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Channel: 中津スバルの濃いスバリストに贈る情報
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完熟の水平対向六気筒エンジン搭載車

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日増しに春の気配が強くなってきた。
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望桜荘の池に張った氷もすっかり解けて、
積もっていた雪も綺麗になくなった。


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冬の厳しさが環境に様々な働きかけをして、
その結果、
壊れるものもあれば強固になるものもある。
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敷き詰めた石がまた強くなっていた。
近くで観察すると実に面白い。


その場所にある素材で作るからこそ、
ホンモノの味が日増しに現れてくるのだろう。


工房の斜面でも草の芽が一気に息吹いた。
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気温の変化をこんなに敏感に感じ取るんだ。


ちょっと俯瞰したくなった。
花壇でも色々な変化があるんじゃないかな。
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斜面の芝はまるで動物の毛皮のように見えて、
暖かく地表を覆っている。



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12年前に樫の木を移植した。
徐々に芝桜を植えたり、
紫陽花やラベンダーも植えてみた。


しばらく定点観測して変化を楽しもう。
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昨年妻が植えた宿根草の一種だ。
何かわからないが今年も綺麗な花を咲かせて欲しい。


良く見ると根が露出し、
全体に持ち上げられている。


霜柱の力だろう。
デトックスも担うが、
中途半端な植物も排除される。


これも自然の摂理だ。
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背後にも花壇がある。
舗装工事で一部削り取られたが、
昨年も綺麗に芝桜が咲いた。
近くに寄って観察すると、
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土の中から砕石が山ほど表れていた。
昨年の秋に表面上の異物はすべて取り除いたが、
霜柱の力で土中から排除されている。


これを徐々に整えるのも楽しい活動だ。


望桜荘の正面に回ると、
SABの前で工事が始まっていた。
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樹勢が落ちて枝が折れたり、
周囲で下水道工事が進められ根の周りを掘られたり、
最近も山桜も試練が続く。


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いよいよ掘削が始まった。

カッターでアスファルトを切り、
上手にユンボで掘り起こし、
バイパスしていた水道管を撤去した。
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丁度良い機会なので、
桜ベンチの周りに敷いたコンクリート板を、
GLまで埋め込めないか頼んでみた。
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夕方になり工事が綺麗に終わっていた。
見に行くとお願いした意味が通じなかったのか、
コンクリート板はそのままで、
何の変化も無かった。
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中山道を歩く人のために、
ちょっとした憩いの場を設けてあるので、
もう一度お願いして上手く敷いてもらおう。
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しかしプロの仕事は凄いね。
正確に掘って正確に埋める。


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バルブの位置を見ると何度も掘られたことが良く解る。
この辺りも生活排水の浄化が進むので、
益々河川の環境は改善され綺麗な水が流れるはずだ。


改善作業は念入りにやらないと適切な効果が出ない。


クルマも同じで、
せっかく良い子が来ても中途半端な仕事では、
元々持つ優れた能力を蘇らせられない。
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F型のBPEと聞いたら、
解る人にはピンと来るはずだ。


フルモデルチェンジを控え、
次期モデルのエッセンスをふんだんに吸収した。


元々の設計コンセプトがプレミアムカーなので、
巨額の開発費が注ぎ込まれている。


そのプレミアムカーが最後の年度改良を受けたので、
それはそれは凄いレベルに熟成されている。


だからインテリアに使われたマテリアルも質が高く、
とても本物志向のクルマになっていた。


念願の平成20年式、
F型の6気筒を手に入れた。


もう10年も前のクルマなのに、

全くそんな印象を受けない。


特にアイボリーレザー内装が秀逸だ。


セダンのB4、
ツーリングワゴン、
そしてアウトバックにもオプション設定されていた。


特にサテンホワイト・パールのボディカラーと組み合わせ、
水平対向6気筒エンジンとセットになったクルマは「至宝」である。
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全て分解して洗えるものは綺麗に洗った。
洗えない物をスチームクリーナーで徹底清掃した。
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ステアリングなど一番触れる部分を、
薄めた洗剤で綺麗に拭いた後、
更に固形せっけんで手垢を取り除き、
最後に綺麗に拭き上げて仕上げる。
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そして内装が仕上がったら、
ボディの鉄粉を落としコーティングで仕上げる。
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一番初めに下回りやエンジンルームを洗浄してあるので、
最後に綺麗に磨いて整える。


