックアウトするのでは無く、きらきら輝かせて出しているのだ。
これも面白い。内見会に愛知県から山元さんが来て下さった。
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美味しい梨を沢山戴いた。ありがとうございました。
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そして兵庫からもYさんがいらっしゃった。
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内見会が楽しみで、地元では無くわざわざ中津川まで来て下さった。クルマ談義で盛り上がり、ナイター営業が幕を閉じたのは午後10時半を回っていた。翌日が祭日だと、こんな風に楽しめる。
今後の開催方法の参考になった。
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美味しい「ういろう」をありがとうございました。
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翌日社員がぺろりと平らげました。最終日の祭日は、それにもまして盛り上がった。
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川崎から栗原さんがいらっしゃった。
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いつも沢山のお土産をありがとうございます。
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とても上品なお味でした。
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どら焼きは甘すぎず、ほっぺたが落ちるほど美味しかった。
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油を使いすぎるどら焼きが多い中、大変美味しゅうございました。

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サブレも最高でした。良い材料で作られたお菓子は本当に味が良い。
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DVDもありがとうございました。一足先に大宮君が予習してます。
また試乗会にお出かけ下さい。
午後になると愛知県瀬戸市から長江さんがいらっしゃった。
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凄いぼた餅を戴いた。
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ずっしり重い箱の中に、ぼた餅が並んでいた。
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一足先に2個食べておいて良かった。
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秒速で無くなりました。
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インプレッサの分析はまだまだ続く。
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お楽しみに。
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最新型インプレッサの剛性を語る

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愛媛県松山市にお住いの澤田さんから、


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凄く美味しい「丸干し」が届いた。
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包みを開いた時から感じたが、
凄く脂がのって美味しそうだった。

知らないだけで、
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世の中には本当においしいものがある。何と表現して良いのやら・・・・・。
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絶句するほど美味かった。

桑名のまき子さんに戴いたワインも美味しかった。日本食と相性がとても良かった。
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本当に薄濁りの残る美味しい白ワインだった。
最近ワインばかり飲んでいる。
でも、
こんなの飲んだ事が無い。


なので、

ちょっと衝撃的な味だった。



新型インプレッサの秘密を解き明かそう。
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インプレッサのボディ剛性は大幅に向上した。
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今日はそのあたりに触れたい。
続く
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「プラットフォームとは何か」を考える

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「蕎麦が美味いに決まっているであろう目的地」に到着した。二日連続で蕎麦が昼飯だ。
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実に贅沢な日々を送っている。


注文を取りに来た女将は「ここのおすすめは天ぷらです」と言った。
とても親切な一言だが、
油モノは食後に眠気を誘う。


蕎麦だけで我慢する代わりに、
大盛りを注文した。


すると見事なプラットフォームが現れた。
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年季の入ったせいろだ。
蕎麦の味を本気で楽しむなら「もり」に限る。


元は十割蕎麦をせいろに盛ったまま蒸したらしい。


せいろはまさしくプラットフォームだ。
そんな食べ方をしたことは無いので、

「ざる」と「もり」の差は、
器の違いと海苔の有無だと思っていた。


確かにしっかりした味だが、
2000円でおつりが164円だ。


女将の言う通りだった。
この店で食べるなら天ぷらも添えた方がまだ納得できる。
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中津川では勝ち目が無いだろう。
なぜか。
せいろというプラットフォームは立派だが、
料理としてのプラットフォームで負けている。
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二つ前のブログで小林さんと食べたプラットフォームは、
二人分で税込み2800円だ。


ご覧のようにせいろでは無く、
膳がプラットフォームだ。


せいろは二段だが質と量の双方で大満足できる。
とろろにはウズラの卵と青海苔が入り、
野沢菜漬けとおしぼりも含めプラットフォームが成り立っている。


だからプラットフォームって大切なんだ。


ドライブの相棒はこいつだ。

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最近仕入れたばかりの黒いB4で思いっきり走った。走行距離は300㎞以上だった。
思ったより燃費も良かったし、走りそのものも楽しかった。
このモデルからB4はビッグセダンになった。基本的な構造を見直し、クレードルでエンジンを支えるので静かだ。
その前のB4より大味だが、スポーティに攻めることも出来る。2.5リットルエンジンはリニアトロニックと相性が良い。
だからSI-DRIVEのS#モードを使うと、バリオカムの威力を再び体感できる。
帰りに中津シェライッフェに寄り道し、峠の下りを気持ちよく走っていると、真っ赤なアルファが後方に現れた。
かなり腕の良いドライバーだったので、ランデブーが楽しかった。
このB4は走行距離が比較的少なく、色もクールなブラックだ。掘り出し物を狙って落とした。
最近オークションで良く見る傾向は、走行距離が少ないと競争相手が多く、小売相場より高い価格に跳ね上がる。
映像端末で手軽に競る事が可能な、プラットフォームが出来上がったからだ。
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中古車を巡る環境は大きく変わった。時代の差を実感している。だがプロとしての知見をまだまだ発揮できる。
事故車と聞くと競りの勢いが下がる。決して事故車を好んで選ぶわけでは無いが、会場によっては事故車判定があいまいな事がある。
別の基準で見たら修復歴とは言えない場合もあるし、なぜこれが修復歴にならないのかと思うこともある。
また人間誰でも見落とすこともあるので、現物を良く見ることが大切だ。
良い仕入れとは何か?常に自問自答している。
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リヤボディ周りに大きな修復があったと書かれていた。クルマを見ると綺麗だ。
長年スバルに触れていなと解らない「ツボ」もある。その当たりを見ると欲しくてゾクゾクしてきた。
クルマの下に潜れるような場所ではなかったので、肉眼で裏側を確認できないが、この「欲しい」と思うことが大切なポイントだ。
思い切って連れ帰り、徹底的に分解掃除した上で安全制を高める整備を施した。
中津スバルの強さはここからだ。
まずバラバラに分解して清掃するシステムが出来上がっている。予防整備の自社基準が構築され社内で完結するシステムが出来上がっている。徹底的な走行テストで問題を取り除くシステムが出来上がっている。
これが中津スバルの中古車商品化プラットフォームNTPだ。(笑)
なかなか格好も良いし、室内も綺麗だ。
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評価だけを見て感じた内容と全く違うB4だった。このクルマが全て安全だと証明するために300kmほど走った。

おおよそ300㎞のテストドライブで、
高速道路からワインディングまで縦横無尽に楽しんだ。
これで大宮と梅田も自信を持って売ることが出来るはずだ。
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テストを兼ねて、
相馬さんに会いに行った。


