隣の席に座っていたのは、ウクライナ人の女性だった。
熱心に蛍光ペンを引いた英語の資料を熟読し、
勉強なのか或いは何かのプレゼンなのか、
その準備に余念がなかった。
苦しんでる国家を離れ、
その胸に何が去来しているのか。
感じの良い女性だった。
セントレアに着くと、
元気よく麻薬捜査犬が出迎えてくれた。
黒いのもいる。
皆楽しそうに仕事してる。
犬にとってはゲームだろう。
生き生...
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