仕事を前倒し、久しぶりに外でディナーを楽しむつもりだ。
S207の役目も終わった。今月かわら版の巻頭を飾るために、
東京出張の後も大活躍した。
この後ショールームで主役を務める。
昨日出社すると綺麗に整った工房で、
仕上がりを待つB4の姿があった。
spec.Bならではの濃い味が魅力だから、
担当の杉本メカも「腕の振るい甲斐がある」と頑張っている。
やはり名車と呼ばれるにふさわしい耐久力だ。
だからこそ徹底的な消耗品の交換が要になる。
マフラーの腐食防止も施した。
シャシースチームやさび止め塗装を省略する人は、
軽乗用車オーナーに比較的多い。
余分なことをやりたくない気持ちはわかるが、
クルマのことを思ったら施工すべきだ。
車検専門店などは、
これを施工すると効率が落ちて利益が出ないので、
あまり推奨しないところも目立つ。
装置と手間を考えると、
戴く料金では少し合わないが、
プロの仕事と素人では内容に大差が出る。
工房の外には、
似ているが全く違う性格のB4が佇む。
「22万キロ乗ったとは思えない。
それにこんな良いエンジンが消えてしまうのが淋しい」と仰った。
このクルマは、
名車の証しだ。
廃棄する気になれないので、
飼い続けてあげようと決めた。
背後には仕上がりを待つブリッツェンも居る。
デビューした時から鮮烈だった。
この時、
一番かっこよかったのがB4で、
その次にベージュのランカスターが素敵だった。
ツーリングワゴンも悪くなかったが、
ギョロリとした目つきであくの強い顔は、
グラマラスな尻と抜群のバランスだった。
桂田さんの女性観が溢れているように感じた。
セダンが好きな理由は、
トランクを持つこと。
室内との間にバルクヘッドがあり、
論理的にワゴンよりボディ剛性が高い。
だからセダンの走りは、
より理想に近ずく。
ラリーに出すためにハッチバック化した3代目インプレッサWRXは、
とてもスタイリッシュで人気がある。
形は優れていても、
セダンボディを手に入れてから、
戦闘能力は格段に向上した。
それを見ても、
バルクヘッドのある構造が走りに良い効果をもたらすことがわかる。
話が逸れたが、
このクルマも入ってきた時にシャシーをいつもより入念に洗った。
内装もバラバラにして、
現在一つ一つの部品まで、
洗えるものはすべて洗って清掃中だ。
車検の時だけでなく、
本当はシーズンごとにシャシーにスチームをかけるとよい。
中津スバルにはそのためのリフトがある。
昨日の活力朝礼は二班に分かれ、S.A.Bの清掃担当と、集水桝の清掃に分かれた。
集水桝とは別に、別系統から集まった生活雑排水を浄化する「合併浄化槽」が埋設されている。
それぞれから出た排水は、その先にある油水分離槽に集められる。
当社のように乗用車系のメンテナンスを請け負う整備工場は、大型トラックなどを扱うところに比べ、遥かに泥などの堆積は少ない。
しかし、中津スバルは日頃からシャシー洗浄の重要性を説いているので、ほとんどのお客様が施工される。
シャシーを洗った水は、もちろんそのまま放水しない。
出た砂汚れや油などは、まず最初のトラップに入る。
集めたら最終処分業者に引き渡す。
理想は洗った後で、スリーラスターという防錆剤を塗るとよいが、より扱いやすい水性塗料でも問題ない。
施工すると次の積雪シーズンを安心して過ごせる。
BLEやBL5のターボ系は、特に足回りをアルミで固めてるので、毎年プロに任せて良く洗う方が良い。
鉄より錆に強いが、腐食しないわけではない。
そんなことを考えていたら、実に驚くことが起きた。
送り主は宮城県塩竈市の菅野さんだった。
BLEの素晴らしさが日増しに解ると書いてあり、
愛機とのカーライフが手に取るようにわかった。
心が躍り始めた。
お酒のほかに、
皆さんでお召し上がりくださいと、
一度も食べたことがないので興味をそそられた。
正式にはアカモクという海藻らしいが、
海のない岐阜県では、
これまで全く縁がなかった。
サクッとした歯ごたえ。
それでいて、
ぎゅうっと歯に残る甘い味わい。
ミルキーな香りと相まって、
これまで食べたことのない美味しさだ。
裏側なのか表なのかわからないけど、
綺麗に板チョコのような割り付けがある。
本能的に、
こういう割り付けが大好きだ。
のっぺりした表面ではなく、
綺麗に割り付けた姿に落ち着きを感じる。
こうして皆さんから力を送っていただけるので、
毎日の仕事に力が入る。
3月もまだ残り5日もある。
次の土日に向かって仕込みを始めた。
先日の編集会議の結果が形になり始めた。
レイアウトは妻が受け持つ。
形になる段階で提出されるので、確認してアドバイスする。
ゾクゾクするような快感に襲われる。
並行してかわら版に取り組んだ。
今回は株式会社SUBARUの誕生する日に発行するので、
記念しておめでたい内容に整えた。
裏面の割り付けは大宮君の担当だ。
後は筆を走らせるだけだ。
ブログはキーボードをたたいて書くが、
そればかりでは面白い文章が書けない。
だから真っ白なコピー用紙が相手だ。
原稿用紙を使うと字数がわかりやすいかもしれないが、
途中から浮かんだ文章を書き留めにくい。
自分を「追い込む」楽しみの一つだ。
売るために新車を用意できない状況が続いていて、
ショールームの展示に苦労している。
S207もかわら版の紙面を飾り、
WRX系の特集を組んだ。
発行を楽しみにしてほしい。