偶然入手したインプレッサWRXは、
想像を超える出自だった。
既に紹介したが、
改めて最初に走らせた時を振り返る。
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これがその時の様子だ。
もう一度みたい方はこちらをどうぞ。

走行動画

正直に言うが、
桁外れの潜在能力を感じて恐ろしかった。


だが動力性能に対してブレーキの劣化が酷く、
早急に改善が必要だった。


もう一つ気持ち悪いのが動力伝達系だった。
クラッチの状態があまりにも病的で酷かった。


強化クラッチが入っているのが原因だと想像できたが、
あまりにギクシャクするのでミッションやデフにも問題がありそうな予感がした。


とにかくクラッチ操作があまりにもシビアで、
乗るのが嫌になるほどだった。


どう扱おうか熟慮した結果、
重要なイベントをデッドラインに、
特殊なGC8の形を整えようと決めた。
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今回のアルバムが出来上がった。
米国のメディアが取材に来たのは初めてだった。
やりとりも含めると分厚い資料になったが、
これは記念として大切にしたい。
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歴史を振り返ると明快なのは、
マリオが一番熱心に取材してくれたという事実だ。
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実は毎回もの凄く気を遣う事がある。
それは引っ張り役のクルマだ。


22Bを引っ張るクルマには、
それ以上の背景や可能性や面白さをストーリーに描く必要がある。


好きなように野放しで走らせると、
自分たちの態勢が俯瞰できず、
結果的に遅れたクルマが無理を始める。


正に夢中になる。
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先頭を個性的なクルマで引っ張らなかった過去、
いずれの場合も落伍者が出た。


酷い時には覆面パトカーに捕まったメンバーが居たし、
隊列から離れ遠くに迷い込んだメンバーも現れた。


今回も危なかった。


JANの要請でボンネットにカメラを付けるクルマが必要になった。
それに応じて白いWRXのフードにカメラを付けた。


先頭で引っ張れなくなったので、
最後尾に付いた途端、
平均速度が非常識な速さになった。


道に不慣れなドライバーは、
大雨の中で走行姿勢が乱れ始めた。


先頭にスピードダウンを促した頃には、
もう電波の届かない場所まで遠ざかっていた。


これは大きな反省材料となったので、
来年に備えクルマを整える。
またパレードツーリングを楽しもう。


第1回目のミーティングで引っ張り役を担ったのは「1300G Sport」だった。
ペイント補修はしていてもほぼオリジナルで貴重な個体だ。


毎年面白いクルマを選んだが、
今年は時に凄かった。
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NTP(中津スバル中古車商品化プラットフォーム)で仕上げられた後、
本来の調子を取り戻しストーリーが後から次々と湧き出てきた。


まずエンジンフィールだ。
この素晴らしさがなぜ生まれたのか。


作動制限の謎だ。
フロントデフとセンターデフ、それに加えリヤデフまで、
丁寧で特別なセッティングが施されている。


ダンパーとスプリングの組み合わせが絶妙だ。
それに全くへたっていない。


古いクルマなのになぜか。


とにかくこれまで歴代のSシリーズより面白い味付けだ。

極めつけはトランスミッションのシフトフィーリングだ。


長年スバルのトランスミッション車に乗ってきて、
初めてナイフでバターを切る感触を味わった。


S402の感触も良いが、
あれとはまるで異なるスペシャルな手触りだ。


こんな怪物に対して、
このオトコが興味を示さぬはずが無い。
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フロントデフとセンターデフとリヤデフのコンビネーションは、
クラッチをノーマルに戻して初めて解る感覚だ。
どうやったらこんなに丁寧なセッティングが出来るのだろうか。
中に何が入っているのか解らないが、
効き過ぎず滑りすぎない作動制限が施されている。


とにかく一言で言うと「とても乗り易い」
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群馬で開かれた初の国際格式ラリーでゼロカーを勤めた経歴もある。
そこまでは話を聞いていたが、
更に深く知りたくなった。


久しぶりに相馬さんに会い、
誰が何をどのようにしたクルマなのか聞き直した。


心臓は察した通り、
バランスドエンジンだった。


最初に組んだ時は、
当時の故久世社長が作業を手伝ったそうだ。


今ではどんなピストンやカムを組み付けたのかまで覚えていないそうだが、
全てSTIのファクトリーにあったモノを使ったそうだ。


一旦他の人に払い下げられたクルマを、
相馬さんの知人が譲り受けたそうだ。


しばらく経ってその人が手放すことになり、
相馬さんがこのクルマのオーナーになった。


そして手に入れたWRXを再びSTIに持ち込んだそうだ。
訪問したらその時も久世さんが会社に居て、
懐かしい話をされたようだ。


ばらしたエンジンの内部を調べ、
交換の必要な部品を調べ再び丁寧に組み付け今に至っている。


長い距離を走らせるて解ったことは、
差動制限が緩いのだが全てのデフに入っている、という事だ。


「入っています」と彼は明確に言った。
だがどんな部品を組み付けたのかまで覚えていなそうだ。


「元々FF乗りなので、FFに近いセッティングになってると思います」
そう言うと、
次に「サーキットで凄く簡単にドリフトしますよ」と楽しそうに言われた。


初代レガシィのプラットフォームを極限まで磨いた戦闘機を、
更にパイロットが熟成し続けた。


そんな感じのクルマだった。
ダンパーもSTIの製品から絶妙にチョイスしたそうだ。


どのスプリングを付けたのか忘れたそうだが、
ファクトリーにある沢山のスプリングから選んで取り付けたと言われた。


だからもの凄く乗りやすい。


トランクに入っていた四本のストラットも、
このクルマの謎の一つだった。


その答えも明らかになった。
一戦だけジムカーナに参戦した事があり、
その時のために用意したストラットだった。


だからタイヤの当たった場所だけ錆びている。


減衰力はバンバンだから、
もう一台仕上げ中のGC8に活用する事にした。


とにかくこれまでの歴代Sシリーズより面白い味付けだ。


相馬さんと会って話を聞きながら、
このGC8は生きた証なのだと実感した。


今は無き久世さんが、
WRCの黄金期に向け突進していく時の生きた証だ。


それはそのまま相馬さんの生きる証でもある。
だから中津スバルに来たのか。

そんな事を考えながらブログにまとめていると、
見覚えのあるレガシィがやってきた。


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相馬さんに会いに行く途中、このレガシィを高速道路で追い抜いた。