整備士による保安基準の適応状態も確認済みなので、
最後に試運転して商品になる。


それにしても素晴らしい。
運転席も助手席も座るだけで充実感を覚える。


【車名】
SUBARU LEGACY OUTBACK 3.0R EyeSight
【駆動方式】
AWD・スポーツシフトE-5AT
【型式】
BPE



アウトバックがデビューしたのは二代目だが、
三代目でかなり大きく花開いた。
四代目としてデビューしたレガシィも、
徐々にツーリングワゴンとアウトバックの差を広げていった。


特にこの最終モデルは基幹性能だけでなく、
エクステリアもインテリアも抜群に磨かれている。


だから更に異なる雰囲気を持つ。



アウトバックだけは、
六気筒3リットルの3.0R EyeSightも、
4気筒2.5リットルの2.5i SI-Cruiseも、
2.5iのベース車に至るまで、
4WDのデバイスは全て不等トルク配分のVTDが奢られている。

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運転席(シートポジションメモリー機能付)/助手席8WEYパワーシート、
アイボリーレザー、
ピアノブラックセンターパネル、
木目調パネルサイド、

ソフトフラットシートと名付けられた、
くつろぎを生むシートになっている。
ヘッドレストを外してリヤシートと連結できるので、
足を思いっきり延ばして休むことも可能だ。


キーレスアクセス&プッシュスタート、
パドルシフト、

エレクトロルミネセントメーターと、
既に今とほとんど変わらない装備だ。  

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【変速機】
5速オートマチック
アダプティブ制御付で電子制御の5速にダウンシフトブリッピングコントロールも付く。



【ステアリングギヤ比】
16.5:1
【燃費】
11.0km/l (10・15モード)



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アイボリーインテリアは茶木目調、
ブラックインテリアは黒木目調と使い分けられ、
実に細部まで手の混んだカラーコーディネートだった。



既にEyeSightのロゴもペットマークも決まっていて、
基本性能は今のシステムとほぼ変わらない所まで完成していた。
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プリクラッシュブレーキ
全車速追従機能付オートクルーズ
AT誤発進抑制制御などなど、
10年前の完成度の高さが今になって良く解った。、
これに裏打ちされているので、
その後も全車種に拡大が容易だったのだ。


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【主要諸元】
全長×全幅×全高(mm):4730×1770×1545
ホイールベース(mm):2670
トレッド前/後(mm):1495/1485
最低地上高(㎜):200
車両重量(kg):1540
最小回転半径(m):5.4
乗車定員 5名




【エンジン】
EZ30/水平対向6気筒3.0L DOHC24バルブ AVCS+ダイレクト可変バルブリフト
内径×行程(mm):89.9×80.0
圧縮比:10.7
最高出力kW(PS):184(250)/6600rpm
最大トルクN・m(kgf・m):304(31.0)/4200rpm
【燃料供給装置】
EGI



それにしても素晴らしいエンジンだ。
シュンと回るしサウンドも濡れたみたいに瑞々しい。


カーゴソケット(DC12V/120W)&カーゴファンを備えた明るいラゲッジ。

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バラバラにして掃除するので、
まるで新車の時と変わらない美しさに蘇る。


【税抜車両本体価格】


3,355,000円
ボディカラー:サテンホワイト・パール(30,000円高)



バイキセノンヘッドランプ(ポップアップ式ウオッシャー付)が標準装備で、


このライティングシステムは非常に明るい。
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215/55R17タイヤに、
ハイラスター処理塗装のアルミホイール。


VTD式の不等トルク配分型AWDだから回頭性能が良い。
SI-DRIVEのS#スイッチがステアリングホイールにあるので、
6発の瞬発力をここ一番で活かせるスポーティカーだ。


セルフレベライザー機能付リヤサスペンションに、
当たり前のようにVDCとEBD付ABSを装備していた。




ボディは誕生したばかりの頃のBP5と比べると、
長さも幅も高さも一回り大きいサイズになった。


そこがアウトバックの存在感として光るところだ。



さて、
それにしても淋しいじゃないか。


確かにSUBARUはビジネスを成功させた。


でもこの10年は一体何だったのか。


このアウトバックを超えるクルマが出ていない。


これらのクルマを知らない人が多いから救われているが、
知る人間から見ると、
ビジネス上手だけど魂を売り払ったように見える。


だからよーっくSUBARUの事を見てるんだ。


くれぐれも勝手な勝ち逃げはやめて下さいね。
今の苦しい踏ん張りどころで命を懸けて頑張ってもらいたい。


これから先の航海が、
とても安定したと言えるまでは、
船を捨てて逃げちゃだめだよ。


解るかなぁ。
解んねえだろうなぁ。

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