本人は「良く分かりましたね」と言うが、
解らないはずが無い。


追い抜きながら横目でドライバーを見ると、
やはり滋賀の山崎さんだった。


軽く手を振り合図を送ったが解らなかったようなので、
走行車線に入って速度を落とした。


追い越される時に助手席を見たら、
奥さんが座っていた。


でもきっと「おかしなヤツだ」と思ったのだろう。


目を合わせないよう前を見ていた。


その気持ちは分かる。


あとから「きっとあんな変なヤツはあいつしか居ない」と言う事になり、
わざわざ帰る道すがら、
お土産を持って立ち寄って下さった。
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沢山の袋にいっぱい美味しいものが入っていた。
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専門店のすごさを感じた。
これは日持ちがしない方の逸品だ。
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何か解るかな。

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これの入っている袋だけ味の説明が無い。
お茶の味がした。


そして山葵に挑戦した。
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塩味の面白いかりんとうだ。


バナナは想像通りの味で、
とても美味しかった。


日持ちのする方も美味かった。
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そして信州の逸品も美味しかった。
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面白い名前の初めて見る林檎だ。
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もう一つは黄色い林檎だ。
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じっくり味わわせて戴きます。


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S207と記念写真を撮った後、
颯爽と愛機にまたがり帰還された。


山崎さんを見送りながら、
眼前のクルマを眺めた。

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S207の向こう側に見えるクルマは、
今は無き小森さんの生きた証だ。


彼はSVXをとても大切にしていた。


25周年を目前に控えた今年の2月、
とうとう帰らぬ旅に発った。
ご家族から託されたSVXとR-2を元気なクルマに蘇らせる。

その時に気がついた。
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中津スバルそのものがプラットフォームである事に。


環境を大切にして、
これからもヒトとクルマを輝かせよう。



美味しいBRZと今年のマツタケ

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秋本番だ!もし秋を例えるとしたら何が一番ふさわしいか。「読書の秋」かな。「スポーツの秋」もある。「芸術の秋」とも言うね。ああ本当にどれも良いね。やはり格別なのは食欲の秋だろう。
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妻とラーメン食べて、
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カキ氷も食べた。秋は最高だ。
でも中には「早く日が暮れるようになった」とか、「朝晩冷え込み調子が悪い」など、ネガティブな要素でモノを見る人も居る。
気の毒だ。「不幸だな」と思う。
「新型インプレッサは凄いぞ」と事前に聞いていたが、本当に予想以上のクルマになっている。
今朝の朝礼ロープレは新型インプレッサがテーマだった。その後で全員に伝えた事は、「他社よりぶつからない自信が圧倒的にあるから、それを歩行者エアバッグを装着した事で誇示している。その事を意識して欲しい。忘れるな」と伝えた。
新型インプレッサは全車に渡って、フロントバンパーに圧力チューブを内蔵している。それで衝撃を敏感に区分して、ヒトや動物の頭部損傷を可能な限り緩和する。
他のメーカーにどんな影響を与えるのだろうか。
「部品が増える」だの、「ぶつけた時の費用が掛かる」など、ネガティブな話に相手になる必要は無い。そのように社員を諭した。
現在、どの車を販売しても3ヶ月掛かる状況だ。そこで新型インプレッサを待ち望んだお客様のために、先行予約制度を設けた。
日本のお客様を大切にしたいので、優先的に製造する。だから今なら何とか年内納車が可能だ。
車検を控えたお客様も多く、当社でも既にご注文戴いたお客様に代車の工面で四苦八苦だ。
米国工場が立ち上がれば、少なくとも状況は良くなると想像していたが、どうも怪しい雲行きだ。
これほど「凄く良いクルマ」を造った以上、それは当然だろう。世界市場で販売が更に伸びる可能性を予感している。
改めてはっきり言うが、本当に今度のインプレッサは凄い。
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とてつもない内容のモデルチェンジだ。
以前「それまでに蓄積した知見が炸裂する」と表現したが、正にその通りだった。
スバル1000以来、レガシィに続いて3度目の大きな歴史的変換だ。
この時は車の製造速度が遅いから後から違いが実感できる。早く買った人はそれが10年後になって解るだろう。
当社には証拠もあるし、最近だとBRZが誕生した時に同じ体験をした。ZC6-002×××という車体番号の車に感じた印象は、その後のクルマで二度と味わえなかった。
当時BRZはGP/GJ型インプレッサと並行して開発されていた。
このプラットフォームも実は久しぶりの新調品だった。
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そのBRZにSGP開発で得た知見が存分に投入された。
早速試す事にしたが、確かに早く日が暮れる。
大事な動画撮影の前にうっかりして暗くなりかけた。BRZの走行動画を撮影出来たのでお楽しみに。

薄暗い画像になったが、逆にメーターの説明をするのに好都合だった。
動画を今夜アップし、素には公開できるだろう。
新型BRZで秋の味覚を求めた。乗ると分かる。
SGPの開発で得た「知見」は何かという事が。
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また新型インプレッサのためのパーツもおごられている。


ステアリングを握ってそう感じた。


石井イズムを有り余るほど具現化していた。
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新しいBRZは、
一目でどこが変わったか認識できる。
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これがシーケンシャルだったら最高だが、
そこまで贅沢言ってはいけないな。
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テールランプの色も濃くてギュッと締まった印象になった。
自動車メーカーしかデザインできない味の濃さを感じる。
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乗り味を助手席で確認した。
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どんなところが良くなったのか。
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続報をお楽しみに。
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ドライブエクスペリエの真価

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新型BRZのテストは順調に終わった。かわら版用の撮影も絶好のコンディションで進んだ。
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雨模様だったが雲の切れ目から絶妙な光が差し込み、
美しい写真が撮れた。


しかし画面に邪魔な異物が映り込んでいた。
赤い丸の中を見ると解るはずだ。
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高砂百合の枯れた茎かと思い、
妻に取除くように頼んだ。
彼女はサササっと風のように近寄ると、
ズボンの裾を軽く押さえ、
右足をサッと斜め上方に蹴り上げた。
ヒュンと軽快に一撃で、
茎を丸ごと吹っ飛ばした。
そして速やかに視界から抜け出した。

凄い技を身につけている。
改めて見直した。
体力勝負は全て彼女に任せたい。


フットワークの良い妻と同じように、
新しいBRZの身体能力は凄い。


前のブログの撮影で、
妻が助手席から運転席を捉えている。


安定した画像を見れば、
現在のBRZオーナーは誰もがきっと驚くはずだ。


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百聞は一見にしかずだ。
まだ見ていないなら是非確認して欲しい。


あれが全てを物語っている。
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エキゾーストノートなど、
BRZの特徴に全く変化は無いが、
エンジンのピックアップは明確に研ぎ澄まされた。
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見ただけで、
ゾクゾクと乗る気が漲るコクピット。
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トラクションコントロールの大幅に改善された。
これまでより選択肢が増えたようだ。
ただ6速ATとの組み合わせにはさほど興味をそそられなかった。


やはりMTの方が面白そうだが、
6ATでも手軽にスポーツカーが楽しめる。


そういう点では最新のSに乗って、
パドルシフトの面白さが良く分かった。


DSGより日本の国情には、
俊敏な多段式ATの方が似つかわしいだろう。

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水平対向エンジンのメリットがとても活かされたレイアウトなので、
ドライブが楽しくて仕方が無い。


雨が降っても雪が降っても、
セオリーを守ればこのFRスポーツは面白すぎるほどだ。


一言で美味しい。


食べたくなる美味しさだ。


BRZを試すついでに秋の味覚を沢山手に入れた。


ちょっと晴れては雨が降ったせいか、
大量のキノコが売りに出された。。
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松茸も十分揃っていて、
自家用に食べるには量も価格も丁度良い。




松茸を見ると、
すき焼きが恋しくなる。


肉屋に行って飛騨牛を値切って買った。


夕方だった事もあり、
お兄さんは気持ちよく応対してくれた。




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こういう顔の見える商いは良いね。


BRZを見ただけで松茸を買いに行きたくなった。
条件反射だ。


松茸を見た途端、
すき焼きが食いたくなった。


条件反射だ。

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何でもそうだが、
下ごしらえは大切だ。






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コムソウと呼ばれるキノコは、
すき焼きととても良く合う。
松茸と一緒に入れるとしゃきしゃきした食感がとても良い。


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だが妻と娘は「すき焼きはすき焼き、松茸は松茸」と声を揃え言った。
従って今日の松茸は全て焼き松茸になった。
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焼き役を命じられ、

割いては卓上七輪に載せた。


汗をかくように汁が浮いたら食べ頃だ。


スダチと天然塩だけで食べるのが一番美味い。


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そして頃合いを見計らいすき焼きの出番だ。


この何とも言えない美味しさが、
BRZをワインディングで手足のように扱う事と重なり合う。


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焼き松茸の味は、
微妙な旨味と、
心を躍らせるような香りが口の中で広がるところに魅力がある。

それを味わえる食べ方を知る事も大切だ。



下ごしらえから、
焼き方まで、
知れば知るほど魅力は深まる。


前日に社員の石田メカがドライブエクスペリエを受けた。


社員だからお金はもらわないが、
休日の時間を使ってもらう。


休みに出てきても受けた価値はあっただろう。


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アンケートにも役だったとシルされていた。








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翌日の水曜日はBRZのテストに行く前に山本部長がDEを受けた。
かなり癖が強かったが、
大きな改善に役立った。


彼はもう一度MT車でDEを受けると良いだろう。


絶対に今後の運転の楽しみ方が変わるはずだ。


翌日の木曜日には予約されていた鈴木さんが知立市からいらっしゃった。

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お勤めの関係でオーリスのオーナーだが、
BRZに慕情を抱いている。


他のメーカーでもクルマ好きなら大歓迎だ。
特にスバルが好きで、いつかは乗りたいと思っている方のためなら、
いつでも喜んで一肌脱ぐ。
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嬉しいお土産を頂戴した。


辛口のスパークリングワインだ。
瓶を見ただけで涎が出そうになった。
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とても柔軟な思考をお持ちなので、
レクチャーした事を直ぐに実行に移せた。
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きっと帰りの運転が楽しかったに違いない。


秋もいよいよ本番だ。


秋の味覚を楽しむ旅を、
是非愛車と共に楽しんで欲しい。


とても忙しい、
また思い出深い9月だった。


9月最後のブログをアップし、
今月お目にかかれた皆さんに、
もう一度深く感謝の意を表したいと思います。


沢山の贈り物を戴き、
本当にありがとうございました。


来月もがんばりますので、
何卒よろしくお願いいたします。


終わり

Z計画を完遂させインプレッサ22Bの再来を目指す

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ミーティングが終わって一息ついていると、思いがけないチラシが折り込まれた。
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アピタ中津川店はただ漫然と閉店する訳では無かった。


中津川市にユニー西川屋が誕生したのは、
大阪で万博が開かれた翌年の1971年だ。


中津川市に地下一階まであるテナント式の総合スーパーが誕生し、
付近の賑わいぶりは一気に変わった。


開店で記念品を無料で配る、
今では当たり前の事が凄く珍しく、
開店前から大勢の人が並んだ。


工事も凄かった。
元々軟弱な地盤のためパイルを地中深く打ち込む必要があった。


連日轟音が鳴り響き、
激しく埃が舞い上がったが誰も際だって文句を言わなかった。


珍しいのでポカンと眺めていたら、
眼に埃が入った。


眼にゴミが入っただけと高をくくっていたら、
大変な事になった。


コンクリートパイルが削れた埃は角膜に刺さる。
痛くて目医者に駆け込んだ。


懐かしい思い出だ。
地下一階、地上4階建て、
屋上にはゲームセンターとスガキヤが入居した。


当時とにかく田舎ではスガキヤが珍しく、
毎日のようにエスカレーターで4階へ行った。
そこから階段を上るとピンボールマシンがズラリと並び、
その手前に確かすがきやがあったはずだ。


食べるわけでは無く、
見るだけで良かった。
小学生に自由なお金は無かった。
ラーメンの匂いが今でも鼻の奥に残る。


クリームぜんざいという、
ぜんざいにソフトクリームを浮かべたスイーツが、
食べたくて食べたくて仕方が無かった。
遠くて甘い記憶だ。


その頃は中津川の中心部に総合病院があり、
一等地にオーミケンシという繊維会社の工場があった。


中学を卒業した遠方の女学生が、
高卒の資格を取るために働いていた。


門の中に簡単に入れず、
中で何が行われているのかさっぱり解らなかった。


隣接した社宅は、
廃墟のようになり人影は無く、
年を追うごとに企業として衰弱していくのが目に見えた。


遂に工場は閉鎖され、
市の中心地に中途半端な空き地が生まれた。
そこに目を付けユニーはアピタとして再出発を果たした。




ユニーの抜けた跡地には、
地権者が設立したビルが残ったが、
使い道が無く長年廃墟として放置されていた。


その会社も破産し、
更地になった後、
中津川市政上歴史に残る出来事へと繫がった。


それが図書館問題だ。すんでしまった事だが、
今振り返っても作っておくべきだった。
惜しい事をした。


方やユニーはどうだったのか。
中津川市に出店して直ぐ、
布袋屋とユニー西川屋が合併し、
新たにユニーとして発足した。


その後、
東京のマルイの影響でも受けたのか、
ユニー生活倉庫アピタという良く分からない業態が生まれ、
それが大規模な総合スーパーの業態になると、
なぜかピアゴというスーパーブランドまで作った。
が昨今あまり良い話が聞けないと思っていたら、
ファミリーマートに吸収される事になった。


創業者が亡くなると、
堪えていた事を一気に進めやすくなるのだろう。


ある意味、
とても深い思いやりだったのかもしれない。


ファミマのバックには伊藤忠商事が付いている。


バブル崩壊後、
様々な商社がのたうち回るように苦しむ中で、
この商事会社だけは内容が違っていた。


丹羽さんという社長が、
とても先を見た経営をしたからだ。


伊藤忠商事と組んだ企業で、
見事に再生したブランドは枚挙にいとまが無い。


ここまでは記憶と全て見た事を元に想像した話だ。


本業の製糸事業が成り立たなくなり、
リアルエステートで食いつなぐ会社と、
伊藤忠商事と組んで再生を図る会社が齟齬をきたすのは当然だろう。


慣れ親しんだユニーが、
まだ中津川で事業を進める意思があると聞き、
とても嬉しくなった。


皮肉な事に、
中津川市民病院のあった土地も使い勝手が悪く公園のままだ。


ユニーの跡地も棚上げになったまま、
地元商店街のイベント会場として使われている。


何人かのお客様から「どう思うか」と聞かれたので、
下手に商業施設を置くよりも、
高齢者が住みやすい集合住宅や公園にでもした方が良いのでは無いかと、
正直な気持ちを伝えた。


ユニーが誕生した頃は、
まだモノが十分に無かった。


モノ不足の時代と、
モノあまりの時代では、
商売の進め方に大きな差が出る。


でも基本は変わらない。
美味しいモノは売れる。


駅の近くに大規模な商業施設が本当に必要なの。


郵便局や金融機関も駅の近くが良い時代では無い。
むしろ広々として駐車場のある場所に拠点を構えた方が便利だ。

そして「駅の中」に窓口を作るべきだ。


中津川駅はそもそもターミナル駅としての体をなしていない。
だから駅舎の活用そのものを真剣に考える方が今後の中津川にとって大切な気がした。


クルマ離れも激しい。
別に乗りたくなければ無理に乗らなくて良い。


そのような風潮になるのは、
「乗りたくて堪らない」と言われるクルマが作れないメーカーの責任だ。


アピタは幸せだと思う。
中津川市民の多くがアピタに行きたい、と思っている。


そう言われる理由はまずなんと言っても歴史だろう。


品物も良いと大勢の人が口を揃える。
特に魚屋さんが良い。


昭和46年の開店以来、
ずっと一本通った芯を感じる。


ユニーイズムが続く事を願う。
中津川の郊外には、
まだまだ広い土地がいっぱいある。


新しく道路も出来るので、
そこには予期せぬ可能性も潜んでいるだろう。


クルマも余る時代になった。
幸いな事に中古車は海外で人気があり、
外に向かって流れていく。


日本では余っているが、
スバルの実力が見直され世界規模で需要が増えた。
小規模メーカーは簡単に増産できないから知恵を使ってやりくりしている。



幸いな事に、
スバルにはまだ「乗りたい」と思わせるクルマが沢山ある。
また続々と新たに誕生する。


それらとは別に、
これまで作ったレガシーも沢山ある。
「レガシィ」では無く「レガシー」の方だ。
意味は一緒だが小さいイを使うと、
誇り高き車名を意味する。

スバルのフラッグシップはレガシィと位置づけられている。
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ところが実情は大幅に異なる。


どちらかというと「インプレッサ」がフラッグシップだ。


ズラリと集まったクルマ達は、
どれも固有のオーラを放っている。


普段の脚に乗る人も居れば、
一年の集まりのために維持する人も居る。


思いは様々だが、
「乗りたい」と心底思わせるクルマだ。
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ようやく少し落ち着いたので、
皆さんから戴いたプレゼントの数々を振り返る。


ここに「モノあまり」とは縁の無い物を紹介したい。
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喉から手が出るほど欲しかった18分の1サイズの22Bだ。10周年記念として、博多の児玉さんから戴いた。
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他にも貴重な十勝ワインを戴き、
嬉しさのあまり手が震えた。


社員にも沢山のお菓子を戴き本当にありがとうございました。

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フラワーアレンジメントは、
駒ヶ根の山本さんから届いたサプライズだった。
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記念ステッカーの制作を始め、
ミーティング全体を監理されている。
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イベント直前には美味しい草餅も差し入れて戴いた。
本当にありがとうございました。


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三重県の谷さんから記念Tシャツを戴いた。
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この会の歴史が見事に刻まれている。
額装して飾る予定だ。
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社員にも美味しいお菓子を戴きありがとうございました。
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埼玉県の金子さんには、
毎年珍しいミニカーを戴いている。
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アンチモニーのミニカーは、
スバルが販売店に渡す煙草入れとして一時期定着していた。


応接間の机の上に、
大きなスバル1000の煙草入れがあった事を覚えている。


だから、
いぶし銀の光を放つミニカーが大好きだ。
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社員にも和菓子をありがとうございました。
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みんなで分けて戴きました。
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新潟の藤村さんに珍しい日本酒を戴いた。
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甕からすくって飲む酒だ。
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社員におまんじゅうも戴いた。
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可愛らしい温泉マークが入った、
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美味しいおまんじゅうでした。
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ありがとうございました。
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大阪の寺田さんからラングドシャを戴いた。
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茶の菓と名付けられた美味しいお菓子だ。
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ありがとうございました。


同じく大阪の佐藤さんから、
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こぶ政の佃煮を戴いた。
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ご飯のお供に大好評です。
ありがとうございました。
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埼玉県の松下さんに、
焼き菓子を戴いた。
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遂にWRカーを完全復活させたので旅も格別だったに違いない。
少し雨漏れがあるそうだが、
心配は無用だろう。
お菓子には全然影響ありません。
安心して下さい。
ブールミッシュの焼き菓子、
美味しく戴きました。
ありがとうございました。


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神奈川の前田さんから、
モロゾフのスイートポテトを戴いた。

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他にも形は似ているけど、
味が異なるチョコレートモンブランなど4種が詰め込まれていた。


社員みんなで分け合いました。
ありがとうございました。
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埼玉県にはもう一人忘れてはいけない金子さんが居る。
デジイチをカラダの一部のように扱う天才だ。

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美味しいあられをありがとうございました。
日持ちするので、
3時のおやつにじっくり楽しませて戴きます。
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STIの高津部長からもお土産を戴いた。
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懐かしい味のラスクだ。
コッペパンラスクと書いてある。
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この色合いは最高だし、
本当にラスクらしいラスクだ。
社員みんなで美味しく戴きました。
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新潟の関根さんからびっくりするような梨を戴いた。
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これほど大きくて甘いとは驚きの逸品だ。
ありがとうございました。


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群馬の手島さんから、
群馬名物のラスクを戴いた。
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ミルキーでハニーな味は一度食べたら忘れられ無い。
みんなで分け合って食べました。


ありがとうございました。


辰巳さんからお祝いを戴いた。
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10周年を記念する、
大吟醸だった。
秋の夜長にぴったりの酒だ。
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飲み応えがありそうで嬉しい。
ありがとうございました。


長野県の小笠原さんから、
興味深いお酒を戴いた。
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箱が個性的で素晴らしい。
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この特別純米酒にもただならぬ気配を感じる
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晩酌が楽しみです。


ありがとうございました。


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千葉県の鈴木さんには、
地元を代表するお菓子を戴いた。
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千葉と言えば落花生だ。
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ありがとうございました。


ロスからやってきたJANからも面白いお土産を戴いた。

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最近人気のインアウトは一度訪れたいバーガーショップだ。
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今の世の中余っているものばかりかというと、
決してそうでも無い。

22Bは特別なエンジンと特別なボディで成り立っている。


初代のWRXにとって、
自らの後継者はBRZに違いない。


軽い身のこなしや、
安定した挙動はスバルのスポーツ車そのものだ。


もし現在のバリエーションから22Bを作るなら、
どうやって作れば良いのか。


それを具現化するのが「Z計画」だ。


既にデビューしたワイドボディのデザインスタディを具現化し、
幅の広いボディに存在感のあるタイヤとホイールを装着。


ターボエンジンを搭載したtSを作り、
欲しいヒトには好きなだけ売る。


国内専用の「S」として僅かな数だけ限定車として、
意味が理解できる人だけに売る。


公平な抽選は必要ない。
早い者勝ちも大切だが、
それだけでは買えない。
STIが売って良いか判断し、
大切にする人に優先して売る。


米国本土を狙った「富嶽」を、
平和的に考えた作戦だ。
BRZ水平対向6気筒エンジン搭載車を世の中に出す、
それが「Z計画」だ。


これぞまさしく22Bの再来になるだろう。
スバルが今に至るまでの100年を象徴するクルマだ。
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充実した一日

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今日は遠方からのお客様も多く、とても楽しく語り合える素晴らしい一日だった。
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素敵なお土産を戴いた。
ずっしりと手ごたえを感じる。
娘が「持っただけで美味しそう」と表現する中身に違いない。
中身は大福もちだ。
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「プヨプヨ」で「ほわあーーん」とした手触り。
男は誰だって大好きだ。
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新鮮な餅にくるまれた、大好きな大福餅だ。
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素敵な香りの小豆餡が堪らなく素敵だ。
凄く美味しかった。
瀬戸市の長江さんに戴いた。
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本当にいつもありがとうございます。

お見送りできず失礼いたしました。
また感謝ディにお越しください。
お待ちしています。


午後からいらっしゃったお客様にも、
素敵なお土産を戴いた。


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宮城県からお越しになり、
「黒糖を使うことで有名なお店の最新作です」と仰った。
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包みを持った時に想像した姿と、
全く異なるお菓子だった。
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冷やして食べると美味しいと書いてあるので、
冷蔵庫に入れ十分冷やし封を切った。


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これも凄く美味しい。
ナイフを入れると上下に分かれていた。
黄金糖という透き通った黄金色の飴がある。
あの香しい甘さを柔らかくぎゅっとまとめた様な味を想像してほしい。
上段の練り菓子はそんなイメージで、
金粉をまぶした下の練り菓子と美味しいハーモニーを奏でる。


下段は那智黒のエッセンスを和菓子として理想的に練り上げた感じだ。
素敵なお菓子をありがとうございました。
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土日になると雨が降る。なんかうっとうしい毎日だったが、一気に晴れて久しぶりに爽やかな一日となった。
改めて10月になったことを意識させる陽の光だった。
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川縁のヤマザクラも紅葉を迎える。5年と言う区切りを突然意識した。
そこで2011年の10月を振り返ることにした。
ブログって本当に便利だ。あっという間に過去へ遡れる。
この時も面白い出来事がたくさん重なり合った。5年前にこのリンクからタイムスリップして、
ちょっと覗いてみないか。


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この桜ベンチの周りは、5年前と全く異なるはずだ。
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5年前の車庫の横も見てほしい。
花壇の様子が異なるはずだ。
時とともに素敵な植物でいっぱいになった。


苔が大好きなので、
庭の表面を丁寧に養生した。
あらかじめ5年前の様子を見て欲しい。

今後のブログで現在との差が良く分かる。



同級生の忍ちゃんにもらったタラノキも注目だ。
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Beforeこの写真ではスッキリとした上段駐車場に、
巨大な植物が出現した。
ViVioの後ろを注目してほしい。
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After逆から見る5年前はてっぺんがここだ。
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Before

同じ場所から見ると、もう前が見えなくなった。
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After棘があり気を付ける必要があるけれど、
庭先で天然の山菜が食べきれないほど採れる。
しかも野性味溢れる雄タラの芽だ。


5年前には想像できなかった事と、
想像通りになったことが交互にやってくる。



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SABも随分変わった。
いまでは入りきらないほどSVXが集まり、
以前にも増して華やかになった。


やはり主人公はオレンジグロウのNB-Rだ。
5年前に誕生した軽量化モデルはすっかりこの場所の顔になった。
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それから5年。
今年も盛大にミーティングが開催された。


運営幹事の丸山さん、
ご盛会おめでとうございます。
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記念誌をありがとうございました。
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現在メンテナンス中の希少なブラックボディは、
本館のギャラリーで展示中だ。
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5年後の目玉になるように、
着々と水面下で改善計画が進んでいる。


スバル1000も5年前にやって来た。
レストアが生業ではないのでなかなか進まない。
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スバル1000はほとんど現存しないクルマなので、
商売を妨げない時間を使いながら納得できる仕上がりを目指している。
何事も丁寧に続けることが大切だ。


ドイツに行き始めたのも5年前からだ。
その時に感じた「ドラポジの大切さ」がきっかけで、
ドライブエクスペリエが生まれた。


沢山の皆さんに喜んでいただけるので、
遣り甲斐を感じている。


いよいよ社員も参加するようになり、
改めて気合いを入れ直した。


瀬戸市の伊藤さんがS207を使ったAプランに参加された。
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近頃忙しく、
この後も出張が重なっている。
特別Bプランをお受けできない日が増えたので、
今月末日までの暫定プランを設けた。


とても喜んでいただけたので、
企画した甲斐があった。
興味のある方はお早めに。


残り時間はあと僅かだ。


-終わり-

「磨く」という尊い仕事

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5年前の10月の話を続けよう。更に遡る7年前の2009年に、記録に残すべき出来事があった。
その2年後の姿がここにある。

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そして今の姿だ。
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5年前、銀杏の木の回りに苔を移植した。
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今の姿はこのようになった。
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見事に開花した竜舌蘭を、
荒れた斜面に移植した。
五年前の様子だ。
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アメリカでレガシィが大成功したように、


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新しい大地に適応性の良い、
竜舌蘭は大きな成長を遂げた。
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毎年着実に増え続け、
全ての株から花を咲かせるまでに成長した。
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遂に納得できるところまで磨き終えた
22Bオーナーズミーティングが終わり、GC8は与えられた大役を果たした。
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連れてきた時から気になっていた怪我の痕だ。走行中に左に流れ何かに衝突したのだろう。
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亀裂が入り腐っていた。幸いな事に切り離して交換するほど痛んでいない。今できる事をやっておきたいので、思い切って綺麗に板金修理した。
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若干のでこぼこは勲章のような物だ。
そのままでかまわない。
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相馬さんの注いだ情熱を、
しっかりと受け継いだ。
これからも納得できるまで磨き続ける。

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前のブログで紹介したスバル1000を覚えているだろうか。
復活の時を待つクルマの前に妙な物があったはずだ。
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これは何か想像して欲しい。
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静かに次のプロジェクトも動き始めた。
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徹底的に磨く。
その先には無限の可能性が待っている。

スバルR-2

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今月は移動距離が増え、
時間軸がずれたような錯覚に陥る。
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岐阜県を代表する街の一つ、
旧古川町(現在の飛騨市古川)に行ってきた。
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初めて来て驚いた。


同じ県に住んでいて恥ずかしい話だ。
こんなに素敵な街とは思わなかった。
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訪問先は井之廣製菓舗さん。
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明治時代から100年以上続く、
「味噌煎餅」の老舗だ。
紹介したスペシャルな商品の他にも、
生姜や酒粕など、
様々な工夫を施した商品がある。


味はまたゆっくり紹介しよう。


夕暮れの佇まいが素敵な街だ。
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近くに酒蔵も二軒ある。
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最近のトピックスは、
上映後大ヒットとしている「君の名は」だ。


この映画に出る街のモデルになったらしい。


スバルは古い街並みに似合う。
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映画に出たスバルは沢山ある。
その中でも特に宮崎アニメ「おもひでぽろぽろ」に、
スバルR-2が使われた事が印象深い。


昴整備工房にR-2がやって来て、
レヴォーグと仲良く肩を並べた。
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この「スバルR-2」を保存する事になった。
不思議な縁が途切れない。

こうして見比べるとR-2のシンプルな魅力が良く分かる。
当時の工房にタイムスリップしてみよう。


レヴォーグの代わりにスバルFF-1が並んでいた。
もう一台肩を並べたのが望桜荘にあるサンバーだった。


こうやって思い出すと符号が解る。
当時の開発者達はハイフォンに拘った。


FFで一番とか、
RRで二代目などと考えて付けたんだろうな。


両方とも同じ年にデビューした。
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R-2が発売されたのは昭和44年だった。
この頃のスバルは全体的にシンプルで素敵なデザインだった。


これ以降になると、
悪趣味な悪い癖が出るようになる。


それはマイナーチェンジの度に顔つきが悪くなる事で、
昭和50年代が終わるまで続いた。


最近のスバルデザインでは考えられない過去だ。
まず翌年からサンバーの顔つきがおかしくなった。
モデルチェンジした事を誇示しないと売れなかったのだろう。

上品な顔に入れ墨のようなSUBARUが刻まれた。


FF-1はスバル1000の良さを引き立てた。
それこそ現在のスバルデザインの原型だろう。


ところがサンバーが醜悪な顔になった途端、
次にFF-1が1300Gになると、
それはどう見ても救いようのないブス顔になった。
まさしく、
デザインの責任者が替わった事を裏付けた。


今のスバルでは考えられないほど、
当時はデザイン力に欠けた時代で、
レオーネ レックス ストロングサンバーへと悪魔の歴史が続いていく。


可愛そうに、
R-2は単なる短命な生涯ではなく、
最後はドブスな顔にされ散々な目に遭わされて引退した。
昭和47年に僅か2年と11ヶ月で悲劇の生涯を閉じた。


デザイン部長は常に重い責任を背負う。
自覚の無い人が担当者になると、
後世に残る失敗をする。


慌てて開発されたレックスは、
後方視界が悪く酷いクルマだった。


吉田拓郎をイメージキャラクターに据えたのが新鮮だったくらいで、
レオーネ同様のコークボトルラインを強調した、
トレンドラインを安易に追っただけの駄作だった。


決して格好の悪くなかったサブロクが、
長年造られ古くさくなった。
そのために、
いくら良いデザインポリシーでも、
トレンドから外れ「スバルはかっこうわるい」と貶された。


そこでじっくりブランドを燻蒸させる余裕など無い。
当時は高度成長期のまっただ中だった。


R-2のどこが悪いんだよ。
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前オーナー小森さんも、
きっとその思いが強かったはずだ。
ギュッと中に凝縮している。


心を込めて磨き直す。
このクルマが中津スバルの新たな仲間となった。
小森さんが手に入れてから、
メンテナンスを担当し続けた。


主の居なくなったR-2はどこか寂しげだ
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ボディを綺麗にしてやりたい。
何となく華が無い。
新型インプレッサもイメージカラーをシルバーにしたので、
もの凄く損をしている。


このR-2もまさにネズミ色で地味そのものだ。
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隣の妻の方が10歳くらい年上なのに、
遙かに若々しくて艶がある。


オリジナルカラーに見えるが、
幾度となく塗り直されたようで、
色斑や塗料垂れが彼方此方にある。


ネズミ色と言うより、
これではドブネズミだ。
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安全に乗るためにシートベルトが加えられ、
丁寧に管理されていたようだが、
素人のメンテナンスではそろそろ限界だ。
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この頃のクルマは湿気がこもりやすく、
油断するとカビだらけになる。
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このクルマも例外では無い。
綺麗にスチームクリーナーで清掃し、
シートも張り替えてやりたい。
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オーナメント等もしっかり揃っている。


今見ると質が高いデザインだが、
あの時代に「辛抱」と言う文字は似合わなかった。


十年以上経って突然ブレイクした事がある。


ただでさえ2ストロークは人気が無くなり、
逆発進するのでボコボコに世論で叩かれた。


都会ではそれ相応に売れたので、
下取りしたR-2がいくらでも安い値段で入手できた。


中古車を父がドンドン仕入れ、
それをリフレッシュしてガンガン売った。


黄色 水色 深紅 等のカラフルなR-2は、
この地方のオシャレな若者にウケた。
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塗り直そうかな。

どうしようかな。


黄色にしようかな。
水色が良いかな。
まずバラバラにする事が先決だけど、
ブレーキも効かないしエンジンも掛からない。


それを直さなくちゃ。
次の答えは自然に導かれるだろう。


終わり

「栗きんとん」とXVハイブリッドtS

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中津川には、
全国から注目される名物がある。
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シンプルなお菓子だ。
だが奥が深くて、
中津川の味を簡単に真似られない。


隣の恵那市にも中津川で修行して暖簾分けした店がある。
絶対に味では勝てない。


なぜか。
洋菓子にぶれたりして、
味の基本が狂うと、
和菓子を極める事が困難になる。


山を越えた飯田市にも、
同じようなお菓子がある。


これも食べ比べると、
中津川の栗きんとんに
遠く及ばない。


中津川に暮らす人は、
子供の頃から当たり前のように、
栗きんとんを食べてきた。


あちこちに栗の木があり、
秋になると日常的日常的食べてきた。


街全体の舌が肥えている。


だからごまかしが効かないのだ。


運転にも味がある。
良い味のドライブスキルを身につけて欲しい。
だから、

近ごろ社員にもDEを勧めている。

販売課の梅田から、
「火曜日にお願いできますか」と申し出があった。
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先日、
一緒に整備後の自動車をテスト走行する機会があった。
その時に基本的な操作を教えた。


彼は両手でしっかりステアリングを握ると、
クルマの挙動が安定すると知った。


自動車学校では習わない事なので、
その後運転が益々楽しくなったそうだ。



もっと知りたくなったらしい。


クルマが美味しく感じれば大丈夫だ。
益々ドライブスキルが上達するだろう。


思わぬ美味しさは、
人々を虜にさせる。


中津川を代表する栗きんとんは、
かなりメジャーになった。


だが、

まだ知らない人も多いだろう。


自宅でも簡単に作れる。


また自家製がとても美味しい。
栗の実には不思議な成分が含まれ、
ほのかな塩味を感じる。
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レシピは簡単で、
栗を茹でて実だけくり抜く。
掘り出したホクホクの実を、
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すり潰して砂糖と混ぜ茶巾で絞って形にするだけだ。
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妻が手製の栗きんとんを作った。


知っている人が心を込めて作る栗きんとんこそ、
本来の栗きんとんが持つ味を放散する。



専門店の栗きんとんも美味いが、
この微妙に歯ごたえのある食感が堪らない。
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自家用に作ったので、
贅沢な栗の使い方をしている。


この季節、
中津川には素材が溢れている。


まず豊富な栗を使う。
そして糖分を押さえ栗本来の甘さを活かす。
 
遠くに塩味も忍ばせた絶妙の作品だ。
クルマにも本来の味が引き立つ作り方がある。
tSが届いた。


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やはり思った通りだ。


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既に8,000キロ以上走り、
慣らしも完全に終わっている。
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とりあえず小手調べといこう。
テストの結果をお楽しみに。

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「君の名は」と味噌煎餅

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久しぶりに台風一過の爽やかな朝となった。
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SVXの走行性能と本当によく似ていた。


その辺りを二つのブログで説明したい。

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飛騨のお土産を沢山戴いた。
井之丸さん、
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ありがとうございました。



濁り酒、
さわやかで美味しいです。
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帰ってきたら豚肉のソテーが用意されていた。
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肉料理にも良く合う。


もう一つの純米大吟醸を、
思う存分楽しみました。
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すっきりした味と、
純米酒ならではの芳醇な香りが素晴らしかった。
とても美味しいお酒でした。


井之廣製菓舗さんの店頭に、
アニメーション映画のポスターが貼ってあった。
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そういえばシン ゴジラを見た時に、
君の名は。
そう書かれたポスターを見た。


その時は見たいとも思わなかった。


「君の名は」に持つ印象は、
雑音混じりのラジオから流れる玉音放送だ。
おおよそ見当の付くモノトーンな印象しか無い。


直感的に興味が失せた。


ところが大ヒットしたという。


ふ~~~んと思っていたが、
そうかヒットするはずだ。


若い男女の肉体が入れ替わる。
ムフフフフ、
そんな美味しい話、
興味あるに決まってるじゃ無いか。


でも新鮮さに欠ける話だ。
再三ドラマでやったじゃ無いか。


なるほど。
アニメーション技術が進んだからだろう。


綺麗なアニメーションを、
大きなスクリーンで見たくなった。


これは一度見に行かねばならぬ。
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たぶんこの「田舎町」が古川町なんだろう。
伝統ある味噌煎餅はこの街の銘菓だ。
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まずオーソドックスな味噌煎餅を食べる。薄焼きの香ばしい煎餅だ。
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隠し味の味噌は、決して他の味を邪魔することなく、旨味を出して軽やかな美味しさを引き立てている。
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表面の刷毛塗されたコーティングに、
秘伝の味噌味が潜むのだろう。
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生姜入りの方もあっさりした美味しさだ。
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生姜を使った甘い米煎餅なども美味しいが、
味噌煎餅にはもっとコクがある。
酒粕も味噌との相性が良い。


この軽やかな触感は、
最新のBRZに感じたリヤサスのしっとり感とよく似た味わいだ。
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スバルにはもう一つ最新のスポーツがある。
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それがTegoshiだ。
次のブログで説明しよう。
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